JPH0863975A - スタティックramおよびこのスタティックramを有する処理装置 - Google Patents

スタティックramおよびこのスタティックramを有する処理装置

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JPH0863975A
JPH0863975A JP6200619A JP20061994A JPH0863975A JP H0863975 A JPH0863975 A JP H0863975A JP 6200619 A JP6200619 A JP 6200619A JP 20061994 A JP20061994 A JP 20061994A JP H0863975 A JPH0863975 A JP H0863975A
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circuit
static
parity check
line
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JP6200619A
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Kengou Kasaminakami
賢剛 笠水上
Takuya Kokuryo
琢也 國領
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ビットラインをプリチャージ/デ
ィスチャージするダイナミック回路を使用したSRAM
およびこのSRAMを有する処理装置で、特にキャッシ
ュメモリシステムのタグRAM回路に代表される連想記
憶回路に用いて好適なものに関し、組合せ論理回路のよ
り高速な動作を可能にして、スループットの向上をはか
るとともに、データ出力線に対するゲート数や配線の負
荷を軽減することを目的とする。 【構成】 リードアクセス時に差動アンプ3を通じてレ
ベル保持された信号をスタティック出力として出力する
第1出力線5と、リードアクセス時に差動アンプ3の正
相ビットラインまたは反転相ビットラインの少なくとも
一方の状態をダイナミック出力として出力する第2出力
線6とをSRAM1にそなえ、このようなSRAM1の
第2出力線6に組合せ論理回路を接続するように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図13,図14) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図4) 作用(図1〜図4) 実施例 (a)本実施例のスタティックRAMの説明(図5) (b)第1実施例の説明(図6〜図8) (c)第2実施例の説明(図9,図10) (d)第3実施例の説明(図11,図12) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、ビットラインをプリチ
ャージ/ディスチャージするダイナミック回路を使用し
たスタティックRAM(SRAM)およびこのスタティ
ックRAMを有する処理装置に関し、特に、ダイレクト
マッピング方式やセットアソシアティブマッピング方式
等のキャッシュメモリシステムのタグRAM回路に代表
される連想記憶回路に用いて好適なものに関する。
【0003】
【従来の技術】図13は一般的なスタティックRAMを
有する処理装置を示すブロック図で、この図13に示す
処理装置では、2組のスタティックRAM(以下、SR
AMと呼ぶ場合もある)50A,50Bがそなえられて
いる。各SRAM50A,50Bはnビット×mエント
リのもので、ここでは、ビットラインをプリチャージ/
ディスチャージするダイナミック回路を使用したものが
示されている。
【0004】また、図13において、51A,51Bは
それぞれクロックに応じてSRAM50A,50Bに書
き込むデータdi〔0:n〕を取り込んで一時的に格納し
そのデータdi〔0:n〕を出力するフリップフロップ
(FF)、52A,52BはそれぞれSRAM50A,
50B用のデコーダ(DEC)、53A,53Bはそれ
ぞれクロックに応じてSRAM50A,50Bから出力
されたデータdo〔0:n〕を取り込んで一時的に格納し
そのデータdo〔0:n〕を出力するフリップフロップ
(FF)である。
【0005】さらに、54A,54BはそれぞれSRA
M50A,50Bから出力されるデータのパリティチェ
ックを行なうパリティチェック回路(PCHK)、55
は2つのSRAM50A,50Bから出力されたデータ
が一致するか否かを比較する比較回路(CMP)、56
A,56Bはそれぞれクロックに応じてパリティチェッ
ク回路54A,54Bからのパリティチェック結果pchk
を取り込んで一時的に格納しそのパリティチェック結果
pchkを出力するフリップフロップ(FF)、57はクロ
ックに応じて比較回路55からの比較結果(アクティブ
ロー)を取り込んで一時的に格納しその比較結果を出力
するフリップフロップ(FF)である。また、58は反
転回路で、この反転回路58は、各SRAM50A,5
0Bにおけるビットラインをプリチャージするためのア
クティブローのプリチャージ信号を反転して各SRAM
50A,50Bへ入力するものである。SRAM50
A,50Bとそれ以外の部分とではプリチャージ期間が
半周期だけずれている。
【0006】そして、従来、SRAM50A,50Bが
ダイナミック回路を用いているか否かに関わらず、その
出力としては、レベル保持されたスタティックな出力の
みが常に用いられている。また、図13により上述した
装置は、例えば、ダイレクトマッピング方式のキャッシ
ュメモリ(図示せず)におけるタグのチェック、つま
り、要求アドレスのデータがキャッシュメモリに格納さ
れているか否か(ヒット/ミス)を判定するために用い
られる。例えば、SRAM50Aにキャッシュメモリの
タグ情報(キャッシュメモリに格納されているデータの
アドレス情報の一部)を格納し、SRAM50Bには要
求アドレスの物理アドレスが格納される。即ち、SRA
M50Bは、アドレス変換バッファ(TLB:Translat
ion Look-aside Buffer)の物理アドレス格納部として機
能するものである。
【0007】そして、SRAM50A,50Bからの出
力時に、それぞれパリティチェック回路54A,54B
によりパリティチェックを行なうとともに、これらのS
RAM50A,50Bからのアドレス情報を比較回路5
5で比較し、一致した場合にキャッシュヒットであると
し、そのヒット信号を出力して、フリップフロップ53
A,53Bに格納されたSRAM50Aもしくは50B
からのアドレス情報に基づきキャッシュメモリへの読出
アクセスを行なっている。
【0008】このような動作のタイミングを図14に示
す。図14に示すように、クロックclk が立ち上がるタ
イミングT1で、SRAM50A,50Bがリードアク
セスを受けると、次のタイミングT2で、そのリードア
クセスに対応するデータ(アドレス情報)がSRAM5
0A,50Bから出力される。そして、タイミングT3
で比較回路55によりSRAM50A,50Bからのデ
ータ出力の比較が行なわれ、その比較結果cmp はフリッ
プフロップ57に格納され、次にクロックが立ち上がる
タイミングT4で、フリップフロップ57から比較結果
がキャッシュヒット/ミス情報として出力される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のSRAM50A,50Bを有する処理装置で
は、SRAM50A,50Bがダイナミック回路を用い
ているか否かに関わらず、その出力が、レベル保持され
たスタティックな出力のみであるため、RAMセルから
読み出されたデータがセンスアンプ(差動アンプ)およ
びレベル保持回路を通じて現れるまでの遅延時間によ
り、その出力を受け取る回路(パリティチェック回路5
4A,54Bや比較回路55)の伝搬遅延時間/セット
アップ時間およびゲート段数の制約は厳しいものになる
という課題があった。
【0010】また、従来のSRAM50A,50Bで
は、レベル保持された1系統の出力線(図13のdo
〔0:n〕)しか存在しないため、その出力線に接続さ
れるゲート数や配線の負荷が多くなり、遅延時間の増大
を招き、クロックサイクルが短く高速な動作を要求され
るシステムになるほど、タイミングが厳しくなる傾向に
ある。
【0011】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、組合せ論理回路のより高速な動作を可能にし
て、スループットの向上をはかるとともに、データ出力
線に対するゲート数や配線の負荷を軽減できるようにし
た、スタティックRAMおよびこのスタティックRAM
を有する処理装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は第1の発明の原理
ブロック図で、この図1において、1は本発明のスタテ
ィックRAMで、このスタティックRAM1は、ビット
ラインをプリチャージ/ディスチャージするダイナミッ
ク回路で構成されるもので、RAMセル2,差動アンプ
3,レベル保持回路4を有している。
【0013】ここで、差動アンプ3は、RAMセル2か
らの読み出された信号を増幅するものであり、レベル保
持回路4は、差動アンプ3により増幅された信号のレベ
ルを保持するためのものである。そして、本発明のスタ
ティックRAM1には、リードアクセス時に差動アンプ
3を通じてレベル保持された信号(レベル保持回路4の
出力)をスタティック出力として出力する第1出力線5
と、リードアクセス時に差動アンプ3の正相ビットライ
ンまたは反転相ビットラインの少なくとも一方の状態
(差動アンプ3の出力)をダイナミック出力として出力
する第2出力線6とがそなえられている(請求項1)。
【0014】図2は第2の発明の原理ブロック図で、こ
の図2においては、図1により説明した第1出力線5お
よび第2出力線6を有するスタティックRAM1と、こ
のスタティックRAM1から出力されるデータのパリテ
ィチェックを行なうパリティチェック回路7とがそなえ
られている。そして、パリティチェック回路7が、スタ
ティックRAM1の第2出力線6に接続され、この第2
出力線6からのダイナミック出力を用いてパリティチェ
ックを行なうようになっている(請求項2)。
【0015】図3は第3の発明の原理ブロック図で、こ
の図3においては、図1により説明した第1出力線5お
よび第2出力線6を有するスタティックRAM1が少な
くとも2つそなえられるとともに、これらのスタティッ
クRAM1から出力されるデータの比較を行なう比較回
路8がそなえられている。そして、比較回路8が、各ス
タティックRAM1の第2出力線6に接続され、この第
2出力線6からのダイナミック出力を用いてデータ比較
を行なうようになっている(請求項3)。
【0016】このとき、図2により説明したものと同様
に、各スタティックRAM1から出力されるデータのパ
リティチェックを行なうパリティチェック回路7をそな
え、このパリティチェック回路7が、各スタティックR
AM1の第2出力線6に接続され、この第2出力線6か
らのダイナミック出力を用いてパリティチェックを行な
うように構成してもよい(請求項4)。
【0017】図4は第4の発明の原理ブロック図で、こ
の図4においては、図1により説明した第1出力線5お
よび第2出力線6を有するスタティックRAM1がそな
えられ、その第1出力線5に順序論理回路9が接続され
るとともに、その第2出力線6に組合せ論理回路10が
接続されている(請求項5)。
【0018】
【作用】図1により上述した第1の発明のスタティック
RAM1では、リードアクセス時に、差動アンプ3を通
じてレベル保持回路4によりレベル保持された信号がス
タティック出力として第1出力線5から出力されると同
時に、差動アンプ3の正相ビットラインまたは反転相ビ
ットラインの少なくとも一方の状態がダイナミック出力
として第2出力線6から出力される。
【0019】従って、スタティックRAM1の第2出力
線6からのダイナミック出力を用いた各種処理を実行す
ることができる。ダイナミック出力は、レベル保持回路
4にラッチされてから出力される時間分だけ、スタティ
ック出力よりも早いタイミングで出力されるので、第2
出力線6に、ダイナミック回路で構成した組合せ論理回
路を接続することにより、この組合せ論理回路を高速に
動作させることができる(請求項1)。
【0020】図2により上述したスタティックRAM1
を有する第2の発明の処理装置では、パリティチェック
回路7により、スタティックRAM1の第2出力線6か
らのダイナミック出力を用いてパリティチェックが行な
われるので、第1出力線5からスタティック出力を出力
するよりも早く、パリティチェック回路7によるパリテ
ィチェック処理を実行することが可能になる(請求項
2)。
【0021】図3により上述した複数のスタティックR
AM1を有する第3の発明の処理装置では、比較回路8
により、各スタティックRAM1の第2出力線6からの
ダイナミック出力を用いてデータ比較が行なわれるの
で、第1出力線5からスタティック出力を出力するより
も早く、比較回路8による比較処理を実行することが可
能になる(請求項3)。
【0022】このとき、図2に示した処理装置と同様
に、パリティチェック回路7により、スタティックRA
M1の第2出力線6からのダイナミック出力を用いてパ
リティチェックを行なうことで、第1出力線5からスタ
ティック出力を出力するよりも早く、パリティチェック
回路7によるパリティチェック処理を実行できる(請求
項4)。
【0023】図4により上述したスタティックRAM1
を有する第4の発明の処理装置では、第1出力線5に順
序論理回路9を接続するとともに、第2出力線6に組合
せ論理回路10を接続することにより、組合せ論理回路
10を高速に動作させることができるほか、2系統の出
力線5,6をそなえることによって、各出力線5,6に
接続されるゲート数や配線容量を減らすことができる
(請求項5)。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 (a)本実施例のスタティックRAMの説明 まず、図5により本実施例で用いられるスタティックR
AM(以下、SRAMと呼ぶ場合もある)の構成につい
て説明する。図5中では、RAMアレイ(nビット×m
エントリ)と、その入出力に関係した論理回路とを含め
たブロックの構成が示されており、以下、便宜上、これ
をSRAMあるいはRAMブロックと呼ぶ。
【0025】図5において、11A(11B)は本実施
例のSRAM(RAM Block)で、このSRAM11A
(11B)は、nビット×mエントリのもので、ビット
ラインをプリチャージ/ディスチャージするダイナミッ
ク回路で構成されている。また、SRAM11A(11
B)は、n×m個のRAMセル(RAM Cell)12を格
子状に配置してなるRAMアレイ(RAM Array)20
を有するほか、アドレスデコーダ(Address Decoder)2
3,入出力回路(I/O Logic)28,フリップフロップ2
9を有している。
【0026】入出力回路28は、RAMセル12からの
データを4ビット毎に多重化するマルチプレクサ(4to
1 Multiplexer)21のほか、センスアンプ(Sense Am
p.;差動アンプ)13,レベル保持回路(Level Keep L
ogic)14,書込バッファ〔Write Buffer,入力用フリ
ップフロップ(Input FlipFlop)〕22を有している。
【0027】ここで、センスアンプ13は、RAMセル
12からの読み出されマルチプレクサ21により4ビッ
トの中からカラム選択された1ビットの信号を増幅する
ものであり、レベル保持回路14は、センスアンプ13
により増幅された信号のレベルを保持するためのもので
ある。また、書込バッファ22は、このSRAM11A
(11B)のRAMセル12にデータを書き込む際に、
その書込データdi〔0:n〕を一時的に格納するもので
ある。これらのセンスアンプ13,レベル保持回路1
4,書込バッファ22はマルチプレクサ21毎(つまり
4ビット毎)にそなえられている。
【0028】そして、本実施例のSRAM11A(11
B)には、第1出力線(Static Out)15および第2出
力線(Dynamic Out)16がそなえられている。第1出力
線15は、リードアクセス時にセンスアンプ13を通じ
てレベル保持回路14によりレベル保持された信号をス
タティック出力ds〔0:n〕として出力するものであ
り、第2出力線16は、リードアクセス時にセンスアン
プ13の正相ビットラインおよび反転相ビットラインの
状態をそれぞれダイナミック出力do〔0:n〕,dx
〔0:n〕として出力するものである。
【0029】また、アドレスデコーダ23は、外部から
のアドレス情報(Address 〔0:x〕)を受けてデコー
ドを行なうもので、列デコーダ(Row Decoder)24およ
び行デコーダ(Column Decoder)25を有している。列
デコーダ24は、RAMセル12の列毎に設けられ、列
デコード線(Row Decode Line)26を介し各RAMセル
12にデコード結果を出力するものであり、行デコーダ
25は、行デコード線(Column Decode Line)27を介
し各マルチプレクサ21にデコード結果すなわちマルチ
プレクス制御信号を出力するものである。
【0030】さらに、フリップフロップ29は、外部か
らのアドレス情報Address 〔0:l〕,読出/書込アク
セスを指示する信号rwx ,チップセレクト信号csx 等を
一時的に格納するものであり、このフリップフロップ2
9に格納されたデータに基づいて、アドレスデコーダ2
3を介し、読出制御信号(Read Control)が各センスア
ンプ13および各レベル保持回路14に与えられるか、
もしくは、書込制御信号(Write Control)が各書込バッ
ファ22に与えられるようになっている。さらに、アド
レスデコーダ23には、ビットラインをプリチャージ/
ディスチャージするための信号pcxも入力されるよう
になっている。
【0031】(b)第1実施例の説明 図6は本発明の第1実施例としてのスタティックRAM
を有する処理装置の構成を示すブロック図である。この
図6に示す第1実施例の処理装置では、図5に示すごと
くダイナミック回路で構成されたSRAM(RAM Blo
ck)11Aがそなえられ、そのSRAM11Aの第1出
力線15には、データ出力用のフリップフロップ(順序
論理回路)31が接続されるとともに、第2出力線16
には、SRAM11Aから出力されるデータのパリティ
チェックを行なうパリティチェック回路(Parity Check
er;組合せ論理回路)32が接続されている。
【0032】つまり、クロックに同期して動作する順序
論理回路であるフリップフロップ31では、ダイナミッ
ク出力do,dxを使用できないので、従来と同様に、第1
出力線15からのスタティック出力dsが入力される一
方、組合せ論理回路であるパリティチェック回路32で
は、ダイナミック回路として構成することによりダイナ
ミック出力do,dxを使用できるので、第2出力線16か
らのダイナミック出力do,dxが入力される。
【0033】ここで、フリップフロップ31は、クロッ
クの立ち上がりに応じて、SRAM11Aの第1出力線
15から出力されたデータds〔0:n〕を取り込んで一
時的に格納し、そのデータds〔0:n〕を出力データdo
ut〔0:n〕として出力するものである。また、パリテ
ィチェック回路32にはフリップフロップ(FF)33
が接続されており、このフリップフロップ33が、クロ
ックの立ち上がりに応じて、パリティチェック回路32
のパリティチェック結果poutを取り込んで一時的に格納
し、そのパリティチェック結果poutをパリティエラー信
号perr(パリティエラー発生時に立ち上がる信号)とし
て出力するようになっている。
【0034】さらに、34は反転回路で、この反転回路
34は、SRAM11Aにおけるビットラインをプリチ
ャージするためのアクティブローのプリチャージ信号
(プリチャージクロック)pcx を反転してSRAM11
Aへ入力するものである。なお、パリティチェック回路
32には、プリチャージ信号pcx が反転されずに与えら
れるので、図8に示すように、SRAM11Aのプリチ
ャージ期間(PreCharge Cycle)中はパリティチェック回
路32のディスチャージ期間であり、SRAM11Aの
ディスチャージ期間中はパリティチェック回路32のプ
リチャージ期間となる。
【0035】そして、本実施例のパリティチェック回路
32は、入力が4ビット構成の奇数パリティチェッカ
(もしくは偶数パリティチェッカ)を複数組み合わせて
nビットのパリティチェックを行なえるように構成され
ている。このパリティチェック回路32は、一度プリチ
ャージラインがロー(Low)状態になるとその状態が論理
ゲート間を伝搬して出力はハイ(High)状態に遷移し、
次のプリチャージサイクルまで入力が変化しても出力が
変化することはない、いわゆるドミノ回路で構成された
ものである。
【0036】より詳細なパリティチェック回路32の構
成を図7に示す。この図7において、36はnチャネル
MOSトランジスタ、37はpチャネルMOSトランジ
スタ、38A,38Bはそれぞれパリティチェック回路
32によるパリティチェック結果となる出力o,oxを
出力する反転回路(Inverter)である。この図7に示す
パリティチェック回路32は、ビット列b0,b1,…,b
n があった時に、そのビット列のパリティをチェックす
る回路である。このパリティチェック回路32は、各ビ
ットb0,b1,…,bn の反転信号も入力として要求する
もので、本実施例では、SRAM11Aからのダイナミ
ック出力do(正相),dx(反転相)がその入力として用
いられる。プリチャージクロックpcx の反転信号がアク
ティブになると、この回路32のプリチャージラインx
およびx’がハイ状態に充電される。
【0037】この後のパリティチェック回路32のディ
スチャージ期間中にビット入力のうちどれか1ビットが
一度でもロー状態になると、反転回路38Aからの出力
oはハイ状態で確定し、次のプリチャージ期間まで入力
が変化しても出力は変化しない。逆に、いずれのビット
入力もロー状態にならない時には、プリチャージライン
xの電荷は放電されないので、反転回路38Aからの出
力oはロー状態のままであるが、プリチャージライン
x’は放電しロー状態に遷移するので、反転回路38B
からの出力はハイ状態に確定し奇数パリティエラー(あ
るいは偶数パリティチェックOK)となる。
【0038】次に、図8に示すタイムチャートを参照し
ながら、上述のごとく構成された第1実施例の処理装置
のリードアクセス時の動作を説明する。従来のSRAM
(図13の符号50A,50B参照)では、図6に示す
第1出力線15(レベル保持されたスタティック出力ds
を出力するライン)しか存在していない。図8のスタテ
ィック出力dsを見ると明らかなように、第1出力線15
に接続される組合せ論理回路/順序論理回路の伝搬遅延
の制限は、クロックサイクルが短いほど厳しくなる。
【0039】これに対し、本実施例のSRAM11Aに
は、スタティック出力ds用の第1出力線15に加えて、
センスアンプ13からのダイナミック出力do(正相)お
よびdx(反転相)を出力するための第2出力線16が用
意されている。リードアクセス時には、これらのダイナ
ミック出力do,dxを、第2出力線16から、ドミノ回路
等で構成された組合せ論理回路としてのパリティチェッ
ク回路32へ入力することにより、ダイナミック出力d
o,dxを用いてパリティチェックが行なわれる。
【0040】また、図8に示すように、SRAM11A
のディスチャージサイクル(SRAM11Aが動作する
期間)はクロックと同相であるが、そのダイナミック出
力do,dxは、内部回路の遅延によってクロックサイクル
後半に出力される。それゆえにSRAM11Aのダイナ
ミック出力do,dxを受け取って動作するパリティチェッ
ク回路35は、クロックサイクル後半にディスチャージ
期間とする必要がある。従って、パリティチェック回路
32のプリチャージ期間はSRAM11Aのプリチャー
ジ期間とは逆相(クロック半周期分だけずれている状
態)であり、SRAM11Aがディスチャージ期間の時
には、パリティチェック回路32はプリチャージ期間と
なっている。
【0041】図8に示すように、ダイナミック出力do,
dxは、レベル保持回路14にラッチされてから出力され
る時間分だけ、第1出力線15からスタティック出力ds
よりも早く出力されるため、パリティチェック回路32
によるパリティチェック結果poutも早く得られてフリッ
プフロップ33に格納されることになる。そして、今回
のリードアクセスを受けた際のクロックサイクルの次の
サイクルで、フリップフロップ31からデータdoutを出
力すると同時に、フリップフロップ33からパリティエ
ラー信号perrを出力することができる。なお、図8で
は、このリードアクセスでパリティエラーが発生した場
合(pout,perrが立ち上がった状態) が図示されてい
る。
【0042】このように、本発明の第1実施例によれ
ば、クロックに同期して値が取り込まれる順序論理回路
であるフリップフロップ31等以外の組合せ論理回路で
あるパリティチェック回路32をダイナミック回路で構
成し、このパリティチェック回路32への入力データを
SRAM11Aのダイナミック出力do,dxとすることに
より、一般のスタティックゲートで構成された組合せ論
理回路よりもパリティチェック回路32を高速に動作さ
せることができ、SRAM11Aやパリティチェック回
路32を含む回路ブロックのスループットを大幅に向上
させることができる。また、2系統の出力線15,16
を設けることで、各出力線15,16に対するゲート数
や配線容量等の負荷を軽減できる利点もある。
【0043】(c)第2実施例の説明 図9は本発明の第2実施例としてのスタティックRAM
を有する処理装置の構成を示すブロック図である。な
お、図9において、既述の符号と同一の符号は同一部分
を示しているので、その詳細な説明は省略する。この図
9に示す第2実施例の処理装置では、図5に示すごとく
ダイナミック回路で構成された2面のSRAM11Aお
よび11Bがそなえられ、これらのSRAM11A,1
1Bの第1出力線15には、データ出力用のフリップフ
ロップ(順序論理回路)31A,31Bがそれぞれ接続
されるとともに、第2出力線16には、SRAM11
A,11Bから出力されるデータの比較を行なう比較回
路(Comparator;組合せ論理回路)35が接続されてい
る。
【0044】つまり、第1実施例の場合と同様に、クロ
ックに同期して動作する順序論理回路であるフリップフ
ロップ31A,31Bでは、ダイナミック出力do,dxを
使用できないので、第1出力線15からのスタティック
出力dsが入力される一方、組合せ論理回路である比較回
路35では、ダイナミック回路として構成することによ
りダイナミック出力do,dxを使用できるので、第2出力
線16からのダイナミック出力do,dxが入力される。
【0045】ここで、フリップフロップ31A,31B
は、それぞれ、クロックの立ち上がりに応じて、SRA
M11A,11Bの第1出力線15から出力されたデー
タds〔0:n〕を取り込んで一時的に格納し、そのデー
タds〔0:n〕を出力データdout〔0:n〕として出力
するものである。また、比較回路35にはフリップフロ
ップ(FF)36が接続されており、このフリップフロ
ップ36が、クロックの立ち上がりに応じて、比較回路
35の比較結果cmp を取り込んで一時的に格納し、その
比較結果cmp をヒット信号(データ一致時に立ち上がる
信号)として出力するようになっている。
【0046】なお、本実施例においても、比較回路35
には、プリチャージ信号pcx が反転されずに与えられる
ので、SRAM11A,11Bのプリチャージ期間(Pre
Charge Cycle)中は比較回路35のディスチャージ期間
であり、SRAM11A,11Bのディスチャージ期間
中は比較回路35のプリチャージ期間となる。そして、
本実施例の比較回路35も、前述したドミノ回路で構成
されている。このようにドミノ回路を用いると、前述し
た通り、一般のスタティックゲートを用いた回路と異な
り、プリチャージラインの電荷をディスチャージするか
否かだけだけの構成となるため、一般のスタティックゲ
ートを用いた回路よりもその動作は高速になる。なおか
つ、ドミノ回路であるが故に、図5に示すごとく構成さ
れたSRAM11A,11Bのダイナミック出力do,dx
を用いることができる。なお、一般のスタティックゲー
トで構成された組合せ論理回路では、入力に従って出力
も随時変化するので、このようにプリチャージ期間中に
値がリセットされるダイナミック出力を入力として用い
ることはできない。
【0047】図9に示すごとく構成された処理装置は、
例えば、ダイレクトマッピング方式のキャッシュメモリ
(図示せず)におけるタグのチェック、つまり、要求ア
ドレスのデータがキャッシュメモリに格納されているか
否か(ヒット/ミス)を判定するために用いられる。例
えば、SRAM11Aを、キャッシュメモリのタグ情報
(キャッシュメモリに格納されているデータのアドレス
情報の一部)を格納するタグ部(Tag)として用い、SR
AM11Bを要求物理アドレスを格納するアドレス変換
バッファ(TLB:Translation Look-aside Buffer)の
物理アドレス格納部として用いる。
【0048】そして、リードアクセスによってSRAM
11A,11Bからアドレス情報が読み出された時に、
これらのSRAM11A,11Bからのアドレス情報を
比較回路35で比較し、一致した場合にキャッシュヒッ
トであるとして、ヒット信号を出力し、フリップフロッ
プ31A,31Bに格納されたSRAM11Aもしくは
11Bからのアドレス情報に基づきキャッシュメモリへ
の読出アクセスを行なっている。本来、TLBには、論
理アドレスと物理アドレスとが1対1のペアで格納さ
れ、その論理アドレス部が要求アドレスと一致しないこ
とには本来のキャッシュヒットとはならないが、このよ
うな機能は本発明の特徴となる部分と関係が無いので、
その説明は省略する。
【0049】次に、図10に示すタイムチャートを参照
しながら、上述のごとく構成された第2実施例の処理装
置のリードアクセス時の動作を説明する。比較回路35
は、2つのSRAM11A,11Bからのダイナミック
出力do,dxを受け取って動作する。図10に示すよう
に、第1実施例と同様、この第2実施例でも、SRAM
11A,11Bのディスチャージサイクルはクロックと
同相であるが、そのダイナミック出力do,dxは内部回路
の遅延によってクロックサイクル後半に出力されるため
に、SRAM11A,11Bのダイナミック出力do,dx
を受け取って動作する比13路35は、クロックサイク
ル後半にディスチャージ期間とする必要がある。従っ
て、比較回路35のプリチャージ期間はSRAM11
A,11Bのプリチャージ期間とは逆相であり、SRA
M11A,11Bがディスチャージ期間の時には、比較
回路35はプリチャージ期間となっている。
【0050】また、図10に示すように、ダイナミック
出力do,dxは、レベル保持回路14にラッチされてから
出力される時間分だけ、第1出力線15からスタティッ
ク出力dsよりも早く出力されるため、比較回路35によ
る比較結果cmp も早く得られてフリップフロップ36に
格納されることになる。そして、今回のリードアクセス
を受けた際のクロックサイクルの次のサイクルで、フリ
ップフロップ31A,31Bからデータdoutを出力する
と同時に、フリップフロップ36からヒット信号を出力
することができる。なお、図10では、比較の結果、フ
リップフロップ31A,31Bからのデータが一致した
場合(ヒット信号が立ち上がった状態) が図示されてい
る。
【0051】このように、本発明の第2実施例によれ
ば、クロックに同期して値が取り込まれる順序論理回路
であるフリップフロップ31A,31B等以外の組合せ
論理回路である比較回路35をダイナミック回路で構成
し、この比較回路35への入力データをSRAM11
A,11Bのダイナミック出力do,dxとすることによ
り、一般のスタティックゲートで構成された組合せ論理
回路よりも比較回路35を高速に動作させることがで
き、SRAM11A,11Bや比較回路35を含む回路
ブロックのスループットを大幅に向上させることができ
る。また、第1実施例と同様に、2系統の出力線15,
26を設けることで、各出力線15,16に対するゲー
ト数や配線容量等の負荷を軽減できる利点もある。
【0052】なお、上述した第2実施例では、SRAM
11A,11Bを2面そなえ、ダイレクトマッピング方
式のキャッシュメモリに適用した場合について説明した
が、SRAMは3面以上そなえた場合にも、本発明は上
記実施例と同様に適用される。例えば、セットアソシア
ティブマッピング方式のキャッシュメモリを採用した回
路では、タグ部およびTLBとして用いられるSRAM
が少なくとも3面は存在し、キャッシュヒットの判定
は、その複数のSRAM間での出力値の比較に基づいて
行なう必要があり、本発明は、このような場合にも極め
て有効である。
【0053】(d)第3実施例の説明 図11は本発明の第3実施例としてのスタティックRA
Mを有する処理装置の構成を示すブロック図である。な
お、既述の符号と同一の符号は同一部分を示しているの
で、その詳細な説明は省略する。この図11に示す第3
実施例の処理装置は、第1実施例の処理装置と第2実施
例の処理装置とを組み合わせた構成になっている。即
ち、図5に示すごとくダイナミック回路で構成された2
面のSRAM11Aおよび11Bがそなえられ、これら
のSRAM11A,11Bの第1出力線15には、デー
タ出力用のフリップフロップ31A,31Bがそれぞれ
接続されるとともに、第2出力線16には、各SRAM
11,11Bから出力されるデータのパリティチェック
をそれぞれ行なうパリティチェック回路32A,32B
と、SRAM11A,11Bから出力されるデータの比
較を行なう比較回路35とが接続されている。
【0054】第2出力線16に接続されるパリティチェ
ック回路32A,32Bおよび比較回路35は、第1実
施例および第2実施例と同様に、ドミノ回路により構成
され、SRAM11A,11Bからのダイナミック出力
do,dxを入力として用いることができるようになってい
る。また、この第3実施例の処理装置も、第2実施例と
同様に、例えば、ダイレクトマッピング方式のキャッシ
ュメモリ(図示せず)におけるタグのチェック、つま
り、要求アドレスのデータがキャッシュメモリに格納さ
れているか否か(ヒット/ミス)を判定するために用い
られ、SRAM11Aをタグ部(Tag)として用い、SR
AM11BをTLBの物理アドレス格納部として用い
る。
【0055】そして、リードアクセスによってSRAM
11A,11Bからアドレス情報が読み出された時に、
各SRAM11A,11Bからのデータについてのパリ
ティチェックをパリティチェック回路32A,32Bに
より行なうとともに、これらのSRAM11A,11B
からのアドレス情報を比較回路35で比較し、一致した
場合にキャッシュヒットであるとして、ヒット信号を出
力し、フリップフロップ31A,31Bに格納されたS
RAM11Aもしくは11Bからのアドレス情報に基づ
きキャッシュメモリへの読出アクセスを行なっている。
【0056】ここで、パリティチェック回路32A,3
2Bには、それぞれフリップフロップ(FF)33A,
33Bが接続されており、各フリップフロップ33A,
33Bが、クロックの立ち上がりに応じて、パリティチ
ェック回路32A,32Bのパリティチェック結果pout
を取り込んで一時的に格納し、そのパリティチェック結
果poutをパリティエラー信号perr(パリティエラー発生
時に立ち上がる信号)として出力するようになってい
る。
【0057】次に、図12に示すタイムチャートを参照
しながら、上述のごとく構成された第3実施例の処理装
置のリードアクセス時の動作を説明する。なお、この第
3実施例では、アクティブローのチップセレクト信号cs
x により選択された場合に、SRAM11A,11Bが
動作する。図12に示すように、第3実施例でも、図
8,図10により説明した第1,第2実施例と同様に、
パリティチェック回路32A,32Bおよび比較回路3
5のプリチャージ期間はSRAM11A,11Bのプリ
チャージ期間とは逆相であり、SRAM11A,11B
がディスチャージ期間の時には、パリティチェック回路
32A,32Bおよび比較回路35はプリチャージ期間
となっている。
【0058】また、図12に示すように、ダイナミック
出力do,dxは、レベル保持回路14にラッチされてから
出力される時間分だけ、第1出力線15からスタティッ
ク出力dsよりも早く出力されるため、パリティチェック
回路32A,32Bによるパリティチェック結果poutお
よび比較回路35による比較結果cmp も早く得られ、そ
れぞれフリップフロップ33A,33B,36に格納さ
れることになる。
【0059】そして、今回のリードアクセスを受けた際
のクロックサイクルの次のサイクルで、フリップフロッ
プ31A,31Bからデータdoutを出力すると同時に、
フリップフロップ33A,33B,36からパリティエ
ラー信号,ヒット信号を出力することができる。このよ
うに、本発明の第3実施例によれば、前述した第1実施
例および第2実施例と同様に、フリップフロップ31
A,31B,32A,32B,36のようにエッジトリ
ガ(クロックの立ち上がり)で動作する順序論理回路に
ついては第1出力線15に接続し、パリティチェック回
路32A,32Bや比較回路35のように組合せ論理回
路はドミノ回路により構成して第2出力線16に接続し
て動作させることができる。
【0060】これにより、一般のスタティックゲートで
構成された組合せ論理回路よりもパリティチェック回路
32A,32Bや比較回路35を高速に動作させること
ができ、SRAM11A,11B,パリティチェック回
路32A,32B,比較回路35を含む回路ブロックの
スループットを大幅に向上させることができる。また、
第1実施例と同様に、2系統の出力線15,16を設け
ることで、各出力線15,16に対するゲート数や配線
容量等の負荷を軽減できる利点もある。
【0061】なお、上述した第3実施例では、SRAM
11A,11Bを2面そなえた場合について説明した
が、第2実施例と同様に、SRAMは3面以上そなえた
場合にも、本発明は上記実施例と同様に適用される。ま
た、上述した各実施例におけるSRAM11A,11B
では、センスアンプ13からダイナミック出力として正
相,反転相の両方を出力しているが、いずれか一方のみ
を出力するように構成してもよく、この場合も、上述し
た各実施例と同様の作用効果が得られる。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように、第1の発明のスタ
ティックRAMによれば、第2出力線からのダイナミッ
ク出力を用いた各種処理を実行できるようになるので、
その第2出力線に組合せ論理回路を接続することによ
り、組合せ論理回路を高速に動作させ、このスタティッ
クRAMを含む回路ブロックのスループットを大幅に向
上させることができるほか、2系統の出力線を設けるこ
とで各出力線に対するゲート数や配線容量等の負荷を軽
減できる効果がある(請求項1)。
【0063】また、第2の発明のスタティックRAMを
有する処理装置によれば、第1出力線からスタティック
出力を出力するよりも早く、パリティチェック回路によ
るパリティチェック処理を実行することが可能になり、
パリティチェック回路を高速に動作させ、これらのスタ
ティックRAMやパリティチェック回路を含む回路ブロ
ックのスループットを大幅に向上させることができる
(請求項2)。
【0064】さらに、第3の発明のスタティックRAM
を有する処理装置によれば、第1出力線からスタティッ
ク出力を出力するよりも早く、比較回路による比較処理
を実行することが可能になり、比較回路を高速に動作さ
せ、これらのスタティックRAMや比較回路を含む回路
ブロックのスループットを大幅に向上させることができ
る(請求項3)。このとき、パリティチェック回路を第
2出力線に接続することで比較処理と同時にパリティチ
ェックを行なえ、この場合も、パリティチェック回路を
高速に動作させ、これらのスタティックRAM,パリテ
ィチェック回路および比較回路を含む回路ブロックのス
ループットを大幅に向上させることができる(請求項
4)。
【0065】また、第4の発明のスタティックRAMを
有する処理装置によれば、第1出力線および第2出力線
にそれぞれ順序論理回路および組合せ論理回路を接続す
ることにより、組合せ論理回路を高速に動作させ、これ
らのスタティックRAM,順序論理回路および組合せ論
理回路を含む回路ブロックのスループットを大幅に向上
させることができるほか、2系統の出力線を設けること
で各出力線に対するゲート数や配線容量等の負荷を軽減
できる効果がある(請求項5)。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の原理ブロック図である。
【図2】第2の発明の原理ブロック図である。
【図3】第3の発明の原理ブロック図である。
【図4】第4の発明の原理ブロック図である。
【図5】本発明の実施例において用いられるスタティッ
クRAMの詳細構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第1実施例としてのスタティックRA
Mを有する処理装置の構成を示すブロック図である。
【図7】第1実施例におけるパリティチェック回路の詳
細構成を示す回路図である。
【図8】第1実施例の動作を説明するためのタイムチャ
ートである。
【図9】本発明の第2実施例としてのスタティックRA
Mを有する処理装置の構成を示すブロック図である。
【図10】第2実施例の動作を説明するためのタイムチ
ャートである。
【図11】本発明の第3実施例としてのスタティックR
AMを有する処理装置の構成を示すブロック図である。
【図12】第3実施例の動作を説明するためのタイムチ
ャートである。
【図13】一般的なスタティックRAMを有する処理装
置を示すブロック図である。
【図14】一般的なスタティックRAMを有する処理装
置の動作を説明するためのタイムチャートである。
【符号の説明】
1 スタティックRAM(SRAM) 2 RAMセル 3 差動アンプ 4 レベル保持回路 5 第1出力線 6 第2出力線 7 パリティチェック回路 8 比較回路 9 順序論理回路 10 組合せ論理回路 11A,11B スタティックRAM(SRAM) 12 RAMセル 13 センスアンプ(差動アンプ) 14 レベル保持回路 15 第1出力線 16 第2出力線 20 RAMアレイ 21 マルチプレクサ 22 書込バッファ(入力用フリップフロップ) 23 アドレスデコーダ 24 列デコーダ 25 行デコーダ 26 列デコード線 27 行デコード線 28 入出力回路 29,31,31A,31B,33,36 フリップフ
ロップ(順序論理回路) 32,32A,32B パリティチェック回路(組合せ
論理回路) 34 反転回路 35 比較回路(組合せ論理回路) 36 nチャネルMOSトランジスタ 37 pチャネルMOSトランジスタ 38A,38B 反転回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11C 11/413 29/00 302 9459−5L C2,C4

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビットラインをプリチャージ/ディスチ
    ャージするダイナミック回路を使用したスタティックR
    AMにおいて、 リードアクセス時に差動アンプを通じてレベル保持され
    た信号をスタティック出力として出力する第1出力線
    と、 リードアクセス時に該差動アンプの正相ビットラインま
    たは反転相ビットラインの少なくとも一方の状態をダイ
    ナミック出力として出力する第2出力線とがそなえられ
    たことを特徴とする、スタティックRAM。
  2. 【請求項2】 ビットラインをプリチャージ/ディスチ
    ャージするダイナミック回路を使用し、リードアクセス
    時に差動アンプを通じてレベル保持された信号をスタテ
    ィック出力として出力する第1出力線と、リードアクセ
    ス時に該差動アンプの正相ビットラインまたは反転相ビ
    ットラインの少なくとも一方の状態をダイナミック出力
    として出力する第2出力線とを有するスタティックRA
    Mと、 該スタティックRAMから出力されるデータのパリティ
    チェックを行なうパリティチェック回路とをそなえ、 該パリティチェック回路が、該スタティックRAMの該
    第2出力線に接続され、該第2出力線からのダイナミッ
    ク出力を用いてパリティチェックを行なうことを特徴と
    する、スタティックRAMを有する処理装置。
  3. 【請求項3】 ビットラインをプリチャージ/ディスチ
    ャージするダイナミック回路を使用し、リードアクセス
    時に差動アンプを通じてレベル保持された信号をスタテ
    ィック出力として出力する第1出力線と、リードアクセ
    ス時に該差動アンプの正相ビットラインまたは反転相ビ
    ットラインの少なくとも一方の状態をダイナミック出力
    として出力する第2出力線とを有するスタティックRA
    Mを複数そなえるとともに、 これらのスタティックRAMのデータ比較を行なう比較
    回路をそなえ、 該比較回路が、各スタティックRAMの該第2出力線に
    接続され、該第2出力線からのダイナミック出力を用い
    てデータ比較を行なうことを特徴とする、スタティック
    RAMを有する処理装置。
  4. 【請求項4】 各スタティックRAMから出力されるデ
    ータのパリティチェックを行なうパリティチェック回路
    をそなえ、 該パリティチェック回路が、各スタティックRAMの該
    第2出力線に接続され、該第2出力線からのダイナミッ
    ク出力を用いてパリティチェックを行なうことを特徴と
    する、請求項3記載のスタティックRAMを有する処理
    装置。
  5. 【請求項5】 ビットラインをプリチャージ/ディスチ
    ャージするダイナミック回路を使用し、リードアクセス
    時に差動アンプを通じてレベル保持された信号をスタテ
    ィック出力として出力する第1出力線と、リードアクセ
    ス時に該差動アンプの正相ビットラインまたは反転相ビ
    ットラインの少なくとも一方の状態をダイナミック出力
    として出力する第2出力線とを有するスタティックRA
    Mをそなえ、 該スタティックRAMの該第1出力線に順序論理回路を
    接続するとともに、該スタティックRAMの該第2出力
    線に組合せ論理回路を接続することを特徴とする、スタ
    ティックRAMを有する処理装置。
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