JPH06139607A - レーザダイオードの駆動回路 - Google Patents

レーザダイオードの駆動回路

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JPH06139607A
JPH06139607A JP4284556A JP28455692A JPH06139607A JP H06139607 A JPH06139607 A JP H06139607A JP 4284556 A JP4284556 A JP 4284556A JP 28455692 A JP28455692 A JP 28455692A JP H06139607 A JPH06139607 A JP H06139607A
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JP
Japan
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laser diode
circuit
current
write
diode
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JP4284556A
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English (en)
Inventor
Takehiko Saito
武比古 齋藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正電源電圧で使用されるレーザダイオードの
駆動回路の最終段をNPN型のトランジスタで構成す
る。 【構成】 カソード側が接地されたレーザダイオードL
Dと、そのアノード側にカソードが接続されるダイオー
ド101,102と、それぞれのアノード側と正電源電
圧+Vcc間に接続される定電流源回路11,21とを
有するとともに、ダイオード101,102のアノード
側と接地間に接続されるスイッチ回路61,62を有す
る回路構成にしている。このため、最終段としてのスイ
ッチ回路61,62をNPNトランジスタ131,13
2で構成することができ、コストダウンおよびIC化が
容易に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、追記型光ディ
スクが記録媒体として使用される光ディスクドライブに
適用して好適なレーザダイオードの駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、追記型光ディスクに
データを書き込む場合には、比較的に大きい電流をレー
ザダイオードに供給することでレーザダイオードの発光
出力を大きくし、その発光出力の大きいレーザ光を上記
追記型光ディスク上に塗布されている、例えば、有機色
素材料膜に照射して、その有機色素材料膜に非可逆的な
変化を発生させてデータを書き込むようにしている。
【0003】一方、そのようにして記録された追記型光
ディスクからデータを読み出す場合には、上記レーザダ
イオードに供給する電流を相対的に小さくすることで、
発光出力の小さいレーザ光を上記追記型光ディスクに照
射し、図示しないフォトダイオードなどの受光素子によ
って受光される反射光の強弱などによりデータを読み出
すようにしている。
【0004】図5に、このように読み書き時に応じてレ
ーザ出力を切り換えることのできる従来の技術によるレ
ーザダイオードの駆動回路の構成を示す。
【0005】図5から分かるように、このレーザダイオ
ードの駆動回路は、電源として単一の正電源電圧Vcc
のみを使用した回路である。
【0006】図5において、レーザダイオードLDのカ
ソード側は接地されており、そのアノード側には、並列
的に、書込電流供給回路1と読出電流供給回路21とが
接続されている。なお、書込電流供給回路1と読出電流
供給回路21とは同一の回路構成になっている。そこ
で、以下の説明に当たっては、相互に対応するものには
対応する符号をつけて(例えば、1と21)、読出電流
供給回路21の構成の説明を省略する。
【0007】書込電流供給回路1の出力側には、最終段
としてのエミッタ結合型の電流切換回路3が配置されて
いる。この電流切換回路3は、相互にエミッタが接続さ
れて差動対とされたトランジスタ4,5を有している。
一方のトランジスタ5のコレクタはレーザダイオードL
Dのアノードに接続され、そのレーザダイオードLD
に、ゼロまたはIW0の値をとる書込用電流IW を供給す
るようになっている。
【0008】他方のトランジスタ4のコレクタは抵抗器
6を通じて接地されている。トランジスタ4,5のべー
スは、それぞれ、抵抗器7,8を通じて入力端子9,1
0に接続されている。この入力端子9,10間には、書
込用差動信号DW(DW+とDW−)が供給される。
【0009】トランジスタ4,5の共通エミッタ入力側
には、定電流源回路11から書込用定電流IW0が供給さ
れる。
【0010】定電流源回路11は、ダイオード接続され
た入力側のトランジスタ12と出力側のトランジスタ1
3とを有するカレントミラー回路の構成とされ、トラン
ジスタ12,13のエミッタはそれぞれ抵抗器14,1
5を通じて電源電圧+Vccに接続されている。
【0011】トランジスタ12のコレクタ・ベース入力
側には、書込用電流値設定回路16から書込用設定電流
W1が供給される。
【0012】書込用電流値設定回路16は、エミッタ帰
還型に接続されたトランジスタ17を有し、そのトラン
ジスタ17のエミッタは抵抗器18を通じて接地されて
いる。トランジスタ17のベースは、両端が電源電圧+
Vccと接地間に接続された可変抵抗器19の摺動端子
に接続されている。
【0013】読出電流供給回路21は、レーザダイオー
ドLDに、ゼロまたはIR0の値をとる読出用電流IR
供給する最終段としての電流切換回路23と、電流切換
回路23に読出用定電流IR0を供給する定電流源回路2
1と、定電流源回路21に読出用設定電流IR1を供給す
る読出用電流値設定回路36とを有している。また、入
力端子29,30には、読出用差動信号DR(DR+と
DR−)が供給される。
【0014】なお、図5例において、書込用電流値設定
回路16と読出用電流値設定回路36とは、通常、レー
ザダイオードLDのモニタ光を受光して帰還動作を行
う、いわゆるAPC(Automatic Power Control)回路の
構成にされている。ここでは、簡単のために、エミッタ
接地型トランジスタで表している。
【0015】次に図5例の動作を説明する。
【0016】書込用定電流IW0の値(例えば、通常、2
00mA程度)は、定電流源回路11のカレントミラー
回路の作用により、書込用設定電流IW1の値に等しくな
るので、可変抵抗器19を調整することによって決定す
ることができる。同様に、読出用電流IR の値(例え
ば、通常、100mA程度)は可変抵抗器39を調整す
ることによって決定することができる。
【0017】そこで、図示しない光ディスクに対する書
込時においては、まず、入力端子29,30に供給され
る差動信号DR+の電圧レベルが差動信号DR−の電圧
レベルに比較して低くされることで、トランジスタ25
がオフ状態にされ、トランジスタ24が導通状態にされ
る。したがって、読出用電流IR の値はゼロ値にされ
る。
【0018】この状態において、入力端子9,10に書
込用差動信号DWが供給されることで、レーザダイオー
ドLDから出力されるレーザ光Lによって光ディスク
(図示していない)に対する書込動作が遂行される。す
なわち、差動信号DW+の電圧レベルが差動信号DW−
の電圧レベルに比較して高いときには、レーザダイオー
ドLDに電流値がIW0である書込用電流IW が供給さ
れ、高出力のレーザ光Lが光ディスクに照射されて、そ
の光ディスク上に、例えば、相変化が発生する。一方、
差動信号DW+の電圧レベルが差動信号DW−の電圧レ
ベルに比較して低いときには、レーザダイオードLDに
供給される電流値がゼロ値になって、相変化が発生しな
い。このようにして、光ディスク上にデータ(情報信
号)を書き込むことができる。
【0019】これに対して、図示しない光ディスクに対
する読出し時においては、まず、入力端子9,10に供
給される差動信号DW+の電圧レベルが差動信号DW−
の電圧レベルに比較して低くされることで、トランジス
タ5がオフ状態にされ、トランジスタ4が導通状態にさ
れる。したがって、書込用電流IW の値はゼロ値にされ
る。
【0020】この状態において、入力端子29,30に
読出用差動信号DRが供給されることで、レーザダイオ
ードLDから出力されるレーザ光Lによって光ディスク
(図示していない)に対する読出動作が遂行される。す
なわち、差動信号DR+の電圧レベルが差動信号DR−
の電圧レベルに比較して高くされて、レーザダイオード
LDに電流値がIR0である読出用電流IR が供給され、
低出力のレーザ光Lが光ディスクに照射される。そし
て、その光ディスク上から図示しないフォトダイオード
により、例えば反射率の変化が検出される。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高速書込・
読出を行うため、書込時においては、レーザダイオード
LDにnsオーダの立ち上がり時間および立ち下がり時
間を有する高速・高周波(パルス幅≒200ns)で大
電流(≒200mA)の書込用電流IW を供給する必要
がある。また、読出時においては、同様にnsオーダの
立ち上がり時間および立ち下がり時間を有する高速・高
周波(パルス幅≒10ns)で大電流(≒100mA)
の読出用電流IR を供給する必要がある。
【0022】そこで、従来は、これらの条件を満足させ
るために、図5に示したように、出力側トランジスタ
4,5,24,25として遷移周波数fT が約2〜3G
Hzを有する高速・高周波のPNPトランジスタを4個
採用していた。なお、出力側トランジスタ4,5,2
4,25を電流切換回路3,23の構成としているの
は、定電流源回路11,21であるカレントミラー回路
に流れる書込用設定電流IW1および読出用設定電流IR1
の値をゼロ値にすると、過度応答時における波形歪や遅
延時間が発生するので、それを避けるため、常時、定電
流源回路11,21であるカレントミラー回路に一定電
流を流しておくためである。
【0023】しかしながら、図5に示したような従来の
技術によるレーザダイオードの駆動回路では、その最終
段に高価格な高速・高周波・大電流のPNPトランジス
タを4個使用しているので、レーザダイオード駆動回路
の価格が高くなり、かつIC化が困難であるという問題
があった。
【0024】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、コストダウンおよびIC化が容易に行える
レーザダイオードの駆動回路を提供することを目的とす
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば、図2
に示すように、正電源電圧+Vccによって動作される
レーザダイオードの駆動回路において、カソード側が接
地されたレーザダイオードLDと、このレーザダイオー
ドLDのアノード側にカソードが接続される第1および
第2のダイオード101,102と、第1のダイオード
101のアノード側と正電源電圧+Vcc間に接続され
る第1の電流源回路11と、第2のダイオード102の
アノード側と正電源電圧+Vcc間に接続される第2の
電流源回路21と、第1のダイオード102のアノード
側と接地間に接続される第1のスイッチ回路61と、第
2のダイオード102のアノード側と接地間に接続され
る第2のスイッチ回路62とを有し、第1および第2の
スイッチ回路61,62がNPNトランジスタ131,
132を有する回路としたものである。
【0026】
【作用】本発明によれば、レーザダイオードLDを駆動
する最終段の第1および第2のスイッチ回路61,62
をNPNトランジスタ131,132で構成しているの
で、コストダウンおよびIC化が容易に行える。
【0027】
【実施例】以下、本発明レーザダイオードの駆動回路の
一実施例について図面を参照して説明する。なお、以下
に参照する図面において、上記の図5に示したものに対
応するものには同一の符号を付けている。
【0028】図1は、本発明レーザダイオードの駆動回
路の原理を示す回路図である。まず、この回路の構成お
よび動作について説明する。
【0029】図1において、レーザダイオードLDのカ
ソード側は接地されている。このレーザダイオードLD
のアノード側に第1および第2のダイオード101,1
02のカソード側が接続されている。第1のダイオード
101のアノード側と正電源電圧+Vcc間に第1の電
流源回路111が接続されている。また、第2のダイオ
ード102のアノード側と正電源電圧+Vcc間に第2
の電流源回路112が接続されている。
【0030】さらに、第1のダイオード101のアノー
ド側と接地間にNPNトランジスタ131を有する第1
のスイッチ回路121が接続され、第2のダイオード1
02のアノード側と接地間にNPNトランジスタ132
を有する第2のスイッチ回路122が接続されている。
【0031】また、第1のスイッチ回路121の制御端
子141、すなわち、NPNトランジスタ131のベー
スには制御信号S1 が供給され、第2のスイッチ回路1
22の制御端子142、すなわち、NPNトランジスタ
132のベースには制御信号S2 が供給される。
【0032】次に図1に示すレーザダイオードの駆動回
路の動作を説明する。なお、ここで、動作の理解を容易
にするために、電流源回路111から出力される電流I
1 は、レーザダイオードLDから発光されるレーザ光L
の発光出力が図示しない追記型光ディスクにデータ(情
報信号)を書き込むことのできる大きさの書込用定電流
W0であり、電流源回路112から出力される電流I2
は、レーザダイオードLDから発光されるレーザ光の発
光出力が図示しない追記型光ディスクからデータ(情報
信号)を読み出すことのできる大きさの読出用定電流I
R0であるものとする。
【0033】まず、図示しない追記型光ディスクに対す
る書込時においては、制御端子142に供給される制御
信号S2 のレベルがハイレベルのままの状態にされる。
したがって、NPNトランジスタ132はオン状態にさ
れ、第2のダイオード102はオフ状態のままにされ
る。この場合、読出用定電流IR0は、NPNトランジス
タ132を通じて接地側に流れて、レーザダイオードL
D側には流れない。
【0034】この状態において、制御端子141にハイ
レベルとローレベルを繰り返す制御信号S1 が供給され
る。制御信号S1 がハイレベルのときには、NPNトラ
ンジスタ131がオン状態にされ、レーザダイオードL
Dには書込用定電流IW0が流れない。制御信号S1 がロ
ーレベルのときには、NPNトランジスタ131がオフ
状態にされて、第1のダイオード101が導通し、レー
ザダイオードLDに書込用定電流IW0が供給される。こ
のようにして、図示しない追記型光ディスクに対する書
き込み動作が行われる。
【0035】次に、図示しない追記光ディスクに対する
読出時においては、制御端子141に供給される制御信
号S1 のレベルがハイレベルのままの状態にされる。し
たがって、NPNトランジスタ131はオン状態にさ
れ、第1のダイオード101はオフ状態のままにされ
る。この場合、書込用定電流IW0は、NPNトランジス
タ131を通じて接地側に流れて、レーザダイオードL
D側には流れない。
【0036】この状態において、制御端子142にハイ
レベルとローレベルを繰り返す制御信号S2 が供給され
る。制御信号S2 がハイレベルのときには、NPNトラ
ンジスタ132がオン状態にされ、レーザダイオードL
Dには読出用定電流IR0が流れない。制御信号S2 がロ
ーレベルのときには、NPNトランジスタ132がオフ
状態にされて、第2のダイオード102が導通し、レー
ザダイオードLDに読出用定電流IR0が供給される。レ
ーザダイオードLDの発光光に基づき図示しない追記型
光ディスクからの読み出し動作が行われる。
【0037】このように、図1の原理図によれば、カソ
ード側が接地されたレーザダイオードLDと、そのアノ
ード側にカソードが接続される第1および第2のダイオ
ード101,102と、それぞれのアノード側と正電源
電圧+Vcc間に接続される第1および第2の電流源回
路111,112とを有するとともに、第1および第2
のダイオード101,102のアノード側と接地間に接
続される第1および第2のスイッチ回路121,122
を有し、第1および第2のスイッチ回路121,122
をNPNトランジスタ131,132で構成している。
【0038】すなわち、レーザダイオードLDを駆動す
る最終段の第1および第2のスイッチ回路121,12
2を比較的に低価格で高速・大電流・高周波の性能を得
ることの容易なNPNトランジスタ131,132で構
成しているので、回路のコストダウンおよびIC化が容
易に行える。
【0039】図2は、図1に示した回路原理が適用され
た本発明レーザダイオードの駆動回路の一実施例の構成
を示している。図3は、図2例のレーザダイオードの駆
動回路が適用された光ディスク装置の概略的な構成を示
している。なお、図2および図3において、上記図5お
よび図1に示したものに対応するものには同一の符号を
つけている。
【0040】図3において、スピンドルモータ51によ
って回転される追記型光ディスク52に対向してレーザ
ダイオードLDを有する光ピックアップ53が配置され
ている。この光ピックアップ53にレーザダイオードの
駆動回路54から駆動電流I D が供給される。なお、図
3においては、レーザダイオードの駆動回路54が光ピ
ックアップ53内に含まれないように描いているが、実
際上、ストレイインピーダンスを小さくするなどのため
に、光ピックアップ53内に一体的に組み込まれてい
る。
【0041】この実施例において、図3に示すレーザダ
イオードの駆動回路54は、図2中、定電流源回路1
1,21、スイッチ回路61,62およびダイオード1
01,102を含む回路である。
【0042】レーザダイオードの駆動回路54には、信
号処理回路55から書込制御信号SW1 、読出制御信号
R1、書込用設定電流IW1および読出用設定電流IR1
供給される。
【0043】この信号処理回路55の一方の入力には、
端子56からEFM(Eight to Fourteen Modulation)
データ信号D1 が供給され、他方の入力には、コントロ
ーラ56から読み書き切換信号C1 が供給される。
【0044】図2から分かるように、このレーザダイオ
ードの駆動回路54は、電源として単一の正電源電圧V
ccのみを使用している。
【0045】図2において、レーザダイオードLDのカ
ソード側は接地されており、そのアノード側には、並列
的に、書込電流供給回路20と読出電流供給回路40と
が接続されている。なお、書込電流供給回路20と読出
電流供給回路40とは同一の回路構成になっている。そ
こで、以下の説明に当たっては、相互に対応するものに
は対応する符号をつけて(例えば、20と40、101
と102など)、読出電流供給回路40の構成の説明を
省略する。
【0046】書込電流供給回路20の出力側には、レー
ザダイオードLDに、ゼロまたはI W0の値をとる書込用
電流IW を供給する最終段としてのスイッチ回路61が
配置されている。このスイッチ回路61は、エミッタが
接地されたNPN型のトランジスタ131を有してお
り、トランジスタ131のべースには、信号処理回路5
5(図3参照)から入力端子141および抵抗器143
を通じて書込制御信号SW1 が供給される。トランジス
タ131は、NPN型のトランジスタに代替してN型の
電界効果トランジスタにしてもよい。トランジスタ13
1のコレクタはダイオード101を通じてレーザダイオ
ードLDのアノード側に接続されている。
【0047】トランジスタ131のコレクタ側には、定
電流源回路11から書込用定電流I W0が供給される。
【0048】定電流源回路11は、ダイオード接続され
た入力側のトランジスタ12と出力側のトランジスタ1
3とを有するカレントミラー回路の構成とされ、トラン
ジスタ12,13のエミッタはそれぞれ抵抗器14,1
5を通じて電源電圧+Vccに接続されている。
【0049】トランジスタ12のコレクタ・ベース入力
側には、書込用電流値設定回路16から書込用設定電流
W1が供給される。
【0050】書込用電流値設定回路16は、エミッタ帰
還型に接続されたトランジスタ17を有し、そのトラン
ジスタ17のエミッタは抵抗器18を通じて接地されて
いる。トランジスタ17のベースは、両端が電源電圧+
Vccと接地間に接続された可変抵抗器19の摺動端子
に接続されている。
【0051】読出電流供給回路40は、レーザダイオー
ドLDに、ゼロまたはIR0の値をとる読出用電流IR
供給する最終段としてのスイッチ回路62と、スイッチ
回路62に読出用定電流IR0を供給する定電流源回路2
1と、定電流源回路21に読出用設定電流IR1を供給す
る読出用電流値設定回路36とを有している。
【0052】なお、図2例において、書込用電流値設定
回路16と読出用設定回路36とは、通常、レーザダイ
オードLDのモニタ光を受光して帰還動作を行う、いわ
ゆるAPC(Automatic Power Control)回路の構成にさ
れているが、ここでは、簡単のために、エミッタ接地型
トランジスタで表している。また、可変抵抗器19,3
9は、実際上、電子的なボリュームで構成され、コント
ローラ57(図3参照)により制御されるが、ここで
は、ディスクリート部品で示している。
【0053】次に図2例および図3例の動作を説明す
る。
【0054】書込用定電流IW0の値(例えば、通常、2
00mA程度)は、定電流源回路11のカレントミラー
回路の作用により、書込用設定電流IW1の値に等しくな
るので、可変抵抗器19を調整することによって決定す
ることができる。同様に、読出用電流IR の値(例え
ば、通常、100mA程度)は可変抵抗器39を調整す
ることによって決定することができる。
【0055】そこで、追記型光ディスク52に対する書
込時においては、まず、入力端子142に供給される読
出制御信号SR1の電圧レベルがハイレベルにされること
で、トランジスタ132がオン状態にされる。したがっ
て、読出用電流IR の値はゼロ値にされる。
【0056】この状態において、入力端子141に書込
制御信号SW1が供給されることで、レーザダイオードL
Dから出力されるレーザ光Lによって追記型光ディスク
52に対する書込動作が遂行される。すなわち、書込制
御信号SW1の電圧レベルがローレベルのときには、レー
ザダイオードLDに電流値がIW0である書込用電流I W
が供給されて、高出力のレーザ光Lが追記型光ディスク
52に照射されて、その追記型光ディスク52上に、例
えば、相変化が発生する。一方、書込制御信号SW1の電
圧レベルがハイレベルのときには、レーザダイオードL
Dに供給される電流値がゼロ値になって、相変化が発生
しない。このようにして、光ディスク上にデータ(情報
信号)を書き込むことができる。
【0057】これに対して、追記型光ディスク52に対
する読出し時においては、まず、入力端子141に供給
される書込制御信号SW1の電圧レベルがハイレベルにさ
れることで、トランジスタ131がオン状態にされ、書
込用電流IW の値はゼロ値にされる。
【0058】この状態において、入力端子142に読出
制御信号SR1が供給されることで、レーザダイオードL
Dから出力されるレーザ光Lによって追記型光ディスク
52に対する読出動作が遂行される。すなわち、読出制
御信号SR1の電圧レベルがローレベルのときには、トラ
ンジスタ132がオフ状態にされる。この場合、レーザ
ダイオードLDに電流値がIR0である読出用電流IR
供給されて、低出力のレーザ光Lが追記型光ディスク5
2に照射され、その追記型光ディスク52上から、光ピ
ックアップ53内に組み込まれている図示しないフォト
ダイオードにより、例えば反射率の変化が検出される。
【0059】図4Aは、信号処理回路55に入力端子5
6を通じて供給されるEFMデータ信号D1 の例を示し
ている。図4Bは、レーザダイオードLDに供給される
駆動電流ID の例を示している。なお、コントローラ5
7から信号処理回路55に供給される読み書き切換信号
1 は、EFMデータ信号D1 に同期した(波形上では
相似の)信号である。
【0060】図4Bは、書込動作時の駆動電流ID の実
際の波形を示している。EFMデータ信号D1 がローレ
ベルの間、すなわち、トランジスタ131がオン状態の
間では、読出制御信号SR1が入力端子142に供給され
ることで、追記型光ディスク52からサーボ情報が取り
込まれてトラッキングサーボ、フォーカスサーボなどの
コントロールが行われている。一方、EFMデータ信号
1 がハイレベルの間、すなわち、トランジスタ132
がオン状態でトランジスタ131がオフ状態の間では、
電流値がIW0の書込用電流IW が供給されるレーザダイ
オードLDの高出力のレーザ光Lに基づいて追記型光デ
ィスク52に対する書き込みが行われる。
【0061】このように上記した実施例によれば、カソ
ード側が接地されたレーザダイオードLDのアノード側
にカソードが接続されるダイオード101,1102の
それぞれのアノード側と正電源電圧+Vcc間に接続さ
れる定電流源回路11,21を有するとともに、ダイオ
ード101,102のアノード側と接地間に接続される
スイッチ回路61,62を有し、スイッチ回路61,6
2をNPN型のトランジスタ131,132で構成して
いる。
【0062】レーザダイオードLDを駆動する最終段の
スイッチ回路61,62を比較的に低価格で高速・大電
流・高周波の性能を得ることの容易なNPN型のトラン
ジスタ131,132で構成しているので、従来の技術
に比較してコストダウンおよびIC化が容易に行える。
IC化した場合には、従来の技術に比較して、高速・大
電流用のトランジスタがPNP型4個からNPN型2個
に低減されているので、チップサイズを縮小することが
できる。
【0063】なお、本発明は上記の実施例に限らず本発
明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採り得ること
はもちろんである。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レーザダイオードを駆動する最終段の第1および第2の
スイッチ回路をNPNトランジスタで構成しているの
で、コストダウンおよびIC化が容易に行えるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明レーザダイオードの駆動回路の原理構成
を示す回路図である。
【図2】図1に示す原理構成が適用された一実施例の構
成を示す回路図である。
【図3】図2例のレーザダイオードの駆動回路が組み込
まれた光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図4】図2例、図3例の動作説明に供されるタイムチ
ャートである。
【図5】従来の技術によるレーザダイオードの駆動回路
の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
11,21 定電流源回路 52 追記型光ディスク 61,62 スイッチ回路 131,132 NPNトランジスタ IW 書込用電流 IR 読出用電流 LD レーザダイオード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正電源電圧によって動作されるレーザダ
    イオードの駆動回路において、 カソード側が接地されたレーザダイオードと、 このレーザダイオードのアノード側にカソードが接続さ
    れる第1および第2のダイオードと、 上記第1のダイオードのアノード側と上記正電源電圧間
    に接続される第1の電流源回路と、 上記第2のダイオードのアノード側と上記正電源電圧間
    に接続される第2の電流源回路と、 上記第1のダイオードのアノード側と接地間に接続され
    る第1のスイッチ回路と、 上記第2のダイオードのアノード側と接地間に接続され
    る第2のスイッチ回路とを有し、 上記第1および第2のスイッチ回路がNPNトランジス
    タを有する回路とされたことを特徴とするレーザダイオ
    ードの駆動回路。
  2. 【請求項2】 上記第1の電流源回路が書込用電流源回
    路であり、上記第2の電流源回路が読出用電流源回路で
    あることを特徴とするレーザダイオードの駆動回路。
  3. 【請求項3】 上記第1および第2の電流源回路がカレ
    ントミラー回路であることを特徴とするレーザダイオー
    ドの駆動回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6031855A (en) * 1996-03-29 2000-02-29 Fujitsu Limited Light emitting element driving circuit and light emitting device having the same
JP2000183447A (ja) * 1998-12-18 2000-06-30 Canon Inc 半導体レーザ駆動回路
JP2008098380A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Nec Electronics Corp レーザダイオード駆動回路
US8755419B2 (en) 2009-09-02 2014-06-17 Ricoh Company, Ltd. Laser diode drive circuit

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