JP4009938B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートクッションをボディに干渉することなくスムーズに折り畳み収納することができる折り畳み式の車両用シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近では、釣りやキャンプ等のアウトドアスポーツの発展に伴い従来のセダン型の自動車からワゴン型やワンボックス型の自動車が多く利用されるようになってきた。更に、これらの自動車においては、大きな荷物が載置できるようにシートを種々の形に変形可能としたものも提案されており、例えば図14に示されるように、シートバック30aをシートクッション30bの座面に向け前倒しすると、シートクッション30bが後方側へ移動するとともにシートバック30aがその上に折り畳まれてシートバック30aの裏面がリヤデッキ31に続く荷床面となるようにしたものが実用化されている。なお、35はシートクッション30bとボディ32を連結する回動自在なリンクである。
【0003】
しかしながら、従来のものはシートバック30aがボディ32に立設した支持部材33の先端部にある支持ピン33aを中心に回転する機構であり、シートバック30aの下端部前方でピン34により枢着支持したシートクッション30bの後方部は前記支持ピン33aを中心に円弧運動するために、図14(b)に示されるように、シートクッション30bの後方下面がボディ32に当たってしまうという現象が生じた。この結果、これを回避するにはクッションの厚みを薄くしなければならず、著しくクッション性を損なってしまうという問題点があった。更には、図14(c)に示されるように、前倒し後においてシートバック30aが前方側へ大きく飛び出すためシート前方部に大きなスペースを確保しておく必要があり、シートをデザインする際にシートの大きさや取り付け位置等の面から種々の制約を受けるという問題点もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような従来の問題点を解決して、シートクッションの厚みを十分にとってもボディに干渉することなくスムーズに折り畳み収納することができ、また前倒し後においてもシートバックが前方側へ大きく飛び出すことがなくコンパクトに折り畳み収納することができて、優れたクッション性と収納性の両方を発揮することができる折り畳み式の車両用シートを提供することを目的として完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本発明の車両用シートは、シートバックをシートクッションの座面に向け前倒しすると、シートクッションが後方側へ移動するとともにシートバックがその上に折り畳まれてシートバックの裏面がリヤデッキに続く荷床面となる車両用シートにおいて、前記シートクッションの前方部をボディに対しリンクを介して揺動自在に支持するとともに、シートバックの下端部前方側にL字状の連結部材を介してシートクッションの後方部を枢着支持し、かつシートバックとボディを連結するリンクの枢着部のうちシートバックとリンクとの枢着部が、連結部材とシートクッションの枢着部よりも上方に位置するリンク機構を介してシートクッションをボディに揺動自在に連結し、シートクッションの後方部がシートバックの前倒しにより後方側へ緩やかに下降後ほぼ水平となる軌道を描きつつ移動するようにしたことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。
図において1は、シートバック1aとシートクッション1bからなるシート本体であり、シートバック1aをシートクッション1bの座面に向け前倒しすると、シートクッション1bが後方側へ移動するとともにシートバック1aがその上に折り畳まれてシートバック1aの裏面がリヤデッキ21に続く荷床面となる折り畳み式のものである。
【0007】
そして本発明では、前記シートクッション1bをリンク機構を介してボディ22に揺動自在に連結し、シートクッション1bの後方部がシートバック1aの前倒しにより後方側へ緩やかに下降後ほぼ水平となる軌道を描きつつ移動するようにした点に特徴を有する。
以下、前記リンク機構を3つの実施例とともに詳細に説明する。
【0008】
先ず、図1〜図5に示される第1の実施例につき説明すると、前記シートバック1aの下端部前方側には、L字状の連結部材2を介してシートクッション1bの後方部が枢着支持されている。この連結部材2は、シートバック側は固定された状態にあり、一方、シートクッション側はピン等により枢着部11aで回動自在に枢着された状態となっている。また、シートクッション1bの前方部は、ボディ側の基部を中心に自在に回動する第3リンク3cを介して揺動自在に支持されたものとなっている。なお、11bは第3リンク3cとボディ22との枢着部、11cは第3リンク3cとシートクッション1bとの枢着部である。
【0009】
前記シートバック1aの下方部は、第1リンク3aと第2リンク3bの2本のリンクでボディ22に連結されており、シートバック1aの前倒しに連動して該シートバック1aの下方部が後方側へ移動するように構成されている。
即ち、前記第1リンク3aと第2リンク3bは、ボディ22に立設した板状ブラケット4を介してボディに連結され、第1リンク3aとボディ22の枢着部11d、第1リンク3aとシートバック1aの枢着部11e、および第2リンク3bとボディ22の枢着部11f、第2リンク3bとシートバック1aの枢着部11gの4点を対偶素とする限定連鎖を形成している。
【0010】
そして、第1リンク3aに対し第2リンク3bは、シートバック1aとの枢着部11gが第1リンク3aとシートバック1aの枢着部11eよりも低い位置にあり、またボディとの枢着部11fが第1リンク3aとボディの枢着部11dよりも後方側の高い位置にあり、更に枢着部11eが連結部材2とシートクッション1bの枢着部11aよりも上方に位置するようにすることで、シートバック1aを前倒しした場合に、枢着部11e、11gが円弧運動(図1中の曲線B、および曲線Cを参照)して後方側へ回動しシートバック1aの下方部が後方側へ移動するよう構成されている。
この結果、シートバック1aを前倒しすると、前記シートクッション1bの枢着部11aは、図1中の曲線Aで示されるように、後方側へ緩やかに下降後ほぼ水平となる軌道を描きつつ移動することとなり、従来のように単純な円弧運動でないため、シートクッション1bの厚みを十分に厚いものとしても、後方部がボディ22と干渉するのを回避することが可能となる。
【0011】
このように構成したものは、通常は図2に示されるように、着座面が形成されてシートとして使用に供されるとともに、シートバック1aをシートクッション1bの座面に向け前倒しすると、図5に示されるように、シートクッション1bが後方側へ移動するとともにシートバック1aがその上に折り畳まれてシートバック1aの裏面がリヤデッキ21に続く荷床面を形成して大きな荷物等の収納用スペースとして利用されるものである点は、従来のこの種の折り畳み式のシートと基本的に同じである。
【0012】
そして、第1の実施例では前記シートバック1aの下方部は、第1リンク3aと第2リンク3bの2本のリンクでボディ22に連結された構造となっているので、シートバック1aを前倒しするとこれに連動して該シートバック1aの下方部が後方側へ移動することとなる。
即ち、図3〜図5に示されるように、シートバック1aを前倒しするとL字状の連結部材2はシートバック1aとともに反時計回りに回動するが、単純な回転運動でなく第1リンク3aおよび第2リンク3bに規制されて動くこととなる。つまり、第1リンク3aおよび第2リンク3bが各々枢着部11d、枢着部11fを中心に後方側(時計回り)へ回転運動することにより、連結部材2はこれらリンクに規制された動きを行うこととなる。この結果、連結部材2のシートクッション1bとの枢着部11aは、単純な円弧運動でなく曲線A(図1参照)で示されるような後方側へ緩やかに下降後ほぼ水平となる軌道を描きつつ移動することとなり、シートクッション1bの後方下面はボディ22に当たることなく所定位置へ完全に収納されることとなる。
【0013】
次に、図6〜図9に示される第2の実施例につき説明する。
シートバック1aの下端部前方側には、L字状の連結部材2を介してシートクッション1bの後方部が枢着支持され、またシートバック1aの下方部は、第1リンク3aと第2リンク3bの2本のリンクでボディ22に連結されており、シートバック1aの前倒しに連動して該シートバック1aの下方部が後方側へ移動するように構成されている点は第1の実施例と同じである。
【0014】
従って、前記第1リンク3aと第2リンク3bは、第1リンク3aとボディ22の枢着部11d、第1リンク3aとシートバック1aの枢着部11e、および第2リンク3bとボディ22の枢着部11f、第2リンク3bとシートバック1aの枢着部11gの4点を対偶素とする限定連鎖を形成しており、シートバック1aを前倒しした場合に、枢着部11e、11gが円弧運動(図6中の曲線B、および曲線Cを参照)して後方側へ回動しシートバック1aの下方部を後方側へ移動する。
【0015】
この結果、シートバック1aを前倒しすると、前記シートクッション1bの枢着部11aは、図6中の曲線Aで示されるように、後方側へ緩やかに下降後ほぼ水平となる軌道を描きつつ移動することとなり、従来のように単純な円弧運動でないため、シートクッション1bの厚みを十分に厚いものとしても、後方部がボディ22と干渉するのを回避することが可能となっている。
【0016】
そして第2の実施例では、前記シートクッション1bの前方部は、中央部で屈曲自在なく字状の第3リンク3cでボディ22と連結されたものとなっている。より具体的には、く字状の第3リンクは、シートクッション側に連結した第4リンク3dと、ボディ側に連結した第5リンク3eが枢着部11hでもって屈曲自在に連結された構造となっている。そして、このような第3リンク3cを組み込むことにより、シートバックを前倒しした場合に、先ず枢着部11hを中心に第4リンク3dのみが時計回りに一定角度だけ回動し、次いでその状態のまま第5リンク3eが時計回りに回動(図6中の曲線E参照)するよう構成されている。
【0017】
即ち、第5リンク3eにはストッパー5が形成されており、当初は第4リンク3dのみが枢着部11hを中心に該ストッパー5に当たるまで回動し、その後、更にシートクッション1bが後方側へ引っ張られると、今度はその状態のまま第5リンク3eが枢着部11bを中心に回動するよう構成されている。
この結果、シートバック1aを前倒しすると、前記シートクッション1bの第4リンク3dとの枢着部11cは、図6中の曲線Dで示されるように、後方側へ小さな円弧軌道を描きつつ移動することとなり、従来のように単純な1本リンクによる円弧運動でないため、シートクッション1bは上下に大きく動くことがなく、かつ前後方向には十分に動くことができることとなる。
【0018】
このように構成したものは、通常は図7に示されるように、着座面が形成されてシートとして使用に供されるとともに、シートバック1aをシートクッション1bの座面に向け前倒しすると、図9に示されるように、シートクッション1bが後方側へ移動するとともにシートバック1aがその上に折り畳まれてシートバック1aの裏面がリヤデッキ21に続く荷床面を形成して大きな荷物等の収納用スペースとして利用されるものである点は、従来のこの種の折り畳み式のシートと基本的に同じである。
【0019】
そして、前記シートバック1aの下方部は、第1リンク3aと第2リンク3bの2本のリンクでボディ22に連結された構造となっているので、シートバック1aを前倒しするとこれに連動して該シートバック1aの下方部が後方側へ移動する点も第1の実施例と同じである。
即ち、図7〜図9に示されるように、シートバック1aを前倒しするとL字状の連結部材2はシートバック1aとともに反時計回りに回動するが、単純な回転運動でなく第1リンク3aおよび第2リンク3bに規制されて動くこととなる。つまり、第1リンク3aおよび第2リンク3bが各々枢着部11d、枢着部11fを中心に後方側(時計回り)へ回転運動することにより、連結部材2はこれらリンクに規制された動きを行うこととなる。この結果、連結部材2のシートクッション1bとの枢着部11aは、単純な円弧運動でなく曲線A(図6参照)で示されるような後方側へ緩やかに下降後ほぼ水平となる軌道を描きつつ移動することとなり、シートクッション1bの後方下面はボディ22に当たることなく所定位置へ完全に収納されることとなる。
【0020】
しかも、前記シートクッション1bの前方部を中央部で屈曲自在なく字状の第3リンク3cでボディ22と連結した構造となっているので、シートバック1aを前倒しするとこれに連動してシートクッション1bの第4リンク3dとの枢着部11cは、図1中の曲線Dで示されるように、後方側へ小さな円弧軌道を描きつつ移動することとなり、シートクッション1bが上下に大きく動くことなく、しかも前後方向には十分に動くことができることとなる。
【0021】
次に、図10〜図13に示される第3の実施例につき説明する。
第3の実施例においては、シートバック1aの下方部は、ヒンジブラケット4を介し枢着部11iを中心にしてボディ22に対し回動自在となるように支持されている。
一方、シートクッション1bの前方部は第1リンク3fによりボディ22に対し回動自在に支持されている。なお、11kは第1リンク3fとボディ22の枢着部、11mは第1リンク3fとシートクッション1bの枢着部である。また、シートクッション1bの後方部はL字状の連結部材2をもってシートバックの下方部と連結されたものとなっている。この連結部材2は、シートバック側は固定された状態にあり、一方、シートクッション側はピン等により回動自在に枢着された状態となっている。
なお、前記第1リンク3fは、ボディ22に形成されたボディ強度保持用のクロスメンバー22aを跨ぐようにコ字状に屈曲したものとされており、クロスメンバー22aに干渉することなく自由に回動するよう構成されている。
【0022】
更に、シートクッション1bの後方部には円弧状ガイド孔7が形成されており、前記連結部材2の枢着部11jがこの円弧状ガイド孔7に係合されているとともに、この枢着部11jと前記第1リンク3fの先端部とが枢着部11nをもって第2リンク3gで連結されたものとなっている。
更に詳述すると、前記枢着部11mは枢着部11kと枢着部11nの延長線上よりも前方側に位置しており、シートクッション1bは枢着部11j、枢着部11m、枢着部11kの3点の枢着部を有するリンク機構により回動自在に支持されたものとなっている。一方、該リンク機構とは別に枢着部11i、枢着部11j、枢着部11n、枢着部11kの4点の枢着部を有し、かつ前記枢着部11jが円弧状ガイド孔7に案内されるリンク機構が形成されていて、これら2つのリンク機構の合成によりシートクッション1bの後方部の回動軌跡を大きく下方側へ沈み込まないようにしている。
そして、本発明では前記連結部材2の枢着部11jをガイド孔7に沿って移動させることで、前記シートクッション1bの後方部がシートバック1aの前倒しにより後方側へ緩やかに下降後ほぼ水平となる軌道を描きつつ移動するように構成し、コンパクトな収納を実現したのである。
【0023】
このように構成したものは、通常は図10に示されるように、着座面が形成されてシートとして使用に供され、一方、シートバック1aをシートクッション1bの座面に向け前倒しすると、図12に示されるように、シートクッション1bが後方側へ移動するとともにシートバック1aがその上に折り畳まれてシートバック1aの裏面がリヤデッキ21に続く荷床面を形成して大きな荷物等の収納用スペースとして利用される点は、従来のこの種の折り畳み式のシートと基本的な作動は同じである。
【0024】
そして、本発明では前記シートバック1aをシートクッション1bの座面に向け前倒しした場合、L字状の連結部材2が枢着部11iを中心にして反時計回りに回転し、これに従い枢着部11jが反時計回りに回転する。この枢着部11jには、第2リンク3gが連結されており、更に該第2リンク3gの他端には第1リンク3fが連結されている。更に、枢着部11jはシートクッション1bの後方部に形成された円弧状ガイド孔7の下端縁に接した状態となっている。この結果、図11に示されるように、一定角度までは円弧状ガイド孔7の下端縁が枢着部11jに引っ張られるため、シートバック1aの前倒しに連動して第1リンク3fが時計回りに回転し、シートクッション1bが後方側へ緩やかに下降しながら引っ張られることとなる。
【0025】
更にシートバック1aの前倒しを続けると、連結部材2の枢着部11jは円弧状ガイド孔7の下端縁を離れて該円弧状ガイド孔7に案内されつつ徐々に上方向へ相対位置を移動することとなる。この結果、シートクッション1bの後方部は、枢着部11jの円弧運動でなくガイド孔7の円弧形状と合成したほぼ水平方向への運動を行うこととなる。即ち、シートクッション1bの後方部は、図13に示されるように、単純な円弧運動でなく曲線Aで示されるような後方側へ緩やかに下降後ほぼ水平となる軌道を描きつつ移動することとなり、シートクッション1bの後方下面はボディ22に当たることなく所定位置へ完全に収納されることとなる。
【0026】
この結果、シートバック1aを前倒しすると、前記シートクッション1bの枢着部11jは、図13中の曲線Aで示されるように、後方側へ緩やかに下降後ほぼ水平となる軌道を描きつつ移動することとなり、従来のように単純な円弧運動でないため、シートクッション1bの厚みを十分に厚いものとしても、後方部がボディ22と干渉するのを回避することが可能となる。
【0027】
このように、シートバック1aをシートクッション1bの座面に向け前倒しするという簡単な動作のみでシートクッション1bを所定位置へ収納することができ、しかもシートクッション1bがボディ22に当たるの回避するように動くためクッション厚みを十分に厚いものとすることが可能となる。更には、シートバック1aの前倒しの際に回転中心が後方側へ移動するため、折り畳み後においてシートバック1aの端部が前方側へ大きく飛び出すこともなく、前方側に大きなスペースを確保しておく必要もないためシートの設計の自由度を大幅に高めることが可能となる。
【0028】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明はシートクッションの厚みを十分にとってもボディに干渉することなくスムーズに折り畳み収納することができ、また前倒し後においてもシートバックが前方側へ大きく飛び出すことがなくコンパクトに折り畳み収納することができて、優れたクッション性と収納性の両方を発揮することができるものである。
よって本発明は従来の問題点を一掃した車両用シートとして、産業の発展に寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例を示す正面図である。
【図2】第1の実施例におけるシートの通常の状態を示す正面図である。
【図3】第1の実施例におけるシートを折り畳んだ途中の状態を示す正面図である。
【図4】第1の実施例におけるシートを折り畳んだ途中の状態を示す正面図である。
【図5】第1の実施例におけるシートを完全に折り畳んだ状態を示す正面図である。
【図6】第2の実施例を示す正面図である。
【図7】第2の実施例におけるシートの通常の状態を示す正面図である。
【図8】第2の実施例におけるシートを折り畳んだ途中の状態を示す正面図である。
【図9】第2の実施例におけるシートを完全に折り畳んだ状態を示す正面図である。
【図10】第3の実施例を示す正面図である。
【図11】第3の実施例におけるシートを折り畳んだ途中の状態を示す正面図である。
【図12】第3の実施例におけるシートを完全に折り畳んだ状態を示す正面図である。
【図13】第3の実施例におけるシートを折り畳んだ際のシートクッションの動きを示す説明図である。
【図14】従来例を示すもので、(a)は通常状態を示す正面図、(b)は折り畳む途中の状態を示す正面図、(c)は折り畳んだ状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 シート本体
1a シートバック
1b シートクッション
2 L字状の連結部材
3a 第1リンク
3b 第2リンク
3c 第3リンク
3d 第4リンク
3e 第5リンク
3f 第1リンク
3g 第2リンク
4 板状ブラケット
5 ストッパー
7 ガイド孔
11a 枢着部
11d 枢着部
11e 枢着部
11f 枢着部
11g 枢着部
11h 枢着部
11i 枢着部
11j 枢着部
11k 枢着部
11m 枢着部
11n 枢着部
21 リヤデッキ
22 ボディ

Claims (1)

  1. シートバックをシートクッションの座面に向け前倒しすると、シートクッションが後方側へ移動するとともにシートバックがその上に折り畳まれてシートバックの裏面がリヤデッキに続く荷床面となる車両用シートにおいて、前記シートクッションの前方部をボディに対しリンクを介して揺動自在に支持するとともに、シートバックの下端部前方側にL字状の連結部材を介してシートクッションの後方部を枢着支持し、かつシートバックとボディを連結するリンクの枢着部のうちシートバックとリンクとの枢着部が、連結部材とシートクッションの枢着部よりも上方に位置するリンク機構を介してシートクッションをボディに揺動自在に連結し、シートクッションの後方部がシートバックの前倒しにより後方側へ緩やかに下降後ほぼ水平となる軌道を描きつつ移動するようにしたことを特徴とする車両用シート。
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