JP2004211400A - 扉錠 - Google Patents

扉錠 Download PDF

Info

Publication number
JP2004211400A
JP2004211400A JP2002382400A JP2002382400A JP2004211400A JP 2004211400 A JP2004211400 A JP 2004211400A JP 2002382400 A JP2002382400 A JP 2002382400A JP 2002382400 A JP2002382400 A JP 2002382400A JP 2004211400 A JP2004211400 A JP 2004211400A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock case
lock
guard plate
door
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002382400A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigetoshi Yasaka
重俊 八坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Goal Co Ltd
Original Assignee
Goal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Goal Co Ltd filed Critical Goal Co Ltd
Priority to JP2002382400A priority Critical patent/JP2004211400A/ja
Publication of JP2004211400A publication Critical patent/JP2004211400A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】ドリルによって、扉錠の近傍に室外側から室内側に貫通して穴が穿孔されないようにすることによって、サムターン回し具によっても、錠ケースの室内側に取り付けてあるサムターンが解錠方向に回動できないようにして、不正解錠できない扉錠を提供すること。
【解決手段】ドリルの押圧力により傾いて、ドリルによる穿孔を不可能とするようにしたガード板30を、錠ケース1の周辺部に設けている。具体的には、例えば、ガード板30を錠ケース1に一体的に設けるとか、シリンダー10やサムターン20や丸座などの錠ケース以外の錠部品に一体的に設けるとか、あるいは扉に一体的に設ける。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、錠破りによる不正な解錠を防止できる扉錠に関する。
【0002】
【発明の背景】
最近、錠破りによる扉錠の不正解錠行為の1つとして、扉錠のシリンダーの近傍または扉錠が取り付けてある扉に、ドリルで穴をあけて、この穴に針金や紐等のサムターン回し具を挿入し、このサムターン回し具で錠ケースの室内側に取り付けてあるサムターンを解錠方向に回動して、デッドボルトを後退して解錠するという、不正解錠行為が知られている。
【0003】
【従来の技術】
従来、この種の扉錠としては、例えば、いわゆる彫込み式の錠を挙げると、図17〜図19に示すようなものが知られている。
図17で、aは枠bの開口部b1を閉塞するための扉であって、該扉aは吊元側を枠bにヒンジcで開閉自在に枢支してあるとともに、扉aの自由端側には扉錠01の錠ケース02が周知の如く彫込み部に嵌装してある。すなわち、錠ケース02は、図18に示すように、扉の自由端部に形成した切欠き部(彫込み部)a5に嵌装して、錠ケース02の前部に設けたフロント裏板03及びフロント板04と、扉aの裏部に設けた錠取付板05にねじ06で固定して取り付けている。
【0004】
また、図17で、a1〜a4は扉aの框、dはガラス、eは格子、07はシリンダー、08はデッドボルト、09はラッチボルト、010はレバーハンドルである。シリンダー07の背部(室内)側には図19に示すようにサムターン011が取り付けてある。
【0005】
図17〜図19に例示した彫込み錠とは異なる一般的な彫込み錠は、図示のものと比較して、錠ケース02の大きさに大小があるとか、レバーハンドル010の代りに握り玉が取り付けてあるとか、扉がガラスdや格子eのない金属製の板状のものであるなどの点で異なるものの、基本的な構造は図17〜図19のものと殆ど変わらない。それゆえ、本明細書で、従来例の扉錠とは、図17〜図19のものに限らず、その他一般的に使用されている周知の扉錠も含む広義のものをいう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記従来例の扉錠によれば、扉錠のシリンダーの近傍または扉のガラスd等に、室外側からドリルで穴をあけて、前述したように、前記穴に針金や紐等のサムターン回し具を挿入し、このサムターン回し具で錠ケースの室内側に取り付けてあるサムターンを解錠方向に回動して、デッドボルトを後退して不正解錠してしまうという、問題があった。
【0007】
本発明は、上記従来の問題を解決しようとするものであり、ドリルによって、扉錠の近傍に扉の室外側から室内側に貫通して穴が穿孔されないようにすることによって、前記サムターン回し具によっても、錠ケースの室内側に取り付けてあるサムターンが解錠方向に回動できないようにして、不正解錠できない扉錠を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の扉錠は、ドリルの押圧力により傾いて、ドリルによる穿孔を不可能とするようにしたガード板を、錠ケースの周辺部に設けたことを特徴とする(請求項1参照)。
【0009】
ここで、ガード板を設ける「錠ケースの周辺部」とは、少なくとも室外側からドリル等で穴あけしたと仮定した場合に、その穴部に前記サムターン回し具を挿入して錠ケースの室内側のサムターンを解錠方向に回動することができない範囲を意味する。すなわち、錠ケースの周辺部の範囲は、錠ケースが取り付けられる扉の構造や形状との相対的関係にも絡んでくるのであるが、例えば、図3に示すように、錠ケースを囲む一点鎖線の範囲(イ)、(イ)より広い二点鎖線の範囲(ロ)、(ロ)より広い二点鎖線の範囲(ハ)等の如く、適宜変更できる。この錠ケースの周辺部の範囲は、広いほど好ましい。
【0010】
ガード板は、錠ケースに一体的に設けることもできる(請求項2参照)。例えば、ガード板としては、錠ケース蓋の上下及び後部を延長して錠ケースと一体としたものでもよい。これによれば、ガード板が錠ケース蓋も兼用しているので、構成部品が少なくなるとともに、ガード板の錠ケースへの組み付けも簡単にできる。
【0011】
また、ガード板は、錠ケースとは別体であって、該錠ケースに保持するように取り付けることもできる。例えば、1枚のガード板を錠ケースの室内側又は室外側の面に当ててねじ等の締結部材で固定することが挙げられる。これによれば、既存の扉錠の錠ケースの室内側又は室外側の側面に、このガード板を取り付けるだけで、既存の錠ケースにおいても、ドリル等の不正解錠部材による不正解錠が防止できる。
【0012】
ガード板は、シリンダーやサムターンや丸座などの錠ケース以外の錠部品に一体的に設けることもできる(請求項3参照)。または、ガード板は扉に一体的に設けることもできる(請求項4参照)。
【0013】
このように、ガード板は、錠ケースや、錠ケース以外の錠部品や、扉に一体的に設けることができる。ここで、「一体的に設ける」とは、前述したことから判るように、ガード板が、前記錠ケース、錠ケース以外の錠部品または扉の構成部品として一体化されている場合、又はガード板は、錠ケース、錠ケース以外の錠部品又は扉とは別体であって、この別体のガード板をそれぞれ錠ケースや錠ケース以外の錠部品や扉に保持するように取り付けている場合を含む。
これらの場合、ガード板が錠ケース又は錠ケース以外の錠部品に設けてあるときには、該錠ケースは扉にフロント板部分のみをネジ止めしているので、ガード板にドリルの先端が当たって押圧されると、該ガード板は前記ネジ止め部を支点に傾いて揺動するため、該ガード板ひいては錠ケースはドリルによって穿孔されることがない。また、ガード板が扉に設けてあるときには、該ガード板はドリルの押圧力により傾いて該ドリルによって穿孔できないように設ける必要がある。
【0014】
ガード板の形状は、本発明では特に限定しないのであるが、例えば、錠ケースより広い方形状のものでもよいし(図1、図2、図10、図11参照)、または方形状の前端部の上下両部に折曲部を形成するとともに、両折曲部間に縦長の切欠き部を形成したものでもよい(図6〜図8参照)。
【0015】
或いは、ガード板の上下左右は錠ケースの上下左右より長く平板状に形成するとともに、該ガード板の左側又は右側には端部から中央部に向けて切欠きを形成し、この切欠き部の上下両端部には水平方向に折曲部を突設し、前記両折曲部間に錠ケースを挟持するようにすることもできる(請求項5参照)。
これによれば、ガード板の両折曲部間に錠ケースの上下両辺部を挟持することにより、錠ケースをガード板に固定するねじが不要となるなどの利点がある。
【0016】
【発明の実施の形態1】
本発明の実施の形態の第1例を図1〜図4に基づいて以下に説明する。
図3に示すように、公知の如く、枠bの開口部b1を閉塞する扉aは、吊元側を枠bにヒンジcで開閉自在に枢支してあるとともに、扉錠01の錠ケース1は、扉aの自由端側に彫り込んだ彫込み部(切欠き部)a5(図1参照)に、図1及び図3において左から右に向けて嵌装される。
【0017】
錠ケース1は、公知の如く、錠ケース本体1aと錠ケース蓋1bにより構成されるととともに、その前部にはフロント裏板1cがかしめなどにより固定してある。このフロント裏板1cの前方からフロント板1dをネジ(図示せず)で固定してある。また、フロント裏板1c及びフロント板1dの上下両端近くにはネジ挿通用の穴2、3が形成されている。そして、図1に示すように、予め扉aに固着した錠取付板5に、ネジ4でフロント板1d及びフロント裏板1cを取り付ける。
【0018】
前記錠ケース1内には、操作部材を介して、デッドボルト6を前進又は後退させるためのデッドハブやデッドバネ、ラッチボルトを前進又は後退させるためのラッチハブやラッチバネ等の内装部品が内蔵されている。また、錠ケース1には、扉aの室外側からは、室外側操作部材たるシリンダー10が、室内側からは室内側操作部材たるサムターン20が連結して取り付けられる。
なお、図4で40、41は開扉時にラッチボルトを後退させるためのハンドル等の操作部材である。図1で、42はシリンダー10及びサムターン20を取り付けるために錠ケース1に設けた取付穴、43は操作部材たるレバーハンドル40、41の操作軸を嵌挿するための貫通穴、44はレバーハンドル40、41に嵌挿された取付座45(図4参照)に設けた取付柱(図示せず)を嵌挿するための貫通穴である。
【0019】
以上の構成において、本発明の錠ケース1の周辺部には、ドリルの押圧力により傾いてドリルによる穿孔を不可能とするようにしたガード板30を設けてなるものである。
【0020】
すなわち、室外側からドリルで穴あけしたと仮定した場合に、その穴部に錠ケースの室内側に設けたサムターン20を回動することができる針金や紐等のサムターン回し具(図示せず)を挿入して、同サムターン20を解錠方向に回動することができない広さ(例えば図3でイの広さ)のガード板30を製作する。
この広さのガード板30を、図1及び図2に示すように、錠ケース1の錠ケース蓋1bとしても兼用して、錠ケース1と一体に設けている。換言すれば、公知の錠ケース蓋1bの上下及び後部を延長してガード板30としたものである。
【0021】
この場合、ガード板30の広さ(面積)は、図3でイの範囲に限定されず、ロの範囲、ハの範囲でもよく、その他適宜広さを選定できるが、扉の形状や構造、ガード板の材料費等を考慮しながら、できるだけ広い方が好ましい。
【0022】
本実施形態の扉錠によれば、ドリルの押圧力により傾いて、ドリルによる穿孔を不可能とするようにしたガード板を、錠ケースの周辺部に設けているから、ドリルで扉錠又は扉に穴をあけしようとしても、錠ケースは扉にフロント板部分のみがネジ止めしてあるだけなので、少なくともガード板にドリルの先端が当たって押圧されると、少なくともガード板が前記ネジ止め部を支点に傾いて揺動するため、該ガード板ひいては錠ケース又は扉がドリルによって穿孔されることがなく、サムターンをサムターン回し具で回すことができない。
【0023】
【発明の実施の形態2】
本発明の実施の形態の第2例を図5に基づいて以下に説明する。
この実施形態の扉錠は、ガード板30が、錠ケース1の室外側(つまりシリンダー10側)の面に、錠ケース1と一体に設けてなる点に特徴を有するものである。これによれば、ガード板30は、第1の実施形態のものに比べて、錠ケース1の室外側(つまりシリンダー10側)の側面に設けてあるので防犯効果からみてより好ましい。
前記ガード板30以外のデッドボルト6、ラッチボルト7、シリンダー10、サムターン20等の錠部品は、図1及び図3のものと同様に構成してあるので、詳しくは図1と図3を参考にするとよい。
【0024】
【発明の実施の形態3】
本発明の実施の形態の第3例を図6〜図8に基づいて以下に説明する。
この実施形態の扉錠は、ガード板30は、錠ケース1とは別体であって、該錠ケース1に取り付けるようにしてある点に特徴を有し、扉aに錠ケース1を錠取付板5を介して固定した点や、扉錠を取り付けた扉aを枠bに枢支した点などは、図1、図3と同様に構成してあり図示を省略してあるので、第1実施形態の説明を参照するとよい。
【0025】
すなわち、この場合のガード板30は、図6〜図8に示されているように、1枚の方形状板体で形成するとともに、図6及び図7において左側(前側)の端部の上下両部に折曲部31、31を形成し、両折曲部31、31間に縦長の切欠き部32を形成している。また、このガード板30には、錠ケース1に形成したシリンダー及びサムターン取付穴42に連通した取付穴52と、レバーハンドル40、41用の操作軸貫通穴43に連通した貫通穴53と、取付座45に設けた取付柱を嵌挿するための貫通穴44に連通した貫通穴54が形成されている。
なお、ガード板30に設けた52、53、54は、錠ケース1に設けた42、43、44より大きくすることが望ましい。
【0026】
前記ガード板30を錠ケース1と共に扉aに組み付ける場合の一例について、以下に説明する。
先ず、ガード板30の上下折曲部31、31間に形成した切欠き部32内に、図6の左前方から錠ケース1を挿入して図6で右方向へ嵌装する。すると、錠ケース1のフロント裏板1cがガード板の折曲部31、31に当接して、錠ケース1のシリンダー及びサムターン取付穴42とガード板30の取付穴52とが、操作軸通穴43と貫通穴53とが、貫通穴44と貫通穴54とがそれぞれ一致し連通状態となる。
【0027】
そこで、前記状態の錠ケース1つきのガード板30を、扉の彫込み部a5に嵌挿し、錠ケース1のフロント板1d及びフロント裏板1cと、ガード板30の折曲部31とを、錠取付板5にネジ4で固定する。
その後、周知の如く、シリンダー10、サムターン20、レバーハンドル(操作部材)40、41等を組み付ければよい。
【0028】
【発明の実施の形態4】
本発明の実施の形態の第4例を図9に基づいて以下に説明する。
この実施形態の扉錠は、ガード板30が、前記実施形態3の場合と同様に、錠ケース1とは別体であって、該錠ケース1に取り付けるようにしている点では、両者は共通する。
しかし、この場合、例えば、図7と同様に形成したガード板30を、錠ケース1の室外側(シリンダー10側)の面に、図9に示すように取り付けてなるものであり、ガード板30が錠ケース1の室内側(サムターン20側)の面に取り付けてなる前記実施形態3のものと異なる。この場合のガード板30の組み付けは前記実施形態3の場合と同様に行なうとよい。
【0029】
【発明の実施の形態5】
本発明の実施の形態の第5例を図10〜図11に基づいて以下に説明する。
この実施形態のガード板30は、前記実施形態3の場合と同様に、錠ケース1とは別体であって、該錠ケース1に取り付けるようにしている点で、両者は共通する。
しかし、この場合のガード板30は、方形状の1枚の平板であって、実施形態3に示すような折曲部31や切欠き部32は形成されていず、しかも該ガード板30を例えば扉の彫込み部a5に嵌挿した後に、同扉の彫込み部a5に錠ケース1を嵌装して、ガード板30の各穴と錠ケース1の各穴とを一致させるとともに、扉aの室内側及び室外側からガード板30のねじ止め穴33にねじ(図示せず)を嵌挿して、錠ケース1を扉に固定する。その他の組み付け方については、実施形態3を参照するとよい。
又は、この場合、ガード板30を、錠ケース1に予めねじ止め穴33を介してネジ止めし、それからガード板30付けの錠ケース1を扉に取り付ける方法でもよい。
【0030】
【発明の実施の形態6】
本発明の実施の形態の第6例を図12〜図13に基づいて以下に説明する。
この実施形態のものは、ガード板30は、錠ケース1とは別体であって、該錠ケース1の側壁に当接して取り付けるようにしてある点では、実施形態の第3例〜第5例と共通する。しかし、この実施形態の第6例のものは、ガード板30の上下左右は錠ケース1の上下左右より長く平板状に形成するとともに、図12においてガード板30の左側には端部から中央部に向けて切欠きを形成し、この切欠き部35の上下両端部には水平方向に折曲部36を突設し、前記両折曲部36、36間に錠ケース1を挟持するようにしてある点に特徴を有している。
【0031】
扉錠を扉に組み付ける場合には、前記ガード板30を例えば扉の彫込み部a5(図12参照)に嵌挿した後に、同彫込み部a5に錠ケース1を嵌装すればよい。このとき、錠ケース1は後部からガード板30の折曲部36、36間へ嵌め入れて、錠ケース1のフロント板1c、1dをガード板30の前面に当接し、フロント板部(1c、1d)を錠取付板5を介して扉にネジ4で固定する。従って、この場合は、図10に示したネジ止め穴33は不要であって、このネジ止め穴33へのネジ止めはしないものである。
【0032】
なお、実施形態の第6例のガード板30は、切欠き部35を形成しているが、図14に示すように、ガード板30は1枚の無孔の板体で形成して切欠き部35を無くして、上下両部に折曲部36、36を形成したものも実施することができる。
【0033】
【発明の実施の形態7】
本発明の実施の形態の第7例を図15ないし図17(図17は従来例図であるが、本実施形態では同図も参考にする。)に基づいて以下に説明する。
この実施形態のものは、ガード板30が、シリンダー10やサムターン20あるいはハンドルの丸座21を介して取り付けられたものである。
【0034】
【変形例等】
なお、ガード板30は、扉aに一体的に設けることもできる(例えば図3のイ、ロ、ハの如し)。
【0035】
ガード板30は、実施形態1では、錠ケース1の錠ケース蓋1bの側壁を兼用するように一体形成しているが、錠本体1aの側壁を兼用するようにして一体に形成することもできる。または錠ケース蓋1b又は錠本体1aの側壁を兼用する部分と、この兼用部分の後端部に折り曲げて連続的に一体形成した延長部とで、平面視において、階段状に形成したものでもよく、その他任意形状とすることができる。
【0036】
また、実施形態3、5、6のガード板30は、錠ケース1の錠ケース蓋1bの側壁に沿って別体として一体的に取り付ける構成を示したが、錠ケース本体1aの側壁に沿って別体として一体的に取り付けることもできる。
【0037】
さらに、ガード板30は、実施形態1のガード板30を実施形態3のように別体として錠ケース1に取り付けることもできるし、逆に、実施形態3〜6及び図14で示されたガード板30を、図1の例に倣って錠ケース1と一体とすることもできる。
前述したように、ガード板30の形状や取付位置は適宜設計変更できるし、また1個の錠ケース1に対して、室内側及び室外側の両方に一体形成又は取り付けることもできる。
【0038】
ガード板30の形状として、実施形態1〜7では、略方形状の輪郭線を有するものを示したが、その輪郭線部に切欠きや膨出部等が形成されているものや、その他の形状のものでも、本発明に含まれる。
【0039】
実施形態6において、ガード板30の切欠き部35は図12では左側に形成している例を示したが、錠ケース1が取り付けられる扉の勝手に対応して、同図においてガード板30の右側に形成することもできる。
【0040】
各実施形態のガード板30及び錠ケース1は、扉aの自由端側に彫り込んだ彫込み部(切欠き部)に嵌装する、いわゆる彫込み錠に適用した場合を説明したが、錠ケースを扉の室内側の側壁に取り付ける、いわゆる面付錠にも適用することができる。
【0041】
各実施形態では、操作部材40、41として、レバーハンドルを示したが、握玉その他でもよく任意である。
【0042】
【発明の効果】
請求項1の扉錠によれば、ドリルの押圧力により傾いて、ドリルによる穿孔を不可能とするようにしたガード板を、錠ケースの周辺部に設けているから、ドリルで扉錠又は扉に穴をあけしようとしても、錠ケースは扉にフロント板部分のみがネジ止めしてあるだけなので、少なくともガード板にドリルの先端が当たって押圧されると、少なくともガード板が前記ネジ止め部を支点に傾いて揺動するため、該ガード板ひいては錠ケース又は扉がドリルによって穿孔されることがなく、サムターンをサムターン回し具で回すことができないので、防犯効果が達成できる。
【0043】
請求項2の扉錠によれば、請求項1の効果に加え、ガード板は錠ケースに一体的に設けてあるから、ガード板を錠ケースにその構成部品の一部となるように一体に設けた場合には、錠ケースの構成部品が少なくなるとともに、ガード板の錠ケースへの組み付けも簡単にできる。また、ガード板は、錠ケースとは別体であって、該錠ケースに取り付けるようにしてある場合には、既存の扉錠の錠ケースの室内側の側面に、このガード板を取り付けるだけで、既存の錠ケースにおいても、ドリルによる不正解錠が防止できる。
【0044】
請求項3の扉錠によれば、請求項1の効果に加え、ガード板がシリンダーやサムターンや丸座なの錠ケース以外の錠部品に設けられるので便利である。
【0045】
請求項4の扉錠によれば、請求項1の効果に加え、ガード板は、扉に一体的に設けられるので便利である。
【0046】
請求項4の扉錠によれば、請求項1の効果に加え、ガード板の上下左右は錠ケースの上下左右より長く平板状に形成するとともに、該ガード板の左側又は右側には端部から中央部に向けて切欠きを形成し、この切欠き部の上下両端部には水平方向に折曲部を突設し、前記両折曲部間に錠ケースを挟持するようにしてなるから、ガード板の両折曲部間に錠ケースの上下両辺部を挟持することにより、錠ケースをガード板に固定するねじが不要となるなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の正面図である。
【図2】本発明の実施の形態1の平面図である。
【図3】本発明の実施の形態1の全体の正面図である。
【図4】図3の扉の要部を拡大して示した左側面図である。
【図5】本発明の実施の形態2の平面図である。
【図6】本発明の実施の形態3の正面図である。
【図7】本発明の実施の形態3の平面図である。
【図8】本発明の実施の形態3の左側面図である。
【図9】本発明の実施の形態4の左側面図である。
【図10】本発明の実施の形態5のガード板の正面図である。
【図11】本発明の実施の形態5のガード板の平面図である。
【図12】本発明の実施の形態6の正面図である。
【図13】本発明の実施の形態6におけるガード板の平面図である。
【図14】本発明の実施の形態6におけるガード板の変形例の正面図である。
【図15】本発明の実施の形態7の正面図である。
【図16】本発明の実施の形態7の平面図である。
【図17】従来例の扉錠を取り付けた全体の正面図である。
【図18】図17の扉錠の取付状態を示す一部断面図である。
【図19】図17の扉錠の平面図である。
【符号の説明】
1 錠ケース
4 ネジ
5 錠取付板
6 デッドボルト
7 ラッチボルト
a 扉
a5 彫込み部(切欠き部)
b 枠
10 シリンダー
20 サムターン
30 ガード板
31 折曲部
32 切欠き部
33 ねじ止め穴
35 切欠き部
36 折曲部
40 操作部材(レバーハンドル)
41 操作部材(レバーハンドル)
42 シリンダー及びサムターン取付穴
44 貫通穴
52 取付穴
53 貫通穴
54 貫通穴

Claims (5)

  1. ドリルの押圧力により傾いて、ドリルによる穿孔を不可能とするようにしたガード板を、錠ケースの周辺部に設けたことを特徴とする扉錠。
  2. ガード板は、錠ケースに一体的に設けてある請求項1記載の扉錠。
  3. ガード板は、シリンダーやサムターンや丸座などの錠ケース以外の錠部品に一体的に設けてある請求項1記載の扉錠。
  4. ガード板は、扉に一体的に設けてある請求項1記載の扉錠。
  5. ガード板の上下左右は錠ケースの上下左右より長く平板状に形成するとともに、該ガード板の左側又は右側には端部から中央部に向けて切欠きを形成し、この切欠き部の上下両端部には水平方向に折曲部を突設し、前記両折曲部間に錠ケースを挟持するようにしてなる請求項1または2に記載の扉錠。
JP2002382400A 2002-12-27 2002-12-27 扉錠 Pending JP2004211400A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002382400A JP2004211400A (ja) 2002-12-27 2002-12-27 扉錠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002382400A JP2004211400A (ja) 2002-12-27 2002-12-27 扉錠

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004211400A true JP2004211400A (ja) 2004-07-29

Family

ID=32817971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002382400A Pending JP2004211400A (ja) 2002-12-27 2002-12-27 扉錠

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004211400A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007113278A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Miwa Lock Co Ltd 錠箱の構造
JP2007231568A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Miwa Lock Co Ltd 錠の防御構造
CN115961831A (zh) * 2023-01-05 2023-04-14 广州市致胜电器制造有限公司 一种防汗渍残留智能门锁

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007113278A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Miwa Lock Co Ltd 錠箱の構造
JP2007231568A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Miwa Lock Co Ltd 錠の防御構造
CN115961831A (zh) * 2023-01-05 2023-04-14 广州市致胜电器制造有限公司 一种防汗渍残留智能门锁
CN115961831B (zh) * 2023-01-05 2023-09-15 青岛鸿裕吉轨道交通装备有限公司 一种防汗渍残留智能门锁

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6898953B1 (en) Locking gate latch
US6546764B2 (en) Door locking handle assembly of double lock type
JP2002524676A (ja) 可動要素キーとキーハンドルとロック装置
JP2004211400A (ja) 扉錠
KR100648574B1 (ko) 2중 물림 빗장
KR100623160B1 (ko) 디지털 도어록
KR101246563B1 (ko) 도어용 드로와 랫치
JP2006022544A (ja) 解錠防止具
JP2001193334A (ja) 換気ロック
JP4020693B2 (ja) エスカチオン
JP3621923B2 (ja) 錠前構造
CN212743698U (zh) 一种两用家具锁
JP5254111B2 (ja) チェストタイプの冷却貯蔵庫
JP4138431B2 (ja) スライド式扉用後付け防犯サムターンの取付構造
JP4585888B2 (ja) 門扉の錠・戸当り構造
JP4588418B2 (ja) 面付錠の取付構造
JP3842521B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP3097260U (ja) 防犯用サムターン回り止めストッパー
JP4129956B2 (ja) 平面ハンドル
JP2003328605A (ja) ハンドル鎖錠装置
KR200307031Y1 (ko) 보조자물쇠 해정 보호장치
KR200367706Y1 (ko) 미닫이창용 잠금 장치
JP2003328604A (ja) 鎖錠用ハンドル装置
JP2004285623A (ja) 防犯錠
JP2004204467A (ja) 防犯錠