JP2003218456A - 半導体レーザ駆動回路 - Google Patents

半導体レーザ駆動回路

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JP2003218456A JP2002017719A JP2002017719A JP2003218456A JP 2003218456 A JP2003218456 A JP 2003218456A JP 2002017719 A JP2002017719 A JP 2002017719A JP 2002017719 A JP2002017719 A JP 2002017719A JP 2003218456 A JP2003218456 A JP 2003218456A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線数を減少させ、配線長の違いによるパル
スのタイミングずれも解消できるとともに、高転送レー
ト時の発光時間のより短い光パルスの発光を可能にす
る。 【解決手段】 一系統のアナログ信号入力を備えるエミ
ッタ接地回路18は、入力端子18aから入力された電
圧信号J1を電流信号に変換するとともに、再生時に高
周波発振回路20から出力される信号がエミッタ接地回
路18の電流信号に加算するように構成する。J1側の信
号はトランジスタQ6の帯域内で高域をブーストされる
一方、高周波発振回路20の出力信号は、トランジスタ
Q6のベース接地回路により信号の劣化を最小限に抑え
る。そして、電流スイッチ回路16は次段のカレントミ
ラー回路12に入力される電流を遮断または通過させ、
カレントミラー回路12の出力電流を遮断または出力さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、光ディスクにレーザ光を照射す
ることにより光ディスクに対する情報の記録及び消去並
びに光ディスクからの情報の再生を行う光学ディスク装
置に組み込まれて使用される半導体レーザ駆動回路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】光学ディスク装置の半導体レーザは、光
ディスクからの情報再生に用いられ、更にCD−RWで
知られる相変化型光ディスクなどの書き換え可能な光デ
ィスクの場合には光ディスクに対する情報の記録にも用
いられている。このような半導体レーザのレーザ光の出
力レベルは、光ディスクに対して情報を記録するか、あ
るいは再生するか、または消去するかによって切り換え
られる構成になっている。例えば、再生時には記録時よ
り出力レベルのレーザ光を光ディスクに照射すること
で、光ディスクの記録ピットを破壊することなく情報の
読み取りを行うようにしている。
【0003】ところで、光ディスクから情報を再生すべ
く光ディスクに照射されたレーザ光は、光ディスクから
反射されて光電変換素子に導かれるが、その反射光の一
部は同時に光源である半導体レーザ側にも入射される。
その結果、この戻り光と照射光とが干渉してスクープノ
イズ、モードホッピングノイズが発生し、再生信号のC
/N劣化の原因となっている。そこで、従来の半導体レ
ーザ駆動回路では、半導体レーザの駆動電流に200M
Hz〜600MHzの高周波電流を重畳させる高周波重
畳法が用いられ、これにより、上記ノイズの低減が図ら
れている。
【0004】一方、光ディスクに情報を記録する場合に
は、情報の記録密度を高め、かつ情報の転送速度を高め
るため、半導体レーザの出力に対してパルス幅変調を行
い、更に強度変調を行う方式が採られている。この方式
では、レーザ光の強度を複数のレベルに切り換える必要
があり、また高転送レート化につれてレーザ光の最短パ
ルス幅も数ns程度まで短くなってきている。このよう
な要求を満足するには、半導体レーザ駆動回路の応答速
度が高速であることが必要条件であり、言い換えれば広
帯域の半導体レーザ駆動回路が必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の相変化
型光ディスクなどに用いられる半導体レーザ駆動回路は
半導体レーザの入力端子にてパルス電流源を加算する方
式のもの、またはレーザの戻り光によるスクープノイズ
を軽減するための高周波重畳方式のものは、半導体レー
ザの入力端子と高周波発振器の出力間をカップリングコ
ンデンサで接続して行う方式であるため、その出力容量
により帯域を狭める傾向にあり、結果として応答時間が
遅くなる傾向がある。また、レーザ駆動部と波形発生部
の構成が一体型のため、半導体レーザの駆動制御に与え
なくてはならない信号が多く、かつ複数のパルス信号を
伝送する際に配線長の違いによるタイミングのずれが発
生し、これを軽減することは極めて困難となる。さらに
また、回路構成が駆動部のみと比較して複雑になり、そ
の分だけ素子数も多くなるため、消費電力が大きく放熱
処理の面でも不利となる。
【0006】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するためになされたもので、その目的は、配線数を減少
させ、配線長の違いによるパルスのタイミングずれも解
消できるとともに、高転送レート時の発光時間のより短
い光パルスの発光を可能し、併せて、低ノイズ型レーザ
及び高出力型レーザの切り換えを可能にした放熱処理に
も有利な半導体レーザ駆動回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、相変化型光ディスクにレーザ光を照射して
前記光ディスクに対する記録及び消去並びに前記光ディ
スクからの情報の再生を行う光学ディスク装置に組み込
まれて使用される半導体レーザの駆動回路であって、前
記記録及び消去並びに再生に際して前記記録及び消去並
びに再生に対応したレーザ光を発生させるための電気信
号を生成する波形発生部と、前記電気信号を前記波形発
生部から出力する一系統のラインと、前記一系統のライ
ンに出力された前記電気信号に比例した電流を前記半導
体レーザに供給して該半導体レーザを駆動するレーザ駆
動部とを備えることを特徴とする。
【0008】本発明の半導体レーザ駆動回路では、波形
発生部で記録及び消去並びに再生に際して記録及び消去
並びに再生に対応したレーザ光を発生させるための電気
信号を生成する。そして、レーザ駆動部は一系統のライ
ンに出力された電気信号に比例した電流を半導体レーザ
に供給して該半導体レーザを駆動する。よって、配線数
が減少し、配線長の違いによるパルスのタイミングずれ
も解消すできるとともに、高転送レート時の発光時間の
より短い光パルスの発光が可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1は本発明の半導体レーザ
駆動回路におけるレーザ駆動部の構成を示す1レーザ仕
様のブロック図、図2は図1におけるレーザ駆動部の回
路構成の一例を示す回路図である。
【0010】図1及び図2において、半導体レーザ駆動
回路10は、カレントミラー回路12、ベース接地回路
14、電流スイッチ回路16、エミッタ接地回路(電圧
電流変換回路)18、高周波発振回路20及び結合回路
22を備えている。
【0011】前記カレントミラー回路12は、再生、記
録及び消去の各モード選択時にレーザダイオードLD1
を発光すべくレーザダイオードLD1に電流を供給する
ためのもので、ベースを共通に接続したPNP型のトラ
ンジスタQ1,Q2と、抵抗R1,R2及びコンデンサ
C1,C2とからなり、トランジスタQ1及びQ2のエ
ミッタは抵抗R1,R2を介して電源Vcc1に接続さ
れ、コンデンサC2は抵抗R2に並列に接続され、ま
た、コンデンサC1は電源Vcc1とグランド間に接続さ
れている。前記ベース接地回路14は、レーザダイオー
ドLD1を発光すべくレーザダイオードLD1を電流駆
動するもので、PNP型のトランジスタQ5と抵抗R
3,R6及びコンデンサC4とからなり、トランジスタ
Q5のエミッタはカレントミラー回路12のトランジス
タQ2のコレクタに抵抗R3を介して接続され、トラン
ジスタQ5のコレクタとグランド間にはレーザダイオー
ドLD1が接続されている。また、トランジスタQ5の
ベースは抵抗R6を介して電源Vcc3に接続されてい
る。
【0012】前記電流スイッチ回路16は、レーザダイ
オードLD1をオンオフ制御するためのもので、抵抗R
7を介してエミッタを共通に接続したエミッタ結合型の
NPN型のトランジスタQ3,Q4と、トランジスタQ
3のベースに接続した抵抗R4,R8と、トランジスタ
Q4のベースに接続した抵抗R5及びコンデンサC3
と、トランジスタQ3のベースに接続したスイッチング
用のトランジスタQ7及び抵抗R12,R16とからな
り、トランジスタQ3のコレクタは電源Vcc1に直結さ
れ、トランジスタQ4のコレクタはカレントミラー回路
12のトランジスタQ1のコレクタ及びベースに接続さ
れ、さらに、トランジスタQ4のベースは抵抗R5を介
して電源Vcc2に接続されている。また、トランジスタ
Q7のベースには抵抗R12を介してレーザダイオード
イネーブル信号LD−Enを入力するための入力端子1
6aが接続されている。
【0013】前記エミッタ接地回路18は、NPN型の
トランジスタQ6及び抵抗R14,R15を備え、トラ
ンジスタQ6のベースはアナログ信号入力端子18aに
接続され、このアナログ信号入力端子18aには波形発
生部30から出力される電気信号、すなわちアナログ信
号J1が一系統のライン301を通して印加できるよう
に構成されている。また、トランジスタQ6のコレクタ
は電流スイッチ回路16のトランジスタQ3及びQ4の
エミッタに共通に接続され、さらに、トランジスタQ6
のエミッタは、抵抗R10とコンデンサC6との結合回
路22を介して高周波発振回路20の出力端に接続され
ている。
【0014】前記高周波発振回路20は、再生信号のC
/Nの劣化を防止するためにレーザダイオードLD1の
駆動電流に重畳させる200MHz〜600MHzの高
周波電流を発振させるもので、NPN型のトランジスタ
Q8,Q9と抵抗R9,R11,R13,R17〜R1
9とコンデンサC5,C7〜C9及びコイルL1とから
なり、トランジスタQ8のコレクタは電源Vcc4に接続
され、トランジスタQ9のベースには高周波重畳用オン
/オフ信号であるHFEn信号を入力するためのHF
En入力端子20aが接続されている。
【0015】次に、このように構成された本実施の形態
における半導体レーザ駆動回路の動作について説明す
る。まず、光ディスクの再生時について述べる。アナロ
グ信号入力端子18aに印加された電圧信号J1はエミッ
タ接地回路18のトランジスタQ6のベースに入力され
る。一方、再生時に高周波発振回路20のHFEn入力
端子20aに加えられる高周波重畳用オン/オフ信号は
「L」レベルに設定される。このため、トランジスタQ
9がオフされ、トランジスタQ8がオンとなる。これに
より、高周波発振回路20が発振動作し、その出力信号
は抵抗R10を介して、エミッタ接地回路18のトラン
ジスタQ6のエミッタに入力される。すると、トランジ
スタQ6のコレクタには高周波発振信号との電圧信号J1
を加算した電流信号が流れる。ここで、アナログ信号入
力端子18aに印加された電圧信号J1は直流電圧である
ので、トランジスタQ6のコレクタには電流iQ6-Cが流
れ、この電流iQ6-Cは次式で表される。
【0016】
【数1】 また、IDC、iHFは次式で表される。
【0017】
【数2】 ここで、VQ6-bはトランジスタQ6のベース電圧、VQ6-b
eはトランジスタQ6のベース−エミッタ間電圧、vQ8-e
はトランジスタQ8のエミッタの振幅電圧である。
【0018】また、再生時の電流スイッチ回路16にお
いて、その入力端子16aに加えられたレーザダイオー
ドイネーブル信号LD−Enが「H」レベルの場合は、
トランジスタQ7がオンされるため、トランジスタQ3
はオフされ、トランジスタQ4がオンされる。その結
果、上記電流信号iQ6-cは電流スイッチ回路16のトラ
ンジスタQ4を通して流れることになる。このため、カ
レントミラー回路12が動作し、カレントミラー回路1
2からはその入力信号に比例した電流信号が出力され、
この電流信号はベース接地回路14を通してレーザダイ
オードLD1に供給される。これにより、レーザダイオ
ードLD1は点灯され、電流信号に対応する強度のレー
ザ光が不図示の光ディスクに照射され、その反射光によ
り情報が再生される。
【0019】また、電流スイッチ回路16の入力端子1
6aに加えられたレーザダイオードイネーブル信号LD
−Enが「L」レベルの場合は、トランジスタQ7がオ
フされるため、トランジスタQ3はオンされ、トランジ
スタQ4がオフされる。その結果、トランジスタQ6の
コレクタには電源Vcc1からトランジスタQ3及び抵抗
R7を通して電流信号iQ6-cが流れる。そして、カレン
トミラー回路12が停止し、レーザダイオードLD1は
消灯される。
【0020】次に、書き込み可能な光ディスクの記録及
び消去時の動作について、図1を参照して説明する。ア
ナログ信号入力端子18aに印加された電圧信号J1はエ
ミッタ接地回路18のトランジスタQ6のベースに入力
される。一方、記録及び消去時に高周波発振回路20の
HFEn入力端子20aに加えられる高周波重畳用オン
/オフ信号は「H」レベルに設定される。このため、ト
ランジスタQ9がオンされ、トランジスタQ8がオフと
なる。これにより、高周波発振回路20の非動作状態と
なるため、高周波発振回路20の出力は0ボルトであ
る。この場合、エミッタ接地回路18のトランジスタQ
6のコレクタには高周波発振信号と電圧信号J1を加算
した電流信号が流れるが、高周波発振回路20の発振振
幅がゼロであり、入力端子18aには直流電圧が印加さ
れているので、トランジスタQ6のコレクタには電流iQ
6-Cが流れ、この電流iQ6-Cは次式で表される。
【0021】
【数3】 また、IDCは次式で表される。
【0022】
【数4】 ここで、VQ6-bはトランジスタQ6のベース電圧、VQ6-b
eはトランジスタQ6のベース−エミッタ間電圧であ
る。
【0023】また、記録及び消去時の電流スイッチ回路
16において、その入力端子16aに加えられたレーザ
ダイオードイネーブル信号LD−Enが「H」レベルの
場合は、トランジスタQ7がオンされるため、トランジ
スタQ3はオフされ、トランジスタQ4がオンされる。
その結果、上記電流信号iQ6-cは電流スイッチ回路16
のトランジスタQ4を通して流れることになる。このた
め、カレントミラー回路12が動作し、カレントミラー
回路12からはその入力信号に比例した電流信号が出力
され、この電流信号はベース接地回路14を通してレー
ザダイオードLD1に供給される。これにより、レーザ
ダイオードLD1は点灯され、電流信号に対応する強度
のレーザ光が不図示の光ディスクに照射されると、レー
ザ光の熱で光ディスクの記録層を結晶から非晶質に変化
させ、「相変化」の技術でデータの記録・消去すなわち
データの書き換えを行う。
【0024】また、電流スイッチ回路16の入力端子1
6aに加えられたレーザダイオードイネーブル信号LD
−Enが「L」レベルの場合は、トランジスタQ7がオ
フされるため、トランジスタQ3はオンされ、トランジ
スタQ4がオフされる。その結果、トランジスタQ6の
コレクタには電源Vcc1からトランジスタQ3及び抵抗
R7を通して電流信号iQ6-cが流れる。そして、カレン
トミラー回路12が停止し、レーザダイオードLD1は
消灯される。
【0025】このような実施の形態における半導体レー
ザ駆動回路によれば、一系統のアナログ信号入力を備え
るエミッタ接地回路18は、その入力端子18aから入
力された電圧信号J1を電流信号に変換するとともに、
再生時に高周波発振回路20から出力される信号がエミ
ッタ接地回路18の電流信号に加算するトランジスタQ
6のエミッタに入力されるように構成したので、J1側
の信号はトランジスタQ6の帯域内で高域をブーストさ
れる一方、高周波発振回路20の出力信号は、この出力
端から見た場合、トランジスタQ6はベース接地回路と
して働くので、信号の劣化は最小限に抑えられる。
【0026】電流スイッチ回路16は次段のカレントミ
ラー回路12に入力される電流を遮断または通過させ、
カレントミラー回路12の出力電流を遮断または出力さ
せるためのものである。またさらに、電流スイッチ回路
16がカレントミラー回路12側を選択している場合、
トランジスタQ4はベース接地回路と等価になり、トラ
ンジスタQ6で発生するミラー効果を軽減する。また、
カレントミラー回路12はトランジスタQ6(またはト
ランジスタQ4)で得られた電流の方向を反転(Sink型
→Source型)させるためのものである。さらに、トラン
ジスタQ5のベース接地回路は流入電流によって変化す
る半導体レーザの微分抵抗の影響を軽減し、特に小電流
駆動の場合、半導体レーザの微分抵抗の増大によるトラ
ンジスタQ2のミラー効果を軽減できる。
【0027】図3により本発明にかかる半導体レーザ駆
動回路の他の実施の形態について説明する。図3は本発
明の他の実施の形態における2レーザ仕様のレーザ駆動
部の回路構成を示す回路図である。この図3において、
半導体レーザ駆動回路10は、図2に示す場合と同様に
構成されたカレントミラー回路12、電流スイッチ回路
16、エミッタ接地回路18、高周波発振回路20及び
結合回路22を有するほか、記録・消去用レーザダイオ
ードLD1にカレントミラー回路12からの電流を供給
する第1ベース接地回路14Aと、再生用レーザダイオ
ードLD2にカレントミラー回路12からの電流を供給
する第2ベース接地回路14Bと、カレントミラー回路
12から第1ベース接地回路14Aまたは第2ベース接
地回路14Bへの電流経路の切り替えを行うスイッチ回
路24とを備えている。
【0028】前記第1ベース接地回路14Aは、PNP
型のトランジスタQ5を有し、このトランジスタQ5の
エミッタは抵抗R3を介してカレントミラー回路12の
トランジスタQ2のコレクタに接続され、トランジスタ
Q5のコレクタとグランド間には記録・消去用レーザダ
イオードLD1が接続されている。また、トランジスタ
Q5のベースは抵抗R6を介して電源Vcc3に接続さ
れ、さらに、コンデンサC4を介してグランドに接続さ
れている。また、トランジスタQ5のベースと電源Vcc
1間にはトランジスタQ5をオン・オフ制御するトラン
ジスタ11のコレクタ−エミッタ間が接続されている。
【0029】前記第2ベース接地回路14Bは、PNP
型のトランジスタQ10を有し、このトランジスタQ1
0のエミッタは抵抗R3を介してカレントミラー回路1
2のトランジスタQ2のコレクタに接続され、トランジ
スタQ10のコレクタとグランド間には再生用レーザダ
イオードLD2が接続されている。また、トランジスタ
Q10のベースは抵抗R20を介して電源Vcc3に接続
され、さらに、コンデンサC4を介してグランドに接続
されている。また、トランジスタQ10のベースと電源
Vcc1間にはトランジスタQ10をオン・オフ制御する
トランジスタ12のコレクタ−エミッタ間が接続されて
いる。
【0030】前記スイッチ回路24は、エミッタを共通
に接続したトランジスタQ13,Q14を備え、この両
トランジスタQ13,Q14のエミッタは共通の抵抗R
25を介してグランドに接続されている。トランジスタ
Q13のコレクタは抵抗R21,R23を介して電源V
cc1に接続され、この抵抗R21とR23との接続点は
前記トランジスタ12のベースに接続されている。さら
に、トランジスタQ13のベースには高周波重畳用オン
/オフ信号であるHFEn信号を入力するためのHF
En入力端子20aが抵抗R28を介して接続されてい
る。また、トランジスタQ14のコレクタは抵抗R2
2,R24を介して電源Vcc1に接続され、この抵抗R
22とR24との接続点は前記トランジスタ11のベー
スに接続されている。さらに、トランジスタQ14のベ
ースにはバイアス抵抗R26,R27が接続されてい
る。
【0031】このような半導体レーザ駆動回路におい
て、光ディスクの再生、記録及び消去時の動作は前記図
2に示す場合と基本的に同じであるが、図2と異なる点
は、スイッチ回路24が高周波重畳用オン/オフ信号で
あるHFEn信号の「H」,「L」に応じてカレントミ
ラー回路12から第1ベース接地回路14Aまたは第2
ベース接地回路14Aへの電流経路が切り替えられると
ころにある。すなわち、再生時において、HFEn信号
が「L」レベルに設定されると、スイッチ回路24のト
ランジスタQ13がオフされ、トランジスタQ14がオ
ンされる。これにより、トランジスタQ12がオンさ
れ、第2ベース接地回路14BのトランジスタQ10が
導通するため、カレントミラー回路12からはその入力
信号に比例した電流信号が出力され、この電流信号はト
ランジスタQ10を通して再生用レーザダイオードLD
2に供給される。これにより、レーザダイオードLD2
は点灯され、電流信号に対応する強度のレーザ光が不図
示の光ディスクに照射され、その反射光により情報が再
生される。
【0032】また、記録及び消去時においては、HF
En信号は「H」レベルに設定されるため、スイッチ回路
24のトランジスタQ13がオンされ、トランジスタQ
14がオフされる。これにより、トランジスタQ11が
オンされ、第1ベース接地回路14AのトランジスタQ
5が導通するため、カレントミラー回路12からはその
入力信号に比例した電流信号が出力され、この電流信号
はトランジスタQ50を通して記録・消去用レーザダイ
オードLD1に供給される。これにより、レーザダイオ
ードLD1は点灯され、「相変化」の技術で光ディスク
へのデータの記録・消去すなわちデータの書き換えが行
われる。
【0033】次に、図4及び図5により本発明の半導体
レーザ駆動回路に使用される波形発生部について説明す
る。図4は本発明の半導体レーザ駆動回路における波形
発生部の構成を示すブロック図、図5は図4における波
形発生部の回路構成の一例を示す回路図である。
【0034】図4及び図5において、波形発生部30
は、再生用のカレントミラー回路32と電流スイッチ回
路34及びエミッタ接地回路(電圧制御電流源)36
と、記録及び消去用のカレントミラー回路38と電流ス
イッチ回路40及びエミッタ接地回路(電圧制御電流
源)42と、消去用の電流スイッチ回路46及びエミッ
タ接地回路(電圧制御電流源)48と、バイアス電圧発
生用電源回路50と、TTL/pECLレベル変換回路
52と、第1pECLドライバ54と、第2pECLド
ライバ56とを備えている。
【0035】前記再生用のカレントミラー回路32は、
ベース結合されたPNP型トランジスタQ1,Q2を備
え、このトランジスタQ1,Q2のエミッタは抵抗R
1,R2を介して電源回路50のパワーライン58に接
続されている。また、トランジスタQ2のコレクタとグ
ランド間にはトランジスタQ2のコレクタ電流を電圧に
変換する抵抗R13が抵抗R7を介して接続され、この
抵抗R13と抵抗R7との接続点には、図2または図3
に示す半導体レーザ駆動回路10に一系統のアナログ信
号を供給するための出力電圧VOUTを送出する出力端
子32aが接続されている。
【0036】前記再生用の電流スイッチ回路34は、抵
抗R14,R15を介してエミッタ結合されたNPN型
トランジスタQ7,Q8を備え、このトランジスタQ7
のコレクタは抵抗R9を介してパワーライン58に接続
され、トランジスタQ8のコレクタは抵抗R10を介し
てカレントミラー回路32のトランジスタQ1のコレク
タ及びベースに接続されている。また、トランジスタQ
7,Q8のベースには抵抗R12,R17を介してTT
L/pECLレベル変換回路52から信号WD0(−)及
び信号WD0(+)が入力されるように構成されている。
また、前記再生用のエミッタ接地回路(電圧制御電流
源)36は、NPN型トランジスタQ11と抵抗R2
5,R27,R28及びバリスタD1とからなり、トラ
ンジスタQ11のコレクタは抵抗R20を介して電流ス
イッチ回路34のトランジスタQ7,Q8のベースに接
続され、さらに、トランジスタQ11のベースには抵抗
R25を介してパワーコントロール信号APC0が入力
されるように構成されている。
【0037】前記記録用のカレントミラー回路38は、
ベース結合されたPNP型トランジスタQ3,Q4を備
え、このトランジスタQ3のエミッタは抵抗R3とコン
デンサC3の並列回路を介して電源回路50のパワーラ
イン58に接続され、さらに、トランジスタQ4のエミ
ッタは抵抗R4を介して電源回路50のパワーライン5
8に接続されている。また、トランジスタQ3のコレク
タは抵抗R6及びベース接地回路を構成するPNP型ト
ランジスタQ6を介して出力端子32aに接続され、そ
して、トランジスタQ6のベースは抵抗R11を介して
電源Vcc5に接続されている。また、トランジスタQ4
のコレクタはベース接地回路を構成するNPN型トラン
ジスタQ5が直列に接続され、このトランジスタQ5の
ベースは抵抗R8を介して電源Vcc6に接続されてい
る。
【0038】前記記録用の電流スイッチ回路40は、抵
抗R21,R22を介してエミッタ結合されたNPN型
トランジスタQ9,Q10を備え、このトランジスタQ
9のコレクタはトランジスタQ5のエミッタに接続さ
れ、トランジスタQ10のコレクタは抵抗R5を介して
パワーライン58に接続されている。また、トランジス
タQ9,Q10のベースには抵抗R24,R19を介し
て第1pECLドライバ54から信号WD1p及び信
号WD1nが入力されるように構成され、さらに、ト
ランジスタQ9のコレクタとトランジスタQ5のエミッ
タとの接続点はアイドル電流を発生させるための抵抗R
18を介してグランドに接続されている。また、前記再
生用のエミッタ接地回路(電圧制御電流源)42は、N
PN型トランジスタQ12と抵抗R29,R32,R3
6及びバリスタD2とからなり、トランジスタQ12の
コレクタは抵抗R26を介して電流スイッチ回路40の
トランジスタQ9,Q10のベースに接続され、さら
に、トランジスタQ12のベースには抵抗R29を介し
てパワーコントロール信号APC1が入力されるように
構成されている。
【0039】前記消去用の電流スイッチ回46は、抵抗
R48,R49を介してエミッタ結合されたNPN型ト
ランジスタQ16,Q17を備え、このトランジスタQ
16のコレクタはトランジスタQ9のコレクタとトラン
ジスタQ5のエミッタとの接続点に接続され、トランジ
スタQ17のコレクタは抵抗R42を介してパワーライ
ン58に接続されている。また、トランジスタQ16,
Q17のベースには抵抗R54,R46を介して第2p
ECLドライバ56から信号WD2p及び信号WD2
nが入力されるように構成されている。また、前記再
生用のエミッタ接地回路(電圧制御電流源)48は、N
PN型トランジスタQ20と抵抗R58,R62,R6
6及びバリスタD6とからなり、トランジスタQ20の
コレクタは抵抗R56を介して電流スイッチ回路46の
トランジスタQ16,Q17のベースに接続され、さら
に、トランジスタQ20のベースには抵抗R58を介し
てパワーコントロール信号APC2が入力されるように
構成されている。
【0040】前記バイアス電圧発生用電源回路50は、
トランジスタQ13,Q14,Q15,Q18,Q19
と抵抗R37〜R41,R43〜R45,R47,R5
1〜R53,R55,R57,R59,R65,R67
とダイオードD3,D4とツェナーダイオードD5,D
7とコンデンサC7,C8,C10などから構成され、
トランジスタQ18のベースにはレーザダイオードイネ
ーブル信号LD−Enが入力されるようになっている。
【0041】次に、上記のように構成された波形発生部
30の動作について説明する。まず、再生時について述
べる。エミッタ接地回路(電圧制御電流源)36、42
及び48のそれぞれにパワーコントロール信号APC0
1〜APCにより必要なバイアス電圧を印加する。する
と、これらエミッタ接地回路(電圧制御電流源)36、
42及び48のトランジスタQ11,Q12,Q20の
コレクタに電流が発生する。得られたそれぞれの電流信
号は、対応する電流スイッチ回路34、40及び46に
入力される。
【0042】ここで、再生(Read)系の電流スイッチ回
路34は、TTL/pECLレベル変換回路52からの
信号により、トランジスタQ7がオフ、トランジスタQ
8がオンすることでカレントミラー回路32側が選択さ
れているため、その電流IRはカレントミラー回路32に
伝達される。一方、記録(Write)系の電流スイッチ回
路40は、対応する第1pECLドライバ54からの信
号により、トランジスタQ9がオフ、トランジスタQ1
0がオンすることで電源側が選択されている。また、消
去(Erase)系の電流スイッチ回路46は、対応する第
2pECLドライバ56からの信号により、トランジス
タQ16がオフ、トランジスタQ17がオンすることで
電源側が選択されている。このため、それぞれの電流IW
とIeはそれぞれのカレントミラー回路38に伝達されな
い。再生(Read)系と記録(Write)系および消去(Era
se)系のカレントミラー回路32,38,44の入出力
結合定数をAとすると、波形発生部30より出力される
合成電流IOUTは次式で表される。
【0043】
【数5】 ここで、Ibiasは記録(Write)系および消去(Erase)
系のカレントミラー回路38を常に動作状態にするた
め、抵抗R18でアイドル電流を発生させたものであ
る。よって、波形発生部30と半導体レーザ駆動回路1
0とを結合した場合、レーザ駆動回路10の出力が半導
体レーザの閾値電流に比べて小さい値であれば、このア
イドル電流が存在することによるレーザパワー制御への
影響は皆無である。従って、半導体レーザ駆動回路と接
続した場合の出力電圧VOUTは、半導体レーザ駆動回路
の入力インピーダンスをZinとすると、出力電圧VOUTは
次式で表される。
【0044】
【数6】
【0045】次に、記録時について述べる。エミッタ接
地回路(電圧制御電流源)36、42及び48のそれぞ
れにパワーコントロール信号APC01〜APCにより
必要なバイアス電圧を印加する。すると、これらエミッ
タ接地回路(電圧制御電流源)36、42及び48のト
ランジスタQ11,Q12,Q20のコレクタに電流が
発生する。得られたそれぞれの電流信号は、対応する電
流スイッチ回路34、40及び46に入力される。
【0046】記録時、再生(Read)系の電流スイッチ回
路34は、TTL/pECLレベル変換回路52からの
信号により、トランジスタQ7がオフ、トランジスタQ
8がオンすることでカレントミラー回路32側が選択さ
れているため、その電流IRはカレントミラー回路32に
伝達される。一方、記録(Write)系および消去(Eras
e)系のカレントミラー回路38は、対応する第1pE
CLドライバ54及び第2pECLドライバ56からの
信号(2値のパルス)により電源側またはカレントミラ
ー回路38に図6に示すようなタイミングで切り替えら
れる。このため、それぞれの電流IWとIeはパルス電流と
してカレントミラー回路に伝達される。ここで、IWとIe
をパルス状にしたものをI^WとI^eとし、再生(Read)系
と記録(Write)系および消去(Erase)系のカレントミ
ラー回路32,38,44の入出力結合定数をAとする
と、抵抗R13に流入する電流IOUTは次式で表される。
【0047】
【数7】 ここで、Ibiasは記録(Write)系および消去(Erase)
系のカレントミラー回路38を常に動作状態にするた
め、抵抗R18でアイドル電流を発生させたものであ
る。
【0048】よって、波形発生部30と半導体レーザ駆
動回路10とを結合した場合、半導体レーザ駆動回路1
0の出力が半導体レーザの閾値電流に比べて小さい値で
あれば、このアイドル電流が存在することによるレーザ
パワー制御への影響は皆無である。また、記録時の電流
IR はクーリングパワーの制御に寄与する。従って、半
導体レーザ駆動部と接続した場合の出力電圧VOUTは、
半導体レーザ駆動回路10の入力インピーダンスをZin
とすると、出力電圧VOUTは次式で表される。
【0049】
【数8】
【0050】次に、消去時について述べる。エミッタ接
地回路(電圧制御電流源)36、42及び48のそれぞ
れにパワーコントロール信号APC01〜APCにより
必要なバイアス電圧を印加する。すると、これらエミッ
タ接地回路(電圧制御電流源)36、42及び48のト
ランジスタQ11,Q12,Q20のコレクタに電流が
発生する。得られたそれぞれの電流信号は、対応する電
流スイッチ回路34、40及び46に入力される。
【0051】消去時、再生(Read)系の電流スイッチ回
路34は、対応するTTL/pECLレベル変換回路5
2からの信号により、トランジスタQ7がオフ、トラン
ジスタQ8がオンすることでカレントミラー回路32側
が選択されているため、その電流IRはカレントミラー回
路32に伝達される。また、消去(Erase)系の電流ス
イッチ回路46は、対応する第2pECLドライバ56
からの信号により、トランジスタQ16がオン、トラン
ジスタQ17がオフすることでカレントミラー回路38
側が選択されているため、その電流Iはベース接地回
路を構成するNPN型トランジスタQ5を介してカレン
トミラー回路38に伝達される。
【0052】一方、記録(Write)系の電流スイッチ回
路40は、対応する第1pECLドライバ54からの信
号(WD1_p)を「L」レベルとするので、電源側に伝
達される。すると、波形発生部30が出力される合成電
流IOUTは次式で表される。
【0053】
【数9】 ここで、Ibiasは記録(Write)および消去(Erase)系
のカレントミラー回路38を常に動作状態にするため、
抵抗R18でアイドル電流を発生させたものである。
【0054】よって、波形発生部30と半導体レーザ駆
動回路10とを結合した場合、半導体レーザ駆動回路1
0の出力が半導体レーザの閾値電流に比べて小さい値で
あれば、このアイドル電流が存在することによるレーザ
パワー制御への影響は皆無である。また、記録時の電流
IRはクーリングパワーの制御に寄与する。従って、半導
体レーザ駆動回路10と接続した場合の出力電圧VOUT
は、半導体レーザ駆動回路10の入力インピーダンスを
Zinとすると、その出力電圧VOUTは次式で表される。
【0055】
【数10】
【0056】以上、再生時および記録時、消去時におい
て、実際の使用状態では半導体レーザ駆動回路10と波
形発生部30と接続するので、半導体レーザ駆動回路1
0の動作説明にある式4中のVQ6-bとの関係式は次式で
表される。
【0057】
【数11】
【0058】次に,レーザダイオードの消灯および点灯
時について説明する。消灯時は、バイアス電圧発生用電
源回路50のLD_En信号はTTL/CMOSレベルの「L」レベ
ルを受信する。すると、バイアス電圧発生用電源回路5
0のトランジスタQ18はオフ状態になり、トランジス
タQ15もオフ状態となる。このとき、ツェナ−ダイオ
ードD5にはバイアス電流が流れないので、ツェナ−ダ
イオードD5のカソード電圧はほぼゼロボルトになり、
トランジスタQ13の出力(エミッタ)もゼロボルトと
なる。このトランジスタQ13の出力は波形発生部30
の主電源として利用しているので、この電圧がゼロボル
トならば回路は全て非動作状態となるので、波形発生部
30の出力電流信号はゼロとなる。
【0059】また、点灯時は、バイアス電圧発生用電源
回路50のLD_En信号はTTL/CMOSレベルの「H」レベル
を受信する。すると、バイアス電圧発生用電源回路50
のトランジスタQ18オン状態になり、トランジスタQ
15は定電流源となり、ツェナ−ダイオードD5にバイ
アス電流が流す。このとき、ツェナ−ダイオードD5の
カソード電圧は所望の参照電圧が発生し、これがトラン
ジスタQ13のベースに印加される。トランジスタQ1
3の出力(エミッタ)に約0.6ボルト程度の電圧降下
が起こるが、ツェナ−ダイオードD5はシャントレギュ
レータ型バンドギャップ電圧源なので、トランジスタQ
13の出力電圧(エミッタ)はツェナ−ダイオードD5
内部のリファレンス電圧と抵抗R53,R57により分
圧した電圧が同等になるようにカソード電圧を制御する
ので、次式のようになる。
【0060】
【数12】 ここで、VrefはD5のリファレンス電圧である。このトラ
ンジスタQ13の出力は波形発生部30の主電源として
利用しているので、この電圧が回路動作に十分な電圧と
なれば、再生、記録、消去のレーザ点灯が可能となる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体レー
ザ駆動回路では、相変化型光ディスク駆動装置におい
て、小型のピックアップにマウントせざるを得ない駆動
部と回路規模が比較的大きいAPC(Automatic Power Cont
rol)回路は必然的に距離をおくことになるが、レーザ駆
動部と波形発生部を分離し、この間の信号伝送線を1系
統のアナログ信号で対応するため、配線数が減少でき
る。また、レーザ駆動部と波形発生部を分離したこと
は、高転送レート時の記録波形を生成する際、配線長の
違いによるパルス(WD1とWD2)のタイミングずれも解消す
る。
【0062】また,本発明によれば,レーザ駆動部およ
び波形発生部のベース接地回路は、ミラー効果の低減に
貢献し、より広帯域化が図れるため、高転送レート時の
発光時間が短い光パルスを発光させることが可能とな
る。また、本発明の半導体レーザ駆動回路はレーザ駆動
部と波形発生部とに分離されているため、回路素子を最
低必要なもの以外をピックアップ外に排除することがで
きる。これに伴い、駆動部の動作電流が抑えられ放熱処
理に対して有利となる。
【0063】また,本発明によれば,レーザ駆動部と波
形発生部の二種一組の半導体レーザ駆動回路は、2レー
ザを切り替えて使用する形にも変形できるので、例え
ば、再生用(低ノイズ型レーザ)と記録用(高出力型レ
ーザ)と使い分け、半導体レーザチップ作成の際に常に
トレードオフとなるこの二つの特性(低ノイズかつ高出
力)を同時に実現することが可能となる。2レーザ化を
本回路1セットで実現できるとなれば、コストを大幅に
上げることなく、異なる2種類の波長のレーザにも応用
することができるので、コンパチブル光ディスクレコー
ダや、多波長記録型光ディスク装置にも応用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体レーザ駆動回路におけるレーザ
駆動部の構成を示す1レーザ仕様のブロック図である。
【図2】図1におけるレーザ駆動部の回路構成の一例を
示す回路図である。
【図3】本発明の他の実施の形態における2レーザ仕様
のレーザ駆動部の回路構成を示す回路図である。
【図4】本発明の半導体レーザ駆動回路における波形発
生部の構成を示すブロック図である。
【図5】図4における波形発生部の回路構成の一例を示
す回路図である。
【図6】本発明の波形発生部における説明用タイミング
チャートである。
【符号の説明】
10……半導体レーザ駆動回路、12……カレントミラ
ー回路、14……ベース接地回路、16……電流スイッ
チ回路、18……エミッタ接地回路、20……高周波発
振回路、22……結合回路、14A……第1ベース接地
回路、14B……第2ベース接地回路、24……スイッ
チ回路、30……波形発生部、32……再生用のカレン
トミラー回路、34……電流スイッチ回路、36……エ
ミッタ接地回路(電圧制御電流源)、38……記録用の
カレントミラー回路、40……電流スイッチ回路、42
……エミッタ接地回路(電圧制御電流源)、46……電
流スイッチ回路、48……エミッタ接地回路(電圧制御
電流源)、50……バイアス電圧発生用電源回路、52
……TTL/pECLレベル変換回路、54……第1p
ECLドライバ、56……第2pECLドライバ。
【手続補正書】
【提出日】平成14年3月15日(2002.3.1
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 半導体レーザ駆動回路
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、光ディスクにレーザ光を照射す
ることにより光ディスクに対する情報の記録及び消去並
びに光ディスクからの情報の再生を行う光学ディスク装
置に組み込まれて使用される半導体レーザ駆動回路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】光学ディスク装置の半導体レーザは、光
ディスクからの情報再生に用いられ、更にCD−RWで
知られる相変化型光ディスクなどの書き換え可能な光デ
ィスクの場合には光ディスクに対する情報の記録にも用
いられている。このような半導体レーザのレーザ光の出
力レベルは、光ディスクに対して情報を記録するか、あ
るいは再生するか、または消去するかによって切り換え
られる構成になっている。例えば、再生時には記録時よ
り出力レベルの低いレーザ光を光ディスクに照射するこ
とで、光ディスクの記録ピットを破壊することなく情報
の読み取りを行うようにしている。
【0003】ところで、光ディスクから情報を再生すべ
く光ディスクに照射されたレーザ光は、光ディスクから
反射されて光電変換素子に導かれるが、その反射光の一
部は同時に光源である半導体レーザ側にも入射される。
その結果、この戻り光と照射光とが干渉してスクープノ
イズ、モードホッピングノイズが発生し、再生信号のC
/N劣化の原因となっている。そこで、従来の半導体レ
ーザ駆動回路では、半導体レーザの駆動電流に200M
Hz〜600MHzの高周波電流を重畳させる高周波重
畳法が用いられ、これにより、上記ノイズの低減が図ら
れている。
【0004】一方、光ディスクに情報を記録する場合に
は、情報の記録密度を高め、かつ情報の転送速度を高め
るため、半導体レーザの出力に対してパルス幅変調を行
い、更に強度変調を行う方式が採られている。この方式
では、レーザ光の強度を複数のレベルに切り換える必要
があり、また高転送レート化につれてレーザ光の最短パ
ルス幅も数ns程度まで短くなってきている。このよう
な要求を満足するには、半導体レーザ駆動回路の応答速
度が高速であることが必要条件であり、言い換えれば広
帯域の半導体レーザ駆動回路が必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の相変化
型光ディスクなどに用いられる半導体レーザ駆動回路は
半導体レーザの入力端子にてパルス電流源を加算する方
式のものは電流源の出力に寄生する容量、またはレーザ
の戻り光によるスクープノイズを軽減するための高周波
重畳方式のものは、半導体レーザの入力端子と高周波発
振器の出力間にあるカップリングコンデンサにより帯域
を狭める傾向にあり、結果として応答時間が遅くなる傾
向がある。また、レーザ駆動部と波形発生部の構成が一
体型のため、半導体レーザの駆動制御に与えなくてはな
らない信号が多くなり、更に複数のパルス信号を伝送す
る際に配線長の違いによるタイミングのずれが発生して
しまい、これを軽減することは極めて困難となる。ま
た、回路構成は駆動部のみと比較して複雑になり、その
分だけ素子数も多くなるため、消費電力が大きく放熱処
理の面でも不利となる。
【0006】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するためになされたもので、その目的は、配線数を減少
させ、配線長の違いによるパルスのタイミングずれも解
消できるとともに、高転送レート時の発光時間のより短
い光パルスの発光を可能する。また、低ノイズ型レーザ
及び高出力型レーザの切り換えも可能にした半導体レー
ザ駆動回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、相変化型光ディスクにレーザ光を照射して
前記光ディスクに対する記録及び消去並びに前記光ディ
スクからの情報の再生を行う光学ディスク装置に組み込
まれて使用される半導体レーザの駆動回路であって、前
記記録及び消去並びに再生に際して前記記録及び消去並
びに再生に対応したレーザ光を発生させるための電気信
号を生成する波形発生部と、前記電気信号を前記波形発
生部から出力する一系統のラインと、前記一系統のライ
ンに出力された前記電気信号に比例した電流を前記半導
体レーザに供給して該半導体レーザを駆動するレーザ駆
動部とを備えることを特徴とする。
【0008】本発明の半導体レーザ駆動回路では、波形
発生部で記録及び消去並びに再生に際して記録及び消去
並びに再生に対応したレーザ光を発生させるための電気
信号を生成する。そして、レーザ駆動部は一系統のライ
ンに出力された電気信号に比例した電流を半導体レーザ
に供給して該半導体レーザを駆動する。よって、配線数
が減少し、配線長の違いによるパルスのタイミングずれ
も解消できるとともに、高転送レート時の発光時間のよ
り短い光パルスの発光が可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1は本発明の半導体レーザ
駆動回路におけるレーザ駆動部の構成を示す1レーザ仕
様のブロック図、図2は図1におけるレーザ駆動部の回
路構成の一例を示す回路図である。
【0010】図1及び図2において、半導体レーザ駆動
回路10は、カレントミラー回路12、ベース接地回路
14、電流スイッチ回路16、エミッタ接地回路(電圧
電流変換回路)18、高周波発振回路20及び結合回路
22を備えている。
【0011】前記カレントミラー回路12は、再生、記
録及び消去の各モード選択時にレーザダイオードLD1
を発光すべくレーザダイオードLD1に電流を供給する
ためのもので、ベースを共通に接続したPNP型のトラ
ンジスタQ1,Q2と、抵抗R1,R2及びコンデンサ
C2とからなり、トランジスタQ1及びQ2のエミッタ
は抵抗R1,R2を介して電源Vcc1に接続され、コン
デンサC2は抵抗R2に並列に接続される。前記ベース
接地回路14は、レーザダイオードLD1を発光すべく
レーザダイオードLD1を電流駆動するもので、PNP
型のトランジスタQ5と抵抗R3,R6及びコンデンサ
C4とからなり、トランジスタQ5のエミッタはカレン
トミラー回路12のトランジスタQ2のコレクタに抵抗
R3を介して接続され、トランジスタQ5のコレクタと
グランド間にはレーザダイオードLD1が接続されてい
る。また、トランジスタQ5のベースは抵抗R6を介し
て電源Vcc3に接続されている。
【0012】前記電流スイッチ回路16は、レーザダイ
オードLD1をオンオフ制御するためのもので、抵抗R
7を介してエミッタを共通に接続したエミッタ結合型の
NPN型のトランジスタQ3,Q4と、トランジスタQ
3のベースに接続した抵抗R4,R8と、トランジスタ
Q4のベースに接続した抵抗R5及びコンデンサC3
と、トランジスタQ3のベースに接続したスイッチング
用のトランジスタQ7及び抵抗R12,R16とからな
り、トランジスタQ3のコレクタは電源Vcc1に直結さ
れ、トランジスタQ4のコレクタはカレントミラー回路
12のトランジスタQ1のコレクタ及びベースに接続さ
れ、さらに、トランジスタQ4のベースは抵抗R5を介
して電源Vcc2に接続されている。また、トランジスタ
Q7のベースには抵抗R12を介してレーザダイオード
イネーブル信号LD−Enを入力するための入力端子1
6aが接続されている。
【0013】前記エミッタ接地回路18は、NPN型の
トランジスタQ6及び抵抗R14,R15を備え、トラ
ンジスタQ6のベースはアナログ信号入力端子18aに
接続され、このアナログ信号入力端子18aには波形発
生部30から出力される電気信号、すなわちアナログ信
号J1が一系統のライン301を通して印加できるよう
に構成されている。また、トランジスタQ6のコレクタ
は電流スイッチ回路16のトランジスタQ3及びQ4の
エミッタに共通に接続され、さらに、トランジスタQ6
のエミッタは、抵抗R10とコンデンサC6との結合回
路22を介して高周波発振回路20の出力端に接続され
ている。
【0014】前記高周波発振回路20は、再生信号のC
/Nの劣化を防止するためにレーザダイオードLD1の
駆動電流に重畳させる200MHz〜600MHzの高
周波電流を発振させるもので、NPN型のトランジスタ
Q8,Q9と抵抗R9,R11,R13,R17〜R1
9とコンデンサC5,C7〜C9及びコイルL1とから
なり、トランジスタQ8のコレクタは電源Vcc4に接続
され、トランジスタQ9のベースには高周波重畳用オン
/オフ信号であるHFEn信号を入力するためのHF
En入力端子20aが接続されている。
【0015】次に、このように構成された本実施の形態
における半導体レーザ駆動回路の動作について説明す
る。まず、光ディスクの再生時について述べる。アナロ
グ信号入力端子18aに印加された電圧信号J1はエミッ
タ接地回路18のトランジスタQ6のベースに入力され
る。一方、再生時に高周波発振回路20のHFEn入力
端子20aに加えられる高周波重畳用オン/オフ信号は
「L」レベルに設定される。このため、トランジスタQ
9がオフされ、トランジスタQ8がオンとなる。これに
より、高周波発振回路20が発振動作し、その出力信号
は抵抗R10を介して、エミッタ接地回路18のトラン
ジスタQ6のエミッタに入力される。すると、トランジ
スタQ6のコレクタには高周波発振信号との電圧信号J1
を加算した電流信号が流れる。ここで、アナログ信号入
力端子18aに印加された電圧信号J1は直流電圧である
ので、トランジスタQ6のコレクタには電流iQ6-Cが流
れ、この電流iQ6-Cは次式で表される。
【0016】
【数1】 また、IDC、iHFは次式で表される。
【0017】
【数2】 ここで、VQ6-bはトランジスタQ6のベース電圧、VQ6-b
eはトランジスタQ6のベース−エミッタ間電圧、vQ8-e
はトランジスタQ8のエミッタの振幅電圧である。
【0018】また、再生時の電流スイッチ回路16にお
いて、その入力端子16aに加えられたレーザダイオー
ドイネーブル信号LD−Enが「H」レベルの場合は、
トランジスタQ7がオンされるため、トランジスタQ3
はオフされ、トランジスタQ4がオンされる。その結
果、上記電流信号iQ6-cは電流スイッチ回路16のトラ
ンジスタQ4を通して流れることになる。このため、カ
レントミラー回路12が動作し、カレントミラー回路1
2からはその入力信号に比例した電流信号が出力され、
この電流信号はベース接地回路14を通してレーザダイ
オードLD1に供給される。これにより、レーザダイオ
ードLD1は点灯され、電流信号に対応する強度のレー
ザ光が不図示の光ディスクに照射され、その反射光によ
り情報が再生される。
【0019】また、電流スイッチ回路16の入力端子1
6aに加えられたレーザダイオードイネーブル信号LD
−Enが「L」レベルの場合は、トランジスタQ7がオ
フされるため、トランジスタQ3はオンされ、トランジ
スタQ4がオフされる。その結果、トランジスタQ6の
コレクタには電源Vcc1からトランジスタQ3及び抵抗
R7を通して電流信号iQ6-cが流れる。そして、カレン
トミラー回路12が停止し、レーザダイオードLD1は
消灯される。
【0020】次に、書き込み可能な光ディスクの記録及
び消去時の動作について、図1を参照して説明する。ア
ナログ信号入力端子18aに印加された電圧信号J1はエ
ミッタ接地回路18のトランジスタQ6のベースに入力
される。一方、記録及び消去時に高周波発振回路20の
HFEn入力端子20aに加えられる高周波重畳用オン
/オフ信号は「H」レベルに設定される。このため、ト
ランジスタQ9がオンされ、トランジスタQ8がオフと
なる。これにより、高周波発振回路20が非動作状態と
なるため、高周波発振回路20の出力は0ボルトであ
る。この場合、エミッタ接地回路18のトランジスタQ
6のコレクタには高周波発振信号と電圧信号J1を加算
した電流信号が流れるが、高周波発振回路20の発振振
幅がゼロであり、入力端子18aには直流電圧が印加さ
れているので、トランジスタQ6のコレクタには電流iQ
6-Cが流れ、この電流iQ6-Cは次式で表される。
【0021】
【数3】 また、IDCは次式で表される。
【0022】
【数4】 ここで、VQ6-bはトランジスタQ6のベース電圧、VQ6-b
eはトランジスタQ6のベース−エミッタ間電圧であ
る。
【0023】また、記録及び消去時の電流スイッチ回路
16において、その入力端子16aに加えられたレーザ
ダイオードイネーブル信号LD−Enが「H」レベルの
場合は、トランジスタQ7がオンされるため、トランジ
スタQ3はオフされ、トランジスタQ4がオンされる。
その結果、上記電流信号iQ6-cは電流スイッチ回路16
のトランジスタQ4を通して流れることになる。このた
め、カレントミラー回路12が動作し、カレントミラー
回路12からはその入力信号に比例した電流信号が出力
され、この電流信号はベース接地回路14を通してレー
ザダイオードLD1に供給される。これにより、レーザ
ダイオードLD1は点灯され、電流信号に対応する強度
のレーザ光が不図示の光ディスクに照射されると、レー
ザ光の熱で光ディスクの記録層を結晶状態または非結晶
質状態に変化させて、データの書き換えを行う。
【0024】また、電流スイッチ回路16の入力端子1
6aに加えられたレーザダイオードイネーブル信号LD
−Enが「L」レベルの場合は、トランジスタQ7がオ
フされるため、トランジスタQ3はオンされ、トランジ
スタQ4がオフされる。その結果、トランジスタQ6の
コレクタには電源Vcc1からトランジスタQ3及び抵抗
R7を通して電流信号iQ6-cが流れる。そして、カレン
トミラー回路12が停止し、レーザダイオードLD1は
消灯される。
【0025】このような実施の形態における半導体レー
ザ駆動回路によれば、一系統のアナログ信号入力を備え
るエミッタ接地回路18は、その入力端子18aから入
力された電圧信号J1を電流信号に変換するとともに、
再生時に高周波発振回路20から出力される信号がエミ
ッタ接地回路18の電流信号に加算するトランジスタQ
6のエミッタに入力されるように構成したので、J1側の
信号はトランジスタQ6の帯域内で高域をブーストされ
る一方、高周波発振回路20の出力信号は、この出力端
から見た場合、トランジスタQ6はベース接地回路とし
て働くので、信号の劣化は最小限に抑えられる。
【0026】電流スイッチ回路16は次段のカレントミ
ラー回路12に入力される電流を遮断または通過させ、
カレントミラー回路12の出力電流を遮断または出力さ
せるためのものである。またさらに、電流スイッチ回路
16がカレントミラー回路12側を選択している場合、
トランジスタQ4はベース接地回路と等価になり、トラ
ンジスタQ6で発生するミラー効果を軽減する。また、
カレントミラー回路12はトランジスタQ6(またはト
ランジスタQ4)で得られた電流の方向を反転(Sink型
→Source型)させるためのものである。さらに、トラン
ジスタQ5のベース接地回路は流入電流によって変化す
る半導体レーザの微分抵抗の影響を軽減し、特に小電流
駆動の場合、半導体レーザの微分抵抗の増大によるトラ
ンジスタQ2のミラー効果を軽減できる。
【0027】図3により本発明にかかる半導体レーザ駆
動回路の他の実施の形態について説明する。図3は本発
明の他の実施の形態における2レーザ仕様のレーザ駆動
部の回路構成を示す回路図である。この図3において、
半導体レーザ駆動回路10は、図2に示す場合と同様に
構成されたカレントミラー回路12、電流スイッチ回路
16、エミッタ接地回路18、高周波発振回路20及び
結合回路22を有するほか、記録・消去用レーザダイオ
ードLD1にカレントミラー回路12からの電流を供給
する第1ベース接地回路14Aと、再生用レーザダイオ
ードLD2にカレントミラー回路12からの電流を供給
する第2ベース接地回路14Bと、カレントミラー回路
12から第1ベース接地回路14Aまたは第2ベース接
地回路14Bへの電流経路の切り替えを行うスイッチ回
路24とを備えている。
【0028】前記第1ベース接地回路14Aは、PNP
型のトランジスタQ5を有し、このトランジスタQ5の
エミッタは抵抗R3を介してカレントミラー回路12の
トランジスタQ2のコレクタに接続され、トランジスタ
Q5のコレクタとグランド間には記録・消去用レーザダ
イオードLD1が接続されている。また、トランジスタ
Q5のベースは抵抗R6を介して電源Vcc3に接続さ
れ、さらに、コンデンサC4を介してグランドに接続さ
れている。また、トランジスタQ5のベースと電源Vcc
1間にはトランジスタQ5をオン・オフ制御するトラン
ジスタQ11のコレクタおよびエミッタが接続されてい
る。
【0029】前記第2ベース接地回路14Bは、PNP
型のトランジスタQ10を有し、このトランジスタQ1
0のエミッタは抵抗R3を介してカレントミラー回路1
2のトランジスタQ2のコレクタに接続され、トランジ
スタQ10のコレクタとグランド間には再生用レーザダ
イオードLD2が接続されている。また、トランジスタ
Q10のベースは抵抗R20を介して電源Vcc3に接続
され、さらに、コンデンサC4を介してグランドに接続
されている。また、トランジスタQ10のベースと電源
Vcc1間にはトランジスタQ10をオン・オフ制御する
トランジスタQ12のコレクタおよびエミッタが接続さ
れている。
【0030】前記スイッチ回路24は、エミッタを共通
に接続したトランジスタQ13,Q14を備え、この両
トランジスタQ13,Q14のエミッタは共通の抵抗R
25を介してグランドに接続されている。トランジスタ
Q13のコレクタは抵抗R21,R23を介して電源V
cc1に接続され、この抵抗R21とR23との接続点は
前記トランジスタQ12のベースに接続されている。さ
らに、トランジスタQ13のベースには高周波重畳用オ
ン/オフ信号であるHFEn信号を入力するためのHF
En入力端子20aが抵抗R28を介して接続されてい
る。また、トランジスタQ14のコレクタは抵抗R2
2,R24を介して電源Vcc1に接続され、この抵抗R
22とR24との接続点は前記トランジスタ11のベー
スに接続されている。さらに、トランジスタQ14のベ
ースにはバイアス抵抗R26,R27が接続されてい
る。
【0031】このような半導体レーザ駆動回路におい
て、光ディスクの再生、記録及び消去時の動作は前記図
2に示す場合と基本的に同じであるが、図2と異なる点
は、スイッチ回路24が高周波重畳用オン/オフ信号で
あるHFEn信号の「H」,「L」に応じてカレントミ
ラー回路12から第1ベース接地回路14Aまたは第2
ベース接地回路14Aへの電流経路が切り替えられると
ころにある。すなわち、再生時において、HFEn信号
が「L」レベルに設定されると、スイッチ回路24のト
ランジスタQ13がオフされ、トランジスタQ14がオ
ンされる。これにより、トランジスタQ11がオンさ
れ、第2ベース接地回路14BのトランジスタQ10が
導通するため、カレントミラー回路12からの電流信号
はトランジスタQ10を通して再生用レーザダイオード
LD2に供給される。これにより、レーザダイオードL
D2は点灯され、電流信号に対応する強度のレーザ光が
不図示の光ディスクに照射され、その反射光により情報
が再生される。
【0032】また、記録及び消去時においては、HF
En信号は「H」レベルに設定されるため、スイッチ回路
24のトランジスタQ13がオンされ、トランジスタQ
14がオフされる。これにより、トランジスタQ12が
オンされ、第1ベース接地回路14AのトランジスタQ
5が導通するため、カレントミラー回路12からはその
入力信号に比例した電流信号が出力され、この電流信号
はトランジスタQ50を通して記録・消去用レーザダイ
オードLD1に供給される。これにより、レーザダイオ
ードLD1は点灯され、「相変化」の技術で光ディスク
へのデータの記録・消去すなわちデータの書き換えが行
われる。
【0033】次に、図4及び図5により本発明の半導体
レーザ駆動回路に使用される波形発生部について説明す
る。図4は本発明の半導体レーザ駆動回路における波形
発生部の構成を示すブロック図、図5は図4における波
形発生部の回路構成の一例を示す回路図である。
【0034】図4及び図5において、波形発生部30
は、再生用のカレントミラー回路32と電流スイッチ回
路34及びエミッタ接地回路(電圧制御電流源)36
と、記録及び消去用のカレントミラー回路38と電流ス
イッチ回路40及びエミッタ接地回路(電圧制御電流
源)42と、消去用の電流スイッチ回路46及びエミッ
タ接地回路(電圧制御電流源)48と、バイアス電圧発
生用電源回路50と、TTL/pECLレベル変換回路
52と、第1pECLドライバ54と、第2pECLド
ライバ56とを備えている。
【0035】前記再生用のカレントミラー回路32は、
ベース結合されたPNP型トランジスタQ1,Q2を備
え、このトランジスタQ1,Q2のエミッタは抵抗R
1,R2を介して電源回路50のパワーライン58に接
続されている。また、トランジスタQ2のコレクタとグ
ランド間にはトランジスタQ2のコレクタ電流を電圧に
変換する抵抗R13が抵抗R7を介して接続され、この
抵抗R13と抵抗R7との接続点には、図2または図3
に示す半導体レーザ駆動回路10に一系統のアナログ信
号を供給するための出力電圧VOUTを送出する出力端
子32aが接続されている。
【0036】前記再生用の電流スイッチ回路34は、抵
抗R14,R15を介してエミッタ結合されたNPN型
トランジスタQ7,Q8を備え、このトランジスタQ7
のコレクタは抵抗R9を介してパワーライン58に接続
され、トランジスタQ8のコレクタは抵抗R10を介し
てカレントミラー回路32のトランジスタQ1のコレク
タ及びベースに接続されている。また、トランジスタQ
7,Q8のベースには抵抗R12,R17を介してTT
L/pECLレベル変換回路52から信号WD0(−)及
び信号WD0(+)が入力されるように構成されている。
また、前記再生用のエミッタ接地回路(電圧制御電流
源)36は、NPN型トランジスタQ11と抵抗R2
5,R27,R28及びダイオードD1とからなり、ト
ランジスタQ11のコレクタは抵抗R20を介して電流
スイッチ回路34のトランジスタQ7,Q8のベースに
接続され、さらに、トランジスタQ11のベースには抵
抗R25を介してパワーコントロール信号APC0が入
力されるように構成されている。
【0037】前記記録用のカレントミラー回路38は、
ベース結合されたPNP型トランジスタQ3,Q4を備
え、このトランジスタQ3のエミッタは抵抗R3とコン
デンサC3の並列回路を介して電源回路50のパワーラ
イン58に接続され、さらに、トランジスタQ4のエミ
ッタは抵抗R4を介して電源回路50のパワーライン5
8に接続されている。また、トランジスタQ3のコレク
タは抵抗R6及びベース接地回路を構成するPNP型ト
ランジスタQ6を介して出力端子32aに接続され、そ
して、トランジスタQ6のベースは抵抗R11を介して
電源Vcc5に接続されている。また、トランジスタQ4
のコレクタはベース接地回路を構成するNPN型トラン
ジスタQ5が直列に接続され、このトランジスタQ5の
ベースは抵抗R8を介して電源Vcc6に接続されてい
る。
【0038】前記記録用の電流スイッチ回路40は、抵
抗R21,R22を介してエミッタ結合されたNPN型
トランジスタQ9,Q10を備え、このトランジスタQ
9のコレクタはトランジスタQ5のエミッタに接続さ
れ、トランジスタQ10のコレクタは抵抗R5を介して
パワーライン58に接続されている。また、トランジス
タQ9,Q10のベースには抵抗R24,R19を介し
て第1pECLドライバ54から信号WD1p及び信
号WD1nが入力されるように構成され、さらに、ト
ランジスタQ9のコレクタとトランジスタQ5のエミッ
タとの接続点はアイドル電流を発生させるための抵抗R
18を介してグランドに接続されている。また、前記再
生用のエミッタ接地回路(電圧制御電流源)42は、N
PN型トランジスタQ12と抵抗R29,R32,R3
6及びバリスタD2とからなり、トランジスタQ12の
コレクタは抵抗R26を介して電流スイッチ回路40の
抵抗R21とR22の接点に接続され、さらに、トラン
ジスタQ12のベースには抵抗R29を介してパワーコ
ントロール信号APC1が入力されるように構成されて
いる。また、トランジスタQ12のベースとグランドと
の間にはダイオードD2と抵抗R36の直列回路が挿入
されている。
【0039】前記消去用の電流スイッチ回路46は、抵
抗R48,R49を介してエミッタ結合されたNPN型
トランジスタQ16,Q17を備え、このトランジスタ
Q16のコレクタはトランジスタQ9のコレクタとトラ
ンジスタQ5のエミッタとの接続点に接続され、トラン
ジスタQ17のコレクタは抵抗R42を介してパワーラ
イン58に接続されている。また、トランジスタQ1
6,Q17のベースには抵抗R54,R46を介して第
2pECLドライバ56から信号WD2p及び信号W
D2nが入力されるように構成されている。また、前
記再生用のエミッタ接地回路(電圧制御電流源)48
は、NPN型トランジスタQ20と抵抗R58,R6
2,R66及びダイオードD6とからなり、トランジス
タQ20のコレクタは抵抗R56を介して電流スイッチ
回路46の抵抗R48とR49の接点に接続され、さら
に、トランジスタQ20のベースには抵抗R58を介し
てパワーコントロール信号APC2が入力されるように
構成されている。また、トランジスタQ20のベースと
グランドとの間にはダイオードD6と抵抗R66の直列
回路が挿入されている。
【0040】前記バイアス電圧発生用電源回路50は、
トランジスタQ13,Q14,Q15,Q18,Q19
と抵抗R37〜R41,R43〜R45,R47,R5
1〜R53,R55,R57,R59,R65,R67
とダイオードD3,D4とツェナーダイオードD5,D
7とコンデンサC7,C8,C10などから構成され、
トランジスタQ18のベースにはレーザダイオードイネ
ーブル信号LD_Enが入力されるようになっている。
【0041】次に、上記のように構成された波形発生部
30の動作について説明する。まず、再生時について述
べる。エミッタ接地回路(電圧制御電流源)36、42
及び48のそれぞれにパワーコントロール信号APC0
〜APC2により必要なバイアス電圧を印加する。する
と、これらエミッタ接地回路(電圧制御電流源)36、
42及び48のトランジスタQ11,Q12,Q20の
コレクタに電流が発生する。得られたそれぞれの電流信
号は、対応する電流スイッチ回路34、40及び46に
入力される。
【0042】ここで、再生(Read)系の電流スイッチ回
路34は、TTL/pECLレベル変換回路52からの
信号により、トランジスタQ7がオフ、トランジスタQ
8がオンすることでカレントミラー回路32側が選択さ
れているため、その電流IRはカレントミラー回路32に
伝達される。一方、記録(Write)系の電流スイッチ回
路40は、対応する第1pECLドライバ54からの信
号により、トランジスタQ9がオフ、トランジスタQ1
0がオンすることで電源側が選択されている。また、消
去(Erase)系の電流スイッチ回路46は、対応する第
2pECLドライバ56からの信号により、トランジス
タQ16がオフ、トランジスタQ17がオンすることで
電源側が選択されている。このため、それぞれの電流IW
とIeはそれぞれのカレントミラー回路38に伝達されな
い。再生(Read)系と記録(Write)系および消去(Era
se)系のカレントミラー回路32,38,44の入出力
結合定数をAとすると、波形発生部30より出力される
合成電流IOUTは次式で表される。
【0043】
【数5】 ここで、Ibiasは記録(Write)系および消去(Erase)
系のカレントミラー回路38を常に動作状態にするた
め、抵抗R18でアイドル電流を発生させたものであ
る。よって、波形発生部30と半導体レーザ駆動回路1
0とを結合した場合、レーザ駆動回路10の出力が半導
体レーザの閾値電流に比べて小さい値であれば、このア
イドル電流が存在することによるレーザパワー制御への
影響は皆無である。従って、半導体レーザ駆動回路と接
続した場合の出力電圧VOUTは、半導体レーザ駆動回路
の入力インピーダンスをZinとすると、出力電圧VOUTは
次式で表される。
【0044】
【数6】
【0045】次に、記録時について述べる。エミッタ接
地回路(電圧制御電流源)36、42及び48のそれぞ
れにパワーコントロール信号APC01〜APCにより
必要なバイアス電圧を印加する。すると、これらエミッ
タ接地回路(電圧制御電流源)36、42及び48のト
ランジスタQ11,Q12,Q20のコレクタに電流が
発生する。得られたそれぞれの電流信号は、対応する電
流スイッチ回路34、40及び46に入力される。
【0046】記録時、再生(Read)系の電流スイッチ回
路34は、TTL/pECLレベル変換回路52からの
信号により、トランジスタQ7がオフ、トランジスタQ
8がオンすることでカレントミラー回路32側が選択さ
れているため、その電流IRはカレントミラー回路32に
伝達される。一方、記録(Write)系および消去(Eras
e)系のカレントミラー回路38は、対応する第1pE
CLドライバ54及び第2pECLドライバ56からの
信号(2値のパルス)により電源側またはカレントミラ
ー回路38に図6に示すようなタイミングで切り替えら
れる。このため、それぞれの電流IWとIeはパルス電流と
してカレントミラー回路に伝達される。ここで、IWとIe
をパルス状にしたものをI^wとI^eとし、、再生(Read)
系と記録(Write)系および消去(Erase)系のカレント
ミラー回路32,38,44の入出力結合定数をAとす
ると、抵抗R13に流入する電流IOUTは次式で表され
る。
【0047】
【数7】 ここで、Ibiasは記録(Write)系および消去(Erase)
系のカレントミラー回路38を常に動作状態にするた
め、抵抗R18でアイドル電流を発生させたものであ
る。
【0048】よって、波形発生部30と半導体レーザ駆
動回路10とを結合した場合、半導体レーザ駆動回路1
0の出力が半導体レーザの閾値電流に比べて小さい値で
あれば、このアイドル電流が存在することによるレーザ
パワー制御への影響は皆無である。また、記録時の電流
IR はクーリングパワーの制御に寄与する。従って、半
導体レーザ駆動部と接続した場合の出力電圧VOUTは、
半導体レーザ駆動回路10の入力インピーダンスをZin
とすると、出力電圧VOUTは次式で表される。
【0049】
【数8】
【0050】次に、消去時について述べる。エミッタ接
地回路(電圧制御電流源)36、42及び48のそれぞ
れにパワーコントロール信号APC0〜APC2により
必要なバイアス電圧を印加する。すると、これらエミッ
タ接地回路(電圧制御電流源)36、42及び48のト
ランジスタQ11,Q12,Q20のコレクタに電流が
発生する。得られたそれぞれの電流信号は、対応する電
流スイッチ回路34、40及び46に入力される。
【0051】消去時、再生(Read)系の電流スイッチ回
路34は、対応するTTL/pECLレベル変換回路5
2からの信号により、トランジスタQ7がオフ、トラン
ジスタQ8がオンすることでカレントミラー回路32側
が選択されているため、その電流IRはカレントミラー回
路32に伝達される。また、消去(Erase)系の電流ス
イッチ回路46は、対応する第2pECLドライバ56
からの信号により、トランジスタQ16がオン、トラン
ジスタQ17がオフすることでカレントミラー回路38
側が選択されているため、その電流Iはベース接地回
路を構成するNPN型トランジスタQ5を介してカレン
トミラー回路38に伝達される。
【0052】一方、記録(Write)系の電流スイッチ回
路40は、対応する第1pECLドライバ54からの信
号(WD1_p)を「L」レベルとするので、電源側に伝
達される。すると、波形発生部30が出力される合成電
流IOUTは次式で表される。
【0053】
【数9】 ここで、Ibiasは記録(Write)および消去(Erase)系
のカレントミラー回路38を常に動作状態にするため、
抵抗R18でアイドル電流を発生させたものである。
【0054】よって、波形発生部30と半導体レーザ駆
動回路10とを結合した場合、半導体レーザ駆動回路1
0の出力が半導体レーザの閾値電流に比べて小さい値で
あれば、このアイドル電流が存在することによるレーザ
パワー制御への影響は皆無である。また、記録時の電流
IRはクーリングパワーの制御に寄与する。従って、半導
体レーザ駆動回路10と接続した場合の出力電圧VOUT
は、半導体レーザ駆動回路10の入力インピーダンスを
Zinとすると、その出力電圧VOUTは次式で表される。
【0055】
【数10】
【0056】以上、再生時および記録時、消去時におい
て、実際の使用状態では半導体レーザ駆動回路10と波
形発生部30と接続するので、半導体レーザ駆動回路1
0の動作説明にある式4中のVQ6-bとの関係式は次式で
表される。
【0057】
【数11】
【0058】次に,レーザダイオードの消灯および点灯
時について説明する。消灯時は、バイアス電圧発生用電
源回路50のLD_En信号はTTL/CMOSレベルの「L」レベ
ルを受信する。すると、バイアス電圧発生用電源回路5
0のトランジスタQ18はオフ状態になり、トランジス
タQ15もオフ状態となる。このとき、ツェナ−ダイオ
ードD5にはバイアス電流が流れないので、ツェナ−ダ
イオードD5のカソード電圧はほぼゼロボルトになり、
トランジスタQ13の出力(エミッタ)もゼロボルトと
なる。このトランジスタQ13の出力は波形発生部30
の主電源として利用しているので、この電圧がゼロボル
トならば回路は全て非動作状態となるので、波形発生部
30の出力電流信号はゼロとなる。
【0059】また、点灯時は、バイアス電圧発生用電源
回路50のLD_En信号はTTL/CMOSレベルの「H」レベル
を受信する。すると、バイアス電圧発生用電源回路50
のトランジスタQ18オン状態になり、トランジスタQ
15は定電流源となり、ツェナ−ダイオードD5にバイ
アス電流が流す。このとき、ツェナ−ダイオードD5の
カソード電圧は所望の参照電圧が発生し、これがトラン
ジスタQ13のベースに印加される。トランジスタQ1
3の出力(エミッタ)に約0.6ボルト程度の電圧降下
が起こるが、ツェナ−ダイオードD5はシャントレギュ
レータ型バンドギャップ電圧源なので、トランジスタQ
13の出力電圧(エミッタ)はツェナ−ダイオードD5
内部のリファレンス電圧と抵抗R53,R57により分
圧した電圧が同等になるようにカソード電圧を制御する
ので、次式のようになる。
【0060】
【数12】 ここで、VrefはD5のリファレンス電圧である。このトラ
ンジスタQ13の出力は波形発生部30の主電源として
利用しているので、この電圧が回路動作に十分な電圧と
なれば、再生、記録、消去のレーザ点灯が可能となる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体レー
ザ駆動回路では、相変化型光ディスク駆動装置におい
て、小型のピックアップにマウントせざるを得ない駆動
部と回路規模が比較的大きいAPC(Automatic Power Cont
rol)回路は必然的に距離をおくことになるが、レーザ駆
動部と波形発生部を分離し、この間の信号伝送線を1系
統のアナログ信号で対応するため、配線数が減少でき
る。また、レーザ駆動部と波形発生部を分離したこと
は、高転送レート時の記録波形を生成する際、配線長の
違いによるパルス(WD1とWD2)のタイミングずれも解消す
る。
【0062】また,本発明によれば,レーザ駆動部およ
び波形発生部のベース接地回路は、ミラー効果の低減に
貢献し、より広帯域化が図れるため、高転送レート時の
発光時間が短い光パルスを発光させることが可能とな
る。また、本発明の半導体レーザ駆動回路はレーザ駆動
部と波形発生部とに分離されているため、回路素子を最
低必要なもの以外をピックアップ外に排除することがで
きる。これに伴い、駆動部の動作電流が抑えられること
により発熱量が少なくなるので放熱処理に対して有利と
なる。
【0063】また,本発明によれば,レーザ駆動部と波
形発生部の二種一組の半導体レーザ駆動回路は、2レー
ザを切り替えて使用する形にも変形できるので、例え
ば、再生用(低ノイズ型レーザ)と記録用(高出力型レ
ーザ)と使い分け、半導体レーザチップ作成の際に常に
トレードオフとなるこの二つの特性(低ノイズかつ高出
力)を同時に実現することが可能となる。2レーザ化を
本回路1セットで実現できるとなれば、コストを大幅に
上げることなく、異なる2種類の波長のレーザにも応用
することができるので、コンパチブル光ディスクレコー
ダや、多波長記録型光ディスク装置にも応用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体レーザ駆動回路におけるレーザ
駆動部の構成を示す1レーザ仕様のブロック図である。
【図2】図1におけるレーザ駆動部の回路構成の一例を
示す回路図である。
【図3】本発明の他の実施の形態における2レーザ仕様
のレーザ駆動部の回路構成を示す回路図である。
【図4】本発明の半導体レーザ駆動回路における波形発
生部の構成を示すブロック図である。
【図5】図4における波形発生部の回路構成の一例を示
す回路図である。
【図6】本発明の波形発生部における説明用タイミング
チャートである。
【符号の説明】 10……半導体レーザ駆動回路、12……カレントミラ
ー回路、14……ベース接地回路、16……電流スイッ
チ回路、18……エミッタ接地回路、20……高周波発
振回路、22……結合回路、14A……第1ベース接地
回路、14B……第2ベース接地回路、24……スイッ
チ回路、30……波形発生部、32……再生用のカレン
トミラー回路、34……電流スイッチ回路、36……エ
ミッタ接地回路(電圧制御電流源)、38……記録用の
カレントミラー回路、40……電流スイッチ回路、42
……エミッタ接地回路(電圧制御電流源)、46……電
流スイッチ回路、48……エミッタ接地回路(電圧制御
電流源)、50……バイアス電圧発生用電源回路、52
……TTL/pECLレベル変換回路、54……第1p
ECLドライバ、56……第2pECLドライバ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相変化型光ディスクにレーザ光を照射し
    て前記光ディスクに対する記録及び消去並びに前記光デ
    ィスクからの情報の再生を行う光学ディスク装置に組み
    込まれて使用される半導体レーザの駆動回路であって、 前記記録及び消去並びに再生に際して前記記録及び消去
    並びに再生に対応したレーザ光を発生させるための電気
    信号を生成する波形発生部と、 前記電気信号を前記波形発生部から出力する一系統のラ
    インと、 前記一系統のラインに出力された前記電気信号に比例し
    た電流を前記半導体レーザに供給して該半導体レーザを
    駆動するレーザ駆動部とを備える、ことを特徴とする半
    導体レーザ駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記波形発生部と前記レーザ駆動部は互
    いに分離されていることを特徴とする請求項1記載の半
    導体レーザ駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記波形発生部から出力される電気信号
    は電圧信号であり、前記レーザ駆動部は、前記波形発生
    部からの電圧信号を電流に変換する電圧電流変換回路
    と、前記電圧電流変換回路から出力される電流信号によ
    り駆動されるカレントミラー回路を備え、前記電圧信号
    に対し比例した電流は、前記カレントミラー回路から前
    記半導体レーザに供給されることを特徴とする請求項1
    記載の半導体レーザ駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記電圧電流変換回路はエミッタ接地回
    路により構成されていることを特徴とする請求項3記載
    の半導体レーザ駆動回路。
  5. 【請求項5】 光学ディスク装置からは、前記記録及び
    消去並びに再生のための制御信号が送出され、前記電圧
    電流変換回路から前記カレントミラー回路への電流信号
    の遮断または供給は、前記制御信号により作動する電流
    スイッチ回路により制御されることを特徴とする請求項
    3記載の半導体レーザ駆動回路。
  6. 【請求項6】 前記カレントミラー回路と前記半導体レ
    ーザとの間にベース接地回路が設けられ、前記ベース接
    地回路により前記半導体レーザのインピーダンス変動と
    ミラー効果による帯域変動が抑制されることを特徴とす
    る請求項3記載の半導体レーザ駆動回路。
  7. 【請求項7】 前記レーザ駆動部は、前記再生時に前記
    電圧電流変換回路の電流信号に高周波電流を重畳する高
    周波発振回路を備えることを特徴とする請求項3記載の
    半導体レーザ駆動回路。
  8. 【請求項8】 前記半導体レーザはレーザダイオードで
    あることを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ駆動
    回路。
  9. 【請求項9】 前記カレントミラー回路からの電流によ
    り駆動される半導体レーザは、再生用と記録・消去用の
    少なくとも2つのレーザダイオードを含んでいることを
    特徴とする請求項3記載の半導体レーザ駆動回路。
  10. 【請求項10】 前記カレントミラー回路と前記再生用
    レーザダイオード及び記録・消去用レーザダイオードと
    の間にベース接地回路がそれぞれ設けられ、前記カレン
    トミラー回路から前記各ベース接地回路への電流経路の
    切り替えを行うスイッチ回路が設けられていることを特
    徴とする請求項9記載の半導体レーザ駆動回路。
  11. 【請求項11】 前記波形発生部は、エミッタ結合型電
    流スイッチ回路を利用したパルス電流源を複数具備し、
    前記電気信号は,前記パルス電流源を加算して生成され
    た記録波形信号であることを特徴とする請求項1記載の
    半導体レーザ駆動回路。
  12. 【請求項12】 前記パルス電流源の出力側にベース接
    地回路が設けられ、前記パルス電流源の加算は前記ベー
    ス接地回路の入力端で行われることを特徴とする請求項
    11記載の半導体レーザ駆動回路。
  13. 【請求項13】 前記ベース接地回路の出力側にカレン
    トミラー回路が設けられていることを特徴とする請求項
    12記載の半導体レーザ駆動回路。
  14. 【請求項14】 前記カレントミラー回路の出力側にベ
    ース接地回路が設けられていることを特徴とする請求項
    13記載の半導体レーザ駆動回路。
  15. 【請求項15】 前記パルス電流源の出力側にベース接
    地回路が設けられ、前記パルス電流源の加算は前記ベー
    ス接地回路の入力端で行われ、前記ベース接地回路の出
    力側にカレントミラー回路が設けられ、前記カレントミ
    ラー回路の出力側にベース接地回路が設けられ、前記パ
    ルス電流源のうち高速応答が要求されないパルス電流源
    の出力と前記カレントミラー回路の出力とを加算するこ
    とを特徴とする請求項11記載の半導体レーザ駆動回
    路。
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