JP2003210787A - 扉開閉装置 - Google Patents

扉開閉装置

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JP2003210787A
JP2003210787A JP2002017475A JP2002017475A JP2003210787A JP 2003210787 A JP2003210787 A JP 2003210787A JP 2002017475 A JP2002017475 A JP 2002017475A JP 2002017475 A JP2002017475 A JP 2002017475A JP 2003210787 A JP2003210787 A JP 2003210787A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筐体に取り付けられたヒンジの扉側取付部材
に扉を容易に取り付けることができるようにする。 【解決手段】 ヒンジ3の扉側取付部材35に上方に起
立する基準軸37を設けるとともに、扉側取付部材35
を鉛直方向に貫通するねじ孔35bを設ける。扉4に
は、扉側取付部材35に載置されることにより、扉4を
支持する被支持部51を設ける。被支持部51には、基
準軸37が回動可能に嵌合する位置決め孔51aを形成
するとともに、扉4を扉側取付部材35に対し基準軸3
7を中心として開位置に回動させたときねじ孔35bと
軸線を一致させる挿通孔51bを形成する。そして、締
付ボルト(図示せず)を挿通孔51bに上方から挿入し
た後、ねじ孔35bに螺合させて締め付けることによ
り、扉4を扉側取付部材35に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ遊技機
等における筐体に扉を開閉回動可能に取り付けるための
扉開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パチンコ遊技機、パチスロ遊技
機等の遊技機は、筐体と扉とを備えており、扉は筐体に
ヒンジを介して水平方向へ回動可能に支持されている。
ヒンジは、筐体の一側部内面に取り付けられる筐体側取
付部材と、この筐体側取付部材にそれぞれの基端部が鉛
直な軸線を中心として水平方向へ回動可能に支持された
一対のリンクと、各リンクの先端部に鉛直な軸線を中心
として水平方向へ回動可能に支持された扉側取付部材と
を有しており、扉側取付部材には扉が回動不能に取り付
けられる。これにより、扉が筐体にヒンジを介して水平
方向へ回動可能に取り付けられている。
【0003】上記従来の遊技機においては、扉に下端が
開放された水平方向に延びる係合凹部が形成される一
方、扉側取付部材に上方に起立する係止片が設けられて
いる。そして、係止片を係合凹部にその下端開放部から
挿入することにより、扉が扉側取付部材に回動不能に取
り付けられていた(特開平8−266729号公報参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の遊技機にお
いて、扉を扉側取付部材に取り付ける場合には、係止片
と係合凹部との位置及び向きを一致させる必要があり、
そのためには扉の位置及び向きを同時に調節する必要が
ある。しかるに、扉が重いため、扉の位置と向きとの両
者を同時に調節することが困難である。このため、扉の
取付作業に多大の手間を要するという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の問題
を解決するためになされたもので、筐体と、この筐体に
ヒンジを介して水平方向へ回動可能に支持された扉とを
備え、上記ヒンジが、上記筐体に取り付けられた筐体側
取付部材と、この筐体側取付部材にそれぞれの基端部が
水平方向へ回動可能に支持された一対のリンクと、各リ
ンクの先端部に水平方向へ回動可能に支持され、上記扉
が回動不能に連結される扉側取付部材とを有する遊技機
において、上記扉側取付部材には水平な載置部が設けら
れ、上記扉には上記載置部に水平方向へ回動可能に載置
される被支持部が設けられ、上記扉側取付部材と上記被
支持部とのいずれか一方には、他方側に向かって鉛直方
向に延びる基準軸部が設けられ、他方には、上記基準軸
部が水平方向へ回動可能に嵌合される位置決め孔が形成
され、上記扉側取付部材と被支持部との間には、互いに
嵌合する上記基準軸部及び上記位置決め孔と協働して、
上記扉側取付部材と上記被支持部とを回動不能に連結す
る連結機構が設けられていることを特徴としている。こ
の場合、上記連結機構は、上記扉側取付部材と上記被支
持部とのいずれか一方に軸線を鉛直方向に向けて設けら
れたねじ孔と、他方にこれを鉛直方向に貫通するように
設けられ、上記扉を上記基準軸部を中心として所定の回
動位置に回動させたときに上記ねじ孔と軸線を一致させ
る挿通孔と、この挿通孔を貫通して上記ねじ孔に螺合さ
れた雄ねじ部材とを有していてもよい。その場合、上記
扉側取付部材及び上記被支持部には、上記扉を上記基準
軸部を中心として上記所定の位置まで一方向へ回動させ
たときに、互いに係合して上記扉の同方向への回動を阻
止する係合部がそれぞれ設けられていることが望まし
い。また、上記連結機構は、上記扉側取付部材と上記被
支持部とのいずれか一方に設けられた鉛直方向に延びる
係合軸部と、他方に設けられ、上記扉の所定の回動位置
において上記係合軸部が嵌合する係合孔とを有していて
もよい。その場合には、上記基準軸部と上記係合軸部と
の両者が、上記扉側取付部材と上記被支持部との一方に
設けられ、上記扉を上記所定の回動位置において下方へ
移動させたとき、上記基準軸部が上記位置決め孔に嵌合
した後、上記係合軸部が上記係合孔に嵌合するように、
上記基準軸部及び上記係合軸部並びに上記位置決め孔及
び上記係合孔の各鉛直方向の位置が定められていること
が望ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図1〜図10を参照して説明する。まず、図1〜図
7に基づいてこの発明の一実施の形態を説明する。図1
は、この発明に係る扉開閉装置が設けられたパチスロ遊
技機(遊技機)1を示すものであり、このパチスロ遊技
機1は、筐体2と、この筐体2に上下一対のヒンジ3,
3を介して水平方向へ開閉回動可能に取り付けられた扉
4とを備えている。
【0007】筐体2は、略直方体状の箱状をなしてお
り、その前面部が開放されている。この筐体2の左側部
の内面には、上記一対のヒンジ3,3が鉛直方向へ互い
に離れて取り付けられている。そして、扉4の左側部が
一対のヒンジ3,3を介して筐体2の左側部に水平方向
へ回動可能に取り付けられている。扉4は、筐体2の前
面開放部を閉じた閉位置と図1に示す開位置との間を回
動可能になっている。扉4は、筐体2の右側部内面にヒ
ンジ3を介して回動可能に取り付けてもよい。なお、筐
体2と扉4との間には、扉4を閉位置に位置固定する施
錠機構(図示せず)が設けられており、施錠機構を開錠
すると、ヒンジ3に設けられた後述するばね36(図2
参照)によって扉4が開位置まで回動させられるように
なっている。
【0008】図2に示すように、ヒンジ3は、筐体側取
付部材31を有している。筐体側取付部材31は、筐体
2の左側部内面にビスB1(図4〜図7参照)等によっ
て固定されている。筐体側取付部材31の前端部(筐体
2の前面側に位置する端部)には、一対のリンク32,
33の各基端部が鉛直方向を向く軸34a,34bを介
して水平方向へ回動可能に支持されている。各リンク3
2,33の先端部は、筐体2からその開放部を通って前
方に突出しており、各リンク32,33の先端部には、
扉側取付部材35が鉛直方向に延びる軸34c,34d
を中心として水平方向へ回動可能に支持されている。扉
側取付部材35には、上記扉4が後述するようにして取
り付けられており、扉4が図1に示す開位置に回動する
と、図2(A)に示すように、リンク32が軸34bに
突き当たる。これにより、扉側取付部材35の矢印X方
向への回動が規制され、それ以上扉4が開方向へ回動す
ることができなくなっている。その一方、扉4は閉位置
まで閉回動すると、筐体2の前面に突き当たる。これに
より、扉4がそれ以上閉方向へ回動することができなく
なるとともに、扉側取付部材35の矢印Y方向(閉方
向)への回動が規制されている。
【0009】扉側取付部材35は、付勢手段たるばね3
6によりリンク32を介して開方向(図2(A)の矢印
X方向)へ常時回動付勢されている。したがって、筐体
2と扉4との間に設けられた施錠装置によって扉4を閉
位置に位置固定しない限り、扉側取付部材35及び扉4
は開位置まで回動させられる。
【0010】扉側取付部材35の上面は、水平な平面と
されており、この実施の形態では扉側取付部材35の上
面全体が載置面(載置部)35aになっている。載置面
35aは、扉側取付部材35の上面の一部にのみ形成し
てもよい。載置面35aには、上方へ向かって起立する
基準軸(基準軸部)37が設けられている。基準軸37
は、扉側取付部材35を一方のリンク32に回動可能に
連結する軸34cを載置面35aから上方へ突出させる
ことによって構成されている。つまり、載置面35aか
ら上方に突出する軸34cの上端部が基準軸37として
兼用されているのである。基準軸37は、軸34cとは
別に設けてもよい。例えば、軸34dを載置面35aか
ら上方へ突出させて、これを基準軸37として兼用して
もよく、あるいは軸34c,33dとは別の軸を載置面
35aに立設し、これを基準軸37としてもよい。ま
た、基準軸37は、載置面35aが扉側取付部材35の
一部にのみ形成される場合には、扉側取付部材35の載
置面35aと異なる箇所に設けてもよい。基準軸37の
上端部には、上方へ向かって小径になるテーパ部37a
が形成されている。
【0011】扉側取付部材35の載置面35aには、軸
線を鉛直方向に向けたねじ孔35bが形成されている。
このねじ孔35bは、基準軸37に対して水平方向へ離
れた箇所に配置されている。
【0012】図1及び図3〜図7に示すように、扉4の
左側部内面には、鉛直方向に延びる断面L字状の防犯プ
レート5が設けられている。この防犯プレート5は、扉
4を閉じたときに扉4と筐体2との間からピアノ線等を
筐体2内に挿入して不正が行われるのを防止するための
ものである。鉛直方向においてヒンジ3の設置箇所とほ
ぼ同一箇所における防犯プレート5には、その一部を切
り起こすことにより、水平方向前方(扉4を閉じたとき
に扉4から筐体2に向かう方向)に突出する被支持部5
1が形成されている。この被支持部51が載置面35a
に載置されることにより、扉4がヒンジ3を介して筐体
2に支持されている。
【0013】被支持部51には、これを鉛直方向に貫通
する位置決め孔51a及び挿通孔51bが形成されてい
る。位置決め孔51aには、その下側から基準軸37が
挿入され、回動可能に嵌合されている。基準軸37は、
その上端部に上方へ向かって先細りのテーパ部37aが
形成されているので、位置決め孔51aに容易に挿入す
ることができる。基準軸37を位置決め孔51aに嵌合
させた状態では、扉4が扉側取付部材35に対し基準軸
37を中心として水平方向へ回動可能に連結される。
【0014】挿通孔51bは、扉側取付部材35及び扉
4を開位置に位置させたとき、挿通孔51bの軸線がね
じ孔35bの軸線と一致するように配置されている。し
たがって、図7に示すように、扉側取付部材35及び扉
4を開位置に位置させることにより、締付ボルト(雄ね
じ部材)B2を挿通孔51bにその上方から挿通してね
じ孔35bに螺合させることができる。そして、締付ボ
ルトB2を閉め付けると、扉側取付部材35と被支持部
51とが基準軸37及び締付ボルトB2により2点で固
定される。これにより、扉4が扉側取付部材35に回動
不能に取り付けられている。これから明かなように、ね
じ孔35b、挿通孔51b及び締付ボルトB2により、
基準軸37及び位置決め孔51aと協働して扉側取付部
材35と被支持部51とを回動不能に連結する連結機構
が構成されている。
【0015】被支持部51の先端部には、下方に向かっ
て突出する係合片(係合部)51cが形成されている。
この係合片51cは、図6に示すように、扉側取付部材
35を開位置に位置させた状態にして、扉4を基準軸3
7を中心として閉位置側から開位置まで回動させたと
き、扉側取付部材35の当接面(係合部)35cに突き
当たるように配置されている。したがって、扉側取付部
材35を開位置に位置させた状態で、係合片51cが当
接面35cに突き当たるまで扉4を基準軸37を中心と
して開方向へ回動させると、扉4が開位置に位置すると
ともに、挿通孔51bの軸線がねじ孔35bの軸線と一
致するようになる。
【0016】上記構成の遊技機1において、扉4を筐体
2に取り付けるに際しては、予めヒンジ3の扉側取付部
材35を開位置に位置させておく。これは、扉側取付部
材35を自由状態にすることにより、ばね36によって
自動的に行われる。一方、扉4については、開位置と閉
位置との間の任意の位置に位置させておく。このように
セットしたら、まず位置決め孔51aを基準軸37の上
方に位置させる。その後、扉4を下方へ移動させて、位
置決め孔51aに基準軸37を挿入する。このとき、扉
4については、その位置合わせを行うだけでよく、その
向き(回動位置)を考慮する必要がない。したがって、
基準軸37を位置決め孔51aに容易に挿入することが
できる。特に、この実施の形態においては、基準軸37
の上端部に上方に向かって先細りのテーパ部37が形成
されているので、基準軸37を位置決め孔51aにより
一層容易に挿入することができる。次に、扉4を基準軸
37を中心として開位置(所定の位置)側へ回動させ
る。このときには、扉4の自重が扉側取付部材35の載
置面35aにより被支持部51を介して支持されている
ので、扉4を容易に回動位置させることができる。扉4
を開位置まで回動させると、係合片51cが当接面35
cに突き当たる。したがって、扉4を開位置に容易に位
置決めすることができる。扉4が開位置に達すると、挿
通孔51bとねじ孔35bとの軸線が一致する。そこ
で、挿通孔51bの上方から締付ボルトB2を挿入し、
さらにねじ孔35bに螺合させる。そして、締付ボルト
B2を締め付けることにより、扉4を筐体2にヒンジ3
を介して取り付ける。
【0017】このように、この遊技機1においては、基
準軸37を位置決め孔51aに嵌合させた後、扉4を開
位置まで回動させて挿通孔51bとねじ孔35bとの軸
線を一致させ、挿通孔51bからねじ孔35bに螺合さ
れら締付ボルトB2を締め付けることにより、扉4を扉
側取付部材35に連結固定することができるから、扉4
の位置と向きとを同時に調節する必要がなく、個別に調
節すればよい。したがって、扉4を扉側取付部材35に
容易に連結することができる。
【0018】次に、図8〜図10に示すこの発明の他の
実施の形態について説明する。これらの図に示す実施の
形態においては、ヒンジ3に代えてヒンジ3Aが用いら
れている。ヒンジ3Aは、扉側取付部材35に代わる扉
側取付部材35Aを有している。この扉側取付部材35
Aには、載置面35aから上方に起立する係合軸(係合
軸部)38が設けられている。この係合軸38は、載置
面35aから上方へ突出させられた軸34dの上端部が
兼用されている。係合軸38は、軸34dとは別個に設
けてもよい。また、載置面35aが扉側取付部材35の
上面の一部にのみ設けられている場合には、載置面35
a以外の上面に係合軸38を設けてもよい。係合軸38
の基準面35aからの高さは、基準軸37の基準面35
aからの高さより低く設定されている。係合軸38の上
端部には、上方へ向かって小径になるテーパ部38aが
形成されている。
【0019】一方、扉4には被支持部51に代わる被支
持部51Aが設けられている。被支持部51Aには、上
記の実施の形態における挿通孔51bが形成されておら
ず、それに代えて係合孔51dが形成されている。この
係合孔51dは、係合軸38が嵌合可能であり、扉側取
付部材35を開位置に位置させた状態で、扉4を基準軸
37を中心として閉位置側から開位置まで回動させる
と、係合孔51dの軸線が係合軸38の軸線と一致する
ように配置されている。
【0020】扉4を筐体2にヒンジ3Aを介して取り付
ける場合には、予めヒンジ3Aの扉側取付部材35を開
位置に位置させておくとともに、扉4を扉開位置より閉
位置側の任意の回動位置に位置させておく。そのような
状態において、まず被支持部51の位置決め孔51aを
基準軸37のほぼ真上に位置させる。そして、扉4を下
方へ移動させることによって位置決め孔51aにその下
側から基準軸37を挿入する。その後、扉4をさらに下
方へ移動させ、被支持部51の下面を係合軸38の上端
部に突き当てる。この状態では、扉4が被支持部51及
びヒンジ3Aを介して筐体2に支持される。その後、扉
4を基準軸37を中心として開位置側へ回動させる。こ
のとき、扉4をガタなく円滑に回動させることができる
よう、被支持部51が係合軸38の上端部に突き当たっ
た状態のとき、基準軸37のテーパ部37aより下側の
部分、つまり位置決め孔51aの内径とほぼ同一の外径
を有する部分が位置決め孔51aに嵌合するように、基
準軸37の高さを設定しておくのが望ましい。
【0021】扉4を開位置の直前まで回動させると、係
合孔51dが係合軸38のテーパ部38aと対向する。
その結果、扉4が自重によって下方へ移動するととも
に、テーパ部38aが係合孔51dに自動的に入り込
む。したがって、この実施の形態では、扉4を開位置に
位置決めするための係合片51cが不用である。その
後、被支持部51が扉側取付部材35の載置面35aに
突き当たるまで扉4が下方へ移動すると、係合軸38の
テーパ部38aより下側の部分が係合孔51dに嵌合す
る。その結果、扉4が開位置まで自動的に回動させられ
る。この状態では、基準軸37及び係合軸38が位置決
め孔51a及び係合孔51dにそれぞれ嵌合するので、
扉4が扉側取付部材35に回動不能に連結される。これ
から明かなように、この実施の形態では、係合軸38及
び係合孔51dにより、基準軸37及び位置決め孔51
aと協働して扉側取付部材35と被支持部51とを回動
不能に連結する連結機構が構成されている。その後、扉
4がさらに下方へ移動すると、被支持部51が載置面5
1aに載置される。これにより、扉4がヒンジ3Aを介
して筐体2に支持される。
【0022】このように、この実施の形態においても、
基準軸37を位置決め孔51aに嵌合させた後、扉4を
回動させることによって扉4が扉側取付部材35に回動
不能に連結されるから、扉4の位置と向きとを同時に調
節する必要がなく、個別に調節すればよい。したがっ
て、扉4を扉側取付部材35に容易に連結することがで
きる。
【0023】なお、この発明は、上記の実施の形態に限
定されるものでなく、適宜変更可能である。例えば上記
の実施の形態は、この発明を遊技機の一種であるパチス
ロ遊技機に適用したものであるが、この発明は、遊技機
以外であっても扉を筐体にヒンジを介して回動可能に連
結してなるものであれば適用可能である。
【0024】また、上記の実施の形態においては、扉4
をヒンジ3(3A)の扉側取付部材35に取り付ける場
合、扉側取付部材35を開位置に位置させ、扉4を閉位
置側から開位置側へ向かう方向(一方向)へ回動させる
ようにしているが、扉側取付部材35がばね36によっ
て閉位置に位置固定されるように構成した場合には、扉
側取付部材35を閉位置に位置させ、扉4を開位置側か
ら閉位置側へ向かう方向(他方向)へ閉位置まで回動さ
せることにより、扉4を扉側取付部材35に回動不能に
連結するようにしてもよい。
【0025】また、上記前の実施の形態においては、基
準軸37を扉側取付部材35に、位置決め孔51aを被
支持部51に設け、後の実施の形態においては、基準軸
37及び係合軸38を扉側取付部材35Aに設け、位置
決め孔51a及び係合孔51dを被支持部51Aに設け
ているが、基準軸37と係合軸38との少なくとも一方
を被支持部51(51A)に下方に向かって立設しても
よく、その場合には当該少なくとも一方に対応する位置
決め孔51a又は係合孔51dを扉側取付部材35(3
5A)に設けるようにする。
【0026】さらに、上記後の実施の形態においては、
基準軸37の載置面35aからの高さを係合軸38の載
置面35aからの高さより高くし、それによって係合軸
38が係合孔51dに嵌合する前に基準軸37が位置決
め孔51aに嵌合するようにしているが、基準軸37,
38の高さを同一にする一方、位置決め孔51aと係合
孔51dとの形成位置を異なる高さにすることにより、
係合軸38が係合孔51dに嵌合する前に基準軸37が
位置決め孔51aに嵌合するようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、扉を扉側取付部材に取り付ける際に、扉の位置と向
きとを同時に調節する必要がなく、個別に調節すればよ
い。したがって、扉を扉側取付部材に容易に取り付ける
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る扉開閉装置が用いられた遊技機
の一例を示す斜視図である。
【図2】同遊技機において用いられているヒンジを示す
図であって、図2(A)は開状態における一部切欠き平
面図、図2(B)はその正面図、図2(C)は閉状態に
おける一部切欠き平面図である。
【図3】同遊技機の扉の要部を示す斜視図である。
【図4】同遊技機の筐体にヒンジを介して扉を支持させ
た状態の要部を示す平断面図である。
【図5】図4と同様の状態の要部を示す斜視図である。
【図6】同遊技機の筐体にヒンジを介して扉を取り付け
た状態の要部を示す平面図である。
【図7】図6と同様の状態の要部を示す斜視図である。
【図8】この発明に係る扉開閉装置が用いられた遊技機
の他の例を示す図であって、図8(A)はその一部切欠
き平面図、図8(B)はその正面図である。
【図9】図8に示すヒンジを用いて扉を筐体に取り付け
る際の取付直前の状態を示す要部の斜視図である。
【図10】図8に示すヒンジを用いて扉を筐体に取り付
けた状態の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 パチスロ遊技機(遊技機) 2 筐体 3 ヒンジ 3A ヒンジ 4 扉 31 筐体側取付部材 32 リンク 33 リンク 35 扉側取付部材 35A 扉側取付部材 35a 載置面(載置部) 35b ねじ孔 35c 当接面(係合部) 37 基準軸(基準軸部) 38 係合軸(係合軸部) 51 被支持部 51A 被支持部 51a 位置決め孔 51b 挿通孔 51c 係合片(係合部) 51d 係合孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体と、この筐体にヒンジを介して水平
    方向へ回動可能に支持された扉とを備え、上記ヒンジ
    が、上記筐体に取り付けられた筐体側取付部材と、この
    筐体側取付部材にそれぞれの基端部が水平方向へ回動可
    能に支持された一対のリンクと、各リンクの先端部に水
    平方向へ回動可能に支持され、上記扉が回動不能に連結
    される扉側取付部材とを有する扉開閉装置において、 上記扉側取付部材には水平な載置部が設けられ、上記扉
    には上記載置部に水平方向へ回動可能に載置される被支
    持部が設けられ、上記扉側取付部材と上記被支持部との
    いずれか一方には、他方側に向かって鉛直方向に延びる
    基準軸部が設けられ、他方には、上記基準軸部が水平方
    向へ回動可能に嵌合される位置決め孔が形成され、上記
    扉側取付部材と被支持部との間には、互いに嵌合する上
    記基準軸部及び上記位置決め孔と協働して、上記扉側取
    付部材と上記被支持部とを回動不能に連結する連結機構
    が設けられていることを特徴とする扉開閉装置。
  2. 【請求項2】 上記連結機構が、上記扉側取付部材と上
    記被支持部とのいずれか一方に軸線を鉛直方向に向けて
    設けられたねじ孔と、他方にこれを鉛直方向に貫通する
    ように設けられ、上記扉を上記基準軸部を中心として所
    定の回動位置に回動させたときに上記ねじ孔と軸線を一
    致させる挿通孔と、この挿通孔を貫通して上記ねじ孔に
    螺合された雄ねじ部材とを有していることを特徴とする
    請求項1に記載の扉開閉装置。
  3. 【請求項3】 上記扉側取付部材及び上記被支持部に
    は、上記扉を上記基準軸部を中心として上記所定の位置
    まで一方向へ回動させたときに、互いに係合して上記扉
    の同方向への回動を阻止する係合部がそれぞれ設けられ
    ていることを特徴とする請求項2に記載の遊扉開閉装
    置。
  4. 【請求項4】 上記連結機構が、上記扉側取付部材と上
    記被支持部とのいずれか一方に設けられた鉛直方向に延
    びる係合軸部と、他方に設けられ、上記扉の所定の回動
    位置において上記係合軸部が嵌合する係合孔とを有して
    いることを特徴とする請求項1に記載の扉開閉装置。
  5. 【請求項5】 上記基準軸部と上記係合軸部との両者
    が、上記扉側取付部材と上記被支持部との一方に設けら
    れ、上記扉を上記所定の回動位置において下方へ移動さ
    せたとき、上記基準軸部が上記位置決め孔に嵌合した
    後、上記係合軸部が上記係合孔に嵌合するように、上記
    基準軸部及び上記係合軸部並びに上記位置決め孔及び上
    記係合孔の各鉛直方向の位置が定められていることを特
    徴とする請求項4に記載の扉開閉装置。
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JP2007515579A (ja) * 2003-12-23 2007-06-14 アルツロ サリス ソシエタ ペル アチオニ スプリングを有する家具用ヒンジ

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