JP2003221913A - 建築用化粧板材 - Google Patents
建築用化粧板材Info
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- JP2003221913A JP2003221913A JP2002022841A JP2002022841A JP2003221913A JP 2003221913 A JP2003221913 A JP 2003221913A JP 2002022841 A JP2002022841 A JP 2002022841A JP 2002022841 A JP2002022841 A JP 2002022841A JP 2003221913 A JP2003221913 A JP 2003221913A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 建築躯体表面が高低差の大きい凹凸面であっ
ても、不陸部分を生じずに対応しうる建築用化粧板材を
提供する。 【解決手段】 建築用化粧板材10を、板材本体11と
板材本体11裏面に一体に設けられた弾性部材12とを
有し、弾性部材12が建築躯体15に当接することによ
り板材本体11を建築躯体15上で弾性支持すると共に
板材本体11により建築躯体15を覆うものとする。板
材本体11の裏面に凹部14を形成する。弾性部材12
を、板材本体11裏面の凹部14内に設け、且つ、板材
本体11後端から後方に突出するように形成する。
ても、不陸部分を生じずに対応しうる建築用化粧板材を
提供する。 【解決手段】 建築用化粧板材10を、板材本体11と
板材本体11裏面に一体に設けられた弾性部材12とを
有し、弾性部材12が建築躯体15に当接することによ
り板材本体11を建築躯体15上で弾性支持すると共に
板材本体11により建築躯体15を覆うものとする。板
材本体11の裏面に凹部14を形成する。弾性部材12
を、板材本体11裏面の凹部14内に設け、且つ、板材
本体11後端から後方に突出するように形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板材本体とその板
材本体裏面に一体に設けられた弾性部材とを有し、弾性
部材が建築躯体に当接することにより板材本体を建築躯
体上で弾性支持すると共に板材本体により建築躯体を覆
う建築用化粧板材に関する。
材本体裏面に一体に設けられた弾性部材とを有し、弾性
部材が建築躯体に当接することにより板材本体を建築躯
体上で弾性支持すると共に板材本体により建築躯体を覆
う建築用化粧板材に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅等の建築物で建築躯体を覆って美観
の向上を図るための建材として建築用化粧板材が用いら
れる。
の向上を図るための建材として建築用化粧板材が用いら
れる。
【0003】特開平3−233069号公報には、外壁
パネル(建築用化粧板材)の端縁部分の閉塞構造であっ
て、相互に隣接する外壁パネルの端縁部分にまたがって
配置されるジョイントパネルと、ジョイントパネルと各
外壁パネルとの間に介装される防水部材と、外壁パネル
の裏側に配置されたブラケットと、ブラケット及びジョ
イントパネルを連結すると共にこの連結によって防水部
材を介して外壁パネルの端縁部分にジョイントパネルを
押圧させる連結部材と、を備えたものが開示されてい
る。つまり、この外壁パネルの端縁部分の閉塞構造で
は、ジョイントパネル裏面に防水部材が設けられてい
る。
パネル(建築用化粧板材)の端縁部分の閉塞構造であっ
て、相互に隣接する外壁パネルの端縁部分にまたがって
配置されるジョイントパネルと、ジョイントパネルと各
外壁パネルとの間に介装される防水部材と、外壁パネル
の裏側に配置されたブラケットと、ブラケット及びジョ
イントパネルを連結すると共にこの連結によって防水部
材を介して外壁パネルの端縁部分にジョイントパネルを
押圧させる連結部材と、を備えたものが開示されてい
る。つまり、この外壁パネルの端縁部分の閉塞構造で
は、ジョイントパネル裏面に防水部材が設けられてい
る。
【0004】特開平7−279394号公報には、胴差
の屋外側で上下の外壁パネル(建築用化粧板材)間に形
成された開口部の化粧防水構造であって、下側外壁パネ
ルの外壁材の屋外面に下端が防水材を介して取り付けら
れ且つ上端が上側外壁パネルの外壁材の裏側に立ち上が
る水切り板を設け、この水切り板を化粧胴差上部取付片
と化粧胴差下部取付片とを上下に有するものとし、開放
部を覆って化粧胴差上部取付片及び化粧胴差下部取付片
に上下部が取り付けられる化粧胴差を設けたものが開示
されている。そして、化粧胴差と上側及び下側外壁パネ
ルとは、それぞれ化粧胴差裏面の上端及び下端に設けら
れた発泡樹脂等からなる防水材を介して押し当てられて
いる実施形態が開示されている。
の屋外側で上下の外壁パネル(建築用化粧板材)間に形
成された開口部の化粧防水構造であって、下側外壁パネ
ルの外壁材の屋外面に下端が防水材を介して取り付けら
れ且つ上端が上側外壁パネルの外壁材の裏側に立ち上が
る水切り板を設け、この水切り板を化粧胴差上部取付片
と化粧胴差下部取付片とを上下に有するものとし、開放
部を覆って化粧胴差上部取付片及び化粧胴差下部取付片
に上下部が取り付けられる化粧胴差を設けたものが開示
されている。そして、化粧胴差と上側及び下側外壁パネ
ルとは、それぞれ化粧胴差裏面の上端及び下端に設けら
れた発泡樹脂等からなる防水材を介して押し当てられて
いる実施形態が開示されている。
【0005】特開平10−252241号公報には、建
物躯体の表面に取付具を固定し、この取付具に形成した
嵌合溝部に、化粧パネル(建築用化粧板材)に形成した
嵌合凸部を上から押し込むことによって、化粧パネルを
建物躯体に取り付けた建築用化粧パネルの取付構造であ
って、取付具の嵌合溝部は互いに平行な前側内面と後側
内面とを有する構成とされ、化粧パネルの嵌合凸部は嵌
合溝部の前側内面及び後側内面にそれぞれ当接可能な前
面及び後面を有すると共に、上方に向かうに従って厚さ
が漸次小となるテーパ状に形成されているものが開示さ
れている。そして、パネル上部及び下部に設けられたゴ
ム等でできたシール材を介して外壁表面に化粧パネルが
当接した実施形態が開示されている。
物躯体の表面に取付具を固定し、この取付具に形成した
嵌合溝部に、化粧パネル(建築用化粧板材)に形成した
嵌合凸部を上から押し込むことによって、化粧パネルを
建物躯体に取り付けた建築用化粧パネルの取付構造であ
って、取付具の嵌合溝部は互いに平行な前側内面と後側
内面とを有する構成とされ、化粧パネルの嵌合凸部は嵌
合溝部の前側内面及び後側内面にそれぞれ当接可能な前
面及び後面を有すると共に、上方に向かうに従って厚さ
が漸次小となるテーパ状に形成されているものが開示さ
れている。そして、パネル上部及び下部に設けられたゴ
ム等でできたシール材を介して外壁表面に化粧パネルが
当接した実施形態が開示されている。
【0006】特開2000−356033号公報には、
建築用化粧板材の裏面側に、建築躯体と建築用化粧板材
との間に生じる隙間を目隠しするためのゴム等からなる
目隠し部材を取り付けることについて開示されている。
建築用化粧板材の裏面側に、建築躯体と建築用化粧板材
との間に生じる隙間を目隠しするためのゴム等からなる
目隠し部材を取り付けることについて開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図10
(a)及び(b)に示すように、建築用化粧板材50,
60には、長方形板状に形成された板材本体51,61
と、板材本体51,61裏面の幅方向両側の各々に長手
方向に沿って一端から他端まで延びるように一体に設け
られた一対の弾性部材52,62とを有するものがあ
る。このような建築用化粧板材50,60は、図11
(a)及び(b)に示すように、弾性部材52,62が
建築躯体55,65に当接することにより板材本体5
1,61を建築躯体55,65上で弾性支持すると共に
板材本体51,61により建築躯体55,65を覆うも
のである。
(a)及び(b)に示すように、建築用化粧板材50,
60には、長方形板状に形成された板材本体51,61
と、板材本体51,61裏面の幅方向両側の各々に長手
方向に沿って一端から他端まで延びるように一体に設け
られた一対の弾性部材52,62とを有するものがあ
る。このような建築用化粧板材50,60は、図11
(a)及び(b)に示すように、弾性部材52,62が
建築躯体55,65に当接することにより板材本体5
1,61を建築躯体55,65上で弾性支持すると共に
板材本体51,61により建築躯体55,65を覆うも
のである。
【0008】しかしながら、かかる建築用化粧板材5
1,61では、図11(a)及び(b)に示すように表
面平坦の建築躯体55,65である場合には問題ない
が、表面凹凸の建築躯体である場合には以下のような問
題が生じる。
1,61では、図11(a)及び(b)に示すように表
面平坦の建築躯体55,65である場合には問題ない
が、表面凹凸の建築躯体である場合には以下のような問
題が生じる。
【0009】表面凹凸の建築躯体である場合、凸部分で
の弾性部材の圧縮長さの方が凹部分での弾性部材の圧縮
長さよりも長くなる。一方、図12に示すように、弾性
部材52,62の圧縮可能長さは、自然状態(A’)か
ら圧縮不能な圧縮限界まで圧縮させた状態(B’)まで
の長さB’−A’である。ところが、凹凸の高低差が大
きいために最大高さの凸部分が弾性部材を圧縮不能な圧
縮限界まで圧縮させるような場合、弾性部材のをそれ以
上に圧縮することができないために不陸部分を生じ、そ
のために板材本体の取付前後位置が規制され、弾性部材
と建築躯体表面とが接触閉塞せずに隙間を有する部分が
生じてしまうこととなる。そして、このように不陸部分
が生じることとなると、圧縮限界まで圧縮された弾性部
材により建築用化粧板材の取付前後位置が規制されるた
めにその取付精度が低いものとなり、また、それを補正
する必要があることからその取付施工が非常に困難にな
る、という問題が発生する。さらに、長手方向を横にし
て建築用化粧板材を建築躯体に取り付けた場合、弾性部
材は内部への水の浸入を規制するシーリング部材の機能
をも果たすこととなるが、上記のように不陸部分が生じ
ると、その防水効果のバラツキが大きいものとなってし
まう、という問題も発生する。
の弾性部材の圧縮長さの方が凹部分での弾性部材の圧縮
長さよりも長くなる。一方、図12に示すように、弾性
部材52,62の圧縮可能長さは、自然状態(A’)か
ら圧縮不能な圧縮限界まで圧縮させた状態(B’)まで
の長さB’−A’である。ところが、凹凸の高低差が大
きいために最大高さの凸部分が弾性部材を圧縮不能な圧
縮限界まで圧縮させるような場合、弾性部材のをそれ以
上に圧縮することができないために不陸部分を生じ、そ
のために板材本体の取付前後位置が規制され、弾性部材
と建築躯体表面とが接触閉塞せずに隙間を有する部分が
生じてしまうこととなる。そして、このように不陸部分
が生じることとなると、圧縮限界まで圧縮された弾性部
材により建築用化粧板材の取付前後位置が規制されるた
めにその取付精度が低いものとなり、また、それを補正
する必要があることからその取付施工が非常に困難にな
る、という問題が発生する。さらに、長手方向を横にし
て建築用化粧板材を建築躯体に取り付けた場合、弾性部
材は内部への水の浸入を規制するシーリング部材の機能
をも果たすこととなるが、上記のように不陸部分が生じ
ると、その防水効果のバラツキが大きいものとなってし
まう、という問題も発生する。
【0010】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、建築躯体表面が高低
差の大きい凹凸面であっても、不陸部分を生じずに対応
しうる建築用化粧板材を提供することにある。
であり、その目的とするところは、建築躯体表面が高低
差の大きい凹凸面であっても、不陸部分を生じずに対応
しうる建築用化粧板材を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、板材本体裏面
に凹部を形成するとと共に、その凹部内に弾性部材を設
けるようにしたものである。
に凹部を形成するとと共に、その凹部内に弾性部材を設
けるようにしたものである。
【0012】具体的には、本発明は、板材本体と該板材
本体裏面に一体に設けられた弾性部材とを有し、該弾性
部材が建築躯体に当接することにより該板材本体を該建
築躯体上で弾性支持すると共に該板材本体により該建築
躯体を覆う建築用化粧板材を前提とする。そして、上記
板材本体は、その裏面に凹部が形成されており、上記弾
性部材は、上記板材本体裏面の凹部内に設けられ、且
つ、該板材本体後端から後方に突出するように形成され
ていることを特徴とする。
本体裏面に一体に設けられた弾性部材とを有し、該弾性
部材が建築躯体に当接することにより該板材本体を該建
築躯体上で弾性支持すると共に該板材本体により該建築
躯体を覆う建築用化粧板材を前提とする。そして、上記
板材本体は、その裏面に凹部が形成されており、上記弾
性部材は、上記板材本体裏面の凹部内に設けられ、且
つ、該板材本体後端から後方に突出するように形成され
ていることを特徴とする。
【0013】上記の構成によれば、弾性部材が板材本体
裏面の凹部内に設けられているので、板材本体後端から
の弾性部材の突出長さが従来のものと同一であっても、
圧縮変形された弾性部材の全部又は一部が凹部に収容さ
れることとなり、それによって弾性部材の圧縮可能な範
囲を広く確保することができる。従って、本発明の建築
用化粧板材であれば、従来のものでは不陸部が生じた凹
凸面の建築躯体であっても、その高低差が弾性部材の圧
縮可能長さ以下であれば、不陸部分が生じることなく建
築躯体に取り付けることができ、従って、不陸部分が生
じるために取付精度が低くなったり、取付施工が困難と
なるといった問題の発生を抑えることができる。
裏面の凹部内に設けられているので、板材本体後端から
の弾性部材の突出長さが従来のものと同一であっても、
圧縮変形された弾性部材の全部又は一部が凹部に収容さ
れることとなり、それによって弾性部材の圧縮可能な範
囲を広く確保することができる。従って、本発明の建築
用化粧板材であれば、従来のものでは不陸部が生じた凹
凸面の建築躯体であっても、その高低差が弾性部材の圧
縮可能長さ以下であれば、不陸部分が生じることなく建
築躯体に取り付けることができ、従って、不陸部分が生
じるために取付精度が低くなったり、取付施工が困難と
なるといった問題の発生を抑えることができる。
【0014】ここで、凹部としては、例えば、弾性部材
裏面に点在して形成された窪みや側縁に形成された欠損
部や凹溝等を挙げることができる上記板材本体裏面に形
成された凹部は、上記弾性部材が圧縮限界まで圧縮され
た際に該圧縮された弾性部材を収容可能なように寸法設
定されていることことが好ましい。かかる構成によれ
ば、弾性部材の自然状態から弾性部材が凹部に収容され
て板材本体裏面から弾性部材が突出していない状態まで
の範囲で弾性部材の圧縮変形が可能となる、すなわち、
弾性部材の圧縮可能長さが最も長くなるので、対応可能
な建築躯体表面の凹凸の高低差が最も大きいものとな
る。
裏面に点在して形成された窪みや側縁に形成された欠損
部や凹溝等を挙げることができる上記板材本体裏面に形
成された凹部は、上記弾性部材が圧縮限界まで圧縮され
た際に該圧縮された弾性部材を収容可能なように寸法設
定されていることことが好ましい。かかる構成によれ
ば、弾性部材の自然状態から弾性部材が凹部に収容され
て板材本体裏面から弾性部材が突出していない状態まで
の範囲で弾性部材の圧縮変形が可能となる、すなわち、
弾性部材の圧縮可能長さが最も長くなるので、対応可能
な建築躯体表面の凹凸の高低差が最も大きいものとな
る。
【0015】本発明のより具体的で実施形態的なものと
しては、長尺に形成された板材本体と、該板材本体裏面
の幅方向の少なくとも一方側に長手方向に沿って一端か
ら他端まで延びるように一体に設けられた弾性部材とを
有し、上記板材本体は、その裏面の幅方向の少なくとも
一方側に長手方向に沿って一端から他端まで延びる凹部
が形成されており、上記弾性部材は、上記板材本体裏面
の凹部内に該凹部に沿って設けられ、且つ、該板材本体
後端から後方に突出するように形成されているものを挙
げることができる。かかる構成のものでは、弾性部材が
内部への水の浸入を規制するシーリング部材の機能をも
果たすこととなり、上記のように不陸部分の発生がない
ことにより、建築躯体表面が凹凸面であってもシーリン
グ部材としての弾性部材の防水効果のバラツキを小さく
抑えることができる。
しては、長尺に形成された板材本体と、該板材本体裏面
の幅方向の少なくとも一方側に長手方向に沿って一端か
ら他端まで延びるように一体に設けられた弾性部材とを
有し、上記板材本体は、その裏面の幅方向の少なくとも
一方側に長手方向に沿って一端から他端まで延びる凹部
が形成されており、上記弾性部材は、上記板材本体裏面
の凹部内に該凹部に沿って設けられ、且つ、該板材本体
後端から後方に突出するように形成されているものを挙
げることができる。かかる構成のものでは、弾性部材が
内部への水の浸入を規制するシーリング部材の機能をも
果たすこととなり、上記のように不陸部分の発生がない
ことにより、建築躯体表面が凹凸面であってもシーリン
グ部材としての弾性部材の防水効果のバラツキを小さく
抑えることができる。
【0016】この場合でも、上記板材本体裏面に形成さ
れた凹部は、上記弾性部材が圧縮限界まで圧縮された際
に該圧縮された弾性部材を収容可能なように寸法設定さ
れていることことが好ましい。かかる構成によれば、弾
性部材の自然状態から弾性部材が凹部に収容されて板材
本体裏面から弾性部材が突出していない状態までの範囲
で弾性部材の圧縮変形が可能となる、すなわち、弾性部
材の圧縮可能長さが最も長くなるので、対応可能な建築
躯体表面の凹凸の高低差が最も大きいものとなる。
れた凹部は、上記弾性部材が圧縮限界まで圧縮された際
に該圧縮された弾性部材を収容可能なように寸法設定さ
れていることことが好ましい。かかる構成によれば、弾
性部材の自然状態から弾性部材が凹部に収容されて板材
本体裏面から弾性部材が突出していない状態までの範囲
で弾性部材の圧縮変形が可能となる、すなわち、弾性部
材の圧縮可能長さが最も長くなるので、対応可能な建築
躯体表面の凹凸の高低差が最も大きいものとなる。
【0017】また、上記板材本体は、該板材本体の幅方
向両側間の水の流通を可能ならしめる水流通手段が設け
られているものであってもよい。かかる構成によれば、
長手方向を水平方向にして建築躯体に取り付けた際、上
側のから下側に水分を流し出すことができる。この水流
通手段としては、例えば、板材本体にその幅方向に延び
るように形成された水流通孔や、板材本体に取り付けら
れた水流通用部材等を挙げることができる。
向両側間の水の流通を可能ならしめる水流通手段が設け
られているものであってもよい。かかる構成によれば、
長手方向を水平方向にして建築躯体に取り付けた際、上
側のから下側に水分を流し出すことができる。この水流
通手段としては、例えば、板材本体にその幅方向に延び
るように形成された水流通孔や、板材本体に取り付けら
れた水流通用部材等を挙げることができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来のものでは不陸部が生じた凹凸面の建築躯体であっ
ても、その高低差が弾性部材の圧縮可能長さ以下であれ
ば、不陸部分が生じることなく建築躯体に取り付けるこ
とができ、従って、不陸部分が生じるために取付精度が
低くなったり、取付施工が困難となるといった問題の発
生を抑えることができる。
従来のものでは不陸部が生じた凹凸面の建築躯体であっ
ても、その高低差が弾性部材の圧縮可能長さ以下であれ
ば、不陸部分が生じることなく建築躯体に取り付けるこ
とができ、従って、不陸部分が生じるために取付精度が
低くなったり、取付施工が困難となるといった問題の発
生を抑えることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
基づいて詳細に説明する。
【0020】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1に係る建築用化粧板材10を示す。この建築用化粧板
材10は、下地外壁の表面を覆うために使用されるもの
である。
1に係る建築用化粧板材10を示す。この建築用化粧板
材10は、下地外壁の表面を覆うために使用されるもの
である。
【0021】この建築用化粧板材10は、長尺の長方形
板状に形成された板材本体11と、その板材本体11裏
面の幅方向両側の各々に長手方向に沿って一端から他端
まで延びるように一体に設けられた一対の弾性部材1
2,12とを有する。
板状に形成された板材本体11と、その板材本体11裏
面の幅方向両側の各々に長手方向に沿って一端から他端
まで延びるように一体に設けられた一対の弾性部材1
2,12とを有する。
【0022】板材本体11は、モルタルを押出成形した
ものや樹脂成形したもの等であり、表面が平坦面に形成
されている一方、裏面の中央部には長手方向の一端から
他端まで延びるコの字溝13a,13b,13cが幅方
向に3つ並んで形成されていると共に、それらのコの字
溝13の幅方向両外側、すなわち、板材本体11の幅方
向両側(両側端近傍)の各々には長手方向に沿って一端
から他端まで延びる溝断面略台形の凹溝(凹部)14が
形成されている。3つのコの字溝13は、いずれも溝深
さが等しいものの、中央のコの字溝13bよりも両側の
コの字溝13a,13cの方が溝幅が広く形成されてい
る(両側のコの字溝13a,13cの溝幅は等しい)。
また、一対の凹溝14,14は、いずれも同一形状で、
各々、溝深さ及び溝幅がコの字溝13よりも小さく形成
されている。
ものや樹脂成形したもの等であり、表面が平坦面に形成
されている一方、裏面の中央部には長手方向の一端から
他端まで延びるコの字溝13a,13b,13cが幅方
向に3つ並んで形成されていると共に、それらのコの字
溝13の幅方向両外側、すなわち、板材本体11の幅方
向両側(両側端近傍)の各々には長手方向に沿って一端
から他端まで延びる溝断面略台形の凹溝(凹部)14が
形成されている。3つのコの字溝13は、いずれも溝深
さが等しいものの、中央のコの字溝13bよりも両側の
コの字溝13a,13cの方が溝幅が広く形成されてい
る(両側のコの字溝13a,13cの溝幅は等しい)。
また、一対の凹溝14,14は、いずれも同一形状で、
各々、溝深さ及び溝幅がコの字溝13よりも小さく形成
されている。
【0023】弾性部材12は、ゴム弾性を有する材料に
より断面矩形の帯状に形成されたものであり、板材本体
11裏面の各凹溝14の溝底に側面が接着固定されるこ
とにより凹溝14内に凹溝14に沿って設けられてい
る。また、弾性部材12は、板材本体11後端から後方
に突出するように形成されている。
より断面矩形の帯状に形成されたものであり、板材本体
11裏面の各凹溝14の溝底に側面が接着固定されるこ
とにより凹溝14内に凹溝14に沿って設けられてい
る。また、弾性部材12は、板材本体11後端から後方
に突出するように形成されている。
【0024】板材本体11裏面に形成された凹溝14
は、弾性部材12が圧縮限界まで圧縮された際にその圧
縮された弾性部材12を収容可能なように、その容積を
規定する溝幅及び溝深さの寸法設定がなされている。
は、弾性部材12が圧縮限界まで圧縮された際にその圧
縮された弾性部材12を収容可能なように、その容積を
規定する溝幅及び溝深さの寸法設定がなされている。
【0025】板材本体11には、板材本体11に設けら
れた両弾性部材12,12のそれぞれよりも外側部位同
士を連通する水抜き孔(水流通手段:図示せず)が形成
されている。
れた両弾性部材12,12のそれぞれよりも外側部位同
士を連通する水抜き孔(水流通手段:図示せず)が形成
されている。
【0026】以上の構成のを有する建築用化粧板材10
は、図2に示すように、表面凹凸の建築躯体15に長手
方向が水平方向になるように取り付けられる。この取付
は、建築躯体15に固定した取付金具を用いたり、建築
用化粧板材10の上から釘を建築躯体15に打ち付ける
ことにより行われる。このとき、弾性部材12が建築躯
体15に当接することにより板材本体11を建築躯体1
5上で弾性支持すると共に板材本体11により建築躯体
15を覆う。
は、図2に示すように、表面凹凸の建築躯体15に長手
方向が水平方向になるように取り付けられる。この取付
は、建築躯体15に固定した取付金具を用いたり、建築
用化粧板材10の上から釘を建築躯体15に打ち付ける
ことにより行われる。このとき、弾性部材12が建築躯
体15に当接することにより板材本体11を建築躯体1
5上で弾性支持すると共に板材本体11により建築躯体
15を覆う。
【0027】上記の建築用化粧板材10によれば、弾性
部材12が板材本体11裏面の凹溝14内に設けられて
いるので、板材本体11後端からの弾性部材12の突出
長さが従来のものと同一であっても、圧縮変形された弾
性部材12の全部又は一部が凹溝14に収容されること
となり、それによって弾性部材12の圧縮可能な範囲を
広く確保することができる。従って、従来のものでは不
陸部が生じた凹凸面の建築躯体15であっても、その高
低差が弾性部材12の圧縮可能長さ以下であれば、不陸
部分が生じることなく建築躯体15に取り付けることが
でき、従って、不陸部分が生じるために取付精度が低く
なったり、取付施工が困難となるといった問題の発生が
抑えられることとなる。
部材12が板材本体11裏面の凹溝14内に設けられて
いるので、板材本体11後端からの弾性部材12の突出
長さが従来のものと同一であっても、圧縮変形された弾
性部材12の全部又は一部が凹溝14に収容されること
となり、それによって弾性部材12の圧縮可能な範囲を
広く確保することができる。従って、従来のものでは不
陸部が生じた凹凸面の建築躯体15であっても、その高
低差が弾性部材12の圧縮可能長さ以下であれば、不陸
部分が生じることなく建築躯体15に取り付けることが
でき、従って、不陸部分が生じるために取付精度が低く
なったり、取付施工が困難となるといった問題の発生が
抑えられることとなる。
【0028】また、板材本体11裏面に形成された凹溝
14は、弾性部材12が圧縮限界まで圧縮された際にそ
の圧縮された弾性部材12を収容可能なように溝幅及び
溝深さの寸法設定されているので、従来では、図12に
示すように、弾性部材32(42)の自然状態(A’)
から圧縮限界まで弾性部材32(42)が圧縮された状
態(B’)までの長さA’−B’が圧縮可能長さであっ
たのに対し、図4に示すように、弾性部材12の自然状
態(A)から弾性部材12が凹溝14に収容されて板材
本体11裏面から弾性部材12が突出していない状態
(0)までの長さAが圧縮可能長さとなる、すなわち、
すなわち、弾性部材12の圧縮可能長さが最も長くなる
ので、対応可能な建築躯体15表面の凹凸の高低差が最
も大きいものとなる。
14は、弾性部材12が圧縮限界まで圧縮された際にそ
の圧縮された弾性部材12を収容可能なように溝幅及び
溝深さの寸法設定されているので、従来では、図12に
示すように、弾性部材32(42)の自然状態(A’)
から圧縮限界まで弾性部材32(42)が圧縮された状
態(B’)までの長さA’−B’が圧縮可能長さであっ
たのに対し、図4に示すように、弾性部材12の自然状
態(A)から弾性部材12が凹溝14に収容されて板材
本体11裏面から弾性部材12が突出していない状態
(0)までの長さAが圧縮可能長さとなる、すなわち、
すなわち、弾性部材12の圧縮可能長さが最も長くなる
ので、対応可能な建築躯体15表面の凹凸の高低差が最
も大きいものとなる。
【0029】さらに、弾性部材12が内部への水の浸入
を規制するシーリング部材の機能をも果たすこととなる
が、上記のように不陸部分の発生がないことにより、表
面凹凸の建築躯体15であってもシーリング部材として
の弾性部材12の防水効果のバラツキが小さく抑えられ
る。
を規制するシーリング部材の機能をも果たすこととなる
が、上記のように不陸部分の発生がないことにより、表
面凹凸の建築躯体15であってもシーリング部材として
の弾性部材12の防水効果のバラツキが小さく抑えられ
る。
【0030】また、板材本体11に設けられた両弾性部
材12,12のそれぞれよりも外側部位同士を連通する
水抜き孔が形成されているので、上記のように長手方向
を水平方向にして建築躯体15に取り付けた際、上側の
弾性部材12でシールされて内部に浸入できなかった水
分を下側の弾性部材12の下方に流し出すことができ
る。
材12,12のそれぞれよりも外側部位同士を連通する
水抜き孔が形成されているので、上記のように長手方向
を水平方向にして建築躯体15に取り付けた際、上側の
弾性部材12でシールされて内部に浸入できなかった水
分を下側の弾性部材12の下方に流し出すことができ
る。
【0031】なお、上記実施形態1では、建築用化粧板
材10を表面凹凸の建築躯体15に取り付けるものとし
たが、図5に示すように、表面平坦の建築躯体15に取
り付けるようにしてもよいことはいうまでもない。
材10を表面凹凸の建築躯体15に取り付けるものとし
たが、図5に示すように、表面平坦の建築躯体15に取
り付けるようにしてもよいことはいうまでもない。
【0032】(実施形態2)図6は、本発明の実施形態
2に係る建築用化粧板材20を示す。この建築用化粧板
材20は、表面凹凸を有する他の建築用化粧板材を配設
して形成された建築躯体25の建築用化粧板材間のジョ
イント部25aを覆うために使用されるものである。
2に係る建築用化粧板材20を示す。この建築用化粧板
材20は、表面凹凸を有する他の建築用化粧板材を配設
して形成された建築躯体25の建築用化粧板材間のジョ
イント部25aを覆うために使用されるものである。
【0033】この建築用化粧板材20は、長尺の長方形
板状に形成された板材本体21と、その板材本体21裏
面の幅方向両側の各々に長手方向に沿って一端から他端
まで延びるように一体に設けられた一対の弾性部材2
2,22とを有する。
板状に形成された板材本体21と、その板材本体21裏
面の幅方向両側の各々に長手方向に沿って一端から他端
まで延びるように一体に設けられた一対の弾性部材2
2,22とを有する。
【0034】板材本体21は、モルタルを押出成形した
ものや樹脂成形したもの等であり、表面が平坦面に形成
されている一方、幅方向両側(両側端近傍)の各々には
長手方向に沿って一端から他端まで延びる溝断面略台形
の凹溝24が形成されている。
ものや樹脂成形したもの等であり、表面が平坦面に形成
されている一方、幅方向両側(両側端近傍)の各々には
長手方向に沿って一端から他端まで延びる溝断面略台形
の凹溝24が形成されている。
【0035】弾性部材22は、ゴム弾性を有する材料に
より断面矩形の帯状に形成されたものであり、板材本体
21裏面の各凹溝24の溝底に側面が接着固定されるこ
とにより凹溝24内に凹溝24に沿って設けられてい
る。また、弾性部材22は、板材本体21後端から後方
に突出するように形成されている。
より断面矩形の帯状に形成されたものであり、板材本体
21裏面の各凹溝24の溝底に側面が接着固定されるこ
とにより凹溝24内に凹溝24に沿って設けられてい
る。また、弾性部材22は、板材本体21後端から後方
に突出するように形成されている。
【0036】板材本体21裏面に形成された凹溝24
は、弾性部材22が圧縮限界まで圧縮された際にその圧
縮された弾性部材22を収容可能なように、その容積を
規定する溝幅及び溝深さの寸法設定がなされている。
は、弾性部材22が圧縮限界まで圧縮された際にその圧
縮された弾性部材22を収容可能なように、その容積を
規定する溝幅及び溝深さの寸法設定がなされている。
【0037】以上の構成のを有する建築用化粧板材20
は、図7に示すように、表面凹凸を有する他の建築用化
粧板材を配設して形成された建築躯体25の建築用化粧
板材間のジョイント部25aを覆うように長手方向を鉛
直方向に取り付けられる。この取付は、建築躯体25に
固定した取付金具を用いたり、建築用化粧板材20の上
から釘を建築躯体25に打ち付けることにより行われ
る。このとき、弾性部材22が建築躯体25に当接する
ことにより板材本体21を建築躯体25上で弾性支持す
ると共に板材本体21により建築躯体25のジョイント
部25aを覆う。
は、図7に示すように、表面凹凸を有する他の建築用化
粧板材を配設して形成された建築躯体25の建築用化粧
板材間のジョイント部25aを覆うように長手方向を鉛
直方向に取り付けられる。この取付は、建築躯体25に
固定した取付金具を用いたり、建築用化粧板材20の上
から釘を建築躯体25に打ち付けることにより行われ
る。このとき、弾性部材22が建築躯体25に当接する
ことにより板材本体21を建築躯体25上で弾性支持す
ると共に板材本体21により建築躯体25のジョイント
部25aを覆う。
【0038】以上の構成の建築用化粧板材20によれ
ば、ジョイント部25aが板材本体21により覆われる
と共に弾性部材22により封止されることとなるので、
ジョイント部25aへの水分や埃の侵入を抑えることが
できる。
ば、ジョイント部25aが板材本体21により覆われる
と共に弾性部材22により封止されることとなるので、
ジョイント部25aへの水分や埃の侵入を抑えることが
できる。
【0039】水抜き孔による作用・効果を有しないこと
を除いて、その他の作用・効果は実施形態1と同一であ
る。
を除いて、その他の作用・効果は実施形態1と同一であ
る。
【0040】(その他の実施形態)上記実施形態1及び
2では、板材本体11,21裏面の幅方向両側の各々に
長手方向に沿って一端から他端まで延びるように一対の
弾性部材12,22を一体に設けたものとしたが、特に
これに限定されるものではなく、板材本体裏面に窪み状
の凹部を点在させて形成し、その各凹部に弾性部材を設
けたものであってもよい。
2では、板材本体11,21裏面の幅方向両側の各々に
長手方向に沿って一端から他端まで延びるように一対の
弾性部材12,22を一体に設けたものとしたが、特に
これに限定されるものではなく、板材本体裏面に窪み状
の凹部を点在させて形成し、その各凹部に弾性部材を設
けたものであってもよい。
【0041】上記実施形態1及び2では、板材本体1
1,21裏面の幅方向両側に形成した凹溝14,24に
より凹部を構成したものとしたが、特にこれに限定され
るものではなく、図8に示すように、板材本体31裏面
の幅方向両側端に形成した欠損部34により凹部を構成
してもよい。
1,21裏面の幅方向両側に形成した凹溝14,24に
より凹部を構成したものとしたが、特にこれに限定され
るものではなく、図8に示すように、板材本体31裏面
の幅方向両側端に形成した欠損部34により凹部を構成
してもよい。
【0042】上記実施形態1及び2では、板材本体1
1,21裏面の幅方向両側に弾性部材14,24を設け
たが、特にこれに限定されるものではなく、図9に示す
ように、板材本体41裏面の幅方向一方側に弾性部材4
2を設けたものであってもよい。
1,21裏面の幅方向両側に弾性部材14,24を設け
たが、特にこれに限定されるものではなく、図9に示す
ように、板材本体41裏面の幅方向一方側に弾性部材4
2を設けたものであってもよい。
【図1】本発明の実施形態1に係る建築用化粧板材の断
面図である。
面図である。
【図2】本発明の実施形態1に係る建築用化粧板材の建
築躯体への取付状態を示す斜視図である。
築躯体への取付状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態1に係る建築用化粧板材の建
築躯体への取付状態を示す上面図である。
築躯体への取付状態を示す上面図である。
【図4】本発明の実施形態1に係る建築用化粧板材の弾
性部材の可能な圧縮長さを示す説明図である。
性部材の可能な圧縮長さを示す説明図である。
【図5】本発明の実施形態1に係る建築用化粧板材の平
坦な建築躯体への取付状態を示す斜視図である。
坦な建築躯体への取付状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施形態2に係る建築用化粧板材の断
面図である。
面図である。
【図7】本発明の実施形態2に係る建築用化粧板材の建
築躯体への取付状態を示す斜視図である。
築躯体への取付状態を示す斜視図である。
【図8】本発明のその他の実施形態に係る建築用化粧板
材の断面図である。
材の断面図である。
【図9】本発明の別のその他の実施形態に係る建築用化
粧板材の建築躯体への取付状態を示す斜視図である。
粧板材の建築躯体への取付状態を示す斜視図である。
【図10】従来の建築用化粧板材の断面図である。
【図11】従来の建築用化粧板材の建築躯体への取付状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図12】従来の建築用化粧板材の弾性部材の可能な圧
縮長さを示す説明図である。
縮長さを示す説明図である。
10,20,30,40,50,60 建築用化粧板材
11,21,31,41,51,61 板材本体
12,22,32,42,52,62 弾性部材
13(13a,13b,13c) コの字溝
14,24,44 凹溝(凹部)
34 欠損部(凹部)
15,25,45,55,65 建築躯体
25a ジョイント部
Claims (5)
- 【請求項1】 板材本体と該板材本体裏面に一体に設け
られた弾性部材とを有し、該弾性部材が建築躯体に当接
することにより該板材本体を該建築躯体上で弾性支持す
ると共に該板材本体により該建築躯体を覆う建築用化粧
板材であって、 上記板材本体は、その裏面に凹部が形成されており、 上記弾性部材は、上記板材本体裏面の凹部内に設けら
れ、且つ、該板材本体後端から後方に突出するように形
成されていることを特徴とする建築用化粧板材。 - 【請求項2】 請求項1に記載された建築用化粧板材に
おいて、 上記板材本体裏面に形成された凹部は、上記弾性部材が
圧縮限界まで圧縮された際に該圧縮された弾性部材を収
容可能なように寸法設定されていることを特徴とする建
築用化粧板材。 - 【請求項3】 長尺に形成された板材本体と、該板材本
体裏面の幅方向の少なくとも一方側に長手方向に沿って
一端から他端まで延びるように一体に設けられた弾性部
材とを有し、該弾性部材が建築躯体に当接することによ
り該板材本体を該建築躯体上で弾性支持すると共に該板
材本体により該建築躯体を覆う建築用化粧板材であっ
て、 上記板材本体は、その裏面の幅方向の少なくとも一方側
に長手方向に沿って一端から他端まで延びる凹部が形成
されており、 上記弾性部材は、上記板材本体裏面の凹部内に該凹部に
沿って設けられ、且つ、該板材本体後端から後方に突出
するように形成されていることを特徴とする建築用化粧
板材。 - 【請求項4】 請求項3に記載された建築用化粧板材に
おいて、 上記板材本体裏面に形成された凹部は、上記弾性部材が
圧縮限界まで圧縮された際に該圧縮された弾性部材を収
容可能なように寸法設定されていることを特徴とする建
築用化粧板材。 - 【請求項5】 請求項3又は4に記載された建築用化粧
板材において、 上記板材本体は、該板材本体の幅方向両側間で水の流通
を可能ならしめる水流通手段が設けられていることを特
徴とする建築用化粧板材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002022841A JP2003221913A (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 建築用化粧板材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002022841A JP2003221913A (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 建築用化粧板材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003221913A true JP2003221913A (ja) | 2003-08-08 |
Family
ID=27745737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002022841A Pending JP2003221913A (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 建築用化粧板材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003221913A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016205063A (ja) * | 2015-04-27 | 2016-12-08 | 大建工業株式会社 | 不陸調整機能を有する建材 |
US9972857B2 (en) | 2009-04-01 | 2018-05-15 | Basf Se | Method for storing and transporting electrochemical energy |
-
2002
- 2002-01-31 JP JP2002022841A patent/JP2003221913A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9972857B2 (en) | 2009-04-01 | 2018-05-15 | Basf Se | Method for storing and transporting electrochemical energy |
JP2016205063A (ja) * | 2015-04-27 | 2016-12-08 | 大建工業株式会社 | 不陸調整機能を有する建材 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20041111 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20061122 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20061128 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070327 |