JP3097618B2 - Fm変調器 - Google Patents

Fm変調器

Info

Publication number
JP3097618B2
JP3097618B2 JP09265562A JP26556297A JP3097618B2 JP 3097618 B2 JP3097618 B2 JP 3097618B2 JP 09265562 A JP09265562 A JP 09265562A JP 26556297 A JP26556297 A JP 26556297A JP 3097618 B2 JP3097618 B2 JP 3097618B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
modulation
signal
frequency
light source
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09265562A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11112433A (ja
Inventor
直人 佐伯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=17418843&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3097618(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP09265562A priority Critical patent/JP3097618B2/ja
Priority to US09/150,774 priority patent/US6014243A/en
Publication of JPH11112433A publication Critical patent/JPH11112433A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3097618B2 publication Critical patent/JP3097618B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D9/00Demodulation or transference of modulation of modulated electromagnetic waves
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/40Arrangement of two or more semiconductor lasers, not provided for in groups H01S5/02 - H01S5/30

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は信号の変調を行うF
M変調器に係わり、特に周波数変換によって無線周波数
の信号を発生させるようにしたヘテロダイン形FM変調器
に関する。
【0002】
【従来の技術】既存のFM変調器よりも更に広帯域のFM信
号を得ることのできるFM変調器が注目されている。この
ようなFM変調器として、半導体レーザを使用したものが
存在する。これは、「コヒーレント光通信光学」(大越
他著オーム社発行)の第132ページから第134ペー
ジにも記載されているように、半導体レーザダイオード
が、入力された電気信号に応じた光強度変調信号に変換
すると共に光周波数変調信号を発生させるとする特性を
使用するものである。この技術では、数百THz(ただ
し1THz=1012Hz)程度の光の周波数領域の信号
を電気回路で扱えるようにするために、光ヘテロダイン
技術を使用している。光ヘテロダイン技術については、
電子情報通信学会発行の島田著「コヒーレント光通信」
の第9ページから第18ページに記載がある。
【0003】これらの技術を組み合わせると、既存のFM
変調器に比べて広帯域なFM信号を得ることのできるヘテ
ロダイン形FM変調器が得られる。
【0004】図11は、従来提案されたFM変調器の一般
的な構成を表わしたものである。このFM変調器は、変調
用光源101と、局部発信(局発)光源102の2つの
光源を備えている。変調用光源101の入力端子103
には電気信号104が供給されるようになっている。変
調用光源101は第1の発光素子106を備えており、
局発光源102は第2の発光素子107を備えている。
第1の発光素子106は、入力された電気信号104に
よって変調される。
【0005】変調用光源101によって変調された変調
光信号108および局発光源107から出力される信号
109は光結合器111に入力されて結合され光信号1
12として出力される。光信号112は受光素子113
でヘテロダイン検波され、出力信号114として出力端
子115から出力されるようになっている。
【0006】このようなFM変調器を使用した伝送システ
ムは、例えばk .kikushima etc「Optical Super Wi
de-Band FM Modulation Scheme and Its Applic
ation to Multi-Channel AM Video Transmissio
n Systems」(IOOC’95PS2−7,1995 や、
石黒他「広帯域FM復調器の雑音特性」’96通信総体B-
1207に開示されている。このような従来のFM変調器
では、広帯域のFM信号を得ることができるものの、半導
体レーザを使用してFM変調を行ったときに生じる強度変
調成分が伝送品質を劣化させるという新たな問題があっ
た。この問題の詳細については、菊島他「AM/FM一
括変形形光映像伝送システムにおける歪み要因と対策」
に示されている。
【0007】そこで、前記した菊島他による「AM/F
M一括変形形光映像伝送システムにおける歪み要因と対
策」では、強度変調成分を抑圧するために、局発光と変
調光の電力比を調整するようにしている。しかしなが
ら、このような電力比を調整するようにしたFM変調器で
は、局発光のレベルを大きくし、変調光のレベルを小さ
くするようにしている。このため、光ヘテロダイン検波
によって得られる電気信号のレベルが低下してしまい、
雑音の増大を招いて雑音特性が劣化してしまう。
【0008】また、強度変調成分を高域濾波器を通すこ
とで抑圧することも提案されている。これは、半導体レ
ーザを使用してFM変調を行ったときに生じる強度変調成
分が、周波数変調成分に比べて低い周波数帯域にあるこ
とを利用するもので、高域濾波器を通過させることによ
って低域の強度変調成分を抑圧しようとするものであ
る。しかしながら、このように高域濾波器を通過させる
と、その遅延特性の周波数依存性によって歪特性が劣化
してしまうという問題があった。この歪特性の劣化につ
いては、石井他による「広帯域FM変調型光映像伝送シス
テムにおける群遅延歪みに関する理論検討」信学技報O
CS96−40,1996に記載されている。更に以上
の問題点の他に、光ヘテロダイン形FM変調器は、半導
体レーザダイオードを使用しているので非線形性を持っ
ておりこれを原因として歪みを発生させる。この歪みを
低減させるためには、半導体レーザダイオードに入力す
る信号レベルを小さくする必要がある。ところが、入力
する信号レベルを小さくすると、FM変調信号の周波数偏
移量が小さくなり、雑音特性が劣化するという問題が生
じた。
【0009】そこで、特開平3−209927号公報で
は、中間周波数の信号によって周波数変換を行って無線
周波数の信号に変換するようにしたヘテロダイン送信機
において、中間周波数のn倍の周波数の信号をn倍波発
生部で発生させ、この出力信号の位相を位相調整部で調
整し、その出力信号の振幅を振幅調整部で調整するよう
にしている。そして、この振幅調整部で調整した出力信
号と中間周波数の信号とを合成部で合成し、この出力信
号を周波数変換部で局発周波数の信号によって周波数変
換することで、局発周波数の信号と中間周波数の信号と
の混変調歪みによって発生する不要成分を除去するよう
にしている。
【0010】図12はこの公報に示されたヘテロダイン
送信機の原理的な構成を表わしたものである。このヘテ
ロダイン送信機は、中間周波数の信号fIFを入力して処
理する信号処理部121と、この信号処理部121内の
合成部122から出力される信号を局発周波数fL0の信
号によって周波数変換する周波数変換部123とから構
成されている。ここで、信号処理部121は、中間周波
数の信号fIFを入力してn倍の信号を発生するn倍波発
生部124と、n倍波発生部124の出力信号の位相を
調整する位相調整部125と、位相調整部125の出力
信号の振幅を調整する振幅調整部126と、この振幅調
整部126の出力信号と中間周波数の信号fIFとを合成
する合成部122から構成されている。
【0011】このヘテロダイン送信機では、信号処理部
121の出力信号を周波数変換部123で局発周波数f
L0の信号によって周波数変換することで局発周波数fL0
の信号と中間周波数の信号fIFとの混変調歪みによって
発生する不要波成分を除去した無線周波数fL0±fIF
信号を得るようになっている。
【0012】図13は、他の公報に記載された不要光振
幅変調成分除去方法を示したものである。特開平5−1
88334号公報に開示されたこの方法では、FSKあ
るいはPSK変調に使用したディジタル信号131に応
じて光強度変調器132を使用して、半導体レーザ13
3から出力される信号光134に逆振幅変調をかけて、
不要光振幅変調成分を除去するようにしている。ここで
は、逆振幅変調の大きさを制御するために、残留振幅変
調成分136とディジタル信号131との位相差をミキ
サ137とその出力側に設けたローパスフィルタ138
で構成されたアナログ乗算器で検出するようにしてい
る。このアナログ乗算器の出力がゼロになるように、デ
ィジタル信号131の振幅を可変増幅器139によって
制御することで不要光振幅変調成分を除去している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図12
に示す従来技術では、ヘテロダイン検波部の非線形性に
より生じた不要部分は相殺することができるものの、光
ヘテロダイン検波部に入力する光信号に含まれる不要な
強度変調成分を相殺することができない。
【0014】また、図13に示す従来技術では、不要な
強度変調成分を相殺するために図11に示された変調用
光源101を使用することになる。したがって、光強度
変調器の損失が大きくなり、光ヘテロダイン検波部への
光入力レベルが低下して雑音特性を劣化させることにな
る。また、光強度変調は直線性が非常に悪く、歪特性を
大きく劣化させることにもなる。更に、図13に示す技
術では光強度変調器等の高価な部品を必要とすること
と、複雑な制御回路を必要とするといった問題もある。
【0015】そこで本発明の目的は、強度変調成分を十
分抑圧することのできるFM変調器を提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)電気信号入力用の入力端子に一端を接続した
第1のコンデンサと、カソードを接地しアノードを第1
のコンデンサの他端に接続した第1の半導体レーザダイ
オードと、第1のコンデンサの他端に一端を接続しその
他端を所定の正電源に接続した第1のコイルとを備えた
第1の変調用光源と、(ロ)前記した電気信号入力用の
入力端子に一端を接続した第2のコンデンサと、アノー
ドを接地しカソードを第2のコンデンサの他端に接続し
た第2の半導体レーザダイオードと、第2のコンデンサ
の他端に一端を接続しその他端を所定の負電源に接続し
た第2のコイルとを備え、入力端子に入力される信号を
第1の変調用光源に対してその振幅および周波数を保持
した状態で位相について180度反転させることで、第
1の変調用光源によって変調された後の周波数変調成分
と互いに周波数的に分離配置されるような周波数変調成
に変換する第2の変調用光源と、(ハ)これら第1お
よび第2の変調用光源の出力する変調光を不要な光強度
変調成分を相殺させるように受光して光電変換すること
でヘテロダイン検波を行い、このヘテロダイン検波の際
の非直線性により生じた不要な光強度変調成分を相殺さ
せると共に、周波数の偏移量が元の2倍となることで入
力信号のレベルを実質的に半減させた入力条件で所望の
レベルの電気信号を出力する光電変換手段とをFM変調
器に具備させる。
【0017】すなわち請求項1記載の発明では、第1の
変調用光源と第2の変調用光源を共にコンデンサと半導
体レーザダイオードとコイルで構成し、これらの接続の
極性や接続される電源の極性を変えることで、共通した
入力端子に入力する信号の位相を180度反転させてそ
れぞれ変調するようにしている。これにより、これら第
1および第2の変調用光源により変調された後の周波数
変調成分は周波数的に互いに分離配置されるような形と
なる。これら振幅が互いに等しく180度位相の相違し
た光信号を不要な光強度変調成分を相殺させるように受
光して光電変換することで、ヘテロダイン検波の際の非
直線性により生じた不要な光強度変調成分を相殺させる
と共に、周波数の偏移量が元の2倍となることで前記し
た入力信号のレベルを実質的に半減させた入力条件で所
望のレベルの電気信号を出力するようにし、歪みの発生
を低減させることができる。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【発明の実施の形態】
【0027】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0028】図1は本発明の一実施例における光ヘテロ
ダイン形FM変調器の構成を表わしたものである。この
FM変調器11は、入力端子12に供給された電気信号
13を入力する180度分配器14を備えている。この
180度分配器14は、電気信号13を、振幅及び周波
数が等しく位相だけが180度反転した第1および第2
の信号15、16に分配して出力する。第1の信号15
は第1の変調用光源17に入力され、第2の信号16の
方は第2の変調用光源18に入力されるようになってい
る。第1の変調用光源7は第1の発光素子21を備えて
おり、第2の変調用光源18は第2の発光素子22を備
えている。これらの発光素子21、22は、それぞれ入
力された信号15、16によって変調される。
【0029】第1の変調用光源17および第2の変調用
発光源18によって変調された変調光信号23、24は
光結合器25に入力されて結合され結合後光信号26と
して出力される。結合後光信号26は受光素子27でヘ
テロダイン検波され、出力信号28として出力端子29
から出力されるようになっている。
【0030】図2は、180度分配器の入出力波形を表
わしたものである。このうち同図(a)は180度分配
器14(図1)に入力される電気信号13の波形を示し
ている。180度分配器14から出力される第1の信号
15は、同図(b)に示すように振幅がAで周波数がf
となっており、第2の信号16は同図(c)に示すよう
に同じく振幅がAで周波数がfで位相が第1の信号15
と180度相違した信号となっている。第1の信号15
は第1の変調用光源17に入力され、第2の信号16の
方は第2の変調用光源18に入力される。
【0031】第1の変調用光源17は入力された第1の
信号15の振幅が大きいほど光強度が強く、光周波数は
低くなるような光源である。第2の変調用光源18も同
様に入力された第2の信号16の振幅が大きいほど光強
度が強く、周波数は低くなるような光源である。しか
し、第1の信号15と第2の信号16は上述した通り位
相が180度相違している。このため、第1の信号15
の振幅が大きくなると、第2の信号16の振幅は小さく
なる。180度分配器14に入力される信号13に対す
る変調動作を比較すると、第1の変調用光源17は、入
力信号13の振幅が大きいほど光強度が強く、光周波数
は低くなる。また、第2の変調用光源18の方は、これ
とは逆であり、入力信号13の振幅が大きいほど光強度
が弱く、光周波数は高くなる。したがって、2種類の変
調光信号23、24を光結合器25で結合して受光素子
27でヘテロダイン検波すると、光強度変調成分は足し
合わされて相殺される。これを前記した振幅Aを用いて
表わすと次の(1)式のようになる。 Asin ωt+Asin (ωt+π)=Asin ωt−Asin ωt=0 ……(1)
【0032】また、光の周波数成分は掛け合わされ、周
波数の偏移量は元の2倍となる。この結果、第1の発光
素子21の周波数変調成分は、次の(3)式で表わさ
れ、第2の発光素子22の周波数変調成分は、次の
(4)式で表わされることになる。式(4)は周波数の
偏移量を示している。 第1の発光素子21の周波数変調成分:sin (αt+Asin ωt)……(2) 第2の発光素子22の周波数変調成分:sin (βt−Asin ωt)……(3) sin (αt+Asin ωt)×sin (βt−Asin ωt) =[cos {(α−β)t+2Asinωt}−cos (α+β)t]/2……(4 )
【0033】ただし、これらの式でαは第1の変調用発
光手段の角周波数を示し、βは第2の変調用発光手段の
角周波数を示している。また、ωは入力信号の角周波数
を示しており、tは時間の経過を示している。なお、式
(4)におけるcos (α+β)tの項は周波数が高すぎ
て、実際には検波されない。
【0034】図3は、第1および第2の発光素子による
変調の様子を図解したものである。このように妨害成分
となる強度変調成分が、第1の発光素子21(図1)の
もの31と第2の発光素子22(図1)のもの32とが
相殺される結果として十分抑圧されることになる。しか
も、第1の発光素子21の周波数変調成分33と第2の
発光素子22の周波数変調成分34とが対称的に分離配
置されたような形で偏在することになるので、周波数偏
移を従来に比べて2倍にすることができる。そこで、第
1および第2の発光素子21、22に加える信号のレベ
ルを実質的に半分にすることができ、これによって歪み
の発生を低減することができる。
【0035】図4および図5は、従来の光ヘテロダイン
形FM変調器と本実施例の光ヘテロダイン形FM変調器の出
力信号スペクトラムを示したものである。図4が従来の
ものを、図5が本発明の実施例のものをそれぞれ示して
いる。図4では、FM変調信号41に強度変調成分42が
現われているが、本実施例のFM変調器によるものでは、
図5に示したようにFM変調信号42に強度変調成分が現
われていない。これは、強度変調成分がほぼ完全に相殺
されている結果である。
【0036】図6は、本実施例の光ヘテロダイン形FM変
調器で、第1および第2の発光素子に加える信号のレベ
ルを従来に比べて1/2に設定した場合の光周波数偏移
を表わしたものである。この図から了解されるように、
従来と同等の周波数偏移量が得られることになり、入力
レベルを低下させることが可能になって、非線形性の緩
和ができることになる。
【0037】第1の変形例
【0038】図7は、本発明の第1の変形例におけるFM
変調器の構成を示したものである。この図7で図1と同
一部分には同一の符号を付しておりこれらの説明を適宜
省略する。この変形例のFM変調器50では、入力端子1
2に供給された電気信号13を分配器51で単純に分岐
して第1の信号52および第2の信号53に分配する。
これらの信号52、53は互いに位相の等しい信号であ
る。第1の信号52は、同相増幅器54に入力されて、
入力された位相と等しい位相で増幅され、増幅後の第1
の信号55として変調用光源17に入力される。第2の
信号53は逆相増幅器56に入力されて位相を180度
変換された状態で増幅され、増幅後の第2の信号56と
して局発光源17に入力される。これ以降の回路部分は
先の実施例と全く同様である。
【0039】この第1の変形例のFM変調器50では、同
相増幅器54と逆相増幅器56の2つの増幅器を使用し
ているが、電気信号13をこれらの段で増幅する必要が
ない場合には、逆相増幅器56の代わりに位相変換器を
使用することができ、この場合には同相増幅器54を省
略することも可能である。
【0040】第2の変形例
【0041】図8は、本発明の第2の変形例におけるF
M変調器の構成を表わしたものである。この図で図7と
同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を
適宜省略する。この第2の変形例で分配器51から出力
された第1の信号52は第1の変調用光源61に供給さ
れ、第1の信号52と同一の位相の第2の信号53は第
2の変調用光源62に供給される。
【0042】図9および図10はこれら第1の変調用光
源と第2の変調用光源を表わしたものである。第1の変
調用光源61は、図9に示すようにコンデンサ64とこ
れに一端を接続し他端を正電源に接続したコイル65
と、このコイル65およびコンデンサ64の接続点に
ノード側を接続しカソード側を接地した半導体レーザダ
イオード66によって構成されている。コンデンサ64
に第1の信号52を供給すると、正電源で発光する半導
体レーザダイオード66のその発光強度が第1の信号5
2によって変調されることになる。
【0043】第2の変調用光源62は第10図に示すよ
うにコンデンサ67とこれに一端を接続し他端を負電源
に接続したコイル68と、このコイル68およびコンデ
ンサ67の接続点にカソード側を接続しアノード側を接
地した半導体レーザダイオード69によって構成されて
いる。コンデンサ67に第2の信号53を供給すると、
負電源で発光する半導体レーザダイオード69のその発
光強度が第2の信号53によって変調されることにな
る。第1の変調用光源61の場合には、第1の信号52
の振幅が大きくなると、半導体レーザダイオード66に
加わる電圧が大きくなり流れる電流は多くなる。これに
より、光強度は強くなり、光周波数は低くなる。これに
対して、第2の変調用光源62の場合には、第2の信号
53の振幅が大きくなると、半導体レーザダイオード6
9に加わる電圧が大きくなり流れる電流は小さくなる。
これにより、光強度は弱くなり、光周波数は高くなる。
【0044】このような第1および第2の変調用光源6
1、62の出力は、光結合器25で結合され、受光素子
27でヘテロダイン検波されて、出力信号28として出
力端子29から出力されることになる。なお、この第2
の変形例では第1および第2の信号52、53をコンデ
ンサ64、67を介して第1または第2の変調用光源6
1、62に入力することにしたが、これ以外の手法で信
号の入力を行うことができることはもちろんである。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、第1の変調用光源と第2の変調用光源を共に
コンデンサと半導体レーザダイオードとコイルで構成
し、これらの接続の極性や接続される電源の極性を変え
ることで、共通した入力端子に入力する信号の位相を1
80度反転させてそれぞれ変調するようにしたので、こ
れらの光源の主要な部品を共通化することができ、信号
の分配器や結合器を必要としないことと併せて部品の簡
略化とコストダウンを図ることが可能になる。もちろ
ん、請求項1記載の発明によれば、第1の変調用光源と
第2の変調用光源を共にコンデンサと半導体レーザダイ
オードヘテロダイン検波の際の非直線性により生じた不
要な光強度変調成分を相殺させることができる他、第1
および第2の変調用発光手段により変調された後の周波
数変調成分は周波数的に互いに分離配置されるような形
となるので、入力信号のレベルを実質的に半減させた入
力条件で所望のレベルの電気信号を出力することがで
き、歪みの発生を低減させることができるという効果も
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるFM変調器の構成を示
したブロック図である。
【図2】本実施例の180度分配器の入出力波形を表わ
した各種波形図である。
【図3】第1および第2の発光素子による変調の様子を
示した説明図である。
【図4】従来の光ヘテロダイン形FM変調器の出力信号ス
ペクトラムの一例を示した特性図である。
【図5】本実施例の光ヘテロダイン形FM変調器の出力信
号スペクトラムの一例を図6の従来例と対比するために
示した特性図である。
【図6】本実施例の光ヘテロダイン形FM変調器の光周波
数偏移を表わした特性図である。
【図7】本発明の第1の変形例におけるFM変調器の構成
を示したブロック図である。
【図8】本発明の第2の変形例におけるFM変調器の構成
を示したブロック図である。
【図9】本発明の第2の変形例における第1の変調光源
の構成を示したブロック図である。
【図10】本発明の第2の変形例における第2の変調光
源の構成を示したブロック図である。
【図11】従来提案されたFM変調器の一般的な構成を表
わしたブロック図である。
【図12】公報に示されたヘテロダイン送信機の原理的
な構成を表わしたブロック図である。
【図13】他の公報に記載された不要光振幅変調成分除
去方法を実現する装置のブロック図である。
【符号の説明】
13 電気信号(入力信号) 14 180度分配器 17、61 第1の変調用光源 18、62 第2の変調用光源 光結合器 27 受光素子 28 出力信号 51 分配器 54 同相増幅器 56 逆相増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−74847(JP,A) 特開 平11−54825(JP,A) 特開 平11−2850(JP,A) 特開 平9−312624(JP,A) 特開 平10−13353(JP,A) 特開 昭53−12201(JP,A) 特開 平10−56424(JP,A) 特開 平10−190586(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 10/00 - 10/28 H03C 3/38 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気信号入力用の入力端子に一端を接続
    した第1のコンデンサと、カソードを接地しアノードを
    前記第1のコンデンサの他端に接続した第1の半導体レ
    ーザダイオードと、前記第1のコンデンサの他端に一端
    を接続しその他端を所定の正電源に接続した第1のコイ
    ルとを備えた第1の変調用光源と、 前記電気信号入力用の入力端子に一端を接続した第2の
    コンデンサと、アノードを接地しカソードを前記第2の
    コンデンサの他端に接続した第2の半導体レーザダイオ
    ードと、前記第2のコンデンサの他端に一端を接続しそ
    の他端を所定の負電源に接続した第2のコイルとを備
    え、前記入力端子に入力される信号を第1の変調用光源
    に対してその振幅および周波数を保持した状態で位相に
    ついて180度反転させることで、第1の変調用光源に
    よって変調された後の周波数変調成分と互いに周波数的
    に分離配置されるような周波数変調成分 に変換する第2
    の変調用光源と、 これら第1および第2の変調用光源の出力する変調光を
    不要な光強度変調成分を相殺させるように 受光して光電
    変換することでヘテロダイン検波を行い、このヘテロダ
    イン検波の際の非直線性により生じた不要な光強度変調
    成分を相殺させると共に、周波数の偏移量が元の2倍と
    なることで前記入力信号のレベルを実質的に半減させた
    入力条件で所望のレベルの電気信号を出力する光電変換
    手段とを具備することを特徴とするFM変調器。
JP09265562A 1997-09-30 1997-09-30 Fm変調器 Expired - Fee Related JP3097618B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09265562A JP3097618B2 (ja) 1997-09-30 1997-09-30 Fm変調器
US09/150,774 US6014243A (en) 1997-09-30 1998-09-10 FM modulators

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09265562A JP3097618B2 (ja) 1997-09-30 1997-09-30 Fm変調器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11112433A JPH11112433A (ja) 1999-04-23
JP3097618B2 true JP3097618B2 (ja) 2000-10-10

Family

ID=17418843

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09265562A Expired - Fee Related JP3097618B2 (ja) 1997-09-30 1997-09-30 Fm変調器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6014243A (ja)
JP (1) JP3097618B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1174847A (ja) * 1997-08-28 1999-03-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd Fm変調装置
US6643470B1 (en) * 1999-10-01 2003-11-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. FM signal converter, FM signal optical transmitter and FM signal optical receiver
US6634811B1 (en) * 1999-11-30 2003-10-21 Jds Corporation High performance optical link
EP1646164B1 (en) * 2003-07-11 2015-10-07 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Optical signal transmitter and optical signal transmission system
JP3955292B2 (ja) 2004-07-30 2007-08-08 松下電器産業株式会社 Fm変調器
JP4564517B2 (ja) * 2007-06-27 2010-10-20 Hoya株式会社 Fm変調型光伝送装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03209927A (ja) * 1990-01-12 1991-09-12 Fujitsu Ltd ヘテロダイン送信機
JPH047882A (ja) * 1990-04-25 1992-01-13 Mitsubishi Electric Corp 半導体レーザ装置
JPH05188334A (ja) * 1992-01-07 1993-07-30 Nec Corp 不要光振幅変調成分除去方法
JPH07283785A (ja) * 1994-04-04 1995-10-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光送信装置
JP3405046B2 (ja) * 1996-02-22 2003-05-12 Kddi株式会社 レーザ光発生装置
US5777773A (en) * 1996-10-31 1998-07-07 Northern Telecom Limited Optical frequency control system and method
JP3482088B2 (ja) * 1996-12-05 2003-12-22 松下電器産業株式会社 周波数変調装置
JP3444519B2 (ja) * 1997-05-19 2003-09-08 松下電器産業株式会社 Fm変調装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11112433A (ja) 1999-04-23
US6014243A (en) 2000-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7711336B2 (en) Single sideband mixer and method of extracting single sideband signal
JP3429395B2 (ja) アナログ光信号伝送用適応等化器
JP3097618B2 (ja) Fm変調器
US20090009259A1 (en) Angle modulator
US6687465B2 (en) FM modulator
WO2005027380A1 (ja) 光信号受信機、光信号受信装置及び光信号伝送システム
JP2000183764A (ja) 出力回路
JP3494426B2 (ja) Fm変調装置
JP4219519B2 (ja) 周波数変調装置
JPH047882A (ja) 半導体レーザ装置
JP2749255B2 (ja) 振幅変調方法及び回路
JPH0983259A (ja) 歪み補償回路
JP4397087B2 (ja) 光伝送装置
JPH06130439A (ja) 光外部変調器による周波数変換装置
JP3460451B2 (ja) 周波数変調器
JPH11251972A (ja) 歪補償装置
JPH11220442A (ja) Fm変調方法およびその装置
JP3451890B2 (ja) 周波数変調方式
GB2069275A (en) HF power amplifier
RU1841314C (ru) Автогетеродинное приемное устройство
JP2003143076A (ja) 光送信回路
JPS624900B2 (ja)
JPH0621898A (ja) 変調光信号の歪み補償方式
JP2000244395A (ja) 光送信装置及びその歪補償方法
JPH10126161A (ja) ダブル・バランスド・ミキサ回路

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070811

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080811

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080811

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090811

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090811

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100811

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees