JP2003220867A - 車両用シート - Google Patents
車両用シートInfo
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- JP2003220867A JP2003220867A JP2002019382A JP2002019382A JP2003220867A JP 2003220867 A JP2003220867 A JP 2003220867A JP 2002019382 A JP2002019382 A JP 2002019382A JP 2002019382 A JP2002019382 A JP 2002019382A JP 2003220867 A JP2003220867 A JP 2003220867A
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- Seats For Vehicles (AREA)
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Abstract
くスムーズに折り畳み収納することができる折り畳み式
の車両用シートを提供すること。 【解決手段】 シートバック1aをシートクッション1
bの座面に向け前倒しすると、シートクッション1bが
後方側へ移動するとともにシートバック1aがその上に
折り畳まれてシートバックの裏面がリヤデッキ21に続
く荷床面となる車両用シートにおいて、前記シートバッ
ク1aの下端部前方側にシートクッション1bの後方部
を枢着支持するとともに、シートバック1aの前倒しに
連動して該シートバック1aの下方部が後方側へ移動す
るようにシートバック1aの下方部を第1リンク3aと
第2リンク3bの2本のリンクでボディ22と連結し、
一方、シートクッション1bの前方部を中央部で屈曲自
在なく字状の第3リンク3cでボディ22と連結した。
Description
をボディに干渉することなくスムーズに折り畳み収納す
ることができる折り畳み式の車両用シートに関するもの
である。
アスポーツの発展に伴い従来のセダン型の自動車からワ
ゴン型やワンボックス型の自動車が多く利用されるよう
になってきた。更に、これらの自動車においては、大き
な荷物が載置できるようにシートを種々の形に変形可能
としたものも提案されており、例えば図5に示されるよ
うに、シートバック30aをシートクッション30bの
座面に向け前倒しすると、シートクッション30bが後
方側へ移動するとともにシートバック30aがその上に
折り畳まれてシートバック30aの裏面がリヤデッキ3
1に続く荷床面となるようにしたものが実用化されてい
る。なお、35はシートクッション30bとボディ32
を連結する回動自在なリンクである。
30aがボディ32に立設した支持部材33の先端部に
ある支持ピン33aを中心に回転する機構であり、シー
トバック30aの下端部前方でピン34により枢着支持
したシートクッション30bの後方部は前記支持ピン3
3aを中心に円弧運動するために、図5(b)に示され
るように、シートクッション30bの後方下面がボディ
32に当たってしまうという現象が生じた。この結果、
これを回避するにはクッションの厚みを薄くしなければ
ならず、著しくクッション性を損なってしまうという問
題点があった。また、図5(c)に示されるように、前
倒し後においてシートバック30aが前方側へ大きく飛
び出すためシート前方部に大きなスペースを確保してお
く必要があり、シートをデザインする際にシートの大き
さや取り付け位置等の面から種々の制約を受けるという
問題点もあった。更には、シートの収納時において、シ
ートクッション30bがリンク35により円弧運動する
ため、上下に大きく動くこととなり取り扱いにくいとい
う問題点もあった。
従来の問題点を解決して、シートクッションの厚みを十
分にとってもボディに干渉することなくスムーズに折り
畳み収納することができ、また前倒し後においてもシー
トバックが前方側へ大きく飛び出すことがなくコンパク
トに折り畳み収納することができて、優れたクッション
性と収納性の両方を満足することができ、更には折り畳
み収納時におけるシートクッションの上下動も小さくし
て優れた取り扱い性を発揮することができる折り畳み式
の車両用シートを提供することを目的として完成された
ものである。
めになされた本発明の車両用シートは、シートバックを
シートクッションの座面に向け前倒しすると、シートク
ッションが後方側へ移動するとともにシートバックがそ
の上に折り畳まれてシートバックの裏面がリヤデッキに
続く荷床面となる車両用シートにおいて、前記シートバ
ックの下端部前方側にシートクッションの後方部を枢着
支持するとともに、シートバックの前倒しに連動して該
シートバックの下方部が後方側へ移動するようにシート
バックの下方部を第1リンクと第2リンクの2本のリン
クでボディと連結し、一方、シートクッションの前方部
を中央部で屈曲自在なく字状の第3リンクでボディと連
結して、前記シートクッションの後方部がシートバック
の前倒しにより後方側へ緩やかに下降後ほぼ水平となる
軌道を描きつつ移動するようにしたものである。
の好ましい実施の形態を示す。図において1は、シート
バック1aとシートクッション1bからなるシート本体
であり、シートバック1aをシートクッション1bの座
面に向け前倒しすると、シートクッション1bが後方側
へ移動するとともにシートバック1aがその上に折り畳
まれてシートバック1aの裏面がリヤデッキ21に続く
荷床面となる折り畳み式のものである。
は、L字状の連結部材2を介してシートクッション1b
の後方部が枢着支持されている。この連結部材2は、シ
ートバック側は固定された状態にあり、一方、シートク
ッション側はピン等により枢着部11aで回動自在に枢
着された状態となっている。
ンク3aと第2リンク3bの2本のリンクでボディ22
に連結されており、シートバック1aの前倒しに連動し
て該シートバック1aの下方部が後方側へ移動するよう
に構成されている。即ち、前記第1リンク3aと第2リ
ンク3bは、ボディ22に立設した板状ブラケット4を
介してボディに連結され、第1リンク3aとボディ22
の枢着部11d、第1リンク3aとシートバック1aの
枢着部11e、および第2リンク3bとボディ22の枢
着部11f、第2リンク3bとシートバック1aの枢着
部11gの4点を対偶素とする限定連鎖を形成してい
る。
3bは、シートバック1aとの枢着部11gが第1リン
ク3aとシートバック1aの枢着部11eよりも低い位
置にあり、またボディとの枢着部11fが第1リンク3
aとボディの枢着部11dよりも後方側の高い位置にあ
るようにすることで、シートバック1aを前倒しした場
合に、枢着部11e、11gが円弧運動(図1中の曲線
B、および曲線Cを参照)して後方側へ回動しシートバ
ック1aの下方部が後方側へ移動するよう構成されてい
る。この結果、シートバック1aを前倒しすると、前記
シートクッション1bの枢着部11aは、図1中の曲線
Aで示されるように、後方側へ緩やかに下降後ほぼ水平
となる軌道を描きつつ移動することとなり、従来のよう
に単純な円弧運動でないため、シートクッション1bの
厚みを十分に厚いものとしても、後方部がボディ22と
干渉するのを回避することが可能となる。
は、中央部で屈曲自在なく字状の第3リンク3cでボデ
ィ22と連結されたものとなっている。より具体的に
は、く字状の第3リンクは、シートクッション側に連結
した第4リンク3dと、ボディ側に連結した第5リンク
3eが枢着部11hでもって屈曲自在に連結された構造
となっている。そして、このような第3リンク3cを組
み込むことにより、シートバックを前倒しした場合に、
先ず枢着部11hを中心に第4リンク3dのみが時計回
りに一定角度だけ回動し、次いでその状態のまま第5リ
ンク3eが時計回りに回動(図1中の曲線E参照)する
よう構成されている。
形成されており、当初は第4リンク3dのみが枢着部1
1hを中心に該ストッパー5に当たるまで回動し、その
後、更にシートクッション1bが後方側へ引っ張られる
と、今度はその状態のまま第5リンク3eが枢着部11
bを中心に回動するよう構成されている。この結果、シ
ートバック1aを前倒しすると、前記シートクッション
1bの第4リンク3dとの枢着部11cは、図1中の曲
線Dで示されるように、後方側へ小さな円弧軌道を描き
つつ移動することとなり、従来のように単純な1本リン
クによる円弧運動でないため、シートクッション1bは
上下に大きく動くことがなく、かつ前後方向には十分に
動くことができることとなる。
示されるように、着座面が形成されてシートとして使用
に供されるとともに、シートバック1aをシートクッシ
ョン1bの座面に向け前倒しすると、図4に示されるよ
うに、シートクッション1bが後方側へ移動するととも
にシートバック1aがその上に折り畳まれてシートバッ
ク1aの裏面がリヤデッキ21に続く荷床面を形成して
大きな荷物等の収納用スペースとして利用されるもので
ある点は、従来のこの種の折り畳み式のシートと基本的
に同じである。
の下方部は、第1リンク3aと第2リンク3bの2本の
リンクでボディ22に連結された構造となっているの
で、シートバック1aを前倒しするとこれに連動して該
シートバック1aの下方部が後方側へ移動することとな
る。即ち、図3〜図4に示されるように、シートバック
1aを前倒しするとL字状の連結部材2はシートバック
1aとともに反時計回りに回動するが、単純な回転運動
でなく第1リンク3aおよび第2リンク3bに規制され
て動くこととなる。つまり、第1リンク3aおよび第2
リンク3bが各々枢着部11d、枢着部11fを中心に
後方側(時計回り)へ回転運動することにより、連結部
材2はこれらリンクに規制された動きを行うこととな
る。この結果、連結部材2のシートクッション1bとの
枢着部11aは、単純な円弧運動でなく曲線A(図1参
照)で示されるような後方側へ緩やかに下降後ほぼ水平
となる軌道を描きつつ移動することとなり、シートクッ
ション1bの後方下面はボディ22に当たることなく所
定位置へ完全に収納されることとなる。
を中央部で屈曲自在なく字状の第3リンク3cでボディ
22と連結した構造となっているので、シートバック1
aを前倒しするとこれに連動してシートクッション1b
の第4リンク3dとの枢着部11cは、図1中の曲線D
で示されるように、後方側へ小さな円弧軌道を描きつつ
移動することとなり、シートクッション1bが上下に大
きく動くことなく、しかも前後方向には十分に動くこと
ができることとなる。
ッション1bの座面に向け前倒しするという簡単な動作
のみでシートクッション1bを所定位置へ収納すること
ができ、しかもシートクッション1bがボディ22に当
たるのを回避するように動くためクッション厚みを十分
に厚いものとすることが可能となる。更には、シートバ
ック1aの前倒しの際に回転中心が後方側へ移動するた
め、折り畳み後においてシートバック1aの端部が前方
側へ大きく飛び出すこともなく、前方側に大きなスペー
スを確保しておく必要もないためシートの設計の自由度
を大幅に高めることが可能となる。また、シートクッシ
ョン1bが上下に大きく動くこともないので容易に取り
扱いができることとなる。
明はシートクッションの厚みを十分にとってもボディに
干渉することなくスムーズに折り畳み収納することがで
き、また前倒し後においてもシートバックが前方側へ大
きく飛び出すことがなくコンパクトに折り畳み収納する
ことができて、優れたクッション性と収納性の両方を満
足することができ、更には折り畳み収納時におけるシー
トクッションの上下動も小さくして優れた取り扱い性を
発揮することができるものである。よって本発明は従来
の問題点を一掃した車両用シートとして、産業の発展に
寄与するところは極めて大である。
ある。
ある。
正面図、(b)は折り畳む途中の状態を示す正面図、
(c)は折り畳んだ状態を示す正面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 シートバックをシートクッションの座面
に向け前倒しすると、シートクッションが後方側へ移動
するとともにシートバックがその上に折り畳まれてシー
トバックの裏面がリヤデッキに続く荷床面となる車両用
シートにおいて、前記シートバックの下端部前方側にシ
ートクッションの後方部を枢着支持するとともに、シー
トバックの前倒しに連動して該シートバックの下方部が
後方側へ移動するようにシートバックの下方部を第1リ
ンクと第2リンクの2本のリンクでボディと連結し、一
方、シートクッションの前方部を中央部で屈曲自在なく
字状の第3リンクでボディと連結して、前記シートクッ
ションの後方部がシートバックの前倒しにより後方側へ
緩やかに下降後ほぼ水平となる軌道を描きつつ移動する
ようにしたことを特徴とする車両用シート。 - 【請求項2】 く字状の第3リンクは、シートクッショ
ン側に連結した第4リンクとボディ側に連結した第5リ
ンクが枢着部でもって屈曲自在に連結されており、シー
トバックの前倒しにより先ず前記枢着部を中心に第4リ
ンクのみが回動し、次いでその状態のまま第5リンクが
回動するものである請求項1に記載の車両用シート。 - 【請求項3】 第1リンクに対し第2リンクは、シート
バックとの枢着部が第1リンクとシートバックの枢着部
よりも低い位置にあり、またボディとの枢着部が第1リ
ンクとボディの枢着部よりも後方側の高い位置にある請
求項1〜2のいずれかに記載の車両用シート。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002019382A JP4003165B2 (ja) | 2002-01-29 | 2002-01-29 | 車両用シート |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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Publications (2)
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---|---|
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JP4003165B2 JP4003165B2 (ja) | 2007-11-07 |
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ID=27743255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002019382A Expired - Fee Related JP4003165B2 (ja) | 2002-01-29 | 2002-01-29 | 車両用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005323908A (ja) * | 2004-05-17 | 2005-11-24 | Toyota Motor Corp | シート装置 |
KR101215205B1 (ko) | 2005-09-15 | 2012-12-24 | 인티어 오토모티브 시팅 시스템스 게엠베하 | 전방 쿠션 이동부를 갖춘 절첩 평탄 기구를 갖는 제2 열시트 조립체 |
KR101225331B1 (ko) | 2005-09-15 | 2013-01-23 | 인티어 오토모티브 시팅 시스템스 게엠베하 | 전방 쿠션 이동부와 함께 절첩 편평 기구를 구비한 전방 열좌석 조립체 |
JP2022543473A (ja) * | 2019-08-09 | 2022-10-12 | ポスコ | シートフレーム |
-
2002
- 2002-01-29 JP JP2002019382A patent/JP4003165B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4538654B2 (ja) * | 2004-05-17 | 2010-09-08 | トヨタ紡織株式会社 | シート装置 |
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Also Published As
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