JP3210299B2 - チェーンロック装置 - Google Patents

チェーンロック装置

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JP3210299B2
JP3210299B2 JP11880799A JP11880799A JP3210299B2 JP 3210299 B2 JP3210299 B2 JP 3210299B2 JP 11880799 A JP11880799 A JP 11880799A JP 11880799 A JP11880799 A JP 11880799A JP 3210299 B2 JP3210299 B2 JP 3210299B2
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lock
housing
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lock plate
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晴雄 持田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】 本発明は自動販売機等に使
用され、扉側に固定されたチェーンの末端のフック金具
を、固定枠体に固定されたハウジングに対して拘束する
ことによって扉の不正開放を防止するチェーンロック装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 登録実用新案公報第3042293号
に開示された従来のチェーンロック装置では、ハウジン
グの底面部に形成した錠前収容部に錠前ユニットを嵌め
込み固着し、該錠前ユニットの施錠軸の先端部にロック
棒を直結し、ハウジングの側面部図の受孔からハウジン
グ内部に抜き差しされるフック金具の二股脚部の対向内
面に錠止凹部を形成し、該錠止凹部に前記ロック棒の両
側面部を係合させることによって、チェーン末端に接続
されたフック金具をハウジングに対して拘束するように
してある。
【0003】しかしながら、このようなチェーンロック
装置では、窃盗企図者らがチェーンに大きな力を掛けて
フック金具を牽引するとき、フック金具からロック棒を
介して錠前ユニットの施錠軸に大きな外力がダイレクト
に作用するため、錠機構が歪曲したり破損することがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明の
目的は、チェーンが大きな力で牽引されても錠機構の歪
曲や破損の危険性が低いチェーンロック装置を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参
照符号を用いて説明すると、本発明のチェーンロック装
置では、固定枠体1に固定され、一方の側面壁部2aに
錠前収容部3を形成し、他方の側面壁部2bに前後一対
の受孔11,11を形成したハウジング2と;該錠前収
容部3に嵌め込み固着される錠前ユニット4と;ハウジ
ング2の内部に突出した錠前ユニット4の施錠軸5の先
端部に嵌め込み固定されるピニオン8と;ハウジング2
の内部に上下移動可能に収容され、下方ラック部の歯列
9aがピニオン8の歯列7と噛み合うとともに、上部に
錠止板部10を形成したロック板9と;前記受孔11,
11からハウジング2に抜き差しされる前後一対の二股
脚部12a,12aの対向内面に前記錠止板部10が係
脱する錠止凹部16,16を形成したフック金具12と
からなる。そして、ロック板9の歯列9a及びピニオン
8の歯列7の長さ方向の配列基準線とハウジング2の受
孔11の中心軸線とを互いに平行に設定し、ロック板9
をハウジング2の側面壁部2bの内面に当接可能に配置
し、前記施錠軸5の鍵孔17に挿入した鍵18で施錠軸
5を回すことによってロック板9を上下方向に駆動さ
せ、チェーン13に接続されたフック金具12をハウジ
ング2に対して拘束する。
【0006】このように構成されたチェーンロック装置
を自動販売機に適用した場合、ハウジング2は自動販売
機本体1の側面部に自動販売機本体の内側からボルト等
によって固着される。フック金具12は、図示していな
い扉に一端部が固着されたチェーン13の他端部に連結
されている。扉を閉鎖して扉に付設されている本来のロ
ックハンドル装置で扉を自動販売機本体1に施錠した
後、扉と自動販売機本体の間に補助ロック手段としてチ
ェーン13が掛け渡され、フック金具12の二股脚部1
2a,12aがハウジング2の前記受孔11,11に差
込まれる。
【0007】その後、錠前ユニット4の施錠軸5の鍵孔
18に鍵19を挿入して錠前本体に対する施錠軸5の回
転拘束を解除し、施錠軸5を所定方向に回転させると、
ピニオン8が施錠軸5と一体に回転する。ピニオン8の
歯列7とロック板9の下方ラック部の歯列9aが常時噛
み合っているため、ピニオン8の回転によってロック板
9が上方に駆動され、ロック板9の錠止板部10がフッ
ク金具12の錠止凹部16,16に入り込む。これによ
って二股脚部12a,12aの抜取りが阻止され、フッ
ク金具12はハウジング2に拘束される。そのため、た
とえ本来のロックハンドル装置を不正解錠しても、チェ
ーン13によって扉の開放が阻止される。
【0008】正当管理者が扉を開放するには、本来のロ
ックハンドル装置の解錠前または解錠後、錠前ユニット
4の鍵孔18に鍵19を挿入して施錠軸5を前記とは反
対方向に回す。このピニオン8の逆回転によってロック
板9が下方向に駆動されるため、ロック板9の錠止板部
10がフック金具12の錠止凹部16,16から脱出す
る。これによってハウジング2に対するフック金具12
の拘束が解除され、二股脚部12a,12aがハウジン
グ2の受孔11から抜取られ、扉は開放可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】 図示の実施例では、錠前ユニッ
ト4の固定本体には周面に環状溝22を形成したプレス
リング20が螺合され、ハウジング2の側面開口から二
股状の固着用ブロック21が挿入され、該固着用ブロッ
ク21の内面リブ23が前記環状溝22に係合してい
る。ピニオン8の軸孔8aは小判形断面に形成され、同
一形状の施錠軸5の先端部6が嵌挿されている。ピニオ
ン8はハウジング2の内壁面と座金24の間に保持され
ている。ロック板9の下方ラック部は二股状に形成され
ている。ハウジング2の背面にはベース板17が嵌めら
れ、ハウジング2の上下ボス部には固着用ボルト(図示
していない)が裏側からねじ込まれる螺子孔25を設け
てある。フック金具12の二股脚部12aの途中には、
フック金具12の差込み長さを規制するストッパー板1
4を設けてある。
【0010】
【発明の効果】 以上のように本発明のチェーンロック
装置では、錠前ユニット4の施錠軸5の先端部にピニオ
ン8が嵌め込み固定され、ハウジング2に上下移動可能
に収容されたロック板9の下方ラック部の歯列9aがピ
ニオン8の歯列7と噛み合い、ロック板9の上部の錠止
板部10がフック金具12の二股脚部12a,12aの
錠止凹部16,16に係合するものであるが、ロック板
9の歯列9a及びピニオン8の歯列7の長さ方向の配列
基準線が、ハウジング2の受孔11の中心軸線と平行に
設定されているので、窃盗企図者によってチェーン13
が大きな力で牽引され、その力のために受孔11の中心
軸線の方向に移動するフック金具12の二股脚部12
a,12bによって、ロック板9の錠止板部10が引か
れるとき、ロック板9の歯列9aがピニオン8の歯列7
の長さ方向に沿って抵抗なくスライドして、ロック板9
ハウジング2の側面壁部2bの内面に当接するだけで
あるから、破壊力がロック板9の下方ラック部の歯列9
aやピニオン8の歯列7に作用したり、錠前ユニット4
の錠機構に作用することがなく、これらの歪曲や破損損
の危険性が極限まで低下し、機械的強度の高いチェーン
ロック装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るチェーンロック装置
の正面図である。
【図2】 該チェーンロック装置の右側面図である。
【図3】 該チェーンロック装置の左側面図である。
【図4】 該チェーンロック装置の平面図である。
【図5】 図1のA−A線断面図である。
【図6】 図4のB−B線断面図である。
【図7】 図1のC−C線断面図である。
【符号の説明】
1 固定枠体 2 ハウジング 3 錠前収容部 4 錠前ユニット 5 施錠軸 6 施錠軸の先端部分 7 ピニオンの歯列 8 ピニオン 9 ロック板 9a ロック板の下方ラック部の歯列 10 ロック板の錠止板部 11 ハウジングの受孔 12 フック金具 13 チェーン 14 ストッパー板 16 フック金具の錠止凹部 17 ベース板 18 鍵孔 19 鍵
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 65/02 E05B 65/06 G07F 5/00 - 9/10 102

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定枠体1に固定され、一方の側面壁部
    2aに錠前収容部3を形成し、他方の側面壁部2bに前
    後一対の受孔11,11を形成したハウジング2と;該
    錠前収容部3に嵌め込み固着される錠前ユニット4と;
    ハウジング2の内部に突出した錠前ユニット4の施錠軸
    5の先端部に嵌め込み固定されるピニオン8と;ハウジ
    ング2の内部に上下移動可能に収容され、下方ラック部
    の歯列9aがピニオン8の歯列7と噛み合うとともに、
    上部に錠止板部10を形成したロック板9と;前記受孔
    11,11からハウジング2に抜き差しされる前後一対
    の二股脚部12a,12aの対向内面に前記錠止板部1
    0が係脱する錠止凹部16,16を形成したフック金具
    12とからなり、ロック板9の歯列9a及びピニオン8
    の歯列7の長さ方向の配列基準線とハウジング2の受孔
    11の中心軸線とを互いに平行に設定し、ロック板9を
    ハウジング2の側面壁部2bの内面に当接可能に配置
    し、前記施錠軸5の鍵孔17に挿入した鍵18で施錠軸
    5を回すことによってロック板9を上下方向に駆動さ
    せ、チェーン13に接続されたフック金具12をハウジ
    ング2に対して拘束するようにしたチェーンロック装
    置。
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