JP2008098380A - レーザダイオード駆動回路 - Google Patents

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誠 坂口
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Abstract

【課題】 従来のレーザダイオード駆動回路では、貫通電流が発生していた。
【解決手段】 レーザダイオード駆動回路は、直流電流に高周波電流を重畳して、レーザダイオードを駆動するレーザダイオード駆動回路であって、第1の電流源によって供給される第1の電流に基づいて第1の高周波電流を出力する第1の出力部と、第2の電流源によって供給される第2の電流に基づいて第2の高周波電流を出力する第2の出力部と、第1の電流源と第1の出力部との間に接続され、第1の高周波電流の出力を制御する第1のスイッチと、第2の電流源と第2の出力部との間に接続され、第2の高周波電流の出力を制御する第2のスイッチとを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明はレーザダイオード駆動回路に関し、特に駆動電流に高周波電流を重畳してレーザダイオードを駆動する回路に関する。
従来から、光ディスク装置における光ヘッドの光源としてレーザダイオードが用いられている。一般的に、レーザダイオードを駆動するレーザダイオード駆動回路は、レーザダイオードの駆動電流に高周波電流を重畳してレーザ出力を安定させている。
図5は、従来のレーザダイオード駆動回路を示している。従来のレーザダイオード駆動回路400は、レーザダイオード51に直流電流I2を供給する直流電流源52と、高周波電流(図中、I3及びI4)を供給する高周波電流生成回路50によって構成されている。また、高周波電流生成回路50は、振幅制御電流源53、カレントミラー回路CM54〜CM58、差動スイッチ59を有している。また、差動スイッチ59は、NMOSトランジスタN60及びNMOSトランジスタN61によって構成されている。
この従来のレーザダイオード駆動回路において、高周波電流(I3、I4)は、以下のように生成されている。スイッチ制御端子S1に入力される電圧が、スイッチ制御端子S2に入力される電圧よりも十分に高い場合(図6、T1期間、参照)、NMOSトランジスタN60はオン状態となり、NMOSトランジスタN61はオフ状態となる。よって、I3=It×A58×A57×A54が直流電流I2と同時にレーザダイオード51に供給される。なお、A58、A57及びA54は各カレントミラー回路のカレントミラー比であり、Itは、振幅制御電流源53によって供給される電流である。一方、スイッチ制御端子S1に入力される電圧が、スイッチ制御端子S2に入力される電圧よりも十分に低い場合(図6、T3期間、参照)、NMOSトランジスタN60はオフ状態となり、NMOSトランジスタN61はオン状態となる。よって、I4=It×A58×A57×A56×A55がレーザダイオード側から流れ込む。なお、A58、A57、A56、A55は各カレントミラー回路のカレントミラー比であるものとする。このように、スイッチ制御端子S1及びS2に反転した電圧を入力することによって、直流電流源52から供給される直流電流I2に高周波電流(I3あるいはI4)を重畳している(図6、I1参照)。
しかしながら、図6に示すT2(遷移)期間において、スイッチ制御端子S1及びS2に入力される電圧が等しい場合(図6、t1参照)、差動スイッチ59はどちらにも切り替わっていない。つまり、図6に示すT2期間(t0〜t2)あるいは、T4期間(t3〜t5)ではNMOSトランジスタN60及びNMOSトランジスタN61に流れる電流が等しくなる瞬間が存在する。すると、I3=(It×A58×A57/2)×A54、I4=(It×A58×A57/2)×A56×A55として表すことができる。したがって、例えばA54=A56×A55となる場合は、高周波電流I3=電流I4となる。よって、高周波電流I3はレーザダイオード51に出力されずに、そのまま接地電位に貫通電流として出力されるため、IC内部で消費されて発熱に繋がっていた。スイッチ制御端子S1及びS2に入力される電圧が全く等しくなくとも、例えばI3:I4=1:2の場合であってもIt×A58×A57/3の電流が貫通する。つまり、差動スイッチ59に流れる電流=It×A58×A57が一定の為、I3あるいはI4が差動スイッチ59に流れる電流=It×A58×A57より少なくなった分、その電流がもう片方に流れて貫通電流となる。
また、高周波電流にオフセット電流を加算する場合、オフセット電流Iofs=(I3−I4)/2=It×A58×A57×(A54−A56×A55)/2で示される。また、高周波電流の振幅(Ia)=I3+I4=It×A58×A57×A54+It×A58×A57×A56×A55=It×A58×A57×(A54+A56×A55)と表される。ここで、高周波電流の振幅(Ia)を可変させる場合、It(振幅制御電流源53による出力)を可変させる必要がある。その場合、オフセット電流Iofsは振幅制御電流源53によって供給される電流Itの一次関数であるため、オフセット電流も同時に変動してしまう。つまり、高周波電流の変化に伴って、オフセット電流も同時に変動する問題が生じていた。
特開2005−26432号公報
上記したように、従来のレーザダイオード駆動回路において、貫通電流が発生していた。
本発明の1態様によるレーザダイオード駆動回路は、直流電流に高周波電流を重畳してレーザダイオードを駆動するレーザダイオード駆動回路であって、第1の電流源によって供給される第1の電流に基づいて第1の高周波電流を出力する第1の出力部と、第2の電流源によって供給される第2の電流に基づいて第2の高周波電流を出力する第2の出力部と、第1の電流源と第1の出力部との間に接続され、第1の高周波電流の出力を制御する第1のスイッチと、第2の電流源と第2の出力部との間に接続され、第2の高周波電流の出力を制御する第2のスイッチとを有する。
本発明のレーザダイオード駆動回路によれば、電源電位から接地電位に発生する貫通電流を防止することが可能となる。また、高周波電流にオフセット電流を加算する場合、高周波電流の振幅を可変させても、オフセット電流を一定にすることが可能となる。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に関わるレーザダイオード駆動回路100を示す図である。図1に示すように、本実施の形態のレーザダイオード駆動回路100は、レーザダイオード1(図中、LD)、レーザダイオード駆動電流源2、振幅制御電流源3、第1の出力部、第2の出力部、第1の電流源、第2の電流源、第1のスイッチSW1、第2のスイッチSW2、第4のカレントミラー回路CM4を有している。第1の出力部は、第1のカレントミラー回路CM1によって構成されている。第2の出力部は、第2のカレントミラー回路CM2によって構成されている。また、第1の電流源は、第3のカレントミラー回路CM3及びオフセット定電流源4によって構成されている。また、第2の電流源は、第5のカレントミラー回路CM5によって構成されている。
レーザダイオード1のカソード側は接地電位に接続され、アノード側はレーザダイオード駆動電流源2の一端に接続されている。また、レーザダイオード駆動電流源2の他端は電源電位VDDに接続されている。
第1のカレントミラー回路CM1は、第1のPMOSトランジスタP1及び第2のPMOSトランジスタP2によって構成されている。PMOSトランジスタP1のゲートは、PMOSトランジスタP2のゲートに接続されている。また、PMOSトランジスタP1のソースは、電源電位VDDに接続され、ドレインは第1のNMOSトランジスタN1のドレインに接続されている。なお、第1のNMOSトランジスタN1については後述する。また、PMOSトランジスタP2のソースは電源電位VDDに接続され、ドレインは第3のPMOSトランジスタP3のソースに接続されている。そして、PMOSトランジスタP2のゲートとドレインは直結されている。なお、トランジスタP3については後述する。
第2のカレントミラー回路CM2は、第1のNMOSトランジスタN1及び第2のNMOSトランジスタN2によって構成されている。NMOSトランジスタN1のゲートは、NMOSトランジスタN2のゲートに接続されている。また、NMOSトランジスタN1のドレインは、第1のPMOSトランジスタP1のドレインに接続され、ソースは接地電位に接続されている。また、NMOSトランジスタN2のソースは、接地電位に接続され、ドレインは、第3のNMOSトランジスタN3のソースに接続されている。そして、NMOSトランジスタN2のゲートとドレインは直結されている。なお、トランジスタN3については後述する。
第3のカレントミラー回路CM3は、第4のNMOSトランジスタN4及び第5のNMOSトランジスタN5によって構成されている。NMOSトランジスタN4のゲートは、NMOSトランジスタN5のゲートに接続されている。また、NMOSトランジスタN4のドレインは、第3のPMOSトランジスタP3のドレインに接続され、ソースは接地電位に接続されている。また、NMOSトランジスタN5のドレインは、第4のPMOSトランジスタP4のドレインに接続され、ソースは接地電位に接続されている。そして、NMOSトランジスタN5のゲートとドレインは直結されている。
第4のカレントミラー回路CM4は、第4のPMOSトランジスタP4及び第5のPMOSトランジスタP5によって構成されている。PMOSトランジスタP4のゲートは、PMOSトランジスタP5のゲートに接続されている。また、PMOSトランジスタP4のソースは電源電位VDDに接続され、ドレインはNMOSトランジスタN5のドレインに接続されている。また、PMOSトランジスタP5のソースは、電源電位VDDに接続され、ドレインは振幅制御電流源3の一端に接続されている。そして、PMOSトランジスタP5のゲートとドレインは直結されている。また、振幅制御電流源3の他端は接地電位に接続されている。
第5のカレントミラー回路CM5は、第4のカレントミラー回路CM4を構成している第5のPMOSトランジスタP5と、第6のPMOSトランジスタP6によって構成されている。PMOSトランジスタP5のゲートは、PMOSトランジスタP6のゲートに接続されている。また、PMOSトランジスタP6のソースは電源電位VDDに接続され、ドレインは、第3のNMOSトランジスタN3のドレインに接続されている。
第1のスイッチSW1は、第3のPMOSトランジスタP3及びスイッチ制御端子S1を有している。PMOSトランジスタP3のゲートにはスイッチ制御端子S1が接続されている。また、第2のスイッチSW2は、第3のNMOSトランジスタN3及びスイッチ制御端子S2を有している。NMOSトランジスタN3のゲートにはスイッチ制御端子S2が接続されている。
オフセット定電流源4の一端は、電源電圧VDDに接続され、他端は第4のNMOSトランジスタN4及び第5のNMOSトランジスタN5のゲートに接続されている。以下、図1及び図2を参照して本実施の形態の動作について詳細に説明する。なお、第1〜第5のカレントミラー回路CM1〜CM5は、それぞれA1〜A5のカレントミラー比を有しているものとする。
まず、振幅制御電流源3によって供給される電流Itは、PMOSトランジスタP5へ流れる。そして、第4のカレントミラー回路CM4でミラー比(A4)倍された電流がPMOSトランジスタP4に流れる。また、PMOSトランジスタP4に流れる電流(It×A4)が、NMOSトランジスタN5へと流れる。ここで、オフセット定電流源4によって供給される電流Ioもまた、NMOSトランジスタN5へと流れる。この場合、NMOSトランジスタN5に流れる電流=It×A4+Ioとなる。そして、第3のカレントミラー回路CM3でミラー比(A3)倍された電流(It×A4+Io)×A3がNMOSトランジスタN4へと流れる。以下、図2を参照して第1のスイッチSW1と第2のスイッチSW2の動作及び高周波電流の出力について説明する。
まず、第1のスイッチSW1のスイッチ制御端子S1及び第2のスイッチSW2のスイッチ制御端子S2に"L"レベルの信号を入力する場合について説明する(図2、T1期間参照)。この場合、PMOSトランジスタP3のゲートには"L"レベルの信号が入力されるため、PMOSトランジスタP3はオン状態となる。一方、NMOSトランジスタN3のゲートには"L"レベルの信号が入力されるため、NMOSトランジスタN3はオフ状態となる。
よって、NMOSトランジスタN4に流れる電流は、PMOSトランジスタP2へと流れる。そして、第1のカレントミラー回路CM1によってミラー比(A1)倍された電流I3がPMOSトランジスタP1へと流れる。その後、この電流I3はレーザダイオード1へと供給される。
この場合、PMOSトランジスタP1に流れる電流I3は、(It×A4+Io)×A3×A1となる。この時、同時にレーザダイオード駆動電流源2によって供給される電流I2もまたレーザダイオード1に流れる。よって、レーザダイオード1に流れる電流I1はI2+I3=I2+(It×A4+Io)×A3×A1となる。
次に、第1のスイッチSW1のスイッチ制御端子S1及び第2のスイッチSW2のスイッチ制御端子S2に"H"レベルの信号を入力する場合について説明する(図2、T3期間参照)。この場合、PMOSトランジスタP3のゲートには"H"レベルの信号が入力されるため、PMOSトランジスタP3はオフ状態となる。一方、NMOSトランジスタN3のゲートには"H"レベルの信号が入力されるため、NMOSトランジスタN3はオン状態となる。
ここで、PMOSトランジスタP6に流れる電流は、PMOSトランジスタP5に流れる電流Itを第5のカレントミラー回路CM5でミラー比(A5)倍した値となる。また、PMOSトランジスタP6に流れる電流は、NMOSトランジスタN2へと流れる。そして、第2のカレントミラー回路CM2によってミラー比(A2)倍された電流I4がNMOSトランジスタN1へと流れる。
この場合、NMOSトランジスタN1に流れる電流I4=It×A5×A2となる。この時、同時にレーザダイオード駆動電流源2によって供給される電流I2がレーザダイオード1に流れる。よって、レーザダイオード1に流れる電流I1´=I2−I4=I2−It×A5×A2となる。
このように、スイッチ制御端子S1及びスイッチ制御端子S2に入力されるレベル信号(例えば、"H"レベルあるいは"L"レベル)に応じて、レーザダイオード駆動電流源2によって供給される電流I2に高周波電流(I3あるいはI4)を重畳することができる。
次に、図2に示すT2(遷移)期間における、レーザダイオード駆動回路100の動作について説明する。時刻t0において、スイッチ制御端子S1に入力される信号を"L"レベルから"H"レベルへと切り替える(スイッチ制御端子S2は"L"レベルの状態)。すると、レーザダイオード1に流れる電流I1のうち、PMOSトランジスタP1から流れる電流I3は次第に減少する(図2、I1参照)。そして、時刻t1になると、電流I3は0となるため、レーザダイオードに流れる電流I1は、レーザダイオード駆動電流源2によって生成される電流I2のみとなる。
また、PMOSトランジスタP1に流れる電流が0になる時刻t1において、スイッチ制御端子S2に入力される信号を"L"レベルから"H"レベルへと切り替える。すると、NMOSトランジスタN1に流れる電流I4が次第に増加する。そして時刻t2になると、定常のI4の値となる(図2、I1参照)。
次に、図4に示すT4(遷移)期間における、レーザダイオード駆動回路100の動作について説明する。T4期間では、時刻t3において、スイッチ制御端子S2に入力される信号を"H"レベルから"L"レベルへと切り替える(スイッチ制御端子S1は"H"レベルの状態)。すると、レーザダイオード1に流れる電流のうち、NMOSトランジスタN1に流れる電流I4は次第に減少する。そして、時刻t4になると、電流I4は0となるため、レーザダイオードに流れる電流I1は、レーザダイオード駆動電流源2によって生成される電流I2のみとなる。
また、NMOSトランジスタN1に流れる電流が0になる時刻t4において、スイッチ制御端子S1に入力される信号を"H"レベルから"L"レベルへと切り替える。すると、PMOSトランジスタP1に流れる電流I3は次第に増加する。そして時刻t5になると、定常のI3の値となる。
このように、第1のスイッチSW1がオン状態である期間と、第2のスイッチSW2がオン状態である期間との間に所定の期間を設ける(図2、T2、T4参照)。つまり、PMOSトランジスタP1に流れる電流I3が0となるときに、スイッチSW2をオン状態とする。また、NMOSトランジスタN1に流れる電流I4が0となるときに、スイッチSW1をオン状態とする。すると、PMOSトランジスタP1とNMOSトランジスタN1から同時に電流が流れる時間をなくすことが可能となる。
以上のように、スイッチ制御端子S1及びスイッチ制御端子S2を独立して制御することによって、電源電圧VDDから接地電位に流れる貫通電流を低減することが可能となる。また、貫通電流を低減することが可能となるため、ICの発熱を抑制することが可能となる。
最後に、オフセット電流について検討する。本実施の形態に示したレーザダイオード駆動回路100において、オフセット電流Iofsは(I3−I4)/2={(It×A4+Io)×A3×A1−It×A5×A2}/2と示される。さらに変形すると、オフセット電流は、{Io×A3×A1+It×(A4×A3×A1−A5×A2)}/2となる。ここで、A4×A3×A1=A5×A2となるように、第1〜第5のカレントミラー回路CM1〜CM5のカレントミラー比を設定する。すると、オフセット電流は(Io×A3×A1)/2となる。
このように、従来においてオフセット電流Iofsは、振幅制御電流源53によって供給される電流Itの一次関数であったため、高周波電流の変化に伴って、オフセット電流も同時に変動していた。しかしながら、本実施の形態におけるオフセット電流Iofsはオフセット定電流源4によって供給される電流Ioとカレントミラー比(A3、A1)のみで決定することが可能となる。したがって、仮に高周波電流の振幅(Ia)を可変させても、一定のオフセット電流Iofsを設定することが可能となる。
以上に示したように、本実施の形態に示したレーザダイオード駆動回路100では、レーザダイオード駆動電流源2による電流I2に対して高周波電流(図中、I3あるいはI4)を重畳した場合、電源電圧VDDから接地電位に出力される貫通電流を低減することが可能となる。よって、貫通電流に基づいたICの発熱を抑制することが可能となる。
また、オフセット電流を設定する場合には、高周波電流の振幅に依存することなくオフセット電流値を設定することが可能となる。
実施の形態2
図3は、本実施の形態2のレーザダイオード駆動回路200を示す図である。なお、図3において、図1と共通する構成に関しては、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。図1に示したレーザダイオード駆動回路100では、オフセット定電流源4は電源電位VDDと第3のカレントミラー回路CM3を構成するNMOSトランジスタN4とNMOSトランジスタN5のゲートとの間に接続されていた。本実施の形態に示すレーザダイオード駆動回路200では、オフセット定電流源4は第1のスイッチSWにおけるPMOSトランジスタP3のドレインとNMOSトランジスタN4との間のノードと、接地電位との間に接続されている。
この場合、オフセット定電流源4に流れる電流をIo´とすると、PMOSトランジスタP1に流れる電流I3は(It×A4×A3+Io´)×A1となる。ここで、本実施の形態1に示した電流I3と比較することによって電流Io´は、Io´=A3×Ioとなる。一方、NMOSトランジスタN1に流れる電流I4は本実施の形態1に示した値(It×A5×A2)と同一である。
この場合、図3に示すレーザダイオード駆動回路200に流れる回路電流Iz3は、スイッチSW1がオン状態のとき、It+(It×A4)+(It×A4×A3+Io´)+{(It×A4×A3+Io´)×A1}、スイッチSW2がオン状態のとき、It+(It×A4)+(It×A5)+(It×A5×A2)となる。一方、図1に示したレーザダイオード駆動回路100に流れる回路電流Iz1は、スイッチSW1がオン状態のとき、It+(It×A4+Io)+{(It×A4+Io)×A3}+〔{(It×A4+Io)×A3}×A1〕、スイッチSW2がオン状態のとき、It+(It×A4+Io)+(It×A5)+(It×A5×A2)となる。ここで、回路電流Iz1と回路電流Iz3を比較すると、スイッチSW1がオン状態及びスイッチSW2がオン状態のどちらのときもIz3の方がIo分だけ電流が少ないことが確認できる。
したがって、図3に示したレーザダイオード駆動回路200では図1に示したレーザダイオード駆動回路100と比較して、消費電流をIo分だけ低下させることが可能となる。
また、本実施の形態に示したレーザダイオード駆動回路200において、オフセット電流Iofsは(I3−I4)/2={(It×A4×A3+Io´)×A1−It×A5×A2}/2と示される。さらに変形すると、オフセット電流Iofsは、{It(A4×A3×A1−A5×A2)+Io´×A1}/2となる。ここで、A4×A3×A1=A5×A2となるように、第1〜第5のカレントミラー回路CM1〜CM5のカレントミラー比を設定する。すると、オフセット電流IofsはIo´×A1/2となる。
このように、従来においてオフセット電流Iofsは、振幅制御電流源53によって供給される電流Itの一次関数であったため、高周波電流の変化に伴って、オフセット電流も同時に変動していた。しかしながら、本実施の形態におけるオフセット電流Iofsはオフセット定電流源4によって供給される電流Io´とカレントミラー比(A1)のみで決定することが可能となる。したがって、仮に高周波電流の振幅(Ia)を可変させても、一定のオフセット電流Iofsを設定することが可能となる。
実施の形態3
図4は、本実施の形態3のレーザダイオード駆動回路300を示す図である。なお、図4において、図1及び図2と共通する構成に関しては、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。図4に示すレーザダイオード駆動回路300では、図1あるいは図2で構成されていたオフセット定電流源4が接続されていない。
つまり、本実施の形態3に示したレーザダイオード駆動回路300では、オフセット電流を加算する必要がない場合、オフセット定電流源4によって供給される電流Ioをなくすことが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない限り種々の変形が可能である。
実施の形態1に関わるレーザダイオード駆動回路100を示す図である。 実施の形態1に関わるレーザダイオード駆動回路100の動作波形を示す図である。 実施の形態2に関わるレーザダイオード駆動回路200を示す図である。 実施の形態3に関わるレーザダイオード駆動回路300を示す図である。 従来のレーザダイオード駆動回路を示す図である。 従来のレーザダイオード駆動回路の動作波形を示す図である。
符号の説明
1 レーザダイオード
2 レーザダイオード駆動電流源
3 振幅制御電流源
4 オフセット定電流源
CM1〜CM5 第1〜第5のカレントミラー回路
S1、S2 スイッチ制御端子
P1〜P6 PMOSトランジスタ
N1〜N5 NMOSトランジスタ
SW1 第1のスイッチ
SW2 第2のスイッチ
100、200、300 レーザダイオード駆動回路

Claims (9)

  1. 直流電流に高周波電流を重畳して、レーザダイオードを駆動するレーザダイオード駆動回路であって、
    第1の電流源によって供給される第1の電流に基づいて第1の高周波電流を出力する第1の出力部と、
    第2の電流源によって供給される第2の電流に基づいて第2の高周波電流を出力する第2の出力部と、
    前記第1の電流源と前記第1の出力部との間に接続され、前記第1の高周波電流の出力を制御する第1のスイッチと、
    前記第2の電流源と前記第2の出力部との間に接続され、前記第2の高周波電流の出力を制御する第2のスイッチとを有するレーザダイオード駆動回路。
  2. 前記第1の電流源は、前記第1の電流源の入力側と電源電位との間に接続されたオフセット電流源を有することを特徴とする請求項1に記載のレーザダイオード駆動回路。
  3. 前記第1の電流源は、前記第1の電流源の出力側と接地電位との間に接続されたオフセット電流源を有することを特徴とする請求項1に記載のレーザダイオード駆動回路。
  4. 前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチは、それぞれパルス幅の異なる第1の信号及び第2の信号に基づいて前記第1の高周波電流あるいは前記第2の高周波電流の出力を制御することを特徴とする請求項1に記載のレーザダイオード駆動回路。
  5. 前記第1のスイッチ及び第2のスイッチは、前記第1の高周波電流あるいは前記第2の高周波電流が所定値以下になった場合に、それぞれ前記第2のスイッチ及び前記第1のスイッチをオン状態とすることを特徴とする請求項1に記載のレーザダイオード駆動回路。
  6. 前記第1の電流源及び第2の電流源は、基準電流源に基づいてそれぞれ前記第1の電流及び前記第2の電流を出力することを特徴とする請求項1に記載のレーザダイオード駆動回路。
  7. 直流電流に高周波電流を重畳して、レーザダイオードを駆動するレーザダイオード駆動回路であって、
    第1の高周波電流を出力する第1のカレントミラー回路と、
    第2の高周波電流を出力する第2のカレントミラー回路と、
    第1のカレントミラー回路の入力を活性化する第1のスイッチと、
    第2のカレントミラー回路の入力を活性化する第2のスイッチと、
    第1のカレントミラー回路の入力に第1のスイッチを介して出力を供給する第3のカレントミラー回路と、
    第3のカレントミラー回路の入力に出力を供給する第4のカレントミラー回路と、
    第2のカレントミラー回路の入力に第2のスイッチを介して出力を供給する、入力側が第4のカレントミラー回路と共通である第5のカレントミラー回路と、
    第4および第5のカレントミラー回路の共通入力に前記高周波電流の振幅を制御する電流を供給する振幅制御電流源とを有し、
    前記第1のスイッチと第2のスイッチとのオンタイミングおよびオフタイミングがそれぞれ異なるレーザダイオード駆動回路。
  8. さらに、前記第3のカレントミラー回路の入力に前記高周波電流のオフセット電流を規定する電流を供給するオフセット定電流源を有し、
    前記第1〜第5の各カレントミラー回路のカレントミラー比をA1〜A5として、
    前記各カレントミラー比の関係がA4×A3×A1=A5×A2に設定されたことを特徴とする請求項7に記載のレーザダイオード駆動回路。
  9. さらに、前記第1のカレントミラー回路の入力に前記第1のスイッチを介して前記高周波電流のオフセット電流を規定する電流を供給するオフセット定電流源を有し、
    前記第1〜第5の各カレントミラー回路のカレントミラー比をA1〜A5として、
    前記各カレントミラー比の関係がA4×A3×A1=A5×A2に設定されたことを特徴とする請求項7に記載のレーザダイオード駆動回路。
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