JP2002219253A - 遊技機における扉体のヒンジ連結構造 - Google Patents

遊技機における扉体のヒンジ連結構造

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JP2002219253A
JP2002219253A JP2001019989A JP2001019989A JP2002219253A JP 2002219253 A JP2002219253 A JP 2002219253A JP 2001019989 A JP2001019989 A JP 2001019989A JP 2001019989 A JP2001019989 A JP 2001019989A JP 2002219253 A JP2002219253 A JP 2002219253A
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hinge pin
glass frame
base frame
door
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Takaaki Ichihara
高明 市原
Mutsumi Tsuboi
睦 坪井
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Daiichi Shokai Co Ltd
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Daiichi Shokai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】扉体の閉状態で、前記扉体と遊技機本体とを連
結するヒンジピンが、外部から操作できないようにする
ことである。 【解決手段】基枠Bとガラス枠Cとを連結するためのヒ
ンジ連結部H1 を構成する支持スリーブ5に挿通された
上側ヒンジピン6の一端部を、前記支持スリーブ5に垂
直状態で挿通された起立部6aに対して略直角に折り曲
げて係合部8を形成し、基枠Bを構成する柱状部材13
における上側ヒンジピン6の係合部8と対応する部分
に、ガラス枠Cの閉状態で前記係合部8を係合させるた
めの係合凹部7を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機を構成する
遊技機本体に対して扉体がヒンジピンを介して連結され
た構造に関するものである。本明細書では、遊技機(封
入式のパチンコ機)におけるガラス枠と、該ガラス枠を
支持する基枠との連結構造について説明する。
【0002】
【従来の技術】封入式のパチンコ機Pは、図13に示さ
れるように、四辺が木材で構成されている外枠Aと、該
外枠Aに対して開閉可能にヒンジ連結され、遊技盤1が
嵌め込まれた基枠Bと、該基枠Bに対して開閉可能にヒ
ンジ連結され、ガラス2が嵌め込まれたガラス枠Cとか
ら構成されている。ここで、前記外枠Aと前記基枠Bと
は、正面視における外枠Aの左側面部の上下に取付けら
れた各支持板51と、前記各支持板51に対応して基枠
Bの左側面部の上下に取付けられた各支持板52とが、
各第1ヒンジピン53によってヒンジ連結されている。
このため、両者は、各第1ヒンジピン53の軸心を中心
にして、相対的に回動可能である。
【0003】そして、前記基枠Bと前記ガラス枠Cは、
図14及び図15に示されるように、正面視における両
者の左側縁部の上下に取付けられたヒンジ連結部H',H
2 により、相対回動可能にして連結されている。従来の
ヒンジ連結部H’について説明する。ガラス枠Cの左側
壁部54には、鉄板を折り曲げて形成した支持スリーブ
55に、第2ヒンジピン56が挿通されている。この第
2ヒンジピン56は、略「L」字状であり、ほぼ水平に
屈曲された下端部が、前記支持スリーブ55に取付けら
れた引張りばね57によって、持ち上げられている。そ
して、その上端部が、基枠Bに設けられた支持板58の
ピン挿通孔に挿通されている。このため、ガラス枠C
は、前記第2ヒンジピン56の上端部の軸心を中心に、
回動可能である。上記した構成のヒンジ連結部H’は、
ガラス枠Cのような比較的軽量の扉体を、コンパクトに
支えるヒンジ構造として有用である。そして、下側のヒ
ンジ連結部H2 は、基枠Bに取付けられた支持板59
に、ガラス枠Cの左側壁部54に取付けられたピン60
が挿通された構成である。なお、61は、ガラス枠Cの
回動時に、前記第1ヒンジピン53の下端部が入り込む
ための逃し部である。
【0004】ガラス枠Cを基枠Bから分離させる場合、
図16に示されるように、開状態のガラス枠Cを持ち上
げ、各第2ヒンジピン56を、対応するピン挿通孔から
離脱させ、手前側に引き出す。
【0005】前記ガラス枠Cは、その閉状態で基枠Bに
設けられたシリンダ錠3(図1参照)によってロックさ
れる。このため、前記シリンダ錠3のロックを解除させ
ることなくガラス枠Cを開くことは極めて困難である。
【0006】しかし、この状態のパチンコ機Pの遊技盤
1の盤面に不正操作が及ぶ場合がある。例えば、ガラス
枠Cの閉状態で、ガラス枠Cと基枠Bとの間に形成され
た僅かな隙間(図示せず)からドライバ等を差し込んで
第2ヒンジピン56を押し下げ、該第2ヒンジピン56
の上端を支持板58から外して、基枠Bとガラス枠Cと
を分離させる。その上で、前記隙間を広げ、場合によっ
ては、ガラス枠Cを外して、遊技盤1の盤面に不正操作
を及ぼす。しかし、ガラス枠Cを開閉可能に連結する構
造の基枠B、或いは、ガラス枠Cの形状を検討して、双
方間の僅かな隙間をなくすことは、容易ではない。この
ため、従来のヒンジ連結部H’では、上記した不正行為
を防止することは困難である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した不
具合に鑑み、扉体の閉状態において、遊技機を構成する
遊技機本体と前記扉体とを連結するためのヒンジピン
を、外部から操作できないようにすることを課題として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1に記載の発明は、遊技機を構成する遊技機本
体に対して扉体がヒンジピンを介して連結された構造で
あって、前記遊技機本体又は扉体のいずれか一方に、係
合部を備えたヒンジピンが軸方向に移動自在に取付けら
れ、その他方に、前記ヒンジピンの係合部と係合可能な
被係合部が設けられ、前記扉体の閉状態において、前記
係合部と前記被係合部との係合により、前記ヒンジピン
が軸方向に移動不能となる構成であることを特徴として
いる。
【0009】請求項1に記載の発明では、遊技機を構成
する遊技機本体と扉体とは、ヒンジピンを介して連結さ
れている。そして、前記遊技機本体又は扉体のいずれか
一方には、係合部を備えたヒンジピンが、軸方向に移動
自在に取付けられていて、他方には、前記ヒンジピンの
係合部と係合可能な被係合部が設けられている。扉体の
閉状態において、前記ヒンジピンの係合部と前記被係合
部とが係合され、ヒンジピンは軸方向に移動不能となる
ため、該ヒンジピンを外部から操作して、扉体と遊技機
本体との間に大きな隙間を形成させることは極めて困難
である。この結果、遊技機本体と扉体との間に隙間が形
成されず、前記隙間から異物が挿入される等の不正行為
が遊技機に及ぶことが防止できる。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明を前提として、前記ヒンジピンの係合部は、その
一部を略直角に折り曲げた折曲げ部で構成され、前記被
係合部は、遊技機本体又は扉体のいずれか一方に設けら
れた凹部で構成されていることを特徴としている。ま
た、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明を
前提として、前記ヒンジピンの係合部は、その一部を略
直角に折り曲げた折曲げ部で構成され、前記被係合部
は、遊技機本体又は扉体のいずれか一方に設けられた凸
部であることを特徴としている。
【0011】請求項2又は3に記載の発明は、前記ヒン
ジピンの係合部は、その一部を略直角に折り曲げた折曲
げ部であり、前記被係合部は、遊技機本体又は扉体のい
ずれか一方に設けられた凹部、或いは、凸部である。即
ち、遊技機本体又は扉体の一方側に、略直角に折り曲げ
られたヒンジピンを取付け、他方側に凹部又は凸部を設
けるだけで済むため、その構成は極めて簡単である。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
3のいずれかに記載の発明を前提として、ヒンジピン
は、保持手段によって回動防止が図られた状態で保持さ
れていて、しかも、扉体の閉状態で、そのまま前記被係
合部に係合される。即ち、扉体が閉状態のときにのみ、
被係合部と係合される構成であるため、扉体の開閉に支
障がない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、実施形態を挙げて本発明を
更に詳細に説明する。図1はガラス枠Cが開状態の封入
式のパチンコ機Pの斜視図、図2は封入式のパチンコ機
Pの正面図、図3はヒンジ連結部H1 の拡大図、図4は
基枠Bとガラス枠Cとを分離させた状態の斜視図、図5
はガラス枠Cが開状態のときのヒンジ連結部H1 の側面
図、図6は図5の要部の拡大図、図7は図6のX−X線
断面図、図8は図6の平面図である。図1及び図2に示
されるように、正面視におけるガラス枠Cの左側縁部の
上下に、該ガラス枠Cを基枠Bに対して回動可能に支持
するための各ヒンジ連結部H1,H2 が取付けられてい
る。
【0014】最初に、上側のヒンジ連結部H1 について
説明する。図3ないし図6に示されるように、正面視に
おけるガラス枠Cの左側壁部4には、高さ方向に沿って
略円筒状の支持スリーブ5が固着されている。この支持
スリーブ5には、上側ヒンジピン6の起立部6aが挿通
されている。該上側ヒンジピン6は、正面視において略
L字状であり、垂直状態に配置される起立部6aと、一
端部が前記起立部6aに対してほぼ直角に折り曲げられ
た折曲げ部6bとから構成されている。そして、前記折
曲げ部6bの先端部は、該折曲げ部6bの外径よりも大
きくなっていて、基枠Bに形成された係合凹部7(後
述)に嵌まり込む係合部8が形成されている。
【0015】また、前記上側ヒンジピン6は、ガラス枠
Cの左側壁部4に、引張りばね9により持上げ状態で取
付けられている。即ち、前記左側壁部4の一部が切り欠
かれ、その切欠き部分が外側に突出した状態で屈曲され
て、ばね引掛け部材11が形成されている。そして、上
側ヒンジピン6の折曲げ部6bで、前記ばね引掛け部材
11の直下の部分には、周方向に沿って環状溝12が形
成されている。前記引張りばね9は、その上端部が、前
記ばね引掛け部材11に引っ掛けられていると共に、そ
の下端部が、上側ヒンジピン6の環状溝12に引っ掛け
られている。このようにして、上側ヒンジピン6は、そ
の起立部6aを支持スリーブ5に挿通させた状態で、引
張りばね9により持上げ状態で取付けられている。この
ため、上側ヒンジピン6は、引張りばね9の引張力に抗
して、下方にのみ移動可能である。
【0016】そして、前記上側ヒンジピン6の起立部6
aの上端部は、支持スリーブ5の上端面から突出されて
いる。また、ガラス枠Cの閉状態において、基枠Bにお
けるガラス枠Cの左側壁部4と対向する柱状部材13
で、支持スリーブ5の上端面から突出した上側ヒンジピ
ン6の起立部6aの上端部と対応する位置には、平面視
において略半円板状の基枠側支持板14が固着されてい
る。上側ヒンジピン6の起立部6aが、前記基枠側支持
板14のピン挿通孔14aに挿通されることによって、
基枠Bとガラス枠Cとが、上側ヒンジピン6の起立部6
aの軸心を中心にして、相対回動可能に連結される。
【0017】また、支持スリーブ5の上面で、前記基枠
側支持板14と対応する位置には、側面視において略
「コ」の字状のガラス枠側支持板15が固着されてい
る。前記上側ヒンジピン6の起立部6aが、基枠側支持
板14のピン挿通孔14aに挿通されるときに、前記ガ
ラス枠側支持板15が前記基枠側支持板14に支持され
ることにより、ガラス枠Cが基枠Bに支持される。
【0018】図4ないし図8に示されるように、基枠B
を構成する柱状部材13において、上側ヒンジピン6の
折曲げ部6bの先端に設けられた係合部8と対応する部
分(柱状部材13の出隅部)には、該係合部8が入り込
む係合凹部7が形成されている。この係合凹部7の高さ
方向の内側寸法は、上側ヒンジピン6の係合部8の外径
よりも僅かに大きい。ガラス枠Cが閉状態にあるとき、
前記係合部8が前記係合凹部7に嵌まり込むため、上側
ヒンジピン6は上下移動不能となる。その状態を、図6
及び図8において二点鎖線で示す。この結果、閉状態の
ガラス枠Cと基枠Bとの間に形成された僅かな隙間にド
ライバ等が差し込まれて、前記上側ヒンジピン6が操作
されても、該上側ヒンジピン6を上下方向に移動させる
ことは極めて困難である。
【0019】次に、下側のヒンジ連結部H2 について、
簡単に説明する。ガラス枠Cの左側壁部4から張り出さ
れたガラス枠側支持板16の底面に、下側ヒンジピン1
7が、下方に向かって突設されている。この下側ヒンジ
ピン17の軸心は、上側ヒンジピン6の起立部6aの軸
心と同一直線上に存している。そして、前記下側ヒンジ
ピン17は、基枠Bから張り出された基枠側支持板18
のピン挿通孔18aに挿通される。上記した結果、基枠
Bとガラス枠Cは、上下の各ヒンジピン6,17の軸心
を中心に、相対回動可能である。
【0020】本発明に係るヒンジ連結構造(ヒンジ連結
部H1 )を有する封入式のパチンコ機Pにおけるガラス
枠Cの作用について説明する。図6に示されるように、
ガラス枠Cは、支持スリーブ5の上面に固着されたガラ
ス枠側支持板15が、基枠Bに取付けられた基枠側支持
板14に載置されることによって支持されている。そし
て、支持スリーブ5に挿通された上側ヒンジピン6の起
立部6aの上端部が、基枠側支持板14のピン挿通孔1
4aに挿通されていて、しかも、下側ヒンジピン17
が、下側の基枠側支持板18のピン挿通孔18aに挿通
されることにより、基枠Bとガラス枠Cとはヒンジ連結
されている。基枠Bとガラス枠Cは、上下の各ヒンジピ
ン6,17の軸心を中心に、相対回動可能である。ガラ
ス枠Cが開状態にあるとき、引張りばね9により、持上
げ状態で取付けられた上側ヒンジピン6の折曲げ部6b
は、ガラス枠Cの左側壁部4に対してほぼ平行に配置さ
れている。また、前記引張りばね9によって持ち上げら
れることにより、上側ヒンジピン6の折曲げ部6bが、
ガラス枠Cの左側壁部4に対してほぼ平行に配置された
状態が維持される。即ち、上側ヒンジピン6の回動防止
が図られている。この結果、ガラス枠Cを開閉するとき
の振動等により、ガラス枠Cの左側壁部4に対する上側
ヒンジピン6の折曲げ部6bの位置が変化することはな
い。また、この状態で、基枠側支持板14の底面14b
と、ガラス枠側支持板15において、前記底面14bと
の相対向面15aとの間隔t1 は、下側ヒンジピン17
の突出長さt2 よりも大きい。
【0021】ガラス枠Cが閉じられるとき、上下の各ヒ
ンジピン6,17と引張りばね9は、前記ガラス枠Cと
一体となって同方向に回動され、開状態でガラス枠Cの
左側壁部4と基枠Bの柱状部材13との間に形成された
空間部V1 (図6参照)に配置される。同時に、上側ヒ
ンジピン6の折曲げ部6bの先端に設けられた係合部8
は、基枠Bの柱状部材13の出隅部に設けられた係合凹
部7に、そのまま嵌まり込み、上下に移動不能にして係
合される。
【0022】この状態で、基枠Bとガラス枠Cとの間に
形成された僅かな隙間にドライバ等が差し込まれ、上側
ヒンジピン6が操作されても、該上側ヒンジピン6を上
下に移動させることは極めて困難である。この結果、基
枠Bとガラス枠Cとの間に大きな隙間が形成されること
が防止され、前記基枠Bに取付けられた遊技盤1に、不
正行為が及ぶことが防止される。
【0023】次に、基枠Bとガラス枠Cとを分離させる
場合の作用について説明する。図9に示されるように、
ガラス枠Cを開状態にし、引張りばね9の引張力に抗し
て上側ヒンジピン6を引き下げる。すると、上側ヒンジ
ピン6の起立部6aの上端部が、基枠側支持板14のピ
ン挿通孔14aから外れ、基枠Bとガラス枠Cとの連結
が解除される。続いて、前記上側ヒンジピン6を引き下
げたまま、ガラス枠C全体を持ち上げる。前述したよう
に、基枠側支持板14の底面14bと、ガラス枠側支持
板15における前記底面14bとの相対向面15aとの
間隔t1 は、下側ヒンジピン17の突出長さt2 よりも
大きいため、前記底面14bと前記相対向面15aとを
当接させると、下側ヒンジピン17は、下側の基枠側支
持板18のピン挿通孔18aから離脱される。
【0024】この状態で、図10に示されるように、ガ
ラス枠Cを手前側に移動させる。このとき、前記上側ヒ
ンジピン6は、その起立部6aが支持スリーブ5に挿通
されたまま、ガラス枠Cと一体になって移動される。ま
た、ガラス枠Cと基枠Bとを分離させた後、上側ヒンジ
ピン6は、引張りばね9によって、ガラス枠Cと一体の
ままで保持される。このため、該上側ヒンジピン6を紛
失するおそれは全くない。
【0025】次に、別の実施例のヒンジ連結部H1'につ
いて説明する。この実施例は、図11に示されるよう
に、柱状部材13の下半部が空間部V2 となっていて、
所定位置にストッパ板19が、水平にして取付けられて
いる場合である。ガラス枠Cが閉状態のとき、上側ヒン
ジピン6の係合部8は、前記空間部V2 に配置される。
そして、この状態で、前記係合部8は、前記ストッパ板
19の直上に配置される。
【0026】上側ヒンジピン6の軸心を中心にして、基
枠Bとガラス枠Cとを相対回動させると、図11及び図
12に二点鎖線で示されるように、前記係合部8は、前
記ストッパ板19の直上に配置される。このため、ガラ
ス枠Cの閉状態において、基枠Bとガラス枠Cとの間に
形成された僅かな隙間からドライバ等が差し込まれて、
前記上側ヒンジピン6が操作されても、該上側ヒンジピ
ン6を下方に移動させることは極めて困難である。
【0027】上記した各実施例のヒンジ連結部H1,H1'
は、ガラス枠Cの側に取付けられた上側ヒンジピン6の
係合部8が、基枠Bの側に設けられた係合凹部7又はス
トッパ板19に係合される形態である。このため、いず
れの場合であっても、ヒンジ連結部H1,H1'の構成が極
めて簡単になるという利点がある。
【0028】本実施例では、上下の各ヒンジピン6,1
7が、ガラス枠Cに取付けられている場合について説明
したが、それらが基枠Bに取付けられている場合であっ
ても構わない。また、本実施例の封入式のパチンコ機P
では、ガラス枠Cの閉状態で、上側のヒンジ連結部H1
を構成する上側ヒンジピン6のみが移動不能に取付けら
れた構成であるが、上下の各ヒンジピン6,17を移動
不能にしても構わない。この場合、より確実に不正行為
を防止することができる。更に、本実施例の各ヒンジピ
ン6,17は、いずれも垂直に配置された場合である
が、水平に配置されていても構わない。
【0029】本実施例の場合、上側ヒンジピン6の回動
防止を図るための保持手段は、引張りばね9である。し
かし、それ以外の保持手段(例えば、支持スリーブ5と
上側ヒンジピン6とを、抜き取り可能なピンで、一体に
係合させる構成)であっても構わない。
【0030】本実施例では、封入式のパチンコ機Pにお
ける基枠Bとガラス枠Cとのヒンジ連結部H1,H1'につ
いて説明した。しかし、封入式ではなく、球の払出しの
ある一般のパチンコ機のガラス枠であっても構わない。
また、ガラス枠に限らず、機構枠、その他の扉体に適用
することもできる。更に、本発明の扉体のヒンジ連結構
造が取付けられる遊技機は、パチンコ機以外の遊技機
(たとえば、スロットマシン)であっても構わない。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る扉体のヒンジ連結構造は、
遊技機を構成する遊技機本体と扉体とを連結させるもの
であり、前記遊技機本体又は扉体のいずれか一方に、係
合部を備えたヒンジピンが軸方向に移動自在に取付けら
れ、その他方に、前記ヒンジピンの係合部と係合可能な
被係合部が設けられている。そして、前記扉体の閉状態
において、前記係合部と前記被係合部との係合により、
前記ヒンジピンが軸方向に移動不能となる構成である。
このため、遊技機本体と扉体との間に僅かな隙間が形成
されていて、この隙間からヒンジピンを操作しようとし
ても、該ヒンジピンは軸方向に移動不能である。この結
果、遊技機本体と扉体との間の隙間が広げられたり、場
合によってはガラス枠が外されたりして、不正行為が遊
技機に及ぶことが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガラス枠Cが開状態の封入式のパチンコ機Pの
斜視図である。
【図2】封入式のパチンコ機Pの正面図である。
【図3】ヒンジ連結部H1 の拡大図である。
【図4】基枠Bとガラス枠Cとを分離させた状態の斜視
図である。
【図5】ガラス枠Cが開状態のときのヒンジ連結部H1
の側面図である。
【図6】図5の要部の拡大図である。
【図7】図6のX−X線断面図である。
【図8】図6の平面図である。
【図9】上側ヒンジピン6を引き下げて、基枠Bとガラ
ス枠Cとの連結を解除する状態の作用説明図である。
【図10】ガラス枠Cを移動させて、基枠Bから分離さ
せる状態の作用説明図である。
【図11】別の実施例のヒンジ連結部H1'の正面図であ
る。
【図12】同じく平面断面図である。
【図13】封入式のパチンコ機Pの外枠Aに対して、基
枠Bとガラス枠Cとを開いた状態の斜視図である。
【図14】従来の封入式のパチンコ機Pにおける基枠B
とガラス枠Cとのヒンジ連結部H’の模式図である。
【図15】図14のY−Y線断面図である。
【図16】従来の封入式のパチンコ機Pにおいて、基枠
Bとガラス枠Cとを分離させる状態を示す図である。
【符号の説明】
B:基枠(遊技機本体) C:ガラス枠(扉体) H1,H1':ヒンジ連結部 P:パチンコ機(遊技機) 1:遊技盤 6:上側ヒンジピン 6b:折曲げ部(係合部) 7:係合凹部(被係合部) 8:係合部 9:引張りばね(保持手段) 19:ストッパ板(被係合部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機を構成する遊技機本体に対して扉
    体がヒンジピンを介して連結された構造であって、 前記遊技機本体又は扉体のいずれか一方に、係合部を備
    えたヒンジピンが軸方向に移動自在に取付けられ、その
    他方に、前記ヒンジピンの係合部と係合可能な被係合部
    が設けられ、 前記扉体の閉状態において、前記係合部と前記被係合部
    との係合により、前記ヒンジピンが軸方向に移動不能と
    なる構成であることを特徴とする遊技機における扉体の
    ヒンジ連結構造。
  2. 【請求項2】 前記ヒンジピンの係合部は、その一部を
    略直角に折り曲げた折曲げ部で構成され、前記被係合部
    は、遊技機本体又は扉体のいずれか一方に設けられた凹
    部で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    遊技機における扉体のヒンジ連結構造。
  3. 【請求項3】 前記ヒンジピンの係合部は、その一部を
    略直角に折り曲げた折曲げ部で構成され、前記被係合部
    は、遊技機本体又は扉体のいずれか一方に設けられた凸
    部であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機にお
    ける扉体のヒンジ連結構造。
  4. 【請求項4】 前記ヒンジピンは、保持手段によって回
    動防止が図られた状態で保持されていて、しかも、扉体
    の閉状態で、そのまま前記被係合部に係合されることを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の遊技機
    における扉体のヒンジ連結構造。
JP2001019989A 2001-01-29 2001-01-29 遊技機における扉体のヒンジ連結構造 Withdrawn JP2002219253A (ja)

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