JP2010147105A - レーザ制御方法及びレーザ制御回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】高周波帯域までレーザ出力の安定化を図ったレーザ制御方法及びレーザ制御回路を提要するものである。
【解決手段】半導体レーザ素子2に流れる電流を一定にする定電流回路3と、定電流回路3の前段に接続された加算器33及び乗算器34とを有するレーザ制御回路を用いる。照射レーザ出力を検出するキャリブレーション用の検出手段20を用いる。この検出手段20からの検出信号に基づいて、乗算器34に入力される規定入力に対する規定レーザ出力が得られるための基準バイアス値と基準ゲイン値を求める。基準バイアス値を加算器33に入力し、基準ゲイン値を乗算器34に入力し、自動的なキャリブレーションにより、半導体レーザ素子2の照射レーザ出力を制御する。
【選択図】図2
【解決手段】半導体レーザ素子2に流れる電流を一定にする定電流回路3と、定電流回路3の前段に接続された加算器33及び乗算器34とを有するレーザ制御回路を用いる。照射レーザ出力を検出するキャリブレーション用の検出手段20を用いる。この検出手段20からの検出信号に基づいて、乗算器34に入力される規定入力に対する規定レーザ出力が得られるための基準バイアス値と基準ゲイン値を求める。基準バイアス値を加算器33に入力し、基準ゲイン値を乗算器34に入力し、自動的なキャリブレーションにより、半導体レーザ素子2の照射レーザ出力を制御する。
【選択図】図2
Description
本発明は、半導体レーザ素子から被照射体へレーザ光を照射するときの、照射レーザ出力を制御するレーザ制御方法及びレーザ照射回路に関する。
従来、記録可能な光ディスクへデータ記録するデータ記録装置や、光ディスク原盤(スタンパ)作製工程におけるデータ記録を行う記録装置(いわゆるカッティング装置)に、半導体レーザが用いられている。
例えば、光ディスク原盤の作製は次のように行われる。ガラス基板上にレジスト膜を成膜した後、半導体レーザからのレーザ光をオン、オフ制御して照射し、レジスト膜にデータパターン応じた潜像を熱記録する。現像してレーザ照射部分を除去した後、金属メッキ、例えばニッケルメッキし、ニッケルメッキ層を剥離して光ディスク原盤であるスタンパを作製する。
上記の光ディスクへのデータ記録装置や、PTM(フェーズ・トランジション・マスタリング)微細加工技術を採用した光ディスク原盤の記録装置においては、記録レーザ光の制御方法として、ライトストラテジが一般的に使用されている。その手法は様々である。このライトストラテジでは、レーザ光の発光波形特性が重要であり、入力信号に対しての発光波形の鈍りなどの波形劣化により記録特性が悪化する。すなわち、発光波形は、図10Aに示す矩形波101である必要があり、図10Bに示す鈍った波形102では記録特性が悪くなる。特に、高速記録等においては、波形劣化が発生し易く、記録特性を確保するために、より高周波帯域まで良好な信号伝送特性が必要になる。
図11に、従来のレーザ制御回路の一例を示す。このレーザ制御回路103は、半導体レーザ素子104から出射したレーザ光の一部L1を受光素子105で受けて、その受光素子105の信号をレーザ出力が常に一定となるように、フィードバックを掛けて、電気的に制御するように構成される。このようなレーザ制御は、一般にオート・パワー・コントロール(APC)と呼ばれる。
例えば、光ディスク原盤作製での記録装置の場合では、データ記録するための光ピックアップが備えられ、半導体レーザ素子からのレーザ光が各光学素子を通してレジスト膜に照射される。図11のレーザ制御回路103は、光ピックアップの半導体レーザ素子(LD)104からのレーザ光の一部L1を受光する受光素子となるフォトダイオード(PD)105を含むフィードバック回路として構成される。すなわち、レーザ制御回路103は、フォトダイオード105と、加算器106と、オペアンプ107と、トランジスタ108とを有して成る。加算器106には、フォトダイオード105の出力信号とバイアス設定電圧が入力され、その出力がオペアンプ107の反転入力端(−)に入力される。フォトダイオード105の出力信号は、半導体レーザ素子104からのレーザ出力(光強度)に応じた出力電圧である。オペアンプ107の非反転入力端(+)には入力信号、すなわち記録すべきデータに対応した書込み信号(パルス信号)が入力される。オペアンプ107の出力はトランジスタ108のベースに入力される。トランジスタ108のコレクタが電源側に接続され、エミッタが半導体レーザ素子104のアノードに接続される。
このレ−ザ制御回路103では、長時間の使用で半導体レーザ素子104のレーザ特性が変動する。すなわち、オペアンプ107の非反転入力端に入力する規定の書込み信号に対して規定のレーザ出力が得られるようにしたレーザ特性のバイアス設定電圧、ゲイン設定電圧が変動する。このレーザ特性の変動により、レーザ出力が低下すると、フォトダイオード105の出力信号が小さくなり、加算器106からオペアンプ107の反転入力端子(ー)への入力が低減される。これにより、オペアンプ107の出力が上がり半導体レーザ素子104に流れる電流が増加し、レーザ出力が一定に維持される。
レーザ制御回路103を現時点での最高速のデバイスで構成したとしても、書込み信号の周波数とレーザ出力の関係は、図12に示すようになり、50MHz〜100MHz周辺で出力が低下してしまう。
この解決策として、図13に示すように、図11のレーザ制御回路103に高周波域を補償する補償回路113を挿入したレーザ制御回路110が知られている。このレーザ制御回路110は、図11のオペアンプ107の出力と加算器106の一方の入力端との間に、コンデンサ(C)111と抵抗(R)112の直列回路を挿入した補償回路113、いわゆる高周波用フィードバック回路が設けられる。
このレーザ制御回路110では、低域がレーザ光のフィードバックで補償され、高域が補償回路113による高周波用フィードバック回路で補償されることになり、図14の周波数特性で示すように、高域までのレーザ出力の安定が見込まれる。
なお、特許文献1に光ディスク原盤のカッテング装置での半導体レーザを制御駆動する半導体レーザ駆動装置が開示されている。
ところで、上述の図13に示す高域まで補償するレーザ制御回路110を採用して対策を図っても不十分であった。すなわち、記録装置の使用において、半導体レーザや他の光学部品の劣化、各光学部品の動作温度特性により、光フィードバック量が変化することで、図15、図16に示すように、低域の周波数特性が変動する。高域側の補償回路113による高域フィードバック量は、電気的に固定されているので、高域の周波数特性は変わらない。このため、図14に示す低域から高域までレーザ出力が一定であったものが、図15、図16に示すように、低域と高域のレーザ出力が変動し、低域、高域の周波数特性のバランスが崩れてしまう。図15では、低域のレーザ出力が高域のレーザ出力より上がり、図16では、低域のレーザ出力が高域のレーザ出力より下がる。そうすると、例えば、図14から図15のような変化があった場合、模式的にライトストラテジが、図17から図18に示すようになり、全体としてレーザの発光波形が劣化することになる。図17では、立ち上がりから矩形波である適正なパルス発光波形であったものが、図18では、立ち上がりの全体が丸くなり、また立下りも丸くなるようなパルス発光波形に劣化する。
また、高速のフィードバック回路にて対応したとしても、使用し続ければ光学部品の劣化が生じ、動作温度も使用環境や使用状態により変動するため、根本的な対策にならない。
本発明は、上述の点に鑑み、高周波帯域までレーザ出力の安定化を図ったレーザ制御方法及びレーザ制御回路を提要するものである。
本発明に係るレーザ制御方法は、半導体レーザ素子に流れる電流を一定にする定電流回路と、前記定電流回路の前段に接続された加算器及び乗算器とを有するレーザ制御回路と、照射レーザ出力を検出するキャリブレーション用の検出手段とを用いる。この検出手段からの検出信号に基づいて、乗算器に入力される規定入力に対する規定レーザ出力が得られるための基準バイアス値と基準ゲイン値を求める。求めた基準バイアス値を加算器に入力し、基準ゲイン値を乗算器に入力し、キャリブレーションにより、半導体レーザ素子の照射レーザ出力を制御する。
本発明のレーザ制御方法の好ましい形態は、上記のレーザ制御に加えて、半導体レーザ素子からのレーザ光のモニタ用光検出器を用い、モニタ用光検出器からの検出信号に基づいて、基準バイアス値、あるいは基準バイアス値と基準ゲイン値を自動制御する。これにより、照射レーザ出力の微小変動を制御する。
本発明のレーザ制御方法では、定電流回路を用いることにより、低域から高域までレーザ出力が一定となる周波数特性が得られる。そして、キャリブレーション用の照射レーザ出力を検出する検出手段からの検出信号に基づいて、基準バイアス値と基準ゲイン値を求めて、それぞれを加算器と乗算器に入力することにより、自動的なキャリブレーションが行われる。この自動的なキャリブレーションを定期的に行えば、半導体レーザが破壊するまで、長期にわたり照射レーザ出力を一定に維持できる。
加えて、モニタ用光検出器からの検出信号に基づいて、基準バイアス値、あるいは基準バイアス値と基準ゲイン値を自動制御することにより、キャリブレーションのインターバル間の照射レーザ出力の微小変動が制御される。
本発明に係るレーザ制御回路は、半導体レーザ素子に流れる電流を一定にする定電流回路と、定電流回路のオペアンプに接続され、半導体レーザ素子の照射レーザ出力を検出する検出手段からの検出信号に基づいて求めた基準バイアス値が入力される加算器を有する。本発明は、さらに、加算器に接続され、検出手段からの検出信号に基づいて求めた基準ゲイン値と、入力信号とが入力される乗算器とを有する。これにより、自動で半導体レーザの照射レーザ出力を制御する。
本発明のレーザ制御回路の好ましい形態は、上記のレーザ制御回路において、半導体レーザ素子からのレーザ光のモニタ用光検出器を有する。本発明は、このモニタ用光検出器からの検出信号に基づいて、基準バイアス値、あるいは基準バイアス値と基準ゲイン値を自動制御し照射レーザ出力の微小変動を制御するように構成される。
本発明のレーザ制御回路では、定電流回路を有することにより、低域から高域までレーザ出力が一定となる周波数特性が得られる。そして、照射レーザ出力を検出する検出手段からの検出信号に基づいて求めた基準バイアス値が加算器に入力され、同様にして求めた基準ゲイン値が乗算器に入力される。これにより、自動的に半導体レーザの照射レーザ出力が制御される。すなわち、自動的にキャリブレーションが行われる。
加えて、半導体レーザ素子からのレーザ光のモニタ用光検出器を有するときは、モニタ用光検出器からの検出信号に基づいて、基準バイアス値、あるいは基準バイアス値と基準ゲイン値を自動制御することができる。これにより、キャリブレーションのインターバル間の照射レーザ出力の微小変動が制御される。
本発明に係るレーザ制御方法、及びレーザ制御回路によれば、高周波帯域までレーザ出力の安定化を図ることができる。
以下、発明を実施するための最良の形態(以下実施の形態とする)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態の導入説明(適用される定電流回路の例)
2.第1の実施の形態(レーザ制御方法及びレーザ制御回路の例)
3.第2の実施の形態(レーザ制御方法及びレーザ制御回路の例)
4.第3の実施の形態(レーザ制御方法及びレーザ制御回路の例)
5.第4の実施の形態(レーザ制御方法及びレーザ制御回路の例)
1.実施の形態の導入説明(適用される定電流回路の例)
2.第1の実施の形態(レーザ制御方法及びレーザ制御回路の例)
3.第2の実施の形態(レーザ制御方法及びレーザ制御回路の例)
4.第3の実施の形態(レーザ制御方法及びレーザ制御回路の例)
5.第4の実施の形態(レーザ制御方法及びレーザ制御回路の例)
<1.実施の形態の導入説明>
本発明の実施の形態は、レーザ制御に関する。特に、本実施の形態は、CD、DVD、Blu−rai Disc(登録商標:以下、BDという)などの光学ディスクの原盤作製、あるいは光学ディスクへの情報記録のための記録装置に使用する半導体レーザ素子のレーザ出力の制御に関する。本実施の形態は、さらに光学ディスクの再生装置などに使用する半導体レーザ素子のレーザ出力の制御に関する。
本発明の実施の形態は、レーザ制御に関する。特に、本実施の形態は、CD、DVD、Blu−rai Disc(登録商標:以下、BDという)などの光学ディスクの原盤作製、あるいは光学ディスクへの情報記録のための記録装置に使用する半導体レーザ素子のレーザ出力の制御に関する。本実施の形態は、さらに光学ディスクの再生装置などに使用する半導体レーザ素子のレーザ出力の制御に関する。
本実施の形態は、高速レーザ制御回路において、半導体レーザ素子、光学部品の経時変化による劣化を定期的なキャリブレーションにより補正することで、入力信号に対するレーザ発光特性を長期的に維持する。また本実施の形態は、キャリブレーションを自動化してキャリブレーション時間の短縮・高信頼性を達成する。
[本実施の形態に適用される定電流回路の例]
半導体レーザ素子の劣化は、一般的にレーザ発光開始電流Ith(いわゆるバイアス電流)の増加、発光微分効率(いわゆるゲイン率)の低下となって現れる。温度特性はレーザ発光開始電流Ithの変化として現れる。また、出射光路中の光学部品の劣化、特に光透過率の変化は、光路のゲインの変化と見做すことができる。
半導体レーザ素子の劣化は、一般的にレーザ発光開始電流Ith(いわゆるバイアス電流)の増加、発光微分効率(いわゆるゲイン率)の低下となって現れる。温度特性はレーザ発光開始電流Ithの変化として現れる。また、出射光路中の光学部品の劣化、特に光透過率の変化は、光路のゲインの変化と見做すことができる。
本実施の形態に係るレーザ制御回路は、定電流回路を組み込むことを前提とする。本実施の形態では、図6に示すように、光学ピックアップに備えられた半導体レーザ素子2と、そのカソードに接続した定電流回路3とにより、レーザ制御回路1が構成される。定電流回路3は、非反転入力端子(+)と反転入力端子(−)と、一つの出力端を備えたオペアンプ4と、トランジスタ5と、抵抗6、7とを有して構成される。トランジスタ5は、例えばnpnトランジスタで構成される。オペアンプ4の出力端がトランジスタ5のベースに接続され、トランジスタ5のエミッタが抵抗7を介してオペアンプ4の反転入力端(−)に接続される。トランジスタ5のコレクタが半導体レーザ素子2のカソードに接続され、エミッタが抵抗6を介してアース側に接続される。オペアンプ4の非反転入力端(+)には入力信号が入力される。
定電流回路3により、入力信号に応じてコレクターエミッタ間に流れえる電流が制御され、半導体レーザ2に一定の電流が流れる。定電流回路3は高速で駆動される。
この定電流回路3を組み込んだレーザ制御回路1は、図7に示すように、低域から高域までレーザ出力(発光パワー)がフラットな高周波特性を有する。しかし、この定電流回路3を組み込んだレーザ制御回路1だけでは、半導体レーザの使用による光学部品の劣化問題、及び温度特性変化の問題は解決されない。発光波形は変わらないにしてもレーザ出力、すなわち発光パワーレベルが低下する。
以下に説明する本発明の実施の形態は、この定電流回路に改良を加え、特に、発光波形劣化を改善するように構成される。なお、温度特性変化問題の改善策は、先行技術が多くあり、この先行技術を流用する。
本発明に係る改善策は、主として2つである。第1は、定期的なキャリブレーションである。第2はキャリブレーション結果を利用したレーザ出力補正である。いずれもその一方は、他方の改善策を実施するための準備的な要素を有するが、単独でも効果を発揮する。
定期的キャリブレーションを行えばレーザ出力補正を行わなくともある一定期間は使用できる。レーザ出力補正はキャリブレーションの間隔を広げることと短期使用時の微小変動を補正する役割がある。
従来、装置の定期的なキャリブレーションは一般的である。キャリブレーションを行わない場合、前述した半導体レーザ素子のレーザ発光開始電流Ithの増加、発光微分効率の低下により、入力信号に対するレーザ発光波形が変化する。図8及び図9を用いて説明する。
図8は、使用初期状態でのレーザ制御回路1の入力(入力信号に相当する)に対する半導体レーザ素子2のレーザ出力の特性、すなわち使用初期状態のレーザ特性Aを示す。特性Aは、レーザ発光開始電流(バイアス電流)Ith1から電流が増加するにつれて、ほぼ直線的にレーザ出力が増加する。特性Aの直線の傾きが発光微分効率(半導体レーザ素子2及びオペアンプ4を含む回路のゲイン)に相当する。図9は、使用時間が長くなったときの、同様のレーザ特性B、Cを示す。レーザ特性Bは、初期状態のレーザ特性Aよりレーザ発光開始電流Ith2が増えた特性である。レーザ特性Cは、初期状態のレーザ特性Aよりレーザ発光開始電流Ith3が増え、且つゲインが低下した特性である。半導体レーザの特性がB、Cが変動することにより、発光波形が変化する。
本発明に係る実施の形態では、必要なレーザ出力を維持し続けるために、規定入力に対して規定出力が得られるように、レーザ発光開始電流(バイアス電流)とゲインを再調整する。
<2.第1実施の形態>
(レーザ制御方法及びレーザ制御回路の例)
先ず、図1に、本発明に適用される半導体レーザにて記録または再生を行う光学ピックアップの実施の形態を示す。この光学ピックアップは記録装置、または再生装置、あるいは記録再生装置に備えられる(ただし、本発明はレーザ制御に関するものなので、再生側光路の説明は省略する)。本実施の形態の光学ピックアップ11は、光源となる半導体レーザ素子2と、レーザ光の光路13に沿って順次コリメータレンズ14、アナモフィックプリズム15、1/2波長板16、偏光ビームスプリッタ17、1/4波長板18、対物レンズ19が配列される。本実施の形態では、さらに偏光ビームスプリッタ17で変更した光路上に集光レンズ21を介してフォトダイオードからなるモニタ用光検出器(以下、モニタ用フォトディテクタという)22が配置される。また、記録または再生前の準備段階では、レーザ光Lpのレーザ出力、すなわち照射レーザ出力を検出する検出手段である例えばパワーメータ20が対物レンズ19の焦点位置近傍に配置される。この焦点位置近傍に配置する理由は、ジャストフォーカスであるとディテクタが焼ける可能性があるので、それを避けるためのである。
(レーザ制御方法及びレーザ制御回路の例)
先ず、図1に、本発明に適用される半導体レーザにて記録または再生を行う光学ピックアップの実施の形態を示す。この光学ピックアップは記録装置、または再生装置、あるいは記録再生装置に備えられる(ただし、本発明はレーザ制御に関するものなので、再生側光路の説明は省略する)。本実施の形態の光学ピックアップ11は、光源となる半導体レーザ素子2と、レーザ光の光路13に沿って順次コリメータレンズ14、アナモフィックプリズム15、1/2波長板16、偏光ビームスプリッタ17、1/4波長板18、対物レンズ19が配列される。本実施の形態では、さらに偏光ビームスプリッタ17で変更した光路上に集光レンズ21を介してフォトダイオードからなるモニタ用光検出器(以下、モニタ用フォトディテクタという)22が配置される。また、記録または再生前の準備段階では、レーザ光Lpのレーザ出力、すなわち照射レーザ出力を検出する検出手段である例えばパワーメータ20が対物レンズ19の焦点位置近傍に配置される。この焦点位置近傍に配置する理由は、ジャストフォーカスであるとディテクタが焼ける可能性があるので、それを避けるためのである。
この光学ピックアップ11では、半導体レーザ素子2から出射されたレーザ光L0がコリメータレンズ14により平行光に変換され、アナモフィックプリズム15によりビーム整形されて円形スポットとなり、1/2波長板16を透過する。透過したレーザ光の一部、例えばP偏光成分Lpが偏光ビームスプリッタ17を透過して1/4波長板18で円偏光になり、対物レンズ19を通して被照射体に照射される。この被照射体は、光学ディスクの原盤作製の場合にはレジスト膜が塗布された基板となり、情報記録の場合、情報の再生の場合には光学ディスクとなる。
レーザ光の他部、例えばS偏光成分Lsは、偏光ビームスプリッタ17で反射し、集光レンズ21を透過してモニタ用フォトディテクタ22に受光される。一方、記録または再生前の準備段階では、被照射体に置き換えて、対物レンズ19の焦点位置にパワーメータ20が配置されて、対物レンズ19を通して集光されたレーザ出力(光強度)が検出される。
本発明のレーザ制御は、前述したように、光学ディスクの原盤作製、光ディスクに対する情報記録、光ディスクの情報再生などで適用できるが、以下の実施の形態では光学ディスク原盤の作製の際のレーザ制御に適用した例について説明する。
図2に、本発明に係るレーザ制御方法及びレーザ゛制御回路の第1実施の形態を説明する。第1実施の形態に係るレーザ制御回路31は、光学ピックアップ11に備えられた半導体レーザ素子2のカソードに接続された定電流回路3と、その前段に接続された加算器33及び乗算器34とを有して構成される。定電流回路3は、前述と同様に、非反転入力端子(+)と反転入力端子(−)と、一つの出力端を備えたオペアンプ4と、トランジスタ5と、抵抗6、7とを有して構成される。オペアンプ4の出力端がトランジスタ5のベースに接続され、エミッタが抵抗7を介してオペアンプ4の反転入力端(−)に接続される。トランジスタ5のコレクタが半導体レーザ素子2のカソードに接続され、エミッタが抵抗6を介してアース側に接続される。オペアンプ4の非反転入力端(+)には入力信号が入力される。
乗算器34は、第1の入力端に入力信号、本例では書込み信号(パルス信号)が入力され、第2の入力端にゲイン設定電圧が入力されるように構成される。乗算器34の出力端は加算器33の第1の入力端に接続される。加算器33は、その第2の入力端にバイアス設定電圧が印加され、その出力端が定電流回路3のオペアンプ4の非反転入力端(+)に接続される。
一方、マイクロコンピュータ35と、第1のA/Dコンバータ36と、第1、第2のD/Aコンバータ37、38が配置される。第1のA/Dコンバータ36の入力端が光学ピックアップ11のパワーメータ20の出力端に接続され、第1のA/Dコンバータ36の出力端がマイクロコンピュータ35に接続される。第1のD/Aコンバータ37の入力端がマイクロコンピュータ35に接続され、その出力端が加算器33のバイアス設定電圧が供給される第2の入力端に接続される。第2のD/Aコンバータ38の入力端がマイクロコンピュータ35に接続され、その出力端が乗算器34のゲイン設定電圧が供給される第2の入力端に接続される。
次に、第1実施の形態のレーザ制御方法と共に、レーザ制御回路31の動作を説明する。本実施の形態のレーザ制御回路31では、乗算器34の入力端に外部から書込みデータである入力信号、すなわち書込み信号が入力される。この入力信号において、規定入力に対して規定レーザ出力(照射レーザ出力)が得られるようにレーザ制御回路31のバイアス設定電圧として基準バイアス値及びゲイン設定電圧として基準ゲイン値を調整する。
先ず、複数の入力に対して、パワーメータ20によりレーザ出力を個々に測定し、その結果を最小二乗法などにより一次式:po=ax+bを求める。poはレーザ出力、xは入力を示す。そして、一次式のbを回路のバイアス設定電圧に対応する基準バイアス値、aを回路のゲイン設定電圧に対応する基準ゲイン値として決定する。より詳しくは、基準バイアス値、基準ゲイン値が最初は分からないので、次のようにして求める。最初ゲイン値を0にして複数の入力に対して、レーザ出力を測定し、発光開始電流Ithに相当する基準バイアス値を求める。次に、ゲイン値を予測できる任意の値に設定して複数の入力に対するレーザ出力を測定する。この測定結果に基き、任意に設定したゲイン値と、目標とするところの規定入力に対して規定レーザ出力が得られるゲイン値との差から、基準ゲイン値を求める。
これらの基準バイアス値(電圧)及び基準ゲイン値(電圧)の演算は、パワーメータ20を用いて得られた実測値を第1のA/Dコンバータ36を通じてマイクロコンピュータ35に入力し、マイクロコンピュータ35内のプログラムにより、自動的に行われる。この基準バイアス値が第1のD/Aコンバータ37を通じて加算器33の第2の入力端に供給される。また、基準ゲイン値が最初の任意のゲイン値から切り換えられて、第2のD/Aコンバータ38を通じて乗算器34の第2の入力端に供給される。
乗算器34の入力端に正規の入力信号が入力されと、この入力信号と基準ゲイン値が乗算され、その出力信号が加算器33の第1の入力端に入力される。加算器33では乗算器34からの出力信号と基準バイアス値が加算され、その出力信号が定電流回路3のオペアンプ4の非反転入力端(+)に入力される。オペアンプ4の出力信号に基き、規定入力に対して規定レーザ出力が得られるような電流が、定電流回路3のトランジスタ5及び半導体レーザ素子2に流れる。これにより、レーザ制御のキャリブレーションがなされ、原盤作製におけるデータ記録時のレーザ制御が行われる。以後、一定期間にわたって良好なデータ記録が行われる。許容される一定期間毎に、繰り返し上記キャリブレーションが行われ、半導体レーザ素子2が破壊されるまで、記録装置が長期にわたり使用できる。
第1実施の形態に係るレーザ制御方法及びレーザ制御回路31によれば、正しい照射レーザ出力を得るために、レーザ制御に必要なゲインとバイアスのキャリブレーションを自動で行っている。またこのキャリブレーションを一定期間毎に定期的に繰り返し行い、レーザ制御回路31のバイアス及びゲインを再調整している。これによって、長期的なレーザ制御が可能になり、長期にわたり、レーザ出力を安定化することができる。従って、半導体レーザ素子が破壊するまで、光学ピックアップを使用し続けることができる。
<3.第2実施の形態>
(レーザ制御方法及びレーザ制御回路の例)
図3に、本発明に係るレーザ制御方法及びレーザ制御回路の第2実施の形態を示す。第2実施の形態に係るレーザ制御回路41は、半導体レーザ素子の形態に合わせて構成した回路である。半導体レーザ素子の1つの形態として、例えば金属パッケージ内に半導体レーザチップが配置され、パッケージ基部からカソード(K)ピンとアノード(A)ピンが導出された半導体レーザ素子がある。この形態では、カソード(K)ピンがグランド(GND)と共通になっている。本実施の形態のレーザ制御回路は、このような形態の半導体レーザ素子を使用した場合に適した回路構成である。
(レーザ制御方法及びレーザ制御回路の例)
図3に、本発明に係るレーザ制御方法及びレーザ制御回路の第2実施の形態を示す。第2実施の形態に係るレーザ制御回路41は、半導体レーザ素子の形態に合わせて構成した回路である。半導体レーザ素子の1つの形態として、例えば金属パッケージ内に半導体レーザチップが配置され、パッケージ基部からカソード(K)ピンとアノード(A)ピンが導出された半導体レーザ素子がある。この形態では、カソード(K)ピンがグランド(GND)と共通になっている。本実施の形態のレーザ制御回路は、このような形態の半導体レーザ素子を使用した場合に適した回路構成である。
第2実施の形態では、前述と同様に、半導体レーザ素子2が備えられた図1の光学ピックアップ11が用いられる。
本実施の形態に係るレーザ制御回路41は、定電流回路3と、その前段に配置された加算器33及び乗算器34と、定電流回路3の後段に接続されたカレントミラー回路42とから構成される。定電流回路3については、前述と同様であるので重複説明を省略する。また前述と同様に、乗算器34は、第1の入力端に入力信号、本例では書込み信号が入力され、第2の入力端にゲイン設定電圧が入力されるように構成される。乗算器34の出力端は加算器33の第1の入力端に接続される。加算器33は、その第2の入力端にバイアス設定電圧が印加され、その出力端が定電流回路3のオペアンプ4の非反転入力端(+)に接続される。
カレントミラー回路42は、定電流回路3のトランジスタ5に流れる電流をモニタする第1のトランジスタ43、この第1のトランジスタ43とカレントミラー構成を成す第2のトランジスタ44とを有して構成される。カレントミラー回路42を構成する第1、第2のトランジスタ43、44は、例えばpnpトランジスタで構成される。第1のトランジスタ43は、そのコレクタが定電流回路3のトランジスタ5のコレクタに接続され、そのエミッタが電源側に接続される。第2のトランジスタ44は、そのエミッタが電源側に接続され、そのコレクタが半導体レーザ素子2のアノードに接続される。第1、第2のトランジスタ43,44のゲート同士が接続されると共に、そのゲートと定電流回路3のトランジスタ5のコレクタが接続される。
一方、第1実施の形態と同様に、マイクロコンピュータ35と、第1のA/Dコンバータ36と、第1、第2のD/Aコンバータ37、38が配置される。第1のA/Dコンバータ36の入力端が光学ピックアップ11のパワーメータ20の出力端に接続され、第1のA/Dコンバータ36の出力端がマイクロコンピュータ35に接続される。第1のD/Aコンバータ37の入力端がマイクロコンピュータ35に接続され、その出力端が加算器33のバイアス設定電圧が供給される第2の入力端に接続される。第2のD/Aコンバータ38の入力端がマイクロコンピュータ35に接続され、その出力端が乗算器34のゲイン設定電圧が供給される第2の入力端に接続される。
次に、第2実施の形態のレーザ制御方法と共に、レーザ制御回路41の動作を説明する。第2実施の形態では、第1実施の形態と同様にして基準バイアス値と基準ゲイン値を求める。これらの基準バイアス値(電圧)及び基準ゲイン値(電圧)の演算は、パワーメータ20を用いて得られた実測値を第1のA/Dコンバータ36を通じてマイクロコンピュータ35に入力し、マイクロコンピュータ35内のプログラムにより、自動的に行われる。この基準バイアス値が第1のD/Aコンバータ37を通じて加算器33の第2の入力端に供給される。また、基準ゲイン値が最初の任意のゲイン値から切り換えられて、第2のD/Aコンバータ38を通じて乗算器34の第2の入力端に供給される。
乗算器34の入力端に正規の入力信号が入力されと、この入力信号と基準ゲイン値が乗算され、その出力信号が加算器33の第1の入力端に入力される。加算器33では乗算器34からの出力信号と基準バイアス値が加算され、その出力信号が定電流回路3のオペアンプ4の非反転入力端(+)に入力される。オペアンプの出力信号に基き、規定入力に対して規定レーザ出力が得られるような電流が、カレントミラー回路42の第1のトランジスタ43及び定電流回路3のトランジスタ5に流れる。この電流が他方の第2のトランジスタ44にミラーすることで、第2のトランジスタ44から半導体レーザ素子2に同じ電流が流れる。これにより、レーザ制御のキャリブレーションがなされ、原盤作製におけるデータ記録時のレーザ制御が行われる。以後、一定期間にわたって良好なデータ記録が行われる。許容される一定期間毎に、繰り返し上記キャリブレーションが行われ、半導体レーザ素子2が破壊されるまで、記録装置が長期にわたり使用できる。
第2実施の形態に係るレーザ制御方法及びレーザ制御回路によれば、正しい照射レーザ出力を得るために、レーザ制御に必要なゲインとバイアスのキャリブレーションを自動で行っている。またこのキャリブレーションを一定期間毎に定期的に繰り返し行い、回路のバイアス及びゲインを再調整している。これによって、長期的なレーザ制御が可能になり、長期にわたり、レーザ出力を安定化することができる。従って、半導体レーザ素子が破壊するまで、光学ピックアップを使用し続けることができる。
<4.第3実施の形態>
(レーザ制御方法及びレーザ制御回路の例)
図4に、本発明に係るレーザ制御方法及びレーザ制御回路の第3実施の形態を示す。本実施の形態においても、前述と同様に、半導体レーザ素子2が備えられた図1の光学ピックアップ11が用いられる。
(レーザ制御方法及びレーザ制御回路の例)
図4に、本発明に係るレーザ制御方法及びレーザ制御回路の第3実施の形態を示す。本実施の形態においても、前述と同様に、半導体レーザ素子2が備えられた図1の光学ピックアップ11が用いられる。
第3実施の形態に係るレーザ制御回路46は、前述の第1実施の形態と同様に、光学ピックアップ11に備えられた半導体レーザ素子2のカソードに接続された定電流回路3と、その前段に接続された加算器33及び乗算器34とから成る回路構成を有する。定電流回路3については、前述と同様であるので重複説明を省略する。また前述と同様に、乗算器34は、第1の入力端に入力信号、本例では書込み信号が入力され、第2の入力端にゲイン設定電圧が入力されるように構成される。乗算器34の出力端は加算器33の第1の入力端に接続される。加算器33は、その第2の入力端にバイアス設定電圧が印加され、その出力端が定電流回路3のオペアンプ4の非反転入力端(+)に接続される。
一方、マイクロコンピュータ35と、第1、第2のA/Dコンバータ36,45と、第1、第2のD/Aコンバータ37、38が配置される。第1のA/Dコンバータ36の入力端が光学ピックアップ11のパワーメータ20の出力端に接続され、第1のA/Dコンバータ36の出力端がマイクロコンピュータ35に接続される。第1のD/Aコンバータ37の入力端がマイクロコンピュータ35に接続され、その出力端が加算器33のバイアス設定電圧が供給される第2の入力端に接続される。第2のD/Aコンバータ38の入力端がマイクロコンピュータ35に接続され、その出力端が乗算器34のゲイン設定電圧が供給される第2の入力端に接続される。第2のA/Dコンバータ45は、その入力端が光学ピックアップ11のモニタ用フォトディテクタ22の出力端に接続され、その出力端がマイクロコンピュータ35に接続される。
次に、第3実施の形態のレーザ制御方法と共に、レーザ制御回路41の動作を説明する。第3実施の形態では、第1実施の形態と同様のキャリブレーションと、次のキャリブレーションまでのインターバルの間(期間)のレーザ出力の微小変動に対するレーザ制御とが行われる。すなわち、第3実施の形態においては、第1実施の形態と同様にして、基準バイアス値と基準ゲイン値を求める。これらの基準バイアス値及び基準ゲイン値の演算は、パワーメータ20を用いて得られた実測値を第1のA/Dコンバータ36を通じてマイクロコンピュータ35に入力し、マイクロコンピュータ35内のプログラムにより、自動的に行われる。この基準バイアス値が第1のD/Aコンバータ37を通じて加算器33の第2の入力端に供給される。また、基準ゲイン値が最初の任意のゲイン値から切り換えられて、第2のD/Aコンバータ38を通じて乗算器34の第2の入力端に供給される。
乗算器34の入力端に正規の入力信号が入力されると、この入力信号と基準ゲイン値が乗算され、その出力信号が加算器33の第1の入力端に入力される。加算器33では乗算器34からの出力信号と基準バイアス値が加算され、その出力信号が定電流回路3のオペアンプ4の非反転入力端(+)に入力される。オペアンプの出力信号に基き、規定入力に対して規定レーザ出力が得られるような電流が、定電流回路3のトランジスタ5及び半導体レーザ素子2に流れる。これにより、第1実施の形態で説明したと同様のレーザ制御のキャリブレーションがなされる。このキャリブレーションは、前述と同様に、許容される一定期間毎に繰り返し行われる。
一方、光学ピックアップ11のモニタ用フォトディテクタ22によりレーザ出力を一定期間毎に検出し、その検出値もしくは検出値の平均値等を随時監視し、レーザ出力を一定となるように基準バイアス値を制御するようになす。
このため、上記の定期的なキャリブレーションの実効時に、バイアス対レーザ出力、及びモニタ用フォトディテクタ22の出力対レーザ出力の関係式を求めて置く。マイクロコンピュータ35内には、予めこの関係式に基づいてレーザ出力変動に対するバイアス補正値が得られるプログラムを入れて置く。
本実施の形態では、上記の定期的なキャリブレーションのインターバル内で、一定期間毎にモニタ用フォトディテクタ22からの上記検出値もしくは、その平均値の出力信号を第2のA/Dコンバータ45を介してマイクロコンピュータ35に入力する。レーザ出力が僅かでも変動したときには、マイクロコンピュータ35内のプログラムにより、バイアス補正値が演算され、そのバイアス補正値が当初の基準バイアス値に重畳されて第1のD/Aコンバータ37を介して加算器33に入力される。これにより、定期的なキャリブレーションのインターバル内での僅かなレーザ出力が変動したときにも、適正なレーザ出力に制御することができる。
記録・再生を実行する連続時間は、一般的に1〜2時間程度である。この時間でのレーザ出力の変動要因としては、(1)半導体レーザ素子の温度特性による閾値電流Ithの変動、(2)半導体レーザ素子の経時変化による変動のうちの閾値電流Ithの2つによるものが大きい。何れも閾値電流Ithの変動であるので、バイアス値を補正することでレーザ特性の直線性を保ちながらレーザ出力を一定に保つことが可能になる。
上記のバイアス補正値を得るためには、モニタ用フォトディテクタ22は予めパワーメータ20にてキャリブレーションして置く必要がある。
また、半導体レーザ光の出射光路中の光学部品の劣化、特に光透過率の変化は、光路のゲインの変化となる。従って、定期的なキャリブレーションのインターバル内でのレーザ特性のゲイン補正を行うこともできる。このため、本実施の形態では、予めゲイン対レーザ出力、及びモニタ用フォトディテクタ22の出力対レーザ出力の関係式を求めて置き、この関係式に基づいてレーザ出力変動に対するゲイン補正値をマイクロコンピュータ内にプログラムして置く。ゲイン変動によるレーザ出力が変化したときには、モニタ用フォトディテクタ22からの出力信号が第2のA/Dコンバータ45を介してマオクロコンピュータ35に入力される。マイクロコンピュータ35内で演算されて得られたゲイン補正値が基準ゲイン値に重畳されて乗算器34に入力される。これにより、定期的なキャリブレーションのインターバル内でのレーザ特性のゲイン補正を行うこともできる。また、バイアス補正とゲイン補正を共に行うことができる。
第3実施の形態に係るレーザ制御方法及びレーザ制御回路によれば定期的なキャリブレーションによる長期的なレ−ザ出力劣化に対する補正と、半導体レーザにより記録動作時による短時間のレーザ出力変動に対する補正を、共に行うことができる。これにより、長期にわたり、レーザ出力を安定化することができる。従って、光学ピックアップ11として安定した特性を長期間維持することができる。
<5.第4実施の形態>
(レーザ制御方法及びレーザ制御回路の例)
図5に、本発明に係るレーザ制御方法及びレーザ制御回路の第4実施の形態を示す。本実施の形態は、第2実施の形態の変形例に相当する。本実施の形態においても、前述と同様に、半導体レーザ素子2が備えられた図1の光学ピックアップ11が用いられる。
(レーザ制御方法及びレーザ制御回路の例)
図5に、本発明に係るレーザ制御方法及びレーザ制御回路の第4実施の形態を示す。本実施の形態は、第2実施の形態の変形例に相当する。本実施の形態においても、前述と同様に、半導体レーザ素子2が備えられた図1の光学ピックアップ11が用いられる。
第4実施の形態に係るレーザ制御回路47は、定電流回路3と、その前段に配置された加算器33及び乗算器34と、定電流回路3の後段に接続されたカレントミラー回路42とから構成される。定電流回路3については、前述と同様であるので重複説明を省略する。また前述と同様に、乗算器34は、第1の入力端に入力信号、本例では書込み信号が入力され、第2の入力端にゲイン設定電圧が入力されるように構成される。乗算器34の出力端は加算器33の第1の入力端に接続される。加算器33は、その第2の入力端にバイアス設定電圧が印加され、その出力端が定電流回路3のオペアンプ4の非反転入力端(+)に接続される。
カレントミラー回路42は、前述と同様に、定電流回路3のトランジスタ5に流れる電流をモニタする第1のトランジスタ43、この第1のトランジスタ43とカレントミラー構成を成す第2のトランジスタ44とを有して構成される。カレントミラー回路42を構成する第1、第2のトランジスタ43、44は、例えばpnpトランジスタで構成される。第1のトランジスタ43は、そのコレクタが定電流回路3のトランジスタ5のコレクタに接続され、そのエミッタが電源側に接続される。第2のトランジスタ44は、そのエミッタが電源側に接続され、そのコレクタが半導体レーザ素子2のアノードに接続される。第1、第2のトランジスタ43,44のゲート同士が接続されると共に、そのゲートと定電流回路3のトランジスタ5のコレクタが接続される。
一方、マイクロコンピュータ35と、第1、第2のA/Dコンバータ36,45と、第1、第2のD/Aコンバータ37、38が配置される。第1のA/Dコンバータ36の入力端が光学ピックアップ11のパワーメータ20の出力端に接続され、第1のA/Dコンバータ36の出力端がマイクロコンピュータ35に接続される。第1のD/Aコンバータ37の入力端がマイクロコンピュータ35に接続され、その出力端が加算器33のバイアス設定電圧が供給される第2の入力端に接続される。第2のD/Aコンバータ38の入力端がマイクロコンピュータ35に接続され、その出力端が乗算器34のゲイン設定電圧が供給される第2の入力端に接続される。第2のA/Dコンバータ45は、その入力端が光学ピックアップ11のモニタ用フォトディテクタ22の出力端に接続され、その出力端がマイクロコンピュータ35に接続される。
その他の構成は、第3実施の形態で説明したと同様であるので、重複説明を省略する。
次に、第4実施の形態のレーザ制御方法と共に、レーザ制御回路47の動作を説明する。第4実施の形態では、第3実施の形態と同様に、定期的なキャリブレーションと、このキャリブレーションのインターバル内で一定期間毎のレーザ出力変動に対するレーザ制御とが行われる。すなわち、第4実施の形態においては、第2実施の形態で説明したと同様に、パワーメータ20からの出力信号に基づいて、マイクロコンピュータ35内のプログラムにより基準バイアス値と基準ゲイン値が得られる。この基準バイアス値と基準ゲイン値がそれぞれ第1、第2のD/Aコンバータ37、38を介して加算器33、乗算器34に入力されて、規定入力に対して規定レーザ出力を得るための定期的なキャリブレーションが行われる。
一方、定期的なキャリブレーションのインターバル内で、一定期間毎にモニタ用フォトディテクタ22からの検出信号に基づいて、マイクロコンピュータ35内のプログラムによりバイアス補正値が得られる。このバイアス補正値が基準バイアス値に重畳されて第1のD/Aコンバータ37を介して加算器33に入力される。これにより、定期的なキャリブレーションのインターバル内でレーザ出力が僅かに変動したときにも、適正なレーザ出力制御がなされる。
また、ゲイン変動が生じたときにも、モニタ用フォトディテクタ22からの検出信号に基づいて、マイクロコンピュータ35内のプログラムによりゲイン補正値が得られる。このゲイン補正値が基準ゲイン値に重畳されて第2のD/Aコンバータ38を介して乗算器34に入力され、適正なレーザ出力制御がなされる。この場合、バイアス補正値とゲイン補正値を得て、共に基準バイス値及び基準ゲイン値を補正して短時間変動によるレーザ出力制御を行うこともできる。
第4実施の形態に係るレーザ制御方法及びレーザ制御回路によれば、定期的なキャリブレーションによる長期的なレ−ザ出力劣化に対する補正と、半導体レーザにより記録動作時による短時間のレーザ出力変動に対する補正を、共に行うことができる。これにより、長期にわたり、レーザ出力を安定化することができる。従って、光学ピックアップ11として安定した特性を長期間維持することができる。
上述した本発明の実施の形態においては、基準バイアス値、基準ゲイン値を求め、自動で半導体レーザの照射レーザ出力を制御することができる。また、レーザ特性のバイアス値、ゲイン値を自動制御することで、レーザ出力の微小変動を抑制することができる。
このように、本実施の形態では、レーザ出力を安定化し、記録時の記録ピットばらつきを低減することができる。記録装置の光学ピックアップ自体の寿命を延ばすことができる。すなわち、レーザ制御により発光波形の補正を行うことで、ある程度、半導体レーザ素子や他の光学部品が劣化しても、必要な発光特性、レーザ出力が得られる。さらに、光学ピックアップの交換回数や、光学ピックアップ内の部品交換頻度が減少する。いわゆるダウンタイムの減少を図ることができる。
本実施の形態は、CD、DVD、BDなどの光ディスクに適用することができるが、特に高密度記録のBDに適用して好適である。
上例では、本発明を光ディスク原盤を作製する際の半導体レーザ出力の制御に適用したが、その他、光ディスクへの情報記録時、あるいは光ディスクの再生時の半導体レーザ出力の制御にも適用することができる。再生の場合は、各実施の形態のレーザ制御回路の乗算器34に入力信号として高周波パルス信号を入力する。別の形態としては、乗算器34に入力信号としてDC(直流)信号を入力する。または、入力信号を0V或いはD/Aコンバータ38の出力を0Vとして乗算器34の出力を0Vとし、D/Aコンバータ37からDC(直流)出力を加算器33に与え、バイアス設定電圧により再生に必要な所定の出射光量を得る。このとき再生ノイズが大きい場合は別途、高周波重畳回路をレーザに付加しても良い(高周波重畳回路は一般的である為説明は省略する)。
半導体レーザの所要の出力及びダイナミックレンジは、記録時と再生時で異なる。そのため、レーザ特性の直線性などが異なる低出力、高出力の各々で定期的なキャリブレーションを行ってもよい。また、図1の光学ピックアップ11内において、対物レンズ19の焦点位置近傍に配置したレーザ出力の検出手段としては、パワーメータ20そのものを用いてもよいが、パワーメータにより予めキャリブレーションしたフォトディテクタを用いてもよい。
本発明は、図示しないが、図1の光学ピックアップ11と各実施の形態のいずれかのレーザ制御回路31、41、44、47の組み合わせ構造を備えた半導体レーザ駆動装置を構成することができる。
2・・半導体レーザ素子、3・・定電流回路、4・・オペアンプ、5・・トランジスタ、6,7・・抵抗、11・・光学ピックアップ、14・・コリメータレンズ、15・・アナモフィックスプリズム、16・・1/2波長板、17・・偏光ビームスプリッタ、18・・1/4波長板、19・・対物レンズ、20・・パワーメータ、21・・集光レンズ、22・・モニタ用フォトディテクタ、31,41,46,47・・レーザ制御回路、33・・加算器、34・・乗算器、35・・マイクロコンピュータ、36,45・・A/Dコンバータ、37,38・・D/Aコンバータ、42・・カレントミラー回路
Claims (14)
- 半導体レーザ素子に流れる電流を一定にする定電流回路と、前記定電流回路の前段に接続された加算器及び乗算器とを有するレーザ制御回路と、
照射レーザ出力を検出するキャリブレーション用の検出手段とを用い、
前記検出手段からの検出信号に基づいて、前記乗算器に入力される規定入力に対する規定レーザ出力が得られるための基準バイアス値と基準ゲイン値を求め、
前記基準バイアス値を前記加算器に入力し、前記基準ゲイン値を前記乗算器に入力し、キャリブレーションにより、前記半導体レーザ素子の照射レーザ出力を制御する
レーザ制御方法。 - 前記半導体レーザ素子からのレーザ光のモニタ用光検出器を用い、
前記モニタ用光検出器から得られる検出信号に基づいて、前記基準バイアス値を自動制御し、
前記照射レーザ出力の微小変動を制御する
請求項1記載のレーザ制御方法。 - 前記半導体レーザ素子からのレーザ光のモニタ用光検出器を用い、
前記モニタ用光検出器からの検出信号に基づいて、前記基準バイアス値と前記基準ゲイン値を自動制御し、
前記照射レーザ出力の微小変動を制御する
請求項1記載のレーザ制御方法。 - 前記キャリブレーションを定期的に行う
請求項1記載のレーザ制御方法。 - 前記入力信号が記録用の書込み信号である
請求項1記載のレーザ制御方法。 - 前記入力信号が再生用の読取り信号である
請求項1記載のレーザ制御方法。 - 半導体レーザ素子に流れる電流を一定にする定電流回路と、
前記定電流回路のオペアンプに接続され、前記半導体レーザ素子の照射レーザ出力を検出する検出手段からの検出信号に基づいて求めた基準バイアス値が入力される加算器と、
前記加算器に接続され、前記検出手段からの検出信号に基づいて求めた基準ゲイン値と、入力信号とが入力される乗算器とを有し、
自動で前記半導体レーザの照射レーザ出力を制御する
レーザ制御回路。 - 前記半導体レーザ素子からのレーザ光のモニタ用光検出器を有し、
前記モニタ用光検出器からの検出信号に基づいて、前記基準バイアス値を自動制御し、
前記照射レーザ出力の微小変動を制御する
請求項7記載のレーザ制御回路。 - 前記半導体レーザ素子からのレーザ光のモニタ用光検出器を有し、
前記モニタ用光検出器からの検出信号に基づいて、前記基準バイアス値と前記基準ゲイン値を自動制御し、
前記照射レーザ出力の微小変動を制御する
請求項7記載のレーザ制御回路。 - マイクロコンピュータと、
前記検出手段の出力端と前記マイクロコンピュータとの間に接続された第1のA/Dコンバータと、
前記マイクロコンピュータと前記加算器の基準バイアス値が入力される入力端との間に接続された第1のD/Aコンバータと、
前記マイクロモンピュータと前記乗算器の基準ゲイン値が入力される入力端との間に接続された第2のD/Aコンバータと、
前記モニタ用光検出器の出力端と前記マイクロコンピュータとの間に接続された第2のA/Dコンバータとを
有する請求項7記載のレーザ制御回路。 - マイクロコンピュータと、
前記検出手段の出力端と前記マイクロコンピュータとの間に接続された第1のA/Dコンバータと、
前記マイクロコンピュータと前記加算器の基準バイアス値が入力される入力端との間に接続された第1のD/Aコンバータと、
前記マイクロモンピュータと前記乗算器の基準ゲイン値が入力される入力端との間に接続された第2のD/Aコンバータとを
有する請求項7記載のレーザ制御回路。 - 前記定電流回路の後段に接続され、一方の電流路に前記半導体レーザ素子が接続された
カレントミラー回路を有する
請求項7記載のレーザ制御回路。 - 前記入力信号が記録用の書込み信号である
請求項7記載のレーザ制御回路。 - 前記入力信号が再生用の読取り信号である
請求項7記載のレーザ制御回路。
Priority Applications (5)
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