JP2003218744A - 二重化伝送装置 - Google Patents

二重化伝送装置

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JP2003218744A JP2002018763A JP2002018763A JP2003218744A JP 2003218744 A JP2003218744 A JP 2003218744A JP 2002018763 A JP2002018763 A JP 2002018763A JP 2002018763 A JP2002018763 A JP 2002018763A JP 2003218744 A JP2003218744 A JP 2003218744A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】共通の制御装置を有しないで、切替制御を行
う。 【解決手段】本実施の形態の二重化伝送装置は予め設定
された現用側の伝送装置1と、予備側の伝送装置2とか
らなり、伝送装置1は伝送装置1の現用設定とは独立
に、現用又は予備の可変設定が可能な切替制御部11を
備え、用様に、伝送装置2には、伝送装置2の現用設定
とは独立に、切替制御部11とは反対に予備又は現用の
可変設定が可能な切替制御部21とを備え、切替制御部
11は現用設定されていると自伝送装置1内の障害等に
よる切替判定情報a11を受信すると自伝送装置1内に対
して切替信号a12を出力する共に、予備に設定されてい
る他伝送装置2の切替制御部21に対して切替制御信号
1を出力し、また、これと反対の設定では、切替制御
部21は切替制御部11と同様な制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は二重化伝送装置に関
し、特に共通の切替制御装置を有しない二重化伝送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の技術について図面を参照
して説明する。
【0003】図6は従来の二重化装置の一例を示すブロ
ック図である。
【0004】図6において、この従来の二重化装置は、
特開昭59−20056号公報の開示内容を示し、二重
化されたユニット101,102のいずれかに障害が発
生した時、相手ユニットの障害監視用回路が障害情報ラ
イン203,205を介して互いに相手方のユニットに
障害が発生したこと及びその程度を自己のユニット10
1又は102に伝送するとともに、相手方のユニットが
現在、現用状態であるか予備状態であるかを状態情報ラ
イン204,206を介して自己のユニット101又は
102に伝送する。そしてそれぞれの自己のユニット内
で障害検出用回路が検出する自己ユニットの障害発生及
びその程度の大小、状態及び相手のユニットの障害発生
及びその程度の大小、状態の4種類の情報を基にして障
害発生及び障害程度を判断して、自己ユニットを動作状
態又は非動作状態のいずれかにするかを決定する。この
場合、両ユニットの決定が一致したときには以下のよう
に処置する。
【0005】すなわち、両ユニット共に動作状態にする
ことを決定する場合(両ユニット共に正常の場合)は先
に決定した方を優先する。また、両ユニット共に非動作
状態にすることを決定する場合(両ユニット共に障害の
場合)は、予めそれぞれのユニットに優先順位を設定し
ておき、その情報と前記4つの情報により正常ユニット
は動作状態にすることを決定し、異常ユニットは非動作
状態にすることを決定するように設定されており、動作
状態にすることを決定したユニットが現用ユニットにな
り、非動作状態にすることを決定したユニットが予備ユ
ニットになる。つまり本従来の技術においては前述した
両回路から発する制御指令で障害発生及び障害程度を判
定して両ユニット間で、両ユニット共に正常ならば、現
在の状態を維持し、どちらか一方が障害を起せば、正常
なユニットを現用ユニットに設定し、異常ユニットを予
備にし、又両ユニットが障害になれば予め設定された条
件のもとでの正常ユニットを現用ユニットに設定し異常
ユニットを予備にする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来例の二重化装
置は、両ユニットに障害監視回路を有して、両ユニット
で障害監視を行っているので、片方の障害監視回路に故
障が発生した場合、切替制御ができなくなるという問題
点がある。
【0007】また、両ユニットの障害監視回路が共に動
作しているので、どちらの命令を優先させるかの処理が
必要になるという問題点がある。更に、二重化以上のN
(N≧3の整数)重化への対応を考えた場合に、N個の
障害監視回路が存在するため、その優先処理が複雑にな
るという問題点がある。
【0008】(発明の目的)本発明の目的は、二重化さ
れたそれぞれの伝送装置に、独立して現用、予備の設定
できる切替制御手段を有して、システム全体を小型化す
ると共に、障害に対するシステムの信頼性を高めた二重
化伝送装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の二重化伝送装置
は、第1の伝送装置と第2の伝送装置とからなる二重化
伝送装置において、前記第1の伝送装置内に前記第1の
伝送装置内の状態及び伝送路の状態を監視する第1の切
替制御手段を備え、前記第2の伝送装置内の前記第2の
伝送装置内の状態及び伝送路の状態を監視する第2の切
替制御手段を備え、前記第1の切替制御手段及び第2の
切替制御手段のそれぞれは、前記第1の伝送装置及び前
記第2の伝送装置とは独立に現用又は予備に設定する設
定手段を有し、また現用設定されている切替制御手段は
自己の前記切替制御手段を収容している伝送装置内の状
態の前記監視の結果異常を検出すると、前記設定手段の
基に、現用に設定されている切替制御手段が他の切替制
御手段を制御して、前記第1の伝送装置及び前記第2の
伝送装置に対する現状の現用/予備の切替えを指示する
切替信号を送出する切替信号送出手段を有している。
【0010】本発明の二重化伝送装置は、第1の伝送装
置と第2の伝送装置とからなる二重化伝送装置におい
て、前記第1の伝送装置内に前記第1の伝送装置内の状
態及び伝送路の状態を監視する第1の切替制御手段を備
え、前記第2の伝送装置内に前記第2の伝送装置内の状
態及び伝送路の状態を監視する第2の切替制御手段を備
え、前記第1の切替制御手段及び前記第2の切替制御手
段のそれぞれは、前記第1及び第2の伝送装置とは独立
に現用か又は予備かを設定する第1の設定手段を有し
て、自己の切替制御手段を収容する自伝送装置が現用に
設定されている場合には前記監視の結果異常を検出する
と、前記自伝送装置に対して現用から予備への切替えを
指示する自装置切替制御信号を、また、他の切替制御手
段に対して予備から現用への切替えを指示する第1の切
替制御信号を出力する切替判定部と、前記第1の設定手
段と同様に現用か又は予備かを設定する第2の設定手段
を示し、前記自伝送装置が現用に設定されていて前記監
視の結果異常を検出すると、前記第2の設定手段によっ
て切替権利判定結果信号を出力する切替権利判定部と、
前記第1及び第2の設定手段2同様に自己に対する現用
か又は予備かを設定すると共に前記第1及び第2の伝送
装置の既に設定されている状態の現用か予備かを設定す
る第3の設定手段を有し、前記第3の設定手段によって
前記自伝送装置が現用に設定されている場合には、前記
自装置切替制御信号を受信し且つ前記現用であることを
示す切替権利判定結果信号を受信して前記自伝送装置に
対し現用から予備への切替えを指示する第1の切替信号
を出力し、前記自伝送装置が予備に設定されている場合
には、他の切替制御手段からの予備から現用への切替制
御信号を受信して予備の前記自伝送装置を予備から現用
への切替えを指示する第2の切替信号を出力する切替制
御信号選択部とを有している。
【0011】本発明の二重化伝送装置は、第1の伝送装
置と第2の伝送装置とからなる二重化伝送装置におい
て、前記第1の伝送装置内に前記第1の伝送装置内の状
態及び伝送路の状態を監視する第1の切替制御手段を備
え、前記第2の伝送装置内に前記第2の伝送装置内の状
態及び伝送路の状態を監視する第2の切替制御手段を備
え、前記第1の切替制御手段及び前記第2の切替制御手
段のそれぞれは、前記第1及び第2の伝送装置とは独立
に現用か又は予備かを設定する第1の設定手段とを有
し、この第1の設定手段によって現用に設定されている
場合に、自己の切替制御手段を収容する自伝送装置が現
用に設定されていて前記監視の結果異常を検出すると、
前記自伝送装置に対して現用から予備への切替を指示す
る自装置切替制御信号を、また、他の切替制御手段に対
して予備から現用への切替えを指示する切替制御信号を
出力する切替判定部と、前記第1の設定手段と同様に現
用か又は予備かを設定する第2の設定手段を有し、前記
第2の設定手段に前記第1の設定手段と同一に現用にさ
れている場合に、前記自伝送装置が現用に設定されてい
て前記監視の結果異常を検出すると、現用であることを
示す第1の切替権利判定結果信号を出力する切替権利判
定部と、前記第1及び第2の設定手段2同様に自己に対
する現用か又は予備かを設定すると共に、前記第1及び
第2の伝送装置の既に設定されている状態の現用か予備
かを設定する第3の設定手段と、前記第3の設定手段に
よって前記自伝送装置及び自己が現用に設定されている
場合に、前記自装置切替制御信号を受信し且つ前記現用
であることを示す第1の切替権利判定結果信号を受信し
ていると自伝送装置に対し現用から予備への切替えを指
示する第1の切替信号を出力する切替制御信号選択部と
を有し、前記自伝送装置が予備に設定され且つ前記切替
判定部、切替権利判定部及び切替制御信号選択部が予備
に設定されている場合に、前記切替制御信号選択部は、
他の切替制御手段が現用の自伝送装置の異常の検出の結
果によって送出する前記他の切替制御手段内の他の切替
判定部から送出する予備から現用への切替えを指示する
第2の切替制御信号を受信し且つ前記切替権利判定部か
らの予備であることを示す第2の切替権利判定結果信号
によって予備の前記自伝送装置に対して予備から現用へ
の切替えを示す第2の切替信号を出力し、前記自伝送装
置が現用に設定され、且つ、前記切替判定部、切替権利
判定部及び切替制御選択部が予備に設定されている場合
に前記切替判定部は前記自伝送装置の前記監視の結果異
常を検出すると前記自装置切替制御信号を、また、他の
切替制御手段に対して前記第1の切替制御信号を出力
し、前記切替権利判定部は予備であることを示す前記第
2の切替権利判定結果信号を出力し、前記切替制御信号
選択部は前記自装置切替制御信号と前記第2の切替権利
判定結果信号を受信すると前記第1の切替信号を出力
し、前記自伝送装置が予備に設定され、且つ前記切替判
定部、切替権利判定部及び切替制御信号選択部が現用に
設定されている場合に、前記切替制御信号選択部は、他
の切替制御手段が現用の自伝送装置の異常の検出の結果
によって送出する前記他の切替制御手段内の他の切替判
定部から送出する予備から現用への切替を指示する前記
第2の切替制御信号を受信し且つ前記切替権利判定部か
らの予備であることを示す前記第2の切替権利判定結号
信号によって予備の前記自伝送装置に対して予備から現
用への切替えを示す前記第2の切替信号を出力する。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
にして説明する。
【0013】図1は本発明の一実施の形態の二重化伝送
装置を示すブロック図である。
【0014】図1においては、本実施の形態の二重化伝
送装置は予め設定された現用側の伝送装置1と、予備側
の伝送装置2とからなり、伝送装置1は伝送装置1の現
用設定とは独立に、現用又は予備の可変設定が可能な切
替制御部11を備え、同様に、伝送装置2には、伝送装
置2の予備設定とは独立に、切替制御部11とは反対に
予備又は現用の可変設定が可能な切替制御部21とを備
え、切替制御部11は現用設定されていると現用の伝送
装置1内の障害等による切替判定情報a11を受信すると
自伝送装置1内に対して現用から予備への切替信号a12
を出力すると共に、予備に設定されている他伝送装置2
の切替制御部21に対して予備から現用への切替制御信
号a1を出力し、また、これとは反対に切替制御部21
は切替制御部11と同様に、現用設定されていると、現
用設定された自伝送装置2内の障害等による切替判定情
報b21を受信すると、自伝送装置2内に対して現用から
予備への切替信号b22を出力すると共に、予備設定され
ている他伝送装置1の切替制御部11に対して予備から
現用への切替制御信号b1を出力する。
【0015】図2は本実施の形態の二重化伝送装置にお
ける切替制御部を示すブロック図である。
【0016】図2において、本実施の形態の伝送装置1
の切替制御部11は、予め初期設定された現用か又は予
備かの設定情報の基に、現用設定されている伝送装置1
内の障害等の情報による切替判定情報a11を受信すると
自装置(伝送装置1)への切替制御信号a13を切替制御
信号選択部113へ送出する切替判定部111と、自伝
送装置1を現用又は予備のどちらが予め初期設定され、
伝送装置1内の障害等の情報により、切替権利判定情報
14が入力され、予め初期設定された現用又は予備のど
ちらの切替権利判定結果信号a15を切替制御選択部11
3へ送出する切替権利判定部112と、切替権利判定結
果信号a15の基に受信している自装置への切替制御信号
13か又は他装置(伝送信号2)からの切替制御信号b
1を受信して自装置(伝送装置)が現用か又は予備かに
よって自装置(伝送装置1)への現用から予備又は予備
から現用への切替信号a12を出力する切替制御信号選択
部113とを有している。
【0017】尚、切替制御部21においても、切替制御
部11と同様に、切替判定部211と、切替権利判定部
212と、切替制御信号選択部213とを有している。
【0018】図3は図2に示す本実施の形態における切
替制御部内の切替権利判定部の動作を示すフローチャー
トである。
【0019】次に、切替権利判定部112の動作につい
て、図2,図3を参照して説明する。
【0020】図3において、先ず切替権利判定部112
は、予め内部の設定入力手段によって、自伝送装置1と
は独立に、自切替権利判定部112を現用か又は予備か
に設定するコード情報を入力して記憶させておく(S
1)。
【0021】次に、現用化されている自伝送装置1の内
部からの障害情報等を切替権利判定情報(a14)として
受信した場合に、初期設定情報の基に、自切替制御部1
1の自装置切替制御信号a13を選択するか又は他切替制
御部21への切替制御信号を選択するか判断する(S
2)。
【0022】初期設定の情報が現用に設定されている場
合には、自切替制御部11を選択すべく切替権利判定結
果信号a15を出力(S3)。もし、初期設定の情報が予
備に設定されて且つ自伝送装置が予備の場合には、他切
替制御部21による他切替制御部からの切替制御部b1
を選択するか判断する(S4)。
【0023】再度、初期設定の情報の共に予備に設定さ
れていると、他切替制御部21からの切替制御信号b1
を選択すべく切替権利判定結果信号a15を出力する(S
5)。
【0024】図4は図2に示す本実施の形態における切
替制御部内の切替判定部の動作を示すフローチャートで
ある。
【0025】次に、切替判定部111の動作について、
図2,図4を参照して説明する。
【0026】図4において、先ず、切替判定部111
は、予め内部の設定入力手段によって、自伝送装置1と
は独立して、自切替判定部11を現用か又は予備かに設
定するコード情報を入力して記憶させておく(S1
1)。
【0027】次に、現用に設定されている場合の自伝送
装置1の内部からの障害情報等を切替判定情報a11とし
て受信した場合に、初期設定情報の基に、自切替制御部
11の自装置への切替制御信号a13を選択するか判断す
る(S12)。
【0028】初期設定の情報が現用に設定されている場
合には、自装置切替制御信号a13及び他切替制御部への
切替制御信号a1を出力する(S3)。もし、初期設定
の情報が予備に設定されていて且つ自伝送装置1が予備
に設定されている場合には、自切替制御部11への出力
はなく、他切替制御部21からの切替制御信号b1を選
択するか判断する(S14)。
【0029】再度、初期設定の情報の共に予備に設定さ
れていると、他切替制御部21からの切替制御部b1
選択する(S15)。
【0030】図5は図2に示す本実施の形態における切
替制御信号選択部の動作を示すフローチャートである。
【0031】次に、切替制御信号選択部113の動作に
ついて図2,図5を参照して説明する。
【0032】図5において、先ず、切替制御信号選択部
113は、予め、内部の設定入力手段によって、自伝送
装置1とは独立に、自切替制御信号選択部113を現用
か又は予備かに設定するコード情報を入力して記憶させ
ておく(S21)。
【0033】次に、初期設定の情報及び切替権利判定結
果信号a15の基に、切替判定部111からの自装置への
切替制御信号a13を選択するか判断する(S22)。
【0034】自装置及び自己の初期設定の情報及び切替
権利判定結果信号a15が現用に設定されている場合に
は、切替判定部111からの自装置への切替制御信号a
13を選択し、自装置(伝送装置1)への現用から予備へ
の切替信号a12として出力する(S23)。
【0035】もし、自装置及び自己の初期設定の情報及
び切替権利判定結果信号a15が共に予備に設定されてい
る場合には、切替判定部111からの自装置への切替制
御信号a13の受信はなく、切替制御部21から出力され
る他切替制御部からの切替制御信号b1を選択するか判
断する(S24)。
【0036】他切替制御部21からの切替制御信号b1
を選択して受信すると、自装置(伝送装置1)への予備
から現用に切替える切替信号a12を出力する(S2
5)。
【0037】以上、切替制御部11内の切替判定部11
1,切替権利判定部112及び切替制御信号選択部11
3の動作について説明したが、切替制御部21内の切替
判定部211,切替権利判定部212及び切替制御信号
選択部213も同様な動作を行うので、その説明を省略
する。
【0038】次に、図1に示すシステム全体の切替動作
について、図1〜図5を参照して説明する。
【0039】この切替動作の説明においては、伝送装置
1が現用に、伝送装置2が予備に予め設定されていて、
これとは独立に切替制御部11が現用に、切替制御部2
1が予備に設定している場合に、現用の伝送装置1内に
障害が発生して現用から予備に切替える場合の動作につ
いて、以下に説明する。
【0040】この場合においては、切替制御部11が現
用として稼動しているため、切替判定部111,切替権
利判定部112及び切替制御信号選択部113のそれぞ
れの初期設定は現用に予め設定されてあり、また切替判
定部211,切替権利判定部212及び切替制御信号選
択部213のそれぞれの初期設定は予備として予め設定
されているものとする。
【0041】以上のように設定された図1に示すシステ
ムにおいて、伝送装置1内に障害が発生すると、その障
害情報が切替制御部11の切替判定部111に対しては
切替判定情報a11として入力され、図4に示す動作によ
って自装置(伝送装置1)への切替制御信号a13を出力
し、また、他切替制御部21に対して切替制御信号a 1
を出力する。
【0042】また、切替権利判定部112は、障害情報
を切替権利判定情報a14として受信し、図3に示す動作
によって、自切替制御部11が現用であることを示す切
替権利判定結果信号a15を出力する。
【0043】切替制御信号選択部113においては、切
替権利判定結果信号a15の受信によって、受信している
自装置への切替制御信号a13を自装置(伝送装置1)へ
の切替信号a12として出力し、伝送装置1を現用から予
備へ切替させる。
【0044】切替制御部21側では、切替制御信号選択
部213は、切替制御部11の切替判定部111からの
他切替制御部からの切替制御信号a1を受信すると初期
設定が予備に設定していることから、自装置(伝送装置
2)への予備から現用に変るべく切替信号b12を出力す
る。
【0045】以上の結果、伝送装置1は予備に、伝送装
置2は現用に切替る。
【0046】しかし、切替制御部11は現用で、切替制
御部21は予備のままであり、それを変更するために
は、切替制御部11及び21内のそれぞれの切替判定部
111,211,切替権利判定部112,212及び切
替制御信号選択部113,213の初期設定を変更する
必要がある。
【0047】以上に示したように、本実施の形態におい
ては、二重化された伝送装置1及び2とは独立に現用又
は予備の変更が可能なそれぞれの装置内に切替制御部1
1及び21を備えることにより、従来より信頼性の高い
切替制御を行うことができる。
【0048】また、切替制御部11及び21に対して、
予め初期設定によって、現用又は予備に設定しているの
で、どちらの命令を優先させるかの優先処理をなくすこ
とができる。
【0049】また、以上の実施の形態のおいては、二重
化された伝送装置1及び2について説明したが、それぞ
れの装置内に独立に現用又は予備の設定ができる切替制
御部を備えたN重化された伝送装置1,2・・・Nの構成
も容易に構築するこができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、第1の伝
送装置と第2の伝送装置とからなる二重化伝送装置にお
いて、第1の伝送装置内に第1の伝送装置内の状態及び
伝送路の状態を監視する第1の切替制御手段を備え、第
2の伝送装置内に第2の伝送装置内の状態及び伝送路の
状態を監視する第2の切替制御手段を備え、第1の切替
制御手段及び第2の切替制御手段のそれぞれは、第1の
伝送装置及び第2の伝送装置とは独立に現用又は予備に
設定する設定手段を有し、また現用設定されている自己
の切替制御手段は自己の前記切替制御手段を収容してい
る伝送装置内の状態の前記監視の結果異常を検出すると
設定手段の基に現用に設定されている切替制御手段が他
の切替制御手段を制御して、第1の伝送装置及び第2の
伝送装置に対する現状の現用/予備の切替信号を送出す
る切替信号送出手段を有することにより、第1に、第1
および第2の伝送装置とは別に、これらの伝送装置を監
視して切替えの制御を行う独立した切替制御装置を用意
する必要がなくなり、システム全体を物理的に規模を小
さくすることができる効果がある。
【0051】第2に、切替制御手段を各伝送装置に設け
ることにより、切替制御が分散され、二重化システムの
信頼性を高めることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の二重化伝送装置を示す
ブロック図である。
【図2】本実施の形態の二重化伝送装置における切替制
御を示すブロック図である。
【図3】図2に示す本実施の形態における切替制御部内
の切替権利判定部の切替権利判定の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図4】図2に示す本実施の形態における切替制御内の
切替判定部の切替判定の処理手順を示すフローチャート
である。
【図5】図2に示す本実施の形態における切替制御部内
の切替制御信号選択部の切替制御信号の選択の処理手順
を示すフローチャートである。
【図6】従来の二重化装置の一例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1,2 伝送装置 11,21 切替制御部 111,211 切替判定部 112,212 切替権利判定部 113,213 切替制御信号選択部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の伝送装置と第2の伝送装置とから
    なる二重化伝送装置において、前記第1の伝送装置内に
    前記第1の伝送装置内の状態及び伝送路の状態を監視す
    る第1の切替制御手段を備え、前記第2の伝送装置内の
    前記第2の伝送装置内の状態及び伝送路の状態を監視す
    る第2の切替制御手段を備え、 前記第1の切替制御手段及び第2の切替制御手段のそれ
    ぞれは、前記第1の伝送装置及び前記第2の伝送装置と
    は独立に現用又は予備に設定する設定手段を有し、また
    現用設定されている切替制御手段は自己の前記切替制御
    手段を収容している伝送装置内の状態の前記監視の結果
    異常を検出すると、前記設定手段の基に、現用に設定さ
    れている切替制御手段が他の切替制御手段を制御して、
    前記第1の伝送装置及び前記第2の伝送装置に対する現
    状の現用/予備の切替えを指示する切替信号を送出する
    切替信号送出手段を有することを特徴とする二重化伝送
    装置。
  2. 【請求項2】 第1の伝送装置と第2の伝送装置とから
    なる二重化伝送装置において、前記第1の伝送装置内に
    前記第1の伝送装置内の状態及び伝送路の状態を監視す
    る第1の切替制御手段を備え、前記第2の伝送装置内に
    前記第2の伝送装置内の状態及び伝送路の状態を監視す
    る第2の切替制御手段を備え、 前記第1の切替制御手段及び前記第2の切替制御手段の
    それぞれは、前記第1及び第2の伝送装置とは独立に現
    用か又は予備かを設定する第1の設定手段を有して、自
    己の切替制御手段を収容する自伝送装置が現用に設定さ
    れている場合には前記監視の結果異常を検出すると、前
    記自伝送装置に対して現用から予備への切替えを指示す
    る自装置切替制御信号を、また、他の切替制御手段に対
    して予備から現用への切替えを指示する第1の切替制御
    信号を出力する切替判定部と、 前記第1の設定手段と同様に現用か又は予備かを設定す
    る第2の設定手段を示し、前記自伝送装置が現用に設定
    されていて前記監視の結果異常を検出すると、前記第2
    の設定手段によって切替権利判定結果信号を出力する切
    替権利判定部と、 前記第1及び第2の設定手段2同様に自己に対する現用
    か又は予備かを設定すると共に前記第1及び第2の伝送
    装置の既に設定されている状態の現用か予備かを設定す
    る第3の設定手段を有し、前記第3の設定手段によって
    前記自伝送装置が現用に設定されている場合には、前記
    自装置切替制御信号を受信し且つ前記現用であることを
    示す切替権利判定結果信号を受信して前記自伝送装置に
    対し現用から予備への切替えを指示する第1の切替信号
    を出力し、 前記自伝送装置が予備に設定されている場合には、他の
    切替制御手段からの予備から現用への切替制御信号を受
    信して予備の前記自伝送装置を予備から現用への切替え
    を指示する第2の切替信号を出力する切替制御信号選択
    部とを有することを特徴とする二重化伝送装置。
  3. 【請求項3】 第1の伝送装置と第2の伝送装置とから
    なる二重化伝送装置において、前記第1の伝送装置内に
    前記第1の伝送装置内の状態及び伝送路の状態を監視す
    る第1の切替制御手段を備え、前記第2の伝送装置内に
    前記第2の伝送装置内の状態及び伝送路の状態を監視す
    る第2の切替制御手段を備え、 前記第1の切替制御手段及び前記第2の切替制御手段の
    それぞれは、前記第1及び第2の伝送装置とは独立に現
    用か又は予備かを設定する第1の設定手段とを有し、こ
    の第1の設定手段によって現用に設定されている場合
    に、自己の切替制御手段を収容する自伝送装置が現用に
    設定されていて前記監視の結果異常を検出すると、前記
    自伝送装置に対して現用から予備への切替を指示する自
    装置切替制御信号を、また、他の切替制御手段に対して
    予備から現用への切替えを指示する切替制御信号を出力
    する切替判定部と、 前記第1の設定手段と同様に現用か又は予備かを設定す
    る第2の設定手段を有し、前記第2の設定手段に前記第
    1の設定手段と同一に現用にされている場合に、前記自
    伝送装置が現用に設定されていて前記監視の結果異常を
    検出すると、現用であることを示す第1の切替権利判定
    結果信号を出力する切替権利判定部と、 前記第1及び第2の設定手段2同様に自己に対する現用
    か又は予備かを設定すると共に、前記第1及び第2の伝
    送装置の既に設定されている状態の現用か予備かを設定
    する第3の設定手段と、前記第3の設定手段によって前
    記自伝送装置及び自己が現用に設定されている場合に、
    前記自装置切替制御信号を受信し且つ前記現用であるこ
    とを示す第1の切替権利判定結果信号を受信していると
    自伝送装置に対し現用から予備への切替えを指示する第
    1の切替信号を出力する切替制御信号選択部とを有する
    ことを特徴とする二重化伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記自伝送装置が予備に設定され且つ前
    記切替判定部、切替権利判定部及び切替制御信号選択部
    が予備に設定されている場合に、前記切替制御信号選択
    部は、他の切替制御手段が現用の自伝送装置の異常の検
    出の結果によって送出する前記他の切替制御手段内の他
    の切替判定部から送出する予備から現用への切替えを指
    示する第2の切替制御信号を受信し且つ前記切替権利判
    定部からの予備であることを示す第2の切替権利判定結
    果信号によって予備の前記自伝送装置に対して予備から
    現用への切替えを示す第2の切替信号を出力する請求項
    3記載の二重化伝送装置。
  5. 【請求項5】 前記自伝送装置が現用に設定され、且
    つ、前記切替判定部、切替権利判定部及び切替制御選択
    部が予備に設定されている場合に前記切替判定部は前記
    自伝送装置の前記監視の結果異常を検出すると前記自装
    置切替制御信号を、また、他の切替制御手段に対して前
    記第1の切替制御信号を出力し、 前記切替権利判定部は予備であることを示す前記第2の
    切替権利判定結果信号を出力し、 前記切替制御信号選択部は前記自装置切替制御信号と前
    記第2の切替権利判定結果信号を受信すると前記第1の
    切替信号を出力することを特徴とする請求項3記載の二
    重化装置。
  6. 【請求項6】 前記自伝送装置が予備に設定され、且つ
    前記切替判定部、切替権利判定部及び切替制御信号選択
    部が現用に設定されている場合に、前記切替制御信号選
    択部は、他の切替制御手段が現用の自伝送装置の異常の
    検出の結果によって送出する前記他の切替制御手段内の
    他の切替判定部から送出する予備から現用への切替を指
    示する前記第2の切替制御信号を受信し且つ前記切替権
    利判定部からの予備であることを示す前記第2の切替権
    利判定結号信号によって予備の前記自伝送装置に対して
    予備から現用への切替えを示す前記第2の切替信号を出
    力する請求項3記載の二重化伝送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008205599A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Nec Corp 冗長切替装置、冗長切替システムおよび冗長切替制御プログラム
WO2017214931A1 (en) * 2016-06-16 2017-12-21 Honeywell International Inc. Hardware assist mechanisms for alive detection of redundant devices

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