JP2003201388A - エポキシ樹脂組成物、樹脂硬化物、プリプレグおよび繊維強化複合材料 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物、樹脂硬化物、プリプレグおよび繊維強化複合材料

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JP2003201388A
JP2003201388A JP2002001151A JP2002001151A JP2003201388A JP 2003201388 A JP2003201388 A JP 2003201388A JP 2002001151 A JP2002001151 A JP 2002001151A JP 2002001151 A JP2002001151 A JP 2002001151A JP 2003201388 A JP2003201388 A JP 2003201388A
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Shunsaku Noda
俊作 野田
Hiroaki Fukui
裕明 福井
Kishio Miwa
輝之男 三輪
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Abstract

(57)【要約】 【課題】繊維強化複合材料に好適に使用できる、圧縮特
性および曲げ特性に優れた繊維強化複合材料を提供する
こと。 【解決手段】構成要素[A]、[B]、及び[C]を含
んでなるエポキシ樹脂組成物。 [A]エポキシ樹脂 [B]硬化剤 [C]カーボン短繊維

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種力学物性に優
れた繊維強化複合材料、およびこれを得るためのエポキ
シ樹脂組成物、プリプレグに関する。
【0002】
【従来の技術】強化繊維とマトリックス樹脂からなる繊
維強化複合材料は、その力学物性が優れているため、ス
ポーツレジャー用途をはじめ、航空宇宙用途、一般産業
用途などに広く用いられている。
【0003】かかる用途において、強化繊維としては、
炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維が主として用いら
れる。中でも、比強度、比弾性率に優れ、高性能の複合
材料が得られる炭素繊維が使用される場合が多い。
【0004】また、マトリックス樹脂には、エポキシ樹
脂などの熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂が用いられるが、
優れた機械特性を発揮させるエポキシ樹脂が使用される
場合が多い。
【0005】繊維強化複合材料の製造には、各種の方式
が用いられるが、強化繊維に未硬化樹脂を含浸させたシ
ート状中間基材であるプリプレグを用いる方法が普及し
ている。この方法では、プリプレグを複数枚積層した
後、これを加熱することによって、成形体である繊維強
化複合材料とする。
【0006】近年、特にゴルフシャフトや釣竿等のスポ
ーツ用品用途で材料の軽量化が進み、軽量設計に適した
プリプレグが強く求められている。
【0007】軽量化を目的に、プリプレグのプライ数を
減らし成形物厚みを薄くしたり、強化繊維を低目付にし
た繊維強化プリプレグを用いる場合があるが、これらの
手法では強化繊維の量が減少するため、コンポジットの
力学物性、特に圧縮特性ならびに曲げ特性が低下し、所
望の力学物性が得られないなどの問題がある。
【0008】また、強化繊維として高弾性率炭素繊維を
用いたり、強化繊維含有率の高いプリプレグを用いる等
の方法を用いる場合があるが、高弾性率炭素繊維を用い
ると炭素繊維の圧縮強度が破壊の律速となったりコスト
面で不利となる問題がある。また強化繊維含有率の高い
プリプレグを用いるとマトリックス樹脂の絶対量が不足
するために、得られる繊維強化複合材料中に空隙(ボイ
ド)が発生し、十分な強度が発現出来ないなどの問題が
ある。
【0009】繊維強化複合材料に要求される極めて高い
レベルの強度特性を満たすには、依然として不十分であ
るのが現状である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、軽量で、
かつ良好な繊維強化複合材料の力学特性を示すようなプ
リプレグを得ることを目的に、高剛性マトリックス樹脂
を用い圧縮特性ならびに曲げ特性に優れた繊維強化複合
材料を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、次の構成要素を有する。すなわち、次の構
成要素[A]、[B]、及び[C]を主成分とするエポ
キシ樹脂組成物であって、 [A]エポキシ樹脂 [B]硬化剤 [C]カーボン短繊維 本発明におけるプリプレグは、かかる樹脂組成物と強化
繊維とを含んでなることを特徴とするものであり、さら
に、本発明における繊維強化複合材料およびスポーツ用
具は、かかる樹脂組成物を加熱硬化した樹脂硬化物と強
化繊維とを含んでなることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明者らは、前述した課題につ
いて、鋭意検討し、構成要素[A]エポキシ樹脂に構成
要素[B]硬化剤及び構成要素[C]カーボン短繊維を
配合したエポキシ樹脂組成物により、かかる課題を一挙
に解決することを究明したものである。
【0013】即ち、本発明者らは、カーボン短繊維と硬
化剤をエポキシ樹脂に配合し加熱硬化した場合に、エポ
キシ樹脂硬化物の塑性変形能力を低下させずに、硬化物
の剛性を向上させること、さらに強化繊維とマトリック
ス樹脂からなる繊維強化複合材料とした場合に、繊維強
化複合材料の耐衝撃性を低下させることなく圧縮特性、
曲げ特性の向上、さらにはゴルフシャフト、釣竿などに
適用した場合にフィーリングを向上させることを可能と
したものである。また、繊維強化複合材料の特性とし
て、ゴルフクラブヘッドなどに適用した場合、ボールの
反発力が向上するなどの効果も付与される。
【0014】また、本発明により得られる繊維強化複合
材料では、吸水・高温下での力学特性低下、より具体的
には圧縮強度低下、および耐熱性低下を抑制する効果を
有するため、航空宇宙用途での構造材としても好適に使
用される。
【0015】さらに本発明により得られる繊維強化複合
材料では、従来材料に対し静電防止、電磁波シールド特
性などの電気的性質、寸法安定性などにも優れるため、
搬送トレイ、パソコン筐体などにも好適に使用される。
【0016】本発明のエポキシ樹脂組成物に用いる構成
要素[A]のエポキシ樹脂は、分子内にエポキシ基を2
個以上有する化合物であれば、特に限定されないが、平
均エポキシ当量が100〜350の範囲を満足すること
が好ましく、平均エポキシ当量が250〜350の範囲
であることがさらに好ましい。
【0017】繊維強化複合材料の耐衝撃性を向上させる
上で重要なエポキシ樹脂硬化物の塑性変形能力はエポキ
シ樹脂硬化物の架橋密度に影響を受ける。ここでエポキ
シ樹脂硬化物の架橋密度を適正化するひとつの基準とし
て、構成要素[A]のエポキシ当量を用いることができ
る。
【0018】平均エポキシ当量が100〜350の範囲
を満足することで、樹脂硬化物にさらに高度な靭性、塑
性変形能力を付与し、繊維強化複合材料の強度をさらに
向上させることが可能である。
【0019】ここで構成要素[A]の平均エポキシ当量
は、その質量(g)を、そのなかに含まれるエポキシ基
のモル数で割った値である。これは、滴定、あるいは配
合する各エポキシ樹脂原料のそれぞれのエポキシ当量か
ら計算によって求めることができる。
【0020】なお、プリプレグにおいて平均エポキシ当
量が100〜350の範囲を満足するエポキシ樹脂が含
まれていることは、プリプレグからクロロホルムなどの
有機溶剤を用いて未硬化のエポキシ樹脂組成物を抽出
し、抽出溶液から有機溶媒を除去した後、JIS K7
236などに記載されている電位差滴定法などにより特
定可能である。
【0021】平均エポキシ当量が100未満の場合、加
熱硬化して得られる硬化物は脆いため、耐衝撃性が著し
く低下する場合がある。また、平均エポキシ当量が35
0を越える場合、加熱硬化して得られる硬化物は十分な
剛性が得られず繊維強化複合材料として用いた場合に圧
縮強度ならびに曲げ強度が不足する場合がある。
【0022】エポキシ樹脂組成物に用いるエポキシ樹脂
としては、例えばビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビ
スフェノールF型エポキシ樹脂、フェノールノボラック
型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹
脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、アミノフェノー
ル型エポキシ樹脂、イソシアネート変形エポキシ樹脂、
脂環式エポキシ樹脂、ウレタン変性エポキシ樹脂、ブロ
ム化ビスフェノールA型エポキシ樹脂などを使用するこ
とができる。これらのエポキシ樹脂は、単独または2種
類以上を併用して使用することが出来、さらには液状の
ものから固体状のものまで使用することができる。
【0023】さらに、エポキシ樹脂組成物の粘度制御や
プリプレグの取扱い性制御を目的に熱可塑性樹脂あるい
は熱可塑性エラストマーを配合しても構わない。エポキ
シ樹脂との相溶性、コンポジット物性への悪影響を及ぼ
さない等の理由から、分子内に水素結合性官能基を有す
る熱可塑性樹脂が好ましく用いられる。例として、ポリ
ビニルホルマール、ポリビニルブチラール、ポリメチル
メタアクリレート、ポリアミド、ポリエステル、ポリエ
ーテルスルホン、ポリスルホン、ポリエーテルイミド等
が挙げられる。熱可塑性エラストマーとして、ポリエス
テル系またはポリアミド系熱可塑性エラストマーが挙げ
られる。また、これらの樹脂を2種類以上混合しても構
わない。
【0024】本発明のエポキシ樹脂組成物に用いる構成
要素[B]の硬化剤は、ジアミノジフェニルメタン、ジ
アミノジフェニルスルホンのような芳香族アミン、脂肪
族アミン、イミダゾール誘導体、ジシアンジアミド、テ
トラメチルグアニジン、チオ尿素付加アミン、メチルヘ
キサヒドロフタル酸無水物のようなカルボン酸無水物、
カルボン酸ヒドラジド、カルボン酸アミド、ポリフェノ
ール化合物、ノボラック樹脂、ポリメルカプタン、及び
フッ化ホウ素エチルアミン錯体のようなルイス酸錯体な
どを使用することができる。また、この場合、これら硬
化剤とエポキシ樹脂とを反応させて得られる硬化活性を
有する付加物も、硬化剤に代用させて用いることができ
る。さらに、これら硬化剤を、マイクロカプセル化した
ものは、プリプレグの保存安定性を高めるために、好ま
しく用いられる。
【0025】エポキシ樹脂の硬化活性を高めるために、
これら硬化剤に、適当な硬化促進剤を組み合わせて用い
ることができる。好ましい具体例としては、硬化剤であ
るジシアンジアミドに、硬化促進剤として尿素誘導体や
イミダゾール誘導体を組み合わせる例、硬化剤であるカ
ルボン酸無水物やポリフェノール化合物に、硬化促進剤
として3級アミンやイミダゾール誘導体を組み合わせる
例などが挙げられる。
【0026】尿素誘導体としては、具体的には、3-フ
ェニル-1,1-ジメチル尿素、3-(3,4-ジクロロフェ
ニル)-1,1-ジメチル尿素(DCMU)、3-(3-ク
ロロ−4−メチルフェニル)-1,1-ジメチル尿素、2,
4−ビス(3,3−ジメチルウレイド)トルエンなどが
好ましく用いられる。
【0027】本発明においては、比較的低温で硬化しか
つ保存安定性が良好なことから、硬化剤としてジシアン
ジアミドと、硬化促進剤として上記尿素誘導体の併用系
が、好ましく用いられる。
【0028】また、これらの硬化剤をマイクロカプセル
化したものも、プリプレグの保存安定性を高めるため
に、好適に用いることができる。
【0029】これらの硬化剤には、硬化活性を高めるた
めに適当な硬化促進剤を組み合わせることができる。
【0030】本発明のエポキシ樹脂組成物は構成要素
[C]として、カーボン短繊維を含むことが必要であ
る。カーボン短繊維としては、特に限定されないがミル
ドカーボンファイバー、気相成長炭素繊維およびカーボ
ンナノチューブなどを挙げることができる。中でも気相
成長炭素繊維もしくはカーボンナノチューブの少なくと
も一方を含むことは成形物の力学特性や電気特性の面か
ら好ましい。
【0031】ここでいう気相成長炭素繊維とは、気相で
結晶を成長させる製造方法(気相成長法)により得られ
る一般的には不連続な炭素繊維や黒鉛繊維のことであ
る。
【0032】また、本発明でいうカーボンナノチューブ
とはグラファイトの1枚面(グラフェンあるいはグラフ
ェンシート)を筒状に巻いた形状をもったものである。
カーボンナノチューブには単層カーボンナノチューブと
多層カーボンナノチューブがあるが、本発明はそのどち
らも用いることができる。また単層カーボンナノチュー
ブと多層カーボンナノチューブとを混合して用いてもよ
い。尚、ここでいう多層カーボンナノチューブとはグラ
ファイトの1枚面を多層に巻いた形状を有するものであ
る。ここで多層とは2層以上をいう。多層カーボンナノ
チューブかどうかは高分解能透過型電子顕微鏡で調べる
ことができる。グラファイトの層は、透過型顕微鏡でま
っすぐにはっきりと見えるほど好ましいが、グラファイ
ト層が乱れていても構わない。グラファイト層が乱れた
ものはカーボンナノファイバーと定義することがある
が、このようなカーボンナノファイバーもカーボンナノ
チューブに含むものとする。
【0033】カーボンナノチューブは一般に、アーク放
電法、レーザー蒸発法、熱CVD法、プラズマCVD法
などにより製造することができるが、どのような方法で
製造したカーボンナノチューブでも構わない。これらカ
ーボンナノチューブの形態は、針状、コイル状、チュー
ブ状の形態など任意の形態をとることが出来る。また、
これらを2種類以上混合したものでも良い。
【0034】これら構成要素[C]は、平均単繊維直径
が1〜50nmの範囲内であることが好ましい。さらに
好ましくは5〜35nmの範囲内であるのが好ましい。
1nm未満では繊維として製造することが困難になる場
合がある。一方、50nmを超えると、特に所望の剛性
付与効果を得ることが出来ない場合がある。
【0035】ここでいう平均短繊維直径とは高分解能透
過型電子顕微鏡観察などの方法により求められる。尚、
樹脂組成物中あるいはプリプレグ中に含まれるカーボン
短繊維の平均短繊維直径は、樹脂組成物あるいはプリプ
レグを加熱硬化させた後、樹脂硬化物あるいは繊維強化
複合材料を薄切片に加工した後、高分解能透過型電子顕
微鏡などで観察する方法により求められるものである。
【0036】これら構成要素[C]は、構成要素[A]
のエポキシ樹脂100重量部に対し、0.01重量部〜
5重量部の範囲内であることが好ましい。0.01重量
部未満では、所望の剛性付与効果が得られない場合があ
る。一方、5重量部を超えると、成形時の流動性が極端
に低下し、成形体中に空隙(ボイド)などが発生するた
め、成形物の力学特性が低下する場合がある。
【0037】本発明の樹脂組成物を加熱硬化せしめて得
られる硬化物(以下硬化物という)のガラス転移温度は
80℃〜250℃あることが好ましい。より好ましくは
90℃〜190℃あり、特に好ましくは100℃〜15
0℃である。硬化物のガラス転移温度が250℃を超え
ると、繊維強化複合材料に残留する熱応力が大きくなっ
たり、硬化物が脆くなりがちであり、得られる繊維強化
複合材料の強度特性が低下する場合がある。硬化物のガ
ラス転移温度が80℃未満であると、繊維強化複合材料
に成形後、耐熱性が不足するために高温下で大きな強度
低下を生じたり、あるいは繊維強化複合材料の表面を研
磨するとき、熱により軟化した樹脂が研磨機に目詰まり
を起こさせるなどの加工上の不都合を生じる場合があ
る。なお、硬化物のガラス転移温度は、樹脂組成物を1
00℃〜200℃の範囲から選ばれる一定温度で90分
間加熱処理して得られる硬化物について、DMA法によ
って測定される値である。
【0038】また、本発明の樹脂組成物を加熱せしめて
得られる硬化物の曲げ弾性率は2.5GPa〜5.0G
Paであることが好ましい。2.5GPaより低いと繊
維強化複合材料とした場合、マトリックス樹脂の弾性率
が不足するため所望の強度が得られない場合がある。ま
た5.0GPaを越えると樹脂が非常に脆くなるため、
耐衝撃性が大きく低下する場合がある。ここでいう硬化
物の曲げ弾性率は樹脂組成物を130℃または180℃
で加熱処理して得られる硬化物についてJISK720
3に従い求められる値である。
【0039】本発明のプリプレグに用いる強化繊維とし
ては、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、ボロン繊
維、アルミナ繊維、炭化ケイ素繊維などが好ましく用い
られる。これらの繊維を2種以上混合して用いても構わ
ないが、より軽量で、より耐久性の高い成形品を得るた
めに、炭素繊維がより好ましく用いられる。
【0040】軽量で高強度なゴルフシャフトや釣り竿等
のスポーツ用品を製造するためには、少量の材料で十分
な製品の剛性を発現させ得るように、炭素繊維の中で
も、より弾性率の高いもの、具体的には、引張弾性率が
200〜800GPa、好ましくは220〜650GP
aのものを用いるのがより好ましい。
【0041】引張弾性率が200GPa未満であると、
例えば管状体として用いた場合に管状体に充分な剛性が
得られず、ゴルフクラブ用シャフトとして適用するとボ
ールの方向安定性が得られない等の不都合が生じること
がある。一方、800GPaを超えると、強化繊維の圧
縮強度が低くなり、例えば管状体として用いた場合に管
状体に十分な曲げ特性やねじり特性が損なわれることが
ある。
【0042】また強化繊維の形態や配列については限定
されず、例えば、一方向に引き揃えた長繊維、トウ、織
物(クロス)、マット、ニット、組み紐などが用いられ
る。
【0043】本発明のエポキシ樹脂組成物を強化繊維に
含浸することにより、繊維強化複合材料の中間基材とし
てのプリプレグが作製される。
【0044】プリプレグの製造方法は、マトリックス樹
脂を溶媒に溶解して低粘度化し、含浸させるウエット法
と、加熱により低粘度化し、含浸させるホットメルト法
(ドライ法)などの方法により製造される。
【0045】ホットメルト法は、強化繊維とエポキシ樹
脂組成物を離型紙などの上にコーティングしたフィルム
を両側あるいは片側から重ね、加熱加圧することにより
樹脂を含浸させプリプレグを作製する方法である。
【0046】繊維強化複合材料の軽量化のためにはプリ
プレグ中の強化繊維含有率は高いことが好ましく、好ま
しくは60重量%以上であり、より好ましくは70重量
%以上であり、75重量%以上であることが最も好まし
い。しかしながら、繊維含有量が高すぎる場合、マトリ
ックス樹脂の絶対量が減少するためにプリプレグのタッ
ク性やマトリックス樹脂の強化繊維への含浸性などが損
なわれるため、作業性が低下したり、繊維強化複合材料
中に空隙(ボイド)を多く含むものしか得られないなど
品位の良い繊維強化複合材料を作製することが難しくな
る場合があり、そのような意味で繊維含有率は90重量
%以下であることが好ましく、85重量%であることが
より好ましい。
【0047】プリプレグを用いたコンポジットの成形
は、プリプレグを裁断したパターンを積層後、積層物に
圧力を付与しながら樹脂を加熱硬化させる方法により作
製される。
【0048】圧力を付与する方法は、プレス成形とオー
トクレーブ成形が代表的な方法で、その他にもシートワ
インディング成形、内圧成形などがあり、いずれの方法
も利用できる。
【0049】シートワインディング法は、マンドレルな
どの芯金にプリプレグを巻いて、円筒状物を成形する方
法であり、ゴルフシャフト、ホッケーなどのスティック
などの棒状体を作製する際に好適である。具体的には、
マンドレルにプリプレグを巻き付け、プリプレグがマン
ドレルから剥離しないように固定するために、および、
テープの熱収縮性を利用してプリプレグに成形圧力を付
与するために、プリプレグの外側にフィルム・テープ
(ラッピングテープ)を巻き付け、樹脂を加熱硬化させ
た後、芯金を抜き去って円筒状成形体を得る。
【0050】また、内圧成形法は、プリプレグから作製
したプリフォームを予め金型へセットし、次いでプリフ
ォームに内圧をかけると同時に金型を加熱し成形する方
法である。ゴルフシャフト、ゴルフクラブヘッド、バッ
ト、テニスやバトミントンなどのラケットのような複雑
な形状物を成形する際に好適に用いられる。
【0051】さらに、本発明のエポキシ樹脂組成物と強
化繊維により、フィラメント・ワインディング法、プル
トルージョン法、レジン・インジェクション・モールデ
ィング法などの成形法によってもコンポジットを作製す
ることができる。
【0052】本発明により得られる繊維強化複合材料を
管状体としてゴルフクラブ用シャフトに使用すると、シ
ャフトの全体重量を50g以下の軽量シャフトとした場
合でも十分なSG3点曲げ強度、SGねじり強さ、トル
クおよびフレックスが発揮できるので好適に使用され
る。
【0053】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明する。各物性値の測定は、次の方法によった。なお、
物性測定は、断りのない限り温度23℃、相対湿度50
%の条件下で行った。 〈炭素繊維の引張弾性率〉JIS R 7601に従い、
含浸樹脂として脂環式エポキシ樹脂(ERL4221、
ユニオン・カーバイド日本(株)製)/三フッ化ホウ素
・モノエタノールアミン錯体(100重量部/3重量
部)の有機溶媒溶液を用いてストランドに含浸し、加熱
硬化(130℃、35分)後、ストランド引張試験機を
用いて、試長200mm、引張速度60mm/分の条件
で測定した。 〈樹脂硬化物の曲げ弾性率〉樹脂組成物を80℃に加熱
して、モールドに注入し、130℃のオーブンで2時間
硬化して、厚さ2mmの樹脂硬化物の板を作成した。次
に、樹脂硬化物の板より、幅10mm、長さ60mmの
試験片を切り出し、スパン間32mmの3点曲げを測定
し、JIS K7203に従い曲げ弾性率を求めた。 〈樹脂硬化物のガラス転移温度〉得られた樹脂硬化板か
ら、SACMA SRM18R−94に従い、DMA法
により、ガラス転移温度Tgを求めた。
【0054】具体的には、得られた貯蔵弾性率G'−温
度曲線において、図1に示すように、ガラス状態に由来
する線状領域と転移状態に由来する線状領域の各領域を
延長する直線の交点の温度をガラス転移温度Tgとし
た。
【0055】尚、ここでは、測定装置としてRheom
etric Scientific社製、粘弾性測定シ
ステム拡張型“ARES”を使用し、条件を昇温速度5
℃/分、周波数1Hzとした。 〈プリプレグの作製〉エポキシ樹脂組成物をリバースロ
ールコーターを用いて離型紙上に塗布して樹脂フィルム
を作製した。次にシート状に一方向に配列させた引張弾
性率230GPaの炭素繊維“トレカ”(登録商標)T
700SC(東レ(株)製)に樹脂フィルム2枚を炭素
繊維の両面から重ね、加熱加圧により樹脂を含浸させ、
炭素繊維の目付が125g/m2、マトリックス樹脂の重量
分率が24%の一方向プリプレグを作製した。 〈複合材料の作製〉一方向プリプレグを強化繊維の方向
が同一になるよう所定枚数積層後、オートクレーブを用
いて135℃で2時間、0.29MPaで成形し複合材
料の板状体を得た。 〈複合材料の0度曲げ強度〉一方向プリプレグを20枚
積層して得た複合材料の板状体から、ASTM D79
0に従い、幅12.7mm、長さ90mmの試験片を作
成し、圧縮強度を測定した。 〈複合材料の0度圧縮強度〉一方向プリプレグを10枚
積層して得た複合材料の板状体から、ASTM D69
5に従い、幅12.7mm、長さ79.4mmの試験片
を作成し、圧縮強度を測定した。 〈複合材料のシャルピー衝撃強度〉一方向プリプレグを
30枚積層して得られた複合材料の板状体から、幅10
mm、長さ80mmの試験片を切り出し、秤量300k
g・cmでフラットワイズ衝撃、すなわち一方向材の面
に垂直な方向から衝撃を与えてJIS K 7077に従
いシャルピー衝撃試験を行った。試験片にはノッチ(切
り欠き)は導入せずに試験に供した。 (実施例1〜5、比較例1)樹脂組成物の原料として次
のものを使用した。 <エポキシ樹脂> ・ビスフェノールA型エポキシ樹脂(“エピコート”
(登録商標)828、ジャパン エポキシ レジン(株)
製) ・ビスフェノールA型エポキシ樹脂(“エピコート”1
001、ジャパン エポキシ レジン(株)製) ・ビスフェノールA型エポキシ樹脂(“エピコート”1
009、ジャパン エポキシ レジン(株)製) ・イソシアネート変性エポキシ樹脂(XAC4151、
旭化成エポキシ(株)製) ・フェノールノボラック型エポキシ樹脂(“エピコー
ト”154、ジャパン エポキシ レジン(株)製) ・グリシジルアミン型エポキシ樹脂(“スミエポキシ”
(登録商標)ELM−434、住友化学工業(株)製) <硬化剤> ・ジシアンジアミド(DICY7、ジャパン エポキシ
レジン(株)製) <硬化助剤> ・3−(3,4−ジクロロフェニル)−1,1−ジメチ
ル尿素(DCMU99、保土ヶ谷化学工業(株)製) <気相成長炭素繊維またはナノチューブ> ・気相成長炭素繊維VG1(平均単繊維直径=約50n
m) ・気相成長炭素繊維VG2(平均単繊維直径=約150
nm) ・気相成長多層ナノチューブNT(平均単繊維直径=約
15nm) <熱可塑性樹脂> ・ポリビニルホルマール(“ビニレック”(登録商標)
H、チッソ(株)製) これらの樹脂原料を使用し、表1に示す処方にて樹脂組
成物をニーダーで混練して調製し、さらに前記した方法
に従い、各種物性を測定した。
【0056】表1に、これら結果を示す。表1より、比
較例では、一方向複合材料の0度圧縮強度、0度曲げ強
度、0度シャルピー衝撃値は、いずれも実施例1〜5と
比べ劣ったものであることが判る。
【0057】
【表1】
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、高剛性マトリックス樹
脂が得られ、圧縮特性および曲げ特性に優れた繊維強化
複合材料を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DMAによるガラス転移温度測定の概念図
【符号の説明】 1:貯蔵弾性率G' 2:ガラス状領域 3:ガラス転移温度 4:ゴム状領域 5:ガラス転移温度Tg 6:ゴム状態の貯蔵弾性率G'r 7:温度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 7/06 C08K 7/06 C08L 101/02 C08L 101/02 Fターム(参考) 4F072 AA02 AA07 AA08 AB10 AB28 AB29 AB30 AD08 AD09 AD26 AD27 AD28 AD30 AD32 AD37 AD44 AD45 AD46 AE01 AF14 AF15 AF25 AF26 AF27 AF28 AF30 AG03 AG04 AH02 AH04 AH31 AH43 AK02 AK11 AK14 AL04 AL05 4J002 BE063 BG063 CC03X CD02W CD05W CD06W CD12W CD13W CF003 CL003 CM043 CN033 DA017 EJ016 EL136 EN016 EN076 EP016 EQ026 ER026 ET006 EU116 EV056 EV126 EV216 EY016 FA047 FD146 FD150 GC00 GF00 4J036 AD05 AD08 AF06 AF08 AH00 AH02 AJ08 DB05 DB21 DC03 DC06 DC10 DC19 DC26 DC31 DC35 DC41 DD02 DD03 DD04 DD05 FA02 FB01 FB03 FB08 FB11 FB13 FB14 FB15 JA11

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の構成要素[A]、[B]、及び[C]
    を含んでなることを特徴とするエポキシ樹脂組成物。 [A]エポキシ樹脂 [B]硬化剤 [C]カーボン短繊維
  2. 【請求項2】前記構成要素[A]の平均エポキシ当量が
    100〜350であることを特徴とする請求項1記載の
    エポキシ樹脂組成物。
  3. 【請求項3】前記構成要素[A]の平均エポキシ当量が
    250〜350である請求項1記載のエポキシ樹脂組成
    物。
  4. 【請求項4】前記構成要素[A]が、ビスフェノールA
    型エポキシ樹脂及びビスフェノールF型エポキシ樹脂の
    少なくとも一方を含むものである請求項1〜3のいずれ
    かに記載のエポキシ樹脂組成物。
  5. 【請求項5】分子内に水素結合性官能基を有する熱可塑
    性樹脂が配合されてなる請求項1〜4のいずれかに記載
    のエポキシ樹脂組成物。
  6. 【請求項6】前記構成要素[B]が、ジシアンジアミド
    と尿素化合物を主成分とするものである請求項1〜5の
    いずれかに記載のエポキシ樹脂組成物。
  7. 【請求項7】前記構成要素[C]が気相成長炭素繊維ま
    たはカーボンナノチューブの少なくとも一方を含むもの
    である請求項1〜6のいずれかに記載のエポキシ樹脂組
    成物
  8. 【請求項8】前記構成要素[C]の配合量が構成要素
    [A]のエポキシ樹脂混合物100重量部に対し0.0
    1重量部〜5重量部である請求項1〜7のいずれかに記
    載のエポキシ樹脂組成物。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれかに記載の樹脂組成
    物を硬化してなる樹脂硬化物。
  10. 【請求項10】ガラス転移温度が80℃〜250℃であ
    ることを特徴とする請求項9記載の樹脂硬化物。
  11. 【請求項11】請求項1〜8のいずれかに記載のエポキ
    シ樹脂組成物と強化繊維とを含んでなるプリプレグ。
  12. 【請求項12】強化繊維のストランド引張弾性率が20
    0GPa〜650GPaであることを特徴とする請求項
    11記載のプリプレグ。
  13. 【請求項13】請求項9または10に記載の樹脂硬化物
    と強化繊維とを含んでなることを特徴とする繊維強化複
    合材料。
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