JP6866169B2 - データベースシステム及びデータベース操作用プログラム - Google Patents

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Description

この発明は、データベースシステム及びデータベース操作用プログラムに関するものである。
従来、データベース操作用処理プログラムを追加する場合には、既存のプログラムを変更してコンパイルするようにしていた。業務形態の変更に伴ってデータベースシステムをカスタマイズする場合には、検索式などの変更へと繋がることから繁雑となることが特許文献1の0005欄に記載されている。
上記に対しして、特許文献1には、ユーザーのニーズに合ったデータベースシステムを短納期で納入すること、更にカスタマイズも容易とすることを実現するため、カスタマイズ手段と管理手段とを備えたデータベースシステムが開示されている。
この特許文献1のシステムのカスタマイズ手段は、業務の運用パターンを示す運用パターン図示情報を読み出して表示装置に表示させる運用パターン情報図示手段と、運用パターン図示情報に対応付けられた管理方法情報を基本レイアウトファイルに記録する管理方法情報設定手段と、基本レイアウトファイルから管理方法情報を読み出し管理方法情報に対応付けられたプログラムのプログラム識別情報を読み出して使用プログラムファイルに使用有無情報を記録する使用プログラム情報設定手段とを備えている。
更に、カスタマイズ手段は、管理方法情報設定手段によって基本レイアウトファイルに記録された管理方法情報に対応してデータベースに領域が確保されて管理される項目の名称や桁数、属性、使用有無等からなる使用項目情報を使用項目ファイルに記録する使用項目情報設定手段と、使用項目ファイルに含まれる情報に新たな情報を書き込んでその内容を変更する使用項目情報変更手段と、使用項目情報変更手段によって変更された部分に対応して、使用項目情報のうち他の関連する項目に関する情報を書き換えて変更する関連項目情報変換手段を備える。
即ち、関連項目情報変換手段が使用項目情報変更手段によって変更された部分に対応して、使用項目情報のうち他の関連する項目に関する情報を書き換えて変更するので、使用項目情報変更手段によって変更された部分の変更が必要な部分へ及ぶという特徴を備える。
管理手段は、使用プログラムファイルから使用有無情報を読み出し使用有無に使用を意味する情報が書き込まれたプログラム識別情報を読み出してプログラムをメモリにロードするプログラムロード手段を少なくとも備えることにより、カスタマイズ手段によりカスタマイズされたシステムを適切に実現する。
また、特許文献2には、データベースを処理するプログラムの開発を効率化し、柔軟なカスタマイズを容易に実現できるプログラム部品および、その部品を再利用しながらシステム開発するデータベース処理プログラムが開示されている。
この引用文献2に記載のものは、データベース情報の定義と画面形成に関する定義とを含む電子文書を準備するに際して、既存の電子文書の定義の継承情報と、既存の電子文書の定義との差分の定義の入力を受け付けるステップを有する。更に、データベース情報、画面形成について、ユーザがプログラムを実行するときにユーザごとのカスタマイズを可能にし、次回実行時にはユーザごとにカスタマイズした状態でプログラムを利用できるように、ユーザごとにカスタマイズした情報を保存する。
更に、特許文献3には、データベースを検索するためのキーワードが指定された場合は、当該キーワードを記憶し、次に、SQLで構成された問い合わせ文が入力された場合は、前記記憶したキーワードと、当該入力された問い合わせ文の条件とを論理積条件として新たな問い合わせ文を生成し、当該新たな問い合わせ文により、対象となるデータベースの検索を行って前記キーワードをハイパーテキストのアンカーとして検索結果を表示するデータベースシステムが開示されている。
この引用文献3のシステムでは、当該検索結果画面中に、前記問い合わせ文の入力処理に戻るための指示部を表示し、当該検索結果画面から、前記指示部が指定された場合は、検索を実行する前の問い合わせ文を表示し、この状態で問い合わせ文のカスタマイズを受け付け、カスタマイズされた場合は、当該カスタマイズされた条件で新たな問い合わせ文を生成して検索を実行する。
特開2008−27038号公報 特開2006−85325号公報 特開平08−255169号公報
上記特許文献1の発明は、カスタマイズが可能であるものの、構成が複雑であり、大掛かりな処理が必要となるという問題点がある。
上記特許文献2、3の発明は、カスタマイズを行うのはシステムの操作者であるため、操作者に負荷がかかるという問題がある。
本発明は上記のような従来のデータベースシステムの問題点を解決せんとしてなされたもので、その目的は、データベースへのデータ検索、データ登録、データ削除などのデータベース操作を行うためのデータベース操作用のプログラムを容易にカスタマイズし、或いは追加することが可能なデータベースシステム及びデータベース操作用プログラムを提供することである。
本発明に係るデータベースシステムは、データベース接続先情報とデータベース操作用処理プログラム群配置パッケージ名が設定される設定ファイルと、前記設定ファイルに設定されたデータベース接続先情報に対応するデータベースと、前記設定ファイルに設定されたデータベース操作用処理プログラム群配置パッケージ名に対応するデータベース操作用処理プログラムが記憶された処理プログラム記憶手段と、情報を表示する表示手段と、本システムの起動時に、前記設定ファイルに設定されているデータベース操作用処理プログラム群配置パッケージ名に基づき前記処理プログラム記憶手段へアクセスし、各データベース操作用処理プログラムに基づきデータベース操作の内容を示す処理名とこの処理名に対応する操作キーの情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された処理名と操作キーの情報を表示するための表示情報を作成すると共に該表示情報に基づき前記表示手段に処理名と操作キーの表示を行う表示制御手段と、前記表示手段に表示された操作キーに対する選択操作を監視し、操作キーに対する選択操作を受けて当該操作キーに対応するデータベース操作用処理プログラムにより前記データベースへの操作を行うデータベース操作実行手段とを具備することを特徴とするデータベースシステムであって、データベース操作用処理プログラム群配置パッケージ下には、1または複数のクラスの付設が許容されており、前記情報取得手段には、データベース操作用処理プログラム群配置パッケージ下にある全てのクラスをスキャンしてデータベース操作用処理抽象クラスを継承しているクラスの情報を取得するクラス取得手段と、前記クラス取得手段により取得されたクラスの情報から、データベース操作の内容を示す処理名とこの処理名に対応する操作キーの情報を取得する処理名・操作キー取得手段とを含むことを特徴とする。
本発明に係るデータベースシステムでは、前記データベースは、KVS型データベースであることを特徴とする。
本発明に係るデータベースシステムでは、前記クラス取得手段は、前記設定ファイルにおいてデータベース操作用処理プログラム群配置パッケージが複数設定されている場合には、これらの複数パッケージについてクラスの情報を取得することを特徴とする。
本発明に係るデータベースシステムでは、前記表示制御手段は、処理名と操作キーのペア情報が取得された場合に、前記表示手段に処理名と操作キーペアを一覧表示することを特徴とする。
本発明に係るデータベースシステムでは、前記データベース操作実行手段は、操作キーに対する選択操作を受けて当該操作キーに対応するデータベース操作用処理プログラムのクラスからオブジェクトを生成し、生成したオブジェクトに処理を渡して前記データベースへの操作を行うことを特徴とする。
本発明に係るデータベース操作用プログラムは、データベース接続先情報とデータベース操作用処理プログラム群配置パッケージ名が設定される設定ファイルと、前記設定ファイルに設定されたデータベース接続先情報に対応するデータベースと、前記設定ファイルに設定されたデータベース操作用処理プログラム群配置パッケージ名に対応するデータベース操作用処理プログラムが記憶された処理プログラム記憶手段と、情報を表示する表示手段と、を備えるデータベースシステムにおいてデータベース操作をコンピュータに行わせるプログラムであって、前記コンピュータを前記データベースの起動時に、前記設定ファイルに設定されているデータベース操作用処理プログラム群配置パッケージ名に基づき前記処理プログラム記憶手段へアクセスし、各データベース操作用処理プログラムに基づきデータベース操作の内容を示す処理名とこの処理名に対応する操作キーの情報を取得する情報取得手段、前記情報取得手段により取得された処理名と操作キーの情報を表示するための表示情報を作成すると共に該表示情報に基づき前記表示手段に処理名と操作キーの表示を行う表示制御手段、前記表示手段に表示された操作キーに対する選択操作を監視し、操作キーに対する選択操作を受けて当該操作キーに対応するデータベース操作用処理プログラムにより前記データベースへの操作を行うデータベース操作実行手段として機能させることを特徴とするデータベース操作用プログラムであって、データベース操作用処理プログラム群配置パッケージ下には、1または複数のクラスの付設が許容されており、前記コンピュータを、前記情報取得手段として機能させるときに、前記コンピュータを、データベース操作用処理プログラム群配置パッケージ下にある全てのクラスをスキャンしてデータベース操作用処理抽象クラスを継承しているクラスの情報を取得するクラス取得手段、前記クラス取得手段により取得されたクラスの情報から、データベース操作の内容を示す処理名とこの処理名に対応する操作キーの情報を取得する処理名・操作キー取得手段として機能させることを特徴とする
本発明に係るデータベース操作用プログラムでは、前記データベースは、KVS型データベースであることを特徴とする。
本発明に係るデータベース操作用プログラムでは、前記コンピュータを前記クラス取得手段として、前記設定ファイルにおいてデータベース操作用処理プログラム群配置パッケージが複数設定されている場合には、これらの複数パッケージについてクラスの情報を取得するように機能させることを特徴とする。
本発明に係るデータベース操作用プログラムでは、前記コンピュータを前記表示制御手段として、処理名と操作キーのペア情報が取得された場合に、前記表示手段に処理名と操作キーペアを一覧表示するように機能させることを特徴とする。
本発明に係るデータベース操作用プログラムでは、前記コンピュータを前記データベース操作実行手段として、操作キーに対する選択操作を受けて当該操作キーに対応するデータベース操作用処理プログラムのクラスからオブジェクトを生成し、生成したオブジェクトに処理を渡して前記データベースへの操作を行うように機能させることを特徴とする。
本発明によれば、設定ファイルに設定されたデータベース操作用処理プログラム群配置パッケージ名よりデータベース操作用処理プログラムがスキャンされ、処理名・操作キーの画面表示、操作キーに該当するデータベース操作用処理プログラムの実行が行われる。
そのため、データベース操作内容のカスタマイズや追加を行う際には既存のプログラムを再コンパイルする必要がなく、新たにデータベース操作用処理プログラムを配置し、当該パッケージ名を設定ファイルに記載するだけでよいことになる。
また、データベース操作用処理プログラムを用途に応じたパッケージに別けて格納し、設定ファイルの内容を変えることで、当該用途のデータベース操作用処理を希望する利用者に向けたシステムを提供できる。例えば、一般ユーザ向けのデータベース操作用処理プログラムを集めたパッケージと、管理ユーザ向けのデータベース操作用処理プログラムを集めたパッケージを作成することで、設定ファイルの変更によりデータベース操作用プログラムを一般ユーザ向けの用途と管理者ユーザ向けの用途に切替えることが可能となる。
本発明のデータベースシステムの実施形態におけるハードウエア構成の一例を示すブロック図。 本発明のデータベースシステムの実施形態における機能構成の一例を示すブロック図。 本発明のデータベースシステムの実施形態における動作を説明するためのフローチャート。 本発明のデータベースシステムの実施形態に適用されるメインプログラムパッケージの構成の一例を示す図。 本発明のデータベースシステムの実施形態に適用されるデータベース操作処理プログラムパッケージの構成の一例を示す図。 本発明のデータベースシステムの実施形態1の動作の前半を説明するためのブロック図。 本発明のデータベースシステムの実施形態2の動作の後半を説明するためのブロック図。 本発明のデータベースシステムの実施形態3の動作の前半を説明するためのブロック図。 本発明のデータベースシステムの実施形態3の動作の後半を説明するためのブロック図。
以下添付図面を参照して、本発明に係るデータベースシステム及びデータベース操作用プログラムの実施形態を説明する。各図において、同一の構成要素には同一の符号を付して重複する説明を省略する。図1に、実施形態に係るデータベースシステムのブロック図を示す。
実施形態に係るデータベースシステムは、例えばコンピュータサーバにより構成することができ、CPU10が主メモリ11内のプログラムやデータを用いて各部を統括制御するように構成される。CPU10には、バス12を介して記憶装置コントローラ13、データベースコントローラ14、表示器コントローラ15、入力コントローラ16が接続されている。勿論、これ以外にプリンタコントローラやスキャナコントローラなど必要なコントローラが接続されても良い。
記憶装置コントローラ13には、本データベースシステムを実現するためのプログラムやデータが記憶される外部記憶装置23が接続され、データベースコントローラ14には、外部記憶装置により構成されるデータベース24が接続され、表示器コントローラ15には、情報を表示するためのLCDなどから構成される表示器25が接続され、入力コントローラ16には、キーボードやマウスなどの情報入力を行うための入力装置26が接続されている。本実施形態では、データベース24は、KVS型データベースとする。また、本データベースシステムのプログラムはJava(登録商標)により構成される。
上記の外部記憶装置23に記憶された、本データベースシステムを実現するためのプログラムによって、図2に示すようなデータベースシステムが構成される。このシステムは、データベースシステムのメインプログラム30が、設定ファイル31、処理プログラム記憶手段32、データベース24、表示手段である表示器25、入力装置26との間で情報の送受を行うように構成されている。設定ファイル31には、データベース操作用処理プログラム群配置パッケージ名とその格納先情報が設定されている。また、処理プログラム記憶手段32には、上記設定ファイル31に設定されたデータベース操作用処理プログラム群配置パッケージ名に対応するデータベース操作用処理プログラムが記憶されている。
メインプログラム30には、それぞれプログラムにより実現される、情報取得手段41、表示制御手段42、データベース操作実行手段43が備えられている。情報取得手段41には、クラス取得手段41Aと処理名・操作キー取得手段41Bとが含まれている。
情報取得手段41は、設定ファイル31に設定されているデータベース操作用処理プログラム群配置パッケージ名に基づき処理プログラム記憶手段32へアクセスし、各データベース操作用処理プログラムに基づきデータベース操作の内容を示す処理名とこの処理名に対応する操作キーの情報を取得するものである。
上記情報取得手段41に含まれているクラス取得手段41Aは、データベース操作用処理プログラム群配置パッケージ下にある全てのクラスをスキャンしてデータベース操作用処理抽象クラスを継承しているクラスの情報を取得するものである。クラス取得手段41Aは、設定ファイル31においてデータベース操作用処理プログラム群配置パッケージが複数設定されている場合には、これらの複数パッケージについてクラスの情報を取得する。また、上記情報取得手段41に含まれている処理名・操作キー取得手段41Bは、上記クラス取得手段41Aにより取得されたクラスの情報から、データベース操作の内容を示す処理名とこの処理名に対応する操作キーの情報を取得するものである。
表示制御手段42は、上記情報取得手段41により取得された処理名と操作キーの情報を表示するための表示情報を作成すると共に該表示情報に基づき上記表示手段である表示器25に処理名と操作キーの表示を行うものである。上記表示制御手段42は、処理名と操作キーのペア情報が取得された場合に、上記表示手段である表示器25に処理名と操作キーペアを一覧表示する。
データベース操作実行手段43は、表示手段である表示器25に表示された操作キーに対する選択操作(入力)を監視し、操作キーに対する選択操作を受けて当該操作キーに対応するデータベース操作用処理プログラムによりデータベース24への操作を行うものである。上記データベース操作実行手段43は、操作キーに対する選択操作を受けて当該操作キーに対応するデータベース操作用処理プログラムのクラスからオブジェクトを生成し、生成したオブジェクトに処理を渡して上記データベースへの操作を行うものである。
以上のように構成されたデータベースシステムは、メインプログラム30の起動により、図3に示すようなフローチャートに沿った処理を行うので、この処理を説明する。メインプログラム30が起動すると、設定ファイル31にアクセスし、設定ファイル31に設定されているデータベース接続先情報とデータベース操作用処理プログラム群配置パッケージ名とその格納先情報を取得する(S11)。
次に、ステップS11において取得したデータベース接続先情報に基づきデータベース24に接続する(S12)。次に、設定ファイル31から取得したデータベース操作用処理プログラム群配置パッケージ名とその格納先情報に基づき処理プログラム記憶手段32へアクセスし、データベース操作用処理プログラムを取得する(S13)。更に、各データベース操作用処理プログラムに基づきデータベース操作の内容を示す処理名とこの処理名に対応する操作キーの情報を取得する(S14)。このとき、設定ファイル31においてデータベース操作用処理プログラム群配置パッケージが複数設定されている場合には、これらの複数パッケージについてクラスの情報を取得する(S14A)。
ところで、メインプログラム30は、例えば、図4に示されるようなKVS操作メインプログラムパッケージとして構成される。このため、上記ステップS14における処理においては、データベース操作用処理プログラム群配置パッケージ下にある全てのクラスをスキャンしてデータベース操作用処理抽象クラスを継承しているクラスの情報を取得する(S14B)。更に、上記ステップS14Bにより取得されたクラスの情報から、データベース操作の内容を示す処理名とこの処理名に対応する操作キーの情報を取得する(S14C)。図5は、データベース操作用処理プログラム群配置パッケージに二つのクラスが存在している場合を示す。
ステップS14の次には、取得された処理名(処理内容)と操作キーの情報を表示するための表示情報を作成すると共に該表示情報に基づき前記表示手段である表示器25に処理名と操作キーの一覧表示を行い(S15)、入力待機となる(S16)。入力待機においては、操作終了(プログラムの終了)であるか(S16A)と、表示された処理名(処理内容)の操作キーが選択操作されたのかを検出する(S16B)。
ステップS16AにおいてYESへ分岐した場合には、データベース24との接続を切断して処理を終了する(S18)。また、ステップS16BにおいてYESへ分岐した場合には、選択操作された当該操作キーに対応するデータベース操作用処理プログラムにより上記データベース24への操作を行う(S17)。
上記のステップS17では、操作キーに対する選択操作を受けて当該操作キーに対応するデータベース操作用処理プログラムのクラスからデータベース操作用処理プログラムオブジェクトを生成し、データベース接続オブジェクトから生成したオブジェクトに処理(制御)を渡して上記データベース24への操作を行う。データベース操作用処理プログラムオブジェクトは、この段階でコンパイルされて、それぞれに定義されたKVSデータベース24への操作処理(所定対象データを一覧表示や、ファイル出力を行うなど)が実行される。
次に、具体的な実施形態2の動作を図6と図7を参照して説明する。実施形態2では、KVS型のデータベース24に社員情報が記憶されており、データベース操作用処理プログラムとして「社員一覧表示」を実行するものが処理プログラム記憶手段32のフォルダ1に記憶されている。また、設定ファイル31に、図6に示すように、データベース接続先情報(サーバアドレス=ABC)とデータベース操作用処理プログラム群配置パッケージ名(社員一覧表示)とその格納先情報(処理プログラム格納先=ファルダ1)が記憶されている。
このシステムでは、メインプログラム30が起動され(S21)、設定ファイル31の情報が取得される(S22)。設定ファイル31のデータベース接続先情報(サーバアドレス=ABC)に基づきデータベース24に接続する(S23)。また、データベース操作用処理プログラム群配置パッケージ名(社員一覧表示)の格納先情報(処理プログラム格納先=ファルダ1)により処理プログラム記憶手段32のフォルダ1を検索してデータベース操作用処理プログラム(社員一覧表示)を得る(S24)。
次に図3のフローチャートを参照して説明したようにして処理名(社員一覧表示)と操作キーの情報を表示するための表示情報を作成すると共に該表示情報に基づき上記表示手段である表示器25に図6に示すように処理名と操作キーの表示を行い(S25)、入力待機となる。ここで、操作キーは「1」或いは「1.社員一覧表示」とすることができる。
次に、図7に示されるように、表示された処理名(社員一覧表示)の操作キーが選択操作されたことを検出し(S31)、これを受けて、当該操作キーに対応するデータベース操作用処理プログラムのクラスからデータベース操作用処理プログラムオブジェクトを生成し、データベース接続オブジェクトから生成したオブジェクトに処理(制御)を渡して上記データベース24への操作を行う(S32)。更に、上記の生成されたオブジェクトによって、その処理内容である社員一覧情報の出力が行われ(S33)、表示手段である表示器25に社員一覧情報の画像が図7のように表示される(S34)。
上記図6及び図7に示したデータベース操作用処理プログラムに追加して、カスタマイズしたデータベース操作用処理プログラムを処理プログラム記憶手段32に置いた実施形態3に係るシステムの構成と動作を図8及び図9を参照して説明する。この実施形態3でも、KVS型のデータベース24に社員情報が記憶されている。データベース操作用処理プログラムとしては、実施形態2のものに加えて「社員一覧CSV出力」を実行するものが処理プログラム記憶手段32のフォルダ1に記憶されている。
また、設定ファイル31に、図8に示すように、データベース接続先情報(サーバアドレス=ABC)とデータベース操作用処理プログラム群配置パッケージ名(社員一覧表示、社員一覧CSV出力)とその格納先情報(処理プログラム格納先=ファルダ1)が記憶されている。
このシステムでは、メインプログラム30が起動され(S41)、設定ファイル31の情報が取得される(S42)。設定ファイル31のデータベース接続先情報(サーバアドレス=ABC)に基づきデータベース24に接続する(S43)。また、データベース操作用処理プログラム群配置パッケージ名(社員一覧表示、社員一覧CSV出力)の格納先情報(処理プログラム格納先=ファルダ1)により処理プログラム記憶手段32のフォルダ1を検索してデータベース操作用処理プログラム(社員一覧表示、社員一覧CSV出力)を得る(S44)。
次に図3のフローチャートを参照して説明したようにして処理名(社員一覧表示、社員一覧CSV出力)と操作キーの情報を表示するための表示情報を作成すると共に該表示情報に基づき前記表示手段である表示器25に図8に示すように処理名と操作キーの表示を行い(S45)、入力待機となる。ここで、操作キーは「1」と「2」或いは「1.社員一覧表示」と「2.社員一覧CSV出力」とすることができる。
図9に示されるように、表示された処理名(社員一覧CSV出力)の操作キーが選択操作されたことを検出し(S51)、これを受けて、当該操作キーに対応するデータベース操作用処理プログラムのクラスからデータベース操作用処理プログラムオブジェクトを生成し、データベース接続オブジェクトから生成したオブジェクトに処理(制御)を渡して上記データベース24への操作を行う(S52)。更に、上記の生成されたオブジェクトによって、その処理内容である社員一覧CSV出力が行われ(S53)、表示手段である表示器25に社員一覧CSVファイルを出力した旨の告知情報の画像が図9に示されるように表示される(S54)。
以上のように、設定ファイル内容にカスタマイズしたプログラムの格納先を設定しておくことにより、KVS型データベースに対する必要なデータベース操作用処理が可能となる。これは、KVS型データベースのデータ構造が、データを特定する単一のキー情報とデータそのもののペアで構成されているという特徴があるため、特定のデータに特化することなく、より汎用的なデータベース操作用処理プログラムを作成、カスタマイズすることが可能となることを意味する。
上記の実施形態では、社員一覧CSV出力のプログラムをカスタマイズしたプログラムの例としたが、出力形式のカスタマイズに限定されることなく、検索の内容、対象、範囲などをカスタマイズしたプログラムも同様に追加可能である。
10 CPU
11 主メモリ
12 バス
13 記憶装置コントローラ
14 データベースコントローラ
15 表示器コントローラ
16 入力コントローラ
23 外部記憶装置
24 データベース
25 表示器
26 入力装置
30 メインプログラム
31 設定ファイル
32 処理プログラム記憶手段
41 情報取得手段
41A クラス取得手段
41B 処理名・操作キー取得手段
42 表示制御手段
43 データベース操作実行手段



Claims (10)

  1. データベース接続先情報とデータベース操作用処理プログラム群配置パッケージ名が設定される設定ファイルと、
    前記設定ファイルに設定されたデータベース接続先情報に対応するデータベースと、
    前記設定ファイルに設定されたデータベース操作用処理プログラム群配置パッケージ名に対応するデータベース操作用処理プログラムが記憶された処理プログラム記憶手段と、
    情報を表示する表示手段と、
    本システムの起動時に、前記設定ファイルに設定されているデータベース操作用処理プログラム群配置パッケージ名に基づき前記処理プログラム記憶手段へアクセスし、各データベース操作用処理プログラムに基づきデータベース操作の内容を示す処理名とこの処理名に対応する操作キーの情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段により取得された処理名と操作キーの情報を表示するための表示情報を作成すると共に該表示情報に基づき前記表示手段に処理名と操作キーの表示を行う表示制御手段と、
    前記表示手段に表示された操作キーに対する選択操作を監視し、操作キーに対する選択操作を受けて当該操作キーに対応するデータベース操作用処理プログラムにより前記データベースへの操作を行うデータベース操作実行手段と
    を具備することを特徴とするデータベースシステムであって、
    データベース操作用処理プログラム群配置パッケージ下には、1または複数のクラスの付設が許容されており、
    前記情報取得手段には、
    データベース操作用処理プログラム群配置パッケージ下にある全てのクラスをスキャンしてデータベース操作用処理抽象クラスを継承しているクラスの情報を取得するクラス取得手段と、
    前記クラス取得手段により取得されたクラスの情報から、データベース操作の内容を示す処理名とこの処理名に対応する操作キーの情報を取得する処理名・操作キー取得手段と
    を含むことを特徴とするデータベースシステム。
  2. 前記データベースは、KVS型データベースであることを特徴とする請求項1に記載のデータベースシステム。
  3. 前記クラス取得手段は、前記設定ファイルにおいてデータベース操作用処理プログラム群配置パッケージが複数設定されている場合には、これらの複数パッケージについてクラスの情報を取得することを特徴とする請求項1または2に記載のデータベースシステム。
  4. 前記表示制御手段は、処理名と操作キーのペア情報が取得された場合に、前記表示手段に処理名と操作キーペアを一覧表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のデータベースシステム。
  5. 前記データベース操作実行手段は、操作キーに対する選択操作を受けて当該操作キーに対応するデータベース操作用処理プログラムのクラスからオブジェクトを生成し、生成したオブジェクトに処理を渡して前記データベースへの操作を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のデータベースシステム。
  6. データベース接続先情報とデータベース操作用処理プログラム群配置パッケージ名が設定される設定ファイルと、
    前記設定ファイルに設定されたデータベース接続先情報に対応するデータベースと、
    前記設定ファイルに設定されたデータベース操作用処理プログラム群配置パッケージ名に対応するデータベース操作用処理プログラムが記憶された処理プログラム記憶手段と、
    情報を表示する表示手段と、
    を備えるデータベースシステムにおいてデータベース操作をコンピュータに行わせるプログラムであって、前記コンピュータを
    前記データベースの起動時に、前記設定ファイルに設定されているデータベース操作用処理プログラム群配置パッケージ名に基づき前記処理プログラム記憶手段へアクセスし、各データベース操作用処理プログラムに基づきデータベース操作の内容を示す処理名とこの処理名に対応する操作キーの情報を取得する情報取得手段、
    前記情報取得手段により取得された処理名と操作キーの情報を表示するための表示情報を作成すると共に該表示情報に基づき前記表示手段に処理名と操作キーの表示を行う表示制御手段、
    前記表示手段に表示された操作キーに対する選択操作を監視し、操作キーに対する選択操作を受けて当該操作キーに対応するデータベース操作用処理プログラムにより前記データベースへの操作を行うデータベース操作実行手段
    として機能させることを特徴とするデータベース操作用プログラムであって、
    データベース操作用処理プログラム群配置パッケージ下には、1または複数のクラスの付設が許容されており、
    前記コンピュータを、前記情報取得手段として機能させるときに、
    前記コンピュータを、
    データベース操作用処理プログラム群配置パッケージ下にある全てのクラスをスキャンしてデータベース操作用処理抽象クラスを継承しているクラスの情報を取得するクラス取得手段、
    前記クラス取得手段により取得されたクラスの情報から、データベース操作の内容を示す処理名とこの処理名に対応する操作キーの情報を取得する処理名・操作キー取得手段
    として機能させることを特徴とするデータベース操作用プログラム。
  7. 前記データベースは、KVS型データベースであることを特徴とする請求項6に記載のデータベース操作用プログラム。
  8. 前記コンピュータを前記クラス取得手段として、前記設定ファイルにおいてデータベース操作用処理プログラム群配置パッケージが複数設定されている場合には、これらの複数パッケージについてクラスの情報を取得するように機能させることを特徴とする請求項6または7に記載のデータベース操作用プログラム。
  9. 前記コンピュータを前記表示制御手段として、処理名と操作キーのペア情報が取得された場合に、前記表示手段に処理名と操作キーペアを一覧表示するように機能させることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載のデータベース操作用プログラム。
  10. 前記コンピュータを前記データベース操作実行手段として、操作キーに対する選択操作を受けて当該操作キーに対応するデータベース操作用処理プログラムのクラスからオブジェクトを生成し、生成したオブジェクトに処理を渡して前記データベースへの操作を行うように機能させることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載のデータベース操作用プログラム。
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