JP2003220923A - エアーバッグモジュール装備シート - Google Patents

エアーバッグモジュール装備シート

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JP2003220923A JP2002024244A JP2002024244A JP2003220923A JP 2003220923 A JP2003220923 A JP 2003220923A JP 2002024244 A JP2002024244 A JP 2002024244A JP 2002024244 A JP2002024244 A JP 2002024244A JP 2003220923 A JP2003220923 A JP 2003220923A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トリムカバーの破れ出しを伴うことなく、ト
リムカバーの破断部をエアーバッグの膨張圧で瞬時に切
開させられるよう力布を備え付ける。 【解決手段】 トリムカバー11の破断部11aと共縫
いする片端末を除いてトリムカバー11と別体の力布1
4,15を備え、片方の力布14をバックパッド12の
前側部からサイドプレート13bの背後側に回し込むと
共に、他方の力布15をエアーバッグモジュール10の
前部側からサイドプレート13bの背後側に回し込み、
各力布14,15をトリムカバー11の端末と分けて他
端末でシートバックフレーム13aのサイドプレート1
3bに引張り止着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアーバッグをイ
ンフレータより発生する出力圧で外方に向けて膨張展開
可能にエアーバッグケースで収容したエアーバッグモジ
ュールをシートバックのサイド部に備えるエアーバッグ
モジュール装備シートの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図5で示すようにエアーバッグを
エアーバッグケースで収容したエアーバッグモジュール
1をインフレータより発生する出力圧で膨張展開可能に
備え、エアーバッグモジュール1の装備側を被包するト
リムカバー2の前面マチ部2aと側面マチ部2bとの縫
い合わせ目からトリムカバー2の破断部2cを形成し、
更に、伸びの少ない一対の力布3,4をトリムカバー2
の破断部2cと共縫いさせてトリムカバー2の内側に備
え付け、エアーバッグモジュール1を力布3,4で包み
込んでシートバックBのサイド部に装備するものが提案
されている(例えば、特開平9−179010号)。
【0003】そのエアーバッグモジュール装備シートに
おいては、片方の力布をバックパッドの前側部に回し込
んでバックパッドの吊込み穴からバックパッドの内側に
引き込んでトリムカバーと一体にクッションスプリング
で吊込み止着すると共に、他方の力布をエアーバッグモ
ジュールの前部側からシートバックフレームの背後側に
回し込んでトリムカバーと一体にシートバックフレーム
で端末止着することにより、一対の力布がトリムカバー
と一体に組み付けられている。
【0004】その力布をトリムカバーと一体に組み付け
ると、エアーバッグケースがエアーバッグの膨張圧で開
放するに伴って、エアーバッグの膨張圧が力布からトリ
ムカバーに直に作用し、力布がエアーバッグケースのリ
ッドによる引張りに耐えられても、トリムカバーがエア
ーバッグケースのリッドで引っ張られることにより破れ
出す虞れがある。このトリムカバーの破れを伴うことで
は、エアーバッグの膨張展開が不完全との印象を与える
ところから好ましくない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、トリムカバ
ーの破れ出しを伴うことなく、トリムカバーの破断部を
エアーバッグの膨張圧で瞬時に切開させられるよう力布
を備え付けるエアーバッグモジュール装備シートを提供
することを目的とする。
【0006】それと共に、本発明はエアーバッグの膨張
圧をトリムカバーの破断部に集中的に作用させてトリム
カバーの破断部をエアーバッグの膨張圧で瞬時に切開さ
せられるよう力布を備え付けるエアーバッグモジュール
装備シートを提供することを目的とする。
【0007】また、本発明はエアーバックモジュールを
包み込んで力布を容易に組み付けられるエアーバッグモ
ジュール装備シートを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
エアーバッグモジュール装備シートにおいては、エアー
バッグをインフレータより発生する出力圧で外方に向け
て膨張展開可能にエアーバッグケースで収容したエアー
バッグモジュールをバックパッドの空洞内に配置させて
シートバックフレームのサイドプレートに取り付け、そ
のエアーバッグモジュールの装備側を被包するトリムカ
バーの縫い合わせ目からエアーバッグケースの開放側と
相応位置するトリムカバーの破断部を形成し、更に、伸
びの少ない一対の力布をトリムカバーの破断部と各片端
末で共縫いさせてトリムカバーの内側に備え付け、この
力布によりエアーバッグモジュールを包み込んでエアー
バッグの膨張圧による引張り力を力布でトリムカバーの
破断部に作用するもので、トリムカバーの破断部と共縫
いする片端末を除いてトリムカバーと別体の力布を備
え、片方の力布をバックパッドの前側部からサイドプレ
ートの背後側に回し込むと共に、他方の力布をエアーバ
ッグモジュールの前部側からサイドプレートの背後側に
回し込み、各力布をトリムカバーの端末と分けて他端末
でシートバックフレームのサイドプレートに引張り止着
することにより構成されている。
【0009】本発明の請求項2に係るエアーバッグモジ
ュール装備シートにおいては、トリムカバーの破断部と
略相応する長さに亘る広い幅の片端末をトリムカバーの
破断部と共縫いした広幅な力布をバックパッドの前側部
からサイドプレートの背後側に回し込むと共に、広幅な
力布の略中央位置に相応させて片端末をトリムカバーの
破断部と共縫いした帯状の力布をエアーバッグモジュー
ルの前部側からサイドプレートの背後側に回し込み、各
力布をトリムカバーの端末と分けて他端末でシートバッ
クフレームのサイドプレートに引張り止着することによ
り構成されている。
【0010】本発明の請求項3に係るエアーバッグモジ
ュール装備シートにおいては、引張りワイヤを各力布の
端末に備えると共に、一本の掛止めバーをサイドプレー
トの背後側に取付け固定し、各引張りワイヤを掛止めバ
ーの同軸上に絡め止めて各力布をシートバックフレーム
のサイドプレートに引張り止着することにより構成され
ている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を参照して説明
すると、図1はエアーバッグモジュール10を車の前部
側から見てシートバックBの右側部縦方向に装備する日
本車仕様のアシスタントシートを示す。このシートバッ
クBでは、エアーバッグの膨張展開に伴うトリムカバー
11の破断部11aがエアーバッグモジュール10の装
備側を被包する前面マチ部11b(バケットシートの場
合、土手部を被包するカバー部)と側面マチ部11cと
の縫い合わせ目から形成されている。
【0012】エアーバッグモジュール10は、特に図示
しないインフレータ,エアーバッグを備え、インフレー
タを車体側に装備する衝撃センサーで作動させてエアー
バッグを膨張展開可能に構成されている。そのエアーバ
ッグモジュール10は、図2で示すようにエアーバッグ
をインフレータより発生する出力圧で外方に向けて膨張
展開可能にエアーバッグケース10aで収容し、リッド
10bをエアーバッグの膨張圧で開放可能にフック10
cで掛止め閉鎖したケース収容型のものが装備されてい
る。
【0013】そのエアーバッグモジュール10は、リッ
ド10bによるエアーバッグケース10aの開放側をト
リムカバー11の破断部11aと相応させてバックパッ
ド12の側部に設けた空洞部12aの内部に配置すると
共に、エアーバッグケース10aをシートバックフレー
ム13aのサイドプレート13bにボルト12dで締め
固定し、更に、トリムカバー11の破断部11aと片端
末で共縫いした二枚の力布14,15により包み込んで
トリムカバー11の側面マチ部11cで覆うことにより
シートバックBの側部に装備されている。
【0014】トリムカバー11は、全体が通常の使い勝
手に耐えられる番手数8番程度の糸を上下の縫い糸とし
てミシン掛けにより背抜き袋状に縫製されている。その
トリムカバー11の一般部は番手数8番程度の糸を上下
の縫い糸として縫製するに対し、トリムカバー11の破
断部11aは番手数8番程度の糸と番手数20番程度の
糸とを上下の縫い糸として縫い付けることから通常の使
い勝手に耐えられる強度を保って切開し易く縫製でき
る。
【0015】力布14,15は、ポリエステル不織布や
綿布等のエアーバッグの膨張圧を受けても伸びの少ない
材質のもので形成されている。その力布14,15は、
図3で示すように折り返した各端末をトリムカバー11
の前面マチ部11bと側面マチ部11cの端末重ね部分
に外側から当て、この四者を力布14,15の折返し部
近くで縫い糸16aで共縫いすっることにより、トリム
カバー11の破断部11aを形成するよう縫い付けられ
ている。
【0016】その他に、前面マチ部11bと力布14並
びに側面マチ部11cと力布15を折返し端末の先端寄
りで縫い糸16b,16cで縫い合わせて破断部11a
の裂断後にも離れないよう縫い付けられている。この四
者を片端末相互で共縫いする以外、力布14,15はト
リムカバー11と別体に備え付けられている。
【0017】その力布としては、図1で示すようにトリ
ムカバー11の破断部11aと略相応する長さに亘る広
い幅の片端末をトリムカバー11の破断部11aと共縫
いした三角巾状の力布14と、広幅な力布14の略中央
位置に相応させて片端末をトリムカバー11の破断部と
共縫いした帯状の力布15が備え付けられている。
【0018】その力布14,15は、図4で示すような
硬鋼線,ピアノ線等の剛直な線材で形成した引張りワイ
ヤ17,18をトリムカバーの破断部と縫い付ける側と
反対側の他端末に備え、この引張りワイヤ17,18を
サイドプレート13bの背後側でシートバックフレーム
13aの軸線方向に掛渡し固定した掛止めバー19に絡
げ止めて端末止着するよう形成されている。
【0019】各引張りワイヤ17,18は、力布14,
15の端部幅に相当する長さの支持軸部17a,18a
と、支持軸部17a,18aの両側から平行に折れ曲が
るアーム部17b,17c、18b,18cと、各アー
ム部17b,17c、18b,18cの軸端から折り曲
げたフック部17d,17e、18d,18eと、各フ
ック部17d,17e、18d,18eの軸端から折り
曲げたロック部17f,17g、18f,18gとを備
えて軸曲げ形成されている。
【0020】その構成中で、ロック部17f,17g、
18f,18gは片側17f,17gをフック部17
d,17eより横方向に折り曲げ、他方18f,18g
をフック部18d,18eより外方の縦方向に折り曲げ
ることにより互いに絡み合わせられるよう形成されてい
る。また、掛止めバー19は引張りワイヤ17,18の
平行するアーム部17b,17c、18b,18cの間
隔よりも長い軸線を有し、引張りワイヤ17,18をフ
ック部17d,17e、18d,18eで掛け止められ
るV字状の谷曲げ部19a,19bを軸線上に備えて形
成されている。
【0021】その各構成部を備えては、トリムカバー1
1をバックパッド12に被せるのに先立って、エアーバ
ッグモジュール10をサイドプレート13bの板面に取
付け固定する。次いで、片方の力布14をバックパッド
12の前側部から吊込み穴12b(図1参照)に通して
サイドプレート13bの背後側に回し込むと共に、他方
の力布15をエアーバッグモジュール10の前部側から
バックパッド12の空胴部12aに通してサイドプレー
ト13bの背後側に回し込むことにより、エアーバック
モジュール10を力布14,15で包み込む。
【0022】その後に、引張りワイヤ17,18をサイ
ドプレート13bの背後で掛止めバー19に絡め止め
る。この引張りワイヤ17,18は、各フック部17
d,17e、18d,18eを掛止めバー19の軸線上
に引っ掛けて掛止めバー19の谷曲げ部19a,19b
に寄せ合わせることにより、ロック部17f,17g、
18f,18gを互いに係合させて絡め止められる。
【0023】その引張りワイヤ17,18では、各フッ
ク部17d,17e、18d,18eを掛止めバー19
の軸線に引っ掛け、また、ロック部17f,17g、1
8f,18gが互い係合することから掛止めバー19か
ら外れないよう安定よく確実に絡め止めできると共に、
力布14,15をエアーバックの膨張圧に対抗できるよ
う引張り支持できる。
【0024】その力布14,15の組付け後、トリムカ
バー11はバックパッド12の全面を被包するよう通常
通り組み付ければよい。このトリムカバー11の構成
中、前面マチ部11bはバックパッド12の土手部に被
せると共に、端末をバックパッド12の吊込み穴12b
よりシートバックBの内部に引き込んでコイルバネ20
でクッションバネ21に引張り止着する。側面マチ部1
1cは、バックパッド12の側面部から後部側に回し込
んで端末をリテーナー等でシートバックフレーム13a
に止着固定すればよい。
【0025】このように構成するエアーバッグモジュー
ル装備シートでは、各力布14,15をトリムカバー1
1の破断部11aに縫い付けてトリムカバー11と別体
に備え、その力布14,15によりエアーバッグモジュ
ール10の全体を包み込み、力布14,15を引張りワ
イヤ17,18で掛止めバー19に引張り支持すること
により組み付けられるから、力布14,15をトリムカ
バー11と別体に備えても、エアーバックモジュール1
0を包み込んでシートバックBのサイド部に簡単に組付
け装備できる。
【0026】そのエアーバッグモジュール装備シートで
は、エアーバッグケース10aがエアーバッグの膨張圧
で開放すると、エアーバッグの膨張圧がエアーバッグケ
ース10aのリッド10bから力布15に作用し、力布
15がエアーバッグケース10aのリッド10bで外方
に押圧されて引っ張られると共に、力布14が力布15
の引っ張りで緊張し、この力布14,15の抗張力がト
リムカバー11の破断部11aに作用することによりト
リムカバー11の破断部11aを切開させられる。
【0027】その際に、トリムカバー11の前面マチ部
11b並びに側面マチ部11cは力布14,力布15の
各端末と分けて別に端末止着されているため、力布1
4,15の抗張力がトリムカバー11の前面マチ部11
b並びに側面マチ部11cの全体乃至は端末に直接作用
しないから、このトリムカバー11の前面マチ部11b
並びに側面マチ部11cが破れ出すのを防げる。
【0028】その力布としては、トリムカバー11の破
断部11aと略相応する長さに亘る三角巾状の力布14
と、力布14の略中央位置に相応する帯状の力布15と
を備えるため、力布15がエアーバッグケース10aの
リッド10bで外方に押圧されて引っ張られると、その
引張り力が力布15の中央位置に作用し、力布14が全
体的に緊張することから、トリムカバー11の破断部1
1aが中央位置から上下方向に向かって速やかに裂断す
る。
【0029】その力布14,15の作用により、インフ
レータによるエアーバッグの膨張圧を低く設定しても、
トリムカバー11の破断部11aを短い時間に切開させ
られるため、エアーバッグをインフレータより発生する
出力圧でエアーバッグケース10aから外方に向けて速
やかに膨張展開させられる。また、トリムカバー11の
破断部11aが切開しても、トリムカバー11の前面マ
チ部11aと側面マチ部11bとは端末間が縫い合され
た力布14,15で連続させたまま保てるからシートバ
ックBの前後方向に捲れ出るのを防げる。
【0030】上述した実施の形態では、トリムカバー1
1の破断部11aをエアーバッグモジュール1の装備側
を被包する前面マチ部11bと側面マチ部11cとの縫
い合わせ目から形成する場合に基づいて説明したが、そ
のトリムカバー11の破断部11aをエアーバッグケー
ス10aのリッド10bの開放位置に近付けて側面マチ
部11cの面積内に設ける場合にも適用できる。
【0031】
【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項1に係るエ
アーバッグモジュール装備シートに依れば、トリムカバ
ーの破断部と共縫いする片端末を除いてトリムカバーと
別体の力布を備え、片方の力布をバックパッドの前側部
からサイドプレートの背後側に回し込むと共に、他方の
力布をエアーバッグモジュールの前部側からサイドプレ
ートの背後側に回し込み、各力布をトリムカバーの端末
と分けて他端末でシートバックフレームのサイドプレー
トに引張り止着することにより、力布の抗張力がトリム
カバーの全体乃至は端末に直接作用しないから、トリム
カバーが破れ出すのを防げる。
【0032】本発明の請求項2に係るエアーバッグモジ
ュール装備シートに依れば、トリムカバーの破断部と略
相応する長さに亘る広い幅の片端末をトリムカバーの破
断部と共縫いした広幅な力布をバックパッドの前側部か
らサイドプレートの背後側に回し込むと共に、広幅な力
布の略中央位置に相応させて片端末をトリムカバーの破
断部と共縫いした帯状の力布をエアーバッグモジュール
の前部側からサイドプレートの背後側に回し込み、各力
布をトリムカバーの端末と分けて他端末でシートバック
フレームのサイドプレートに引張り止着することによ
り、帯状の力布がエアーバッグの膨張圧で押圧されて引
っ張られると、その引張り力が広幅な力布の中央位置に
作用して全体的に緊張することから、トリムカバーの破
断部が中央位置から上下方向に向かって速やかに裂断
し、インフレータによるエアーバッグの膨張圧を低く設
定しても、トリムカバーの破断部をエアーバッグの膨張
圧で瞬時に切開させられる。
【0033】本発明の請求項3に係るエアーバッグモジ
ュール装備シートにおいては、引張りワイヤを各力布の
端末に備えると共に、一本の掛止めバーをサイドプレー
トの背後側に取付け固定し、各引張りワイヤを掛止めバ
ーの同軸上に絡め止めて各力布をシートバックフレーム
のサイドプレートに引張り止着することにより、力布を
トリムカバーと別体に備えても、エアーバックモジュー
ルを包み込んでシートバックのサイド部に簡単に組付け
装備できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエアーバッグモジュール装備シー
トのシートバックを示す斜視図である。
【図2】図1のシートバックを示す部分断面図である。
【図3】図1のシートバックに被されるトリムカバーと
力布との端末縫着構造を示す説明図である。
【図4】図2の力布を引張り止着するワイヤの組付け構
造を示す説明図である。
【図5】従来例に係るエアーバッグモジュール装備シー
トを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 エアーバッグモジュール 10a エアーバッグケース 10b エアーバッグケースのリッド 11 トリムカバー 11a トリムカバーの破断部 11b トリムカバーの前面マチ部 11c トリムカバーの側面マチ部 12 バックパッド 12a バックパッドの空洞部 12b バックパッドの吊込み穴 13a シートバックフレーム 13b サイドプレート 14,15 力布 17,18 引張りワイヤ 19 掛止めバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田辺 仁一 栃木県塩谷郡高根沢町大字太田118−1 テイ・エス テック株式会社技術センター 内 Fターム(参考) 3B087 CD04 DE01 DE04 3D054 AA02 AA03 AA21

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアーバッグをインフレータより発生す
    る出力圧で外方に向けて膨張展開可能にエアーバッグケ
    ースで収容したエアーバッグモジュールをバックパッド
    の空洞内に配置させてシートバックフレームのサイドプ
    レートに取り付け、そのエアーバッグモジュールの装備
    側を被包するトリムカバーの縫い合わせ目からエアーバ
    ッグケースの開放側と相応位置するトリムカバーの破断
    部を形成し、更に、伸びの少ない一対の力布をトリムカ
    バーの破断部と各片端末で共縫いさせてトリムカバーの
    内側に備え付け、この力布によりエアーバッグモジュー
    ルを包み込んでエアーバッグの膨張圧による引張り力を
    力布でトリムカバーの破断部に作用するエアーバッグモ
    ジュール装備シートにおいて、 トリムカバーの破断部と共縫いする片端末を除いてトリ
    ムカバーと別体の力布を備え、片方の力布をバックパッ
    ドの前側部からサイドプレートの背後側に回し込むと共
    に、他方の力布をエアーバッグモジュールの前部側から
    サイドプレートの背後側に回し込み、各力布をトリムカ
    バーの端末と分けて他端末でシートバックフレームのサ
    イドプレートに引張り止着したことを特徴とするエアー
    バッグモジュール装備シート。
  2. 【請求項2】 トリムカバーの破断部と略相応する長さ
    に亘る広い幅の片端末をトリムカバーの破断部と共縫い
    した広幅な力布をバックパッドの前側部からサイドプレ
    ートの背後側に回し込むと共に、広幅な力布の略中央位
    置に相応させて片端末をトリムカバーの破断部と共縫い
    した帯状の力布をエアーバッグモジュールの前部側から
    サイドプレートの背後側に回し込み、各力布をトリムカ
    バーの端末と分けて他端末でシートバックフレームのサ
    イドプレートに引張り止着したことを特徴とする請求項
    1に記載のエアーバッグモジュール装備シート。
  3. 【請求項3】 引張りワイヤを各力布の端末に備えると
    共に、一本の掛止めバーをサイドプレートの背後側に取
    付け固定し、各引張りワイヤを掛止めバーの同軸上に絡
    め止めて各力布をシートバックフレームのサイドプレー
    トに引張り止着したことを特徴とする請求項1または2
    に記載のエアーバッグモジュール装備シート。
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