JP2579870B2 - 排水路材 - Google Patents

排水路材

Info

Publication number
JP2579870B2
JP2579870B2 JP4214530A JP21453092A JP2579870B2 JP 2579870 B2 JP2579870 B2 JP 2579870B2 JP 4214530 A JP4214530 A JP 4214530A JP 21453092 A JP21453092 A JP 21453092A JP 2579870 B2 JP2579870 B2 JP 2579870B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drainage channel
drainage
channel material
cloth
soil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4214530A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0641939A (ja
Inventor
真宏 根岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YAMAMOTOSAKICHI SHOTEN KK
Original Assignee
YAMAMOTOSAKICHI SHOTEN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YAMAMOTOSAKICHI SHOTEN KK filed Critical YAMAMOTOSAKICHI SHOTEN KK
Priority to JP4214530A priority Critical patent/JP2579870B2/ja
Publication of JPH0641939A publication Critical patent/JPH0641939A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2579870B2 publication Critical patent/JP2579870B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、切土や盛土等の土構造
に土木用材料として、あるいは、人工地盤における植栽
材料として用いられる排水路材の構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術とその問題点】土または地盤によって形成さ
れる土構造には、原地盤を切り取って造成される切土と
基礎地盤上に土砂などを盛り立てて築造される盛土、更
に、これらの付帯構造である法面があり、これらの土構
造には、一般に当該構造を安定化するために排水工が設
けられる。
【0003】また、高密化した都市部では緑地を創出す
る余地が少ないので、従来、ビル屋上の緑化等により緑
を生み出そうとする工夫がなされている。人工的に構築
した不透水性の構造物上に用意した基盤は人工地盤と呼
ばれ、この上に植栽することが行われ始めた。その後、
駐車場の上に公園を造ったり、あるいは逆に公園の下に
駐車場を建設するなど、土地の高度利用化に伴い人工地
盤への植栽はますます増大しつつある。
【0004】一般に、人工地盤は不透水支持構造物の上
に排水層と、植栽のための土壌層を載せて構成され、こ
の人工地盤に対して植栽が行われる。従って、人工地盤
上に降った雨水などの余剰水は排水層を経て、支持構造
物の下部に設けた排水路に流出する。排水層としては、
従来から、無菌性でしかも保水性や排水性が良好な微粒
状のパーライトが用いられている。しかし、パーライト
は非常に軽いので、その上にシートを敷くなどしても、
敷設作業中、シートと共に飛散し易い。
【0005】最近、これに代わる方法として、布袋中に
発泡スチロール材を詰め込んだ排水路材を排水層として
敷き並べて、人工地盤を形成することも行われるように
なってきた。この方法によれば、透水性の排水路材を敷
設するだけで、パーライトを撒いたりシートを敷く手間
を省くことが可能である。しかしながら、上記排水路材
を使用しても、隣接して敷設した排水路材の隙間に上方
から土壌が流れ込み、人工地盤内部に堰を造り、排水を
妨げるという欠点が生じていた。
【0006】
【発明の目的】本発明は上記課題を解決しようとするも
のであり、切土や盛土等の土構造に土木用材料として、
あるいは、人工地盤における植栽材料として好適な排水
路材を提供することを発明の目的とするものである。
【0007】
【発明の構成】本発明の排水路材は、筒状の閉塞した布
袋中に合成樹脂または合成繊維からなる球状物または塊
状物を充填してなり、該布袋の一方の端部周縁に縁布を
有することを特徴とするものである。なお、前記縁布は
排水路材の接続方向に切り込みを有することが好まし
い。
【0008】
【作用】前記排水路材を連結するには、排水路材の縁布
を有する端部に、他の排水路材の縁布を有しない端部を
当接させ、当該縁布のない端部全体を前記縁布により覆
うようにする。而して、排水路材間に生じる間隙全体を
前記縁布で塞ぐようにすれば、排水路材上に客土して土
壌層を載せても、前記間隙に土壌が流れ込んで、地盤内
部に堰を造ったり、あるいは、排水路材と連通する下流
の排水路に土壌が流出してこれを閉塞するようなことは
ない。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る排水路材の構造を図面に
基づいて説明する。図1は排水路材10の斜視図を示し
ており、同図(a)は角筒形、同図(b)は円筒形の排
水路材である。
【0010】排水路材10の外形を構成する布袋12に
は、化学繊維や天然繊維を使用した織布、不織布を用
い、また、布袋12の内部には、合成樹脂、天然樹脂、
合成繊維または天然繊維からなる球状物または塊状物1
4を充填する。
【0011】上記合成樹脂の充填物14としては、緩衝
材や断熱材として一般に使用されている発泡スチロール
材が好ましく、その粒径が約5〜20mm程度の球状物
を利用する。本発明の排水路材10に詰め込む発泡スチ
ロール材としては、圧縮強度や軽さの点で、電気製品な
どの包装用として使用済の廃発泡スチロール材で性能的
に十分である。また、上記合成繊維の充填物14として
は、市販されている合成繊維を圧縮して塊状物としたも
のが、土木用の排水路材の充填物として好適である。
【0012】排水路材10の一方の端部には全周に縁布
16を設ける。縁布16の長さは、排水路材10、10
同士を直列に接続する際に、排水路材10、10間に生
じる間隙を塞ぐことができる程度であればよい。また、
縁布16には、接続方向に切り込み18を設け、排水路
材10、10の接続が容易となるようにする。当該切り
込み18は、角筒形の排水路材10にあっては2箇所、
円筒形の排水路材10にあっては1箇所あれば、十分で
ある。
【0013】なお、縁布16を排水路材10に設けるに
は、1枚ないしは複数枚の織布または不織布を折り畳ん
で内部に発泡スチロール材等を充填した後、筒状に縫製
すればよい。
【0014】図2は排水路材を敷設した状態を示す斜視
図であり、多数の排水路材10を地盤の底面および壁面
に沿って水平または垂直方向に直列に並べて敷設するこ
とにより、排水路を形成している。
【0015】排水路材10を連結するには、排水路材1
0の縁布16を有する端部に、他の排水路材10の縁布
16を有しない端部を当接させ、当該縁布16のない端
部全体を前記縁布16により覆うようにする。このよう
にして、排水路材10、10間に生じる間隙全体を縁布
16で塞ぐようにすれば、排水路材10上に客土して土
壌層を載せても、前記間隙に土壌が流れ込んで、地盤内
部に堰を造ったり、あるいは、排水路材10と連通する
下流の排水路(図示せず。)に土壌が流出してこれを閉
塞するようなことはない。
【0016】図3は、前記円筒形の排水路材10を円弧
状に曲げて、直列に接続配置した状態を示している。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、土木用または土木工事
用の排水路や、植栽用人工地盤における排水層を簡易な
構造の排水路材で構成することができる。また、この排
水路材は直列に敷設してゆくだけで、前記排水路や排水
層を極めて容易に造成することができ、しかも、造成さ
れた排水路や排水層は閉塞の虞もないという顕著な効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】排水路材の斜視図である。
【図2】角筒形の排水路材を敷設した状態を示す斜視図
である。
【図3】円筒形の排水路材を敷設した状態を示す斜視図
である。
【符号の説明】
10 排水路材 12 布袋 14 充填物 16 縁布 18 切り込み

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の閉塞した布袋中に合成樹脂または
    合成繊維からなる球状物または塊状物を充填してなり、
    該布袋の一方の端部周縁に縁布を有することを特徴とす
    る排水路材。
  2. 【請求項2】 前記縁布が排水路材の接続方向に切り込
    みを有することを特徴とする請求項1記載の排水路材
JP4214530A 1992-07-20 1992-07-20 排水路材 Expired - Fee Related JP2579870B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4214530A JP2579870B2 (ja) 1992-07-20 1992-07-20 排水路材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4214530A JP2579870B2 (ja) 1992-07-20 1992-07-20 排水路材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0641939A JPH0641939A (ja) 1994-02-15
JP2579870B2 true JP2579870B2 (ja) 1997-02-12

Family

ID=16657258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4214530A Expired - Fee Related JP2579870B2 (ja) 1992-07-20 1992-07-20 排水路材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2579870B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5562819A (en) * 1994-04-19 1996-10-08 Fresh Creek Technologies, Inc. Apparatus for trapping, signalling presence of and collecting debris in waterways
JP4620408B2 (ja) * 2004-08-20 2011-01-26 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 築堤用土嚢及びそれを用いた築堤工法
KR100966382B1 (ko) * 2009-09-24 2010-06-28 통진엔지니어링(주) 깊은 기초의 불안정 토사 사석층 지반차수 및 지반보강장치와 이를 이용한 차수 및 지반 보강공법
JP5656251B2 (ja) * 2010-12-25 2015-01-21 太陽工業株式会社 地盤排水構造、およびその施工方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4882704U (ja) * 1971-12-30 1973-10-08
JPS6431131U (ja) * 1987-08-14 1989-02-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0641939A (ja) 1994-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7128497B2 (en) Horizontally draining artificial turf system
EP0433089B1 (en) Improved fluid directing systems
KR101583664B1 (ko) 식생유닛을 이용한 비탈면 녹화공법 및 식생유닛
JP2579870B2 (ja) 排水路材
JPH07252841A (ja) 補強土構造物
JP3781631B2 (ja) 植栽用地盤
JP2008125450A (ja) コケ緑化用コンクリート体及びコンクリート体のコケ緑化構造
JPH11181792A (ja) 住宅地盤改良用基礎材料収容装置
JPH07106102B2 (ja) 透水性マットおよびその敷設方法
JP2507503Y2 (ja) 屋上庭園用の人工地盤
KR200146295Y1 (ko) 옥상용 인공 지반
JPH0453205B2 (ja)
JPS63284321A (ja) 盛土斜面の土留工法
JPH0547575Y2 (ja)
JPH0245281Y2 (ja)
JP3701429B2 (ja) コンクリート製緑化護岸用ブロック
KR200200097Y1 (ko) 록지조성용 배수처리판
JPH04357207A (ja) ベントナイト防水工法および防水マット
JPH0226980Y2 (ja)
JPH0837945A (ja) 植物根系保護装置
JP2003286703A (ja) 地表面冷却構造
JPS61134434A (ja) コンクリ−ト擁壁工法
JPS6351527A (ja) 法面安定工法
CN207228052U (zh) 一种生态挡墙结构及生态挡墙
JP2008048645A (ja) コケ緑化用コンクリート体及びコンクリート体のコケ緑化構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350