JP2003216427A - カスタマイズ可能な情報処理装置 - Google Patents

カスタマイズ可能な情報処理装置

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JP2003216427A JP2002018630A JP2002018630A JP2003216427A JP 2003216427 A JP2003216427 A JP 2003216427A JP 2002018630 A JP2002018630 A JP 2002018630A JP 2002018630 A JP2002018630 A JP 2002018630A JP 2003216427 A JP2003216427 A JP 2003216427A
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    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/44Arrangements for executing specific programs
    • G06F9/455Emulation; Interpretation; Software simulation, e.g. virtualisation or emulation of application or operating system execution engines
    • G06F9/45504Abstract machines for programme code execution, e.g. Java virtual machine [JVM], interpreters, emulators
    • G06F9/45508Runtime interpretation or emulation, e g. emulator loops, bytecode interpretation
    • G06F9/45512Command shells

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトウェアの改変を伴わずに、情報処理
装置における処理内容の更新、カスタマイズを実現す
る。 【解決手段】 ブラウザ上で起動する実行エンジン12
0、アプリケーションブラウザ130、部品131a、
131bを用意する。実行エンジン120は、XMLで
記述されたフロー定義14を読み込み、タグで規定され
たコマンドを順次実行する。画面表示が要求されている
場合には、アプリケーションブラウザ130を呼び出
す。アプリケーションブラウザ130は、画面定義を読
み込み、各部品を起動して表示画面を生成する。このよ
うに、それぞれ基本的、汎用的な機能のみを備えるソフ
トウェアを用意し、実質的な処理内容をXMLの電子文
書で与えることにより、ソフトウェアの改変を伴うこと
なく、処理内容の改変を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータなど
の情報処理装置で行われる情報処理の内容のカスタマイ
ズを実現するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータを用いた情報処理は、種々
の分野で活用されている。一般に、情報処理の内容は、
コンピュータにインストールされるソフトウェアによっ
て決定される。かかる方法では、情報処理の内容を変更
するためには、ソフトウェアの更新が必要であり、変更
に要する負担が大きい。
【0003】コンピュータを用いた情報処理の一例とし
て、金融機関で利用される帳票のイメージ処理システム
が挙げられる。イメージ処理システムとは、振込用紙な
ど定型的な帳票をスキャンして得られたイメージデータ
から、いわゆるOCR機能によって氏名、金額などのデ
ータを取得して、取引処理に活用するためのシステムで
ある。イメージ処理システムでは、取得したデータと、
イメージデータとを比較して、オペレータがデータの修
正を行うこともある。金融機関で使用される振込用紙
は、多種多様であり、そこから取得されるデータの処理
内容も金融機関によって多種多様である。従って、イメ
ージ処理システムでは、類似しているソフトウェアでは
あるが、振込用紙の種類や金融機関などに応じた多様な
ソフトウェアが用いられている。
【0004】こうした処理の多様性に対処するため、い
くつかの技術が提案されている。第1の技術は、予めカ
スタマイズの余地を含んで、ソフトウェアを構築する手
法である。振込用紙の種類や処理内容など、予め想定さ
れる多様性を包含するように多機能なソフトウェアを構
成しておくことにより、実際に使用する機能をパラメー
タ等で指定するだけで、多様な処理内容を実現すること
が可能となる。
【0005】第2の技術は、いわゆるオブジェクト指向
と呼ばれるプログラミング手法である。かかる手法で構
成されたソフトウェアは、比較的シンプルな機能を実行
するモジュールの組み合わせで全体の処理を実現してお
り、各モジュールの置換、追加を比較的容易に行うこと
ができる利点がある。モジュールの置換等により、多様
な処理内容を実現することが可能となる。
【0006】第3の技術は、インターネットで多用され
ているWebプログラミングと呼ばれる技術である。イ
ンターネット上のサーバから、クライアントに対し、H
TML(Hyper Text Markup Language)のファイルやス
クリプト等を送信することにより、クライアントにおい
て種々の処理を実現させることができる。例えば、ブラ
ウザを搭載したクライアントでは、ソフトウェアの変更
を伴うまでなく、HTMLファイルを変更するだけで多
種多様な表示画面が実現される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、情報処理装置
において要求されるカスタマイズに十分対応するために
は、これらの技術では不十分なことがあった。第1の技
術では、ソフトウェアの構築時に予め考慮されている範
囲を超えるカスタマイズが要求された場合には、十分に
対処することができなかった。第2の技術では、新たな
機能を追加する際に、追加機能に対応したモジュールを
作成するとともに、追加されたモジュールを呼び出すよ
う、メインプログラムを改変する必要があり、結局、ソ
フトウェアの改修が必要とされていた。第3の技術で
は、HTMLで対応可能な機能は比較的限定されてお
り、十分な情報処理機能を提供するには適していなかっ
た。近年、XML(eXtensible Markup Language)と呼
ばれる技術によって、実現可能な機能の拡大が図られて
はいるものの、それだけでは、十分な情報処理機能を提
供するには至っていない。
【0008】かかる課題は、イメージ処理システムに関
わらず、情報処理装置に共通する課題であった。また、
情報処理機能の全てをソフトウェア的に実現する装置の
みならず、その一部をハードウェア的に提供する装置に
おいても共通の課題であった。ネットワーク等で接続さ
れた複数の情報処理装置が連動して情報処理を実現する
ようなシステムにおいては、アップデートまたはカスタ
マイズの対象となる装置が多大になるため、上記課題
は、特に、深刻なものであった。
【0009】本発明は、これらの課題に鑑みてなされた
ものであり、ソフトウェアまたは回路の大幅な改変を伴
わずに、機能の更新、カスタマイズが可能な情報処理装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題の少なくとも一
部を解決するために、本発明では、情報処理装置におい
て、以下に示す構成(以下、「第1の構成」と称する)
を適用した。まず、予め設定された所定の基本機能を実
現する複数種類の基本機能部を備える。これらの基本機
能部は、ソフトウェア的に構成されていてもよいし、電
子回路のようにハードウェア的に構成されていてもよい
が、それぞれ個別の要素として構成されたものである。
個別の要素とは、比較的容易に追加および置換が可能に
構成されていることを意味する。
【0011】かかる情報処理装置における処理内容は、
電子文書の形式で規定する。電子文書とは、上述した複
数種類の基本機能部のうち、処理に使用すべき基本機能
部を特定するものである。情報処理装置は、この電子文
書を入力し、その内容を解析して処理を実行する。処理
は、電子文書に規定された基本機能部を逐次、稼働させ
ることによって実現される。
【0012】本発明によれば、情報処理装置は、単に、
電子文書に従って各基本機能を呼び出すという汎用的な
機能を備えていることで、種々の処理を実現することが
できる。基本機能の組み合わせによって実現される実質
的な処理内容は、電子文書によって規定されるからであ
る。従って、外部から与える電子文書の内容を変更する
だけで、情報処理装置自体のソフトウェアまたはハード
ウェア構成を大幅に改変するまでなく、情報処理機能の
追加、改変、カスタマイズなどを行うことができる。
【0013】本発明の情報処理装置では、基本機能部お
よび電子文書の組み合わせによって、以下に例示する通
り、多彩な機能を実現することができる。
【0014】第1の態様として、基本機能部は、表示画
面を生成する画面生成部を含んでもよい。このとき、電
子文書で、表示画面の内容およびその生成タイミングを
規定しておくと、情報処理装置は、その生成タイミング
に応じて画面生成部を稼働させて画面表示を行うことが
できる。こうすることで、任意のタイミングで、情報処
理装置のインタフェース画面などを表示させることがで
きる。
【0015】第2の態様として、電子文書には、複数の
処理内容の実施順序を制御するフロー制御情報を含めて
もよい。情報処理装置は、このフロー制御情報に応じた
順序で、それぞれの基本機能部を稼働させる。こうする
ことにより、いわゆる条件分岐、ループなどの複雑なフ
ローを伴う処理を、実現させることができる。フロー制
御情報は、情報処理装置が解釈可能であるとともに、電
子文書に組み込み可能な情報であれば足りる。
【0016】第3の態様として、基本機能部には、複数
種類の要素表示部を含めることができる。要素表示部と
は、例えば、線、ボタン、テキストなど表示画面を構成
する表示要素を、それぞれ表示するための基本機能部を
意味する。このとき、電子文書は、表示画面を構成する
各表示要素の種類および位置を規定する。情報処理装置
は、この電子文書に基づいて各要素表示部を稼働させる
と、規定された表示画面を生成することができる。電子
文書の内容を変更することにより、多彩な表示画面を比
較的容易に生成することが可能である。
【0017】第3の態様は、第1の態様と組み合わせて
構成してもよい。つまり、第3の態様における電子文書
を読み込んで、各要素表示部を稼働させる機能を、第1
の態様における画面生成部が実現するものとしてもよ
い。こうすることにより、画面生成のタイミングおよび
変遷を任意に制御しつつ、多彩な表示画面を実現するこ
とができる。
【0018】第4の態様として、基本機能部には、複数
種類の要素演算部を含めることができる。要素演算部と
は、例えば、四則演算など、情報処理装置に入力された
データについて、所定の演算を実行する基本機能部を意
味する。このとき、電子文書は、データに施すべき演算
の種類を規定する。情報処理装置は、この電子文書に基
づいて各要素演算部を稼働させることで、データの演算
を実行することができる。電子文書の内容を変更するこ
とにより、多彩な演算を比較的容易に実現することが可
能である。
【0019】本発明の情報処理装置では、先に説明した
課題の少なくとも一部を解決するための別の構成とし
て、以下に示す第2の構成を適用してもよい。第2の構
成においても、複数の基本機能部を備える点は、第1の
構成と共通である。第2の構成では、これらの基本機能
部は、各基本機能部に予め対応づけられたオブジェクト
の状態変化に基づいて起動する機能を有しているものと
する。第2の構成では、情報処理装置は、これらのオブ
ジェクト、および各オブジェクトと基本機能部との関連
付けを管理し、オブジェクトに状態変化が生じた場合に
は、それに関連づけられた基本機能部に対して、状態変
化を通知する。
【0020】こうすることにより、各基本機能部の稼働
を比較的容易に同期させることができる。また、情報処
理装置自体のソフトウェアおよびハードウェアなどに大
幅な改変を伴うまでなく、基本機能部を追加、置換等す
ることができる。追加等される基本機能部を正常に動作
させるためには、関連づけられるべきオブジェクトを用
意すれば足りるからである。
【0021】複数の基本機能部を連鎖的に稼働させるた
めには、それぞれの基本機能部が動作結果をいずれかの
オブジェクトに反映させる機能を有することが好まし
い。例えば、第1の機能部、第2の機能部をこの順序で
連鎖的に稼働させる場合を考える。第1の機能部は第1
のオブジェクトによって稼働し、第2の機能部は第2の
オブジェクトによって稼働するものとする。このとき、
第1の機能部が、動作結果を第2のオブジェクトに反映
する機能を有していれば、その動作に連動して第2の機
能部を容易に稼働させることが可能となる。
【0022】第2の構成の情報処理装置において、基本
機能部に複数種類の要素表示部が含まれている場合、オ
ブジェクトの管理は、複数の表示画面に共通するオブジ
ェクトと、現に表示されている表示画面に関するオブジ
ェクトとを別個に管理することが好ましい。後者のオブ
ジェクトは、表示画面が切換えられた場合には、管理対
象から外すことが可能であるが、前者のオブジェクト
は、表示画面が切換えられるか否かにかかわらず保持し
ておく必要がある。両者を別個に管理することにより、
画面の制御を円滑に行うことが可能となる。
【0023】第2の構成では、各基本機能部が、自己と
オブジェクトとの対応関係を登録可能とすることが好ま
しい。こうすることにより、基本機能部の稼働状態、稼
働可能性に応じて、オブジェクトとの対応関係が動的に
登録されるため、基本機能部の正常な動作を確保するた
めに要求される対応関係の管理負担を軽減することがで
きる。
【0024】第2の構成の情報処理装置は、各基本機能
部の稼働に呼応して、それに対応したオブジェクトを生
成することも好ましい。また、稼働中のいずれの基本機
能部とも対応づけられていないオブジェクトを消去する
ことも好ましい。つまり、基本機能部の稼働状況に応じ
て、オブジェクトを動的に生成、消去することが好まし
い。こうすることにより、メモリなどの資源を有効活用
しながら、オブジェクトを管理することができる。
【0025】本発明の情報処理装置では、先に説明した
課題の少なくとも一部を解決するための別の構成とし
て、以下に示す第3の構成を適用してもよい。第3の構
成における情報処理装置は、ネットワークに接続され、
ネットワークを介した情報の授受に基づいて所定の処理
を行うものとする。このとき、情報処理装置は、送受信
される電文に含むべきデータ、およびフォーマットを規
定する規定文書を記憶しておき、これに基づいて電文の
生成または解読を行う。実質的な電文の生成方法は規定
文書で定義されるため、情報処理装置は、規定文書に従
って電文を生成等する汎用的な機能を有していれば足り
る。第3の構成によれば、規定文書の変更により、多彩
な電文を比較的容易に生成、解読することが可能とな
る。
【0026】情報処理装置において、処理に関連した複
数のデータが統合的に管理されている場合、送信される
電文に含むべきデータをこのデータ管理部から取得した
り、受信した電文から抽出したデータをこの管理部に通
知したりすることが好ましい。こうすることにより、情
報処理装置と外部とのデータの授受を、電文を介して円
滑に行うことが可能となる。
【0027】第3の構成において、規定文書は1種類に
限定されるものではなく、複数種類を用いても良い。複
数種類の規定文書を用いる場合、先に説明した電子文書
において、所定で使用すべき規定文書を特定し、規定文
書の使い分けを実現してもよい。電子文書と規定文書と
は、1対1で対応している必要はなく、例えば、一つの
処理において、条件分岐の結果に応じて規定文書を使い
分けるものとしてもよい。
【0028】以上で説明した、第1〜第3の構成は、そ
れぞれ個別の情報処理装置として適用してもよいし、適
宜、組み合わせて適用してもよい。第1の構成および第
2の構成は、スタンドアロンの装置に適用してもよい
し、ネットワークに接続された装置に適用してもよい。
【0029】本発明の情報処理装置が実施する処理内容
は、任意に設定可能であるが、本発明を有効に活用可能
な例として、イメージ処理を行うものとしてもよい。つ
まり、本発明は、帳票のイメージデータに基づき所定の
イメージ処理を実行するイメージ処理装置として構成す
ることができる。
【0030】かかる構成では、イメージ処理装置は、イ
メージ処理に関し、予め設定された所定の基本機能を実
現する複数種類の基本機能部を備える。電子文書は、こ
の基本機能部を特定する形式で、イメージ処理の処理内
容を規定する。イメージ処理装置は、この電子文書に基
づいて、逐次、基本機能部を稼働させることによりイメ
ージ処理を実行する。金融機関で用いられる帳票類は、
非常に多彩であり、その処理内容も多様であるため、本
発明を適用することにより、イメージ処理装置について
金融機関ごとのカスタマイズに要する負担を軽減するこ
とができる。
【0031】本発明のイメージ処理装置において、例え
ば、基本機能部には、イメージデータに基づいて文字デ
ータまたは数値データを取得するデータ取得部を含むこ
とができる。この場合、電子文書では、例えば、イメー
ジデータから取得を行うべき領域、および取得するデー
タの属性を規定し、イメージ処理装置は、電子文書で規
定されたデータの取得を実現する。こうすることで、多
様な帳票に対して、データの取得を比較的容易に実現す
ることが可能となる。
【0032】本発明のイメージ処理装置において、例え
ば、基本機能部には、イメージ表示部、データ表示部、
データ修正部を含めることができる。イメージ表示部
は、イメージデータを表示する基本機能部を意味する。
データ表示部は、イメージデータに基づいて取得された
文字データまたは数値データを表示する基本機能部を意
味する。データ修正部は、文字データまたは数値データ
を修正する基本機能部を意味する。このとき、電子文書
では、例えば、イメージデータ、文字データ等の表示態
様、および外部からの入力によって文字データ等を修正
する方法を規定し、イメージ処理装置は、これに基づい
てイメージ等の表示およびデータの修正を実現するもの
としてもよい。本発明を適用することにより、多様な帳
票に対して、これらのデータ修正を比較的容易に実現す
ることができる。
【0033】ここでは、イメージ処理装置としての代表
的な構成例を示した。先に情報処理装置について説明し
た種々の構成は、そのままイメージ処理装置に適用可能
である。
【0034】本発明の情報処理装置およびイメージ処理
装置において、電子文書は、種々の形式を採ることが可
能であるが、一例として、XMLで記述された文書(以
下、XML文書と呼ぶ)とすることが好ましい。XML
文書とは、いわゆるタグを含む、マークアップ言語で記
述された文書である。タグは任意に設定可能である。従
って、XMLを用いることにより、電子文書に要求され
る種々のコマンドを、タグの形式で比較的容易に規定す
ることが可能となる。
【0035】本発明は、上述した情報処理装置およびイ
メージ処理装置に限らず、種々の態様で構成することが
可能である。例えば、コンピュータによって上述した処
理を実現する情報処理方法、またはイメージ処理方法と
して構成してもよい。これらの処理を実現するためのコ
ンピュータプログラムとして構成してもよい。本発明
を、コンピュータプログラムとして構成する場合には、
ブラウザ上で稼働可能に構成することが好ましい。例え
ば、JAVA(登録商標)を用いて構成することが好ま
しい。こうすることにより、プラットフォームの区別な
く稼働可能とすることができるとともに、電子文書とし
てXML文書を利用しやすいという利点がある。
【0036】更に、これらの種々のコンピュータプログ
ラムを記憶した記憶媒体として構成してもよい。ここ
で、記憶媒体としては、フレキシブルディスク、CD−
ROM、DVD、光磁気ディスク、ICカード、ICチ
ップ、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコード
などの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記
憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶
装置など光学的、磁気的、電気的にコンピュータが読取
り可能な種々の媒体を利用できる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、以下の項目に分けて説明する。 A.第1実施例: A−1.システム構成: A−2.フロー定義: A−3.画面定義: A−4.部品間の連携: A−5.電文の授受: A−6.実行エンジン: A−7.アプリケーションブラウザ: A−8.メッセージバス: A−10.起動処理: A−11.フロー定義のコマンド処理: A−12.画面操作処理: B.第2実施例(イメージ処理システム): B−1.システム構成: B−2.ソフトウェア構成: B−3.イメージ処理: C.変形例:
【0038】A.第1実施例: A−1.システム構成:図1は実施例としての情報処理
装置のシステム構成を示す説明図である。情報処理装置
100は、汎用のパーソナルコンピュータに図示する各
機能ブロックを備えるソフトウェアをインストールする
ことで構成される。ソフトウェアのインストールのみな
らず、これらの機能ブロックをハードウェア的に用意す
ることで構成してもよい。
【0039】情報処理装置100は、Webサーバ1
0、およびAPサーバ20とネットワークINTで接続
されている。ネットワークは、インターネットなど広域
的なネットワークとしてもよいし、LAN(Local
Area Network)など比較的限定的なネッ
トワークとしてもよい。
【0040】Webサーバ10は、情報処理装置100
からのリクエストに応じて、画面定義12、フロー定義
14と呼ばれる電子文書を送信する。画面定義12と
は、表示画面の内容を規定する電子文書である。フロー
定義14とは、画面の遷移など処理の流れを規定する電
子文書である。これらの電子文書の内容については、後
述する。これらの電子文書は種々の形式を選択可能であ
るが、本実施例ではXMLで記述されるものとした。
【0041】APサーバ20は、情報処理装置100と
連携して種々の処理を実行するサーバである。例えば、
端末からの入力データを受けて、ホストコンピュータが
種々の処理を実行するシステムの場合、端末が情報処理
装置100に相当し、ホストコンピュータがAPサーバ
20に相当する。情報処理装置100とAPサーバ20
との情報の授受は、電文16によって行われる。電文1
6の生成方法については後述する。電文16は種々の形
式を選択可能であるが、本実施例ではXMLで記述され
るものとした。
【0042】なお、本実施例では、情報処理装置100
とWebサーバ10、APサーバ20とをネットワーク
で接続するシステム構成を採用したが、情報処理装置1
00はスタンドアロンで稼働する装置として構成しても
よい。Webサーバ10、APサーバ20は必ずしも必
要ではなく、実行すべき情報処理の内容に応じて、情報
処理装置100をスタンドアロンで稼働する構成を採っ
ても良い。
【0043】情報処理装置100に備えられている各機
能ブロックの構成について説明する。情報処理装置10
0には、所定のオペレーティングシステム上で稼働し、
HTML等のマークアップ言語で記述されたファイルを
閲覧するためのソフトウェア、Webブラウザ102が
インストールされている。各機能ブロックは、このWe
bブラウザ102上で稼働するように構成されている。
本実施例では、JAVA(登録商標)を用いることによ
り、かかる構成を実現した。Webブラウザ102上で
稼働可能としたのは、プラットフォーム非依存のソフト
ウェア構成が可能であるという利点があるからである。
Webブラウザ102と無関係に稼働するよう構成して
も構わない。
【0044】ベースアプレット104は、Webブラウ
ザ102の上で稼働し、情報処理装置100の各機能ブ
ロック、実行エンジン120、アプリケーションブラウ
ザ130、メッセージバス140などを稼働するための
プラットフォームを提供する。ベースアプレット104
およびこれらの各機能ブロックによって情報処理を実現
する全体の機構を、本明細書では、XMLアプリケーシ
ョンプログラムと称するものとする。本実施例では、こ
れらの機構は、名称の通り、XMLをベースとして構築
されているが、XMLアプリケーションプログラムは、
広義には、以下で説明する機構の概念を示すものであ
り、必ずしもXMLベースで構築されているものには限
られない。
【0045】ベースアプレット104は、JAVAのア
プレットとして構成されている。ベースアプレット10
4は、その上に構築される各機能ブロックの起動、終了
を行う機能、およびコンピュータのキーボード、マウス
などの操作結果(以下、「キーイベント」と称する)
を、XMLアプリケーションプログラムの各機能ブロッ
クに受け渡す機能を奏する。
【0046】実行エンジン120は、フロー定義14の
内容に基づいて、全体処理を制御する機能を奏する。フ
ロー定義14において、画面の表示、遷移が規定されて
いる場合には、適宜、アプリケーションブラウザ130
を起動させる。また、APサーバ20とのデータ授受が
規定されている場合には、電文16のやりとりを行う。
電文16の内容は、APサーバ20によって異なるた
め、カスタマイズモジュール110によって適応させ
る。実行エンジン120は、APサーバ20から受け取
ったデータをメッセージバス140に展開したり、逆
に、APサーバ20に送信すべきデータをメッセージバ
ス140から収集したりもする。
【0047】アプリケーションブラウザ130は、実行
エンジン120によって起動され、画面定義12に従っ
て、画面を表示し、また、この表示画面を通じた操作を
実現する。アプリケーションブラウザ130は、Web
ブラウザとは別のプログラムである。アプリケーション
ブラウザ130には、GUI部品131a、ロジック部
品131bと呼ばれる基本的な機能を実現するソフトウ
ェアが用意されている。GUI部品131aとは、ボタ
ン、線など表示画面を構成する表示要素を生成するため
のソフトウェアであり、表示要素の種類に応じて複数用
意されている。ロジック部品131bとは、四則演算、
入力チェックなど、画面内でのデータに関する処理を実
現するためのソフトウェアであり、処理内容に応じて複
数用意されている。アプリケーションブラウザ130
は、画面定義12に従って、これらの部品を起動させ、
表示画面に関する種々の処理を実現する。
【0048】メッセージバス140は、GUI部品13
1aおよびロジック部品131bの稼働制御をする。メ
ッセージバス140は、GUI部品131a、ロジック
部品131bに対応づけられたデータアイテム141を
複数保持している。各部品は、対応するデータアイテム
141の状態変化をトリガとして起動するとともに、そ
の処理結果をデータアイテム141に反映させるよう構
成されている。メッセージバス140は、管理下にある
いずれかのデータアイテム141の状態変化が生じた場
合には、それを部品に通知することによって、各部品を
起動させる。メッセージバス140は、合わせて処理に
必要なデータを保持する機能も奏する。先に説明した通
り、実行エンジン120がAPサーバ20との間で授受
するデータは、データアイテム141として、メッセー
ジバス140で管理される。
【0049】情報処理装置100は、上述の構成によっ
て、種々の処理を実現する。実行エンジン120、アプ
リケーションブラウザ130、メッセージバス140
は、処理内容に依存したソフトウェアではなく、汎用的
な機能を実現するソフトウェアである。処理内容に依存
したソフトウェアは、GUI部品131a、ロジック部
品131bなどのモジュールで用意されている。実質的
な処理内容は、フロー定義14、画面定義12などの電
子文書で、これらの部品を使う順序等を規定する形式で
特定される。従って、情報処理装置100は、ソフトウ
ェアの大幅な改変、追加を行うまでなく、電子文書の変
更を行うことにより、処理内容を簡便に変更等すること
ができる利点を有している。以下、図中に示した各構成
要素について、順次、詳細に説明する。
【0050】A−2.フロー定義:図2はフロー定義1
4の概要を示す説明図である。フロー定義14とは、実
行エンジン120の動作を規定する電子文書であり、本
実施例では、XMLによって記述される。
【0051】フロー定義14は、XML宣言文、DTD
(Document Type Definitio
n)、および本文から構成される。DTDとは、フロー
定義内で使用されるタグを定義する部分である。DTD
のみをフロー定義とは、別の文書として用意しても構わ
ない。
【0052】本文は、種々のタグによって、実行エンジ
ン120が実行すべき処理内容を規定している。実行エ
ンジン120は、原則として、フロー定義の本文中のタ
グを先頭から順に解釈して、タグで規定されるコマンド
を実行する。例えば、フロー定義中に、画面生成のコマ
ンドを読み込んだ場合には、アプリケーションブラウザ
130を起動することで、画面表示を行う。画面表示に
は、画面定義12が必要であるため(図1参照)、画面
生成コマンドでは、アプリケーションブラウザ130が
参照すべき画面定義12のパスも併せて指定される。
【0053】図の下方に、タグによって規定されるコマ
ンド例を示した。コマンドは、処理コマンド、カーソル
制御コマンドの2種類に大別される。処理コマンドと
は、実行エンジン120が実質的に行う処理内容を規定
するコマンドである。例えば、図示する通り、APサー
バ20への送受信、キューへの格納、取りだし、画面の
退避、復帰などのコマンドが含まれる。画面の退避、復
帰などが、画面生成コマンドに相当する。各コマンドの
内容は、実行エンジン120の機能説明と併せて後述す
る。
【0054】カーソル制御コマンドとは、フロー定義に
おけるタグの解釈、実行順序を規定するコマンドであ
る。先に説明した通り、実行エンジン120は、原則と
して先頭から順にタグを実行する。カーソルとは、実行
エンジン120が処理を実行しているタグを意味する。
カーソル制御コマンドとは、この原則に反して、カーソ
ルの位置を移動させるためのコマンドである。上方の図
に示す通り、カーソル移動コマンドを含めることによ
り、例えば、処理の異動先をタグD、タグEに切り換え
る条件分岐を実現することができる。
【0055】本実施例では、カーソル制御コマンドとし
て、図中に示す10種類を用意した。図3はカーソル制
御コマンドの概要を示す説明図である。一般にXMLの
タグはツリー構造をなしていることから、フロー定義1
4は、図3に示すようなツリー構造で示すことができ
る。
【0056】カーソル制御コマンド「FLOWDEF」
は、フロー定義のルートを規定するコマンドである。こ
のコマンドに対して、実行エンジン120は、≡mai
n≡という名称のサブルーチンにカーソルを移動する。
【0057】コマンド「SUB」は、サブルーチン宣言
のコマンドである。図3の例では、≡main≡、≡y
oko≡、≡tate≡という3種類のサブルーチンが
用意されている場合を例示した。コマンド「EXITS
UB」は、サブルーチン終了のコマンドである。このコ
マンドに対して、実行エンジン120は、サブルーチン
を抜け出し、次のタグにカーソルを進める。
【0058】コマンド「GOSUB」は、サブルーチン
呼出のコマンドである。図示する通り、「GOSUB
≡yoko≡」というタグに対して、実行エンジン12
0は、カーソルをサブルーチン≡yoko≡に移動させ
る。
【0059】コマンド「SWITCH」は、条件分岐を
実現するコマンド、コマンド「CASE」は条件に応じ
たカーソルの移動先を示すコマンド、コマンド「DEF
AULT」はデフォルトの処理内容を示すコマンドであ
る。図3の例では、コマンドSWITCHによって、≡
condition≡と称するオブジェクトの状態に応
じて条件分岐が行われる。このオブジェクト≡cond
ition≡が≡fine≡の状態にある場合には、C
ASE≡fine≡以下の処理が実行される。オブジェ
クト≡condition≡が≡bad≡の状態にある
場合には、CASE≡bad≡以下の処理が実行され
る。オブジェクト≡condition≡が、これらい
ずれの状態にも該当しない場合には、DEFAULT以
下の処理が実行される。
【0060】コマンド「LOOP」は、一定範囲の処理
を繰り返し実行するためのコマンドであり、コマンド
「EXITLOOP」はループの終端を示すコマンドで
ある。このコマンドに対して、実行エンジン120は、
LOOPからEXITLOOPの間の処理を繰り返し実
行する。
【0061】コマンド「NODATA」は、参照したデ
ータの有無に応じて処理内容を切り換えるためのコマン
ドである。図3の例では、参照したデータが無い場合に
は、タグA,タグBで規定される処理を実行し、データ
が存在する場合には、タグCで規定される処理を実行す
る。
【0062】このように、カーソル制御コマンドをフロ
ー定義中に入れることにより、条件分岐、繰り返し処理
などを含む、複雑な処理の記載が可能となる。なお、図
2および図3で示した種々のコマンドは例示に過ぎず、
コマンドの種類および多少は、これらに限定されるもの
ではない。
【0063】A−3.画面定義:図4は画面定義の概要
を示す説明図である。画面定義12とは、アプリケーシ
ョンブラウザ130の動作を規定する電子文書であり、
本実施例では、XMLで記述される。
【0064】画面定義12の本文は、種々のタグによっ
て、画面の構成や画面で行われる操作内容を規定してい
る。タグは、画面情報、部品情報の2種類に大別され
る。画面情報とは、画面定義12によって定義される画
面に対し、画面IDを与えるタグである。画面定義12
は、情報処理装置100で用いられる画面ごとに用意さ
れている。画面IDは、それらの画面を識別するための
情報である。
【0065】部品情報は、GUI部品131a、ロジッ
ク部品131bを起動するために必要な種々の情報を定
義する。GUI部品131aには、文字列表示、文字列
入力、画像表示、ボタンなど画面の表示要素を構成する
種々のソフトウェアが含まれる。ロジック部品131b
には、四則演算、入力条件チェックなど、画面上の操作
に関する種々のソフトウェアが含まれる。以下の説明で
は、混同を回避するため、特に断らない限り、GUI部
品131a、ロジック部品131bとして用意されたソ
フトウェアパッケージを「部品」と称し、これらによっ
て生成された個別の表示要素その他のオブジェクトを、
「部品オブジェクト」と称するものとする。
【0066】部品情報は、GUI部品131a、ロジッ
ク部品131bを用いて生成される部品に与えられる部
品ID、部品のクラス、場所、大きさ、パラメータなど
を、それぞれ与えるタグである。画面内には、同じ部品
から生成された部品オブジェクトが複数存在する場合が
ある。例えば、ボタンというGUI部品131aを用い
て、ボタンという部品オブジェクトを複数生成させる場
合がある。部品IDは、こうして生成された部品オブジ
ェクトそれぞれを個別に管理するための識別情報であ
る。部品の場所、大きさは、例えば、画面上に定義され
た座標系に基づいて設定することができる。部品のパラ
メータとしては、例えば、ボタンの形状や表示色、文字
のフォントなどの指定が挙げられる。
【0067】アプリケーションブラウザ130は、画面
定義を先頭から順に読み込み、それぞれのタグに従っ
て、処理を実行する。部品ID、部品の位置、大きさな
どを指定するそれぞれのタグが見いだされると、アプリ
ケーションブラウザ130は、このタグに従って、各部
品を起動するための処理を実行する。この処理によっ
て、画面には、それぞれの部品オブジェクトが表示さ
れ、画面上での操作が実現される。なお、図4に示し
た、タグ、GUI部品131a、ロジック部品131b
は、例示に過ぎず、その数および種類は、これらに限定
されるものではない。
【0068】A−4.部品間の連携:図5は部品間の連
携を示す説明図である。本実施例では、アプリケーショ
ンブラウザ130は、メッセージバス140を介してそ
れぞれの部品を起動するものとした。
【0069】図示する通り、メッセージバス140は、
データアイテムを統合的に管理する。データアイテム
は、固有の値を有するとともに、アプリケーションブラ
ウザ130で用いられる部品と関連付けられている。こ
の関連付けは、それぞれデータアイテムごとに登録され
ている。図中の例では、データアイテムAは、値Aを有
するとともに、部品Aと関連づけられている。データア
イテムBは、値Bを有するとともに、部品Bと関連づけ
られている。メッセージバス140は、データアイテム
について、値の変更が生じた場合には、それぞれ関連づ
けられた部品に、その変更を通知する機能を有してい
る。かかる機能に基づき、本実施例では、各部品を以下
に示す手順で起動させることができる。
【0070】一例として、画面定義12において、部品
Aの起動が規定されている場合を考える。アプリケーシ
ョンブラウザ130は、このタグを読み込むと、データ
アイテムAが保持する値Aを、部品Aの起動トリガとな
るべき値に変更する。メッセージバス140は、この変
更を、データアイテムAに関連づけられた部品Aに通知
する。部品Aは、この通知を受けて起動する。ここで、
部品Aは、起動後に、その処理結果に応じてデータアイ
テムBの値を変更するようプログラミングされているも
のとすると、部品Aの起動によって、データアイテムB
の値Bが変更される。メッセージバス140は、この変
更を、データアイテムBに関連づけられた部品Bに通知
する。部品Bは、この通知を受けて起動する。
【0071】このように、メッセージバス140に管理
されたデータアイテムを介して、複数の部品を比較的容
易に連動させることができる。例えば、ボタンが押され
た場合に、ボタンの表示変更と連動して文字列の表示内
容を変えることが容易に実現される。
【0072】また、データアイテムを介して各部品を起
動させることにより、新たな部品の追加、部品の置換を
比較的容易に実現することも可能となる。例えば、部品
Aに連動して起動する新たな部品Cを追加する場合を考
える。この場合には、アプリケーションブラウザ130
に部品Cのソフトウェアパッケージを用意するととも
に、データアイテムBの対象部品に、部品Cを追加すれ
ば足りる。部品Aの起動によってデータアイテムBの値
が変更されると、メッセージバス140は、その変更
を、部品B、部品Cに通知するため、これらの部品を起
動させることができる。このように、部品Aの内容は改
変するまでなく、部品Aに連動する部品の追加等を容易
に実現することができるのである。
【0073】本実施例では、部品間のこうした柔軟な連
携を実現するため、各部品を起動するのに、図5で示し
た方法を適用した。この利点を考慮しない場合、例え
ば、部品Aが直接、部品B、部品Cなどを起動する方法
を適用しても構わない。
【0074】A−5.電文の授受:図6は電文の生成、
解読方法を示す説明図である。実行エンジン120は、
APサーバ20と電文16によってデータを授受する。
電文16は、データの種類およびAPサーバ20で用意
されるアプリケーションソフトの内容に応じたフォーマ
ットで構成される必要がある。実行エンジン120は、
図6に示す構成により、こうした多種多様なフォーマッ
トの電文16を、比較的容易に生成することができる。
【0075】実行エンジン120は、電文16の送受信
時には、そのフォーマットを規定するための電子文書、
RELAX112を読み込む。RELAX112は種々
の形式を採ることができるが、本実施例では、XMLで
記述されるものとした。送受信される電文16のフォー
マットは単一ではないから、REALX112も複数用
意されている。RELAX112は、予め情報処理装置
100内に保持されているものとしてもよいし、Web
サーバ10などから供給されるものとしてもよい。
【0076】データの送受信を伴う処理の実行時には、
フロー定義14において、使用すべきRELAX112
が併せて指定される。図中に一例を示した。ここでは、
条件分岐における条件が”fine”に該当する場合に
は、使用すべきRELAXとしてパスAが規定され、”
bad”に該当する場合には、パスBが規定されてい
る。このパス名が、実行エンジン120からカスタマイ
ズモジュール110に受け渡されると、カスタマイズモ
ジュール110がパス名に応じたRELAX112を選
択し、それに基づいて送信用の電文16の作成、または
受信した電文16の解読を行う。送受信に伴うデータの
授受は、メッセージバス140との間で行う。
【0077】実行エンジン120は、それぞれの電文1
6に依存した生成機能は有さず、RELAX112に基
づいた電文16を作成するという汎用的な機能を有して
いる。かかる汎用的な機能を実行エンジン120に備え
ることにより、実行エンジン120の改変を要せずに、
多種多様な電文16を生成することが可能となる。
【0078】A−6.実行エンジン:図7は実行エンジ
ン120のモジュール構成を示す説明図である。実行エ
ンジン120には、図示する機能ブロックがそれぞれソ
フトウェア的に構成されている。各機能ブロックは、メ
イン制御121の制御下で稼働する。
【0079】フロー制御122は、フロー定義を読み込
み、その内容に応じて処理を進める機能を奏する。先に
図2で説明した通り、フロー定義には、処理コマンド、
カーソル制御コマンドが含まれる。フロー制御122
は、カーソル制御コマンドの内容を解釈し、これに応じ
たカーソル移動を実現する。処理コマンドについては、
メイン制御121が内容を解釈し、それに応じた機能ブ
ロックをそれぞれ稼働させる。
【0080】コンテキスト制御123は、画面表示など
の制御を実現する。「Push」(画面の待避)、「P
op」(画面の復帰)などの処理コマンド(図2参照)
に呼応して起動される。コンテキスト制御123は、ア
プリケーションブラウザ130を適宜、起動させたり停
止させたりして、これらの画面表示に関する制御を実行
する。
【0081】トランザクション制御125は、APサー
バ20との電文の授受に関する通信制御を実行する。
「Upload」(サーバへの送信)、「Transa
ction」(サーバとの通信)などの処理コマンド
(図2参照)に呼応して起動される。本実施例では、電
文は、RELAXに基づき生成される。トランザクショ
ン制御125は、RELAX選択116、アペンダ11
5、通信プラグイン117を用いて電文の処理を実行す
る。RELAX選択116は、電文の生成、解読に適用
すべきRELAXを選択する機能を奏する。アペンダ1
15は、送信する電文に含めるべきデータについて、ヘ
ッダその他の付加的な情報を生成する。通信プラグイン
117は、通信プロトコルに応じて、APサーバ20と
の電文の送受信を行う。これらの機能は、APサーバ2
0の機能、通信プロトコルの種類などに応じてカスタマ
イズが必要であるため、本実施例では、実行エンジン1
20の汎用的な機能ブロックとは区分されたカスタマイ
ズモジュール110として用意した。
【0082】キュー制御124は、トランザクション制
御125、コンテキスト制御123などの同期を採る機
能を奏する。キュー制御124は、「Queue」(キ
ューへの格納)、「Dequeue」(キューからの取
り出し)などの処理コマンド(図2参照)に応じて起動
される。キュー制御124は、トランザクション制御1
25に受け渡すべき通信スレッド126を生成して、キ
ューに格納する。トランザクション制御125は、適当
なタイミングで、このキューに基づいてAPサーバ20
との通信を実行する。APサーバ20から受信したデー
タに応じて画面を表示する場合、通信スレッド126
は、結果を保持しておき、適当なタイミングで、画面表
示するためのコンテキスト制御123を起動させる。こ
のようにキューを用いることにより、APサーバ20と
の通信およびその結果保持を事前に行っておくことが可
能となり、画面の遷移等を円滑に進めることができる。
【0083】A−7.アプリケーションブラウザ:図8
はアプリケーションブラウザ130のモジュール構成を
示す説明図である。アプリケーションブラウザ130に
は、メイン制御133の制御下で稼働する各機能ブロッ
クが用意されている。
【0084】画面生成部134は、画面定義の内容に基
づいて表示画面を構成する部品オブジェクトを生成する
機能を奏する。画面表示部135は、メイン制御133
からの指示に応じて、生成された部品オブジェクトを順
次、表示させ、画面を構成する機能を奏する。画面非表
示部136は、逆に、それぞれの部品オブジェクトを停
止させて画面を消去する。画面破棄部137は、部品オ
ブジェクト自体を破棄して、画面に関する情報を削除す
る。パス設定部138は、それぞれの画面を特定するた
めのパス名、即ち、画面IDを設定する。
【0085】画面で用いられる部品オブジェクトは、部
品131によって生成され、オブジェクトテーブル13
9によって管理される。部品131は、先に説明したG
UI部品131a、ロジック部品131bの双方が含ま
れ得る。アプリケーションブラウザ130で実現される
上述の各機能は、オブジェクトテーブル139への各部
品オブジェクトの登録、表示、停止などの作用を施すこ
とによって実行される。
【0086】A−8.メッセージバス:図9はメッセー
ジバスのモジュール構成を示す説明図である。メッセー
ジバス140は、データアイテム141を一元的に管理
する機能を奏する。本実施例では、メッセージバス14
0の内部に、複数のバス148を構築し、データアイテ
ム141の種類に応じてバスごとに区分して管理するも
のとした。これらのバスは、予め固定的に用意されてい
るものに限られず、必要に応じて動的に生成されるもの
も含まれる。
【0087】バス取得部146はバス148の生成を行
う。バスクリア部147は、不要になったバスを消去す
る。本実施例では、バス148として8種類を用意し
た。同一種類のバスが複数生成される場合もある。例え
ば、先読画面に関するバス[6]〜[8]は、画面の内
容に応じて複数生成される場合がある。
【0088】各バスに対応して、データアイテムを管理
するための機能ブロックが設けられる。データアイテム
取得部142は、管理対象となっているデータアイテム
の状態を示す値を取得する。データアイテム取得部14
2は、データアイテムを生成する機能も奏する。先に説
明した通り、データアイテムは、部品の連携を取るため
に活用されるオブジェクトであるから、本実施例では、
部品の稼働状態に応じてデータアイテムを動的に生成す
るものとした。データアイテム取得部142は、部品の
稼働等に必要なデータアイテムが管理対象に含まれてい
るか否かの検索を行い、含まれていない場合には、適
宜、データアイテムを生成するとともに、管理対象に加
える。こうすることにより、データアイテムの管理に際
し、ハードウェア資源を有効活用することができる。
【0089】データ収集部143は、実行エンジン12
0が電文に含めるためのデータを、データアイテムから
収集する。データクリア部144は、データアイテムが
保持するデータをクリアする。管理対象となるデータア
イテムは、データアイテムテーブル145に登録されて
おり、上述の機能は、このデータアイテムテーブル14
5を参照して実行される。
【0090】図中にデータアイテム141の機能を列挙
した。データアイテム141は、図示する5つの機能を
有している。値設定とは、データアイテムが保持する値
を、外部から通知された値に設定し、値の変更が生じた
場合には、関連づけられている部品に通知する機能であ
る。先に図5で説明した連携を実現するための機能に相
当する。値取得とは、外部からの問い合わせに対し、デ
ータアイテム141が保持している値を応答する機能で
ある。部品登録・管理とは、値の変更が生じた場合に通
知すべき部品を管理する機能である。部品登録解除およ
び全部品登録解除は、部品の登録を個別またはまとめて
解除する機能である。これらの機能により、データアイ
テム141は、図5で説明した通り、部品の起動、およ
び連携を制御することができる。
【0091】データアイテム141への部品の登録は、
本実施例では、各部品が能動的に行うものとした。図9
中には部品131が有する機能を例示した。
【0092】部品131は、図示する5つの機能を有し
ている。変更検知とは、データアイテム141の値に変
更があった場合に、それを検知する機能である。データ
アイテム141からの変更通知を受信する機能に相当す
る。通知とは、部品オブジェクトの生成、表示、非表
示、破棄などを外部に通知する機能である。データアイ
テム取得とは、部品131が関連づけられるべきデータ
アイテム141を検索する機能である。データアイテム
監視とは、関連づけられるべきデータアイテム141に
対し、自己の登録を行う機能である。パラメータ値取得
とは、部品オブジェクトの生成時に指定されたパラメー
タを取得する機能である。
【0093】本実施例では、関連づけられるべきデータ
アイテム141への登録は、部品131側で行うものと
した。逆に、データアイテム141が部品131を検索
して、登録するものとしてもよい。また、本実施例で
は、値の変更を、データアイテム141が部品に通知す
るものとしたが、部品がデータアイテム141の値を継
続的に監視して、その変化を検知するものとしてもよ
い。
【0094】以上で説明した構成により、情報処理装置
100は、フロー定義、画面定義、RELAXなどの電
子文書に従った柔軟な処理、電文生成および解読を実現
することができる。また、これらの電子文書の改変によ
り、XMLアプリケーションプログラムの基本的な構成
の改変を行うまでなく、処理内容を比較的容易かつ柔軟
に改変することが可能となる。
【0095】A−10.起動処理:以下では、XMLア
プリケーションプログラムを起動して、フロー定義等に
応じた処理を実行するまでの各段階での手順を説明す
る。
【0096】図10は起動処理のフローチャートであ
る。この処理は、情報処理装置100においてブラウザ
が起動している状態で、オペレータがXMLアプリケー
ションプログラムベースページのURLを入力すること
により、開始される。XMLアプリケーションプログラ
ムベースページとは、ベースアプレット104を提供す
るWebページであり、本実施例ではXMLで記述され
る。このURLは、情報処理装置100の内部であって
もよいし、外部のWebサーバ10であってもよい。
【0097】このURLが入力されると、情報処理装置
100は、ブラウザによってXMLアプリケーションプ
ログラムベースページを読み込み(ステップS10)、
そこで提供されるベースアプレットを起動させる(ステ
ップS11)。ベースアプレットは、図1で説明した通
り、XMLアプリケーションプログラムが稼働するため
のプラットフォームを提供するソフトウェアである。
【0098】ベースアプレットの機能により、情報処理
装置100は、アプリケーションブラウザ130を生成
する(ステップS12)。ここで生成されるアプリケー
ションブラウザ130は、XMLアプリケーションプロ
グラムが起動するためのプラットフォームとしてのブラ
ウザに相当する。アプリケーションブラウザ130は、
ベースアプレットで予め指定された初期の画面定義を読
み込む(ステップS13)。この初期の画面定義に基づ
いて生成される画面を「ベース画面」と称する。アプリ
ケーションブラウザ130は、このベース画面上で、実
行エンジン120を起動させる(ステップS14)。こ
れにより、XMLアプリケーションプログラムが稼働可
能な状態が整ったことになる。
【0099】実行エンジン120は、フロー定義を読み
込み(ステップS15)、それに基づいてアプリケーシ
ョンブラウザ130を呼び出し、初期画面をオペレータ
に提示する(ステップS16)。実行エンジン120が
読み込むべきフロー定義のURLは、予め設定されてい
る。このURLを、ベースアプレットまたは初期の画面
定義で与えるものとしてもよい。
【0100】図11は起動後の画面構造を模式的に示す
説明図である。XMLアプリケーションプログラムは、
XMLアプリケーションプログラムベースページを読み
込んだWebブラウザ102上で稼働する。XMLアプ
リケーションプログラムベースページ上では、ベースア
プレット104が稼働している。
【0101】ベースアプレット104は、XMLアプリ
ケーションプログラム用のプラットフォームとしてのア
プリケーションブラウザ130Aを生成し、XMLアプ
リケーションプログラムベース画面を提供する。XML
アプリケーションプログラムベース画面上では、実行エ
ンジン120が起動される。通信その他の機能を提供す
るためのプラグインを必要に応じて起動するものとして
もよい。実行エンジン120は、アプリケーションブラ
ウザ130Bを起動する。アプリケーションブラウザ1
30Bは、先に説明した通り、種々の部品131を起動
して、画面を生成する。部品131には、GUI部品1
31a、ロジック部品131bの双方が含まれる。アプ
リケーションブラウザ130Bの起動は、フロー定義に
よって、画面表示、画面遷移が指示される度に、適宜呼
び出されることになる。
【0102】以上の処理によって、XMLアプリケーシ
ョンプログラムの起動が完了すると、実行エンジン12
0は、以下に示す通り、フロー定義に基づいて実質的な
処理を開始する。
【0103】A−11.フロー定義のコマンド処理:図
12は実行エンジンが実行する処理のフローチャートで
ある。実行エンジン120は、フロー定義を読み込み
(ステップS20)、そこに含まれるタグの内容を解釈
して(ステップS21)、それに応じた処理を実行する
(ステップS22)。
【0104】画面表示に関する処理の場合には、実行エ
ンジン120は、コンテキスト制御を実行する(ステッ
プS23)。つまり、アプリケーションブラウザ130
を起動して、画面の生成、画面上での操作を実現する。
アプリケーションブラウザ130を起動している期間、
情報処理装置100の制御は、アプリケーションブラウ
ザ130側に移行する。ステップS23では、実行エン
ジン120は、アプリケーションブラウザ130が一連
の処理を完了するのを待っている。フロー定義で規定さ
れた処理が電文処理である場合には、実行エンジン12
0は、トランザクション制御を実行する(ステップS2
4)。つまり、RELAXを参照しながら、電文の生成
または解読処理を実行する。図示を省略しているが、そ
の他、実行エンジン120は、タグの内容に応じて、種
々の処理を実行可能である。
【0105】実行エンジン120は、以上の処理を、フ
ロー定義に規定された内容が完了するまで(ステップS
25)、繰り返し実行する。
【0106】A−12.画面操作処理:図13は画面操
作処理のフローチャートである。実行エンジン120か
らの呼び出しに応じて、アプリケーションブラウザ13
0が起動し(ステップS30)、以下に示す処理によっ
て、画面表示などの画面操作を実現する。
【0107】アプリケーションブラウザ130は、ま
ず、呼び出し時に指定された画面定義を読み込み(ステ
ップS31)、画面定義の内容に従って、画面表示を行
う(ステップS32)。画面表示は、既に説明した通
り、画面定義の規定内容に基づいて各部品を呼び出すこ
とによって実現される。
【0108】この状態で、アプリケーションブラウザ1
30は、キーイベントの入力を待つ(ステップS3
3)。キーイベントは、情報処理装置100のキーボー
ド、マウスなどの操作結果である。ベースアプレット1
04が、これらの操作を検知して、その操作内容を表す
メッセージを、メッセージバス140に展開する。アプ
リケーションブラウザ130は、メッセージバス140
を監視しているため、この展開結果に基づいてキーイベ
ントを検知することができる。
【0109】キーイベントが完了指示である場合、即
ち、画面の遷移、APサーバ20との通信、消去、XM
Lアプリケーションプログラムの終了などを示している
場合、アプリケーションブラウザ130はその動作を終
了し、実行エンジン120に制御を戻す(ステップS3
6)。この際、完了指示が、消去、XMLアプリケーシ
ョンプログラムの終了など表示画面の消去を要する指示
である場合には、アプリケーションブラウザ130は、
それまでに表示していた画面を破棄した上で、実行エン
ジン120に制御を戻す。完了指示が、画面の遷移、通
信など、表示画面の消去を要しない指示である場合に
は、画面の破棄を伴わずに、制御を戻す。
【0110】キーイベントが完了指示でない場合には、
アプリケーションブラウザ130は、それぞれのキーイ
ベントに応じてGUI部品、ロジック部品を動作させる
(ステップS35)。かかる指示には、例えば、画面上
でのデータ入力、ボタン操作、範囲指定などの操作など
が含まれる。各部品の動作は、図5で説明した通り、各
部品に関連づけられたデータアイテムの値を変更するこ
とにより、容易に実現される。
【0111】アプリケーションブラウザ130は、以上
の処理によって、画面定義に基づく画面の表示、画面上
での操作を実現する。アプリケーションブラウザ130
は、実行エンジン120から重複して呼び出される可能
性がある。本実施例では、複数のアプリケーションブラ
ウザ130を生成し、それぞれが個別に上述の処理を実
行する形で、かかる並列的な処理を実現するものとし
た。
【0112】以上で説明した第1実施例の情報処理装置
100によれば、次に示す種々の利点が得られる。
【0113】第1に、実行エンジン120、アプリケー
ションブラウザ130が実行すべき実質的な処理内容
を、フロー定義14、画面定義12、RELAXなどの
電子文書で外部から規定することができる。従って、こ
れらのソフトウェアの改変を行うまでなく、処理内容の
変更、拡張を容易に実現することができる。
【0114】第2に、アプリケーションブラウザ130
が使用する各部品131は、それぞれ個別のモジュール
として構成されている。従って、新たな部品の追加、部
品の置換を比較的容易に実現することができる。
【0115】第3に、各部品は、直接相互に関連してい
る訳ではなく、データアイテムを介して、連携を保って
いる。このように中間にオブジェクトを介在させて、部
品相互の関連付けを行うことにより、各部品の置換、追
加を比較的容易に実現することが可能となる。
【0116】第4に、XMLアプリケーションプログラ
ムは、Webブラウザ上で稼働するため、プラットフォ
ーム非依存で、汎用性が高いという利点がある。
【0117】B.第2実施例(イメージ処理システ
ム):第1実施例では、情報処理システムとして汎用的
な構成を例示した。第2実施例では、XMLアプリケー
ションプログラムの具体的な適用例として、イメージ処
理システムについて説明する。
【0118】B−1.システム構成:図14はイメージ
処理システムの構成を示す説明図である。イメージ処理
システムとは、金融機関で利用される振込用紙などの帳
票を利用した取引を実行するシステムである。帳票に含
まれる情報から得られる文字データまたは数値データ
(以下、これらを「帳票データ」と総称する)と、帳票
をスキャンして得られたイメージデータとを利用して取
引を実行する。
【0119】実施例のイメージ処理システムは、イメー
ジワークフローシステム200と基幹業務システム30
0の2つを、ネットワークで接続して構築されている。
イメージワークフローシステム200は、帳票のイメー
ジデータ、帳票データの登録、補正、紹介を実行する。
基幹業務システム300は、取引処理を実行する。基幹
業務システム300が実行する取引処理には、帳票を利
用しない取引も含まれるが、ここでは説明の便宜上、帳
票のデータを利用した取引に絞って説明する。
【0120】基幹業務システム300は、業務サーバ3
20とホストコンピュータ330を有している。両者を
一体的に構成しても構わない。業務サーバ320は、取
引に関する業務データを業務データベース310に管理
する機能、クライアント250、350などの要求に応
じて業務データを供給する機能を奏する。業務データに
は、例えば、利用者の口座情報、取引履歴などの情報が
含まれる。ホストコンピュータ330は、業務データに
基づいて、各種取引処理を実現する。
【0121】イメージワークフローシステム200は、
イメージサーバ220を有している。イメージサーバ2
20は、帳票のイメージデータおよび帳票データをそれ
ぞれイメージアーカイブ210として保管し、クライア
ント250、350などの要求に応じて提示する機能を
奏する。
【0122】イメージデータおよび帳票データは、イメ
ージワークフローシステム200側のクライアント25
0(以下、イメージクライアントと称する)によって入
力される。イメージクライアント250には、スキャナ
204によって、帳票202をスキャンして、イメージ
データを取得する。イメージクライアント250は、取
得したイメージデータをOCR処理して、帳票データを
取得して、イメージサーバ220に登録する。
【0123】登録された帳票データについては、別のオ
ペレータによる確認、補正が行われる。これらの処理
は、イメージサーバ220に接続されたいずれかのイメ
ージクライアント250によって行われる。オペレータ
は、イメージクライアント250で、確認対象となるイ
メージデータおよび帳票データを並列的に表示させて、
両者を比較することで、帳票データの誤りを確認する。
誤りがある場合には、適宜、補正してイメージアーカイ
ブ210の内容を更新する。
【0124】B−2.ソフトウェア構成:図15はイメ
ージワークフローシステム200のソフトウェア構成を
示す説明図である。本実施例では、イメージサーバ22
0、イメージクライアント250の双方共に、XMLア
プリケーションプログラムでそれぞれの処理を実現す
る。従って、以下に示す通り、それぞれにXMLアプリ
ケーションプログラムを稼働させるための機能ブロック
が構築されている。
【0125】XMLアプリケーションプログラムは、イ
メージサーバ220およびイメージクライアント250
のいずれか一方にのみ適用しても構わない。また、基幹
業務システム300側にXMLアプリケーションプログ
ラムを適用することも可能である。
【0126】イメージサーバ220には、アプリケーシ
ョンコア225、アプリケーション部品224が備えら
れている。アプリケーションコア225は、実行エンジ
ン、アプリケーションブラウザ、メッセージバスの総称
である。第1実施例で説明した通り、アプリケーション
コア225は、Webブラウザ上で、ベースアプレット
によって提供される。
【0127】イメージサーバ220には、アプリケーシ
ョンコア225が処理に要するアプリケーション部品2
24および業務フロー定義223も予め用意されてい
る。イメージサーバ220では、画面の表示は行わない
ため、画面定義は省略しても差し支えない。
【0128】業務フロー定義223は、イメージクライ
アント250から受け取ったイメージデータおよび帳票
データをイメージアーカイブ210に管理するための処
理、イメージクライアント250その他のクライアント
からの要求に応じて、これらのイメージデータ等を提供
するための処理を規定する。
【0129】イメージサーバ220は、Web紹介部2
21および基幹業務連携部222を有している。Web
紹介部221は、XMLアプリケーションプログラムに
非対応のクライアントからの要求に応じて、イメージア
ーカイブをHTMLファイルの形式で提供する。基幹業
務連携部222は、基幹業務システム300との連携が
必要となる処理を実現する。例えば、イメージデータと
帳票データの整合だけでは、口座番号が真正なものであ
るか否かを確認することはできないため、基幹業務連携
部222は、基幹業務システム300に口座番号の真否
を確認する。
【0130】イメージクライアント250は、同じく、
アプリケーションコア253、アプリケーション部品2
52、業務定義251を備えている。イメージクライア
ント250では、画面での操作も伴うため、業務定義2
51には、フロー定義、画面定義の双方が含まれる。
【0131】イメージクライアント250は、更に、帳
票認識部254を備えている。本実施例では、帳票認識
部254は、XMLアプリケーションプログラムに依ら
ずに起動するソフトウェアとして用意するものとした
が、XMLアプリケーションプログラムを利用してもよ
い。帳票認識部254は、帳票のイメージデータのOC
R処理によって帳票データを取得する。OCR処理を施
す対象となる領域は、帳票ごとに帳票定義255によっ
て規定されている。
【0132】イメージクライアント250では、帳票デ
ータの取得以外の部分をXMLアプリケーションプログ
ラムで実現する。フロー定義は、例えば、帳票のイメー
ジデータ取得、帳票認識部254によって得られた帳票
データとの関連づけ、イメージアーカイブ210に格納
するためのフォーマット変換などの処理を規定する。画
面定義は、これらの処理に必要となる操作画面を規定す
る。
【0133】フロー定義は、帳票データの補正に関する
処理も規定する。つまり、イメージアーカイブ210か
らイメージデータ、帳票データをオペレータに提示する
処理、帳票データの補正を受け付ける処理などを規定す
る。画面定義は、補正処理に使用される画面、例えば、
イメージデータと帳票データを比較可能な状態で表示す
る画面、その補正を受け付ける画面などを規定する。
【0134】イメージクライアント250とイメージサ
ーバ220との通信は、本実施例では、HTTPプロト
コルによって行うものとした。両者のデータ授受は、第
1実施例で説明した電文によって行われる。両者に備え
られたアプリケーションコア253、225は、それぞ
れが有するRELAXによって、電文の生成、解読を実
行する。
【0135】B−3.イメージ処理:図16はイメージ
処理全体のフローチャートである。イメージクライアン
ト250とイメージサーバ220とが連携して実行する
ワークフロー全体を示した。イメージクライアント25
0で実行する処理は、二重枠で示した。
【0136】まず、イメージクライアント250が、帳
票イメージの読み込みを行い(ステップS500)、帳
票認識を行って帳票データを生成する(ステップS50
1)。この帳票データと、イメージデータとを関連づけ
てデータ登録を行う(ステップS502)。この処理で
は、イメージクライアント250は、両者を所定のフォ
ーマットに格納して、イメージサーバ220に送信す
る。イメージサーバ220は、このデータをイメージア
ーカイブ210の所定領域に格納する。
【0137】データは、種々の形式で格納可能である
が、本実施例では、XMLで格納するものとした。つま
り、帳票データは、項目ごとに所定のタグとともにXM
L形式で記録される。イメージデータは、データを保存
しておくパス名が、XML形式で記録される。こうする
ことにより、帳票データとイメージデータとを容易に関
連づけつつ、一元的に管理することが可能となる。本実
施例では、この時点では、補正処理、検証処理が未済と
いうステータスを付してデータを登録するものとした。
【0138】イメージサーバ220は、データの登録に
続いて、業務連携処理を実行する(ステップS50
3)。この処理には、例えば、先に示した通り、口座番
号の真否の確認などが含まれる。
【0139】こうしてイメージデータおよび帳票データ
の登録が完了すると、ワークフローは、これらの補正処
理に移行する(ステップS504)。補正は、イメージ
クライアント250で実行するが、その端末およびオペ
レータは、データ登録時と異なっていても良い。オペレ
ータが、イメージクライアント250に「補正処理」を
指示すると、イメージクライアント250は、イメージ
アーカイブ210に登録されているデータのうち、補正
処理、検証処理が共に未済となっているデータを提示す
る。オペレータは、イメージデータと帳票データとを対
比しながら、適宜、帳票データの修正を実行する。こう
して修正されたデータが、再び、イメージサーバ220
に送信されると、イメージサーバ220は、イメージア
ーカイブ210の内容を更新する。これとともに、登録
時と同様、業務連携処理を実行する(ステップS50
5)。この時点では、データのステータスは、検証処理
が未済に変更される。
【0140】次に、ワークフローは、イメージデータお
よび帳票データの検証処理に移行する(ステップS50
6)。処理の手順は、データ補正処理(ステップS50
4)と同様である。検証処理は、帳票データの誤りの有
無を更に確認するための処理であり、省略することも可
能である。
【0141】イメージクライアント250が、検証処理
が完了したデータをイメージサーバ220に送信する
と、イメージサーバは、検証処理済みのステータスを付
して、イメージアーカイブ210の内容を更新すること
によって、このデータ紹介に許可を与える(ステップS
507)。以上の処理を経て、イメージデータおよび帳
票データは、以後、イメージクライアント250、基幹
業務システム300からの紹介が可能となる。
【0142】イメージクライアント250は、主として
XMLアプリケーションプログラムによって、上記処理
を実現する。実質的な処理内容は、イメージクライアン
ト250の業務定義251によって与えられることにな
る。帳票データの生成(ステップS501)について
は、XMLアプリケーションプログラムに非依存の帳票
認識部254を起動する部分、および認識結果を取得す
る部分でXMLアプリケーションプログラムが関連す
る。
【0143】イメージサーバ220も同様に、主として
XMLアプリケーションプログラムによって、上記処理
を実現する。図16では、図示を省略したが、実質的な
処理内容は、イメージサーバ220側の業務フロー定義
223によって規定される。
【0144】以上で説明した第2実施例のイメージ処理
システムによれば、帳票データおよびイメージデータを
用いた処理に、XMLアプリケーションプログラムを適
用することができる。金融機関で利用される帳票は、金
融機関および取引内容によって、多種多様であり、イメ
ージ処理も多種多様な処理が要求される。XMLアプリ
ケーションプログラムは、第1実施例で説明した通り、
実質的な処理内容を業務定義251、業務フロー定義2
23で規定することができる。従って、このように多種
多様な処理が要求される場合でも、比較的容易に処理内
容のカスタマイズ、および改変を実現することができ
る。
【0145】第2実施例では、金融機関のイメージ処理
を例にとって説明したが、これに限らず、例えば、保険
会社における保険金の支払い業務など、帳票を利用した
種々の業務に適用することが可能である。
【0146】C.変形例:以上の実施例では、いずれも
情報処理装置100、イメージクライアント250、イ
メージサーバ220などがそれぞれネットワークで接続
されている構成を例示した。XMLアプリケーションプ
ログラムは、必ずしもネットワークで接続されたコンピ
ュータ上で起動させる必要はなく、スタンドアロンで起
動させることもできる。スタンドアロンで起動させる場
合には、処理に要するフロー定義、画面定義を予め装置
内に記憶させておくものとしてもよいし、CD−ROM
などの記録媒体を利用して提供するものとしてもよい。
【0147】以上の実施例では、XMLアプリケーショ
ンプログラムがソフトウェア的に構築されている場合を
例示した。例えば、実行エンジン120、アプリケーシ
ョンブラウザ130、メッセージバス140などの機能
を実現する回路を用意することによって、ハードウェア
的にXMLアプリケーションプログラムを実現すること
も可能である。かかる場合でも、回路の大幅な変更、置
換を伴わず、処理内容の改変を行うことができる利点が
ある。
【0148】第1実施例で説明したXMLアプリケーシ
ョンプログラムの機能ブロックは、必ずしも全てを備え
ている必要はない。例えば、実行エンジン120の基本
的な機能、即ち、フロー定義14によって処理を進める
機能のみを備え、電文16の処理、画面表示に関する処
理は、XMLアプリケーションプログラムに非依存の方
法を採用してもよい。同様に、電文16の処理、画面表
示に関する処理のみをXMLアプリケーションプログラ
ム依存としてもよい。
【0149】以上、本発明の種々の実施例について説明
したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣
旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができるこ
とはいうまでもない。例えば、以上の制御処理はソフト
ウェアで実現する他、ハードウェア的に実現するものと
してもよい。
【0150】
【発明の効果】本発明によれば、外部から与える電子文
書の内容を変更するだけで、情報処理装置自体のソフト
ウェアまたはハードウェア構成を大幅に改変するまでな
く、情報処理機能の追加、改変、カスタマイズなどを行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例としての情報処理装置のシステム構成を
示す説明図である。
【図2】フロー定義14の概要を示す説明図である。
【図3】カーソル制御コマンドの概要を示す説明図であ
る。
【図4】画面定義の概要を示す説明図である。
【図5】部品間の連携を示す説明図である。
【図6】電文の生成、解読方法を示す説明図である。
【図7】実行エンジン120のモジュール構成を示す説
明図である。
【図8】アプリケーションブラウザ130のモジュール
構成を示す説明図である。
【図9】メッセージバスのモジュール構成を示す説明図
である。
【図10】起動処理のフローチャートである。
【図11】起動後の画面構造を模式的に示す説明図であ
る。
【図12】実行エンジンが実行する処理のフローチャー
トである。
【図13】画面操作処理のフローチャートである。
【図14】イメージ処理システムの構成を示す説明図で
ある。
【図15】イメージワークフローシステム200のソフ
トウェア構成を示す説明図である。
【図16】イメージ処理全体のフローチャートである。
【符号の説明】
10…Webサーバ 12…画面定義 14…フロー定義 16…電文 100…情報処理装置 102…Webブラウザ 104…ベースアプレット 110…カスタマイズモジュール 115…アペンダ 116…RELAX選択 117…通信プラグイン 120…実行エンジン 121…メイン制御 122…フロー制御 123…コンテキスト制御 124…キュー制御 125…トランザクション制御 126…通信スレッド 130、130A、130B…アプリケーションブラウ
ザ 131…部品 131a…GUI部品 131b…ロジック部品 133…メイン制御 134…画面生成部 135…画面表示部 136…画面非表示部 137…画面破棄部 138…パス設定部 139…オブジェクトテーブル 140…メッセージバス 141…データアイテム 142…データアイテム取得部 143…データ収集部 144…データクリア部 145…データアイテムテーブル 146…バス取得部 147…バスクリア部 148…バス 200…イメージワークフローシステム 202…帳票 204…スキャナ 210…イメージアーカイブ 220…イメージサーバ 221…Web紹介部 222…基幹業務連携部 223…業務フロー定義 224…アプリケーション部品 225…アプリケーションコア 250…イメージクライアント 251…業務定義 252…アプリケーション部品 253…アプリケーションコア 254…帳票認識部 255…帳票定義 300…基幹業務システム 310…業務データベース 320…業務サーバ 330…ホストコンピュータ

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置であって、 個別の要素として構成され、予め設定された所定の基本
    機能を実現する複数種類の基本機能部と、 処理に使用すべき基本機能部を特定する形式で、処理内
    容を規定する電子文書を入力する文書入力部と、 該電子文書を解析し、該電子文書に基づいて、逐次、前
    記基本機能部を稼働させる稼働制御部とを備える情報処
    理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報処理装置であって、 前記基本機能部には、前記情報処理装置に表示されるべ
    き表示画面を生成する画面生成部が含まれ、 前記電子文書は、前記表示画面の内容およびその生成タ
    イミングを規定し、 前記稼働制御部は、該生成タイミングに応じて前記画面
    生成部を稼働させる情報処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の情報処理装置であって、 前記電子文書は、複数の処理内容を規定するとともに、
    その実施順序を制御するフロー制御情報を含んでおり、 前記稼働制御部は、該フロー制御情報に応じた順序で、
    前記電子文書に規定された基本機能部を稼働させる情報
    処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の情報処理装置であって、 前記基本機能部には、前記情報処理装置の表示画面を構
    成する表示要素を表示するための複数種類の要素表示部
    が含まれ、 前記電子文書は、前記表示画面を構成する各表示要素の
    種類および位置を規定し、 前記稼働制御部は、前記電子文書に基づいて前記要素表
    示部を稼働させることで前記表示画面を生成する情報処
    理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の情報処理装置であって、 前記複数の基本機能部には、前記情報処理装置に入力さ
    れたデータについて、所定の演算を実行する複数種類の
    要素演算部が含まれ、 前記電子文書は、前記データに施すべき演算の種類を規
    定し、 前記稼働制御部は、前記電子文書に基づいて前記要素演
    算部を稼働させることで前記データの演算を実行する情
    報処理装置。
  6. 【請求項6】 情報処理装置であって、 個別の要素として構成され、予め設定された所定の基本
    機能を実現する複数種類の基本機能部と、 前記基本機能部の少なくとも一部に対応づけられた所定
    のオブジェクトを、該対応関係とともに管理するオブジ
    ェクト管理部とを備え、 前記基本機能部は、前記対応づけられたオブジェクトの
    状態変化に基づいて起動する機能を有しており、 該オブジェクト管理部は、少なくとも一部のオブジェク
    トに状態変化が生じた場合に、該オブジェクトに関連づ
    けられた前記基本機能部に対して、該状態変化を通知す
    る情報処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の情報処理装置であって、 前記基本機能部には、前記情報処理装置の表示画面を構
    成する表示要素を表示するための複数種類の要素表示部
    が含まれ、 前記オブジェクト管理部は、 複数の表示画面に共通するオブジェクトを管理する共有
    オブジェクト管理部と、 現に表示されている表示画面に関するオブジェクトを管
    理する個別オブジェクト管理部とを備える情報処理装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の情報処理装置であって、 前記基本機能部は、前記基本機能部とオブジェクトとの
    対応関係を前記オブジェクト管理部に対し登録可能であ
    る情報処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の情報処理装置であって、 前記オブジェクト管理部は、 前記基本機能部の稼働に呼応して、該基本機能部に対応
    したオブジェクトを生成するオブジェクト生成部と、 稼働しているいずれの基本機能部とも対応づけられてい
    ないオブジェクトを消去するオブジェクト消去部とを備
    える情報処理装置。
  10. 【請求項10】 ネットワークに接続され、該ネットワ
    ークを介した情報の授受に基づいて所定の処理を行う情
    報処理装置であって、 前記ネットワークを介して送受信される電文に含むべき
    データ、および該データのフォーマットを規定する規定
    文書を記憶する文書記憶部と、 前記規定文書を解析し、該規定文書の規定内容に基づい
    て前記電文の生成または解読を行う電文処理部とを備え
    る情報処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の情報処理装置であっ
    て、 前記所定の処理に関連した複数のデータを統合的に管理
    するデータ管理部を備え、 前記電文処理部は、該情報処理装置から送信される前記
    電文に含むべきデータを、前記データ管理部から取得す
    る情報処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の情報処理装置であっ
    て、 前記所定の処理に関連した複数のデータを統合的に管理
    するデータ管理部を備え、 前記電文処理部は、前記ネットワークを介して受信した
    前記電文から抽出したデータを、前記データ管理部に通
    知する情報処理装置。
  13. 【請求項13】 請求項10記載の情報処理装置であっ
    て、 前記文書記憶部は、複数種類の前記規定文書を記憶して
    おり、 前記ネットワークを介した情報の授受を伴う複数の処理
    について、各処理で使用すべき前記規定文書を特定した
    電子文書を入力する文書入力部と、 前記電文処理部は、前記電子文書で特定される規定文書
    を、現に実行中の処理に応じて、使い分ける情報処理装
    置。
  14. 【請求項14】 コンピュータによって所定の情報処理
    を行うためのコンピュータプログラムであって、 個別のモジュールとして構成され、予め設定された所定
    の基本機能を実現する複数種類の基本機能モジュール
    と、 処理に使用すべき基本機能モジュールを特定する形式
    で、処理内容を規定する電子文書を入力する文書入力機
    能と、 該電子文書を解析し、該電子文書に基づいて、逐次、前
    記基本機能モジュールを稼働させる稼働制御機能とをコ
    ンピュータによって実現するためのコンピュータプログ
    ラム。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のコンピュータプログ
    ラムであって、 前記基本機能モジュールには、前記コンピュータに表示
    されるべき表示画面を生成する画面生成モジュールが含
    まれ、 前記電子文書は、前記表示画面の内容およびその生成タ
    イミングを規定し、 前記稼働制御モジュールは、該生成タイミングに応じて
    前記画面生成モジュールを稼働させるコンピュータプロ
    グラム。
  16. 【請求項16】 請求項14記載のコンピュータプログ
    ラムであって、 前記電子文書は、複数の処理内容を規定するとともに、
    その実施順序を制御するフロー制御情報を含んでおり、 前記稼働制御モジュールは、該フロー制御情報に応じた
    順序で、前記電子文書に規定された基本機能モジュール
    を稼働させるコンピュータプログラム。
  17. 【請求項17】 請求項14記載のコンピュータプログ
    ラムであって、 前記基本機能モジュールには、前記コンピュータプログ
    ラムの表示画面を構成する表示要素を表示するための複
    数種類の要素表示モジュールが含まれ、 前記電子文書は、前記表示画面を構成する各表示要素の
    種類および位置を規定し、 前記稼働制御モジュールは、前記電子文書に基づいて前
    記要素表示モジュールを稼働させることで前記表示画面
    を生成するコンピュータプログラム。
  18. 【請求項18】 請求項14記載のコンピュータプログ
    ラムであって、 前記複数の基本機能モジュールには、前記コンピュータ
    プログラムに入力されたデータについて、所定の演算を
    実行する複数種類の要素演算モジュールが含まれ、 前記電子文書は、前記データに施すべき演算の種類を規
    定し、 前記稼働制御モジュールは、前記電子文書に基づいて前
    記要素演算モジュールを稼働させることで前記データの
    演算を実行するコンピュータプログラム。
  19. 【請求項19】 コンピュータによって所定の情報処理
    を行うためのコンピュータプログラムであって、 個別のモジュールとして構成され、予め設定された所定
    の基本機能を実現する複数種類の基本機能モジュール
    と、 前記基本機能モジュールの少なくとも一部に対応づけら
    れた所定のオブジェクトを、該対応関係とともに管理す
    るオブジェクト管理モジュールとを備え、 前記基本機能モジュールは、前記対応づけられたオブジ
    ェクトの状態変化に基づいて起動可能であり、 該オブジェクト管理モジュールは、少なくとも一部のオ
    ブジェクトに状態変化が生じた場合に、該オブジェクト
    に関連づけられた前記基本機能モジュールに対して、該
    状態変化を通知する機能を有するコンピュータプログラ
    ム。
  20. 【請求項20】 請求項19記載のコンピュータプログ
    ラムであって、 前記基本機能モジュールには、前記コンピュータの表示
    画面を構成する表示要素を表示するための複数種類の要
    素表示モジュールが含まれ、 前記オブジェクト管理モジュールは、 複数の表示画面に共通するオブジェクトを管理する共有
    オブジェクト管理モジュールと、 現に表示されている表示画面に関するオブジェクトを管
    理する個別オブジェクト管理モジュールとを備えるコン
    ピュータプログラム。
  21. 【請求項21】 請求項19記載のコンピュータプログ
    ラムであって、 前記基本機能モジュールは、前記基本機能モジュールと
    オブジェクトとの対応関係を前記オブジェクト管理モジ
    ュールに対し登録する機能を備えるコンピュータプログ
    ラム。
  22. 【請求項22】 請求項19記載のコンピュータプログ
    ラムであって、 前記オブジェクト管理モジュールは、 前記基本機能モジュールの稼働に呼応して、該基本機能
    モジュールに対応したオブジェクトを生成する機能と、 稼働しているいずれの基本機能モジュールとも対応づけ
    られていないオブジェクトを消去する機能とを有するコ
    ンピュータプログラム。
  23. 【請求項23】 ネットワークに接続されたコンピュー
    タにおいて、該ネットワークを介した情報の授受に基づ
    いて所定の処理を実現するためのコンピュータプログラ
    ムであって、 前記ネットワークを介して送受信される電文に含むべき
    データ、および該データのフォーマットを規定する規定
    文書を管理する文書管理機能と、 前記規定文書を解析し、該規定文書の規定内容に基づい
    て前記電文の生成または解読を行う電文処理機能とを、
    コンピュータによって実現するためのコンピュータプロ
    グラム。
  24. 【請求項24】 請求項23記載のコンピュータプログ
    ラムであって、 前記所定の処理に関連した複数のデータを統合的に管理
    するデータ管理モジュールを備え、 前記電文処理機能は、送信される前記電文に含むべきデ
    ータを、前記データ管理モジュールから取得する機能を
    含むコンピュータプログラム。
  25. 【請求項25】 請求項23記載のコンピュータプログ
    ラムであって、 前記所定の処理に関連した複数のデータを統合的に管理
    するデータ管理モジュールを備え、 前記電文処理機能は、前記ネットワークを介して受信し
    た前記電文から抽出したデータを、前記データ管理モジ
    ュールに通知する機能を含むコンピュータプログラム。
  26. 【請求項26】 請求項23記載のコンピュータプログ
    ラムであって、 前記文書管理機能は、複数種類の前記規定文書を管理可
    能であり、 前記ネットワークを介した情報の授受を伴う複数の処理
    について、各処理で使用すべき前記規定文書を特定した
    電子文書を入力する機能と、 前記電文処理機能は、前記電子文書で特定される規定文
    書を、現に実行中の処理に応じて使い分ける機能を有す
    るコンピュータプログラム。
  27. 【請求項27】 請求項14〜26いずれか記載のコン
    ピュータプログラムであって、 前記コンピュータにインストールされたブラウザ上で稼
    働可能に構成されたコンピュータプログラム。
  28. 【請求項28】 コンピュータによって所定の情報処理
    を実現する情報処理方法であって、 個別のモジュールとして構成され、予め設定された所定
    の基本機能を実現する複数種類の基本機能モジュールを
    用意する工程と、 処理に使用すべき基本機能モジュールを特定する形式
    で、処理内容を規定する電子文書を入力する工程と、 コンピュータによって該電子文書を解析させ、該電子文
    書に基づいて、逐次、前記基本機能モジュールを稼働さ
    せる工程とを備える情報処理方法。
  29. 【請求項29】 コンピュータによって所定の情報処理
    を実現する情報処理方法であって、 個別のモジュールとして構成され、予め設定された所定
    の基本機能を実現する複数種類の基本機能モジュールを
    用意する工程と、 前記基本機能モジュールの少なくとも一部に対応づけら
    れた所定のオブジェクトを、該対応関係とともに管理す
    る工程と、 少なくとも一部のオブジェクトに状態変化が生じた場合
    に、該オブジェクトに関連づけられた前記基本機能モジ
    ュールに対して、該状態変化を通知することにより該基
    本機能モジュールを起動させる工程とを備える情報処理
    方法。
  30. 【請求項30】 ネットワークに接続されたコンピュー
    タにおいて、該ネットワークを介した情報の授受に基づ
    いて所定の情報処理を実現する情報処理方法であって、 前記ネットワークを介して送受信される電文に含むべき
    データ、および該データのフォーマットを規定する規定
    文書を管理する工程と、 前記規定文書を解析し、該規定文書の規定内容に基づい
    て前記電文の生成または解読を行う工程とを備える情報
    処理方法。
  31. 【請求項31】 帳票のイメージデータに基づき所定の
    イメージ処理を実行するイメージ処理装置であって、 前記イメージ処理に関し、予め設定された所定の基本機
    能を実現する複数種類の基本機能部と、 使用すべき基本機能部を特定する形式で、前記イメージ
    処理の処理内容を規定する電子文書を入力する文書入力
    部と、 該電子文書を解析し、該電子文書に基づいて、逐次、前
    記基本機能部を稼働させる稼働制御部とを備えるイメー
    ジ処理装置。
  32. 【請求項32】 請求項31記載のイメージ処理装置で
    あって、 前記基本機能部には、前記イメージデータに基づいて文
    字データまたは数値データを取得するデータ取得部が含
    まれ、 前記電子文書は、前記イメージデータから前記取得を行
    うべき領域、および取得するデータの属性を規定してお
    り、 前記稼働制御部は、該電子文書に基づいて前記データ取
    得部を稼働することにより、該電子文書で規定されたデ
    ータの取得を実現するイメージ処理装置。
  33. 【請求項33】 請求項31記載のイメージ処理装置で
    あって、 前記基本機能部には、 前記イメージデータを表示するイメージ表示部、 前記イメージデータに基づいて取得された文字データま
    たは数値データを表示するデータ表示部、 前記文字データまたは数値データを修正するデータ修正
    部が含まれ、 前記電子文書は、前記イメージデータと、文字データま
    たは数値データとの表示態様を規定する表示指示、およ
    び外部からの入力に基づき前記文字データまたは数値デ
    ータの修正方法を規定する修正指示を含み、 前記稼働制御部は、前記表示指示に基づいて前記イメー
    ジ表示部およびデータ表示部を稼働することによって前
    記表示態様を実現するとともに、前記修正指示に基づい
    て前記データ修正部を稼働することにより前記修正を実
    現するイメージ処理装置。
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