JP3405046B2 - レーザ光発生装置 - Google Patents

レーザ光発生装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光発生装置
に関し、より具体的には、光周波数変調されたレーザ光
を発生するレーザ光発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ伝送システム、特に無中継伝
送システムでは、伝送距離(中継伝送システムの場合に
は、中継距離)を長くするために光ファイバへの入力光
パワーを高くしたい。しかし、レーザ光のパワーが高く
なると、誘導ブリルアン散乱(SBS)による伝送特性
の劣化が顕著になり、結果的に光ファイバへの入力パワ
ーを高く出来ない問題点がある。誘導ブリルアン散乱が
影響しない入力パワーの閾値は、一般的な光ファイバで
約5mWと言われている。
【0003】これに対しては、例えば単一周波数のトー
ンでレーザ光(搬送波)を周波数変調することにより、
この閾値を高くできることが知られている。例えば、最
も簡単には、半導体レーザ・ダイオードの注入電流を微
小変調すると、半導体レーザ・ダイオードの共振器内の
屈折率が変化するので、半導体レーザ・ダイオードの発
振光の周波数が注入電流に含まれる変調信号に応じて変
化する。光周波数変移量を大きくするには、注入電流に
重畳する変調信号の振幅を大きくする必要がある。
【0004】ところが、半導体レーザ・ダイオードの注
入電流を微小変調する方式では、光周波数変調だけでな
く強度変調も発生し、その強度変調成分が伝送特性を劣
化(直接的には、伝送損失とエラー・レートを増加)さ
せる。例えば、L.Eskildsen,eta
l.,”Residual amplitude mo
dulation suppression usin
g deaply saturated Erbium
−dopd fiber amplifiers”,
IEEE Photon.Technol. Let
t.,vol.7,no.12,pp.1516−15
18,1995)には、約8GHzの光周波数変移量を
得るように半導体レーザ・ダイオードへの注入電流を微
小変調すると、約42%程度の光強度変調成分が生じ
る、と記載されている。アイ・パターンが、同文献の図
4(a)に示すように劣化する。
【0005】このような強度変調成分を抑圧する手段と
して、同文献には、エルビウム添加光増幅ファイバの応
答特性を利用する技術が説明されている。即ち、DFB
レーザ・ダイオードを連続レーザ発振させながら5kH
z乃至10kHzで微小変調し、その出力光を、飽和特
性の深いエルビウム添加光増幅ファイバに入力する。そ
のエルビウム添加光増幅ファイバは、3dBカットオフ
周波数を25kHz程度に設定される。エルビウム添加
光増幅ファイバの応答特性のスロープ部分により、5k
Hz乃至10kHzの強度変調成分が抑圧される。な
お、光周波数変移量は約8GHzであり、光増幅後の光
パワーは約200mWである。強度変調成分を抑圧しな
い場合に、約3.5dBの伝送ペナルティであったもの
が、強度成分を抑圧することで、伝送ペナルティを0.
2〜1.0dBに改善できたとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、同文献に記載
されるような構成では、レーザ・ダイオードの変調周波
数が10kHz以下、最大でも25kHzに制限されて
しまう。誘導ブリルアン散乱による伝送特性の劣化を安
定に補償するには、より高い周波数が好ましいとされて
おり、このような要望に対応できない。
【0007】また、エルビウム添加光増幅ファイバをほ
とんど飽和させた状態で利用するために6台もの励起光
源(Pump1〜Pump6)を使用しなければならな
ず、不経済である。飽和光出力パワーが200mW以上
であり、この様な高いパワーを必要としない場合が普通
にありうるからである。
【0008】本発明は、このような問題点を解決し、光
強度変動の無い又は少ないレーザ光を出力するレーザ光
発生装置を提示することを目的とする。
【0009】本発明は更に、不要な光強度変動を低減し
た光通信用又は計測用のデータ変調光信号を発生するレ
ーザ光発生装置を提示することを目的とする。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明で、レーザ光源
を光周波数変調する光周波数変調信号Smから得られる
信号とデータ信号Sdとを合成(乗算又は加算)した信
号により、当該レーザ光源の出力光を強度変調する。こ
れにより、光周波数変調されているが光強度変動の少な
い光搬送波を得ることができ、同時に、同じ素子でデー
タ信号Sdで変調するので、良品質な光信号が得られ
る。強度変動の抑圧とデータ信号Sdによる変調を1つ
の光変調手段で行なえるので、経済的である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロ
ック図、図2は各部の波形を示す。10は半導体レーザ
・ダイオードであり、加算器12は、レーザ・ダイオー
ド10を連続レーザ発振させる所定の直流バイアスに、
浅い光周波数変調信号(正弦波交流信号)Smを重畳
し、駆動電流としてレーザ・ダイオード10に印加す
る。なお、光周波数変調信号Smの周波数は、計測用と
してはDC又は数Hz〜数MHzであるが、SBS抑圧
用としては数kHz〜数MHzである。図2(a)は、
レーザ・ダイオード10の駆動電流の波形を示す。レー
ザ・ダイオード10はこの駆動電流により駆動されて、
強度変調され且つ光周波数変調されたレーザ光を出力す
る。図2(b)は、レーザ・ダイオード10の出力光の
強度変動波形を示し、図2(c)は、レーザ・ダイオー
ド10の出力光の光周波数変動波形を示す。
【0017】レーザ・ダイオード10の出力光は光強度
制御器14に印加される。光強度制御器14は、入力光
の強度を電気的に外部制御自在な光素子であり、具体的
には、半導体レーザ増幅器及び光ファイバ増幅器のよう
に利得を電気的に外部制御できる光素子、並びに、電界
吸収型光変調器、マッハツェンダ干渉型変調器及び光減
衰器のように減衰量を電気的に外部制御できる光素子か
らなる。なお、光ファイバ増幅器ではポンプ光の光量を
制御することで、増幅利得を制御する。また、光フィル
タの波長透過特性のスロープ部を利用し、中心波長を外
部から変更することで、減衰量を制御するようにしたも
のでもよい。本実施例では、光強度制御器14として、
電界吸収型光変調器を採用した。幅広い周波数に対応で
き、後述するようにデータ信号Sdによる変調にも併用
できるからである。電界吸収型光変調器の特性を図3に
示す。横軸は陰極への印加電圧(制御電圧)、縦軸は透
過率(対数)である。図3に示すように、電界吸収型光
変調器は、制御電圧に対して指数関数的に透過率が変化
する。
【0018】位相調整回路16は、光周波数変調信号S
mを位相調整して、振幅調整回路18に印加する。位相
調整回路16は、レーザ・ダイオード10の出力光の強
度変動成分と光強度制御器14による強度変動の抑圧効
果の位相を合わせるために挿入される、いわゆる遅延回
路である。振幅調整回路18は、位相調整回路16の出
力を振幅調整(及び必要により位相反転)すると共に所
定のバイアスを加えて、制御信号として光強度制御器1
4に印加する。
【0019】振幅調整回路18の出力信号により、光強
度制御器14の透過率は、図2(d)に示すように、光
周波数変調信号Smに同期し且つ振幅調整回路18の出
力電圧に応じた振幅で変動し、レーザ・ダイオード10
の出力レーザ光の強度変動を相殺する。換言すると、振
幅調整回路18は、光強度制御器14の透過特性がレー
ザ・ダイオード10の出力レーザ光の強度変動を相殺す
るように変化するように、位相調整回路16の出力信号
の振幅を調整する。
【0020】光強度制御器14の出力光の強度変化を図
2(e)に示す。図2(e)に示すように、光強度制御
器14により、レーザ・ダイオード10の出力光の強度
変調成分はほぼゼロとなり、光強度制御器14の出力光
強度は、時間に対してほぼ一定となる。
【0021】光強度変調器20は、光強度制御器14の
出力光を、通信用データ信号Sdに従ってオン/オフ変
調する。通信用データ信号Sdの周波数は、数100M
Hz以上である。通信用とはいっても、伝送特性等の計
測に使用する場合には、計測のためのデータ信号でもあ
りうることはいうまでもない。光強度変調器20はたと
えば、電界吸収型光変調器からなる。光強度変調器20
の出力光波形を図2(f)に示す。
【0022】次に、光周波数変調に伴う強度変調成分の
抑圧と通信用データ信号Sdによる変調を同一の光変調
器で実行する実施例を説明する。図4は、その実施例の
概略構成ブロック図を示す。
【0023】図4において、30は、光周波数変調信号
Smを2つに分岐する分岐回路であり、分岐回路30の
一方の出力は所定遅延量の遅延回路32を介して加算器
34に印加される。加算器34は、連続レーザ発振に必
要な直流電圧に遅延回路32の出力(光周波数変調信号
Sm)を加算し、駆動電流として半導体レーザ・ダイオ
ード36に印加する。分岐回路30の他方の出力は、所
定遅延量の遅延回路38を介して振幅調整回路40に印
加される。なお、分岐回路30から遅延回路32又は同
38に供給される信号は、必要により、光周波数変調信
号Smを位相反転した信号である。位相反転するかしな
いかは、レーザ・ダイオード36の出力光の強度変動成
分を抑圧するのにどちらが好ましいかに依存する。
【0024】振幅調整回路40は可変抵抗器及びOPア
ンプ等を用いた利得可変回路であり、遅延回路38の出
力信号を利得調整し、その出力は乗算器42の一方の入
力に印加される。乗算器42の他方の入力には通信用デ
ータ信号Sdが印加されており、乗算器42は、通信用
データ信号Sdに利得調整回路40の出力(位相調整さ
れた光周波数変調信号Smを振幅調整した信号)に乗算
し、その乗算結果は、加算器44に印加される。即ち、
乗算器42は振幅変調回路として機能する。通信用デー
タ信号Sdは、’1’が+Va(ボルト)、’0’が−
Va(ボルト)となるような2値の電圧信号である。
【0025】加算器44は、乗算器42の出力に所定の
直流バイアスを加算し、制御電圧として電界吸収型光変
調器46の制御端子(陰極)に印加する。電界吸収型光
変調器46には半導体レーザ・ダイオード36の出力光
が入力されている。電界吸収型光変調器46は、加算器
44の出力電圧に従ってその透過率が変動し、これによ
り、レーザ・ダイオード36の出力光を加算器44の出
力電圧に従って強度変調する。
【0026】加算器44で加算されるバイアス値は、乗
算器42の出力信号の全部又はほぼ全部が一方の極性
(例えば、マイナス側)になるように設定される。加算
器44で加算されるバイアス値はたとえば、−Va(ボ
ルト)である。また、通信用データ信号Sdの振幅2V
aは、電界吸収型光変調器46の、透過率がほとんどゼ
ロになる印加電圧に設定される。光周波数変調信号S
m、通信用データ信号Sd並びに乗算器42及び加算器
44の出力の各波形を図5に示し、電界吸収型光変調器
46の入出力特性図を図6に示す。
【0027】図6からも分かるように、加算器44の出
力電圧の、−Va(ボルト)付近の変動(特に、光周波
数変調信号Smに同期した変動)は、電界吸収型光変調
器46の透過率が充分低い箇所でその透過率を僅かに変
動させるだけであるので、レーザ・ダイオード36の出
力光に対する影響は極く少ない。他方、加算器44の出
力電圧が0ボルト付近のときには、電界吸収型光変調器
46の透過率が高く、且つその変化率も大きいので、加
算器44の出力電圧の、0ボルト付近の変動は、レーザ
・ダイオード36の出力光に対する影響が大きい。具体
的には、レーザ・ダイオード36の出力光に含まれる強
度変調成分は、加算器44の出力のゼロ・ボルト付近
の、光周波数変調信号Smの振幅変動成分による電界吸
収型光変調器46の透過率変動により抑圧される。ま
た、レーザ・ダイオード36の出力光の直流成分は、同
時に、加算器44の出力に含まれる通信用データ信号S
dに対応する成分により強度変調される。
【0028】このようにして、電界吸収型光変調器46
の出力光は、通信用データ信号Sdによりオン/オフ変
調され、且つ、光周波数変調信号Smの光周波数変調に
よりレーザ・ダイオード36の出力光に含まれる強度変
調成分を抑圧されたものになっており、一定の安定した
消光比を得ることが出来る。ある実験では、レーザ・ダ
イオード36の出力光に含まれる強度変調成分を1/1
0に抑圧できた。この程度の抑圧でも、充分に伝送特性
を改善できる。
【0029】遅延回路32,38の遅延量及び振幅調整
回路40における振幅調整量は、使用される光周波数変
調信号Smに応じて、電界吸収型光変調器46での強度
変動抑圧効果が最大になるように、予め調整される。レ
ーザ・ダイオード36の出力光の強度変動と、電界吸収
型光変調器46での強度変動の抑圧タイミングとの兼ね
合いで、遅延回路32,38の一方のみを設けるだけで
済むことは明らかである。
【0030】図4に示す実施例では、光周波数変調信号
Smを位相・振幅調整した信号で通信用データ信号Sd
を振幅変調したが、両信号を加算しても、同様の作用効
果を得ることができる。即ち、乗算器42の代わりに、
加算器を使用してもよい。その変更実施例の概略構成ブ
ロック図を図7に示す。図4と同じ構成要素には同じ符
号を付してある。
【0031】加算器48は、振幅調整回路40の出力電
圧に、電界吸収型光変調器46の動作点を決定するバイ
アス電圧(例えば、Va(ボルト))を加算し、加算器
50は、加算器48の出力電圧に通信用データ信号Sd
を加算する。加算器50の出力は、電界吸収型光変調器
46の制御端子(陰極)に印加される。振幅調整された
光周波数変調信号Smに通信用データ信号Sdを加算し
てからバイアス電圧を加算してもよいことは明らかであ
る。図7に示す構成でも、電界吸収型光変調器46は図
4の場合と全く同様に機能し、電界吸収型光変調器46
の出力光は、通信用データ信号Sdによりオン/オフ変
調され、且つ、光周波数変調信号Smの光周波数変調に
よりレーザ・ダイオード36の出力光に含まれる強度変
調成分を抑圧されたものになっている。
【0032】なお、電界吸収型光変調器46の透過率特
性は図3に図示したようにかなり非線形である。そこ
で、図7に示す実施例で、例えば、加算器48の出力
を、電界吸収型光変調器46の非線形な透過率特性を補
償するように変換して加算器50に印加する変換回路を
設けてもよい。このような変換回路を設けることで、電
界吸収型光変調器46における強度変動抑圧効果を更に
効果あるものにできる。
【0033】図1、図4及び図7に示す各実施例では、
半導体レーザ・ダイオード10,36の出力光の強度変
動を、光周波数変調信号Smをそのまま使用して抑圧し
ているが、半導体レーザ・ダイオード10,36の出力
光の強度変動成分をフォトダイオードなどで検出・抽出
し、その出力を光周波数変調信号Smの代わりに使用し
てもよい。レーザ・ダイオード10,36から2つのレ
ーザ出力が得られる場合に有益であり、また、光周波数
変調信号Smに対するレーザ光の強度変動度を加味でき
るという利点がある。このような構成も、実質的には、
光周波数変調信号Smに従って光強度変動を抑圧してい
ることに他ならない。
【0034】次に、光周波数変調信号Smの振幅が変化
したりしても、強度変動抑圧後の残存変動量を最小に自
動制御する実施例を説明する。図8は、その実施例の概
略構成ブロック図を示す。
【0035】図8を詳細に説明する。光周波数変調信号
Smは分岐回路60により2分割され、分岐回路60の
一方の出力は分岐回路62により更に2分割される。分
岐回路62の一方の出力は、所定遅延量の遅延回路64
を介して加算器66に印加され、他方の出力は遅延回路
76に印加される。加算器66には更に、半導体レーザ
・ダイオード68を連続レーザ発振させる直流電圧が印
加されており、加算器66はその直流電圧に遅延回路6
4の出力電圧を加算する。加算器66の出力電流が駆動
電流として半導体レーザ・ダイオード68に印加され
る。これにより、半導体レーザ・ダイオード68は、連
続レーザ発振しつつ、光周波数変調信号Smにより光周
波数変調及び強度変調される。
【0036】分岐回路60の別の出力は、所定遅延量の
遅延回路70を介して乗算器72に印加される。乗算器
72の他方の入力には、半導体レーザ・ダイオード68
の出力光の強度変動を抑圧した後の残留強度変動成分を
示す信号(具体的には、後述する受光器86の出力)が
印加されており、両入力を乗算して両入力の相関を検出
する。即ち、乗算器72の出力は、光周波数変調信号S
mと強度変動抑圧後の残留成分との相関度を示してお
り、乗算器72は相関検出器として機能する。即ち、乗
算器72の相関出力信号は、その大きさが残留強度成分
の量を示し、その極性が強度変動抑圧の過不足の方向を
示す。
【0037】分岐回路60,62からそれぞれ遅延回路
70,76に供給される信号は、必要により分岐回路6
0,62の入力信号を位相反転した信号になっている。
【0038】積分回路74が乗算器72の出力を積分
し、積分回路74の出力は乗算器78の乗算係数制御端
子に印加される。積分回路74により、相関度(乗算器
72の出力)の変動が平滑化・積分される。乗算器78
には、分岐回路62の別の出力が所定遅延量の遅延回路
76を介して印加されている。乗算器78は、積分回路
74の出力電圧及び極性に応じた大きさの係数を、遅延
回路76の出力(即ち、光周波数変調信号Smを遅延回
路76の遅延量だけ遅らせた信号)に乗算する。即ち、
乗算器78は、積分回路74の出力電圧が正方向で大き
ければより大きい乗算係数を、積分回路74の出力電圧
が負方向で大きければより小さい乗算係数を、遅延回路
76の出力に乗算する。乗算器78は振幅調整手段とし
て機能し、積分回路74は当該振幅調整手段(乗算器7
8)の振幅調整量を制御する振幅制御手段として機能す
る。
【0039】乗算器78の出力は加算器80に印加され
る。加算器80には他に、電界吸収型光変調器82の作
動点を決定するバイアス電圧が印加されている。加算器
80は、そのバイアス電圧に乗算器78の出力を加算し
て、電界吸収型光変調器82の制御端子(陰極)に印加
する。なお、この実施例では、電界吸収型光変調器82
は、半導体レーザ・ダイオード68の出力光の強度変動
を抑圧する目的で使用されるので、加算器80で加算さ
れるバイアス電圧はゼロ・ボルトでもよい。
【0040】このようにして、電界吸収型光変調器82
の透過率は、レーザ・ダイオード68の出力光の強度変
動を相殺するように変動する。透過率変動の振幅は、強
度変動抑圧後の残留量(具体的には乗算器72の出力)
に依存し、強度変動抑圧後の残留量が少なくなる方向に
制御される。積分回路74の出力信号は、相関信号(乗
算器72の出力)がゼロ、即ち、残留強度成分が最低に
なるレベルに収束する。電界吸収型光変調器82の透過
率の変動の位相が、半導体レーザ・ダイオード68の出
力光の強度変動を打ち消す位相になるようになるよう
に、遅延回路64,76の遅延量が予め設定されるの
は、図4の場合と同じである。なお、遅延回路64,7
0,76の内の少なくとも1つを省略できることは、明
らかである。
【0041】光分波器84は電界吸収型光変調器82の
出力光を2つに分波し、一方を受光器86に、他方を電
界吸収型光変調器88に印加する。受光器86は、光分
波器84からの光信号(即ち、電界吸収型光変調器82
から出力される光信号)を電気信号に変換する。受光器
86の出力電気信号は、電界吸収型光変調器82による
半導体レーザ・ダイオード68の出力光の強度変動抑圧
の残存量を反映している。受光器86の出力は乗算器7
2に印加され、上述のように光周波数変調信号Smとの
相関検出に利用される。受光器86の出力と遅延回路7
0の出力で位相が合うように、遅延回路70の遅延量が
予め設定される。
【0042】図9、図10及び図11は、図8に示す実
施例の各部の波形図であって、図9は強度変動の抑圧不
足の場合、図10は最適制御の場合、図11は抑圧し過
ぎの場合を、それぞれ示す。図9、図10及び図11
で、(a)は光周波数変調信号Sm、(b)は半導体レ
ーザ・ダイオード68の出力光強度、(c)は電界吸収
型光変調器82の透過特性、(d)は電界吸収型光変調
器82の出力光、(e)は乗算器72の相関出力であ
る。
【0043】例えば、電界吸収型光変調器82による強
度変動抑圧効果が低い場合は図9の状態であり、電界吸
収型光変調器82の出力光には、レーザ・ダイオード6
8の出力光の強度変動と同位相の強度変動が残ってい
る。従って、受光器86の出力には、光周波数変調信号
Smと同位相であって強度変動の残留量に応じた振幅の
信号成分があり、乗算器72の相関出力は、図9(e)
に示すように、強度変動の残留量に応じた正電圧値にな
る。その結果、積分回路74の出力電圧は正方向に大き
くなり、乗算器78は遅延回路76の出力に大きな係数
を乗算する。乗算器78の出力の振幅が大きくなると、
電界吸収型光変調器82の透過率の変動の振幅も大きく
なり、半導体レーザ・ダイオード68の出力光の強度変
動をより強く抑圧する。このようにして、電界吸収型光
変調器82の出力光に残る強度変動が小さくなるよう
に、即ち、図10に示す状態に向かうように、電界吸収
型光変調器82が制御される。
【0044】逆に、電界吸収型光変調器82による強度
変動抑圧効果が効き過ぎている場合は、図11の状態で
あり、電界吸収型光変調器82の出力光には、半導体レ
ーザ・ダイオード68の出力光の強度変動とは逆位相の
強度変動が残留する。従って、受光器86の出力には、
光周波数変調信号Smと逆位相であって、強度変動の残
留量に応じた振幅の信号成分があり、乗算器72の相関
出力は、図11(e)に示すように、強度変動の残留量
に応じた大きさの負値になる。乗算器78は積分回路7
4の出力に応じて、遅延回路76の出力に最適状態より
も小さいな係数を乗算する。これにより、電界吸収型光
変調器82の透過率変動の振幅が小さくなり、電界吸収
型光変調器82の過剰であった強度変動抑圧効果が弱く
なる。このようにして、図11に示すような過剰制御状
態でも、電界吸収型光変調器82の出力光に残る強度変
動が小さくなるように、即ち、図10に示す状態に向か
うように電界吸収型光変調器82が制御される。
【0045】このように、電界吸収型光変調器82は、
上述の制御ループ構成により半導体レーザ・ダイオード
68の出力光の強度変動を最小するように制御されてお
り、電界吸収型光変調器82の出力光は、図10(d)
に示すように、時間に対してほぼ一定になる。
【0046】電界吸収型光変調器88の制御端子(陰
極)には、通信用データ信号Sdが印加されており、電
界吸収型光変調器88は、光分波器84からの光信号を
通信用データ信号Sdにより変調する。
【0047】図8に示す実施例では、乗算器72による
相関検出の基準信号として、光周波数変調信号Smその
ものを使用したが、半導体レーザ・ダイオード68の出
力光の強度変動成分を図示しない受光器で検出及び抽出
し、相関検出の基準信号としてもよい。その場合、半導
体レーザ・ダイオード68の出力光から抽出した強度変
動成分信号を、乗算器72及び乗算器78の被乗算信号
としてもよい。このような構成は、光強度変動の原因と
なる光周波数変調信号Sm又は光強度変動を示す電気信
号を得るのが不可能又は困難な場合に特に有益であり、
図8に示す実施例と同様の作用効果を得ることができ
る。
【0048】図8に示す実施例を変形し、1つの電界吸
収型光変調器で強度変動の抑圧と通信データ信号Sdに
よる変調の両方を同時に実行するようにした変更実施例
を説明する。図12はその変更実施例の概略構成ブロッ
ク図を示す。
【0049】図12に示す実施例を説明する。光周波数
変調信号Smは分岐回路110により2分割され、分岐
回路110の一方の出力は分岐回路112により更に2
分割される。分岐回路112の一方の出力は、所定遅延
量の遅延回路114を介して加算器116に印加され、
分岐回路112の別の出力は遅延回路126に印加され
る。加算器116には更に、半導体レーザ・ダイオード
118を連続レーザ発振させる直流電圧が印加されてお
り、加算器116はその直流電圧に遅延回路114の出
力電圧を加算する。加算器116の出力電流が駆動電流
として半導体レーザ・ダイオード118に印加される。
これにより、半導体レーザ・ダイオード118は、連続
レーザ発振しつつ、光周波数変調信号Smにより光周波
数変調及び強度変調される。
【0050】分岐回路110の別の出力は、所定遅延量
の遅延回路120を介して乗算器122に印加される。
乗算器122の他方の入力には、半導体レーザ・ダイオ
ード118の出力光の強度変動を抑圧した後の残留成分
を示す信号(具体的には、後述する受光器138の出
力)が印加されており、両入力を乗算して両入力の相関
を検出する。即ち、乗算器122の出力は、光周波数変
調信号Smと強度変動抑圧後の残留成分との相関度を示
しており、乗算器122は相関検出器として機能する。
【0051】分岐回路110,112からそれぞれ遅延
回路120,126に供給される信号は、必要により分
岐回路110,112の入力信号を位相反転した信号に
なっている。
【0052】積分回路124が乗算器122の出力を積
分し、積分回路124の出力は乗算器128の乗算係数
制御端子に印加される。積分回路124により、相関度
の変動が平滑化・積分される。乗算器128には、分岐
回路112の別の出力が所定遅延量の遅延回路126を
介して印加されており、乗算器128は、積分回路12
4の出力電圧及び極性に応じた大きさの係数を、遅延回
路126の出力(即ち、光周波数変調信号Smを遅延回
路126の遅延量だけ遅らせた信号)に乗算する。即
ち、乗算器128は、積分回路124の出力電圧が正方
向で大きければより大きい乗算係数を、積分回路124
の出力電圧が負方向で大きければより小さい乗算係数
を、遅延回路126の出力に乗算する。乗算器128は
振幅調整手段として機能し、積分回路124は当該振幅
調整手段(乗算器128)の振幅調整量を制御する振幅
制御手段として機能する。
【0053】乗算器128の出力は乗算器130の一方
の入力に印加される。乗算器130の別の入力には、通
信データ用信号Sdが印加される。乗算器130は、通
信データ用信号Sdを乗算器128の出力で振幅変調し
た信号を出力する。加算器132は乗算器130の出力
に、電界吸収型光変調器134の作動点を決定するバイ
アス電圧を加算する。乗算器130及び加算器132の
作用は、図4の乗算器42及び加算器44の作用と同じ
である。ここでも、例えば、通信用データ信号Sd
は、’1’が+Va(ボルト)、’0’が−Va(ボル
ト)となるような2値の電圧信号であり、加算器132
で加算されるバイアス電圧は、例えば、−Va(ボル
ト)である。
【0054】加算器132の出力電圧は、電界吸収型光
変調器134の制御端子(陰極)に印加される。電界吸
収型光変調器134には半導体レーザ・ダイオード11
8の出力光が入力されている。電界吸収型光変調器13
4は、加算器132の出力電圧に従ってその透過率が変
動し、これにより、レーザ・ダイオード118の出力光
を加算器132の出力電圧に従って強度変調する。電界
吸収型光変調器134は図4に示した実施例の電界吸収
型光変調器46と全く同様に動作する。即ち、レーザ・
ダイオード118の出力光に含まれる強度変調成分は、
加算器132の出力のゼロ・ボルトに近い側での、光周
波数変調信号Smの周波数の変動成分による電界吸収型
光変調器134の透過率変動により抑圧される。また同
時に、レーザ・ダイオード118の出力光の直流成分
が、加算器132の出力に含まれる通信用データ信号S
dに対応する成分により強度変調される。
【0055】このようにして、電界吸収型光変調器13
4の出力光は、通信用データ信号Sdによりオン/オフ
変調され、且つ、光周波数変調信号Smの光周波数変調
によりレーザ・ダイオード118の出力光に含まれる強
度変調成分を抑圧されたものになっており、一定の安定
した消光比を得ることが出来る。
【0056】遅延回路114,120,126の遅延量
は、レーザ・ダイオード118の出力光の強度変動の位
相と、その強度変動を抑圧する電界吸収型光変調器13
4の透過率変動の位相が合致するように、また、乗算器
122による相関検出と乗算器128による振幅調整が
適切なものとなるように、予め調整される。何れかの遅
延回路114,120,126を省略できることは明ら
かである。
【0057】光分波器136は電界吸収型光変調器13
4の出力光を2つに分波し、一方を受光器138に、他
方を光ファイバ等の光伝送路に出力する。受光器138
は、光分波器136からの光信号(即ち、電界吸収型光
変調器134から出力される光信号)を電気信号に変換
する。受光器138の出力電気信号は、電界吸収型光変
調器134による半導体レーザ・ダイオード118の出
力光の強度変動抑圧の残存量と通信用データ信号Sdを
反映しているが、ここでは、半導体レーザ・ダイオード
118の出力光の強度変動抑圧の残存量のみが必要なの
で、受光器138として通信用データ信号Sdの周波数
に無関係な低速の受光素子を使用する。又は、高速の受
光素子を使用し、その出力からローパス・フィルタ又は
バンドパス・フィルタにより光周波数変調信号Smの周
波数成分のみを抽出する。Sm以外の不要成分を除去す
ることにより、光強度変動抑圧制御系の動作の安定化を
図ることが出来る。
【0058】受光器138の出力は乗算器122に印加
され、乗算器72と同様に、光周波数変調信号Smとの
相関検出に利用される。受光器138の出力と遅延回路
120の出力で位相が合うように、遅延回路120の遅
延量が予め設定される。
【0059】光分波器136、受光器138、乗算器1
22、積分回路124、乗算器128、乗算器130及
び加算器132からなるループは、電界吸収型光変調器
134における強度変動抑圧効果を、その残留分が最小
になるように制御する。この作用は、図8に示す実施例
の光分波器84、受光器86、乗算器72、積分回路7
4、乗算器78及び加算器80からなる制御ループの作
用と実質的に同じである。
【0060】図12に示す実施例では、乗算器122に
よる相関検出の基準信号として、光周波数変調信号Sm
そのものを使用したが、半導体レーザ・ダイオード11
8の出力光の強度変動成分を図示しない受光器により検
出・抽出し、相関検出の基準信号としてもよい。その場
合、半導体レーザ・ダイオード118の出力光から抽出
した強度変動成分信号を、乗算器128の被乗算信号と
してもよい。このような構成は、光強度変動の原因とな
る光周波数変調信号Sm又は光強度変動を示す電気信号
を得るのが不可能又は困難な場合に特に有益であり、図
12に示す実施例と同様の作用効果を得ることができ
る。
【0061】図12に示す実施例では、光周波数変調信
号Smを位相・振幅調整した信号で通信用データ信号S
dを振幅変調したが、両信号を加算しても、同様の作用
効果を得ることができる。即ち、乗算器130の代わり
に、加算器を使用してもよい。その変更実施例の概略構
成ブロック図を図13に示す。図12と同じ構成要素に
は同じ符号を付してある。
【0062】加算器140は、乗算器128の出力電圧
に、電界吸収型光変調器134の動作点を決定するバイ
アス電圧(例えば、−Va(ボルト))を加算し、加算
器142は、加算器140の出力電圧に通信用データ信
号Sdを加算する。加算器14の出力は、電界吸収型
光変調器134の制御端子(陰極)に印加される。図1
3に示す実施例でも、電界吸収型光変調器134は図1
2の場合と全く同様に機能し、電界吸収型光変調器13
4の出力光は、通信用データ信号Sdによりオン/オフ
変調され、且つ、光周波数変調信号Smの光周波数変調
によりレーザ・ダイオード118の出力光に含まれる強
度変調成分を抑圧されたものになっている。
【0063】加算器140(バイアス電圧の加算)は、
加算器142の出力側に配置してもよい。また、電界吸
収型光変調器134の非線形性を補償する変換回路を乗
算器128又は加算器140の出力段に接続し、電界吸
収型光変調器134の透過率変動が半導体レーザ・ダイ
オード118の出力光の強度変動にマッチするように、
電界吸収型光変調器134の制御信号(強度変動抑圧制
御信号)の振幅変化を補償しておけば、強度変動抑圧効
果を更に高めることができる。
【0064】通信用レーザ光を得ることを念頭に説明し
たが、本実施例により得られるレーザ光は、計測用とし
ても利用できることは明らかである。即ち、本願発明に
よれば、光周波数変調されているが光強度が一定に維持
されたレーザ光を得ることができ、このようなレーザ光
を使用する種々の用途に利用できる。
【0065】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、レーザ光源の光周波数変調に起因
する強度変動を安定的且つ効果的に抑圧できる。また、
光周波数変調周波数をより高くすることができる。
【0066】上述の文献に記載される光ファイバ増幅器
を利用する方法に比べ、より安価に実現できる。特に、
通信用又は計測用等のデータ信号の変調器と共用するこ
とにより、より高品質の光信号をより経済的に得ること
ができる。
【0067】光周波数変調されているが光強度変動の少
ない又は無い光搬送波、若しくはデータ信号により変調
された信号が得られるので、ハイパワー光伝送システ
ム、特に無中継光伝送システムの実現と長距離化に寄与
できる。
【0068】また、本発明に係る装置は、通信用以外に
も計測用その他の用途に利用できることは明らかであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の概略構成ブロック図であ
る。
【図2】 図1に示す実施例の各部の波形を示す図であ
る。
【図3】 電界吸収型光変調器の特性図である。
【図4】 本発明の第2実施例の概略構成ブロック図で
ある。
【図5】 光周波数変調信号Sm、通信用データ信号S
d並びに乗算器42及び加算器44の出力の各波形を示
す図である。
【図6】 電界吸収型光変調器46の入出力特性を示す
図である。
【図7】 図4に示す実施例を変更した第3実施例の概
略構成ブロック図である。
【図8】 本発明の第4実施例の概略構成ブロック図で
ある。
【図9】 図8に示す実施例で強度変動の抑圧不足の場
合の波形図である。
【図10】 図8に示す実施例で最適制御の場合の波形
図である。
【図11】 図8に示す実施例で抑圧し過ぎの場合の波
形図である。
【図12】 本発明の第5実施例の概略構成ブロック図
である。
【図13】 本発明の第6実施例の概略構成ブロック図
である。
【符号の説明】
10:半導体レーザ・ダイオード 12:加算器 14:光強度制御器 16:位相調整回路 18:振幅調整回路 20:光強度変調器 30:分岐回路 32:遅延回路 34:加算器 36:半導体レーザ・ダイオード 38:遅延回路 40:振幅調整回路 42:乗算器 44:加算器 46:電界吸収型光変調器 48:加算器 50:加算器 60:分岐回路 62:分岐回路 64:遅延回路 66:加算器 68:半導体レーザ・ダイオード 70:遅延回路 72:乗算器 74:積分回路 76:遅延回路 78:乗算器 80:加算器 82:電界吸収型光変調器 84:光分波器 86:受光器 88:電界吸収型光変調器 110:分岐回路 112:分岐回路 114:遅延回路 116:加算器 118:半導体レーザ・ダイオード 120:遅延回路 122:乗算器 124:積分回路 126:遅延回路 128:乗算器 130:乗算器 132:加算器 134:電界吸収型光変調器 136:光分波器 138:受光器 140:加算器 142:加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−92510(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 5/00 - 5/50

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光周波数変調信号Smを重畳された駆動
    信号により連続レーザ発振するレーザ光源と、 当該光周波数変調信号Smの位相及び振幅の少なくとも
    一方を調整する位相/振幅調整手段と、 当該位相/振幅調整手段により位相/振幅調整された当
    該光周波数変調信号Smとデータ信号Sdを合成する合
    成手段と、 当該合成手段の出力に従い当該レーザ光源の出力光を変
    調し、もって、当該レーザ光源の出力光に含まれる光強
    度変動を抑圧すると共に、当該データ信号Sdにより強
    度変調した光信号を出力する光変調手段とからなるレー
    ザ光発生装置。
  2. 【請求項2】 更に、上記光変調手段の出力光に残存す
    る、上記光周波数変調信号Smによる光強度変動成分を
    検出する残留変動検出手段と、当該残留変動検出手段の
    出力信号と当該光周波数変調信号Smとの相関を検出す
    る相関検出手段と、当該相関検出手段により検出される
    相関度に応じて、上記位相/振幅調整手段の振幅調整量
    を制御する振幅制御手段とを具備する請求項に記載の
    レーザ光発生装置。
  3. 【請求項3】 上記光変調手段が、外部制御信号により
    増幅利得を制御自在な光増幅手段である請求項又は
    に記載のレーザ光発生装置。
  4. 【請求項4】 上記光変調手段が、外部制御信号により
    入力光の減衰率を制御自在な光透過手段である請求項
    又はに記載のレーザ光発生装置。
  5. 【請求項5】 上記光変調手段が、電界吸収型光変調
    器、マッハツェンダ干渉型変調器、光フィルタ、光減衰
    器、半導体レーザ増幅器及び光ファイバ増幅器の何れか
    である請求項又はに記載のレーザ光発生装置。
  6. 【請求項6】 上記合成手段が、当該位相/振幅調整手
    段の出力信号に上記データ信号Sdを乗算する乗算手段
    と、当該乗算手段の出力に上記光変調手段の作動点を規
    定するバイアスを加算する加算手段とからなる請求項
    乃至の何れか1項に記載のレーザ光発生装置。
  7. 【請求項7】 上記合成手段が、当該位相/振幅調整手
    段の出力信号に上記光変調手段の作動点を規定するバイ
    アス、及び、上記データ信号Sdを加算する加算手段で
    ある請求項乃至の何れか1項に記載のレーザ光発生
    装置。
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