JP7202100B2 - 光変調装置 - Google Patents

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本発明は、光変調装置に関するものである。
特許文献1には、電気信号S2の振幅値とパイロット信号Vaの振幅値との合算値が駆動電圧Vπ以内となる電気信号S2によって光信号S1を強度変調し光変調信号S3を外部出力するとともに光変調信号S3をモニタするモニタPDを有したLN変調器と、バイアス電圧Vbを出力するD/Aコンバータと、基本波fpのパイロット信号Vaを生成するシンセサイザと、バイアス電圧Vbとパイロット信号Vaとを重畳する加算器と、基本波fp成分に対する2倍高調波2fp成分の比を演算して変調曲線のドリフトを求め、該ドリフトを相殺するバイアス電圧Vbを生成させるコントローラCと、を備える光変強度調装置に関する技術が開示されている。
特開2004-93969号公報
特許文献1に開示された技術では、光強度変調器において発生するパイロット信号の2倍高調波に基づいて、光強度変調器の変調曲線のドリフトを求め、ドリフトを相殺するバイアス電圧を生成して光強度変調器に供給するように制御を行う。ところで、2次高調波は、光強度変調器以外でも発生する。このような2次高調波は、バイアス電圧を調整しても相殺できない。このため、バイアス電圧を調整してもドリフトの正常な制御ができなくなるという問題点がある。また、2次高調波がバイアス制御により低減しても、3次高調波が発生することで、信号品質が劣化してしまう問題点がある。
そこで、本発明は、出力される光信号の高調波歪を低減することが可能な光変調装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、光信号を電気信号に応じて強度変調して出力する光強度変調部と、バイアス信号を生成して前記光強度変調部に供給するバイアス部と、所定の周波数を有するパイロット信号を生成して前記光強度変調部に供給するパイロット部と、前記光強度変調部によって強度変調された前記光信号を電気信号に変換する光電変換部と、前記光電変換部から出力される電気信号に含まれる前記パイロット信号の高調波成分に基づいて前記バイアス部を制御して前記バイアス信号を調整する第1制御部と、前記光強度変調部に対して前記パイロット信号の高調波成分に対応する高調波信号を生成して供給する高調波部と、前記光電変換部から出力される電気信号に含まれる高調波成分に基づいて前記高調波部を制御して前記高調波信号の振幅および位相を調整する第2制御部と、を有することを特徴とする。
さらに、本発明は、前記第1制御部は、前記光電変換部から出力される電気信号に含まれる前記パイロット信号の2次高調波に基づいて前記バイアス部を制御して前記バイアス信号を調整し、前記高調波部は、前記光強度変調部に対して前記パイロット信号の2次高調波信号を生成して供給し、前記第2制御部は、前記光電変換部から出力される電気信号に含まれる前記パイロット信号の2次高調波に基づいて前記高調波部を制御して2次高調波信号の振幅および位相を調整する、ことを特徴とする。
さらに、本発明は、前記第2制御部は、前記光電変換部から出力される電気信号に含まれる前記パイロット信号の2次高調波のうち、前記光強度変調部以外で発生する2次高調波を抑圧するように前記高調波部が生成する2次高調波の振幅および位相を調整することを特徴とする。
このような構成によれば、出力される光信号の高調波歪を低減することが可能となる。さらに、このような構成によれば、2次高調波を低減することができる。さらに、このような構成によれば、理論値を基準にして、光強度変調部以外において発生する2次高調波を低減することができる。
また、本発明は、前記光強度変調部において生じる歪をプリディストーションによって補償するプリディストーション部と、前記光電変換部から出力される電気信号に含まれる3次高調波に基づいて、前記プリディストーション部の特性を調整する制御を実行する第3制御部と、を有することを特徴とする。
このような構成によれば、3次高調波を低減することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明は、光信号を電気信号に応じて強度変調して出力する光強度変調部と、バイアス信号を生成して前記光強度変調部に供給するバイアス部と、所定の周波数を有するパイロット信号を生成して前記光強度変調部に供給するパイロット部と、前記光強度変調部によって強度変調された前記光信号を電気信号に変換する光電変換部と、前記光電変換部から出力される電気信号に含まれる前記パイロット信号の高調波成分に基づいて前記バイアス部を制御して前記バイアス信号を調整する第1制御部と、前記光強度変調部に対して前記パイロット信号の高調波成分に対応する高調波信号を生成して供給する高調波部と、前記光電変換部から出力される電気信号に含まれる高調波成分に基づいて前記高調波部を制御して前記高調波信号の振幅および位相を調整する第2制御部と、を有することを特徴とする。
さらに、本発明は、前記光強度変調部において生じる歪をプリディストーションによって補償するプリディストーション部と、前記光電変換部から出力される電気信号に含まれる3次高調波に基づいて、前記プリディストーション部の特性を調整する制御を実行する第3制御部と、を有することを特徴とする。
さらに、本発明は、前記高調波部は、前記光強度変調部に対して前記パイロット信号の3次高調波信号を生成して供給し、前記第3制御部は、前記光電変換部から出力される電気信号に含まれる前記パイロット信号の3次高調波に基づいて前記高調波部を制御して3次高調波信号の振幅および位相を調整する、ことを特徴とする。
さらに、本発明は、前記第3制御部は、前記光電変換部から出力される電気信号に含まれる前記パイロット信号の3次高調波のうち、前記光強度変調部以外で発生する3次高調波を抑制するように前記高調波部が生成する3次高調波信号の振幅および位相を調整することを特徴とする。
このような構成によれば、出力される光信号の高調波歪を低減することが可能となる。さらに、このような構成によれば、3次高調波を低減することができる。さらに、このような構成によれば、光強度変調部以外において発生する3次高調波を低減することができる。さらに、このような構成によれば、理論値を基準にして、光強度変調部以外において発生する3次高調波と2次高調波を分離してそれぞれを低減することができる。

また、本発明は、前記第3制御部は、前記光電変換部から出力される電気信号に含まれる前記パイロット信号の高調波成分と、前記プリディストーション部から出力される信号に含まれる高調波成分との比較に基づいて前記プリディストーション部の特性を調整することを特徴とする。
このような構成によれば、プリディストーション部の動的な制御を確実に行うことができる。
また、本発明は、前記第3制御部は、第1周波数を有する第1パイロット信号を前記プリディストーション部の前段に供給し、前記第1周波数とは異なる第2周波数を有する第2パイロット信号を前記プリディストーション部の後段に供給し、前記光強度変調部から出力される電気信号に含まれる前記第1パイロット信号および前記第2パイロット信号の振幅および位相に基づいて前記プリディストーション部の特性を調整することを特徴とする。
このような構成によれば、プリディストーション部の動的な制御を確実に行うことができる。
本発明によれば、出力される光信号の高調波歪を低減することが可能な光変調装置を提供することが可能になる。
本発明の第1実施形態に係る光変調装置の構成例を示す図である。 図1に示すLN変調部の動作を説明するための図である。 図1に示すLN変調部の動作を説明するための図である。 図1に示すLN変調部において発生する高調波と、それ以外で発生する高調波の関係を示す図である。 本発明の第1実施形態において実行される処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る光変調装置の構成例を示す図である。 図6に示すRF信号歪制御部34の構成例を示す図である。 図7に示すRF信号歪制御部34の動作を説明するための図である。 RF信号歪制御部の特性を示す図である。 LN変調部の入出力特性を示す図である。 RF信号歪制御部の特性を示す図である。 RF信号歪制御部の特性を示す図である。 RF信号の周波数特性を示す図である。 図11(A)の特性におけるプリディストーション処理の効果を説明するための図である。 図11(B)の特性におけるプリディストーション処理の効果を説明するための図である。 図12の特性におけるプリディストーション処理の効果を説明するための図である。 本発明の第2実施形態において実行される処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態において実行される処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る光変調装置の構成例を示す図である。 図6に示すRF信号歪制御部34の変形実形態を示す図である。 図6に示すRF信号歪制御部34の変形実形態を示す図である。
次に、本発明の実施形態について説明する。
(A)本発明の第1実施形態の構成の説明
図1は、本発明の第1実施形態に係る光変調装置の構成例を示す図である。図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る光変調装置1は、レーザ光発生部11、LN(ニオブ酸リチウム:LiNbO)変調部12、RF(Radio Frequency)信号出力部13、RF信号制御部14、信号結合部15、パイロット信号生成部16、パイロット信号制御部17、中央制御部18、DC(Direct Current)電圧生成部19、DC電圧制御部20、光分配部21、光電気変換部22、光強度検出部23、光電気信号制御部24、光受信部25、光電気変換部26、RF信号制御部27、および、RF信号観測装置28を有している。
ここで、レーザ光発生部11は、所定の波長のレーザ光を発生し、LN変調部12のレーザ光入力部121に供給する。
LN変調部12は、レーザ光発生部11から供給されるレーザ光を信号結合部15およびDC電圧制御部20から供給される電気信号に基づいて強度変調し、光ファイバを介して出力する。
なお、LN変調部12は、レーザ光発生部11からレーザ光が入力されるレーザ光入力部121、RF信号およびパイロット信号が結合された信号結合部15から供給される電気信号が入力される信号入力部122、および、DC電圧制御部20からDCバイアス電圧が入力されるDCバイアス入力部123を有している。
RF信号出力部13は、例えば、70~3200MHzの放送信号であるRF信号を生成して出力する。もちろん、これ以外の信号を出力するようにしてもよい。
RF信号制御部14は、例えば、RF信号出力部13から出力されるRF信号の振幅が一定になるように制御して調整する。
信号結合部15は、RF信号制御部14から供給されるRF信号と、パイロット信号制御部17から供給されるパイロット信号とを結合(混合)し、信号入力部122に供給する。
パイロット信号生成部16は、例えば、周波数が1MHzの正弦波信号をパイロット信号として生成し、パイロット信号制御部17に供給する。なお、1MHzは、一例であって、1MHz以外の周波数であってもよい。
パイロット信号制御部17は、パイロット信号生成部16から供給されるパイロット信号の2倍の周波数を有する2次高調波を生成し、その振幅と位相を調整して出力する。なお、2次高調波を生成する方法としては、パイロット信号を歪ませることによって生成するようにしてもよいし、パイロット信号を逓倍することによって生成してもよいし、あるいは、パイロット信号とは別個に生成するようにしてもよい。
中央制御部18は、光強度検出部23、光電気信号制御部24、および、RF信号観測装置28によって検出された信号に基づいて、パイロット信号生成部16、パイロット信号制御部17、DC電圧生成部19、および、DC電圧制御部20を制御する制御部である。
DC電圧生成部19は、中央制御部18の制御に応じて、DC電圧を生成して出力する。DC電圧制御部20は、中央制御部18の制御に応じて、DC電圧生成部19から供給されるDC電圧を調整して出力する。
光分配部21は、LN変調部12から出力される強度変調されたレーザ光を、光ファイバを介して光受信部25に供給するとともに、一部を分配して光電気変換部22に供給する。
光電気変換部22は、光分配部21から供給されるレーザ光を電気信号に変換して光強度検出部23と光電気信号制御部24に供給する。
光強度検出部23は、光電気変換部22から供給される光強度を検出して中央制御部18に供給する。光電気信号制御部24は、光電気変換部22から供給される電気信号を中央制御部18に供給する。中央制御部18は、含まれているパイロット信号と、その高調波成分とを検出する。中央制御部18に供給する信号はアナログ信号でも変換されたデジタル信号でもよい。なお、2次高調波を検出する方法としては、2次高調波に同期した局部発振信号を用いて2次高調波をダウンコンバートし、振幅成分を検出する同期復調方式もできるし、バンドパスフィルタ等を用いて所望の帯域の信号を検波する方法でもできる。またこれら以外の方法を用いても良い。
光受信部25は、光分配部21から光ファイバを介して供給されるレーザ光を受信し、光電気変換部26に供給する。
光電気変換部26は、光受信部25から供給されるレーザ光を電気信号に変換してRF信号制御部27に供給する。
RF信号制御部27は、光電気変換部26から供給される電気信号に含まれているRF信号を抽出して、RF信号観測装置28に供給する。RF信号観測装置28は、RF信号制御部27から供給されるRF信号を観測し、観測結果を中央制御部18に供給する。
(B)本発明の第1実施形態の動作の説明
以下では、まず、LN変調部12において2次高調波が発生する原理を説明する。レーザ光発生部11から出力されるレーザ光に含まれる周波数成分は、理想的には単一と考えられる。
LN変調部12では、入力されたレーザ光を入力された電気信号に応じた位相差で、電気信号に応じた光強度変調を行うことができる。
光電気変換部22は、光強度変調された光信号の包絡線を2乗検波により検出し、入力された電気信号を取り出す。
光電気信号制御部24では、光電気変換部22から出力される電気信号から高調波成分と直流成分を除去する。
LN変調部12の出力は、経年変化等によって変動するので、DCバイアス入力部123にDCバイアスを印加することでLN変調部12のバイアス動作点を調整する。
これにより、バイアス動作点が光強度の中点に位置される場合、2次高調波は出力されない。しかし、バイアス動作点は時間的に変動するため、光強度の中点を満たさない場合には、2次高調波が発生する。
図2および図3は、2次高調波の発生の原理を示す図である。図2(A)は、LN変調部12の変調特性とバイアス電圧(DCバイアスの電圧)の関係を示している。縦軸は光の強度、横軸はバイアス動作点電圧である。また、図2(B)は、RF信号の一例を示す図であり、横軸は時間(s)を示し、縦軸は振幅(V)を示している。また、図3(A)は、バイアス電圧が図2(A)の縦軸0の位置(中点)である場合のLN変調部12の出力信号を示し、図3(B)は、バイアス電圧が中点でない場合のLN変調部12の出力信号を示している。バイアス動作点が中点であることを満たしていない場合には、図3(B)に示すように、横軸に対し対称とならないことから、2次高調波が発生する。一方、バイアス動作点が中点であることを満たす場合には、図3(A)に示すように、横軸に対して線対称となるので、2次高調波は発生しない。しかし、その場合でも、図3(A)に示すように、元の波形(図2(B)参照)に比較すると波形の振幅が圧縮された形状となるので、3次高調波が発生する。
従来技術では、2次高調波については、例えば、正弦波としてのパイロット信号をパイロット信号生成部16によって生成し、パイロット信号制御部17および信号結合部15を介してLN変調部12に供給する。LN変調部12では、中点からのずれに応じてパイロット信号の2次高調波が発生する。
光電気信号制御部24は、光電気変換部22から供給される電気信号に含まれているパイロット信号の2次高調波を検出し、2次高調波が少なくなるように、DC電圧制御部20を制御し、中点となるように調整する。このような制御により、環境温度や経時変化による中点のずれを抑制することができる。
ところで、2次高調波は、LN変調部12だけでなく、例えば、光電気変換部22や光電気信号制御部24でも発生する。このような2次高調波は、LN変調部12における2次高調波とは無関係に発生する。このため、このような2次高調波が存在する場合には、LN変調部12からの2次高調波を分離できないことから、中央制御部18が2次高調波を誤検出し、DCバイアスの設定が困難になるという問題点がある。
そこで、本発明の第1実施形態では、パイロット信号制御部17によって、パイロット信号の2次高調波を生成するとともに、2次高調波の振幅および位相を調整することで、LN変調部12以外から発生する2次高調波を相殺するようにしている。以下に、詳細な動作を説明する。
LN変調部12以外の部分が2次高調波を発生した場合、各部が出力した2次高調波が加算される。
第1実施形態では、パイロット信号制御部17が2次高調波を生成して出力するとともに2次高調波の振幅および位相を調整可能とされている。
図4において、信号SIG3はパイロット信号制御部17の2次高調波、光電気変換部22の2次高調波、および、光電気信号制御部24の2次高調波を示している。また、破線で示す信号SIG2は、前述した3つの信号成分を合成した成分を示している。また、一点鎖線で示す信号SIG4はLN変調部12の2次高調波を示す。さらに、二点鎖線で示す信号SIG1はパイロット信号制御部17から出力される2次高調波成分を示している。
第1実施形態では、パイロット信号制御部17が、パイロット信号とともに、パイロット信号の2次高調波を出力し、この2次高調波の振幅および位相を調整することで、図4に破線で示す信号SIG2を相殺する。
なお、信号SIG2を相殺する信号SIG1を出力する方法としては、例えば、LN変調部12から出力される2次高調波の振幅および位相は、LN変調部12の変調特性と光電気変換部22の変換特性から計算によって求めることができる。一方、LN変調部12以外の部分で発生する2次高調波については、光電気変換部22から出力されるパイロット信号の基本波成分から生成されるため、パイロット信号の位相と同調した異なる振幅成分の合成となるため計算によって求めることは困難である。そこで、中央制御部18は、光電気信号制御部24の出力を参照し、計算によって求めたLN変調部12から出力される信号SIG4のみが残るように、パイロット信号制御部17が出力する2次高調波の振幅および位相を調整することができる。あるいは、中央制御部18は、光電気信号制御部24の出力を参照し、計算によって求めたLN変調部12から出力される信号を相殺するようにパイロット信号制御部17が出力する2次高調波の振幅および位相を調整し、そのときに残っている残余の信号成分の振幅および位相を検出し、この成分を相殺するように振幅および位相を調整することができる。もちろん、これら以外の方法を用いるようにしてもよい。
つぎに、中央制御部18は、LN変調部12以外からの2次高調波が抑圧された状態で、信号SIG4が相殺されるように、DC電圧を調整することで、DCバイアスを最適化することができる。なお、DC電圧を調整する方法としては、例えば、DCバイアスを変化させた場合に、2次高調波が減少する場合には2次高調波が最小になるまで同じ方向に変化を継続する。また、DCバイアスを変化させた場合に、2次高調波が増加する場合には2次高調波が最小になるまで逆方向に変化を継続する。
以上に説明したように、本発明の第1実施形態では、パイロット信号制御部17においてパイロット信号の2次高調波を生成して出力するとともに、その振幅および位相を調整するようにしたので、LN変調部12以外の部分において生じる2次高調波を相殺することができる。これにより、LN変調部12によって生じる2次高調波を抽出することができるので、DCバイアスを最適化することができる。これにより、RF信号観測装置28で観測されるRF信号の2次高調波が最適となるようにDCバイアスを調整することができる。なお、以上の動作によって、RF信号の2次高調波が最適となるようにDCバイアスが調整されるが、より最適な調整を行うために、RF信号観測装置28で観測されるRF信号の2次高調波に基づいて、手動または自動でDCバイアスを調整するようにしてもよい。
つぎに、図5を参照して、第1実施形態において実行される処理の詳細について説明する。図5に示す処理が開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS10では、中央制御部18は、LN変調部12において発生するパイロット信号の2次高調波の理論値を算出する。例えば、図3(B)の信号をフーリエ変換することで、パイロット信号の2次高調波の理論値を算出することができる。もちろん、これ以外の方法によって理論値を算出するようにしてもよい。
ステップS11では、中央制御部18は、光強度が最大となるDCバイアスを探索する。より詳細には、中央制御部18は、光強度検出部23の出力を参照しつつDC電圧制御部20を制御してDCバイアスを変化させ、LN変調部12から出力される光強度が最大となるDCバイアスを探索する。なお、光強度が最大となるDCバイアスを探索するのではなく、最小、または、所定の値となるDCバイアスを探索するようにしてもよい。
ステップS12では、中央制御部18は、パイロット信号生成部16およびパイロット信号制御部17を制御して、パイロット信号を出力させるとともに、光電気信号制御部24によって、パイロット信号の2次高調波を検出させる。
ステップS13では、中央制御部18は、ステップS12で検出したパイロット信号の2次高調波が最小化するようにDC電圧制御部20を制御する。これによって、LN変調部12の変調特性の中点に近い値に設定される。
ステップS14では、中央制御部18は、パイロット信号制御部17を制御して、パイロット信号の2次高調波の出力を開始させるとともに、2次高調波の振幅を調整する。
ステップS15では、中央制御部18は、パイロット信号制御部17を制御して、パイロット信号の2次高調波の位相を調整する。
ステップS16では、中央制御部18は、光電気信号制御部24によって検出されるパイロット信号の2次高調波の振幅および位相が理論値に近いか否かを判定し、理論値に近いと判定した場合(ステップS16:Y)にはステップS17に進み、それ以外の場合(ステップS16:N)にはステップS14に戻って前述の場合と同様の処理を繰り返す。なお、理論値と近いか否かについては、例えば、理論値と検出値の差分値の絶対値が所定の閾値未満か否かで判定することができる。以上のステップS14~ステップS16の処理の繰り返しにより、LN変調部12以外において発生する2次高調波を合成した信号である図4に示す信号SIG2を相殺(または抑圧)する2次変調波であるSIG1をパイロット信号制御部17から出力することができる。
ステップS17では、中央制御部18は、パイロット信号生成部16およびパイロット信号制御部17を制御して、パイロット信号を出力させるとともに、光電気信号制御部24によって、パイロット信号の2次高調波を検出させる。
ステップS18では、中央制御部18は、ステップS12で検出したパイロット信号の2次高調波が最小化するようにDC電圧制御部20を制御する。
ステップS19では、中央制御部18は、電源がオフにされたか否かを判定し、電源がオフにされていないと判定された場合(ステップS19:N)にはステップS17に戻って前述の場合と同様の処理を繰り返し、それ以外の場合(ステップS19:Y)には処理を終了する。以上のステップS17~ステップS19の処理の繰り返しによって、例えば、環境温度の変化によってLN変調部12の特性が変化したり、経時変化によってLN変調部12の特性が変化したりした場合でも、LN変調部12の変調特性の中点付近の値に常に設定することができる。
以上に説明したように、図5に示すフローチャートによれば、前述した動作を実現することができる。
(C)本発明の第2実施形態の構成の説明
図6は、本発明の第2実施形態の構成例を示す図である。図6において、図1と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図6では、図1と比較すると、RF信号制御部14が除外され、RF信号歪制御部34が新たに追加されている。また、図6では、RF信号歪制御部34が信号結合部15の後段に配置されている。これら以外の構成は、図1と同様である。
図7は、図6に示すRF信号歪制御部34の3次高調波を補正する詳細な構成例を示す図である。図7に示すように、RF信号歪制御部34は、増幅部341、歪発生部342、および、主信号制御部345を有している。
ここで、増幅部341は、信号結合部15から供給されるRF信号とパイロット信号とが結合された信号を、中央制御部18の制御に応じた所定の利得で増幅して出力する。
歪発生部342は、同じ特性を有する歪発生用半導体343,344が逆接続されて構成され、増幅部341から出力される信号に対してプリディストーション処理(前置歪補償処理)を施して出力する。より詳細には、歪発生部342は、LN変調部12が有する入出力特性である変調特性と逆の特性を有し、増幅部341から出力される信号に対して当該特性によってプリディストーション処理(予め歪を持たせる処理)を施す。これにより、LN変調部12によって生じる3次高調波を低減することができる。歪発生用半導体は、ダイオードやトランジスタのような非線形素子を選択することができる。なお、歪発生部342には、中央制御部18から供給される制御信号によって特性を調整することができる。
主信号制御部345は、位相部346と減衰部347を有し、増幅部341から供給されるメイン信号の位相と振幅を中央制御部18の制御に応じて調整して出力する。ここで、位相部346は、増幅部341から供給される信号の位相を中央制御部18の制御に応じて調整して出力する。減衰部347は、位相部346から供給される信号の振幅を中央制御部18の制御に応じて調整して出力する。
なお、主信号制御部345は線形特性を有しており、また、歪発生部342は前述したように逆特性を有している。中央制御部18は、これらの特性を制御信号によって調整しながら合成することで、LN変調部12の逆特性(合成することで線形特性となる特性)を得ることができる。
(D)本発明の第2実施形態の動作の説明
つぎに、本発明の第2実施形態の動作について説明する。なお、第2実施形態では、LN変調部12が出力する2次高調波に関する動作は、第1実施形態と同様であるので、以下では、RF信号制御部27が出力する2次高調波と3次高調波に注目してその動作を説明する。
前述した第1実施形態と同様の動作によって、2次高調波に対する調整が終了すると、第2実施形態では、3次高調波を調整する動作を実行する。すなわち、中央制御部18は、光電気信号制御部24の出力を参照し、LN変調部12によって生じたパイロット信号の3次高調波を検出する。なお、3次高調波を検出する方法としては、例えば、3次高調波と同期した局部発振信号を用いて3次高調波をダウンコンバートしその振幅を検出する同期復調方式や、3次高調波の周波数を通過し、それ以外を減衰するバンドパスフィルタ等を用いることができる。またそれ以外の方法を用いてもよい。
中央制御部18は、光電気信号制御部24によって検出された3次高調波に応じて、歪発生部342を調整する。より詳細には、中央制御部18は、歪発生部342を構成する歪発生用半導体343,344の制御信号のそれぞれの電圧を、3次高調波が減少するように制御する。
ここで、歪発生部342を構成する歪発生用半導体343,344は、図2の逆特性を有している。より詳細には、歪発生用半導体343,344は、図8に示す逆特性を有している。
ここで、歪発生部342の動作を、図8を参照して説明する。図8の横軸Vは、歪発生部342の入力信号を示し、縦軸yは出力信号を示す。また、太線の曲線で示す変調逆特性CHR6は、歪発生部342が有する、図2の逆特性である変調逆特性を示す。入力信号SIG1は、歪発生部342に入力される信号を示す。制御信号SIG2は、中央制御部18より入力される制御信号であり、後で詳細に説明するように、この制御信号SIG2を制御することで、歪発生用半導体343,344のバイアス動作点を調整することができる。出力信号SIG3は、歪発生部342の出力信号の振幅の正側を示し、出力信号SIG4は、歪発生部342の出力信号の振幅の負側を示す。また、出力信号SIG5は、出力信号SIG3と出力信号SIG4の合成信号を示している。このように、LN変調部12が入力信号の振幅を圧縮する変調特性であるのに対し、歪発生部342は入力信号の振幅を伸長する変調特性(変調逆特性CHR6)を有している。
なお、歪発生用半導体343,344には、中央制御部18から制御信号SIG2が印加されており、この制御信号SIG2を調整することで図8に示す変調逆特性CHR6を調整することができる。具体的には、制御信号SIG2を大きくするとV軸が大きくなる方向に、制御信号SIG2を小さくするとV軸に対して小さくなる方向に変調逆特性CHR6が変化するため、制御信号SIG2が大きくなるとカーブが緩くなり、小さくするとカーブが急峻となる。V軸のマイナス側は逆の動作となる。中央制御部18は、歪発生用半導体343に印加する制御信号SIG2の電圧を調整し、3次高調波が最も小さくなる電圧を探索する。また、中央制御部18は、歪発生用半導体344に印加する制御信号SIG2の電圧を調整し、3次高調波が最も小さくなる電圧を探索する。また、3次高調波が最も小さくなるように、主信号制御部345の位相部346の移相量および減衰部347の減衰量を調整する。これにより、3次高調波を最小にすることができる。
図9は、歪発生用半導体343,344の変調逆特性を示している。縦軸yは歪発生用半導体の逆特性を示している。横軸Vは、制御信号を示している。より詳細には、図9(A)は、歪発生用半導体343,344の調整が適正である場合を示し、図9(B)は、歪発生用半導体343,344の調整が適正でない場合を示している。図9(A)ではy=0,V=0を原点として変調逆特性が点対称となっているが、図9(B)では原点を中心として変調逆特性が点対称となっていない。
図10は、歪発生用半導体343,344の入出力特性を示す図である。より詳細には、図10(A)は、歪発生用半導体343,344に入力されるパイロット信号を示している。なお、図10(A)の横軸は時間(s)を示し、縦軸は振幅(V)を示している。図10(B)は、図9(A)に示す歪発生用半導体343,344の調整が適正な場合の出力信号を示している。また、図10(C)は、図9(B)に示す歪発生用半導体343,344の調整が適正でない場合の出力信号を示している。
ここで、適正ではない場合は、歪発生部342より図10(c)の信号が出力されるため3次高調波と2次高調波が同時に出力される。RF信号歪制御部34では、3次高調波を抑圧することを目的にしているため2次高調波が発生すると、この高調波は残留してしまう。また、前述した2次高調波を抑圧するための第1実施形態では、この2次高調波を検出することは可能であるが、LN変調部12が出力した2次高調波とは分離できず、抑圧することは困難である。なお、歪発生用半導体343,344は、特性が等しいことが理想的であるが、初期状態においても特性のばらつきにより特性が異なる。また、経年変化によって特性に差異が生じたり、周囲温度の変化によって特性に差異が生じたりする場合がある。
図13は、歪発生用半導体343,344に入力されるRF信号の周波数特性を示している。図13に示すように、RF信号は10MHzにピークを有する信号である。なお、図13において横軸は周波数(MHz)を示し、縦軸は振幅(dB)を示している。
図14は、図11(A)に示す、歪発生部342が適正に調整された場合における、RF信号歪制御部34の出力信号の周波数特性(図14(A))と、LN変調部12の出力信号の周波数特性(図14(B))を示している。図14(A)ではプリディストーション処理によって、3次高調波が発生しているが、図14(B)では3次高調波が相殺されている。
図15は、図11(B)に示す、歪発生部342のバイアス制御電圧は適正に調整されているが変調特性と完全に逆特性となっていない場合における、RF信号歪制御部34の出力信号の周波数特性(図15(A))と、LN変調部12の出力信号の周波数特性(図15(B))を示している。図15(A)ではプリディストーション処理によって、3次高調波が発生している。変調特性の逆特性となっていないために図15(B)では3次高調波が完全に相殺されずに残っている。
図16は、図12に示す、歪発生部342が適正に調整されていない場合における、RF信号歪制御部34の出力信号の周波数特性(図16(A))と、LN変調部12の出力信号の周波数特性(図16(B))を示している。図16(A)ではプリディストーション処理によって3次高調波が発生しているだけでなく、適正に調整されていないことによる2次高調波も発生している。図16(B)では、3次高調波は抑圧されているが、2次高調波が残っている。RF信号歪制御部34の出力に対して2次高調波が改善しているように見えるのは、LN変調部12が出力する2次高調波成分について、バイアス制御により調整していないためにRF信号歪制御部34が出力した2次高調波成分と打ち消し合っているように見えるためで、分離することができない。この場合、2次高調波成分の位相が逆となる場合は、2次高調波成分はさらに大きな振幅となる。
以上に説明したように、歪発生用半導体343,344を調整することで、3次高調波を相殺することができる。
つぎに、図17を参照して、第2実施形態において実行される処理の詳細について説明する。図17に示すフローチャートが開始されると、以下のステップが実行される。なお、図17において図5と同じ処理については同じ符号を付しているので、その説明を適宜省略する。図17では、図5と比較すると、ステップS31~ステップS32の処理が追加されている。これら以外は、図5と同様である。
ステップS10では、中央制御部18は、前述の場合と同様に、LN変調部12において発生する2次高調波の理論値を計算する。
ステップS30では、中央制御部18は、RF信号歪制御部34を初期設定する。より詳細には、中央制御部18は、RF信号歪制御部34の増幅部341に制御信号を供給して予め定められている利得に設定する。また、中央制御部18は、歪発生部342を構成する歪発生用半導体343,344のそれぞれに対して、図9に基づいてLN変調部12の変調特性と逆となる特性に近い所定の制御信号を供給する。また、中央制御部18は、位相部346に対して制御信号を供給して所定の移相量になるように調整するとともに、減衰部347に対して制御信号を供給して所定の減衰量になるように調整する。
ステップS11~ステップS18では、前述の場合と同様の処理が実行される。より詳細には、まず、LN変調部12の出力の光強度が最大になるように制御され(ステップS11)、パイロット信号の2次高調波が検出され(ステップS12)、パイロット信号の2次高調波を最小化する制御が実行される(ステップS13)。つぎに、パイロット信号制御部17からパイロット信号の2次高調波が出力されるとともにその振幅が調整され(ステップS14)、また、位相が調整される(ステップS15)。そして、LN変調部12から出力されるパイロット信号の2次高調波が理論値と同じになるまでステップS14~ステップS15の処理が繰り返される(ステップS16)。つぎに、パイロット信号の2次高調波が検出され(ステップS17)、検出された2次高調波が最小化する制御が実行される(ステップS18)。理想的ではない、すなわち、特性に差異がある歪発生用半導体343,344の場合、2次高調波は完全に抑圧できないが、理論値との比較によりLN変調部12が出力する2次高調波が最少となるように調整される。そして、以下の処理が実行される。
ステップS31では、中央制御部18は、光電気信号制御部24の出力を参照し、パイロット信号の3次高調波を検出する。より詳細には、パイロット信号生成部16から出力されたパイロット信号は、パイロット信号制御部17および信号結合部15を介してRF信号歪制御部34に供給される。RF信号歪制御部34は、信号結合部15から供給される信号に対してプリディストーション処理(歪補償処理)を施して出力する。RF信号歪制御部34から出力される信号は、信号入力部122を介してLN変調部12に供給される。LN変調部12は、レーザ光発生部11から供給されるレーザ光を信号入力部122に供給される信号およびDCバイアス入力部123に供給されるバイアス電圧に応じて強度変調して出力する。光電気信号制御部24は、光分配部21によって分配され、光電気変換部22によって電気信号に変換された信号から3次高調波を検出する。なお、3次高調波を検出する方法としては、例えば、3次高調波と同期した局部発振信号を用いて3次高調波をダウンコンバートし、その振幅を検出する同期復調方式や、3次高調波の周波数成分を通過させ、それ以外の周波数成分を減衰するバンドパスフィルタを用いることができる。
ステップS32では、中央制御部18は、ステップS31で検出したパイロット信号の3次高調波を最小化する制御を実行する。より詳細には、中央制御部18は、LN変調部12が出力する2次高調波は最小となっているため、そちらの制御を一度止め、一定の状態を保ち、2次高調波成分の変化が起きないようにする。歪発生部342の歪発生用半導体343,344に印加する制御信号を、3次高調波が最小になるように制御電圧を調整する。制御信号は歪発生用半導体343側と歪発生用半導体344側とあるが両方同時に調整するか、2次高調波成分に注意してそれぞれ個別に調整してもよい。またLN変調部12のバイアス制御は止まっているので、この時変化している2次高調波はプリディストータが出力していると考えられるため、2次高調波成分が最少となる制御信号の差分を調整する。なお、このような動作を複数回繰り返すようにしてもよい。3次高調波の調整が完了すると3次高調波の制御信号を一度安定させ、2次高調波成分の制御を行う。これを繰り返すようにしてもよい。これにより、2次高調波と3次高調波を最小化することができる。
ステップS19では、中央制御部18は、電源がオフにされたか否かを判定し、電源がオフにされていないと判定された場合(ステップS19:N)にはステップS17に戻って前述の場合と同様の処理を繰り返し、それ以外の場合(ステップS19:Y)には処理を終了する。以上のステップS17~ステップS19の処理の繰り返しによって、例えば、環境温度の変化によってLN変調部12の特性が変化したり、経時変化によってLN変調部12の特性が変化したりした場合でも、変調特性の中点に近い値に常に設定することができるとともに、3次高調波の発生も抑制することができる。
以上に説明したように、本発明の第2実施形態では、2次高調波を検出して最小化する制御を行うだけでなく、プリディストータの2次高調波成分に注意して3次高調波を検出し、歪発生部342を最小化する制御を行うようにしたので、トータルでの歪を低減することができる。
(E)本発明の第3実施形態の構成の説明
つぎに、本発明の第3実施形態の構成について説明する。なお、第3実施形態に係る光変調装置の構成は、図6と同様であるが、3次高調波に関する動作が異なっている。以下では、3次高調波に関する動作に注目して説明する。
本発明の第3実施形態では、パイロット信号制御部17は、第1および第2実施形態と同様に、パイロット信号の周波数の2倍の成分である2次高調波を出力するとともに、パイロット信号の周波数の3倍の成分である3次高調波を生成して出力する構成とされている。また、第3実施形態では、3次高調波の振幅と位相を調整可能とされている。これ以外の構成は、第2実施形態と同様である。
(E)本発明の第3実施形態の動作の説明
つぎに、本発明の第3実施形態の動作について説明する。第3実施形態では、第2実施形態において、図4を参照して前述したように、LN変調部12以外で発生するパイロット信号の3次高調波を抑制する動作を実行する。
より詳細には、図4に示す2次高調波と同様に、LN変調部12において発生する3次高調波は理論計算によって求めることができる。一方、LN変調部12以外で発生する3次高調波は理論計算で求めることは困難である。そこで、第3実施形態では、例えば、理論計算で3次高調波の振幅および位相を求め、求めた振幅および位相の3次高調波をパイロット信号制御部17から発生して3次高調波を相殺し、相殺できなかった3次高調波をLN変調部12以外で発生する3次高調波を合成した成分として検出することができる。そして、中央制御部18は、検出したLN変調部12以外で発生する3次高調波を相殺するための3次高調波を、パイロット信号制御部17を制御して生成させる。これにより、LN変調部12以外で発生する3次高調波が相殺されることから、第2実施形態と同様に、RF信号歪制御部34を制御して歪発生用半導体343,344の特性を調整することにより、3次高調波を確実に低減することができる。
つぎに、図18を参照して、第3実施形態の詳細な動作について説明する。図18において、図17と対応する部分には同一の符号を付しているので、その説明を適宜省略する。なお図3では、図17と比較すると、ステップS17~S19,S31~S32が除外され、ステップS50~S58が新たに追加されている。これら以外は、図17と同様である。以下では、ステップS50~S58を中心に説明する。
ステップS50では、中央制御部18は、例えば、図2の変調特性に基づいて、LN変調部12で発生する2次高調波および3次高調波の理論値を計算する。なお、図2の変調特性以外に基づいて2次高調波および3次高調波を計算するようにしてもよい。
なお、ステップS11~ステップS16では、前述した第2実施形態と同様に、RF信号歪制御部34の初期設定(ステップS30)、DCバイアスの探索(ステップS11)、パイロット信号の2次高調波の検出(ステップS12)、2次高調波の最小化制御(ステップS13)、パイロット信号の2次高調波の振幅の調整(ステップS14)、パイロット信号の2次高調波の位相の調整(ステップS15)、および、2次高調波が理論値に近いか否かの判定(ステップS16)が行われる。
ステップS51では、中央制御部18は、パイロット信号の2次高調波を最小化する制御を実行する。より詳細には、ステップS14~ステップS16の処理によって、LN変調部12以外での2次高調波の発生が抑制される。そこで、ステップS51では、中央制御部18は、光電気信号制御部24によって検出される2次高調波が最小となるように、DC電圧制御部20を制御する。
ステップS52では、中央制御部18は、RF信号の2次高調波を最小化する制御を実行する。より詳細には、中央制御部18は、RF信号観測装置28によって検出される2次高調波が最小になるように、DC電圧制御部20を制御する。これにより、もともとの目的であるRF信号の2次高調波の最小化が達成される。
ステップS53では、中央制御部18は、パイロット信号の3次高調波を最小化する制御を実行する。より詳細には、中央制御部18は、光電気信号制御部24によって検出される3次高調波が最小になるように、RF信号歪制御部34を制御する。
ステップS54では、中央制御部18は、パイロット信号制御部17を制御して、パイロット信号の3次高調波の出力を開始させるとともに、3次高調波の振幅を調整する。なお、3次高調波は、パイロット信号を歪ませることによって生成したり、パイロット信号を逓倍することによって生成したり、あるいは、パイロット信号とは個別(独立)に生成するようにしてもよい。
ステップS55では、中央制御部18は、パイロット信号制御部17を制御して、パイロット信号の3次高調波の位相を調整する。
ステップS56では、中央制御部18は、光電気信号制御部24によって検出されるパイロット信号の3次高調波の振幅および位相が理論値に近いか否かを判定し、理論値に近いと判定した場合(ステップS56:Y)にはステップS57に進み、それ以外の場合(ステップS56:N)にはステップS54に戻って前述の場合と同様の処理を繰り返す。なお、理論値と近いか否かについては、例えば、理論値と検出値の差分値の絶対値が所定の閾値未満か否かで判定することができる。以上のステップS54~ステップS56の処理の繰り返しにより、LN変調部12以外において発生する3次高調波を合成した信号(図4に示す信号SIG1~SIG4と同様の信号)を相殺する3次高調波信号(図4に示す信号SIG1と同様の信号)をパイロット信号制御部17から出力することができる。
ステップS57では、中央制御部18は、光電気信号制御部24によって検出される3次高調波が最小になるようにRF信号歪制御部34を制御する。以上のステップS54~ステップS56の処理によってLN変調部12以外の部分における3次高調波が低減されているので、LN変調部12において発生する3次高調波が最小化される。
ステップS19では、中央制御部18は、装置の電源がオフにされたか否かを判定し、オフにされていないと判定した場合(ステップS19:N)にはステップS14に戻って前述の場合と同様の処理を繰り返し、それ以外の場合(ステップS19:Y)には処理を終了する。
以上の処理によれば、LN変調部12以外で発生する2次高調波だけでなく、3次高調波についてもキャンセルするための3次高調波をパイロット信号制御部17から出力するようにしたので、LN変調部12以外において発生する2次高調波および3次高調波の影響を低減することができる。
(F)本発明の第4実施形態の構成の説明
つぎに、本発明の第4実施形態について説明する。図19は、第4実施形態の構成例を示す図である。なお、図19において、図1と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図19では、図1と比較すると、信号結合部51、および、歪検出部52が追加されている。
ここで、信号結合部51は、RF信号出力部13から出力されるRF信号と、パイロット信号制御部17から出力されるパイロット信号を結合し、RF信号制御部14に供給する。
歪検出部52は、RF信号制御部14から出力される歪を検出して中央制御部18に供給する。
(G)本発明の第4実施形態の動作の説明
第4の実施形態では、パイロット信号生成部16からは2つ以上の異なる周波数振幅成分をもつパイロット信号が生成されてパイロット信号制御部17から出力され、振幅や位相が調整されたパイロット信号の一方のパイロット信号は信号結合部51に供給され、RF信号歪制御部34によってプリディストーション処理を施された後、信号結合部15に供給される。また、他方のパイロット信号は、信号結合部15に直接供給される。
信号結合部15は、RF信号歪制御部34から出力されるプリディストーション処理が施されたパイロット信号を含むRF信号と、パイロット信号制御部17から供給されるプリディストーション処理が施されていないパイロット信号を合成し、信号入力部122に供給する。
RF信号歪制御部34からの出力信号は、歪検出部52に供給される。歪検出部52は、RF信号歪制御部34によるプリディストーション処理によって生じた歪成分(高調波成分)を検出し、中央制御部18に供給する。または、RF信号歪制御部34に入力された歪発生部342の歪を検出するためのパイロット信号を歪検出部52に供給せず、LN変調部12の信号入力部122に入力し、光電気信号制御部24の出力を検出するようにしてもよい。この場合は、3次高調波成分が最少になるように制御される。
中央制御部18は、歪検出部52によって検出されたプリディストーション処理によって生じた高調波成分と、光強度検出部23、光電気信号制御部24、および、RF信号観測装置28から供給される信号に含まれる高調波成分について信号処理を行い、DC電圧生成部19、DC電圧制御部20、パイロット信号生成部16、および、パイロット信号生成部16を制御する。
中央制御部18は、RF信号歪制御部34によるプリディストーション処理によって生じた2次高調波および3次高調波と、LN変調部12によって生じた2次高調波および3次高調波を分離して検出することができる。このため、これらの信号と、LN変調部12において生じる高調波成分の理論値とに基づいて、LN変調部12によって生じる2次高調波および3次高調波ならびにそれ以外の部分において生じる2次高調波および3次高調波を動的に調整することが可能になる。
(H)変形実施形態の説明
以上の実施形態は一例であって、本発明が上述したような場合のみに限定されるものでないことはいうまでもない。例えば、第2実施形態では、図7に示すように、2つの歪発生用半導体343,344を用いて歪発生部342を構成するようにしたが、例えば、図20に示すように、FET(Field Effect Transistor)360を用いて歪発生部342を構成するようにしてもよい。図20の例では、FET360のドレイン端子は、信号入力部122に接続されるとともに中央制御部18から制御信号が供給されている。また、FET360のゲート端子は、増幅部341に接続されるとともに中央制御部18から制御信号が供給されている。また、FET360のソース端子は接地されている。FET360は、図2に示すLN変調部12に対する逆特性を有しているので、FET360を用いるとともに、ドレイン端子およびゲート端子に印加する電圧を制御することで、3次高調波を精度良く抑制することができる。
また、図21に示すように、増幅部351、位相部353、および、減衰部354を、歪発生部342および主信号制御部345に対して並列に追加し、増幅部351によって振幅を任意に調整したメイン信号の位相および振幅を位相部353および減衰部354によって調整可能としてもよい。
また、図5、図17、および図3に示す処理は一例であって、これら以外の処理を用いるようにしてもよい。例えば、図5に示すステップS19においてNと判定された場合には、ステップS17に戻るようにしたが、ステップS14またはステップS10に戻るようにしてもよい。同様に、図17に示すステップS19においてNと判定された場合には、ステップS17に戻るようにしたが、ステップS14またはステップS10に戻るようにしてもよい。同様に、図18に示すステップS19においてNと判定された場合には、ステップS14に戻るようにしたが、ステップS50に戻るようにしてもよい。
また、第4実施形態では、2つ以上の異なる周波数振幅成分をもつパイロット信号の一方をRF信号歪制御部34の前段に供給し、他方をRF信号歪制御部34の後段に供給するようにした。しかし、第1周波数を有する第1パイロット信号をRF信号歪制御部34の前段に供給し、第1周波数とは異なる第2周波数を有する第2パイロット信号をRF信号歪制御部34の後段に供給し、LN変調部12から出力される電気信号に含まれる第1パイロット信号および前記第2パイロット信号の振幅および位相に基づいて、中央制御部18がプリディストーション部の特性を調整することで、歪成分を最小化するようにしてもよい。
1 光変調装置
11 レーザ光発生部
12 LN変調部
13 RF信号出力部
14 RF信号制御部
15 信号結合部
16 パイロット信号生成部
17 パイロット信号制御部
18 中央制御部
19 DC電圧生成部
20 DC電圧制御部
21 光分配部
22 光電気変換部
23 光強度検出部
24 光電気信号制御部
25 光受信部
26 光電気変換部
27 RF信号制御部
28 RF信号観測装置
30 監視制御装置
34 RF信号歪制御部
121 レーザ光入力部
122 信号入力部
123 DCバイアス入力部
341 増幅部
342 歪発生部
343,344 歪発生用半導体
345 主信号制御部
346 位相部
347 減衰部
351 増幅部
353 位相部
354 減衰部
360 FET

Claims (5)

  1. 光信号を電気信号に応じて強度変調して出力する光強度変調部と、
    バイアス信号を生成して前記光強度変調部に供給するバイアス部と、
    所定の周波数を有するパイロット信号を生成して前記光強度変調部に供給するパイロット部と、
    前記光強度変調部によって強度変調された前記光信号を電気信号に変換する光電変換部と、
    前記光電変換部から出力される電気信号に含まれる前記パイロット信号の高調波成分に基づいて前記バイアス部を制御して前記バイアス信号を調整する第1制御部と、
    前記光強度変調部に対して前記パイロット信号の高調波成分に対応する高調波信号を生成して供給する高調波部と、
    前記光電変換部から出力される電気信号に含まれる高調波成分に基づいて前記高調波部を制御して前記高調波信号の振幅および位相を調整する第2制御部と、
    を有し、
    前記第1制御部は、前記光電変換部から出力される電気信号に含まれる前記パイロット信号の2次高調波に基づいて前記バイアス部を制御して前記バイアス信号を調整し、
    前記高調波部は、前記光強度変調部に対して前記パイロット信号の2次高調波信号を生成して供給し、
    前記第2制御部は、前記光電変換部から出力される電気信号に含まれる前記パイロット信号の2次高調波に基づいて前記高調波部を制御して2次高調波信号の振幅および位相を調整し、
    前記第2制御部は、前記光電変換部から出力される電気信号に含まれる前記パイロット信号の2次高調波のうち、前記光強度変調部以外で発生する2次高調波を抑圧するように前記高調波部が生成する2次高調波の振幅および位相を調整する、
    ことを特徴とする光変調装置。
  2. 前記光強度変調部において生じる歪をプリディストーションによって補償するプリディストーション部と、
    前記光電変換部から出力される電気信号に含まれる3次高調波に基づいて、前記プリディストーション部の特性を調整する制御を実行する第3制御部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の光変調装置。
  3. 光信号を電気信号に応じて強度変調して出力する光強度変調部と、
    バイアス信号を生成して前記光強度変調部に供給するバイアス部と、
    所定の周波数を有するパイロット信号を生成して前記光強度変調部に供給するパイロット部と、
    前記光強度変調部によって強度変調された前記光信号を電気信号に変換する光電変換部と、
    前記光電変換部から出力される電気信号に含まれる前記パイロット信号の高調波成分に基づいて前記バイアス部を制御して前記バイアス信号を調整する第1制御部と、
    前記光強度変調部に対して前記パイロット信号の高調波成分に対応する高調波信号を生成して供給する高調波部と、
    前記光電変換部から出力される電気信号に含まれる高調波成分に基づいて前記高調波部を制御して前記高調波信号の振幅および位相を調整する第2制御部と、
    前記光強度変調部において生じる歪をプリディストーションによって補償するプリディストーション部と、
    前記光電変換部から出力される電気信号に含まれる3次高調波に基づいて、前記プリディストーション部の特性を調整する制御を実行する第3制御部と、
    を有し、
    前記高調波部は、前記光強度変調部に対して前記パイロット信号の3次高調波信号を生成して供給し、
    前記第3制御部は、前記光電変換部から出力される電気信号に含まれる前記パイロット信号の3次高調波に基づいて前記高調波部を制御して3次高調波信号の振幅および位相を調整し、
    前記第3制御部は、前記光電変換部から出力される電気信号に含まれる前記パイロット信号の3次高調波のうち、前記光強度変調部以外で発生する3次高調波を抑制するように前記高調波部が生成する3次高調波信号の振幅および位相を調整することを特徴とする光変調装置。
  4. 前記第3制御部は、前記光電変換部から出力される電気信号に含まれる前記パイロット信号の高調波成分と、前記プリディストーション部から出力される信号に含まれる高調波成分との比較に基づいて前記プリディストーション部の特性を調整することを特徴とする請求項2又は3に記載の光変調装置。
  5. 前記第3制御部は、第1周波数を有する第1パイロット信号を前記プリディストーション部の前段に供給し、前記第1周波数とは異なる第2周波数を有する第2パイロット信号を前記プリディストーション部の後段に供給し、前記光強度変調部から出力される電気信号に含まれる前記第1パイロット信号および前記第2パイロット信号の振幅および位相に基づいて前記プリディストーション部の特性を調整することを特徴とする請求項2又は3に記載の光変調装置。
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