JP4046191B2 - 建物外壁 - Google Patents

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Description

本発明は、建物躯体に取付けられたカーテンウォールなどで構成された建物外壁に関する。
建物外壁を構成するカーテンウォールは種々提案されている。
例えば、特許文献1に開示されたように、建物躯体に複数の方立を左右方向に間隔を置いて取付け、この左右に隣接した方立間に横材を連結して方形状の枠部を形成し、その方形状の枠部にパネル部材を装着したカーテンウォールが提案されている。
実公平7−34979号公報
前述した従来のカーテンウォールは、方立が建物躯体に取付けられるから、その方立は強度的にしっかりとしたもので、その方立の幅寸法(左右寸法)が大きい。
このように、幅寸法の大きな方立が上下方向に連続するから、このカーテンウォールの外観意匠は方立が目立つ、いわゆる縦強調タイプである。
また、上下方向に連続した左右の方立間に横材を連結して枠部を形成しているので、上下方向に連続する枠部は、その左右寸法が同一で、このカーテンウォールの外観意匠は同一の左右寸法の枠部が上下方向に連続して見えるものである。
このようであるから、従来のカーテンウォールで構成された建物外壁は、その外観意匠の幅が狭く、自由な外観意匠とすることができない。
本発明は、前述の課題に鑑みなされたもので、その目的は、外観意匠の幅が広く、自由な外観意匠とすることができる建物外壁を提供することである。
第1の発明は、建物躯体に、上下方向に離隔して取付けた複数の取付用横材と、この上下に隣接した取付用横材間に左右方向に間隔を置いて連結した複数の縦材で枠部を形成し、この枠部にパネル部材を装着し、
前記取付用横材と縦材は室内外方向にほぼ同一位置のパネル装着部を有し、かつ縦材の室内側部は取付用横材よりも室内側に突出し、
前記取付用横材の室内側部と、前記縦材の取付用横材よりも室内側に突出した室内側部とに亘ってブラケットを固着して取付用横材と縦材を連結したカーテンウォールを備えていることを特徴とする建物外壁である。
第1の発明においては、建物躯体1の各階毎に取付用横材2を取付け、この上下に隣接した取付用横材2間に縦材3を連結して枠部4を形成することが好ましい。
すなわち、このようにすれば、各階毎に枠部4が構成されるから、その各階毎の枠部4の左右寸法を異ならせて外観意匠の幅をより広げることができる。
第1の発明においては、左右に隣接した縦材3の室内側部間に室内側パネル部材9を、パネル部材5と対向して取付けることができる。
第2の発明は、建物躯体1に、上下方向に離隔して取付けた複数の取付用横材2と、この上下に隣接した取付用横材2間に左右方向に間隔を置いて連結した複数の縦材3で枠部4を形成し、この枠部4にパネル部材5を装着し、
前記、取付用横材2と縦材3は室内外方向にほぼ同一位置のパネル装着部を有し、かつ縦材3の室内側部は取付用横材2よりも室内側に突出し、
前記取付用横材2の室内側部と、前記縦材3の取付用横材2よりも室内側に突出した室内側部とに亘ってブラケット50を固着して取付用横材2と縦材3を連結したカーテンウォールA及び、
前記建物躯体1に取付けた単窓Dを備え、
前記取付用横材2は、本体部20と、その本体部20の上部に設けた上パネル装着部21と、前記本体部20の下部に設けた下パネル装着部22と、前記本体部20の室内側上部に設けた上ファスナー取付部23と、前記本体部20の室内側下部に設けた下ファスナー取付部24を有する形状で、
前記建物躯体1に固着したファスナー8を上、下ファスナー取付部23,24に固着して取付用横材2が建物躯体1に取付けられ、
前記取付用横材2の本体部20の上下方向中間部で切断した下パネル装着部22と下ファスナー取付部24を有する下半分を前記単窓Dの窓枠73を構成する上枠70とし、かつ上パネル装着部21と上ファスナー取付部23を有する上半分を下枠71としたことを特徴とする建物外壁である。
第3の発明は、建物躯体1に、上下方向に離隔して取付けた複数の取付用横材2と、この上下に隣接した取付用横材2間に左右方向に間隔を置いて連結した複数の縦材3で枠部4を形成し、この枠部4にパネル部材5を装着し、
前記取付用横材2と縦材3は室内外方向にほぼ同一位置のパネル装着部を有し、かつ縦材3の室内側部は取付用横材2よりも室内側に突出し、
前記取付用横材2の室内側部と、前記縦材3の取付用横材2よりも室内側に突出した室内側部とに亘ってブラケット50を固着して取付用横材2と縦材3を連結したカーテンウォールA及び、
前記カーテンウォールAにおける上下に隣接した取付用横材2間に設けたPC板Bを備え、
前記取付用横材2は、本体部20と、その本体部20の上部に設けた上パネル装着部21と、前記本体部20の下部に設けた下パネル装着部22と、前記本体部20の室内側上部に設けた上ファスナー取付部23と、前記本体部20の室内側下部に設けた下ファスナー取付部24を有する形状で、
前記建物躯体1に固着したファスナー8を上、下ファスナー取付部23,24に固着して取付用横材2が建物躯体1に取付けられ、
前記上の取付用横材2におけるPC板Bと対向した下半分を、上パネル装着部21と上ファスナー取付部23と本体部20の上部が残存して切断除去し、その本体部20の上部をPC板Bの上部と対向させ、
前記下の取付用横材2におけるPC板Bと対向した上半分を、下パネル装着部22と下ファスナー取付部24と本体部20の下部が残存して切断除去し、その本体部20の下部をPC板Bの下部と対向させたことを特徴とする建物外壁である。
請求項1に係る発明によれば、カーテンウォールの外観意匠を横強調タイプとすることができるし、左右寸法の異なる枠部が上下方向に連続して見えるものにできるから、建物外壁の外観意匠の幅が広く、自由な外観意匠とすることができる。
また、取付用横材2と縦材3をブラケット50で強固に連結できるし、そのブラケット50を固着する際にパネル部材5が邪魔にならない。
請求項に係る発明によれば、外観意匠を横強調タイプとすることができるし、左右寸法の異なる枠部が上下方向に連続して見えるものにできるカーテンウォールと、単窓で建物外壁としているから、建物外壁の外観意匠の幅がより広く、より自由な外観意匠とすることができる。
また、取付用横材2と縦材3をブラケット50で強固に連結できるし、そのブラケット50を固着する際にパネル部材5が邪魔にならない。
また、カーテンウォールの取付用横材を切断した上半分、下半分を単窓の下枠、上枠としているから、1つの取付用横材を押出し成形すれば良く、コストが安い。
請求項に係る発明によれば、外観意匠を横強調タイプとすることができるし、左右寸法の異なる枠部が上下方向に連続して見えるものにできるカーテンウォールと、PC板で建物外壁としているから、建物外壁の外観意匠の幅が広く、より自由な外観意匠とすることができる。
また、取付用横材2と縦材3をブラケット50で強固に連結できるし、そのブラケット50を固着する際にパネル部材5が邪魔にならない。
また、カーテンウォールの上下に隣接した取付用横材の下半分、上半分を切断して除去し残存した部分間に亘ってPC板を取付けることができる。
図1と図2と図3に示すように、建物躯体1に取付用横材2が上下方向に離隔して複数取付けてある。
この上下に隣接した取付用横材2間に複数の縦材3が左右方向(取付用横材2の長手方向)に間隔を置いて連結することで、枠部4を形成する。
この枠部4にパネル部材5を装着してカーテンウォールAを構成している。
このカーテンウォールAで建物外壁を構成している。
このようであるから、取付用横材2を強度的にしっかりとしたものとすれば良く、この取付用横材2の幅寸法(上下寸法)を大きく、このカーテンウォールの外観意匠を取付用横材2が目立つ、いわゆる横強調タイプとすることができる。
また、上下に隣接した取付用横材2間に縦材3を連結して枠部4を形成しているから、その左右に隣接した縦材3の左右寸法が異なるように縦材3を連結することで、上下に連続した枠部4の左右寸法を異ならせることができ、このカーテンウォールの外観意匠を、左右寸法の異なる枠部4が上下方向に連続して見えるものとすることができる。
このようであるから、建物外壁の外観意匠の幅が広く、自由な外観意匠とすることができる。
前記取付用横材2は建物躯体1の各階毎に取付けることが好ましい。
例えば、床スラブ6を支持した鉄骨7にファスナー8でそれぞれ取付ける。
このようにすれば、各階毎に独立した枠部4を有するカーテンウォールとすることができるから、上下に隣接した取付用横材2間に連結する左右の縦材3の左右寸法を1つの階毎に異ならせることにより、各階の枠部4の左右寸法を異ならせることができる。
また、各縦材3は建物躯体1には取付けてなく、その上下部が上下に隣接した取付用横材2に取付けてあると共に、その各縦材3の室内側部が取付用横材2よりも室内側に突出しているので、その左右に隣接した縦材3の室内側部間に室内側パネル部材9を、前記パネル部材5と対向して取付け、この室内側パネル部材9と前記パネル部材5との間の空気層10を形成することができる。
前記室内側パネル部材9は1つの階における全ての縦材3の室内側部分間に取付けても良いし、いくつかの縦材3の室内側部分内に取付けても良い。これにより、室内側パネル部材9を設けた部分と、設けてない部分で見え方が違い、建物外壁の外観意匠の幅が広く、自由な外観意匠とすることができる。
前記各左右に隣接した縦材3間の下部寄りに腰部用横材11がそれぞれ連結され、前述した枠部4を窓用枠部4aと腰部用枠部4bに区画している。
前記窓用枠部4a、腰部用枠部4bの室外側部分にパネル部材5がそれぞれ装着され、窓用枠部4aの室内側部分と前記腰部用枠部4bの室内側部分に前述の室内側パネル部材9がそれぞれ取付けてある。
そして、腰部用枠部4bに取付けた室内側パネル部材9よりも室内側に不透明パネル、例えば耐火パネル12が取付けてある。
前記腰部用横材11の室内側部分に窓台13が取付けてあり、この窓台13と床スラブ6に亘って室内側パネル14が取付けてある。
次に、各部材の具体形状を説明する。
前記取付用横材2は、図4に示すように、本体部20と、その上部に一体に設けた上パネル装着部21と、本体部20の下部に一体に設けた下パネル装着部22と、前記本体部20の室内側上部に設けた上ファスナー取付部23と、本体部20の室内側下部に設けた下ファスナー取付部24を備えた形状である。
そして、上、下ファスナー取付部23,24にファスナー8が取付けられて取付用横材2が建物躯体1に取付けられる。
例えば、前記上、下ファスナー取付部23,24は後述するように上部あり溝23a、下部あり溝24aである。
ファスナー8の室内側部が鉄骨7に固着され、そのファスナー8の室外側部に上部孔8aと下部孔8bが形成してある。
前記上部あり溝23aと下部あり溝24aにボルト8cの頭部を挿入して設け、この各ボルト8cを前記上部孔8a、下部孔8bに挿入し、ナット8dを螺合してファスナー8の室外側部を取付用横材2に固着する。
前記上パネル装着部21に上の階のカーテンウォールを構成するパネル部材5の下縁部が装着されると共に、下パネル装着部22に下の階のカーテンウォールを構成するパネル部材5の上縁部が装着される。
この実施の形態では腰部用横材11の下部と上パネル装着部21とに亘って腰部のパネル部材5、例えば透明フロートガラスが装着され、その腰部用横材11の上部と上の階の取付用横材2の下パネル装着部22とに亘って窓部のパネル部材5、例えば複層ガラスが装着してある。
前記縦材3は図5に示すように、室外側左右両側部分にパネル装着部30をそれぞれ有する。このパネル装着部30は前記取付用横材2の上パネル装着部21、下パネル装着部22と面外方向(室内外側方向)に同一位置で、前記パネル部材5の左右縦縁部がそれぞれ装着される。
この縦材3は、その室内側部3aの見付け寸法(左右寸法)が小さく、室外側部3bの見付け寸法が大きくなるように左右両側面3cが傾斜している。
このようであるから、室内側から縦材3を見た時にスッキリとした見栄えの良い外観となるし、室外側部の左右両側にパネル部材5の左右縦縁部をしっかりと装着できる。
具体的には、縦材3は左右両側面が傾斜面で室内側部の見付け寸法が小さく、室外側部の見付け寸法が大きい本体31と、その本体31の室外側部に取付けた取付片32aと押え片32bで断面ほぼT字状の押え部材32によって左右両側面に開口した凹部を有する形状で、その凹部がパネル装着部30である。つまり、この凹部にパネル部材5の左右縦縁部をのみ込ませると共に、シール材33でシールして装着してある。
このようであるから、凹部を深くしてパネル部材5ののみ込み寸法を大きくすることでしっかりと装着する必要があるので、縦材3の室外側部3bの見付け寸法を大きくしてある。
図5においては、パネル装着部30に複層ガラスが装着してあるが、透明フロートガラスを装着する場合には厚さが薄いので本体31の室外側部における左右両側にシール材用の型材を装着し、この型材と押え片で凹部を構成し、凹部の見込み寸法を小さくする。
前記窓部用枠部4aに取付けた室内側パネル部材9は図4と図5と図6に示すように、上枠材40、下枠材41、左右の縦枠材42を方形状に連結した枠体43内にパネル44、例えばポリカーボネイト板、化粧パネルなどを装着してある。
そして、左右の縦枠材42を左右に隣接した縦材3の左右側面3cに取付ける。好ましくは着脱自在に取付ける。
例えば、縦材3の左右側面3cに受け部材45を固着し、左右の縦枠材42に係止部材46を取付け、その係止部材46を受け部材45に係止して着脱自在に取付ける。
図4に示すように、前記取付用横材2の下部室内側部に取付けたプレート47にシール材48が設けてあり、図6に示すように、下枠材41を窓台13に接すると上枠材40が前述のシール材48に圧接するようにしてある。
なお、図5には後述する取付用横材2と縦材3を連通するブラケット等の図示が省略してある。
前記取付用横材2と縦材3は図7、図8、図9に示すようにブラケット50を用いて連結される。
例えば、前記取付用横材2の上、下ファスナー取付部23,24に上下のブラケット50の一端部50aが第1ボルト・ナット51でそれぞれ固着され、その上のブラケット50の他端部50b、下のブラケット50の他端部50bを上の縦材3の下端部、下の縦材3の上端部に第2ボルト・ナット52でそれぞれ固着される。
このように、取付用横材2を建物躯体1に取付けるための上、下ファスナー取付部23,24を利用してブラケット50の一端部50aを固着しているので、取付用横材2にブラケット50を強固に固着できるから、取付用横材2と縦材3をブラケット50で強固に連結できる。
この実施の形態では、左右一対のブラケット50の一端部50aを取付用横材2における縦材3を境とした左右両側に位置してそれぞれ固着すると共に、その左右一対のブラケット50の他端部50bを縦材3の左右側面3cに接して第2ボルト・ナット52を締付けることで一対のブラケット50の他端部50bで縦材3を挟持するように固着しており、取付用横材2と縦材3をより一層強固に連結できる。
なお、これに限ることはなく、例えば一つのブラケット50で連結しても良い。
前記ブラケット50による連結の好ましい例を説明する。
前記縦材3の見込み寸法(室内外側方向の寸法)は取付用横材2の見込み寸法よりも大きく、その縦材3の上端部、下端部の室外側部分を鉤形に切り欠きして上端部に室内側上向き突部3−1、下端部に室内側下向き突部3−2を形成する。
この室内側上向き突部3−1、室内側下向き突部3−2を取付用横材2の上ファスナー取付部23、下ファスナー取付部24とそれぞれ対向すると共に、縦材3の切欠き上端面3−3を第2パネル装着部22(取付用横材2の室外側下面)と対向し、切欠き下端面3−4を第1パネル装着部21(取付用横材2の室外側上面)と対向する。
前記取付用横材2の上、下ファスナー取付部23,24は、前述したように本体部20の室内側面に上部あり溝23aと下部あり溝24aを室内側に開口して形成したものである。
前記縦材3の室内側上向き突部3−1、下向き突部3−2が下部あり溝24a、上部あり溝23aとそれぞれ対向し、この下部、上部あり溝24a,23aにボルト51aの頭部をそれぞれ挿入し、その各ボルト51aを上下のブラケット50の一端部50aの孔53にそれぞれ挿通し、かつナット51bをそれぞれ螺合して上下のブラケット50の一端部50aを固着する。
前記上下のブラケット50は縦材3を境とした左右両側にそれぞれ取付けられ、その左右のブラケット50の他端部50bが縦材3の室内側上向き突部3−1、下向き突部3−2の左右側面3cに接し、ボルト52aを左右一方の他側部50bの孔54、縦材3の孔55、左右他方の他側部50bの孔54に貫通し、ナット52bを螺合して締付けることで挟持して固着する。
このようであるから、取付用横材2と縦材3をブラケット50を用いて強固に連結できる。また、ブラケット50を一端部50aと他端部50bが略L字形状の単純なものにできる。
なお、取付用横材2と縦材3の連結の仕方は前述のものに限ることはない。
前記腰部用横材11は図6に示すように、ブラケット34と第1・第2ボルトナット35,36で縦材3の側面3cに連結してある。
具体的には、腰部用横材11の室内側突部11aの長手方向端部寄りを切断して除去し、その残存した部分の室内側面にブラケット34の一側部34aを接し、腰部用横材11に第1ボルト・ナット35のナット35aを設け、そのナット35aにボルト35bを螺合して固着する。
左右のブラケット34の他側部34bを縦材3の両側面3cにそれぞれ接し、その左右のブラケット34の他側部34b間に第2ボルト・ナット36のボルト36aを貫通し、ナットを螺合して縦材3を挟持するように固着する。
前記ブラケット34は窓台13によってカバーされる。
前述したカーテンウォールAによってのみ建物外壁を構成することができるが、このカーテンウォールAとPC板と単窓を適宜に組み合せて建物外壁を構成することもできる。
例えば、図10と図11と図12に示すように前述したカーテンウォールAと、PC板Bと、そのPC板Bで構成された開口部Cに取付けた単窓Dで建物外壁を構成する。
このように構成した建物外壁であれば、外観意匠の幅が著しく大きい。
前述の建物外壁において、カーテンウォールAの上下に隣接した取付用横材2間にPC板Bを取付ける一例を説明する。
図13に示すように、上の取付用横材2の長手方向におけるPC板Bと対向した部分における下半分(本体部20の下部、下ファスナー取付部24、下パネル装着部22)を切断して除去し、本体部20の上部と上ファスナー取付部23と上パネル装着部21(つまり、上半分)を残存させる。
前記残存した上ファスナー取付部23を利用してファスナー8に前述のようにして取付ける。
前記残存した本体部20の下部に水切60を取付け、この水切60でPC板Bの上端部をカバーし、その水切60とPC板Bの上端面との間をシール材61でシールする。
図14に示すように、下の取付用横材2の長手方向におけるPC板Bと対向した部分における上半分(本体部20の上部と上ファスナー取付部23と上パネル装着部21)、つまり前述した上の取付用横材2の残存した部分に相当する部分を切断して除去し、本体部20の下部と下ファスナー取付部24と下パネル装着部22、つまり前述の上の取付用横材2における切断して除去した下半分を残存させる。
前記残存した下ファスナー取付部24を利用して前述のようにファスナー8に取付ける。
前記残存した取付用横材2の上部に下横材62を取付け、この下横材62とPC板Bの下端面との間をシール材63でシールする。
前記PC板Bの縦縁部と隣接する縦材3は、他の縦材3と同一であっても良いが、左右一方側にのみパネル装着部30を有する形状であることが好ましい。
例えば、図15に示すように、縦材3を中空断面一体形状で、左右の一方の側面3c(PC板Bと反対側の側面)の室外側寄りが開口してパネル装着部30としてある。
そして、PC板Bの縦縁部における室内側部に切欠段部64が形成され、この切欠部64に縦材3の室外側部が位置し、かつシール材65でシールされる。
このようであるから、カーテンウォールAを構成する取付用横材2の下半分、上半分を切断して除去することで上半分、下半分を残存させることで、その残存した上半分、下半分間にPC板Bを取付けできる。
前記単窓Dは図10と図12に示すように、上枠70と下枠71と左右の縦枠72を方形枠組みした窓枠73を備え、この窓枠73にパネル部材74、例えば複層ガラスが装着してある。
前記上枠70、下枠71は前述のカーテンウォールAを構成する取付用横材2を上下に2分割し、その下半分を上枠70、上半分を下枠71として利用している。
これによって、単窓Dの上枠70、下枠71を取付用横材2とは別に押出し成形する必要がなく、コストが安い。
例えば、図16に示すように取付用横材2を前述したように上半分を切断し、残存した下半分を上枠70とする。
図17に示すように取付用横材2を前述したように下半分を切断し、残存した上半分を下枠71とする。この場合には、上パネル装着部21の見込み寸法が小さいので、図7に図示されている鉤片21aの部分を切断して除去する。
すなわち、取付用横材2が図7に示すように本体部20、上パネル装着部21、下パネル装着部22、上、下ファスナー取付部23,24を有する形状であるから、その本体部20を点線aと点線bで切断することで、その上半分を下枠71、下半分を上枠70として利用できる。
前記取付用横材2の好ましい形状を図7に基づいて説明する。
前記本体部20は室内側縦板20aと室外側縦板20bを連結片20cで連結した断面形状である。
前記上パネル装着部21は、本体部20の上部に一体的に設けた上中空部21bと、この上中空部21bの下部室外側に設けた突出片21cと、この突出片21cに係止して取付けた押え片21dで上向きの凹部を有し、その上向きの凹部が上パネル装着部21である。
前記上中空部21bの上部室外側に前述の鉤片21aが設けてある。
前記下パネル装着部22は、本体部20の下部に一体的に設けた下中空部22aと、この下中空部22aの上部室外側に設けた突出片22bと、この突出片22bに係止して取付けた押え片22cで下向きの凹部を有し、その下向きの凹部が下パネル装着部22である。
前記上、下ファスナー取付部23,24は、本体部20の室内側縦板20aの上下に一対の鉤片25,26を上下方向に間隔を置いて設けて上部、下部あり溝23a,24aを形成してある。
なお、上中空部21bの上部室内側に上横片27、下中空部22aの下部室内側に下横片28が室内側に向けてそれぞれ一体的に設けてあり、上横片27にカバー材29を取付けられ、下横片27に前記プレート47が設けてある。
取付用横材2は前述の断面形状であるから、その室内側縦板20a、室外側縦板20bを点線a、bで切断することで上枠70、下枠71とすることができる。
前記左右の縦枠72は、図示は省略するが図15に示す縦材3と同一である。
なお、図示は省略するが、カーテンウォールAと単窓Dで建物外壁としても良いし、カーテンウォールAとPC板Bで建物外壁としても良い。
カーテンウォールの一部外観図である。 図1のE−E断面図である。 図1のF−F断面図である。 図2のG部拡大図である。 図3のH部拡大図である。 図2のI部拡大図である。 取付用横材と縦材の連結部の縦断面図である。 図7のJ−J断面図である。 取付用横材と縦材の連結部の斜視図である。 建物の外壁の一部外観図である。 図9のK−K断面図である。 図9のL−L断面図である。 図11のM部拡大図である。 図11のN部拡大図である。 図12のO部拡大図である。 図10のP−P拡大断面図である。 図10のQ−Q拡大断面図である。
符号の説明
1…建物躯体、2…取付用横材、3…縦材、4…枠部、5…パネル部材、8…ファスナー、9…室内側パネル部材、20…本体部、21…上パネル装着部、22…下パネル装着部、23…上ファスナー取付部、24…下ファスナー取付部、30…パネル装着部、50…ブラケット、50a…一端部、50b…他端部、70…上枠、71…下枠、72…縦枠、73…窓枠、A…カーテンウォール、B…PC板、D…単窓。

Claims (5)

  1. 建物躯体に、上下方向に離隔して取付けた複数の取付用横材と、この上下に隣接した取付用横材間に左右方向に間隔を置いて連結した複数の縦材で枠部を形成し、この枠部にパネル部材を装着し、
    前記取付用横材と縦材は室内外方向にほぼ同一位置のパネル装着部を有し、かつ縦材の室内側部は取付用横材よりも室内側に突出し、
    前記取付用横材の室内側部と、前記縦材の取付用横材よりも室内側に突出した室内側部とに亘ってブラケットを固着して取付用横材と縦材を連結したカーテンウォールを備えていることを特徴とする建物外壁。
  2. 建物躯体の各階毎に取付用横材を取付け、この上下に隣接した取付用横材間に縦材を連結して枠部を形成した請求項1記載の建物外壁。
  3. 左右に隣接した縦材の室内側部間に室内側パネル部材を、パネル部材と対向して取付けた請求項記載の建物外壁。
  4. 建物躯体に、上下方向に離隔して取付けた複数の取付用横材と、この上下に隣接した取付用横材間に左右方向に間隔を置いて連結した複数の縦材で枠部を形成し、この枠部にパネル部材を装着し、
    前記取付用横材と縦材は室内外方向にほぼ同一位置のパネル装着部を有し、かつ縦材の室内側部は取付用横材よりも室内側に突出し、
    前記取付用横材の室内側部と、前記縦材の取付用横材よりも室内側に突出した室内側部とに亘ってブラケットを固着して取付用横材と縦材を連結したカーテンウォール及び、
    前記建物躯体に取付けた単窓を備え、
    前記取付用横材は、本体部と、その本体部の上部に設けた上パネル装着部と、前記本体部の下部に設けた下パネル装着部と、前記本体部の室内側上部に設けた上ファスナー取付部と、前記本体部の室内側下部に設けた下ファスナー取付部を有する形状で、
    前記建物躯体に固着したファスナーを上下ファスナー取付部に固着して取付用横材が建物躯体に取付けられ、
    前記取付用横材の本体部の上下方向中間部で切断した下パネル装着部と下ファスナー取付部を有する下半分を前記単窓の窓枠を構成する上枠とし、かつ上パネル装着部と上ファスナー取付部を有する上半分を下枠としたことを特徴とする建物外壁。
  5. 建物躯体に、上下方向に離隔して取付けた複数の取付用横材と、この上下に隣接した取付用横材間に左右方向に間隔を置いて連結した複数の縦材で枠部を形成し、この枠部にパネル部材を装着し、
    前記取付用横材と縦材は室内外方向にほぼ同一位置のパネル装着部を有し、かつ縦材の室内側部は取付用横材よりも室内側に突出し、
    前記取付用横材の室内側部と、前記縦材の取付用横材よりも室内側に突出した室内側部とに亘ってブラケットを固着して取付用横材と縦材を連結したカーテンウォール及び、
    前記カーテンウォールにおける上下に隣接した取付用横材間に設けたPC板を備え、
    前記取付用横材は、本体部と、その本体部の上部に設けた上パネル装着部と、前記本体部の下部に設けた下パネル装着部と、前記本体部の室内側上部に設けた上ファスナー取付部と、前記本体部の室内側下部に設けた下ファスナー取付部を有する形状で、
    前記建物躯体に固着したファスナーを上下ファスナー取付部に固着して取付用横材が建物躯体に取付けられ、
    前記上の取付用横材におけるPC板と対向した下半分を、上パネル装着部と上ファスナー取付部と本体部の上部が残存して切断除去し、その本体部の上部をPC板の上部と対向させ、
    前記下の取付用横材におけるPC板と対向した上半分を、下パネル装着部と下ファスナー取付部と本体部の下部を残存して切断除去し、その本体部の下部をPC板の下部と対向させたことを特徴とする建物外壁。
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