JP3429395B2 - アナログ光信号伝送用適応等化器 - Google Patents

アナログ光信号伝送用適応等化器

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JP3429395B2
JP3429395B2 JP18870095A JP18870095A JP3429395B2 JP 3429395 B2 JP3429395 B2 JP 3429395B2 JP 18870095 A JP18870095 A JP 18870095A JP 18870095 A JP18870095 A JP 18870095A JP 3429395 B2 JP3429395 B2 JP 3429395B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/25Arrangements specific to fibre transmission
    • H04B10/2507Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、一般的には、電気信号の光信
号への変換、より詳細には、電気信号を光信号に変換す
るのに伴う相互変調ひずみ(混変調ひずみ)効果を適応
的に等化(つまり、ゼロにする)することに関する。
【0002】
【従来の技術】光通信媒体、例えば、光ファイバケーブ
ルを通じてのデータ伝送は、典型的には以下のように達
成される。最初にデータ信号が変調信号に変換される。
データ信号及び変調信号は両方ともアナログRF(無線
周波数)の変調された電気信号である。次に、この変調
信号がレーザに加えられ変調された光信号が生成され
る。この光信号は電気データ信号の光学表現である。換
言すれば、光信号が変調信号を使用して変調され、結果
として光信号内にデータ信号内に含まれる情報が埋め込
まれる。この光信号が次に適当な宛先に光通信媒体を介
して伝送される。
【0003】しかしながら、アナログまたはデジタルR
F変調信号が加えられた場合、レーザの変調応答は非線
型となる。このような非線型の変調応答特性は、結果と
して伝送された信号に相互変調ひずみ(混変調ひずみ)
を生成する。この相互変調ひずみは、伝送される光信号
の品質及び忠実度を劣化し、また、信号が伝送できる光
ファイバの距離を制限する。
【0004】この問題に対する従来の解決方法は、レー
ザの非線型変調応答パターンを補償する同調ハイブリッ
ド回路の使用を伴う。この同調ハイブリッド回路は第1
の信号及び第2の信号を生成する。ここで、第1の信号
は第1の周波数、第1の位相、及び第1の振幅を持ち、
第2の信号は第2の周波数、第2の位相、及び第2の振
幅を有する。
【0005】人であるオペレータが相互変調ひずみ(混
変調ひずみ)生成物を分析し、次に、適当な受動要素
(例えば、コンデンサ及び抵抗)を使用して同調ハイブ
リッド回路を実現し、これによって、第1及び第2の周
波数、位相、及び振幅の値を設定する。理想的には、第
1及び第2の周波数、位相、及び振幅は、人であるオペ
レータによって、相互変調ひずみ生成物と振幅が等し
く、位相が反対となるように第1及び第2の信号が設定
される。第1及び第2の信号が電気変調信号を生成する
ために使用され、この電気変調信号に従ってレーザによ
って光信号が生成された場合、光信号が相互変調ひずみ
(混変調ひずみ)生成物を含まないようになる。
【0006】この従来の解決策は、人による誤差が生じ
るという欠陥を有する。相互変調ひずみ生成物は、人で
あるオペレータが第1及び第2の周波数、位相、及び振
幅を正確に決定及び設定したときにのみ相殺される。
【0007】従来の解決策は、また、これが相互変調ひ
ずみ生成物の位相及び振幅の双方またはいずれか一方の
変動を自動的に補償しないという欠陥を有する。当業者
に理解できるように、レーザの変調応答パターンは時間
とともにドリフトする。時間に伴うドリフトは、結果と
して、レーザによって生成される相互変調ひずみ生成物
の位相及び振幅の双方またはいずれか一方に変動を与え
る。手操作にて調節しなければならないために、従来の
解決策による従来の同調ハイブリッド回路は、相互変調
ひずみ生成物の位相及び振幅の双方またはいずれか一方
の変動を自動的に調節する能力を持たない。
【0008】従って、人の介入無しに、レーザの非線型
変調応答パターンの結果として生成される相互変調ひず
み生成物を自動的にゼロにし、また、レーザの変調応答
パターンのトリフトに起因する相互変調ひずみ生成物の
位相及び振幅の双方またはいずれか一方の変動を自動的
に補償する適応等化器が要望される。
【発明の概要】本発明は、レーザによって光データ信号
を変調するために使用する電気変調信号を生成する適応
等化器(レーザインタフェースとも称される)に関す
る。レーザは非線型変調応答パターンを持ち、このため
に、光データ信号は主データ信号及び複数の高調波ひず
み生成物を含む。適応等化器は高調波ひずみ生成物の一
つ(この高調波ひずみ生成物が適応等化器の動作によっ
てゼロにされる)の周波数に等しい周波数を有する修正
電気信号を生成する働きをする。適応等化器は高調波ひ
ずみ生成物の位相及び振幅を検出する。次に、適応等化
器は、検出された位相に従って、修正電気信号と高調波
ひずみ生成物が共役的に整合(matching)するように修正
電気信号を位相シフトする。また、適応等化器は、位相
シフトされた修正電気信号を、検出された振幅に従っ
て、位相シフトされた修正電気信号と高調波ひずみ生成
物の振幅が等しくなるように増幅する。次に、増幅さ
れ、さらに位相シフトされた修正電気信号が電気データ
信号と結合され、電気変調信号が形成される。
【0009】本発明のその他の特徴及び長所、並びに本
発明の様々な実施例の構造及び動作が付属の図面を参照
しながら以下に詳細に説明される。図面中、同一の参照
番号は、同一のまたは機能的に類似する要素を示す。
【0010】
【発明の詳細な記述】1.本発明の概要 図1は通信システム102のブロック図である(通信シ
ステム102の本発明と関係のある部分のみが示され
る)。通信システム102は、アンテナ106を含む
が、これは、移動通信端末(例えば、セルラ電話機、図
示無し)によって空間を通じて伝送された(つまり、ブ
ロードカストされた)伝送データ信号104を受信す
る。好ましくは、この伝送データ信号104は、RF
(無線周波数)搬送波によって運ばれるデジタルデータ
またはアナログデータを表わす。
【0011】受信機108は、伝送データ信号104を
周知の方法にて処理して好ましくはRF電気データ信号
110を生成する。この電気データ信号110は、伝送
データ信号104の電気的表現である。換言すれば、こ
の電気データ信号110は、伝送データ信号104内に
埋め込まれたデータを含む。
【0012】レーザインタフェース112(適応等化器
とも称される)は、この電気データ信号を好ましくはR
F電気変調信号114に変換する。この電気変調信号1
14は周知のレーザ116に転送される。レーザ116
は、この電気変調信号114を周知の方法で使用して電
気データ信号110の光表現となるように光データ信号
118を変調する。換言すれば、光データ信号118
は、電気データ信号110内に存在する情報を含む。光
データ信号118は、光通信媒体、例えば、光ファイバ
を介して適当な宛先に伝送される。
【0013】本発明は無線通信用途において使用される
ように適応される。従って、受信機108は、図1にお
いて、アンテナ106に接続されているように示され
る。但し、本発明、特に、レーザインタフェース112
は、非無線通信用途においても使用できることを理解さ
れるべきである。例えば、レーザインタフェース112
は、データ信号がソースまたは送信機から得られる場合
も使用することができる。
【0014】当業者においては理解できるように、レー
ザ116の変調応答は非線型である。従って、レーザ1
16は、光データ信号118を変調するために電気変調
信号114を使用した場合、相互変調ひずみ生成物を生
成する可能性がある。このような相互変調ひずみ生成物
は、光データ信号118に傷及びひずみを与える働きを
する。
【0015】本発明によると、レーザインタフェース1
12はレーザ116の非線型変調応答特性を補償するよ
うな電気変調信号114を生成する。より具体的には、
レーザインタフェース112は、光データ信号118内
に含まれる相互変調ひずみ生成物を識別及び量子化し、
ここで修正信号または修正項206、208と称される
複数の信号を生成する。これら修正信号206、208
は、各々、電気変調信号と結合された場合、相互変調ひ
ずみ生成物を相殺するのに必要な周波数、振幅、及び位
相を有する。レーザインタフェース112は修正信号2
06、208を使用して電気変調信号114を生成し、
このため、レーザ116は、光データ信号118を変調
するために電気変調信号114を使用した場合には相互
変調ひずみを生成することがない。
【0016】本発明によると、レーザインタフェース1
12は、レーザ116によって生成された相互変調ひず
み生成物のこのような相殺(ゼロ化)を自動的に遂行す
る。人の介在は必要とされない。具体的には、修正信号
206、208の周波数、位相、及び振幅の全てまたは
その一部を人が手操作にて決定及び設定することは必要
とされない。かわりに、修正信号206、208が自動
的に生成される。
【0017】また、レーザインタフェース112は、レ
ーザ116の変調応答パターンのドリフトに起因する相
互変調ひずみ内の位相及び振幅の双方またはいずれか一
方の変化を自動的に補償する。より具体的には、レーザ
インタフェース112は、修正信号206、208の位
相及び振幅の双方またはいずれか一方を自動的に調節
し、レーザ116によって生成された相互変調ひずみ生
成物の位相及び振幅の双方またはいずれか一方の変化を
補償する。
【0018】以下の節においては本発明のレーザインタ
フェース112を詳細に説明する。
【0019】2.レーザインタフェース(適応等化器) 図2は本発明の一つの好ましい実施例に従うレーザイン
タフェース112のブロック図である。図2は、さら
に、本発明と関係のある周知のレーザ116の詳細をブ
ロック図の形式にて示す。
【0020】具体的には、レーザ116は電気光変換器
210を含む。これは、周知の方法で(レーザインタフ
ェース112によって生成された)電気変調信号114
を光データ信号118を変調するために使用し、この結
果として、電気データ信号110の光表現である光デー
タ信号118が生成される。この光データ信号118は
光通信媒体120(図1)を介して適当な宛先に伝送さ
れる。この光データ信号118は、光検出器212にも
提供される。
【0021】光検出器212は周知の方法にて動作し、
光データ信号118を電気信号214に変換する。これ
は、図2において、“検出信号”と称される。この検出
信号214は、光データ信号118内に存在する相互変
調ひずみ生成物を含む光データ信号118の電気的表現
である。このために、光データ信号118内に含まれる
相互変調ひずみ生成物は検出信号214内に電気的に表
わされる。電気光変換器210及び光検出器の構造及び
動作は当業者に周知である。
【0022】レーザインタフェース122を詳細に説明
する前に、レーザ116によって生成される相互変調ひ
ずみ生成物の性質について考えることは有益なことであ
る。当業者に理解できるように、レーザ116によって
生成される光データ信号118は一次信号と複数の高調
波を含む。一次信号は、電気データ信号110の“純粋
な”光表現を表わす。例えば、電気データ信号110
が、sin(ωt) である場合は、光データ信号118の一
次信号もまたsin(ωt) である。
【0023】光データ信号118の高調波は、相互変調
ひずみ効果を表す。これら高調波には、二次高調波、三
次高調波、四次高調波、等が含まれる(これらは、単
に、二次高調波、三次高調波、等と称される。)。電気
データ信号110がsin(ωt)である場合は、フーリエ高
調波級数によって記述されるように、二次高調波は、si
n(2ωt)であり、三次高調波は、sin(3ωt)でり、以下同
様である。
【0024】次にレーザインタフェースについて考え
る。レーザインタフェース112は、線型信号増幅器2
02を含むが、これは、電気データ信号110を増幅
し、増幅されたデータ信号204を生成する。この増幅
は、アンテナ106及び受信機108(図1)による電
気データ信号110の前処理に起因する損失を補償する
ために必要である。線型信号増幅器202の構造及び動
作は当業者に周知である。
【0025】レーザインタフェース112はまた二次高
調波修正項206及び三次高調波修正項208を生成す
る動作を行なう複数の要素を含む。増幅されたデータ信
号204が周知の方法にて二次高調波項206及び三次
高調波項208と結合され、結果として、電気的変調信
号114が生成される(例えば、増幅データ信号20
4、二次高調波修正項206、及び三次高調波修正項2
08を表わすパワーが総和される)。
【0026】本発明によると、二次高調波修正項206
は光データ信号118の二次高調波と同一の周波数及び
振幅を有する。但し、二次高調波修正項206と光デー
タ信号118の二次高調波は、互いに共役的に整合する
(二つの正弦波の共役整合は周知であり、二つの共役的
に整合した正弦波間には、これらが互いに加えられたと
き、これらが互いに相殺、またはゼロ化する数学的関係
があることが良く知られている)。最も単純なケースに
おいては、これらは、同一の周波数及び振幅を有する
が、但し、共役の(つまり180°ずれた)位相を有す
る。当業者においては理解できるように、同一の振幅で
反対の位相(つまり180°の位相差)の二つのベクト
ルが結合された場合は、ゼロのベクトルが生成される。
従って、二次高調波修正項206は、光データ信号11
8の二次高調波の影響を等化する働きをする。換言すれ
ば、二次高調波修正項206は、光データ信号118の
二次高調波を相殺する(ゼロにする)働きを有する。よ
り具体的には、二次高調波修正項206を使用して電気
変調信号114を生成することによって、電気変調信号
114が、レーザ116が光データ信号118を変調す
るために電気変調信号114を使用した場合、二次高調
波が生成されないように(電気変調信号114の直前の
バージョンに対して)調節される。
【0027】同様にして、三次高調波修正項208は、
光データ信号118の三次高調波と同一の周波数及び振
幅を持ち、光データ信号118の三次高調波と共役的に
整合する。従って、三次高調波修正項208は、光デー
タ信号118の三次高調波の影響を等化する働きを有す
る。換言すれば、三次高調波修正項208は光データ信
号118の三次高調波を相殺(またはゼロ化)するよう
に機能する。より詳細には、三次高調波修正項208を
使用して電気変調信号114を生成することによって、
電気変調信号114を、レーザ116が光データ信号1
18を変調するために電気変調信号114を使用したと
きに三次高調波を生成しないように(電気変調信号11
4の直前のバージョンに対して)調節される。
【0028】本発明の一つの好ましい実施例によると、
レーザインタフェース112は、光データ信号118の
二次及び三次高調波のみを相殺する。これは、二次及び
三次高調波が光データ信号118に対して最も強い影響
を有する相互変調ひずみ生成物であるためである。但
し、本発明の別の実施例においては、レーザインタフェ
ース112は光データ信号118の追加の高調波を相殺
する。このような別の実施例においては、レーザインタ
フェース112は、二次高調波修正項206及び三次高
調波修正項208以外の修正項を生成する。このような
追加の修正項を生成するためのレーザインタフェース1
12の修正は、ここでの議論から当業者には明らかであ
る。
【0029】二次高調波修正項206及び三次高調波修
正項208を生成する動作を行なうレーザインタフェー
ス112の要素について以下に図3との関連で説明され
る。図3はレーザインタフェース112の動作を示す流
れ図302である。
【0030】前述のように、レーザインタフェース11
2内の線型信号増幅器202は、増幅されたデータ信号
204を生成するために電気データ信号110を増幅す
る。この増幅されたデータ信号204が二次高調波修正
項206及び三次高調波修正項208と結合されること
によって電気変調信号114が生成される。これらの動
作が図3に、それぞれ、段階306及び308として表
わされる。
【0031】段階310によって表わされるように、第
1の電圧制御発振器(VCO)232は、光データ信号
118の二次高調波と同一の周波数を有する信号236
(以降、ここでは参照の目的で第1の信号と称される)
を生成する。同様にして、第2のVCO234は、光デ
ータ信号118の三次高調波と同一の周波数を有する信
号238(ここでは以降参照の目的で第2の信号と称さ
れる)を生成する。第1及び第2のVCO232、23
4は、周波数チューニングコントロール228によって
生成された周波数チューニングコントロール信号230
に従ってこのような周波数の第1及び第2の信号23
6、238を生成する。本発明の別の実施例によると、
第1及び第2の信号236、238は補助信号発生器に
よって生成される。
【0032】好ましくは、第1のVCO232は、第1
の信号236が同一の振幅で、90度の位相差を有する
二つの平衡信号から構成されるように動作する。当業者
に理解できるように、一つの平衡信号は、180度の位
相差を有する二つの同一の信号(これらは互いに逆数で
ある)から構成される。同様にして、第2のVCO23
4は、第2の信号238が同一の振幅で、90度の位相
差を有する二つの平衡信号から構成されるように動作す
る。第1及び第2のVCO232、234については、
1994年7月25日出願の合衆国特許出願第08/2
80638号の『A Modem Having a Phase Corrector a
nd a Voltage Controlled Oscillator Implemented Usi
ng A Multi-Stage Ring Oscillator』、において説明さ
れているので、これを参照されたい。
【0033】図3の段階312によって表わされるよう
に、レーザインタフェース112内の誤差信号検出器2
16は、レーザ116内で光検出器212によって生成
された検出信号214を受信する。上で述べたように、
検出信号214は、光データ信号118の電気的表現で
ある。本発明の別の実施例においては、検出器218
は、レーザ116の外側に位置することができる。
【0034】誤差信号検出器216は、検出信号214
内に含まれる相互変調ひずみ生成物を識別及び量子化す
る(段階314)。具体的には、誤差信号検出器216
は、光データ信号118内に含まれる(検出信号内に電
気的に表わされる)、好ましくは二次及び三次高調波の
位相及び振幅を決定する。二次及び三次高調波に対する
これら位相情報及び振幅情報がエラー信号218内にカ
プセル化され、ベクトル変調コントローラ220に提供
される。
【0035】段階316によって表わされるように、ベ
クトル変調コントローラ220は、誤差信号218を使
用して位相制御信号252、254及び振幅制御信号2
56、258を生成する。位相制御信号252は、第1
の信号236が光データ信号118の二次高調波と共役
的に整合するために修正されるべき第1の信号236の
位相の程度を示す。位相制御信号254は、第2の信号
238が光データ信号118の三次高調波と共役的に整
合するために修正されるべき第2の信号238の位相の
程度を示す。振幅制御信号256は、第1の信号236
が光データ信号118の二次高調波と同一の振幅を有す
るために修正されなければならない第1の信号236の
振幅の程度を示す。振幅制御信号258は、第2の信号
238が光データ信号118の三次高調波と同一の振幅
を有するために修正されなければならない第2の信号の
振幅の程度を示す。
【0036】段階318によって表わされるように、位
相制御信号252は第1のRF位相変調器240に提供
される。第1のRF位相変調器240は、位相制御信号
252に従って、第1の信号236から位相シフトされ
た第1の信号244を生成するが、ここで位相シフトさ
れた第1の信号244は、光データ信号118の適当な
ひずみ生成物(このケースにおいては二次高調波)と共
役的に整合する。
【0037】振幅制御信号256は第1のRF振幅変調
器248に提供される。第1のRF振幅変調器248
は、振幅制御信号256に従って、位相シフトされた第
1の信号244から二次高調波修正項206を生成する
が、ここで、二次高調波修正項206の振幅は、光デー
タ信号118の二次高調波をゼロに相殺するような大き
さを有する。また、第1のVCO232の動作によっ
て、二次高調波修正項206の周波数は、光データ信号
118の二次高調波をゼロに相殺するような周波数を有
する。第1のRF位相変調器240の動作によって、位
相シフトされた第1の信号244は光データ信号118
の二次高調波に共役的に整合される。第1の信号244
の光データ信号118内の適当なひずみ生成物との共役
整合は、光データ信号118内のひずみを相殺(即ちゼ
ロに)する。
【0038】同様にして、第2の位相制御信号254は
第2のRF位相変調器に提供される。第2のRF位相変
調器242は、位相制御信号254に従って、第2の信
号238から位相シフトされた第2の信号246を生成
するが、ここで、位相シフトされた第2の信号246
は、光データ信号118の三次高調波に共役的に整合さ
れる。
【0039】振幅制御信号258は第2のRF振幅変調
器250に提供される。第2のRF振幅変調器250
は、振幅制御信号258に従って、位相シフトされた第
2の信号246から三次高調波修正項208を生成する
が、ここで三次高調波修正項208の振幅は、光データ
信号118の三次高調波をゼロに相殺するような大きさ
を有する。また、第2のVCO234の動作によって、
三次高調波修正項208の周波数は、光データ信号11
8の三次高調波をゼロに相殺するような周波数にされ
る。第2のRF位相変調器242の動作によって、位相
シフトされた第2の信号246は、光データ信号118
の三次高調波に共役的に整合される。第2の信号246
の光データ信号118内の適当なひずみ生成物との共役
整合は、光データ信号118内のひずみを(ゼロに)相
殺する。
【0040】二次高調波修正項206と三次高調波修正
項208は、上に説明されたように(段階308)、増
幅されたデータ信号204と結合されて、電気変調信号
114を生成する。
【0041】当業者においては上の議論に基づいて理解
できるように、本発明は、光データ信号118を変調す
るために電気変調信号114を使用したときにレーザ1
16によって生成される相互変調ひずみ生成物を(人の
介在無しに)自動的に相殺する。このような相互変調ひ
ずみ生成物の自動的な相殺は、相互ひずみ生成物を丁度
相殺するように相互変調ひずみ生成物に対して適当な周
波数、振幅、及び位相を有する共役的に整合された修正
項信号(つまり、二次高調波修正項206及び三次高調
波修正項)を使用して電気変調信号114を生成し、さ
らに、検出された信号214(これは、光データ信号1
18の電気的表現である)のリアルタイム分析に基づい
てこれら修正項信号206、208を自動的連続的に生
成することによって達成される。また、修正項信号20
6、208は、検出された信号214の分析に基づいて
連続的自動的に生成されるために、本発明は、(レーザ
116の変調応答パターンのドリフトに起因する)相互
変調ひずみ生成物の周波数、振幅及び位相の変化を自動
的に調節する。
【0042】3.実現の詳細 レーザインタフェース112の要素について以下の節に
おいてより詳細に議論される。
【0043】3.1 誤差信号検出器 図4は、誤差信号検出器216及びベクトル変調コント
ローラ220のブロック図である。この節においては誤
差信号検出器216について説明し、次の節においては
ベクトル変調コントローラ220について説明する。
【0044】誤差信号検出器216は、光データ信号1
18のゼロにされる各高調波に対する振幅/位相検出器
430を含む。従って、好ましくは、二次及び三次高調
波がゼロとするために、誤差信号検出器216は二つの
振幅/位相検出器430A、430Bを含む。各振幅/
位相検出器430は(レーザ116内の光検出器212
によって生成された)検出信号214を受信し、振幅誤
差信号408及び位相誤差信号418を生成する。
【0045】図5は振幅/位相検出器430のより詳細
なブロック図である。各振幅/位相検出器430は、問
題の高調波を相殺するのに適当な周波数を有する信号を
生成する電圧制御発振器410を含む。例えば、光デー
タ信号118の二次高調波と関連する振幅/位相検出器
430A内のVCO410は、二次高調波の周波数に等
しい周波数を有する信号を生成する。
【0046】VCO410は電気データ信号110(図
1)に位相ロックされ、このために、VCO410によ
って生成された信号は電気データ信号110と同一の位
相を有する。注意すべき点は、周知の周波数分割器(プ
レスケーラとも称される)である外部基準セレクタ22
4が基準信号222から調節された基準信号223を生
成する。この基準信号222は、電気データ信号110
と同一の位相を有するということである。
【0047】VCO410によって生成された信号は、
正弦波成分と余弦波成分を含む。一般的に、検出信号2
14は、正弦波を表わす。
【0048】VCO410によって生成された信号の正
弦波成分は、周知のミキサ402内で検出信号214と
結合する。ミキサ402の構造及び動作は当業者に周知
である。このミキサ402の出力は問題の高調波の規模
に比例する規模を有するDC電圧である。例えば、光デ
ータ信号118の二次高調波と関連する振幅/位相検出
器430A内のミキサ402の出力は、二次高調波に実
質的に等しい規模を有するDC電圧である。
【0049】ミキサ402からのDC電圧出力は、周知
の方法にてDC電圧から残存するAC成分をろ波する動
作をする周知のフィルタに加えられる。フィルタ404
は、真の誤差信号から過剰のノイズ及びスプリアスRF
信号を除去する動作をする切替コンデンサフィルタ(swi
tched capacitor filter)から成る。
【0050】フィルタ404からのろ波されたDC電圧
出力は、電圧比較器406に加えられる。電圧比較器4
06は、周知の方法で動作して、このフィルタされたD
C電圧を基準電圧Vref に対して比較する。電圧比較器
406は、周知の方法で、フィルタ404からのろ波さ
れたDC電圧出力の大きさに最も近い複数の離散論理レ
ベル(好ましくは、5から10の離散論理レベルが使用
される)の一つを有する電圧信号を出力するが、これ
は、振幅誤差信号408と称される。比較器406は、
周知のスライス増幅器(slice amplifier)兼レベル比較
器として機能し、変調コントローラ220が適切に機能
することを許す適当な電圧の離散誤差信号レベルを提供
する。
【0051】VCO410によって生成される信号の余
弦波成分は、周知のミキサ412内で検出信号214と
結合される。ミキサ412の構造及び動作は当業者に周
知である。このミキサ412の出力は、光信号118内
の高調波ひずみ項の位相に比例する大きさを有するDC
電圧である。例えば、光データ信号118の二次高調波
と関連する振幅/位相検出器430A内のミキサ412
の出力は、二次高調波の位相に比例する振幅を有するD
C電圧である。
【0052】ミキサ412からのDC電圧出力は周知の
フィルタ414に加えられるが、これは周知の方法で動
作して、DC電圧から残存するAC成分をろ波する。フ
ィルタ414は、スイッチドコンデンサ低域フィルタを
含むが、これは、真の誤差信号から過剰ノイズ及びスプ
リアスRF信号を除去する働きを有する。
【0053】フィルタ414からのろ波されたDC電圧
出力は、電圧比較器416に加えられる。電圧比較器4
16は、周知の方法で動作して、このろ波されたDC電
圧を基準電圧Vref'に対して比較する。電圧比較器41
6は、周知の方法で、フィルタ414からのろ波された
DC電圧出力の大きさに最も近い複数の離散レベル(好
ましくは、5から10の離散論理レベルが使用される)
の一つを有する電圧信号を出力するが、これは位相誤差
信号418と称される。比較器416は、周知のスライ
ス増幅器兼レベル比較器として機能し、変調コントロー
ラ220が適切に機能することを許す適当な電圧の離散
誤差信号レベルを提供する。
【0054】3.2 ベクトル変調コントローラ 図4に再び戻り、ベクトル変調コントローラ220は、
光データ信号118のゼロにされる各高調波に対する制
御信号発生器432を含む。従って、好ましくは、二次
及び三次高調波がゼロにされるために、ベクトル変調コ
ントローラ220は、二つの制御信号発生器432A、
432Bを含む。各制御信号発生器432は、誤差信号
検出器216内の対応する振幅/位相検出器430から
振幅誤差信号408及び位相誤差信号418を受信し、
振幅制御信号256及び位相制御信号252を生成す
る。
【0055】図6は制御信号発生器432のブロック図
である。各制御信号発生器432は、各々の振幅誤差信
号408を受信するバッファ502を含む。バッファ5
02は、周知のサンプルホールド増幅器であり、その出
力の所に存在する電圧(つまり、振幅誤差信号408)
を格納する動作をする。
【0056】こうして格納された誤差信号408は、バ
ッファ502からVAGC信号506として出力される(VA
GCは、voltage amplifier gain control(電圧増幅器利
得制御)の略である)。バッファ502は、たま、VAGC
B 信号508を出力する(“B”は、“バー”、つま
り、“逆数”を表わす)。この信号は、VAGC信号506
と、これが反対の位相を有することを除いて同一である
(つまり、VAGC信号506とVAGCB 信号508は、18
0度位相がずれる)。VAGCB 信号508がVAGC信号50
6から生成される方法は、当業者に明らかである。VAGC
信号506とVAGCB 信号508は、一体となって、振幅
制御信号256または258を表わす。
【0057】各制御信号発生器432は、さらに、各々
の位相誤差信号418を受信するデジタル信号プロセッ
サ(DSP)を含む。DSP504は、位相誤差信号4
18を分析し、各々の修正項206または208が問題
の高調波を相殺するために必要な位相シフトを決定す
る。例えば、二次高調波と関連する制御信号発生器43
2A内のDSP504は、位相誤差信号418Aを分析
し、二次高調波修正項206が光データ信号118の二
次高調波を相殺するために必要な位相シフトを決定す
る。
【0058】DSP504は、この位相シフトをA電圧
510、Bデジタル値512、及びCデジタル値514
を適当に出力することによって表わす。図9にグラフ的
に表わされるように、もし要求される位相シフトが0と
90度との間である場合は、Bデジタル値512が1に
設定され、Cデジタル値514が1に設定される。同様
にして、要求される位相シフトが90度と180度の
間、180度と270度の間、または270度と360
度の間である場合は、B及びCデジタル値512、51
4が、それぞれ、“01”、“10”、または“00”
に設定される。
【0059】A電圧510は、あるレンジ内の正確な位
相シフトを決定する。例えば、B及びCデジタル値51
2、514が“01”に設定され、この位相シフトが9
0度から180度のレンジ内である場合は、A電圧51
0は、(この位相シフトが91度、92度、またはその
他のどのような値であるか関係なく)このレンジ内の正
確な位相シフトを示す。
【0060】好ましくは、DSP504は、以下のよう
に動作することによって、A電圧510、Bデジタル値
512、Cデジタル値514を生成する。DSP504
は、集積回路(IC)内の位相シフタ要素を動作するた
めの制御信号を提供するプログラマブルデジタル論理要
素として動作する。DSP504は、一つの入力バッフ
ァ増幅器及び一つのデジタルキャリア出力を備えた4ビ
ット規模比較器として機能する。適当な周波数における
位相誤差信号418の規模が入力電圧レンジを規模比較
器が正しく機能するための必要なレベルに調節するため
にバッファされる。比較器は次に入力位相誤差信号41
8の規模の一連の近似を生成し、ライン512、51
4、518、及び520に接続されたデジタルラッチバ
ッファを起動する。比較器からのこうしてラッチされた
出力は、ライン512、514、518、及び520内
のデジタル出力制御を提供する。キャリア出力の規模
が、ライン510及び516上の適当な電圧レベル制御
信号を提供するために再びバッファされる。DSP50
4は、モニタタップを含み、これによって、全ての制御
ラインの電圧値が監視され、また、DSP504がDS
P504に外部ストロボ入力を加えることによってリセ
ットできるようにされる。
【0061】注意すべき点は、DSP504も同様に、
それぞれ、A、B、及びC信号510、512、514
と同一であるが但し位相が反対のAB、BB、及びCB
信号516、518、520を出力するということであ
る。A、B、C信号510、512、514からAB、
BB、及びCB信号516、518、520がどのよう
に生成されるかは当業者に周知である。これらA、B、
及びC信号510、512、514と、AB、BB、及
びCB信号516、518、520は、一体となって
(集合的に)位相制御信号252または254を表わ
す。
【0062】3.3 位相変調器 図7は、本発明の一つの好ましい実施例に従う第1のR
F位相変調器240の回路図である。第2のRF位相変
調器242の構造及び動作は、第1のRF位相変調器2
40のそれと同一である。従って、図7に示される回路
図並びに以下の説明は、第2のRF位相変調器242に
も等しく適用するものである。
【0063】ベクトル変調コントローラ220内の制御
信号発生器432A内のDSP504によって生成され
るA、B、及びC信号510、512、514と、A
B、BB、及びCB信号516、518、520は、そ
れぞれ、トランジスタQ3、Q5、Q6、Q21、Q1
9、及びQ18のベースに加えられる。第1のVCO2
32によって生成される第1の信号236は、トランジ
スタQ1のベースに加えられる。第1の信号236と位
相が反対(180度の位相差)であることを除いて同一
である第1の信号bar 602は、トランジスタQ2のベ
ースに加えられる。第1の信号bar 602が第1の信号
236からどのように生成されるかは当業者に周知であ
る。
【0064】第1の信号236と第1の信号bar 602
は、第1のVCO232によって生成される第1の平衡
信号を表わす。第1の平衡信号と規模が等しいが但し9
0度位相がずれる第1のVCO232によって生成され
る第2の平衡信号は、V90信号及びV90B信号によ
って表わされる。V90信号はトランジスタQ23のベ
ースに加えられ、V90B信号はトランジスタQ22の
ベースに加えられる。
【0065】第1のRF位相変調器240は、第1の信
号236の位相をA、B、及びC信号510、512、
及び514によって指定される量だけシフトする働きを
有する。例えば、上で説明のように、B及びCデジタル
値512、514が“01”に等しい場合は、第1の信
号236の位相は、90度から180度にシフトされ
る。A電圧510は、90度から180度のこのレンジ
内の正確な位相シフトを示す。
【0066】第1のRF変調器240は、平衡出力電圧
信号VO/VOBを生成するが、これは、その位相が上
に述べられたようにシフトされた後の第1の信号236
を表わす。平衡出力電圧信号VO/VOBの周波数は、
第1の信号236の周波数に等しい。信号VOとVOB
とは180度位相がずれる。平衡出力電圧信号VO/V
OBは、位相シフトされた第1の信号244として、第
1のRF振幅変調器248に提供される(換言すれば、
平衡出力電圧信号VO/VOBと位相シフトされた第1
の信号244は同一である。)。具体的には、位相シフ
トされた第1の信号704はVOに等しく、位相シフト
された第1の信号(bar )702は、VOBに等しい
(図8参照)。
【0067】第1のRF位相変調器240は、以下のよ
うに動作して、出力電圧信号VOを生成する。第1のR
F位相変調器240は、0度と360度の間の位相シフ
トを提供する。実際の位相シフトは、第1のVCO23
2によって生成された第1及び第2の信号と等価である
基底ベクトル信号の線型結合を取ることによって達成さ
れる。VCO232の第1と第2の信号間の位相差は9
0度に等しい。従って、これら二つの平衡信号は直角で
あり、制御信号510、512、514、516、51
8、及び520を調節することによってこれら二つの平
衡ベクトルの線型結合を取ることによって、出力VO/
VOBの所の位相は全360度サイフクルを通じて連続
的に変動することができる。さらに、VCO232の第
1と第2の平衡信号が同一の振幅である場合、出力平衡
信号VO/VOBは全360度位相空間を通じて一定の
振幅を有する。上記は、第2のRF位相変調器242に
関してもいえる。当業者においては、第1のRF位相変
調器240に関するその他の詳細はここに含まれる教示
に基づいて明らかである。
【0068】3.4 振幅変調器 図8は、本発明の一つの好ましい実施例に従う第1のR
F振幅変調器248の回路図である。第2のRF振幅変
調器250の構造及び動作は第1の振幅変調器248の
それと同一である。従って、図8に示される回路図並び
に以下の議論は、第2のRF振幅変調器250にも等し
く適用するものである。
【0069】第1のRF振幅変調器248は、前置補償
段(predistortion stage)710及び増幅器段712を
含む。誤差信号検出器216の制御信号発生器432A
内のバッファ502からのVAGC信号506及びVAGCB 信
号508は、それぞれ、プレディストーション段710
内のトランジスタT2及びT5のベースに加えられる。
位相シフトされた第1の信号244及び位相シフトされ
た第1の信号(bar )702は、それぞれ、増幅器段7
12内のトランジスタT13及びT9のベースに加えら
れる。
【0070】前置補償段710は、周知の方法で動作し
て、増幅器段712の利得の線形制御を行なう。具体的
には、前置補償段710は、トランジスタT7及びT1
2のベースに加えられる利得制御電圧714、及びトラ
ンジスタT8及びT11のベースに加えられる利得制御
電圧(bar )716を生成する働きを有する。この平衡
利得制御電圧714/716は以下のようにして生成さ
れる。電圧VAGC及びVAGCB は、平衡電圧VAGC' を表わ
す。この平衡電圧VAGC' がエミッタ結合対を表わすトラ
ンジスタT2及びT5のベースの所に加えられる。多く
の場合に、抵抗RE1がT2及びT5の動作を線形化す
るために使用される。このエミッタ結合対は、電圧VAG
C' をT2及びT5のコレクタの所に存在する差分電流
に変換する。この電流が次にトランジスタT1及びT4
間の差分対数電圧を生成する。この電圧が次に各々がエ
ミッタ結合対を表わすトランジスタT7、T8、及びT
12、T11のベースに加えられる。当業者においては
理解できるように、対数電圧がこの方式でエミッタ結合
対のベースに加えられると、増幅器段712の利得がVA
GC' との関係で線形化される。
【0071】増幅器段712は、位相シフトされた第1
の信号244を増幅し、これによって、信号118の二
次高調波を相殺するのに適当な振幅を有する出力電圧信
号Voutを生成する働きをする。この出力電圧信号Vout
は、二次高調波として適当な周波数を持ち、また、信号
118の二次高調波を相殺するのに適当な位相を有す
る。この出力電圧信号Voutは、電気変調信号114を生
成するために使用される二次高調波修正項206(図
2)を表わす。
【0072】増幅器段712は可変利得段として機能
し、ここで、電圧利得はVAGC' 電圧に依存する。VAGC'
電圧(506−508)が増加されると、トランジスタ
T7及びT12と比較して、トランジスタT8及びT1
1のコレクタ内により多くの電流が流れる。これは現
在、より多くのコレクタT9及びT13の電流がVCC
への短絡でロードされるトランジスタT8及びT11に
(負荷RE2及びRE3から遠のくように)向けられる
ために、増幅器の利得を増加させる。トランジスタT7
及びT8と、T11及びT12は、電流をRE2及びR
E3に向かって、またはこれから遠のくように向け、こ
れによって増幅器段712の電圧を調節するためのステ
アリングスイッチとして使用される。上の議論は、第2
のRF振幅変調器250にも適用するものである。
【0073】当業者においては明らかなように、増幅器
段712の利得は0(VAGC506の規模が大きな場合)
から2×RE2×(位相シフトされた第1の信号244
の振幅)/RE4(VAGC506の大きさが小さい場合)
の間の範囲を有する。好ましくは、RE2及びRE3は
各々100オームに等しくされ、RE4は25オームに
等しくされる。但し、これらの値は、個々の実現に依存
するものである。
【0074】RF振幅変調器248は、要求される増幅
/減衰を達成するために必要である場合は、他の振幅変
調器とカスケード接続できることを理解すべきである。
レーザインタフェース112をカスケード接続されたR
F振幅変調器を含むようにどのように修正するかは当業
者においてはここに含まれる議論から明白である。
【0075】上では本発明の様々な実施例が説明された
が、これらは、単に一例として示されたのもであり、制
限を目的としないことを理解されるべきである。従っ
て、本発明の幅及び範囲は、上に示された一例としての
実施例によって限定されるものではなく、特許請求の範
囲及びこれらの均等物によってのみ定義されるべきであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの好ましい実施例に従う通信シス
テムのブロック図である。
【図2】本発明の一つの好ましい実施例に従うレーザイ
ンタフェース及びレーザのブロック図である。
【図3】本発明の好ましい動作を示す流れ図である。
【図4】本発明の好ましい実施例に従う誤差信号検出器
及びベクトル変調器のブロック図である。
【図5】本発明の好ましい実施例に従う振幅/位相検出
器のブロック図である。
【図6】本発明の好ましい実施例に従う制御信号発生器
のブロック図である。
【図7】本発明の一つの好ましい実施例に従う位相変調
器及び振幅変調器の回路図である。
【図8】本発明の一つの好ましい実施例に従う位相変調
器及び振幅変調器の回路図である。
【図9】本発明の制御信号発生器がいかに要求される位
相シフトを記述するか説明するために使用される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート ケイス モンゴメリー アメリカ合衆国 08853 ニュージャー シィ,ネシャニック ステーション,ロ ングフィールド ドライヴ 66 (56)参考文献 特開 昭60−31324(JP,A) 特開 昭62−294336(JP,A) 特開 昭56−72546(JP,A) 特開 昭62−77719(JP,A) 特開 平6−21541(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 10/00 - 10/28 H04J 14/00 - 14/08

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光データ信号を変調するためにレーザに
    より使用される電気変調信号を生成する方法であって、
    該レーザが非線形変調応答パターンをもつために該光デ
    ータ信号が主データ信号及び複数の高調波ひずみ生成物
    を含むような方法において、 (1)該高調ひずみ生成物のうちの1つのものの周波数
    に等しい周波数を有する修正電気信号を、電気データ信
    号とは独立に生成するステップと、 (2)該高調波ひずみ生成物のうちの1つのものの位相
    および振幅を検出するステップと、 (3)該検出された位相に従って、該修正電気信号を位
    相シフトして、該修正電気信号と、該高調波ひずみ生成
    物のうちの該1つのものとを共役的に整合させるステッ
    プと、 (4)該検出された振幅に従って、該位相シフトされた
    修正電気信号を増幅して、該位相シフトされた修正電気
    信号と、該高調波ひずみ生成物のうちの該1つのものと
    を振幅的に互いに等しくするステップと、 (5)該増幅され、かつ位相シフトされた修正電気信号
    を、該電気データ信号と結合して、該電気変調信号を形
    成するステップと、を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、 該高調波ひずみ生成物のうちの該1つのものが、該光デ
    ータ信号の2次高調波ひずみ生成物である方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の方法において、該ステ
    ップ(2)が 該光データ信号を、該光データ信号の電気的表現である
    第1の電気信号に変換するステップと、 該高調波ひずみ生成物のうちの該1つのものに等しい周
    波数を有する第2の電気信号を生成するステップと、 該第1の電気信号を該第2の電気信号と混合して、該高
    調波ひずみ生成物のうちの該一つのものと該修正電気信
    号の間の振幅差に比例する大きさを有する第1の電圧信
    号、及び該高調波ひずみ生成物のうちの該1つのものと
    該修正電気信号の間の位相差に比例する大きさを有する
    第二の電圧信号を生成するステップとを含む方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の方法において、さらに
    ステップ(2)、と(3)との間で遂行されるステップ
    であって、 該第1の電圧信号から、該高調波ひずみ生成物のうちの
    該1つのものの振幅に等しい該修正電気信号の振幅を確
    立するのに必要とされる該修正電気信号の増幅を示す振
    幅制御信号を生成するステップと、 該第二の電気信号から、該修正電気信号と該高調波ひず
    み生成物のうちの該1つのものと共役的に整合させるの
    に必要とされる該修正電気信号の位相シフトを示す位相
    制御信号を生成するステップを含む方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の方法において、該ステ
    ップ(3)が、該修正電気信号を、該位相制御信号に従
    って位相シフトするステップを含む方法。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の方法において、該ステ
    ップ(4)が、該位相シフトされた修正電気信号を、該
    振幅制御信号に従って増幅するステップを含む方法。
  7. 【請求項7】 光データ信号を変調するために、レーザ
    により使用される電気変調信号を生成するための適応等
    化器であって、該レーザが非線形変調応答パターンをも
    つために該光データ信号が主データ信号及び複数の高調
    波ひずみ生成物を含むような適応等化器において、 該高調波ひずみ生成物のうちの1つのものの周波数に等
    しい周波数を有する修正電気信号を生成するための電圧
    制御発振器と、 該高調波ひずみ生成物のうちの1つのものの位相と振幅
    を検出するためのエラー信号検出器と、 該修正電気信号と、該高調波ひずみ生成物のうちの該1
    つのものとが共役的に整合されるように、該検出された
    位相に従って該修正電気信号を位相シフトするための位
    相変調器と、 該位相シフトされた修正電気信号と、該高調波ひずみ生
    成物のうちの該1つのものとが振幅的に等しくなるよう
    に、該位相変調された修正電気信号を、該検出された振
    幅に従って増幅するための振幅変調器と、 該増幅されかつ位相シフトされた修正電気信号を電気デ
    ータ信号と結合して、該電気変調信号を形成するための
    手段とを含むことを特徴とする適応等化器
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の適応等化器において、
    該高調波生成物のうちの該1つのものが、該光データ信
    号の2次高調波ひずみ生成物である適応等化器。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の適応等化器において、
    該レーザが、該光データ信号を該光データ信号の電気的
    表現である第1の電気信号に変換するための光検出器を
    含み、該エラー信号検出器が、 該高調波ひずみ生成物のうちの該1つのものと等しい周
    波数を有する第2の電気信号を生成するための第2の電
    圧制御発振器と、 該第1の電気信号と該第2の電気信号とを混合して、該
    高調波ひずみ生成物のうちの該1つのものと該修正電気
    信号の間の振幅差に比例する大きさを有する第1の電圧
    信号、及び該高調波ひずみ生成物のうちの該1つのもの
    と該修正電気信号との間の位相差に比例する大きさを有
    する第2の電圧信号を生成するためのミキサとを含む適
    応等化器。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の適応等化器におい
    て、さらに 該高調波ひずみ生成物のうちの該1つのものの振幅に等
    しい該修正電気信号の振幅を確立するのに必要とされる
    該修正電気信号の増幅を示す振幅制御信号を、該第1の
    電圧信号から生成するとともに、該修正電気信号と、該
    高調波ひずみ生成物のうちの該1つのものとを共役的に
    整合させるのに必要とされる、該修正電気信号の位相シ
    フトを示す位相制御信号を、該第2の制御信号から生成
    するためのベクトル変調コントローラを含むことを特徴
    とする適応等化器。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の適応等化器におい
    て、該位相変調器が、該位相電気信号に従って該修正電
    気信号を位相シフトするための手段を含む適応等化器。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の適応等化器におい
    て、該振幅変調器が、 該位相シフトされた修正電気信号を該振幅制御信号に従
    って増幅するための手段を含む適応等化器。
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