JP4050518B2 - 扉開閉装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、パチンコ遊技機等における筐体に扉を開閉回動可能に取り付けるための扉開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、パチンコ遊技機、パチスロ遊技機等の遊技機は、筐体と扉とを備えており、扉は筐体にヒンジを介して水平方向へ回動可能に支持されている。ヒンジは、筐体の一側部内面に取り付けられる筐体側取付部材と、この筐体側取付部材にそれぞれの基端部が鉛直な軸線を中心として水平方向へ回動可能に支持された一対のリンクと、各リンクの先端部に鉛直な軸線を中心として水平方向へ回動可能に支持された扉側取付部材とを有しており、扉側取付部材には扉が回動不能に取り付けられる。これにより、扉が筐体にヒンジを介して水平方向へ回動可能に取り付けられている。
【0003】
上記従来の遊技機においては、扉に下端が開放された水平方向に延びる係合凹部が形成される一方、扉側取付部材に上方に起立する係止片が設けられている。そして、係止片を係合凹部にその下端開放部から挿入することにより、扉が扉側取付部材に回動不能に取り付けられていた(特開平8−266729号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の遊技機において、扉を扉側取付部材に取り付ける場合には、係止片と係合凹部との位置及び向きを一致させる必要があり、そのためには扉の位置及び向きを同時に調節する必要がある。しかるに、扉が重いため、扉の位置と向きとの両者を同時に調節することが困難である。このため、扉の取付作業に多大の手間を要するという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、筐体と、この筐体にヒンジを介して水平方向へ回動可能に支持された扉とを備え、上記ヒンジが、上記筐体に取り付けられた筐体側取付部材と、この筐体側取付部材にそれぞれの基端部が水平方向へ回動可能に支持された一対のリンクと、各リンクの先端部に水平方向へ回動可能に支持され、上記扉が回動不能に連結される扉側取付部材とを有する遊技機において、上記扉側取付部材には水平な載置部が設けられ、上記扉には上記載置部に水平方向へ回動可能に載置される被支持部が設けられ、上記扉側取付部材と上記被支持部とのいずれか一方には、他方側に向かって鉛直方向に延びる基準軸部が設けられ、他方には、上記基準軸部が水平方向へ回動可能に嵌合される位置決め孔が形成され、上記扉側取付部材と被支持部との間には、互いに嵌合する上記基準軸部及び上記位置決め孔と協働して、上記扉側取付部材と上記被支持部とを回動不能に連結する連結機構が設けられていることを特徴としている。
この場合、上記連結機構は、上記扉側取付部材と上記被支持部とのいずれか一方に軸線を鉛直方向に向けて設けられたねじ孔と、他方にこれを鉛直方向に貫通するように設けられ、上記扉を上記基準軸部を中心として所定の回動位置に回動させたときに上記ねじ孔と軸線を一致させる挿通孔と、この挿通孔を貫通して上記ねじ孔に螺合された雄ねじ部材とを有していてもよい。その場合、上記扉側取付部材及び上記被支持部には、上記扉を上記基準軸部を中心として上記所定の位置まで一方向へ回動させたときに、互いに係合して上記扉の同方向への回動を阻止する係合部がそれぞれ設けられていることが望ましい。
また、上記連結機構は、上記扉側取付部材と上記被支持部とのいずれか一方に設けられた鉛直方向に延びる係合軸部と、他方に設けられ、上記扉の所定の回動位置において上記係合軸部が嵌合する係合孔とを有していてもよい。その場合には、上記基準軸部と上記係合軸部との両者が、上記扉側取付部材と上記被支持部との一方に設けられ、上記扉を上記所定の回動位置において下方へ移動させたとき、上記基準軸部が上記位置決め孔に嵌合した後、上記係合軸部が上記係合孔に嵌合するように、上記基準軸部及び上記係合軸部並びに上記位置決め孔及び上記係合孔の各鉛直方向の位置が定められていることが望ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図1〜図10を参照して説明する。
まず、図1〜図7に基づいてこの発明の一実施の形態を説明する。図1は、この発明に係る扉開閉装置が設けられたパチスロ遊技機(遊技機)1を示すものであり、このパチスロ遊技機1は、筐体2と、この筐体2に上下一対のヒンジ3,3を介して水平方向へ開閉回動可能に取り付けられた扉4とを備えている。
【0007】
筐体2は、略直方体状の箱状をなしており、その前面部が開放されている。この筐体2の左側部の内面には、上記一対のヒンジ3,3が鉛直方向へ互いに離れて取り付けられている。そして、扉4の左側部が一対のヒンジ3,3を介して筐体2の左側部に水平方向へ回動可能に取り付けられている。扉4は、筐体2の前面開放部を閉じた閉位置と図1に示す開位置との間を回動可能になっている。扉4は、筐体2の右側部内面にヒンジ3を介して回動可能に取り付けてもよい。
なお、筐体2と扉4との間には、扉4を閉位置に位置固定する施錠機構(図示せず)が設けられており、施錠機構を開錠すると、ヒンジ3に設けられた後述するばね36(図2参照)によって扉4が開位置まで回動させられるようになっている。
【0008】
図2に示すように、ヒンジ3は、筐体側取付部材31を有している。筐体側取付部材31は、筐体2の左側部内面にビスB1(図4〜図7参照)等によって固定されている。筐体側取付部材31の前端部(筐体2の前面側に位置する端部)には、一対のリンク32,33の各基端部が鉛直方向を向く軸34a,34bを介して水平方向へ回動可能に支持されている。各リンク32,33の先端部は、筐体2からその開放部を通って前方に突出しており、各リンク32,33の先端部には、扉側取付部材35が鉛直方向に延びる軸34c,34dを中心として水平方向へ回動可能に支持されている。扉側取付部材35には、上記扉4が後述するようにして取り付けられており、扉4が図1に示す開位置に回動すると、図2(A)に示すように、リンク32が軸34bに突き当たる。これにより、扉側取付部材35の矢印X方向への回動が規制され、それ以上扉4が開方向へ回動することができなくなっている。その一方、扉4は閉位置まで閉回動すると、筐体2の前面に突き当たる。これにより、扉4がそれ以上閉方向へ回動することができなくなるとともに、扉側取付部材35の矢印Y方向(閉方向)への回動が規制されている。
【0009】
扉側取付部材35は、付勢手段たるばね36によりリンク32を介して開方向(図2(A)の矢印X方向)へ常時回動付勢されている。したがって、筐体2と扉4との間に設けられた施錠装置によって扉4を閉位置に位置固定しない限り、扉側取付部材35及び扉4は開位置まで回動させられる。
【0010】
扉側取付部材35の上面は、水平な平面とされており、この実施の形態では扉側取付部材35の上面全体が載置面(載置部)35aになっている。載置面35aは、扉側取付部材35の上面の一部にのみ形成してもよい。載置面35aには、上方へ向かって起立する基準軸(基準軸部)37が設けられている。基準軸37は、扉側取付部材35を一方のリンク32に回動可能に連結する軸34cを載置面35aから上方へ突出させることによって構成されている。つまり、載置面35aから上方に突出する軸34cの上端部が基準軸37として兼用されているのである。基準軸37は、軸34cとは別に設けてもよい。例えば、軸34dを載置面35aから上方へ突出させて、これを基準軸37として兼用してもよく、あるいは軸34c,33dとは別の軸を載置面35aに立設し、これを基準軸37としてもよい。また、基準軸37は、載置面35aが扉側取付部材35の一部にのみ形成される場合には、扉側取付部材35の載置面35aと異なる箇所に設けてもよい。基準軸37の上端部には、上方へ向かって小径になるテーパ部37aが形成されている。
【0011】
扉側取付部材35の載置面35aには、軸線を鉛直方向に向けたねじ孔35bが形成されている。このねじ孔35bは、基準軸37に対して水平方向へ離れた箇所に配置されている。
【0012】
図1及び図3〜図7に示すように、扉4の左側部内面には、鉛直方向に延びる断面L字状の防犯プレート5が設けられている。この防犯プレート5は、扉4を閉じたときに扉4と筐体2との間からピアノ線等を筐体2内に挿入して不正が行われるのを防止するためのものである。鉛直方向においてヒンジ3の設置箇所とほぼ同一箇所における防犯プレート5には、その一部を切り起こすことにより、水平方向前方(扉4を閉じたときに扉4から筐体2に向かう方向)に突出する被支持部51が形成されている。この被支持部51が載置面35aに載置されることにより、扉4がヒンジ3を介して筐体2に支持されている。
【0013】
被支持部51には、これを鉛直方向に貫通する位置決め孔51a及び挿通孔51bが形成されている。位置決め孔51aには、その下側から基準軸37が挿入され、回動可能に嵌合されている。基準軸37は、その上端部に上方へ向かって先細りのテーパ部37aが形成されているので、位置決め孔51aに容易に挿入することができる。基準軸37を位置決め孔51aに嵌合させた状態では、扉4が扉側取付部材35に対し基準軸37を中心として水平方向へ回動可能に連結される。
【0014】
挿通孔51bは、扉側取付部材35及び扉4を開位置に位置させたとき、挿通孔51bの軸線がねじ孔35bの軸線と一致するように配置されている。したがって、図7に示すように、扉側取付部材35及び扉4を開位置に位置させることにより、締付ボルト(雄ねじ部材)B2を挿通孔51bにその上方から挿通してねじ孔35bに螺合させることができる。そして、締付ボルトB2を閉め付けると、扉側取付部材35と被支持部51とが基準軸37及び締付ボルトB2により2点で固定される。これにより、扉4が扉側取付部材35に回動不能に取り付けられている。これから明かなように、ねじ孔35b、挿通孔51b及び締付ボルトB2により、基準軸37及び位置決め孔51aと協働して扉側取付部材35と被支持部51とを回動不能に連結する連結機構が構成されている。
【0015】
被支持部51の先端部には、下方に向かって突出する係合片(係合部)51cが形成されている。この係合片51cは、図6に示すように、扉側取付部材35を開位置に位置させた状態にして、扉4を基準軸37を中心として閉位置側から開位置まで回動させたとき、扉側取付部材35の当接面(係合部)35cに突き当たるように配置されている。したがって、扉側取付部材35を開位置に位置させた状態で、係合片51cが当接面35cに突き当たるまで扉4を基準軸37を中心として開方向へ回動させると、扉4が開位置に位置するとともに、挿通孔51bの軸線がねじ孔35bの軸線と一致するようになる。
【0016】
上記構成の遊技機1において、扉4を筐体2に取り付けるに際しては、予めヒンジ3の扉側取付部材35を開位置に位置させておく。これは、扉側取付部材35を自由状態にすることにより、ばね36によって自動的に行われる。一方、扉4については、開位置と閉位置との間の任意の位置に位置させておく。このようにセットしたら、まず位置決め孔51aを基準軸37の上方に位置させる。その後、扉4を下方へ移動させて、位置決め孔51aに基準軸37を挿入する。このとき、扉4については、その位置合わせを行うだけでよく、その向き(回動位置)を考慮する必要がない。したがって、基準軸37を位置決め孔51aに容易に挿入することができる。特に、この実施の形態においては、基準軸37の上端部に上方に向かって先細りのテーパ部37が形成されているので、基準軸37を位置決め孔51aにより一層容易に挿入することができる。次に、扉4を基準軸37を中心として開位置(所定の位置)側へ回動させる。このときには、扉4の自重が扉側取付部材35の載置面35aにより被支持部51を介して支持されているので、扉4を容易に回動位置させることができる。扉4を開位置まで回動させると、係合片51cが当接面35cに突き当たる。したがって、扉4を開位置に容易に位置決めすることができる。扉4が開位置に達すると、挿通孔51bとねじ孔35bとの軸線が一致する。そこで、挿通孔51bの上方から締付ボルトB2を挿入し、さらにねじ孔35bに螺合させる。そして、締付ボルトB2を締め付けることにより、扉4を筐体2にヒンジ3を介して取り付ける。
【0017】
このように、この遊技機1においては、基準軸37を位置決め孔51aに嵌合させた後、扉4を開位置まで回動させて挿通孔51bとねじ孔35bとの軸線を一致させ、挿通孔51bからねじ孔35bに螺合されら締付ボルトB2を締め付けることにより、扉4を扉側取付部材35に連結固定することができるから、扉4の位置と向きとを同時に調節する必要がなく、個別に調節すればよい。したがって、扉4を扉側取付部材35に容易に連結することができる。
【0018】
次に、図8〜図10に示すこの発明の他の実施の形態について説明する。これらの図に示す実施の形態においては、ヒンジ3に代えてヒンジ3Aが用いられている。ヒンジ3Aは、扉側取付部材35に代わる扉側取付部材35Aを有している。この扉側取付部材35Aには、載置面35aから上方に起立する係合軸(係合軸部)38が設けられている。この係合軸38は、載置面35aから上方へ突出させられた軸34dの上端部が兼用されている。係合軸38は、軸34dとは別個に設けてもよい。また、載置面35aが扉側取付部材35の上面の一部にのみ設けられている場合には、載置面35a以外の上面に係合軸38を設けてもよい。係合軸38の基準面35aからの高さは、基準軸37の基準面35aからの高さより低く設定されている。係合軸38の上端部には、上方へ向かって小径になるテーパ部38aが形成されている。
【0019】
一方、扉4には被支持部51に代わる被支持部51Aが設けられている。被支持部51Aには、上記の実施の形態における挿通孔51bが形成されておらず、それに代えて係合孔51dが形成されている。この係合孔51dは、係合軸38が嵌合可能であり、扉側取付部材35を開位置に位置させた状態で、扉4を基準軸37を中心として閉位置側から開位置まで回動させると、係合孔51dの軸線が係合軸38の軸線と一致するように配置されている。
【0020】
扉4を筐体2にヒンジ3Aを介して取り付ける場合には、予めヒンジ3Aの扉側取付部材35を開位置に位置させておくとともに、扉4を扉開位置より閉位置側の任意の回動位置に位置させておく。そのような状態において、まず被支持部51の位置決め孔51aを基準軸37のほぼ真上に位置させる。そして、扉4を下方へ移動させることによって位置決め孔51aにその下側から基準軸37を挿入する。その後、扉4をさらに下方へ移動させ、被支持部51の下面を係合軸38の上端部に突き当てる。この状態では、扉4が被支持部51及びヒンジ3Aを介して筐体2に支持される。その後、扉4を基準軸37を中心として開位置側へ回動させる。このとき、扉4をガタなく円滑に回動させることができるよう、被支持部51が係合軸38の上端部に突き当たった状態のとき、基準軸37のテーパ部37aより下側の部分、つまり位置決め孔51aの内径とほぼ同一の外径を有する部分が位置決め孔51aに嵌合するように、基準軸37の高さを設定しておくのが望ましい。
【0021】
扉4を開位置の直前まで回動させると、係合孔51dが係合軸38のテーパ部38aと対向する。その結果、扉4が自重によって下方へ移動するとともに、テーパ部38aが係合孔51dに自動的に入り込む。したがって、この実施の形態では、扉4を開位置に位置決めするための係合片51cが不用である。その後、被支持部51が扉側取付部材35の載置面35aに突き当たるまで扉4が下方へ移動すると、係合軸38のテーパ部38aより下側の部分が係合孔51dに嵌合する。その結果、扉4が開位置まで自動的に回動させられる。この状態では、基準軸37及び係合軸38が位置決め孔51a及び係合孔51dにそれぞれ嵌合するので、扉4が扉側取付部材35に回動不能に連結される。これから明かなように、この実施の形態では、係合軸38及び係合孔51dにより、基準軸37及び位置決め孔51aと協働して扉側取付部材35と被支持部51とを回動不能に連結する連結機構が構成されている。その後、扉4がさらに下方へ移動すると、被支持部51が載置面51aに載置される。これにより、扉4がヒンジ3Aを介して筐体2に支持される。
【0022】
このように、この実施の形態においても、基準軸37を位置決め孔51aに嵌合させた後、扉4を回動させることによって扉4が扉側取付部材35に回動不能に連結されるから、扉4の位置と向きとを同時に調節する必要がなく、個別に調節すればよい。したがって、扉4を扉側取付部材35に容易に連結することができる。
【0023】
なお、この発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。
例えば上記の実施の形態は、この発明を遊技機の一種であるパチスロ遊技機に適用したものであるが、この発明は、遊技機以外であっても扉を筐体にヒンジを介して回動可能に連結してなるものであれば適用可能である。
【0024】
また、上記の実施の形態においては、扉4をヒンジ3(3A)の扉側取付部材35に取り付ける場合、扉側取付部材35を開位置に位置させ、扉4を閉位置側から開位置側へ向かう方向(一方向)へ回動させるようにしているが、扉側取付部材35がばね36によって閉位置に位置固定されるように構成した場合には、扉側取付部材35を閉位置に位置させ、扉4を開位置側から閉位置側へ向かう方向(他方向)へ閉位置まで回動させることにより、扉4を扉側取付部材35に回動不能に連結するようにしてもよい。
【0025】
また、上記前の実施の形態においては、基準軸37を扉側取付部材35に、位置決め孔51aを被支持部51に設け、後の実施の形態においては、基準軸37及び係合軸38を扉側取付部材35Aに設け、位置決め孔51a及び係合孔51dを被支持部51Aに設けているが、基準軸37と係合軸38との少なくとも一方を被支持部51(51A)に下方に向かって立設してもよく、その場合には当該少なくとも一方に対応する位置決め孔51a又は係合孔51dを扉側取付部材35(35A)に設けるようにする。
【0026】
さらに、上記後の実施の形態においては、基準軸37の載置面35aからの高さを係合軸38の載置面35aからの高さより高くし、それによって係合軸38が係合孔51dに嵌合する前に基準軸37が位置決め孔51aに嵌合するようにしているが、基準軸37,38の高さを同一にする一方、位置決め孔51aと係合孔51dとの形成位置を異なる高さにすることにより、係合軸38が係合孔51dに嵌合する前に基準軸37が位置決め孔51aに嵌合するようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、扉を扉側取付部材に取り付ける際に、扉の位置と向きとを同時に調節する必要がなく、個別に調節すればよい。したがって、扉を扉側取付部材に容易に取り付けることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る扉開閉装置が用いられた遊技機の一例を示す斜視図である。
【図2】同遊技機において用いられているヒンジを示す図であって、図2(A)は開状態における一部切欠き平面図、図2(B)はその正面図、図2(C)は閉状態における一部切欠き平面図である。
【図3】同遊技機の扉の要部を示す斜視図である。
【図4】同遊技機の筐体にヒンジを介して扉を支持させた状態の要部を示す平断面図である。
【図5】図4と同様の状態の要部を示す斜視図である。
【図6】同遊技機の筐体にヒンジを介して扉を取り付けた状態の要部を示す平面図である。
【図7】図6と同様の状態の要部を示す斜視図である。
【図8】この発明に係る扉開閉装置が用いられた遊技機の他の例を示す図であって、図8(A)はその一部切欠き平面図、図8(B)はその正面図である。
【図9】図8に示すヒンジを用いて扉を筐体に取り付ける際の取付直前の状態を示す要部の斜視図である。
【図10】図8に示すヒンジを用いて扉を筐体に取り付けた状態の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 パチスロ遊技機(遊技機)
2 筐体
3 ヒンジ
3A ヒンジ
4 扉
31 筐体側取付部材
32 リンク
33 リンク
35 扉側取付部材
35A 扉側取付部材
35a 載置面(載置部)
35b ねじ孔
35c 当接面(係合部)
37 基準軸(基準軸部)
38 係合軸(係合軸部)
51 被支持部
51A 被支持部
51a 位置決め孔
51b 挿通孔
51c 係合片(係合部)
51d 係合孔

Claims (5)

  1. 筐体と、この筐体にヒンジを介して水平方向へ回動可能に支持された扉とを備え、上記ヒンジが、上記筐体に取り付けられた筐体側取付部材と、この筐体側取付部材にそれぞれの基端部が水平方向へ回動可能に支持された一対のリンクと、各リンクの先端部に水平方向へ回動可能に支持され、上記扉が回動不能に連結される扉側取付部材とを有する扉開閉装置において、
    上記扉側取付部材には水平な載置部が設けられ、上記扉には上記載置部に水平方向へ回動可能に載置される被支持部が設けられ、上記扉側取付部材と上記被支持部とのいずれか一方には、他方側に向かって鉛直方向に延びる基準軸部が設けられ、他方には、上記基準軸部が水平方向へ回動可能に嵌合される位置決め孔が形成され、上記扉側取付部材と被支持部との間には、互いに嵌合する上記基準軸部及び上記位置決め孔と協働して、上記扉側取付部材と上記被支持部とを回動不能に連結する連結機構が設けられていることを特徴とする扉開閉装置。
  2. 上記連結機構が、上記扉側取付部材と上記被支持部とのいずれか一方に軸線を鉛直方向に向けて設けられたねじ孔と、他方にこれを鉛直方向に貫通するように設けられ、上記扉を上記基準軸部を中心として所定の回動位置に回動させたときに上記ねじ孔と軸線を一致させる挿通孔と、この挿通孔を貫通して上記ねじ孔に螺合された雄ねじ部材とを有していることを特徴とする請求項1に記載の扉開閉装置。
  3. 上記扉側取付部材及び上記被支持部には、上記扉を上記基準軸部を中心として上記所定の位置まで一方向へ回動させたときに、互いに係合して上記扉の同方向への回動を阻止する係合部がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項2に記載の遊扉開閉装置。
  4. 上記連結機構が、上記扉側取付部材と上記被支持部とのいずれか一方に設けられた鉛直方向に延びる係合軸部と、他方に設けられ、上記扉の所定の回動位置において上記係合軸部が嵌合する係合孔とを有していることを特徴とする請求項1に記載の扉開閉装置。
  5. 上記基準軸部と上記係合軸部との両者が、上記扉側取付部材と上記被支持部との一方に設けられ、上記扉を上記所定の回動位置において下方へ移動させたとき、上記基準軸部が上記位置決め孔に嵌合した後、上記係合軸部が上記係合孔に嵌合するように、上記基準軸部及び上記係合軸部並びに上記位置決め孔及び上記係合孔の各鉛直方向の位置が定められていることを特徴とする請求項4に記載の扉開閉装置。
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