JP3412752B2 - 自動販売機等の扉用ロックハンドル装置の防犯カバ−装置 - Google Patents

自動販売機等の扉用ロックハンドル装置の防犯カバ−装置

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JP3412752B2
JP3412752B2 JP04262199A JP4262199A JP3412752B2 JP 3412752 B2 JP3412752 B2 JP 3412752B2 JP 04262199 A JP04262199 A JP 04262199A JP 4262199 A JP4262199 A JP 4262199A JP 3412752 B2 JP3412752 B2 JP 3412752B2
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修 小山
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は自動販売機等の扉
用ロックハンドル装置に使用される防犯カバ−装置に関
するものである。 【0002】 【従来の技術】 自動販売機等に使用されるポップアウ
ト型ロックハンドル装置を不正なピッキング操作やドリ
ル等による暴力破壊から防護する手段としては、既に各
種構造のものが提案されている。 【0003】ロックハンドル装置の内部機構の改善強化
策に加えて、ロックハンドル装置の前面露出部を全面被
覆する方式の防犯カバ−装置が、特許第2689106
号公報によって提案されている。 【0004】この防犯用カバー装置は、通常の盗犯者に
は有効であるが、固定ベースにカバーボックスを錠止す
る錠前ユニットが、カバーボックスの正面部に配置され
ているため、錠前ユニットをドリルで暴力破壊するよう
な強行犯に対しては弱点を有している。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】 従って本発明の目的
は、ドリルで錠前ユニットを暴力破壊しようとする強行
犯に対してもより安全な防犯カバ−装置を提供すること
である。 【0006】 【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参
照符号を用いて説明すると本発明の防犯カバ−装置は、
扉パネル12に装着されたロックハンドル装置1の前面
露出部を全面被覆する位置にて扉パネル12に固着され
る堅剛な金属製の固定ベ−ス2と;固定ベ−ス2側のレ
−ル孔4に摺動自在に係合されるガイドピン5を内側に
設け、扉パネル12の前面に沿って移動可能である堅剛
な金属製のカバ−ボックス3と;固定ベ−ス2のロック
ケース部15の側面部に装着され、ロータ8aの内端部
に主軸14を連設した堅剛な金属製の錠前ユニット8
と;主軸14に対して回転可能に主軸14に嵌められ、
先端フック部7bが前記ロックケース部15に入り込む
カバーボックス3の受金部6と係合する方向にバネ13
によって回転付勢されたフック板7と;主軸14に固定
され、フック板7を先端フック部7bが受金部6から離
脱する方向に回転駆動させるカムピン9とからなり、前
記カムピン9によるフック板7の押圧が止められて、フ
ック板7がバネ13の付勢により元の位置に回転復帰し
たとき、フック板7の先端カム斜面部7dがカバーボッ
クス3の受金部6の移動軌跡の内側に入り込むように、
該先端カム斜面部7dが形成されており、カバーボック
ス3を閉鎖方向に移動させるとき、終端近くにおいてカ
バーボックス3の受金部6がフック板7の先端カム斜面
部7dに当接し、フック板7をバネ13の付勢に抗して
若干退避回転させて、受金部6の通過を許容するように
したものである。 【0007】防犯カバ−装置を解除してロックハンドル
装置1を操作可能とするには、錠前ユニット8のロータ
8aの鍵孔25に所定の鍵26を挿入してロ−タ8aを
解錠方向に回転させる。この回転操作により、ロ−タ8
aに連動装備された主軸14が回転し、主軸14に固定
したカムピン9がバネ13の付勢に抗してフック板7を
押し回すため、フック板7の先端フック部7bがカバー
ボックス3側の受金部6から離脱する。 【0008】これによって固定ベ−ス2に対するカバ−
ボックス3の拘束が解除されるため、固定ベースのレー
ル孔4とカバ−ボックス3のガイドピン5の案内によっ
て、カバーボックス3を扉パネル12の前面に沿って退
避方向に移動させると、ロックハンドル装置1が露出す
る。かくしてロックハンドル装置1に対して所要の解錠
操作ができるようになる。また、ロックハンドル装置1
を無権限者によって無闇に操作できないようにするに
は、上記とは逆の操作手順にしたがってカバ−ボックス
3を閉鎖位置に移動させ、錠前ユニット8で施錠すれば
良い。 【0009】 【発明の実施の形態】 図示の実施例では、固定ベ−ス
2の下端部正面側には透孔29に合致させて2個のナッ
ト16が溶接されており、固定ベース2の上部には別の
2個の透孔29が設けられている。固定ベース2は透孔
29を通るボルトによって扉パネル12に固着される。
固定ベース2の上端部にはロックケース部15が2個の
ビス27によって固着されている。ロックケース部15
の上端中央部には扉パネル12への固着孔30を設けて
ある。レール孔4は固定ベース2の左右起立壁2aに縦
長に形成されている。固定ベース2の中央部にはロック
ハンドル装置1の嵌め入れ窓部2bを設けてある。 【0010】カバ−ボックス3の下方端部は閉鎖されて
いるが、上方端部は開放されており、この開放端部はカ
バ−ボックス3を閉鎖位置に移動させたとき、固定ベ−
ス2のロックケース部15によって閉鎖される。カバー
ボックスは内外二枚構成であり、上方端部を折り曲げて
受金部6を形成してある。フック板7の回転付勢用バネ
13は捻りコイルバネによって構成され、バネ13の一
方端部はロックケース部15の内面壁に当接し、バネ1
3の他方端部部はフック板7に当接している。 【0011】主軸14の角孔にはロータ8aの角軸部が
嵌めこまれ、主軸14はロックケース部15の軸受部1
5bに支持されている。フック板7はロックケース部1
5の中央空洞部15aに収容され、左右二枚の起立板部
7cに主軸14が通されている。主軸14の半径方向に
挿入固定したカムピン9は、フック板7の受動板部7a
を押す。フック板7は主軸14の回転を止めると、バネ
13の回転付勢によって元の位置に戻る。カバーボック
ス3を閉鎖方向に移動させると、終端近くにおいてカバ
ーボックス3の受金部6がフック板7の先端カム斜面部
7dに当接する。カバーボックス3の閉鎖が更に続行さ
れると、フック板7がバネ13の付勢に抗して若干退避
回転し、受金部6の通過を許容する。カバーボックス3
が完全に閉鎖位置まで移動すると、フック板13がバネ
13の付勢によって回転し、先端フック部7bが受金部
6と係合する。 【0012】 【発明の効果】 以上のように本発明の防犯用カバ−装
置では、扉パネル12に固着した固定ベ−ス2に沿って
移動する堅剛なカバ−ボックス3によってロックハンド
ル装置1の錠前部分を含めた前面側を全面被覆し、固定
ベ−ス2のロックケース部15に固着した堅剛な錠前ユ
ニット8のロータ8aにフック板7を連動装備し、主軸
14のカムピン9による押圧が止められて、フック板7
がバネ13の付勢により元の位置に回転復帰したとき、
フック板7の先端カム 斜面部7dがカバーボックス3の
受金部6の移動軌跡の内側に入り込むように、該先端カ
ム斜面部7dが形成されており、カバーボックス3を閉
鎖方向に移動させるとき、終端近くにおいてカバーボッ
クス3の受金部6がフック板7の先端カム斜面部7dに
当接し、フック板7をバネ13の付勢に抗して若干退避
回転させて、受金部6の通過を許容するようにしたの
で、カバーボックス3を閉鎖時にカバーボックス3側の
受金部6にフック板7の先端フック部7bが係合して、
カバーボックス3を固定ベース2に対して施錠すること
になり、ロックハンドル装置1を不正なピッキング操作
やドリル等による暴力破壊から的確に防護することがで
きる。 【0013】カバ−ボックス3と固定ベース2の錠前ユ
ニット8も暴力破壊やピッキング操作の対象となるが、
それにはそれ相当の時間がかかるので、ロックハンドル
装置1にアクセスするに至るまでの所要時間を増大させ
ることによって防犯性を高めることができる。 【0014】本発明では、錠前ユニット8を固定ベ−ス
2のロックケース部15の側面部に装着し、ロータ8a
に連設した主軸14にフック板7を主軸14に対して回
転可能に嵌め、このフック板7を先端フック部7bがカ
バーボックス3の受金部6と係合する方向にバネ13に
よって回転付勢し、フック板7を解錠方向に回転駆動さ
せるカムピン9を主軸14に固着するようにしたので、
錠前ユニットがカバーボックスの正面部に配置されてい
る従来の防犯カバー装置とは異なり、ドリルの刃先を錠
前ユニットの鍵孔に垂直に突き当てることができないた
め、ドリルによる錠前ユニットの暴力破壊が困難であ
り、より防犯性が向上する。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の一実施例に係る扉用ロックハンドル
装置の防犯カバ−装置の正面図である。 【図2】 該防犯カバー装置の右側面図である。 【図3】 該防犯カバ−装置の底面図である。 【図4】 該防犯カバ−装置の平面図である。 【図5】 該防犯カバ−装置の背面図である。 【図6】 図1のA−A線断面図である。 【図7】 図1のB−B線断面図である。 【符号の説明】 1 扉用ロックハンドル装置 2 固定ベ−ス 3 カバ−ボックス 4 レ−ル孔 5 ガイドピン 6 受金部 7 フック板 8 錠前ユニット 9 カムピン 12 扉パネル 13 フック板付勢用バネ 14 主軸 15 固定ベースのロックケース部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−81756(JP,A) 特開 平8−53965(JP,A) 実開 昭56−105070(JP,U) 実開 平2−134275(JP,U) 特表 平10−511156(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 扉パネル12に装着されたロックハンド
    ル装置1の前面露出部を全面被覆する位置にて扉パネル
    12に固着される堅剛な金属製の固定ベ−ス2と;固定
    ベ−ス2側のレ−ル孔4に摺動自在に係合されるガイド
    ピン5を内側に設け、扉パネル12の前面に沿って移動
    可能である堅剛な金属製のカバ−ボックス3と;固定ベ
    −ス2のロックケース部15の側面部に装着され、ロー
    タ8aの内端部に主軸14を連設した堅剛な金属製の錠
    前ユニット8と;主軸14に対して回転可能に主軸14
    嵌められ、先端フック部7bが前記ロックケース部1
    5に入り込むカバーボックス3の受金部6と係合する方
    向にバネ13によって回転付勢されたフック板7と;主
    軸14に固定され、フック板7を先端フック部7bが受
    金部6から離脱する方向に回転駆動させるカムピン9と
    からなり、前記カムピン9によるフック板7の押圧が止
    められて、フック板7がバネ13の付勢により元の位置
    に回転復帰したとき、フック板7の先端カム斜面部7d
    がカバーボックス3の受金部6の移動軌跡の内側に入り
    込むように、該先端カム斜面部7dが形成されており、
    カバーボックス3を閉鎖方向に移動させるとき、終端近
    くにおいてカバーボックス3の受金部6がフック板7の
    先端カム斜面部7dに当接し、フック板7をバネ13の
    付勢に抗して若干退避回転させて、受金部6の通過を許
    容するようにした自動販売機等の扉用ロックハンドル装
    置の防犯カバー装置。
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CN114537563B (zh) * 2021-10-21 2024-03-08 浙江畅通科技有限公司 可防盗的蓄电池用塑壳

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