JP6055672B2 - 繊維製品用の液体洗浄剤 - Google Patents
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Description
また、近年、ドラム式洗濯機の普及等から、洗濯における浴比(被洗浄物に対する洗浄液の割合)の低下が進んでおり、洗浄剤には、洗浄力が高いことに加えて、洗濯一回当たりの使用量が少ないこと、すすぎに必要な水の使用量が少なくて済むこと等も望まれている。
こうした要求に対して、液体洗浄剤分野では、界面活性剤濃度を高めた組成(濃縮化)の開発が進められている。
また、液体洗浄剤としては、高い洗浄力に加えて、被洗浄物に柔軟性を付与できる作用(柔軟化作用)を備えたものが提案されている。
例えば、特定の非イオン界面活性剤と、陰イオン界面活性剤と、陽イオン界面活性剤とを特定の比率で含有する液体洗浄剤組成物が提案されている(特許文献1)。特許文献1の発明によれば、良好な洗浄力、柔軟化作用、良好な保存安定性の達成を図っている。
そこで、本発明は、浴比が低くても、柔軟化作用に優れた繊維製品用の液体洗浄剤を目的とする。
R1−COO−Y ・・・(I)
[(I)式中、R1は、炭素数5〜21のアルキル基であり、Yは、炭素数3〜16のアルキル基又は−(R2O)m−R3である。R2は、炭素数2〜4のアルキレン基であり、mは、1〜5の数であり、R3は、炭素数1〜22のアルキル基、フェニル基又はベンジル基である。]
さらに、(D)成分:アニオン界面活性剤を含有することが好ましい。
本発明の繊維製品用の液体洗浄剤(以下、単に液体洗浄剤ということがある)は、(A)成分:下記一般式(I)で表される化合物(以下、化合物(I)ということがある)と、(B)成分:前記(A)成分を除くノニオン界面活性剤と、(C)成分:カチオン界面活性剤とを含有するものである。
[(I)式中、R1は、炭素数5〜21のアルキル基であり、Yは、炭素数3〜16のアルキル基又は−(R2O)m−R3である。R2は、炭素数2〜4のアルキレン基であり、mは、1〜5の数であり、R3は、炭素数1〜22のアルキル基、フェニル基又はベンジル基である。]
なお、液体洗浄剤の粘度は、B型粘度計(TOKIMEC社製)により測定される値(測定条件:ロータNo.2、回転数30rpm、10回転後の粘度)を示す。
(A)成分は、上記一般式(I)で表される化合物である。液体洗浄剤は、(A)成分を含有することで、被洗浄物への(C)成分の吸着を促進し、柔軟化作用を高められる。柔軟化作用を高められる理由は定かではないが、(A)成分は(C)成分の疎水部に作用して結合することで、(C)成分を被洗浄物により吸着しやすくすると考えられる。このため、低い浴比(即ち、被洗浄物に対する(C)成分が少ない条件下)でも、優れた柔軟化作用を発揮できる。
加えて、液体洗浄剤は、(C)成分の含有量が少なくても良好な柔軟化作用を発揮できるため、(C)成分に由来する臭気が被洗浄物に吸着するのを防止できる。
さらに、(A)成分は、溶剤として機能して、(B)成分や(C)成分やその他の界面活性剤のゲル化領域を小さくする。そして、液体洗浄剤、特に濃縮化された液体洗浄剤の液安定性を高められる。
R1は直鎖であってもよく、分岐鎖であってもよい。
Yがアルキル基である場合、Yは、炭素数3〜16であり、より好ましくは炭素数6〜10である。炭素数が上記下限値未満では、低い浴比で洗浄した際に、十分な柔軟化作用を発揮できないおそれがあり、炭素数が上記上限値超では疎水性が強くなりすぎて、液安定性が損なわれるおそれがある。
Yがアルキル基である場合、Yは直鎖であってもよく、分岐鎖であってもよく、中でも分岐鎖が好ましい。Yが分岐鎖のアルキル基であれば、柔軟化作用をさらに高められる。
Yが分岐鎖である場合、側鎖の数は、1〜4が好ましく、1がより好ましい。側鎖の数が上記範囲内であれば、柔軟化作用をより高められる。
好ましいYとしては、例えば、イソトリデシル基、エチルヘキシル基、ヘキシルデシル基、イソブチル基、イソプロピル基等が挙げられ、中でも、柔軟化作用及び液安定性をより高められる点から、エチルヘキシル基がより好ましい。
Yがアルキル基である場合、R1のアルキル基は、炭素数5〜21であり、炭素数5〜13が好ましく、炭素数7〜11がより好ましく、炭素数7〜9がさらに好ましい。R1の炭素数が上記範囲内であれば、親水性と疎水性とのバランスが良好となり、柔軟化作用を高められる。
mは1〜5の数であり、2〜5が好ましく、3がより好ましい。上記下限値未満では、疎水性が強くなり、液安定性が損なわれるおそれがあり、上記上限値超では、親水性が強くなりすぎて、柔軟化作用が不十分になるおそれがある。
R3は炭素数1〜16のアルキル基、フェニル基又はベンジル基であり、中でもアルキル基が好ましい。R3がアルキル基の場合、R3の炭素数は、1〜12が好ましく、1〜6がより好ましく、1(即ち、メチル基)がさらに好ましい。上記範囲内であれば、液安定性をより高められる。
Yが−(R2O)m−R3である場合、R1のアルキル基は、炭素数5〜21であり、炭素数5〜13が好ましく、炭素数9がより好ましい。R1の炭素数が上記範囲内であれば、親水性と疎水性とのバランスがより良好となり、柔軟化作用をより高められる。
例えば、油脂と1価アルコールとのエステル交換による方法、廃食用油と1価アルコールとのエステル交換による方法、脂肪酸を1価アルコールでエステル化する方法、脂肪酸アルキルエステルと1価アルコールとのエステル交換による方法等が挙げられる。(A)成分を構成する脂肪酸残基の炭素数は、例えば、(A)成分を蒸留することにより炭素留分をカットしたり、所望の炭素数を有する脂肪酸アルキルエステルの炭素留分を2種以上配合した原料を用いることにより調整できる。
(A)成分の製造方法に用いられる油脂としては、特に限定されないが、植物油及び動物油が好ましく、植物油がより好ましい。植物油としては、ナタネ油、ひまわり油、大豆油、綿実油、サンフラワー油、ヒマシ油、オリーブ油、とうもろこし油、椰子油、パーム油、パーム核油等が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。中でも、炭素数6〜14の脂肪酸の含有量が多い点でパーム核油、椰子油が好ましい。動物油としては、牛脂、豚脂、魚油等が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。
また、(A)成分の製造方法に用いられるアルコールとしては、特に限定されないが、プロクター・アンド・ギャンブル社製のCO−1214(商品名)又はCO−1270(商品名)等の天然アルコールや、三菱化学株式会社製のDiadol(商品名、C13、Cは炭素数を示す。以下同様。)、Shell社製のNeodol(商品名、C12とC13との混合物)、Sasol社製のSafol23(商品名、C12とC13との混合物)等のアルコール等が好ましい。
(B)成分は、(A)成分を除くノニオン界面活性剤である。(B)成分は、液体洗浄剤の洗浄力を発揮する主成分であり、かつ(A)成分を水に可溶化する作用を有する。
(1)炭素数6〜22、好ましくは8〜18の脂肪族アルコールに炭素数2〜4のアルキレンオキシドを平均3〜30モル、好ましくは3〜20モル、さらに好ましくは5〜20モル付加したポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)エーテル。この中でも、ポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキル(又はアルケニル)エーテルが好適である。ここで使用される脂肪族族アルコールとしては、第1級アルコールや、第2級アルコールが挙げられる。また、そのアルキル基は、分岐鎖であってもよい。脂肪族アルコールとしては、第1級アルコールが好ましい。
(2)ポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)フェニルエーテル。
(3)長鎖脂肪酸アルキルエステルのエステル結合間にアルキレンオキシドが付加した脂肪酸アルキルエステルアルコキシレート。
(4)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル。
(5)ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル。
(6)ポリオキシエチレン脂肪酸エステル。
(7)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油。
(8)グリセリン脂肪酸エステル。
[(b1)式中、R11は炭素数8〜18のアルキル基又はアルケニル基である。X1は−O−、−COO−又は−CONH−である。R12は水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、又は炭素数2〜6のアルケニル基である。sはEOの平均繰返し数を表す3〜20の数である。tはPOの平均繰返し数を表す0〜6の数である。EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基を表し、EOとPOとは混在していてもよい。]
R12がアルキル基である場合、R12は、炭素数1〜3のアルキル基が好ましい。R12がアルケニル基である場合、R12は、炭素数2〜3のアルケニル基が好ましい。
X1が−O−の場合、(b1)成分は、アルキルエーテル型ノニオン界面活性剤である。X1が−O−の場合、洗浄力の観点から、R11の炭素数は10〜18が好ましい。また、R11は不飽和結合を有していてもよい。また、X1が−O−の場合、R12は、水素原子が好ましい。
X1が−COO−の場合、(b1)成分は脂肪酸エステル型ノニオン界面活性剤である。X1が−COO−の場合、洗浄力の観点から、R11の炭素数は9〜17が好ましく、11〜17がより好ましい。また、R11は不飽和結合を有していてもよい。X1が−COO−の場合、R12は、炭素数1〜3のアルキル基が好ましい。
tは、0〜6の数であり、好ましくは0〜3の数である。tが6を超えると、液体洗浄剤の高温下での液安定性が低下する傾向にある。
(EO)s/(PO)tにおけるEOとPOとは混在して配列してもよく、EOとPOとがランダム状に付加していてもよく、ブロック状に付加していてもよい。
(b1)成分において、EO又はPOの付加モル数分布は特に限定されず、(b1)成分を製造する際の反応方法によって変動しやすい。例えば、EO又はPOの付加モル数分布は、一般的な水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ触媒を用いて、エチレンオキシド又はプロピレンオキシドを疎水基原料(1級又は2級の高級アルコール、高級脂肪酸、高級脂肪酸アミド等)に付加させた際には、比較的広い分布となる傾向にある。また、特公平6−15038号公報に記載のAl3+、Ga3+、In3+、Tl3+、Co3+、Sc3+、La3+、Mn2+等の金属イオンを添加した酸化マグネシウム等の特定のアルコキシル化触媒を用いて、エチレンオキシド又はプロピレンオキシドを該疎水基原料に付加させた場合には、比較的狭い分布となる傾向にある。
[(b2)式中、R13は炭素数8〜18のアルキル基又はアルケニル基である。pはEOの平均繰返し数を表し、qはPOの平均繰返し数を表し、rはEOの平均繰返し数を表し、p、q、rはp>1、r>1、0<q≦3、p+r=10〜20を満たす数である。EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基を表し、(EO)p/(PO)qにおけるEOとPOとは混在していてもよい。]
(b2)式中、EOとPOとの比率は、q/(p+r)で表される比で0.1〜0.5であることが好ましく、より好ましくは0.1〜0.3である。上記下限値以上であると、泡が立ちすぎず、泡立ちの適正化が図られやすい。上記上限値以下であると、適度な粘度が得られやすくなり、ゲル化が抑制されやすい。
(EO)p/(PO)qにおけるEOとPOとは、いずれか一方のみが存在していてもよく、混在していてもよく、EOとPOとがランダム状に付加していてもよく、ブロック状に付加していてもよい。
(b2)成分を用いると、液体洗浄剤は適度な粘度が得られやすくなり、ゲル化も抑制される。また、泡立ち性が向上し、生分解性もより良好になる。
(C)成分は、カチオン界面活性剤である。液体洗浄剤は、(C)成分を含有することで、柔軟化作用を発揮できる。
(c1−1)成分としては、R23の炭素数が、好ましくは8〜22、より好ましくは12〜18である。R23の炭素数が、上記範囲内であれば、柔軟化作用をより高められる。
(c1−1)成分としては、R23が、好ましくは直鎖又は分岐鎖のアルキル基であり、より好ましくは直鎖のアルキル基である。R23が上記のアルキル基であれば、柔軟化作用をより高められる。
(c1−2)成分としては、R22及びR23の炭素数が、好ましくはそれぞれ独立に8〜12、より好ましくは8〜10である。R22及びR23の炭素数が上記範囲内であれば、柔軟化作用をより高められる。
(c1−2)成分としては、R22及びR23が、好ましくはそれぞれ独立に直鎖又は分岐鎖のアルキル基であり、より好ましくはいずれか1つが直鎖のアルキル基であり、さらに好ましくはいずれも直鎖のアルキル基である。R22及びR23が上記のアルキル基であれば、柔軟化作用をより高められる。
(c2)式中、x+yは10〜50が好ましい。x+yが上記下限値以上であれば、液安定性がより良好であり、上記上限値以下であれば、柔軟化作用をより高められる。
(c2)成分としては、R24及びR25のいずれか一方が炭素数10〜18の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、他方がメチル基又はトリル基であることが好ましい。上記の組み合わせであれば、柔軟化作用をより高められる。
(c3)式中、R26及びR27は、それぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基が好ましく、いずれか一方がメチル基であることがより好ましく、いずれもメチル基であることがさらに好ましい。R26及びR27が上記のアルキル基であれば、液安定性をより高められる。
(c3)式中、R28の炭素数は、10〜18が好ましく、12〜14がより好ましい。R28の炭素数が上記範囲内であれば、柔軟化作用をより高められる。
またR28は、直鎖又は分岐鎖のアルキル基であることが好ましく、直鎖のアルキル基であることがより好ましい。R28が上記のアルキル基であれば、柔軟化作用をより高められる。
(c3)式中、R29は、メチレン基であることが好ましい。R29がメチレン基であれば、液安定性をより高められる。
3級アミン化合物は、そのまま用いられてもよく、塩として用いられてもよい。該塩としては、3級アミン化合物を酸で中和した酸塩等が挙げられる。中和に用いる酸としては、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、グリコール酸、乳酸、クエン酸、ポリアクリル酸、パラトルエンスルホン酸、クメンスルホン酸等が挙げられる。これらの3級アミン型の界面活性剤は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
(c1−1)成分としては、例えば、アーカード12−37W(商品名、ライオンアクゾ株式会社製)やアーカードT−800(商品名、ライオンアクゾ株式会社製)等の塩化アルキルトリメチルアンモニウム等が挙げられる。
(c1−2)成分としては、アーカード210(商品名、ライオンアクゾ株式会社製)等の塩化ジデシルジメチルアンモニウム等が挙げられる。
(c−3)成分としては、アーカードCB−50(商品名、ライオンアクゾ株式会社製)等の椰子アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライド等が挙げられる。
上述した(C)成分は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
液体洗浄剤は、(D)成分:アニオン界面活性剤を含有できる。液体洗浄剤は、(D)成分を含有することで、柔軟化作用をより高められる。(D)成分を含有することで柔軟化作用を高められる理由は定かでないが、以下のように推測される。
(D)成分は、(C)成分とイオン結合することで疎水度が高くなるが、(C)成分と(D)成分とが結合した会合体(特にC−D会合体ということがある)は、(A)成分との疎水性相互作用から被洗浄物への吸着が高まる。C−D会合体は、その嵩高さから、さらに柔軟化作用を高めると考えられる。
好ましい(D)成分としては、例えば、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩;α−オレフィンスルホン酸塩;直鎖又は分岐鎖のアルキル硫酸エステル塩;アルキルエーテル硫酸エステル塩又はアルケニルエーテル硫酸エステル塩;アルキル基を有するアルカンスルホン酸塩;α−スルホ脂肪酸エステル塩等が挙げられる。これらのアニオン界面活性剤における塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン等のアルカノールアミン塩等が挙げられる。
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩としては、直鎖アルキル基の炭素数が8〜16のものが好ましく、直鎖アルキル基の炭素数が10〜14のものがより好ましい。
α−オレフィンスルホン酸塩としては、炭素数10〜20のものが好ましい。
アルキル硫酸エステル塩としては、アルキル基の炭素数が10〜20のものが好ましい。
アルキルエーテル硫酸エステル塩又はアルケニルエーテル硫酸エステル塩としては、炭素数10〜20の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有し、平均1〜10モルのエチレンオキシドを付加したもの(即ち、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩又はポリオキシエチレンアルケニルエーテル硫酸エステル塩)が好ましい。
アルカンスルホン酸塩としては、アルキル基の炭素数が10〜20のものが好ましく、14〜17のものがより好ましく、中でも、該アルキル基が2級アルキル基であるもの(即ち、2級アルカンスルホン酸塩)がさらに好ましい。
α−スルホ脂肪酸エステル塩としては、脂肪酸残基の炭素数が10〜20のものが好ましい。
(D)成分としては、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩、アルカンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、及びα−オレフィンスルホン酸塩から選ばれる少なくとも1種が好ましい。
(D)成分として、上記以外の他のアニオン界面活性剤を用いてもよい。該他のアニオン界面活性剤としては、例えば、炭素数10〜20の高級脂肪酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシアルキレンエーテルカルボン酸塩、アルキル(又はアルケニル)アミドエーテルカルボン酸塩、アシルアミノカルボン酸塩等のカルボン酸型アニオン界面活性剤;アルキルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルリン酸エステル塩、グリセリン脂肪酸エステルモノリン酸エステル塩等のリン酸エステル型アニオン界面活性剤等が挙げられる。
これらの(D)成分は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
D/C比<1の場合、(D)成分/(A)成分で表される質量比(以下、D/A比ということがある)は、0.5〜5が好ましく、1〜3がより好ましい。
1≦D/C比<3の場合、[(C)成分+(D)成分]/(A)成分で表される質量比(以下、(C+D)/A比ということがある)は、0.5〜20が好ましく、2〜10がより好ましく、3〜7がさらに好ましい。
3≦D/C比の場合、C/A比は、0.2〜10が好ましく、1〜5がより好ましい。
(A)成分の含有量を上記範囲内とすることで、C−D会合体の被洗浄物への吸着をより促進して、柔軟化作用をより高められる。
液体洗浄剤は、(A)〜(D)成分に加え、本発明の効果を阻害しない範囲で、必要に応じて、水混和性有機溶媒、両性界面活性剤、減粘剤又は可溶化剤、アルカリ剤、金属イオン捕捉剤、酸化防止剤、風合向上剤、蛍光増白剤、再汚染防止剤、パール剤、ソイルリリース剤、酵素、着香剤、着色剤、乳濁化剤、エキス類、pH調整剤等の任意成分を含有してもよい。
これらの(E)成分は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
液体洗浄剤中の(E)成分の含有量は、3〜30質量%が好ましく、5〜20質量%がより好ましく、7〜15%がさらに好ましい。上記範囲内あれば、溶解性、液安定性のさらなる向上が図れる。
液体洗浄剤組成物中、(E)成分/(A)成分で表される質量比(以下、E/A比ということがある)は、例えば、1〜10が好ましく、2〜7がより好ましく、3〜5がさらに好ましい。上記範囲内であれば、(A)成分と(E)成分との相乗効果により、液体洗浄剤の液安定性をより高められる。
液体洗浄剤中の両性界面活性剤の含有量は、例えば、0.1〜15質量%が好ましい。
減粘剤又は可溶化剤は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
液体洗浄剤中の減粘剤又は可溶化剤の含有量は、0.01〜15質量%が好ましい。上記範囲内であれば、液体洗浄剤の液表面における皮膜形成を良好に抑制できる。
アルカリ剤は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
液体洗浄剤中のアルカリ剤の含有量は0.5〜5質量%が好ましい。
金属イオン捕捉剤は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
液体洗浄剤中の金属イオン捕捉剤の含有量は、0.1〜20質量%が好ましい。
酸化防止剤は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
液体洗浄剤中の酸化防止剤の含有量は、0.01〜2質量%が好ましい。
液体洗浄剤中の風合向上剤の含有量は、0〜5質量%が好ましい。
液体洗浄剤中の蛍光増白剤の含有量は、0〜1質量%が好ましい。
液体洗浄剤中の移染防止剤又は再汚染防止剤の配合量は、0〜2質量%が好ましい。
液体洗浄剤中の着香剤の含有量は、0.1〜1質量%が好ましい。
液体洗浄剤中の着色剤の含有量は、0.00005〜0.005質量%が好ましい。
液体洗浄剤中の乳濁化剤の含有量は、0.01〜0.5質量%が好ましい。
液体洗浄剤中のエキス類の含有量は、0〜0.5質量%が好ましい。
ただし、pH調整剤を除く成分のみで所望のpHの液体洗浄剤が得られる場合は、必ずしもpH調整剤を用いる必要はない。
液体洗浄剤は、上述した(A)〜(C)成分と、必要に応じて(D)成分及び任意成分とを溶媒に分散することで得られる。
例えば、(B)成分と(E)成分とを溶媒に加え攪拌し、これに(D)成分を加え、pH調整剤でpH7に調整した後、(A)成分と(C)成分とを加え攪拌した後、pH調整剤で任意のpHに調整する製造方法が好ましい。
溶媒としては、水道水、井水、イオン交換水、蒸留水、純水等の水が挙げられる。
液体洗浄剤中の水の含有量は、特に限定されないが、例えば、10〜80質量%が好ましく、20〜60質量%がより好ましい。上記下限値未満では、液安定性が損なわれるおそれがあり、上記上限値超では、液体洗浄剤の濃縮化を図りにくい。
液体洗浄剤の使用方法、即ち、被洗浄物の洗浄方法は、従来公知の液体洗浄剤の使用方法と同様であってよい。
例えば、液体洗浄剤を洗浄水に添加して洗浄液とし、この洗浄液を用いて被洗浄物を洗濯機等で洗浄する方法、液体洗浄剤を泥汚れや皮脂汚れに塗布する方法、洗浄液に被洗浄物を浸漬する方法等が挙げられる。また、液体洗浄剤を被洗浄物に塗布した後、適宜放置し、その後、洗浄液を用いて洗浄してもよい。
加えて、(A)成分を含有することで、被洗浄物への(C)成分の吸着を促進して、浴比が低くても、柔軟化作用を高められる。特に、浴比が10以下である低い浴比の条件下において、本発明の効果が顕著に発揮される。
<(A)成分:化合物(I)>
A−1:カプリル酸2−エチルヘキシル、パステル2H−08(商品名)、ライオン株式会社製。
A−2:カプリン酸2−エチルヘキシル(2H−10)、下記合成方法により合成したもの。
5Lの四つ口フラスコに、カプリン酸メチルエステル(ライオン株式会社製、商品名;パステルM10)1700gと、2エチルヘキサノール1425gと、触媒としてp−トルエンスルホン酸(関東化学株式会社製)17gとを仕込み、窒素置換を行った。その後、窒素を1mL/秒の流量で流通させながら、液温が140℃になるまで昇温してエステル化反応を行った。反応により生成した水を蒸留により除去した後、0.6kPaまで徐々に減圧しながら200℃になるまで昇温して粗製物を得た。次いで、粗製物1500gに対し、濾過助剤としてハイフロスーパーセル(商品名、ナカライテスク株式会社製)を22.5g(粗製物100質量部に対し1.5質量部)添加し、10分間攪拌して均一に分散させた後、80℃で加圧濾過して、カプリン酸2−エチルヘキシルを得た。
5Lの四つ口フラスコに、ラウリン酸2114gと、イソトリデカノール(協和発酵ケミカル株式会社製)1470gと、触媒としてp−トルエンスルホン酸(関東化学株式会社製)17gとを仕込み、窒素置換を行った。その後、窒素を1mL/秒の流量で流通させながら、液温が140℃になるまで昇温してエステル化反応を行った。反応により生成した水を蒸留により除去した後、0.6kPaまで徐々に減圧しながら200℃になるまで昇温し粗製物を得た。次いで、粗製物1500gに対し、濾過助剤としてハイフロスーパーセル(商品名、ナカライテスク株式会社製)を22.5g(粗製物100質量部に対し1.5質量部)添加し、10分間攪拌して均一に分散させた後、80℃で加圧濾過して、ラウリン酸イソトリデシルを得た。
5Lの四つ口フラスコに、カプリン酸メチルエステル(ライオン株式会社製、商品名、パステルM10)1400gと、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル(日本乳化剤株式会社製)1860gと、触媒としてp−トルエンスルホン酸(関東化学株式会社製)17gとを仕込み、窒素置換を行った。その後、窒素を1mL/秒の流量で流通させながら、液温が140℃になるまで昇温してエステル化反応を行った。反応により生成した水を蒸留により除去した後、0.6kPaまで徐々に減圧しながら200℃になるまで昇温し粗製物を得た。次いで、粗製物1500gに対し、濾過助剤としてハイフロスーパーセル(商品名、ナカライテスク株式会社製)を22.5g(粗製物100質量部に対し1.5質量部)添加し、10分間攪拌して均一に分散させた後、80℃で加圧濾過して、カプリン酸トリプロピレングリコールモノメチルエーテルを得た。
B−1:下記合成方法により合成したもの。天然アルコール(商品名:CO−1214、プロクター・アンド・ギャンブルズ社製)に15モル相当のエチレンオキシドが付加したもの(LMAO(C12/14−15EO))。
861.2gのCO−1214と、2.0gの30質量%NaOH水溶液とを耐圧型反応容器中に仕込み、容器内を窒素置換した。次に、温度100℃、圧力2.0kPa以下で30分間脱水した後、温度を160℃まで昇温した。次いで、反応液を撹拌しながら、エチレンオキシド(ガス状)760.6gを反応液中に徐々に加えた。この時、吹き込み管を使って、反応温度が180℃を超えないように添加速度を調節しながら加えた。エチレンオキシドの添加終了後、温度180℃、圧力0.3MPa以下で30分間熟成した後、温度180℃、圧力6.0kPa以下で10分間、未反応のエチレンオキシドを留去した。次に、温度を100℃以下まで冷却した後、反応物の1質量%水溶液のpHが約7になるように、70質量%p−トルエンスルホン酸を加えて中和し、LMAO(C12/14−15EO)を得た。
特開2000−144179号公報に記載の製造例5(サンプルDに対応するもの)に準じて合成した。
組成が2.5MgO・Al2O3・nH2Oである水酸化アルミナ・マグネシウム(商品名:キョーワード330、協和化学工業株式会社製)を600℃で1時間、窒素雰囲気下で焼成して得られた焼成水酸化アルミナ・マグネシウム(未改質)触媒2.2gと、0.5N水酸化カリウムエタノール溶液2.9mLと、ラウリン酸メチルエステル280gと、ミリスチン酸メチルエステル70gとを4Lオートクレーブに仕込み、オートクレーブ内で触媒の改質を行った。次いで、オートクレーブ内を窒素で置換した後、昇温を行い、温度を180℃、圧力を3×105Paに維持しつつ、エチレンオキシド1052gを導入し、撹拌しながら反応させた。さらに、反応液を80℃に冷却し、水159gと、濾別助剤として活性白土及び珪藻土をそれぞれ5gとを添加した後、触媒を濾別し、MEE(C12/14−15EO)を得た。
B−4:ペンタノールをガーベット反応に供して得られる炭素数10のアルコールに9モル相当のエチレンオキシドを付加したもの、Lutensol XP90(商品名)、BASF社製。
B−5:炭素数10〜14の1級アルコールに、平均9モルのエチレンオキシド、平均2モルのプロピレンオキシド、平均9モルのエチレンオキシドを順にブロック付加させたもの(EOPO)。一般式(b−2)におけるR13=炭素数10〜14の直鎖状アルキル基、p=9、q=2、r=9。
C−1:C12カチオン(CwH2w+1N+(CH3)3Cl−(w=12))、アーカード12−37w(商品名)、ライオンアクゾ株式会社製。
C−2:C18カチオン(CwH2w+1N+(CH3)3Cl−(w=16/18混合品、z=16とz=18との質量比2/8))、アーカードT−800(商品名)、ライオンアクゾ株式会社製。
C−3:塩化ジデシルメチルアンモニウム、アーカード210(商品名)、ライオンアクゾ株式会社製。
C−4:塩化ベンザルコニウム、アーカードCB(商品名)、ライオンアクゾ株式会社製。
D−1:LAS;直鎖アルキル(炭素数10〜14)ベンゼンスルホン酸、ライポンLH−200(商品名、LAS−H 純分96質量%)、平均分子量322、ライオン株式会社製。液体洗浄剤の製造時にpH調整剤である水酸化ナトリウムにより中和され、ナトリウム塩となる。
4Lのオートクレーブ中に、原料アルコールとしてNeodol23(商品名、炭素数12のアルコールと炭素数13のアルコールとの質量比1/1の混合物、分岐率20質量%、Shell社製)400gと、水酸化カリウム触媒0.8gとを仕込み、オートクレーブ内を窒素置換し、撹拌しながら昇温した。その後、温度180℃、圧力0.3mPaに維持しながらエチレンオキシド272gを導入し、エチレンオキシドの平均付加モル数2の反応物(アルコールエトキシレート)を得た。
次に、上記で得られたアルコールエトキシレート280gを撹拌装置付の500mLフラスコに取り、窒素置換後、液体無水硫酸(サルファン)67gを反応温度40℃に保ちながらゆっくりと滴下した。滴下終了後、1時間撹拌を続け(硫酸化反応)、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸を得た。さらに、これを水酸化ナトリウム水溶液で中和することにより、AESを得た。このAES(エチレンオキシド付加体の集合物)を構成する全エチレンオキシド付加体中、エチレンオキシドの付加モル数が1〜3モルのエチレンオキシド付加体の合計は35質量%であった。
E−1:エタノール、特定アルコール95度合成(商品名)、日本アルコール販売株式会社製。
E−2:ブチルカルビトール、日本乳化剤株式会社製。
パラトルエンスルホン酸(PTS):1質量%(協和発酵ケミカル株式会社製)。
モノエタノールアミン:1質量%(株式会社日本触媒製)。
椰子脂肪酸:1質量%(日油株式会社)
パルミチン酸:0.1質量%。
香料:0.5質量%(特開2002−146399号公報の表11〜18に記載の香料組成物A)。
ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT):0.05質量%。
乳酸:1質量%(純正化学株式会社製)。
緑色3号:0.0002質量%。
酵素:0.6質量%(コロナーゼ48L、ノボザイムズ社製)。
水酸化ナトリウム又は塩酸:中和するための量(0.1〜3質量%)。
クエン酸:0.1質量%(液体クエン酸、一方社油脂工業株式会社製)。
水(精製水):バランス(液体洗浄剤の量を100%とするための量)。
表1〜3の組成に従い、500mLビーカーに(B)成分、(D)成分及び共通成分中の水とを入れ、マグネットスターラー(MITAMURA KOGYO INC.製)で十分に攪拌した。次いで、共通成分中のパラトルエンスルホン酸、モノエタノールアミン、椰子脂肪酸を加えた後、pH7(25℃)になるようにpH調整剤(水酸化ナトリウム又は塩酸)を添加した。pH7に調整した後、(A)成分と、(C)成分と、酵素以外の共通成分とを加え攪拌しながら、全体量が95質量%になるように水を入れ、さらによく攪拌した。共通成分中の酵素を加え、さらに表中に示されたpHになるようにpH調整剤(水酸化ナトリウム又は塩酸)を添加し、全体量が100質量%になるように精製水を加えて、各例の液体洗浄剤を得た。得られた液体洗浄剤について、液安定性、柔軟化作用を評価し、その結果を表中に示す。ただし、実施例1と実施例2は参考例である。
<液安定性>
プラスチック容器(縦5cm×横5cm×高さ3cm)に各例の液体洗浄剤10gを入れ、温度25℃、湿度30%RHの恒温室にて24時間放置した。24時間放置した後、下記評価基準に従って液安定性を評価し、「○」以上を合格とした。
<評価基準>
◎:均一透明で流動性がある。
○:にごりが見られるが流動性がある。
△:内容物表層に被膜があるが流動性がある。
×:ゲル化又は固化し、流動性がない。
≪柔軟化作用A≫
柔軟化作用Aは、高い浴比(浴比=60)の条件下で洗浄することを想定したモデル試験である。
被洗浄物として3枚の市販の木綿タオル(綿100%)を二槽式洗濯機(商品名:CW−C30A1、三菱電機株式会社製)に入れた。次いで、水道水12Lに表1〜3に示す使用量の液体洗浄剤を溶解して洗浄液とし、この洗浄液を前記二槽式洗濯機に入れ、弱水流で、洗浄時間10分間、脱水1分間、すすぎ(2回繰返し、各5分間)及び脱水1分間を1工程とした洗濯操作を行った。用いた水道水の温度は、25℃であった。この洗濯操作を5回繰り返した。1工程の洗濯操作で処理した木綿タオルを12時間陰干しした。その後、当該木綿タオルを25℃、湿度65%RHの恒温恒湿室に2日間放置した。以上の処理を施した木綿タオルを試験布として、柔軟化作用を評価した。
なお、ノニオン界面活性剤(ラウリルアルコール1モルあたり平均15モルのエチレンオキシドを付加させたアルコールエトキシレート)の20質量%水溶液12mLを液体洗浄剤として用い、上記の洗濯操作と同様に処理した木綿タオルを評価対照布とした。柔軟化作用の評価は、下記の評価基準に従って、前記評価対照布との一対比較を官能により行った。専門パネラー10人の平均値を求め、◎:4点以上、○:3.5点以上4点未満、△:3点以上3.5点未満、×:3点未満とした。「◎」、「○」、「△」を合格と判定した。
1点:対照布の方が柔らかい。
2点:対照布と同等である。
3点:対照布よりやや柔らかい。
4点:対照布より柔らかい。
5点:対照布よりかなり柔らかい。
柔軟化作用Bは、低い浴比(浴比=8)の条件下で洗浄することを想定したモデル試験である。
被洗浄物として18枚の木綿タオルを用いた以外は、「≪柔軟化作用A≫」と同様にして評価し、その結果を表中に示す。
実施例3と実施例12との比較から、(D)成分を含有する実施例3は、(D)成分を含有しない実施例12に比べて柔軟化作用A及びBが高まっていた。実施例3、26〜28の比較から、E/A比が1〜10である実施例3、27、28は、E/A比が14である実施例26に比べて、液安定性が高まっていた。
一方、(A)成分を含有しない比較例2は、柔軟化作用Bが「×」であり、液安定性が「△」であった。
以上の結果から、本発明を適用することで、低い浴比でも、優れた柔軟化作用を発揮できることが判った。
Claims (4)
- (A)成分:下記一般式(I)で表される化合物と、
(B)成分:前記(A)成分を除くノニオン界面活性剤25〜55質量%と、
(C)成分:カチオン界面活性剤と、
を含有する繊維製品用の液体洗浄剤。
R1−COO−Y ・・・(I)
[(I)式中、R1は、炭素数5〜21のアルキル基であり、Yは、炭素数3〜16のアルキル基又は−(R2O)m−R3である。R2は、炭素数3のアルキレン基であり、mは、1〜5の数であり、R3は、炭素数1〜22のアルキル基、フェニル基又はベンジル基である。] - (D)成分:アニオン界面活性剤を含有する請求項1に記載の繊維製品用の液体洗浄剤。
- (C)成分/(A)成分で表される質量比が、0.1〜5である、請求項1又は2に記載の繊維製品用の液体洗浄剤。
- (D)成分/(C)成分で表される質量比が1未満の場合、(D)成分/(A)成分で表される質量比は0.5〜5であり、
(D)成分/(C)成分で表される質量比が1以上3未満の場合、[(C)成分+(D)成分]/(A)成分で表される質量比は0.5〜20であり、
(D)成分/(C)成分で表される質量比が3以上の場合、(C)成分/(A)成分で表される質量比は0.2〜10である、請求項2に記載の繊維製品用の液体洗浄剤。
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