JP2003221805A - 芝地走行車用走行路の形成方法及び断面構造 - Google Patents

芝地走行車用走行路の形成方法及び断面構造

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JP2003221805A JP2002023383A JP2002023383A JP2003221805A JP 2003221805 A JP2003221805 A JP 2003221805A JP 2002023383 A JP2002023383 A JP 2002023383A JP 2002023383 A JP2002023383 A JP 2002023383A JP 2003221805 A JP2003221805 A JP 2003221805A
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vehicle
sand
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Tetsuo Kotani
鐵穂 小谷
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    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01BPERMANENT WAY; PERMANENT-WAY TOOLS; MACHINES FOR MAKING RAILWAYS OF ALL KINDS
    • E01B2204/00Characteristics of the track and its foundations
    • E01B2204/14Vegetation on or around railway-tracks

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)
  • Railway Tracks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 工期を短くすることができるとともに、工事
コストを低廉化でき、しかも工事終了後は芝地の景観が
悪くなるのを回避することができ、さらに、液状化現象
や芝生保護材の不用意な動きを防止することのできる芝
地走行車用走行路の形成方法及び断面構造を提供するこ
と。 【解決手段】 芝地走行車を走行させる走行路1を定
め、走行路1を所定の深さに掘削する工程と、この掘削
溝の底面に樹脂製の発泡スチロールブロック3を敷設す
る工程と、樹脂製の発泡スチロールブロック3の上に調
整土4を盛る工程と、この調整土4の上に不織布5を敷
設する工程と、この不織布5の上に、芝地走行車の走行
に耐えうる樹脂製の芝生保護材6を敷設する工程とを有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芝地走行車を走行
させるための芝地走行車用走行路の形成方法およびこの
方法により形成された芝地走行車用走行路の断面構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、芝地走行車用走行路の形成方法と
しては次のような方法があった。 (1) 芝地走行車を走行させる走行路を定め、前記走行路
を所定の深さに掘削し、その掘削溝の底面に砕石等を敷
きつめて路盤を形成する。 (2) 路盤の上にコンクリート用型枠を組み立てる。 (3) 型枠内にコンクリートを打設する。 (4) コンクリートを時間をかけて養生し、その後に型枠
を取外す。
【0003】上記従来の構成によれば、路盤形成工程や
コンクリート打設工程で砕石やコンクリート材といった
重量物を取り扱わなければならないために工事に手間が
かかっていた。そして、型枠の組み立てにも手間と時間
がかかるうえに、コンクリートの養生に時間がかかり、
その結果、工期が長くなるとともに工事コストが高くな
るいう問題があった。また工事終了後は、芝地走行車用
走行路のコンクリート面が芝地内にむき出しになって芝
地の景観が悪くなるという問題もあった。
【0004】そこで本出願人は、工期を短くすることが
できるとともに、工事コストを低廉化でき、しかも工事
終了後は芝地の景観が悪くなるのを回避することができ
る芝地走行車用走行路の形成方法を提案した(特願20
00−247277:ただし本願出願時点で未公開の先
願である。)。
【0005】この先願に係る芝地走行車用走行路の形成
方法は、芝地走行車を走行させる走行路を定め、前記走
行路を所定の深さに掘削し、その掘削溝の底面に樹脂製
のブロック体を敷設し、前記樹脂製のブロック体の上に
土又は砂を盛るとともに、前記芝地走行車の走行に耐え
うる芝生保護材を敷設することを特徴とするものであ
る。
【0006】つまり、芝地走行車を走行させる走行路を
定め、前記走行路を所定の深さに掘削する工程と、その
掘削溝の底面に樹脂製のブロック体を敷設する工程と、
樹脂製のブロック体の上に土又は砂を盛るとともに、芝
地走行車の走行に耐えうる芝生保護材を敷設する工程と
で芝地走行車用走行路を形成することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
先願技術においても、以下のような課題がある。すなわ
ち、 樹脂製のブロック体の上に土又は砂 (調整土又は
砂) を盛り、その土又は砂の上に芝生保護材を敷設して
いるが、降雨時にこの土又は砂が地面の上に抜けてき
て、液状化現象が起こる可能性がある。また、走行路を
形成するために、芝生保護材を多数連結しているが、芝
生保護材どうしを連結する部分に機械的なクリアランス
があり、このクリアランスが原因で芝生保護材が動いた
り、若干浮き上がったりする現象が生じる可能性があ
る。
【0008】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、その課題は、工期を短くすることができるととも
に、工事コストを低廉化でき、しかも工事終了後は芝地
の景観が悪くなるのを回避することができ、さらに、液
状化現象や芝生保護材の不用意な動きを防止することの
できる芝地走行車用走行路の形成方法及び断面構造を提
供することである。
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明に係る芝地走行車用走行路の形成方法は、芝地走
行車を走行させる走行路を定め、前記走行路を所定の深
さに掘削する工程と、この掘削溝の底面に樹脂製のブロ
ック体を敷設する工程と、前記樹脂製のブロック体の上
に土又は砂を盛る工程と、この土又は砂の上に多孔性保
護シートを敷設する工程と、この多孔性保護シートの上
に、前記芝地走行車の走行に耐えうる芝生保護材を敷設
する工程とを有することを特徴とするものである。
【0009】この方法によれば、樹脂製のブロック体・
土又は砂・芝生保護材など比較的軽い物を取り扱うこと
になり、例えば、砕石やコンクリート材といった重量物
を取り扱う従来の方法に比べると工事を簡単に行うこと
ができる。
【0010】また、型枠の組み立てという手間と時間の
かかる作業もなくなり、さらに養生工程もなくなる。芝
生保護材は一般に下側の土又は砂に連なる複数の貫通孔
を備えており、この貫通孔を通して芝生を生えさせるも
のであるから、工事終了後に芝地走行車用走行路を芝生
で覆われた状態にすることができる。
【0011】例えば、単に地面に芝生保護材を敷設した
だけでは、芝地走行車等の重量によって走行路面の下側
の土又は砂が下方や斜め下方に連続的に圧縮変形し、走
行路面が沈下していきやすいが、上記の方法で完成させ
た芝地走行車用走行路では、芝地走行車等の走行時の荷
重(エネルギー)を弾性を有する樹脂製のブロック体の
弾性変形により吸収させることができるので、樹脂製ブ
ロック体の下側の土又は砂や横外方側の土又は砂の変形
を抑制でき、走行路面の沈下を抑制することができる。
【0012】そして、芝地走行車の走行に耐えうる芝生
保護材を設けてあるから芝生を保護することができる。
芝生が成長すると、芝生の根が樹脂製ブロック体の上側
の土又は砂に張りめぐった状態になり、土又は砂がより
圧縮変形しにくくなる。従って、工期を短くすることが
できるとともに、工事コストを低廉化でき、しかも工事
終了後は芝地の景観が悪くなるのを回避することができ
る。
【0013】また、ブロック体の上に盛られた土又は砂
の上に多孔性保護シートを敷設している。この多孔性保
護シートは、多孔性であるので透水性を有している。ま
た、土又は砂の浮き上がりを防止できるような大きさの
多孔性とする。これにより、降雨時における土又は砂の
浮き上がりを防止できるので、液状化現象を防ぐことが
できる。その結果、工期を短くすることができるととも
に、工事コストを低廉化でき、しかも工事終了後は芝地
の景観が悪くなるのを回避することができ、さらに、液
状化現象を防止する芝地走行車用走行路の形成方法を提
供することができた。
【0014】本発明の好適な実施形態として、前記樹脂
製のブロック体は、透水性がある樹脂製のブロック体で
構成される。
【0015】樹脂製のブロック体は透水性があるから、
雨水を樹脂製ブロック体の下側に染み通させることがで
き、走行路面に水溜まりができにくくなる。そして、樹
脂製ブロック体内の水が通る空間に芝生の根が入り込ん
で、樹脂製ブロック体と芝生を一体化でき、樹脂製ブロ
ック体を安定的に固定することができる。従って、芝地
走行車が走行しやすい走行路を形成することができるよ
うになった。
【0016】本発明の課題を解決する別の芝地走行車用
走行路の形成方法は、芝地走行車を走行させる走行路を
定め、前記走行路を所定の深さに掘削する工程と、この
掘削溝の底面に土又は砂を敷設し、その上に多孔性保護
シートを敷設する工程と、この多孔性保護シートの上
に、前記芝地走行車の走行に耐えうる芝生保護材を敷設
する工程とを有することを特徴とするものである。
【0017】最初に説明した形成方法と異なるのは、切
削溝の底面に樹脂製のブロック体を敷設する工程を含ま
ない点である。この樹脂製のブロック体は、クッション
効果を有するものであるが、適切な厚みの多孔性保護シ
ートを敷設することで、この多孔性保護シート自体にク
ッション効果を発揮させることができる。このように、
ブロック体をなくすことで、部品コストを低減し、また
切削溝の深さも浅くできるため、工事コストも低減し、
工期を短くすることも可能である。
【0018】また、本発明による芝地走行車用走行路の
断面構造は、芝地走行車を走行させるために定められた
走行路を、所定の深さに掘削した切削溝と、この掘削溝
の底面に敷設された樹脂製のブロック体と、前記樹脂製
のブロック体の上に盛られた土又は砂と、この土又は砂
の上に敷設された多孔性保護シートと、この多孔性保護
シートの上に敷設された、前記芝地走行車の走行に耐え
うる芝生保護材とを有することを特徴とするものであ
る。
【0019】さらに、本発明による別の芝地走行車用走
行路の断面構造は、芝地走行車を走行させるために定め
られた走行路を、所定の深さに掘削した切削溝と、この
掘削溝の底面に敷設された土又は砂と、この土又は砂の
上に敷設された多孔性保護シートと、この多孔性保護シ
ートの上敷設された、前記芝地走行車の走行に耐えうる
芝生保護材とを有することを特徴とするものである。作
用・効果については、すでに述べた通りである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る芝地走行車用
走行路の形成方法(断面構造) の好適な実施形態を図面
に基づいて説明する。図1に、人やゴルフ用具を載せて
走行する電磁誘導式の乗用ゴルフカート20(芝地走行
車に相当、図2参照)用の走行路をゴルフ場に形成する
方法を示してある。
【0021】前記走行路の形成方法は次の通りである。 (1) 図1(a)に示すように、乗用ゴルフカート20を
走行させる走行路1を定める。つまり、乗用ゴルフカー
ト20の左右の車輪21を各別に通す左側走行路部分1
Lと右側走行路部分1Rとを定める。
【0022】(2) 図1(b)に示すように、左側走行路
部分1Lと右側走行路部分1Rとを掘削し、幅30cm
・深さ18cmの左右一対の掘削溝2を形成する。そし
て各掘削溝2の底面をたたいて平坦にする(整地・整
形)。
【0023】上記の場合、前記掘削溝2の側面がほぼ垂
直になってできるだけ平坦な面になるように、掘削に先
立って掘削溝2の側面に対応する地面をカッターで縦に
切断して切り込み溝を入れる。
【0024】(3) 図1(c)に示すように、各掘削溝2
の底面に透水性の発泡スチロールブロック3(樹脂製の
ブロック体に相当)を敷設する。発泡スチロールブロッ
ク3の厚さ(上下方向の寸法)は8cmである。発泡ス
チロールブロック3は、風などによって移動しないよう
に敷設後速やかに埋め戻す。溝壁面部との隙間を発生土
や真砂土などで埋める。以下、「土」という表現を用い
ているが、本発明においては、「土」ではなく「砂」を
代わりに用いることもできる。
【0025】透水性がある発泡スチロールブロック3を
用いることで、走行路面の排水をよくすることができ
る。前記発泡スチロールブロック3は、多数の発泡スチ
ロール粒子の間に、三次元的に連通する多数の空隙を形
成して成るものであり、水が前記空隙を通るようになっ
ている。
【0026】そして、発泡スチロールブロック3の上に
調整土4を盛る(厚さ3cm)。調整土4は、洗い砂な
ど粘性の少ない砂を用いる。なお、埋め戻し土に粘性の
少ない砂を用いる場合には、埋め戻しと調整土の盛りを
同時に施工することも可能である。
【0027】さらに、その調整土4の上に不織布5 (多
孔性保護シート) を敷設する。不織布5の厚さは1〜3
mmであり、好ましくは1.5mmである。また、幅は
40cmである。この不織布5は、荷重の分散や調整土
4の流出を防ぐためのものである。調整砂の流出防止の
効果を高めるためには、心持ち幅方向の両端部を下方に
下げるように敷設することが好ましい。
【0028】なお、基盤が硬く、転石・浮き石などがあ
る場合は、発泡スチロールブロック3と基盤との間に隙
間が生じないように、真砂土などで1〜3cm程度の敷
砂を行うようにする。このような敷砂をするか否かは、
基盤の性質に応じて決定することができる。
【0029】(4) 図1(d)に示すように、乗用ゴルフ
カート20の走行に耐えうる(つまり、乗用ゴルフカー
ト20の車輪21に対する耐摩耗性・引っ張り特性・曲
げ特性などを備えた)樹脂製の芝生保護材6(商品名:
グリーンブロック) を敷設する。
【0030】図3に前記芝生保護材6の構成を示す。芝
生保護材6は、多数の格子目60(円形の孔)の周りに
多数の中空柱状部61を上方に向けて突設してある。中
空柱状部61には、上下方向に貫通孔が形成されてい
る。芝生保護材6は、被連結部62と連結部63とを有
している。被連結部62には、連結用の突起62aが形
成されており、これが隣接する芝生保護材6の連結部6
2の中空孔に挿入される。連結部63も、中空柱状部6
1と同様の形状を有している。図3に示される芝生保護
材6を走行路に沿って、多数連結する。芝生保護材6の
高さ寸法は7cmである。この芝生保護材6は、最終的
に釘で土に固定される。次に、左右の芝生保護材6どう
しの間隔を保持するため、ガイドサポート7を取り付け
る。
【0031】(5) 図1(e)に示すように、乗用ゴルフ
カート20を電磁誘導するための誘導ループ線8を左側
走行路部分1Lと右側走行路部分1Rとの間に敷設す
る。誘導ループ線8は、ガイドサポート7の中央部に設
けられたコネクター7aに保持される。誘導ループ線8
を敷設した後、客土等の覆い土で埋め戻す。
【0032】(6) 図1(f)に示すように、覆い土の流
出を防ぐために、施工完了後、速やかに芝を張り転圧す
る。なお、覆い土の流出の心配がない平坦な場所では、
芝生保護材6の上に芝を張らないで施工することもでき
る。
【0033】上記の方法によれば、発泡スチロールブロ
ック3・土・樹脂製の芝生保護材6など比較的軽い物を
取り扱うことになり、例えば、砕石やコンクリート材と
いった重量物を取り扱う方法に比べると工事を簡単に行
うことができる等の利点がある。
【0034】また、乗用ゴルフカート20等の重量を、
土よりも圧縮変形しにくい発泡スチロールブロック3に
支持させることができ、これにより、下方や斜め下方に
向かう土の連続的な圧縮変形を発泡スチロールブロック
3でくい止めて、発泡スチロールブロック3の下側の土
や横外方側の土の変形を抑制でき、走行路面の沈下を抑
制することができる。
【0035】そして、芝生が成長すると、芝生の根が発
泡スチロールブロック3の上側の土に張りめぐった状態
になり、土がより圧縮変形しにくくなる。図2は、電動
カート20が走行路1上を走行している状態を示してあ
る。
【0036】次に、不織布5の効果を図4により説明す
る。図4(a)は、格子目60の中央部分で切断した断
面図、(b)は芝生保護材6の側面図である。芝生保護
材6の下には不織布5が敷設されているが、不織布5の
格子目60の位置する部分は調整土4の圧力により、球
面状の盛り上がり部5aが形成される。一方、芝生保護
材6は、連結部63と被連結部62により、連結される
が、連結部分には機械的なクリアランスがあるため、芝
生保護材6はわずかであるが動くことができる。このが
たつき成分があると、乗用ゴルフカート20の乗り心地
性も悪くなる。そこで、不織布5を敷設すると、上記の
盛り上がり部5aが格子目60に入りこみ、芝生保護材
6の動きを抑制することができる。
【0037】また、不織布5は、例えばポリエステル長
繊維(スパンボンド不織布) で形成され、透水性にも優
れている。また、降雨時などにおいて、不織布5の下方
にある調整土4が上方に浮き上がってくることがないの
で、走行路の液状化を防ぐことができる。
【0038】<別実施形態1>上記の実施形態では、乗
用ゴルフカート20の左右の車輪21を各別に通す左側
走行路部分1Lと右側走行路部分1Rとを形成したが、
これに換えて、左側走行路部分1Lから右側走行路部分
1Rに至る幅の1本の走行路1を形成してもよい。
【0039】<別実施形態2>次に、別実施形態に係る
芝地走行車用走行路の形成方法を図5により説明する。
図5と図1を比較するとよく分かるように、図5におい
ては発泡スチロールブロック3を用いていない。その代
わり、不織布5の厚さを少し厚くしており、これにより
クッション性を確保することができる。図5からも容易
に理解されるように、発泡スチロールブロック3を無く
すことで、その厚み分だけ切削溝の深さを浅くすること
ができる。これにより、工期を短くすることができる。
また、発泡スチロールブロック3を用いない分、部品コ
ストも低減することができる。なお、その他の部分につ
いて、図1と同じ機能をする部材については同じ図番を
付して、その説明を省略する。
【0040】<更に別の実施形態>前記芝生保護材4の
形状・材質は上記の実施形態の形状・材質に限られるも
のではない。柔軟性があり、耐圧性・対候性・対摩耗性
に優れた物性を備えていれば良い。本実施形態では、多
孔性保護シートの例として不織布をあげているが、これ
に限定されるものではない。不織布ではなく、織布を用
いてもよく、その他の同じ機能を有するシートを用いて
も良い。
【0041】前記樹脂製のブロック体3の上に盛る土
は、芝生を生えさせることができるものであれば、人工
の土であってもよい。前記芝地はゴルフ場に限られるも
のではなく、庭園や公園であってもよい。前記芝地走行
車は乗用ゴルフカート以外の車両であってもよい。上記
の実施形態で挙げた数値は一例であり、別の数値であっ
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る芝地走行車用走行路の形成
方法の手順を示す図
【図2】芝地走行車が走行路を走行している状態を示す
【図3】芝生保護材の構成を示す図
【図4】不織布の効果を示す図
【図5】第2実施形態に係る芝地走行車用走行路の形成
方法の手順を示す図
【符号の説明】
1 走行路 1R 右側走行路部分 1L 左側走行路部分 2 切削溝 3 発泡スチロールブロック 4 調整土 5 不織布 6 芝生保護材 7 ガイドサポート 8 誘導ループ線 60 格子目 61 中空柱状部 62 被連結部 63 連結部 64 爪
フロントページの続き Fターム(参考) 2D051 AB05 AE04 AF01 AG11 AG12 AG16 AG18 AH02 DA11 DA13 DB03 DC05 DC09 EA02 EA03 2D056 GA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芝地走行車を走行させる走行路を定め、
    前記走行路を所定の深さに掘削する工程と、 この掘削溝の底面に樹脂製のブロック体を敷設する工程
    と、 前記樹脂製のブロック体の上に土又は砂を盛る工程と、 この土又は砂の上に多孔性保護シートを敷設する工程
    と、 この多孔性保護シートの上に、前記芝地走行車の走行に
    耐えうる芝生保護材を敷設する工程とを有することを特
    徴とする芝地走行車用走行路の形成方法。
  2. 【請求項2】 前記樹脂製のブロック体は、透水性があ
    る樹脂製のブロック体である請求項1記載の芝地走行車
    用走行路の形成方法。
  3. 【請求項3】 芝地走行車を走行させる走行路を定め、
    前記走行路を所定の深さに掘削する工程と、 この掘削溝の底面に土又は砂を敷設し、その上に多孔性
    保護シートを敷設する工程と、 この多孔性保護シートの上に、前記芝地走行車の走行に
    耐えうる芝生保護材を敷設する工程とを有することを特
    徴とする芝地走行車用走行路の形成方法。
  4. 【請求項4】 前記多孔性保護シートは、不織布により
    形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
    項に記載の芝地走行車用走行路の形成方法。
  5. 【請求項5】 芝地走行車を走行させるために定められ
    た走行路を、所定の深さに掘削した切削溝と、 この掘削溝の底面に敷設された樹脂製のブロック体と、 前記樹脂製のブロック体の上に盛られた土又は砂と、 この土又は砂の上に敷設された多孔性保護シートと、 この多孔性保護シートの上に敷設された、前記芝地走行
    車の走行に耐えうる芝生保護材とを有することを特徴と
    する芝地走行車用走行路の断面構造。
  6. 【請求項6】 芝地走行車を走行させるために定められ
    た走行路を、所定の深さに掘削した切削溝と、 この掘削溝の底面に敷設された土又は砂と、 この土又は砂の上に敷設された多孔性保護シートと、 この多孔性保護シートの上敷設された、前記芝地走行車
    の走行に耐えうる芝生保護材とを有することを特徴とす
    る芝地走行車用走行路の断面構造。
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