JPH11308244A - 2重系装置の系切り替え制御方法および装置 - Google Patents

2重系装置の系切り替え制御方法および装置

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JPH11308244A
JPH11308244A JP10115803A JP11580398A JPH11308244A JP H11308244 A JPH11308244 A JP H11308244A JP 10115803 A JP10115803 A JP 10115803A JP 11580398 A JP11580398 A JP 11580398A JP H11308244 A JPH11308244 A JP H11308244A
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JP
Japan
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control unit
switching
unit
atm switch
signal
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JP10115803A
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Masatomo Fukuhara
昌友 福原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2重系構成のATM交換機などの信頼性をより
向上させることが可能な系切り替え制御方法を提供す
る。 【解決手段】重化された装置部と、これらの各装置部に
対応して設けられ、対応する装置部の障害の有無を監視
し、障害検出時には系切り替え信号を発生する2重化さ
れた制御部と、この2重化された制御部からの系切り替
え信号に基づき2重化された装置部のいずれか一方を選
択する切り替え制御を行う切り替え制御部とを備えた2
重系装置の系切り替え制御方法であって、切り替え制御
部を、2重化された制御部の系切り替え信号の双方から
切り替え制御可能な構成にし、一方の系の系切り替え信
号によって選択状態が切り替わらない場合は他方の系か
ら系切り替え信号を出力して2重系装置の系を切り替え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2重化された装置
部と、これらの各装置部に対応して設けられ、対応する
装置部の障害の有無を監視し、障害検出時には系切り替
え信号を発生する2重化された制御部と、この2重化さ
れた制御部からの系切り替え信号に基づき2重化された
装置部のいずれか一方を選択する切り替え制御を行う切
り替え制御部とを備えた2重系装置の系切り替え制御方
法および装置に関し、特に、ATMスイッチ等を備えた
ディジタル通信システムに適用して好適な系切り替え制
御方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばディジタル通信システムに使用さ
れるATM交換機などでは、公共の用途に供されるとい
うシステムの性格上、高度の信頼性を要求されることが
多く、そのためにシステム内のATMスイッチ部、制御
部等の共通部については2重化構成を採用する場合があ
る。
【0003】図6は、従来より用いられている2重化構
成のATM交換機の一例を示す図であり、ここではAT
M交換機に接続されるトランク回線のATMスイッチ側
接続先切り替え制御について説明する。図6に示すAT
M交換機は、ATMスイッチ部と制御部がそれぞれ0系
と1系とに2重化されており、どちらか一方が現用系、
残りの一方が待機系として運用されるようになってい
る。図中の21は0系ATMスイッチ部、22は0系制
御部、23は1系ATMスイッチ部、24は1系制御部
であり、0系ATMスイッチ部21と0系制御部22と
は0系制御部制御バス203で接続され、また1系AT
Mスイッチ部23と1系制御部24とは1系制御部制御
バス204で接続されている。
【0004】これら0系ATMスイッチ部21及び1系
ATMスイッチ部23は、装置内部セル通話路104〜
105および加入者線インタフェース部11〜12を通
してATM交換機が収容する加入者回線101〜102
に接続されると共に、装置内部セル通話路106〜10
7およびトランク回線インタフェース部31を介してト
ランク回線103と接続されている。
【0005】トランク回線103は、トランク回線イン
タフエース部31内の切替え部401により現用系のA
TMスイッチ部と常に接続されるように制御されるが、
この切り替え制御は2重化された制御部22と24とか
らトランク回線インタフェース部31の切替え制御部4
02に通知される系切り替え信号300に従って切替え
制御部402が行う。
【0006】例えば、系切り替え信号300がLレベル
であるときトランク回線103は0系ATMスイッチ部
21と接続され、逆に系切り替え信号300がHレベル
である場合、トランク回線103は1系ATMスイッチ
部23と接続される。ここで、系切り替え信号300は
バス信号となっており、制御部22、24内のゲート回
路206、207の制御によって0系制御部22と1系
制御部24のうち現用系の制御部(22または24)の
みが該系切り替え信号を出力し、待機系の制御部(24
または22)のゲート回路出力はハイインピーダンス状
態となり、現用系制御部(22または24)に障害が発
生し、この制御部(22または24)の系切り替えが発
生した場合にも、系切り替え信号300は新現用系制御
部から供給することが可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6の
構成において、現用系の制御部(22または24)と現
用系のATMスイッチ部(21または23)に障害が発
生した場合、制御部とスイッチ部の系切り替えが起動す
るが、この場合に、旧現用系制御部のゲート回路(20
6または207)そのものに障害が発生した場合、ある
いは、旧現用系制御部(22または24)のゲート回路
制御ソフトウェアに障害が発生し、旧現用系制御部のゲ
ート回路が系切り替え信号300を出力状態のままに陥
った場合には、系切り替え信号300が信号衝突状態と
なる。このため、制御部の系切り替え後においても新現
用系制御部から系切り替え信号300を正しく出力でき
ないという問題が発生する。
【0008】このような状態になると、トランク回線1
03が正常系のATMスイッチ部と接続できなくなり、
システムダウンに陥ってしまう。
【0009】このように、従来の2重化構成では、2重
化された制御部22、24であっても当該制御部内の一
部の障害によってシステムダウンに陥るという重大な問
題を引き起こしてしまう。
【0010】本発明は、上記のような問題を除去し、2
重系構成のATM交換機などの信頼性をより向上させる
ことが可能な系切り替え制御方法および装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、2重化された装置部と、これら
の各装置部に対応して設けられ、対応する装置部の障害
の有無を監視し、障害検出時には系切り替え信号を発生
する2重化された制御部と、この2重化された制御部か
らの系切り替え信号に基づき2重化された装置部のいず
れか一方を選択する切り替え制御を行う切り替え制御部
とを備えた2重系装置の系切り替え制御方法であって、
前記切り替え制御部を、前記2重化された制御部の系切
り替え信号の双方から切り替え制御可能な構成にし、一
方の系の系切り替え信号によって選択状態が切り替わら
ない場合は他方の系から系切り替え信号を出力して2重
系装置の系を切り替えることを特徴とするすることを特
徴とする。
【0012】また、請求項2の発明は、2重化された第
1および第2の装置部と、これらの第1および第2の装
置部に対応して設けられ、対応する装置部の障害の有無
を監視し、障害検出時には系切り替え信号を発生する2
重化された第1および第2の制御部と、この2重化され
た第1および第2の制御部からの系切り替え信号に基づ
き2重化された第1および第2の装置部のいずれか一方
を選択する切り替え制御を行う切り替え制御部とを備え
た2重系装置の系切り替え制御装置であって、前記切り
替え制御部は、前記第1の制御部からの系切り替え信号
によって前記第1および第2の装置部の選択状態が切り
替わらない場合は、前記第2の制御部からの系切り替え
信号によって前記第1および第2の装置部の選択状態を
切り替える系切替手段を具備することを特徴とする。
【0013】本発明による切り替え制御方法を用いれ
ば、2重化された装置部の選択を現用系制御部からの切
り替え信号と待機系制御部からの切り替え信号のどちら
によっても制御することができる。従って、現用系制御
部が該制御部から出力する系切り替え信号が異常状態の
まま障害に陥り、旧現用系制御部(新得機系制御部)に
切り替わった場合においても、新現用系制御部から系切
り替え信号を新得機系制御部の障害状態によらず正常に
出力することが可能となり、2重化構成にした装置全体
の信頼性を著しく向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わる2重系装
置の系切り替え方法および装置の一実施の形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は、この発明を適用したATM交換機
の一実施の形態を示す構成図であり、図6と同一部分
は、同一記号で表わし、その説明は省略する。
【0016】以下、図1に示す2重化構成のATM交換
機において、2重化切り替え制御、特にATM交換機に
接続されるトランク回線のATMスイッチ側接続先切り
替え制御について説明する。
【0017】図1において、ATM交換機内でATMス
イッチ部と制御部はそれぞれ0系と1系とに2重化され
ており、どちらか一方が現用系、残りの一方が待機系と
して運用される。以下では説明のために、0系制御部2
2は0系ATMスイッチ部21を、1系制御部24は1
系ATMスイッチ部23をそれぞれ個別に制御し、運用
系は0系制御部22と0系ATMスイッチ部21との組
み合わせか、1系制御部24と1系ATMスイッチ部2
3との組み合わせのどちらか一方とすることを仮定す
る。
【0018】この制御部22、24とATMスイッチ部
21、23の関係は本発明にとって本質的なものではな
い。図中の21は0系ATMスイッチ部、22は0系制
御部、23は1系ATMスイッチ部、24は1系制御部
であり、0系ATMスイッチ部21と0系制御部22と
は0系制御部制御バス203で接続され、また1系AT
Mスイッチ部23と1系制御部24とは1系制御部制御
バス204で接続されている。
【0019】これら0系ATMスイッチ部21及び1系
ATMスイッチ部23は、装置内部セル通話路104〜
105および加入者線インタフェース部11〜12を通
してATM交換機が収容する加入者回線101〜102
に接続されると共に、装置内部セル通話路106〜10
7およびトランク回線インタフェース部31を介してト
ランク回線103と接続されている。
【0020】トランク回線103は、トランク回線イン
タフエース部31内の切替え部301により現用系のA
TMスイッチ部と常に接続されるように制御されるが、
この切り替え制御は2重化された制御部22と24とか
らトランク回線インタフェース部31の切替え制御部3
02に通知される系切り替え信号303、304に従っ
て切替え制御部302が行う。
【0021】ここで、系切り替え信号303は0系制御
部22からトランク回線インタフェース部31内の切替
え制御部302に、系切り替え信号304は1系制御部
24から切替え制御部302に、それぞれ1対1で接続
される。系切り替え信号303及び304は、図6の従
来構成で説明したように信号レベルでATMスイッチ接
続方向を指示するのではなく、信号レベルの変化により
系切り替えを指示する点が従来構成と異なっている。本
発明では、系切り替え信号303と304を用いて現用
系、待機系にかかわらず0系制御部22からでも1系制
御部24からでもトランク回線103のATMスイッチ
接続先を切り換えることが可能とすることを特徴として
いる。
【0022】また、トランク回線インタフエース部31
からは両系制御部22、24に対してトランク回線10
3のATMスイッチ側接続先を通知するトランク回線状
態信号305と306が接続されている。トランク回線
状態信号305及び306は、例えば、Lレベルのとき
トランク回線103が0系ATMスイッチ部21と接続
され、Hレベルのときトランク回線103が1系ATM
スイッチ部23と接続されることを通知するものとす
る。
【0023】図2に、図1に示したATM交換機におけ
るトランク回線のATMスイッチ接続先切り替え制御方
法の手順をフローチャートで示す。図2においては、現
用系として運用されていた0系制御部22あるいは0系
ATMスイッチ部21において障害が検出されたため、
これを契機にして、1系制御部24と1系ATMスイッ
チ部23を現用系とする系切り替えを行い、トランク回
線103を0系ATMスイッチ部21から1系ATMス
イッチ部23に接続先を変更する処理フローが示されて
いる。
【0024】図2において、0系制御部22あるいは0
系ATMスイッチ部21において障害が検出された場合
(ステップ2001)、まず、制御部間監視用通話路2
05を用いて0系制御部21から1系制御部24に障害
発生通知を送り、さらに自系(0系)が現用系であるこ
とを確認し、次に系切り替え信号303を0系制御部2
2から出力し、切り替え制御部302に対してトランク
回線接続先を1系ATM制御部23に切り替えるように
指示し、さらに、制御部間監視用通話路205を用いて
制御部とATMスイッチ部の系切り替えを指示する(ス
テップ2002)。
【0025】これにより、切替え制御部302は切替え
部301が1系ATMスイッチ部23を選択する状態に
制御する。ここで、0系制御部22の内部でのハードウ
ェア障害等により期待する信号レベルの系切り替え信号
303を出力できなかった場合、切替え制御部302は
トランク回線103を1系ATMスイッチ部23側に切
り替えることができない。
【0026】そこで、1系制御部24は、0系制御部2
2から系切り替え指示を受けたならば、切替え制御部3
02が出力するトランク回線状態信号306を調べ、こ
のトランク回線状態信号306が1系ATMスイッチ部
23を選択している状態に切り替わっているかどうかを
確認する(ステップ2003)。トランク回線状態信号
306が1系ATMスイッチ部23を選択している状態
に切り替わっている場合は、系の切替え動作が正常に行
われたことになるため、1系での運用を継続する(ステ
ップ2004)。
【0027】しかし、トランク回線状態信号306が1
系ATMスイッチ部23を選択している状態に切り替わ
っていない場合、1系制御部24は0系の系切替え信号
303に代えて系切替え信号304を出力し、切替え制
御部302に送り、トランク回線103を1系ATMス
イッチ部23側に切り替えるように指示する(ステップ
2005)。
【0028】そして、1系制御部24は、再度、トラン
ク回線状態信号306が1系ATMスイッチ部23を選
択している状態に切り替わっているかどうかを確認する
(ステップ2006)。
【0029】この結果、トランク回線状態信号306が
1系ATMスイッチ部23を選択している状態に切り替
わっている場合は、系の切替え動作が正常に行われたこ
とになるため、1系での運用を継続する(ステップ20
07)。
【0030】しかし、トランク回線状態信号306が1
系ATMスイッチ部23を選択している状態に切り替わ
っていない場合、いずれの制御部22,24からも切替
えが行えないシステム異常状態になっていることになる
ため、システム異常状態であることを上位装置に連絡す
る。(ステップ2008)。
【0031】本実施形態では、0系制御部22及び1系
制御部24の双方からトランク回線103のATMスイ
ッチ接続先を切り換えることを可能としているため、図
2のステップ2003〜2007の処理により、制御部
とATMスイッチ部の系切り替えが起動した後に新現用
系制御部(1系制御部24)からトランク回線接続先の
ATMスイッチ部が1系になっているのか、0系のまま
であるのかを確認し、所望通りの系のATMスイッチ部
に接続されていない場合は、再度、トランク回線接続先
のATMスイッチを変更することが可能である。
【0032】すなわち、図2の切り替え制御において、
旧現用系であった0系制御部22内にハード障害等の重
度な障害が発生し、系切り替え信号303が期待する信
号レベルの変化通知が不可能な場合であっても、新現用
系である1系制御部24からの制御によりトランク回線
103を所望のATMスイッチ側と接続し直し、異常状
態の継続を回避することができる。
【0033】図3は、トランク回線103のATMスイ
ッチ接続先切り替え制御方法の第2の例を示すフローチ
ャートである。
【0034】この図3の処理は、図2に示した処理フロ
ーと平行して動作させる。図3に示す処理では、0系制
御部22(現用系)と1系制御部24(待機系)との間
で相手の機能が正常に働いているかどうかを調べる生存
確認シーケンス、あるいは、上位ネットワーク管理装置
と0系制御部22(現用系)との間で0系制御部22
(現用系)の機能が正常に働いているかどうかを調べる
生存確認シーケンスを実行する(ステップ3001、3
002)。
【0035】そして、これらの生存確認シーケンスにお
いて、0系制御部22(現用系)からの応答信号がなか
った場合には、0系制御部22が障害状態にあると判断
して、1系制御部24及び1系ATMスイッチ23を現
用系に切り替える。
【0036】ここで、0系制御部22(現用系)と1系
制御部24(待機系)との間での生存確認シーケンスに
おいて、0系制御部22(現用系)からの応答信号がな
かった場合には、1系制御部24(待機系)は、0系制
御部22が障害状態にあると判断し、このことを上位ネ
ットワーク管理装置に通知する(ステップ3003)。
【0037】そして、1系制御部24(待機系)は、上
位ネットワーク管理装置からの指示に従い、トランク回
線インタフェース部31に対してトランク回線接続先を
1系ATMスイッチ部23に切り替えるように系切替え
信号304によって指示する(ステップ3003、30
05)。
【0038】一方、上位ネットワーク管理装置と0系制
御部22(現用系)との間での生存確認シーケンスにお
いて、0系制御部22(現用系)からの応答信号がなか
った場合には、上位ネットワーク管理装置自身により0
系制御部22が障害状態にあると判断し、系切替え信号
3031系制御部24(待機系)に対し系切替え信号3
04を出力するように指示する。
【0039】これに対し、1系制御部24(待機系)
は、上位ネットワーク管理装置からの指示に従い、トラ
ンク回線インタフェース部31に対してトランク回線接
続先を1系ATMスイッチ部23に切り替えるように系
切替え信号304を出力する(ステップ3003、30
05)。
【0040】この処理によれば、現用系の制御部がハン
グアップ状態のような障害状態に賄った場合においても
待機系制御部からの系切り替えが可能となり、ATM交
換機の保守性が一段と向上することが分かる。
【0041】図4は、トランク回線インタフエース部3
1の切替え部301と切替え制御部302の回路構成例
を示す図である。
【0042】図4に示すように、切替え部301は両系
ATMスイッチ部21、23より入力されるセル通話路
を選択するセレクタ3011によって構成される。該セ
レクタ3011は切替え制御部302から出力される切
り替え信号Aによって制御され、例えば、A=Hレベル
のとき0系ATMスイッチ部21が、A=Lレベルのと
き1系ATMスイッチ部23が選択される。
【0043】一方、切替え制御部302は4つのスイッ
チSll、S12、S21、S22によって構成され、
スイッチSllとS12は0系制御部22から入力され
る系切り替え信号303によって、スイッチS21とS
22は1系制御部24から入力される系切り替え信号3
04によってそれぞれ制御される。
【0044】スイッチSll,S12、S21,S22
は、制御入力がHレベルのときON状態、制御入力がL
レベルのときOFF状態になる。ON状態とは、接点が
破線で示す位置に切り替わる状態、OFF状態とは接点
が実線で示す位置に切り替わる状態のことである。スイ
ッチSll,S12はインバータ3021により系切替
え信号303を反転した信号が制御入力として与えら
れ、同様に、スイッチS21,S22はインバータ30
21により系切替え信号304を互いに反転した信号が
制御入力として与えられているため、スイッチSllと
S12は同時にON状態あるいはOFF状態になること
はなく、また、スイッチS21とS22は同時にON状
態とあるいはOFF状態となることはないように制御さ
れる。
【0045】スイッチS11がON状態、スイッチS1
2がOFF状態になった場合、電源E1(+)→スイッ
チS11→抵抗R→スイッチS21→電源E1(−)の
閉回路が形成され、抵抗RとスイッチS21の接続点が
Lレベルとなり、このLレベル信号がセレクタ3011
の制御信号Aとして入力される。これにより、セレクタ
3011は、1系ATMスイッチ部23を選択する。
【0046】これに対し、系切替え信号304が入力さ
れ、スイッチS22がON状態、スイッチS21がOF
F状態になった場合、電源E2(+)→スイッチS22
→抵抗R→スイッチS12→電源E2(−)の閉回路が
形成され、抵抗RとスイッチS22の接続点がHレベル
となり、このHレベル信号がセレクタ3011の制御信
号Aとして入力される。これにより、セレクタ3011
は、0系ATMスイッチ部23を選択する。
【0047】このような回路構成においては、例えば、
系切り替え信号303の信号レベルが固定のままであっ
ても、系切り替え信号304の信号レベルだけを変化さ
せることによってATMスイッチ接続先を変更すること
が可能となる。
【0048】また、逆に、系切り替え信号304の信号
レベルが固定のままであっても系切り替え信号303の
信号レベルだけを変化させることによってATMスイッ
チ接続先を変更させることが可能となる。
【0049】図5は、トランク回線インタフェース部3
1の切替え部302の他の回路構成例を示す図であり、
各系の制御部22、24から入力される系切り替え信号
303と304を適当な周期のクロック信号3027で
動作する立ち上がり微分回路3023、3024に入力
し、0系、1系どちらかの系切り替え信号に立ち上げり
変化が検出された時のみ、OR回路3025を通じて立
ち上がり微分信号をトグル回路3026に入力し、トグ
ル回路3026を反転させ、その出力をセレクタ301
1の制御信号Aとして与えるように構成したものであ
る。
【0050】これによって、系切り替え信号303の信
号レベルが固定のままであっても系切り替え信号304
の信号レベルだけを変化させることによってATMスイ
ッチ接続先を変更することが可能となる。また、逆に、
系切り替え信号304の信号レベルが固定のままであっ
ても系切り替え信号303の信号レベルだけを変化させ
ることによってATMスイッチ接続先を変更させること
が可能となる。
【0051】なお、上記実施形態においては、ATM交
換機の例を挙げて説明したが、本発明は2重化構成の装
置を持つシステムのすべてに適用することができる。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、 1)現用系制御部が該制御部から出力する系切り替え信
号が異常状態のまま障害に陥り、新現用系制御部に切り
替わった場合においても、新現用系制御部から系切り替
え信号を旧現用系制御部の障害状態によらず正常に出力
することが可能となり、2重化構成にした装置全体の信
頼性を向上させることができる 2)現用系制御部がハングアップしたような障害に陥っ
た場合においても、待機系制御部から系切り替えを起動
することが可能となり、装置の保守性を向上させること
ができる などの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用した2重化構成のATM交換機
の実施形態を示す図。
【図2】系切替え方法の第1の処理手順例を示すフロー
チャート。
【図3】系切替え方法の第2の処理手順例を示すフロー
チャート。
【図4】トランク回線インタフェース部の第1の構成例
を示す回路図。
【図5】トランク回線インタフェース部の第2の構成例
を示す回路図。
【図6】従来の2重化構成のATM交換機の構成を示す
図。
【符号の説明】
101、102 加入者回線 103 トランク回線 104,105,106,107 装置内部セル通話
路 11、12 加入者回線インタフエース部 21 0系ATMスイッチ部 22 0系制御部 23 1系ATMスイッチ部 24 1系制御部 31 トランク回線インタフエース部 204 制御部間監視用通話路 301 切替え部 302 切替え制御部 303、304‥・系切り替え信号 305、306・‥トランク回線状態信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2重化された装置部と、これらの各装置
    部に対応して設けられ、対応する装置部の障害の有無を
    監視し、障害検出時には系切り替え信号を発生する2重
    化された制御部と、この2重化された制御部からの系切
    り替え信号に基づき2重化された装置部のいずれか一方
    を選択する切り替え制御を行う切り替え制御部とを備え
    た2重系装置の系切り替え制御方法であって、 前記切り替え制御部を、前記2重化された制御部の系切
    り替え信号の双方から切り替え制御可能な構成にし、一
    方の系の系切り替え信号によって選択状態が切り替わら
    ない場合は他方の系から系切り替え信号を出力して2重
    系装置の系を切り替えることを特徴とする2重系装置の
    系切り替え制御方法。
  2. 【請求項2】 2重化された第1および第2の装置部
    と、これらの第1および第2の装置部に対応して設けら
    れ、対応する装置部の障害の有無を監視し、障害検出時
    には系切り替え信号を発生する2重化された第1および
    第2の制御部と、この2重化された第1および第2の制
    御部からの系切り替え信号に基づき2重化された第1お
    よび第2の装置部のいずれか一方を選択する切り替え制
    御を行う切り替え制御部とを備えた2重系装置の系切り
    替え制御装置であって、 前記切り替え制御部は、 前記第1の制御部からの系切り替え信号によって前記第
    1および第2の装置部の選択状態が切り替わらない場合
    は、前記第2の制御部からの系切り替え信号によって前
    記第1および第2の装置部の選択状態を切り替える系切
    替手段を具備することを特徴とする2重系装置の系切り
    替え制御装置。
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