JP2003206495A - 繊維製品用色調変化抑制液体洗浄剤組成物 - Google Patents

繊維製品用色調変化抑制液体洗浄剤組成物

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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (a)非イオン界面活性剤を10〜50
質量%と、(b)下記一般式(I)で表わされる化合物
の1種もしくは2種以上を0.1〜10質量%と、
(c)分子中に4〜10個の炭素原子を含み、且つ芳香
族性を有するスルホン酸又はその塩の1種又は2種以上
を0.5〜20質量%とを含有してなることを特徴とす
る繊維製品用色調変化抑制液体洗浄剤組成物。 【効果】 本発明によれば、衣料等の繊維製品に対して
優れた洗浄力と色調変化抑制効果を両立でき、且つ経時
安定性にも優れた繊維製品用色調変化抑制液体洗浄剤組
成物が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、衣料などの繊維製
品用色調変化抑制液体洗浄剤組成物に関し、より詳細に
は、衣料等の繊維製品に対して優れた洗浄力と色調変化
抑制効果を両立でき、且つ経時安定性にも優れた繊維製
品用色調変化抑制液体洗浄剤組成物に関する。 【0002】 【従来の技術】通常の衣料洗濯において、時として染料
や顔料によって着色された衣料の色調が変化し、外観を
損ねる場合がある。これは、水道水中の残留遊離塩素の
作用により、着色剤が褪色を起こすことが原因として知
られている。 【0003】衣料洗濯における色調変化を抑制する方法
として、例えば特開平10−1869号公報や特開平1
0−72772号公報には、水道水中の残留遊離塩素を
捕捉する組成物が開示されている。しかし、これらはす
すぎ段階に添加することを意図したものであり、これら
の組成物を単独で使用した場合、充分な洗浄力を発現す
ることができず、洗剤を別に用意する必要が生じ、甚だ
利便性に欠けるという問題があった。 【0004】また、特表平5−507745号公報に
は、塩素捕捉効果を有するアミドアミン化合物を含む洗
濯用洗剤組成物が開示されているが、これは粒状固形剤
型を意図して開発されたものであり、洗濯工程中に洗剤
が溶け残る不安がない等、使用利便性に優れた液体剤型
にするには、経時安定性を確保できる組成となっていな
い。 【0005】更に、これら組成物を単に一般に知られる
液体洗浄剤組成物と組み合わせただけでは、経時安定性
を確保できず、洗浄力と塩素捕捉効果を併せもった液体
洗浄剤組成物は見出されていなかった。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みなされたもので、衣料等の繊維製品に対して優れた
洗浄力と色調変化抑制効果を両立でき、且つ経時安定性
にも優れた繊維製品用色調変化抑制液体洗浄剤組成物を
提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結
果、非イオン界面活性剤と特定のアミン化合物と特定の
スルホン酸類とを用いることにより、衣料等の繊維製品
に対して優れた洗浄力と色調変化抑制効果を両立でき、
しかも経時安定性に優れる組成物が得られることを見出
し、本発明を完成するに至った。 【0008】即ち、本発明は、(a)非イオン界面活性
剤を10〜50質量%と、(b)下記一般式(I)で表
わされる化合物の1種もしくは2種以上を0.1〜10
質量%と、(c)分子中に4〜10個の炭素原子を含
み、且つ芳香族性を有するスルホン酸又はその塩の1種
又は2種以上を0.5〜20質量%とを含有してなるこ
とを特徴とする繊維製品用色調変化抑制液体洗浄剤組成
物を提供する。 【0009】 【化3】(但し、上記式(I)中、R1、R2は、それぞれ炭素数
1〜4の直鎖又は分岐したアルキル基又はヒドロキシア
ルキル基であり、R3は炭素数1〜4の直鎖又は分岐し
たアルキル基であり、Aは下記一般式(II)もしくは
(III)で表される基である。) 【化4】 (但し、上記式(II)、(III)中、R4、R5は、
それぞれ炭素数11〜23の直鎖もしくは分岐したアル
キル基又はアルケニル基である。) 【0010】以下、本発明をより詳細に説明すると、本
発明の組成物は、(a)非イオン界面活性剤と、(b)
上記一般式(I)で表わされるアミン化合物と、(c)
芳香族性を有する特定のスルホン酸類とをそれぞれ特定
量で含有し、衣料などの繊維製品の洗浄に使用すること
ができ、且つ洗浄時の被洗物の色調変化を抑制すること
ができ、更に、経時安定性にも優れた組成物である。 【0011】ここで、本発明における(a)の非イオン
界面活性剤としては、その種類は特に制限されず、一般
の洗浄剤組成物に常用される非イオン界面活性剤のいず
れも好適に使用することができるが、これらの中でも、
特に下記一般式(IV)で示されるものが、より好まし
い。 【0012】 R6−X−[(EO)n/(PO)m]−R7 (IV) 但し、上記式中、R6は炭素数8〜20、好ましくは1
0〜16の疎水基であり、直鎖であっても分岐鎖であっ
てもよく、また、不飽和結合を有していてもよい。疎水
基としては、例えば高級アルコール、高級脂肪酸、高級
アミン、高級脂肪酸アミド等を原料とするものが挙げら
れ、−X−は、−O−、−COO−、−CONH−など
の官能基を表わす。EOはエチレンオキサイド、POは
プロピレンオキサイド、n及びmは平均付加モル数を表
わし、nは3〜20、好ましくは5〜15、mは0〜
6、好ましくは0〜3である。なお、EO群とPO群の
付加形態はブロックでもランダムでもよい。R7は水素
原子又は炭素数1〜6、好ましくは1〜3のアルキル基
又はアルケニル基である。 【0013】EO又はPOの付加モル数分布は、上記非
イオン界面活性剤を製造する際の反応方法により異なる
が、一般的な水酸化ナトリウムや水酸化カリウムなどの
アルカリ触媒を用いて酸化エチレンや酸化プロピレンを
疎水基原料に付加させた分布の比較的広いものでもよ
く、特公平6−15038号公報に記載のAl3+、Ga
3+、In3+、Tl3+、Co3+、Sc3+、La3+、Mn2+
等の金属イオンを添加した酸化マグネシウム等の特定の
アルコキシル化触媒を用いて酸化エチレンや酸化プロピ
レンを疎水基原料に付加させた分布の狭いものでもよ
い。nが20を超えると、衣類への洗浄液の浸透性が劣
る場合があり、nが3未満又はmが6を超えると組成物
の経時安定性が劣る場合がある。また、これらは、随意
に1種単独で用いても2種以上を併用してもよい。 【0014】本発明の好ましい(a)成分の具体例とし
ては、例えばDiadol(炭素数13:三菱化学
(株)製)等のオキソ法により得られた合成アルコール
に15モル相当の酸化エチレンを付加したもの、Con
ol(炭素数12:新日本理化(株)製)等の天然アル
コールに15モル相当の酸化エチレンを付加したもの、
ブテンを3量化して得られるC12アルケンをオキソ法
に共して得られるC13アルコール1モルに10モル相
当の酸化エチレンを付加したもの(BASF社製、Lu
tensolTO10)、ヘキサノールをガーベット反
応に供して得られるC12アルコール1モルに10モル
相当の酸化エチレンを付加したもの(CONDEA社
製、ISOFOL12−10EO)、炭素数12〜14
の第2級アルコールに9モル相当の酸化エチレンを付加
したもの(日本触媒(株)製、ソフタノール90)、ラ
ウリン酸メチルにアルコキシル化触媒を用いて15モル
相当の酸化エチレンと3モル相当の酸化プロピレンを付
加したもの、ラウリルアミンに9モル相当の酸化エチレ
ンを付加したものなどが挙げられる。これらの中でも、
炭素数13の合成アルコールに15モル相当の酸化エチ
レンを付加したものが特に好ましい。 【0015】本発明の(a)成分としては、上記一般式
(IV)で示される非イオン界面活性剤以外のものも好
適に使用することができ、このような(a)成分の例と
しては、例えばポリオキシエチレン(付加モル数1〜2
0)ソルビタン脂肪酸(炭素数10〜22)エステル、
ポリオキシエチレン(付加モル数1〜20)ソルビット
脂肪酸(炭素数10〜22)エステル、ポリオキシエチ
レン(付加モル数1〜20)グリコール脂肪酸(炭素数
10〜22)エステル、グリセリン脂肪酸(炭素数10
〜22)エステル、アルキル(炭素数10〜22)グリ
コシド等が挙げられる。 【0016】本発明の組成物における上記(a)成分の
配合量(2種以上を併用する場合は合計量、後述する
(b)、(c)成分についても同様)は、液体洗浄剤組
成物中10質量%以上50質量%以下であり、好ましく
は15〜40質量%の範囲である。10質量%未満であ
ると洗浄力が不充分であり、50質量%を超えると組成
物の粘度が増加し、組成物の使用性が損なわれたり、ま
た、配合量が少なすぎても、多すぎても本発明が目的と
する経時安定性が得られない場合がある。 【0017】本発明における(b)成分は、下記一般式
(I)で表される化合物であり、この1種もしくは2種
以上を混合して用いることができる。 【0018】 【化5】 (但し、上記式(I)中、R1、R2は、それぞれ炭素数
1〜4の直鎖又は分岐したアルキル基又はヒドロキシア
ルキル基であり、R3は炭素数1〜4の直鎖又は分岐し
たアルキル基であり、Aは下記一般式(II)もしくは
(III)で表される基である。) 【化6】 (但し、上記式(II)、(III)中、R4、R5は、
それぞれ炭素数11〜23、特に15〜21の直鎖もし
くは分岐したアルキル基又はアルケニル基である。) 【0019】上記一般式(I)で示されるアミン化合物
の具体例としては、ラウリルアミドプロピルジメチルア
ミン、ミリスチルアミドプロピルジメチルアミン、パル
ミチルアミドプロピルジメチルアミン、ステアリルアミ
ドプロピルジメチルアミン、ベヘニルアミドプロピルジ
メチルアミン、オレイルアミドプロピルジメチルアミ
ン、パルミチルアミドプロピルジエタノールアミン、ス
テアリルアミドプロピルジエタノールアミン等の脂肪族
アミドアルキル三級アミン、パルミテートエステルプロ
ピルジメチルアミン、ステアレートエステルプロピルジ
メチルアミン等の脂肪族エステルアルキル三級アミンな
どが挙げられ、これらの中でもミリスチルアミドプロピ
ルジメチルアミン、パルミチルアミドプロピルジメチル
アミン、ステアリルアミドプロピルジメチルアミン、ベ
ヘニルアミドプロピルジメチルアミン、オレイルアミド
プロピルジメチルアミン等が特に好ましい。 【0020】また、これら脂肪族アミドアルキル三級ア
ミンは、例えば脂肪酸又は脂肪酸低級アルキルエステ
ル、動・植物性油脂等の脂肪酸誘導体とジアルキル(又
はアルカノール)アミノアルキルアミンとを脱水縮合反
応させ、その後、未反応のジアルキル(又はアルカノー
ル)アミノアルキルアミンを、減圧又は窒素ブローにて
留去することにより得られる。 【0021】上記脂肪酸及びその誘導体としては、例え
ばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリ
ン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、エルカ酸、12−ヒド
ロキシステアリン酸、ヤシ油脂肪酸、綿実油脂肪酸、と
うもろこし油脂肪酸、牛脂脂肪酸、パーム核油脂肪酸、
大豆油脂肪酸、アマニ油脂肪酸、ひまし油脂肪酸、オリ
ーブ油脂肪酸等の植物油又は動物油脂肪酸、又はこれら
のメチルエステル、エチルエステル、グリセライドや、
これらの混合物を適宜用いることができるが、これらの
中でも、特にミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、オレイン酸、ベヘニン酸が、より好適に用いられ
る。また、上記ジアルキル(又はアルカノール)アミノ
アルキルアミンとしては、ジメチルアミノプロピルアミ
ン、ジメチルアミノエチルアミン、ジエチルアミノプロ
ピルアミン、ジエチルアミノエチルアミン、ジエタノー
ルアミノプロピルアミン等が挙げられ、これらの中で
も、特にジメチルアミノプロピルアミンがより好まし
い。 【0022】ジアルキル(又はアルカノール)アミノア
ルキルアミンの使用量は、脂肪酸又はその誘導体に対し
て、0.9〜2.0倍モルが好適であり、より好ましく
は、1.0〜1.5倍モルである。反応温度は、通常、
100〜220℃が好適であり、より好ましくは、15
0〜200℃である。100℃未満では反応が遅くなる
場合があり、220℃を超えると着色が激しくなる場合
がある。反応時の圧力は常圧でも減圧でもよく、反応時
に窒素等の不活性ガスを吹き込んでもよい。また、脂肪
酸を使用する場合は、硫酸、p−トルエンスルホン酸等
の酸触媒、脂肪酸誘導体を使用する場合は、ナトリウム
メチラート等のアルカリ触媒を用いることで、低い反応
温度で、より効率的に反応させることができる。長鎖長
の脂肪族アミドアルキル三級アミンの場合、融点が高
く、ハンドリング性を向上させるため、反応後、フレー
ク状又はペレット状に成形してもよい。 【0023】上記脂肪族エステルアルキル三級アミン
は、脂肪酸、脂肪酸低級アルキルエステル、動・植物性
油脂等の脂肪酸誘導体とジアルキルアミノアルコールと
を脱水縮合させるエステル化反応により製造することが
できる。 【0024】上記脂肪酸及びその誘導体としては、例え
ばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリ
ン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、エルカ酸、12−ヒド
ロキシステアリン酸、ヤシ油脂肪酸、綿実油脂肪酸、と
うもろこし油脂肪酸、牛脂脂肪酸、パーム核油脂肪酸、
大豆油脂肪酸、アマニ油脂肪酸、ひまし油脂肪酸、オリ
ーブ油脂肪酸等の植物油又は動物油脂肪酸、又はこれら
のメチルエステル、エチルエステル、グリセライドや、
これらの混合物を適宜用いることができるが、これらの
中でも、特にミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、オレイン酸、ベヘニン酸が、より好適に用いられ
る。また、上記ジアルキルアミノアルコールとしては、
例えばジメチルアミノエタノール、ジエチルアミノエタ
ノール等が挙げられ、これらの中でもジメチルアミノエ
タノールがより好ましい。 【0025】上記エステル化反応においてジアルキルア
ミノアルコールの使用量は、脂肪酸又はその誘導体に対
して、通常、0.1〜5.0倍モルが好適であり、より
好ましくは0.3〜3.0倍モルである。反応温度は、
通常、100〜220℃が好適であり、より好ましくは
120〜180℃である。100℃未満では反応が遅く
なる場合があり、220℃を超えると着色が激しくなる
場合がある。反応時の圧力は常圧でも減圧でもよく、反
応時に窒素等の不活性ガスを吹き込んでもよい。通常、
脂肪酸を用いた場合は、硫酸、p−トルエンスルホン酸
等の酸触媒、脂肪酸低級アルキルエステルを用いた場合
は、ナトリウムメチラート、苛性カリ、苛性ソーダ等の
アルカリ触媒下で反応を行うことにより、短時間で効率
的に反応させることができる。長鎖長の脂肪族エステル
アルキル三級アミンの場合、融点が高く、ハンドリング
性を向上させるため、反応後、フレーク状又はペレット
状に成形してもよい。 【0026】本発明において、上記(b)成分は、その
まま使用してもよく、酸で中和して酸塩として使用して
もよい。中和する酸としては、例えば塩酸、硫酸、硝
酸、リン酸、グリコール酸、乳酸、クエン酸、高分子ア
クリル酸などが挙げられる。また、これらの酸は、随意
に1種単独で用いても2種以上を併用してもよい。 【0027】本発明の組成物における上記(b)成分の
配合量は、組成物中0.1〜10質量%であり、好まし
くは0.4〜10質量%、より好ましくは0.8〜10
質量%である。配合量が少なすぎると実質的に色調変化
抑制効果が得られず、また、配合量が多すぎると、本発
明が目的とする経時安定性が得られ難くなる場合があ
り、また、それ以上の配合による色調変化抑制効果の向
上が得られないため経済的ではない。 【0028】本発明における(c)成分は、分子中に4
〜10個、特に7〜10個の炭素原子を含み、且つ芳香
族性を有するスルホン酸又はその塩の1種又は2種以上
である。ここで、本発明の場合、芳香族性を有する芳香
環の環構造は、分子内の炭素原子数が上記範囲となる限
り、単環式であっても多環式であってもよく、また、多
環式の場合、複数の環が結合したものであっても縮合し
たものであってもよい。更に、複素環であってもよく、
また、分子内の炭素原子数が上記範囲となる限り、芳香
環が別の置換基を有するものであってもよい。そして、
導入される−SO3Hは、1個であってもよく、2個以
上であってもよい。 【0029】本発明の(c)成分として、具体的には、
例えばベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、キシ
レンスルホン酸、クメンスルホン酸、スルホ安息香酸、
スルホフタル酸、ナフタレンスルホン酸及びそれらのナ
トリウム塩、カリウム塩、ジエタノールアミン塩などが
挙げられる。これらの中でも、トルエンスルホン酸、キ
シレンスルホン酸、クメンスルホン酸及びそれらのナト
リウム塩、カリウム塩、ジエタノールアミン塩などが、
より好ましい。また、これらは随意に1種単独で用いて
も2種以上を併用してもよい。 【0030】本発明の組成物における上記(c)成分の
配合量は、組成物中0.5〜20質量%であり、好まし
くは3〜20質量%である。配合量が少なすぎると経時
安定性に対する効果に乏しく、また、多すぎると本発明
が目的とする経時安定化効果が得られない。 【0031】本発明の組成物における上記(a)、
(b)及び(c)成分の配合量は、記載の範囲内で随意
であるが、上記(a)、(b)及び(c)成分の配合量
の合計が、組成物全量に対して60質量%、特に55質
量%を超えないことが望ましい。これらの合計配合量が
60質量%を超えると、粘度が高くなり、液体洗浄剤組
成物として良好な使用性が得られ難くなったり、本発明
の目的とする経時安定化効果が得られ難くなる場合があ
る。 【0032】本発明の液体洗浄剤組成物は、前記成分を
必須成分とするものであり、更に、洗浄剤組成物として
必要に応じて以下のような任意成分を本発明の効果を損
なわない範囲で配合することができる。 【0033】このような任意成分として、例えばアルコ
ール、多価アルコール、ポリエチレン(プロピレン)グ
リコールアルキルエーテル、ポリエチレン(プロピレ
ン)グリコールフェニルエーテル等の安定化剤が挙げら
れる。また、ポリエーテル変性シリコーン、アミノポリ
エーテル変性シリコーンなどの風合い改良剤が挙げら
れ、好ましい配合量は0.1〜3質量%程度である。そ
の他、洗浄性能向上剤として、プロテアーゼ、リパー
ゼ、セルラーゼなどの酵素や、防腐剤、蛍光剤、移染防
止剤、パール剤、ソイルリリース剤、クエン酸、クエン
酸ナトリウム、硫酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、アルカノールアミンなどのpH調整剤などを随意に
用いることができる。また、商品付加価値として、着色
剤や着香剤も随意に用いることができる。着色剤として
は、汎用される色素や顔料が使用でき、代表的な例とし
て、アシッドレッド138、アシッドイエロー203、
アシッドブルー9、青1号、青色205号、ターコイズ
P−GRなどが挙げられ、これらの好ましい配合量は、
0.00005〜0.0005質量%程度である。着香
剤として使用されるものには、代表的な例として、例え
ば後述する実施例に記載された香料組成物A〜Dが挙げ
られる。また、香料組成物の好ましい配合量は、0.1
〜1質量%である。 【0034】本発明の組成物は、その調製方法が特に制
限されるものではなく、例えば通常の液体洗浄剤組成物
の常法に準じて上記必須成分及び必要に応じて上記任意
成分、更に、適宜水を配合、混合することによって、調
製することができる。ここで、調製された組成物の液性
は、特に制限されるものではないが、洗浄力を考慮すれ
ば、本発明の組成物は、pHを4〜11に調整して用い
ると好適であり、pH5〜10に調整すると、より好ま
しい。なお、pH調整剤としては、上述したものが好適
である。 【0035】本発明の組成物を充填する容器や使用時の
添加方法は、どのようなものでもよく、容器や添加方法
によって本発明の組成物の効果を妨げることはないが、
本発明の組成物の使用方法としては、例えば通常の洗濯
用液体洗浄剤と同様に洗濯機の槽内の水に適宜濃度とな
るように溶解させ、この洗濯液中で衣類等の繊維製品の
洗浄を通常の洗浄工程によって行うことで、優れた洗浄
効果が得られ、更に、洗濯時の繊維製品の色調の変化を
抑制することができる。 【0036】 【発明の効果】本発明によれば、衣料等の繊維製品に対
して優れた洗浄力と色調変化抑制効果を両立でき、且つ
経時安定性にも優れた繊維製品用色調変化抑制液体洗浄
剤組成物が得られる。 【0037】 【実施例】以下、実施例及び比較例を示して本発明をよ
り具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によっ
て何ら限定されるものではない。以下に、実施例及び比
較例で採用した評価法を述べる。 【0038】1)洗浄処理方法 10cm角に裁断した100番手の綿平織り布に顔面の
皮脂汚れを擦りつけて作成した皮脂汚れ布10枚、市販
のTシャツ(綿100%、B.V.D社製)2kgを、
松下電気産業(株)製、全自動洗濯機(NA−F802
P)に入れ、各液体洗浄剤組成物を水道水30Lに対し
40mLの割合で用い、洗浄時間10分、脱水1分、そ
の後ためすすぎ(2回繰り返し、各5分)、脱水1分を
1工程とした洗濯操作を行った。用いた水道水の温度は
25℃、鉄分0.3ppmになるよう調整を行った。ま
た、実験に用いた水道水の遊離塩素濃度は0.5ppm
であった。 【0039】2)洗浄力の評価方法 前記洗濯操作1工程を終えた上記皮脂汚れ布、未洗浄の
皮脂汚れ布、皮脂汚れを擦りつけない上記綿平織り布の
反射率を日本電色(株)製の色差計(SE200型)で
測定し、洗浄率(%)を以下の式で算出した。算出した
洗浄率から各液体洗浄剤組成物の洗浄力を下記評価基準
に従って評価した。 【0040】洗浄率(%)=(汚染布のK/S−洗浄布
のK/S)/(汚染布のK/S−未汚染布のK/S)×
100 ここで、K/S=(1−R/100)2/(2R/10
0)、但し、Rは反射率(%) 【0041】<評価基準> 1点:洗浄率 60%未満 2点:洗浄率 60%以上〜65%未満 3点:洗浄率 65%以上〜70%未満 4点:洗浄率 70%以上〜85%未満 5点:洗浄率 85%以上 【0042】3)色調変化の評価 1)と同様の洗濯操作10工程で処理した青色ポロシャ
ツ(鹿の子織;綿100%)を陰干して25℃にて12
時間乾燥させた後、専門パネラー10名による目視観察
にて、洗浄前の衣料と色調変化の度合を比較した。下記
評価基準に従って各々評価を下し、10名の平均点を評
点とした。 【0043】<評価基準> 1点:洗浄前衣料より著しく色調の変化が認められた。 2点:洗浄前衣料より色調の変化が認められた。 3点:洗浄前衣料よりやや色調の変化が認められたが、
実質的に問題がない。 4点:洗浄前衣料よりわずかに色調の変化が認められた
が、実質的に問題がない。 5点:洗浄前衣料とほぼ同等の色調を有していた。 【0044】4)経時安定性評価 各液体洗浄剤組成物150mlを、直径50mm、高さ
100mmの円筒ガラス瓶に取り、蓋を閉めて密封し
た。この状態で、−5℃の恒温槽中において1ヶ月保存
した後、組成物の外観を目視観察し、下記基準により評
価した。 【0045】<評価基準> 1点:著しい沈殿又は濁りが認められた。 2点:沈殿又は濁りが認められた。 3点:若干の濁りが認められたが、実質的に問題がな
い。 4点:ごくわずかな濁り以外は外観の変化は認められな
かった。 5点:外観の変化は全く認められなかった。 【0046】[実施例1〜34及び比較例1〜10]表
1〜4に示す組成に従って、常法に準じて液体洗浄剤組
成物を調製し、実施例1〜34及び比較例1〜10の液
体洗浄剤組成物を得た。各液体洗浄剤組成物について、
上述した評価法に従って、洗浄力、色調変化、保存安定
性を評価した。結果を表2〜4に併記する。 【0047】 【表1】 【0048】 【表2】【0049】 【表3】【0050】 【表4】【0051】 【表5】【0052】(※1)特開2000−186296号公
報の実施例の製造例1に記載された方法によって得られ
たもの。(※2)特開2000−186296号公報の
実施例の製造例3に記載された方法によって得られたも
の。(※3)特開2000−186296号公報の実施
例の製造例3に記載された方法を用い、ラウリン酸メチ
ルの代わりにステアリン酸メチル487gを、また、エ
チレンオキシドを1296g導入し得られたもの(ナロ
ー度65%)。(※4)特開平1−164437号、特
開平10−7620号、特開2000−61304号公
報等に記載された方法によって得られた、特開2001
−164298号にて定義されたナロー率が55%以上
であるもの。 【0053】(※5)1リットルの四つ口フラスコに、
ラウリン酸261gを仕込み、80℃で窒素置換を2回
行った。170℃に昇温し、副生する水を留去させなが
ら、ジメチルアミノプロピルアミン173gを2時間か
けて滴下した。滴下後、170〜180℃に保持し、7
時間熟成した。酸価から算出したラウリン酸の転化率は
99%であった。熟成後、減圧して未反応アミンと水を
除去し、化合物を得た。 (※6)1リットルの四つ口フラスコに、ミリスチン酸
298gを仕込み、80℃で窒素置換を2回行った。1
70℃に昇温し、副生する水を留去させながら、ジメチ
ルアミノプロピルアミン173gを2時間かけて滴下し
た。滴下後、170〜180℃に保持し、7時間熟成し
た。酸価から算出したミリスチン酸の転化率は99%で
あった。熟成後、減圧して未反応アミンと水を除去し、
化合物を得た。 【0054】(※7)1リットルの四つ口フラスコに、
パルミチン酸334gを仕込み、80℃で窒素置換を2
回行った。170℃に昇温し、副生する水を留去させな
がら、ジメチルアミノプロピルアミン173gを2時間
かけて滴下した。滴下後、170〜180℃に保持し、
7時間熟成した。酸価から算出したパルミチン酸の転化
率は99%であった。熟成後、減圧して未反応アミンと
水を除去し、化合物を得た。(※8)1リットルの四つ
口フラスコに、ステアリン酸370gを仕込み、80℃
で窒素置換を2回行った。170℃に昇温し、副生する
水を留去させながら、ジメチルアミノプロピルアミン1
73gを3時間かけて滴下した。滴下後、170〜18
0℃に保持し、7時間熟成した。酸価から算出したステ
アリン酸の転化率は99%であった。熟成後、減圧して
未反応アミンと水を除去し、化合物を得た。(※9)1
リットルの四つ口フラスコに、オレイン酸368gを仕
込み、80℃で窒素置換を2回行った。170℃に昇温
し、副生する水を留去させながら、ジメチルアミノプロ
ピルアミン173gを2時間かけて滴下した。滴下後、
170〜180℃に保持し、7時間熟成した。酸価から
算出したオレイン酸の転化率は99%であった。熟成
後、減圧して未反応アミンと水を除去し、化合物を得
た。 【0055】(※10)1リットルの四つ口フラスコ
に、ベヘニン酸444gを仕込み、80℃で窒素置換を
2回行った。170℃に昇温し、副生する水を留去させ
ながら、ジメチルアミノプロピルアミン173gを2時
間かけて滴下した。滴下後、170〜180℃に保持
し、7時間熟成した。酸価から算出したベヘニン酸の転
化率は99%であった。熟成後、減圧して未反応アミン
と水を除去し、化合物を得た。(※11)1リットル四
つ口フラスコに、パルミチン酸メチル386g、ジメチ
ルアミノエタノール200g及び触媒としてp−トルエ
ンスルホン酸を2g仕込み、窒素置換を2回行った。反
応温度140〜150℃で、副生するメタノールを留去
させながら10時間脱水縮合反応させた。鹸化価から算
出したパルミチン酸メチルの転化率は99%であった。
その後、減圧して未反応のジメチルアミノエタノールと
メタノールを留去し、化合物を得た。 【0056】(※12)1リットルの四つ口フラスコ
に、パルミチン酸334gを仕込み、80℃で窒素置換
を2回行った。170℃に昇温し、副生する水を留去さ
せながら、ジメチルアミノエチルアミン149gを2時
間かけて滴下した。滴下後、170〜180℃に保持
し、7時間熟成した。酸価から算出したパルミチン酸の
転化率は99%であった。熟成後、減圧して未反応アミ
ンと水を除去し、化合物を得た。(※13)1リットル
の四つ口フラスコに、パルミチン酸334gを仕込み、
80℃で窒素置換を2回行った。170℃に昇温し、副
生する水を留去させながら、ジエタノールアミノプロピ
ルアミン275gを2時間かけて滴下した。滴下後、1
70〜180℃に保持し、7時間熟成した。酸価から算
出したパルミチン酸の転化率は99%であった。熟成
後、減圧して未反応アミンと水を除去し、化合物を得
た。 【0057】 【表6】【0058】 【表7】【0059】 【表8】【0060】 【表9】【0061】 【表10】【0062】 【表11】【0063】 【表12】【0064】 【表13】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 掬川 正純 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4H003 AC01 AC08 DA01 EA03 EA21 EB04 EB07 EB13 EB17 EB22 FA12 FA14 FA15 FA16 FA26 FA28 FA34

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 (a)非イオン界面活性剤を10〜50
    質量%と、(b)下記一般式(I)で表わされる化合物
    の1種もしくは2種以上を0.1〜10質量%と、
    (c)分子中に4〜10個の炭素原子を含み、且つ芳香
    族性を有するスルホン酸又はその塩の1種又は2種以上
    を0.5〜20質量%とを含有してなることを特徴とす
    る繊維製品用色調変化抑制液体洗浄剤組成物。 【化1】 (但し、上記式(I)中、R1、R2は、それぞれ炭素数
    1〜4の直鎖又は分岐したアルキル基又はヒドロキシア
    ルキル基であり、R3は炭素数1〜4の直鎖又は分岐し
    たアルキル基であり、Aは下記一般式(II)もしくは
    (III)で表される基である。) 【化2】 (但し、上記式(II)、(III)中、R4、R5は、
    それぞれ炭素数11〜23の直鎖もしくは分岐したアル
    キル基又はアルケニル基である。)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009114408A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Lion Corp 衣料用液体洗浄剤組成物
CN102212018A (zh) * 2011-04-14 2011-10-12 陕西科技大学 一种酸性增稠剂及其制备方法

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JP2009114408A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Lion Corp 衣料用液体洗浄剤組成物
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