JP2007173591A - レーザダイオード駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 直流電流の電流極性と逆極性の吸い込み側高周波電流源を介して接地電位に流れる高周波電流をできる限り小さくすることで、レーザダイオード駆動回路の消費電力を減らし、発熱を抑えたレーザダイオード駆動回路を提供する。
【解決手段】 レーザダイオードに直流電流I1を供給する直流電流源101と、前記直流電流I1の電流極性と同極性の高周波電流と前記直流電流の電流極性と逆極性の高周波電流とを交互に前記直流電流I1に重畳する複数の高周波電流源を備えたレーザダイオード駆動回路において、前記逆極性の高周波電流が前記同極性の高周波電流より小さい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等でデータの読込、消去、書込時の光源として用いられるレーザダイオードを駆動する回路に関する。
CDやDVD等の光ディスクに用いられるレーザダイオードの駆動は、図7に示す書換型光ディスクの例のように、読込、消去、書込のそれぞれの期間に直流電流を用いて行われる。その際、レーザダイオードからの光がディスク表面で反射し、戻り光がレーザダイオードに入射すると発振が不安定になりノイズの原因となる。その対策として、図8に示すように、直流電流に数100MHzの高周波電流を重畳することでレーザダイオードの発振モードを単一モードからマルチモードに変え、ノイズの影響を低減している。高周波電流の重畳は、一般に読込期間に行われるが、図8のように読込、消去期間に行われる場合や、さらに書込期間にも行われる場合もある。また、ある期間の途中であってもフォーカスサーボやトラッキングサーボが不安定になったときにだけ高周波電流の重畳を行う場合もあり、レーザダイオード駆動回路にとって必須の機能となっている。
従来のレーザダイオード駆動回路は、図9に示す要部回路図のように、レーザダイオードLDからの光を受光する受光素子PDからの出力をフィードバック制御することにより、レーザダイオードLDの光出力を一定に保つように直流電流I1をレーザダイオードLDのアノードに供給するAPC回路と、電源電位VCCとレーザダイオードLDのアノード間に直列接続された吐き出し側高周波電流源201と第1のスイッチング素子203と、レーザダイオードLDのアノードと接地電位間に直列接続された第2のスイッチング素子204と吸い込み側高周波電流源202と、高周波オンオフ信号によって活性化され高周波信号に従って第1のスイッチング素子203と第2のスイッチング素子204を交互にオンオフする論理回路と、吐き出し側高周波電流源201と吸い込み側高周波電流源202の高周波電流I2を設定する振幅調整回路を有している。
図9の回路において、高周波電流の非重畳動作時には、第1のスイッチング素子203、第2のスイッチング素子204が共にオフしており、図10に示すように、レーザダイオードLDにはAPC回路からの直流電流I1のみがレーザダイオード駆動電流I4として流れている。一方、高周波電流の重畳動作時には、第1のスイッチング素子203、第2のスイッチング素子204のゲートにゲート電圧S1、S2が加えられ、第1のスイッチング素子203と第2のスイッチング素子204が交互にオンオフする。このため、図10に示すように、第1のスイッチング素子203がオンのときには直流電流I1と高周波電流I2が加算された電流がレーザダイオード駆動電流I4として流れ、第2のスイッチング素子204がオンのときには直流電流I1から高周波電流I2が減算された電流がレーザダイオード駆動電流I4として流れる。(特許文献1、段落0037〜0054、図1参照)
図11は、上述のレーザダイオードLDの高周波重畳時の駆動状態を示している。ここで、Fは光出力特性、Pは光出力波形、Ithは閾値電流である。レーザダイオード駆動電流I4が閾値電流Ith以下になると、光出力Pは零になりレーザダイオードLDの発振が停止し、レーザダイオード駆動電流I4が閾値電流Ithを超えると、レーザダイオードLDが発振し光出力Pが得られる。この断続的なレーザダイオードの発振により、前述のマルチモード発振が起き易くなり、戻り光による雑音を低減している。このような動作を行うには、レーザダイオード駆動電流I4の直流分(直流電流I1)を閾値電流Ithの近辺に設定する必要があるが、レーザダイオードの光特性のばらつきにより高周波電流の非重畳動作時にレーザダイオードが発光したり、無駄な直流電流が流れるという問題があった。非重畳動作時にレーザダイオード駆動電流を零にしておく事も考えられるが、その場合重畳動作の開始と共に急激に直流電流I1が流れ、高調波が発生し易いという別の問題を発生する。
従来の別のレーザダイオード駆動回路は上記問題を解決したもので、図12に示すように、レーザダイオードLDに供給する直流電流源101の直流電流I1を設定する第1の電流設定回路10と、電源電位VDDとレーザダイオードLDのアノード間に直列接続された吐き出し側高周波電流源201と第1のスイッチング素子203と、レーザダイオードLDのアノードと接地電位間に直列接続された第2のスイッチング素子204と吸い込み側高周波電流源202と、重畳制御端子T1への信号によって活性化され発振回路OSCからの高周波信号に従って第1のスイッチング素子203と第2のスイッチング素子204を交互にオンオフする重畳制御回路21と、吐き出し側高周波電流源201と吸い込み側高周波電流源202の高周波電流I2を設定する第2の電流設定回路20を有し、さらに、電源電位VDDとレーザダイオードLDのアノード間に直列接続された加算電流源301と第3のスイッチング素子205と、加算電流源301の加算電流I3を設定する第3の電流設定回路30を有している。この加算電流源301、第3のスイッチング素子205と第3の電流設定回路30を有している点が、上述の従来のレーザダイオード駆動回路との主な相違点である。
図12の回路において、高周波電流の非重畳動作時には、第1のスイッチング素子203、第2のスイッチング素子204、第3のスイッチング素子205が全てオフしており、図13に示すように、レーザダイオードLDには直流電流源101からの直流電流I1のみがレーザダイオード駆動電流I4として流れている。一方、高周波電流の重畳動作時には、第3のスイッチング素子205はオンしており、レーザダイオードLDには直流電流源101からの直流電流I1に加え加算電流源301からの加算電流I3もレーザダイオードに流れる。さらに、第1のスイッチング素子203、第2のスイッチング素子204のゲートにゲート電圧S1、S2が加えられ、第1のスイッチング素子203と第2のスイッチング素子204が交互にオンオフする。このため、図13に示すように、第1のスイッチング素子203がオンのときには直流電流I1、加算電流I3と高周波電流I2が加算された電流がレーザダイオード駆動電流I4として流れ、第2のスイッチング素子204がオンのときには直流電流I1と加算電流I3の和から高周波電流I2が減算された電流がレーザダイオード駆動電流I4として流れる。
従って、図12及び図13を用いて説明した従来の別のレーザダイオード駆動回路によれば、高周波電流の非重畳動作時にレーザダイオードに流れる電流をI1+I3からI1に減らすことができ、I1を閾値電流Ithから充分小さい値に設定できるため、レーザダイオードの光特性のばらつきにより高周波電流の非重畳動作時にレーザダイオードが発光したり、無駄な直流電流が流れるという問題が解決される。
特許第3708767号公報(段落0037〜0054、図1)
しかしながら、図9、図12を用いて説明した従来のレーザダイオード駆動回路には共通の残された問題があった。すなわち、第2のスイッチング素子204がオンしている場合、直流電流I1の電流極性と逆極性の吸い込み側高周波電流源202を介して接地電位に流れる高周波電流I2は、レーザダイオードLDの発光に寄与することのない全く無駄な電流であるため、レーザダイオード駆動回路の消費電力が増加し、発熱が大きくなるという問題があった。図10及び図13において、斜線で示した部分がレーザダイオードLDの発光に寄与することのない無駄な電力に相当している。
本発明の課題は、直流電流の電流極性と逆極性の吸い込み側高周波電流源を介して接地電位に流れる高周波電流をできる限り小さくすることで、レーザダイオード駆動回路の消費電力を減らし、発熱を抑えたレーザダイオード駆動回路を提供することである。
本発明のレーザダイオード駆動回路は、レーザダイオードに直流電流を供給する直流電流源と、前記直流電流の電流極性と同極性の高周波電流と前記直流電流の電流極性と逆極性の高周波電流とを交互に前記直流電流に重畳する複数の高周波電流源を備えたレーザダイオード駆動回路において、前記逆極性の高周波電流が前記同極性の高周波電流より小さい。
本発明のレーザダイオード駆動回路によれば、高周波電流を重畳する際に、前記逆極性の高周波電流が前記同極性の高周波電流より小さいため、高周波電流の振幅が同じ場合、直流電流の電流極性と逆極性の吸い込み側高周波電流源を介して接地電位に流れる高周波電流を小さくすることができ、レーザダイオード駆動回路の消費電力を減らし、発熱を抑えることができるという優れた産業上の効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照し、従来例と同一物には同一の符号を用いて説明する。
本発明の第1の実施形態であるレーザダイオード駆動回路は、図1に示すように、直流電流源101、直流電流源101の電流を設定する第1の電流設定回路10、吐き出し側高周波電流源201、吸い込み側高周波電流源202、吐き出し側高周波電流源201と吸い込み側高周波電流源202の電流を設定する第2の電流設定回路20、第1のスイッチング素子203、第2のスイッチング素子204、第1のスイッチング素子203及び第2のスイッチング素子204をオンオフする重畳制御回路21、前記吐き出し側高周波電流源201と並列接続された加算電流源301、加算電流源301の電流を設定する第3の電流設定回路30から構成されている。吐き出し側高周波電流源201と並列接続された加算電流源301、加算電流源301の電流を設定する第3の電流設定回路30を有する点が、本発明の第1の実施形態の特徴である。
図1の具体的回路例である図2を用いて構成を説明する。PMOSトランジスタである直流電流源101のソース、ドレインは、それぞれ、電源電位VDD、出力端子T2に接続されている。第1の電流設定回路10は、直流電流源101とカレントミラーを構成するPMOSトランジスタM1と電流源I10を有し、PMOSトランジスタM1のソースは電源電位VDDに接続され、PMOSトランジスタM1のゲートとドレインは直流電流源101のゲートと電流源I10の一端に接続され、電流源I10の他端は接地電位に接続されている。
PMOSトランジスタである吐き出し側高周波電流源201のソース、ドレインは、それぞれ、電源電位VDD、第1のスイッチング素子203のソースに接続されている。NMOSトランジスタである吸い込み側高周波電流源202のソース、ドレインは、それぞれ、接地電位、第2のスイッチング素子204のソースに接続されている。第2の電流設定回路20は、吐き出し側高周波電流源201とカレントミラーを構成するPMOSトランジスタM2、M3と電流源I20とNMOSトランジスタM4を有し、PMOSトランジスタM2のソースは電源電位VDDに接続され、PMOSトランジスタM2のゲートとドレインはPMOSトランジスタM3のゲートと吐き出し側高周波電流源201のゲートと電流源I20の一端に接続され、電流源I20の他端は接地電位に接続されている。また、PMOSトランジスタM3のソースは電源電位VDDに接続され、PMOSトランジスタM3のドレインはNMOSトランジスタM4のドレインとゲートと吸い込み側高周波電流源202のゲートに接続され、NMOSトランジスタM4のソースは接地電位に接続されている。
PMOSトランジスタである加算電流源301のソース、ドレインは、それぞれ、電源電位VDD、吐き出し側高周波電流源201のドレインに接続されている。第3の電流設定回路30は、加算電流源301とカレントミラーを構成するPMOSトランジスタM5と電流源I30を有し、PMOSトランジスタM5のソースは電源電位VDDに接続され、PMOSトランジスタM5のゲートとドレインは加算電流源301のゲートと電流源I30の一端に接続され、電流源I30の他端は接地電位に接続されている。
重畳制御回路21は、発振回路OSC、インバータINV,OR回路ORとAND回路ANDを有し、インバータINVの入力端子は重畳制御端子T1とAND回路ANDの一の入力端子に接続され、出力端子はOR回路ORの一の入力端子に接続され、発振回路OSCの出力はOR回路ORの他の入力端子とAND回路ANDの他の入力端子に接続され、
OR回路ORの出力とAND回路ANDの出力は、それぞれ、第1のスイッチング素子203のゲートと第2のスイッチング素子204のゲートに接続されている。
PMOSトランジスタである第1のスイッチング素子203のドレインは、NMOSトランジスタである第2のスイッチング素子204のドレインと出力端子T2に接続されている。ちなみに、出力端子T2には、負荷となるレーザダイオードLDのアノードが接続され、レーザダイオードLDのカソードは接地電位に接続される。
図12を用いて説明した、従来の別のレーザダイオード駆動回路の第3のスイッチング素子205を除去し、加算電流源301のドレインを吐き出し側高周波電流源201のドレインに接続した点が、本発明の第1の実施形態のレーザダイオード駆動回路の構成上の特徴である。
次に、図2及び図3を用いて、動作について説明する。まず、重畳制御端子T1がローレベル(以下Lとする)の場合、OR回路ORの一の入力端子はハイレベル(以下Hとする)となり、OR回路ORの出力は発振回路OSCの出力レベルに係わり無くHとなるため、PMOSトランジスタである第1のスイッチング素子203はオフとなる。また、重畳制御端子T1のLがそのまま一の入力端子に加わるAND回路ANDの出力は発振回路OSCの出力レベルに係わり無くLとなるため、NMOSトランジスタである第2のスイッチング素子204もオフとなる。このようにして、高周波電流の非重畳動作時には、電流源I10を流れる電流をPMOSトランジスタM1と直流電流源101のミラー比倍した直流電流I1のみが、出力端子T2から出力される。
一方、重畳制御端子T1がHの場合、OR回路ORの一の入力端子はLとなり、OR回路ORの出力は発振回路OSCの出力レベルと同相でH/Lを繰り返すため、それをゲート電圧S1として受けたPMOSトランジスタである第1のスイッチング素子203はオフ/オンを繰り返す。また、重畳制御端子T1のHがそのまま一の入力端子に加わるAND回路ANDの出力も発振回路OSCの出力レベルと同相でH/Lを繰り返すため、それをゲート電圧S2として受けたNMOSトランジスタである第2のスイッチング素子204はオン/オフを繰り返す。このようにして、第1のスイッチング素子203と第2のスイッチング素子204が交互にオンオフを繰り返す。
第1のスイッチング素子203がオンのとき、電流源I20を流れる電流をPMOSトランジスタM2と吐き出し側高周波電流源201のミラー比倍した高周波電流I2aと、電流源I30を流れる電流をPMOSトランジスタM5と加算電流源301のミラー比倍した加算電流I3aと前記直流電流I1とを加算した電流が出力端子T2から出力される。一方、第2のスイッチング素子204がオンのとき、電流源I20を流れる電流をPMOSトランジスタM2とPMOSトランジスタM3のミラー比倍し、さらに、NMOSトランジスタM4と吸い込み側高周波電流源202のミラー比倍した高周波電流I2aを、前記直流電流I1から減算した電流が出力端子T2から出力される。このため、高周波電流の重畳動作時には、直流電流I1、吐き出し側の高周波電流I2aと加算電流I3aを加算した電流と、直流電流I1から吸い込み側の高周波電流I2aを減算した電流とが、交互に出力端子T2から出力される。
図3において、レーザダイオードLDの発光に寄与することのない前記無駄な電力に相当する部分は、斜線で示した部分となる。このときの直流電流の電流極性と逆極性の吸い込み側高周波電流源を介して接地電位に流れる高周波電流I2aは、高周波電流全体の振幅が同じであれば、図9及び図12を用いて説明したレーザダイオード駆動回路に比べ、加算電流I3aの1/2だけ少なくて済むため、レーザダイオードLDの発光に寄与することのない無駄な電流を小さくすることができる。
本実施形態のレーザダイオード駆動回路によれば、吐き出し側高周波電流源201と並列接続された加算電流源301、加算電流源301の電流を設定する第3の電流設定回路30を有するため、レーザダイオードに直流電流を供給する直流電流源と、前記直流電流の電流極性と同極性の高周波電流と前記直流電流の電流極性と逆極性の高周波電流とを交互に前記直流電流に重畳する複数の高周波電流源を備えたレーザダイオード駆動回路において、前記逆極性の高周波電流を前記同極性の高周波電流より小さくすることができ、高周波電流の振幅が同じ場合、直流電流の電流極性と逆極性の吸い込み側高周波電流源を介して接地電位に流れる高周波電流を小さくすることができ、レーザダイオード駆動回路の消費電力を減らし、発熱を抑えることができるという優れた産業上の効果が得られる。
本発明の第2の実施形態であるレーザダイオード駆動回路は、図4に示すように、直流電流源101、直流電流源101の電流を設定する第1の電流設定回路10、吐き出し側高周波電流源201、吸い込み側高周波電流源202、吐き出し側高周波電流源201と吸い込み側高周波電流源202の電流を互いに異なる値に設定できる第2の電流設定回路20a、第1のスイッチング素子203、第2のスイッチング素子204、第1のスイッチング素子203及び第2のスイッチング素子204をオンオフする重畳制御回路21から構成されている。吐き出し側高周波電流源201と並列接続された加算電流源301、加算電流源301の電流を設定する第3の電流設定回路30を有しない点と、第2の電流設定回路の構成が異なり、吐き出し側高周波電流源201と吸い込み側高周波電流源202の電流を互いに異なる値に設定ができる点が、本発明の第1の実施形態との相違点である。また、回路ブロック図としては、図9を用いて説明した従来のレーザダイオード駆動回路と類似の構成をとっているが、第2の電流設定回路の内部構成が異なり、吐き出し側高周波電流源201と吸い込み側高周波電流源202の電流を互いに異なる値に設定ができる点が、本発明の第2の実施形態の特徴である。
図4の具体的回路例である図5を用いて構成を説明する。本発明の第2の実施形態であるレーザダイオード駆動回路は上述の第1の実施形態であるレーザダイオード駆動回路とほぼ同一の構成を有し、先に述べたように加算電流源301と第3の電流設定回路30を有しない点と、一端がNMOSトランジスタM4のドレインに接続され他端が接地電位に接続された電流源I21を重畳制御回路20a内に有する点が異なる。
次に、図5及び図6を用いて、動作について説明する。重畳制御端子T1がLの場合の動作は、本発明の第1の実施形態であるレーザダイオード駆動回路と同じで、第1のスイッチング素子203と第2のスイッチング素子204が共にオフとなるため、電流源I10を流れる電流をPMOSトランジスタM1と直流電流源101のミラー比倍した直流電流I1のみが出力端子T2から出力され、高周波電流の非重畳動作が行われる。
一方、重畳制御端子T1がHの場合も第1の実施形態であるレーザダイオード駆動回路と同様に、第1のスイッチング素子203と第2のスイッチング素子204が交互にオンオフを繰り返す。
第1のスイッチング素子203がオンのとき、電流源I20を流れる電流をPMOSトランジスタM2と吐き出し側高周波電流源201のミラー比倍した高周波電流I2bと前記直流電流I1を加算した電流が出力端子T2から出力されるが、ここでI2bを第1の実施形態のレーザダイオード駆動回路で説明したI2aとI3aの和となるように前記ミラー比を設定しておく。一方、第2のスイッチング素子204がオンのとき、電流源I20を流れる電流をPMOSトランジスタM2とPMOSトランジスタM3のミラー比倍した電流から電流源I21を流れる電流を減算し、それをNMOSトランジスタM4と吸い込み側高周波電流源202のミラー比倍した高周波電流I2cを、前記直流電流I1から減算した電流が出力端子T2から出力されるが、ここでI2cを第1の実施形態のレーザダイオード駆動回路で説明したI2aとなるように電流源21の電流及び前記ミラー比により設定しておく。このため、高周波電流の重畳動作時には、直流電流I1と吐き出し側の高周波電流I2bを加算した電流と、直流電流I1から吸い込み側の高周波電流I2cを減算した電流とが、交互に出力端子T2から出力される。
本実施形態のレーザダイオード駆動回路においても、図3を用いて説明した第1の実施形態であるレーザダイオード駆動回路と同様の電流波形が得られ、図6において、レーザダイオードLDの発光に寄与することのない前記無駄な電力に相当する部分は、斜線で示した部分となる。このときの直流電流の電流極性と逆極性の吸い込み側高周波電流源を介して接地電位に流れる高周波電流I2cは、高周波電流全体の振幅が同じであれば、図9及び図12を用いて説明したレーザダイオード駆動回路に比べ、第1の実施形態であるレーザダイオード駆動回路で説明した加算電流I3aの1/2だけ少なくて済むため、レーザダイオードLDの発光に寄与することのない無駄な電流を小さくすることができる。
本実施形態のレーザダイオード駆動回路によれば、吐き出し側高周波電流源201の電流と吸い込み側高周波電流源の電流を互いに異なる値に設定できるため、レーザダイオードに直流電流を供給する直流電流源と、前記直流電流の電流極性と同極性の高周波電流と前記直流電流の電流極性と逆極性の高周波電流とを交互に前記直流電流に重畳する複数の高周波電流源を備えたレーザダイオード駆動回路において、前記逆極性の高周波電流を前記同極性の高周波電流より小さくすることができ、高周波電流の振幅が同じ場合、直流電流の電流極性と逆極性の吸い込み側高周波電流源を介して接地電位に流れる高周波電流を小さくすることができ、レーザダイオード駆動回路の消費電力を減らし、発熱を抑えることができるという優れた産業上の効果が得られる。
以上のように、本発明のレーザダイオード駆動回路によれば、高周波電流を重畳する際に、前記逆極性の高周波電流が前記同極性の高周波電流より小さいため、高周波電流の振幅が同じ場合、直流電流の電流極性と逆極性の吸い込み側高周波電流源を介して接地電位に流れる高周波電流を小さくすることができ、レーザダイオード駆動回路の消費電力を減らし、発熱を抑えることができるという優れた産業上の効果が得られる。
本実施形態では、直流電流源と一組の高周波電流源の例で説明したが、CD系とDVD系の駆動回路をそれぞれ専用とし、複数の直流電流源又は複数組の高周波電流源を切り替えて使用するように構成しても良い。
また、本実施形態と相反する伝導型のトランジスタや同じ動作を行う論理回路を用いる等、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更することができる。
本発明の第1の実施形態のレーザダイオード駆動回路を示す回路ブロック図。 本発明の第1の実施形態のレーザダイオード駆動回路を示す具体的回路例。 本発明の第1の実施形態のレーザダイオード駆動回路の動作を説明する図。 本発明の第2の実施形態のレーザダイオード駆動回路を示す回路ブロック図。 本発明の第2の実施形態のレーザダイオード駆動回路を示す具体的回路例。 本発明の第2の実施形態のレーザダイオード駆動回路の動作を説明する図。 レーザーダイオードの駆動電流を説明する図。 高周波電流が重畳されたレーザーダイオードの駆動電流を説明する図。 従来のレーザダイオード駆動回路を示す回路図(要部)。 従来のレーザダイオード駆動回路の動作を説明する図。 レーザダイオードの駆動電流と光出力の関係を説明する図。 従来の別のレーザダイオード駆動回路を示す回路図。 従来の別のレーザダイオード駆動回路の動作を説明する図。
符号の説明
10 第1の電流設定回路
20、20a 第2の電流設定回路
21 重畳制御回路
30 第3の電流設定回路
40 高周波電流発生回路
101 直流電流源(PMOSトランジスタ)
201 吐き出し側高周波電流源(PMOSトランジスタ)
202 吸い込み側高周波電流源(NMOSトランジスタ)
203 第1のスイッチング素子(PMOSトランジスタ)
204 第2のスイッチング素子(NMOSトランジスタ)
205 第3のスイッチング素子(PMOSトランジスタ)
301 加算電流源(PMOSトランジスタ)
AND AND回路
C 容量
F 光出力特性
I1 直流電流
I2、I2a、I2b、I2c 高周波電流
I3、I3a 加算電流
I4 レーザダイオード駆動電流
I10、I20、I21、I30 電流源
INV インバータ
Ith 閾値電流
L インダクタ
LD レーザダイオード
M1、M2、M3、M5 PMOSトランジスタ
M4 NMOSトランジスタ
OR OR回路
OSC 発振回路
P 光出力波形
PD 受光素子
R 抵抗
S1、S2 ゲート電圧
t 時間
T1 重畳制御端子
T2 出力端子
VCC、VDD 電源電位

Claims (5)

  1. レーザダイオードに直流電流を供給する直流電流源と、前記直流電流の電流極性と同極性の高周波電流と前記直流電流の電流極性と逆極性の高周波電流とを交互に前記直流電流に重畳する複数の高周波電流源を備えたレーザダイオード駆動回路において、前記逆極性の高周波電流が前記同極性の高周波電流より小さいことを特徴とするレーザダイオード駆動回路。
  2. 前記レーザダイオード駆動回路において、前記複数の高周波電流源は、前記直流電流源と前記レーザダイオードの接続点と電源電位との間に接続された吐き出し側高周波電流源と、前記直流電流源と前記レーザダイオードの接続点と接地電位との間に接続された吸い込み側高周波電流源であり、前記吐き出し側高周波電流源と並列接続された加算電流源を有することを特徴とする請求項1に記載のレーザダイオード駆動回路。
  3. 前記吐き出し側高周波電流源と前記加算電流源が、共通のスイッチング素子によって同時にオンオフされることを特徴とする請求項1又は2に記載のレーザダイオード駆動回路。
  4. 前記レーザダイオード駆動回路において、前記複数の高周波電流源は、前記直流電流源と前記レーザダイオードの接続点と電源電位との間に接続された吐き出し側高周波電流源と、前記直流電流源と前記レーザダイオードの接続点と接地電位との間に接続された吸い込み側高周波電流源であり、前記吐き出し側高周波電流源の電流と前記吸い込み側高周波電流源の電流を互いに異なる値に設定できる電流設定回路を有することを特徴とする請求項1に記載のレーザダイオード駆動回路。
  5. 前記吸い込み側高周波電流源の電流が前記吐き出し側高周波電流源の電流より小さいことを特徴とする請求項1又は4に記載のレーザダイオード駆動回路。
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