JP2003201145A - ガラス電極 - Google Patents

ガラス電極

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JP2003201145A JP2003010319A JP2003010319A JP2003201145A JP 2003201145 A JP2003201145 A JP 2003201145A JP 2003010319 A JP2003010319 A JP 2003010319A JP 2003010319 A JP2003010319 A JP 2003010319A JP 2003201145 A JP2003201145 A JP 2003201145A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計の自由度が高く機械的な強度に優れたガ
ラス電極を提供する。 【解決手段】 金型成形されたガラス管または溶融ガラ
スを球状にブローさせたものをリドロー加工もしくは手
作業で引き伸ばしてチューブ状となし、そのチューブ状
ガラス管を電極応答部とするガラス電極1を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はpH測定等に使用さ
れるガラス電極の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】微量流通形pH電極としては、例えば図
5に示すような、細径なガラスキャピラリーaの一部を
電極応答部bとし、その内部に試料液の流路を形成した
ものが公知である。なお、符号cは内部電極、dは内部
液、eはガラス電極、fは液絡部、gは比較電極内極、
hは比較電極内部液、iは比較電極である。一方、浸漬
型のpH電極としては、例えば図6に示すような、ガラ
ス電極eと比較電極iとをそれぞれガラスチューブで別
体に形成したものが公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の前者の
pH電極では、製作過程でガラス加工の占める割合が多
く、熟練を必要とし、コスト高になっていた。また、特
に、厚肉で外径の太い応答ガラス管の加工は熟練した職
人にとっても難しく、細径なキャピラリー状のものしか
得られず、また、そのキャピラリーの長さも大には設定
できず、設計の自由度がきわめて低かった。
【0004】一方、後者においても、電極応答部bは薄
肉(100〜200ミクロン)であり、機械的応力によ
り破損しやすいため、プロテクターが必要とされ、その
取り扱いには細心の注意が必要とされ、取扱い操作性に
難点があった。また、化学的アタック等に対して耐久力
がないという難点もあった。
【0005】ところで、電極応答部bを厚肉にすると、
インピーダンスが高くなるため、上述のようにできるだ
け薄肉にしなければならなかった。しかし、特にその電
極下端部は、測定や移動の際に、最も障害物に当たりや
すく、そのためビーカの底などに当てて破損することが
あった。
【0006】本発明はこのような実情に鑑みてなされ、
設計の自由度が高く機械的な強度に優れたガラス電極を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するための手段を以下のように構成している。すなわ
ち、請求項1に記載の発明ではガラス電極において、少
なくとも電極応答部が、SiO2 ,Li2 O,La2
3 を主成分とし、Cs2 O,BaO,Ta2 5 ,Zr
2 を微量添加した成分組成よりなるガラスで形成され
たことを特徴としている。
【0008】そのガラス組成が重量%で、例えば、Si
2 49.48%,Li2 O10.55%,La2 3
17.04%,Cs2 O7.37%,BaO4.01
%,Ta2 5 11.55%,ZrO2 0〜1.27%
のガラスは、従来のガラスに比べ、基本的な電気的特性
は同等以上であり、低抵抗で失透傾向が少なく、金型成
形やリドロー加工が可能となり、厚肉、長尺のチューブ
も製作可能となる。
【0009】請求項2に記載の発明では、ガラス電極に
おいて、金型成形されたガラス管または溶融ガラスを球
状にブローさせたものをリドロー加工もしくは手作業で
引き伸ばしてチューブ状となし、そのチューブ状ガラス
管を電極応答部としてなることを特徴としている。
【0010】チューブ状ガラス管を電極応答部とするこ
とにより、接液面積を大きくとれることから、厚肉(従
来の3〜5倍)に形成してもインピーダンスを低く抑え
ることができ機械的強度を得やすくなり、設計の自由度
が著しく向上する。
【0011】請求項3に記載の発明では、ガラス電極に
おいて、内管と外管とよりなる二重ガラス管の端部同士
を焼き丸めて、厚肉かつ有底チューブ状の電極応答部を
形成してなることを特徴としている。
【0012】電極反応部を有底チューブ状としたことに
より、接液面積を大きくとれることから、インピーダン
スを増大させることなくその電極反応部を厚肉に形成す
ることができる。
【0013】そして、厚肉にしたことにより、機械的強
度が向上し、割れにくいガラス電極を得ることができ、
測定時等における取扱い操作性が向上する。
【0014】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の発明における前記電極応答部となる底部をその側面
部よりも厚肉に形成してなることを特徴としている。
【0015】他物と当たりやすい底部の肉厚を大とする
ことにより一層強度が向上し、破損しにくくなる。
【0016】請求項5に記載の発明では、ガラス電極に
おいて、内管の外側に外管を被嵌させてその外管の一端
部を前記内管と一体化させ、前記内管内に流体試料の流
路を形成すると共に、その内管の前記外管で覆われた部
分にチューブ状の電極応答部を形成する一方、前記内管
と外管との間における前記電極応答部と対応する位置に
内部電極を設けると共に、その内部電極を内部液中に浸
漬させてなることを特徴としている。
【0017】内管および外管は種々の径および長さで製
作が可能であり、ガラス電極の設計の自由度を高く得る
事ができ、微量用からプラント用まで幅広い要求仕様に
柔軟に対処することができる。
【0018】請求項6に記載の発明では、請求項2ない
し請求項5のいずれかに記載のガラス電極において、少
なくとも電極応答部が、SiO2 ,Li2 O,La2
3 を主成分とし、Cs2 O,BaO,Ta2 5 ,Zr
2 を微量添加した成分組成よりなることを特徴として
いる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明のガラス電極の実施
形態を詳細に説明する。図1はpH測定用チューブ形ガ
ラス電極(以下チューブ形電極という。)1を示し、D
は外径、Lは長さ、tは厚さを示し、それぞれD=0.
1〜50φmm,L=〜Max1〜2m,t=0.3〜
5mmの範囲の寸法の設定が可能であり、このようなチ
ューブ状の電極では、接液面積を著しく広くとれること
から、厚肉に形成してもインピーダンスを低く抑えるこ
とができるため堅牢性を向上させることができ、破損し
難く、取扱い操作性が向上し、また、小型化も容易とな
り、かつ、フロースルータイプの電極への適用等アプリ
ケーションの拡大を図ることも可能となる。なお、一般
的な抵抗式から、チューブ形電極1のインピーダンス
は、R=Ro(比抵抗)×t(膜厚)/πDL(面積)
で求められる。
【0020】このようなチューブ形電極1は、金型成形
されたガラス管または溶融ガラスを球状にブローさせた
ものをリドロー機もしくは手作業で引き伸ばすことによ
って得ることができるが、以下のような成形法によって
も得ることができる。すなわち、試薬混合(SUS製
メッシュを通し、調合量に応じて粒度を調整)、攪拌
(SUS製ビーカー内試薬投入後、調整量に応じてSU
S製攪拌棒にて混合)、白金ルツボに投入(ルツボの
容量700ml〜1.8ml)、1,400°Cで3
時間溶融(炉内温度を1400°Cにしてから原料をル
ツボに投入、原料投入後、1時間程度で、脱泡可能)、
成型用金型(鉄製)に溶融ガラスをキャストし、アニ
ール処理(除冷)する、真空引きにより、金型からガ
ラスチューブを取り出せば、成形が完了する。
【0021】このような成形法では、原料試薬溶融時に
ボウ硝状の結晶が浮遊分離し、短時間での溶解が不可能
であった。また、浮遊物溶解に5時間以上要し、成型ガ
ラス管にも一部失透傾向(透明の喪失)が見られた。上
述のボウ硝状結晶は硫酸塩と判明、硫酸セシウムから硝
酸セシウムへの変更により、約3時間で試薬の完全溶融
が可能となり、金型へのキャスティングが可能となっ
た。これにより、成形ガラス管の失透傾向は見られなく
なった。
【0022】一方、リドロー機によるリドロー加工で
は、専用ガラス引き装置(垂直方向引き)を用いて、作
業温度(650〜700°C)で引張り加工をおこな
い、アニール処理は不要である。なお、ガラス管の径、
厚みは作業温度、引張り力にて調整する。しかるに、リ
ドロー時におけるガラス表面の失透傾向が高く、最も失
透傾向の低いとされる耐アルカリ用応答ガラス組成にお
いても失透のないガラス管引きは不可能であった。
【0023】このような表面失透の原因は、ガラス表面
におけるアルカリ金属酸化物(Li 2 O)の結晶化によ
るものと推定される。その失透傾向は、結晶核の成長速
度と結晶核の数に起因すると考えられ、拡散速度の大き
いイオンが多量に含有すれば、ガラス粘度が低くなり失
透しやすい傾向となる。また、応答ガラスはアルカリ金
属(Li,Cs)を多量に含むため、ガラス粘度は著し
く低く、その低下度の重量%での比較ではLi2 O<N
2 O<K2 Oの順となっている。このようなガラス粘
度の低下はガラスの網目構造を押し広げその構造強度を
低下させる原因ともなる。
【0024】このような失透対策として、基本的成分
以外に性能に影響を与えない微量成分を加え、液相温度
を引き下げる。これには、例えばTiO2 が有効であ
る。作業温度における粘度を引き上げる。そのために
は、ZrO2 ,CaO添加による粘度の増大化(なお、
電気抵抗を低下させる効果もある)とLi2 O量の減少
化(pH電極としての適正範囲は25〜32Mol%)
等がある。フッ酸処理によるガラス表面のエッチング
をおこなう。そのためには、高濃度なHFにて処理をす
る。0.3mm厚程度であれば表面光沢研磨が可能(な
お、ケイフッ酸でも可能)。ただし、電極特性劣化(ガ
ラス膜の変質や不斉電位差の発生等)のおそれがある。
【0025】失透がなく性能特性の良い応答ガラス管を
得るために、微量添加物がガラスへどのような影響を与
えるかについて調査した結果、以下のような事実が判明
した。
【0026】電気特性(膜抵抗)について アルカリ土類金属では、イオン半径が大きい程抵抗値は
高い。すなわち、BaO>Sr>CaO>MgO>Ba
Oの順となっている。また、多量のアルカリイオン添加
により、膜抵抗は低下するが、化学的耐久性も低下す
る。pHガラス組成では、Li2 O,Ta2 3 ,Zr
2 が膜抵抗の低下に大きく寄与するが、Ta2 3
ZrO2 はpH感度を劣化させるので、通常は微量を添
加する(3Mol%以下)。
【0027】アルカリ誤差について アルカリ土類金属では、イオン半径が大きい程アルカリ
誤差は小さい。すなわち、BaO<Sr<CaO<Mg
O<BaOの順となっている。アルカリ誤差を小さくす
るためには、Cs2 Oの添加が有効である。但し、加工
性が低下するので2〜4Mol%が適当である。
【0028】化学的耐久性について 耐水性を向上させるためには、La2 3 , TiO2
非常に有効である。但し、La2 3 は4Mol/L以
上では比抵抗が高くなる。なお、Ta2 3 >ZrO2
>La2 3 >TiO3 >ZnO>MgO>PbO>C
aO>BaOの順に耐水性の向上に効果がある。但し、
Ta2 3 ,ZnO3 は電極としての性能が劣化する。
耐酸性を向上させるためには、Ta2 3 >ZrO2
Al2 3 >ZnO>CaO>TiO3 >PbO>Mg
O>BaOの順に効果がある。また、耐アルカリ性を向
上させるには、La2 3 ,ZrO2 は非常に有効であ
り、弱アルカリでは、Al2 3 ,TiO3 ,ZnOが
有効、BaO,PbO,MgOは弱アルカリでも効果な
し。
【0029】以上の知見から、失透傾向の低い耐アルカ
リガラスの組成をベースとして、Li2 Oを減少させ、
抵抗値の増加分を電極性能を劣化させない範囲でZrO
2 等を添加して補うようにして、例えば以下の組成で、
好ましい性能特性を有するpH応答ガラス管(チューブ
形電極)を得ることができた。すなわち、重量%で、S
iO2 49.48%,LiO2 10.55%,Cs2
7.37%,BaO4.0%,Ta2 5 11.55
%,ZrO2 0〜1.27%,La2 3 17.04%
であった。
【0030】図2は上述した組成のガラスで形成した厚
肉チューブ電極1の一例を示し、この場合、従来のブロ
ー加工による球状の応答膜(図5参照)の代りに内管2
と外管3とよりなる二重ガラス管4の端部同士を焼き丸
めて断面略U字状の厚肉かつ有底チューブ状の電極応答
部分5を形成している。なお、符号6は内部電極、7は
内部液、8は比較電極、9は比較電極内部液、10は液
絡部である。
【0031】この場合にも、電極応答部分5の接液面積
が大となるため、厚肉に形成してもインピーダンスを低
く抑えることができ、堅牢化と共に小型化も可能とな
る。従って、割れにくくなり、特にプロテクターは必要
とせず、取扱い操作性が従来より著しく向上し、例えば
攪拌棒としても使用することができる。特に、他物と当
たりやすく最も強度の必要とされる電極応答部5の底部
を側面部よりも厚肉にすることによって割れにくくする
ことができる(図3参照)。その場合でもその側面応答
部の面積が広いのでインピーダンスが高くなることはな
い。なお、ガラスの組成は前実施形態のものに特定され
るのではなく、その他の組成であってもよいことはいう
までもない。
【0032】図4はフロースルー電極1の一例を示し、
この場合、応答ガラスチューブ(電極応答部5)を試料
流体の流路中に接合しており、詳しくは、内管2の外側
に外管3を被嵌させてその外管3の一端部を内管2と一
体化させ、内管2内に流体試料の流路を形成すると共
に、その内管2の外管3で覆われた部分にチューブ状の
電極応答部5を形成する一方、内管2と外管3との間に
おける電極応答部5と対応する位置に内部電極6を設け
ると共に、その内部電極6を内部液7中に浸漬させてい
る。このようなチューブ(内管2と外管3)は製作が容
易でコスト安であり、微量用からプラント用まで幅広い
要求仕様にきわめて柔軟に対処することができる。な
お、8は比較電極、9は比較電極内部液、10は液絡
部、11はパッキン、12,13は内管2に接続された
流体試料送給用のチューブである。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明では、SiO2 ,Li2 O,La 2 3 を主成分と
し、Cs2 O,BaO,Ta2 5 ,ZrO2 を微量添
加することにより、失透傾向が少なく、電気特性が良好
で、アルカリ誤差が少なく、かつ、化学的耐久性に優れ
たガラスを得ることができるので、性能特性の良いガラ
ス電極を得ることができる。
【0034】請求項2に記載の発明では、金型成形され
たガラス管または溶融ガラスを球状にブローさせたもの
をリドロー加工もしくは手作業で引き伸ばしてチューブ
状とし、これを電極応答部とするので、加工が容易であ
り、接液面積が大となり、その電極応答部を厚肉に形成
してもインピーダンスを低く抑えることができ、機械的
な強度を得やすく、設計の自由度が著しく向上し、微量
用から大型用まで、幅広い要求仕様に柔軟に対処するこ
とができ、かつコスト安を実現できる。
【0035】請求項3に記載の発明では、二重ガラス管
の端部同士を焼き丸めて厚肉かつ有底チューブ状の電極
応答部を形成するので、加工が容易であり、接液面積を
大きくとれ、その電極応答部を厚肉に形成してもインピ
ーダンスを低く抑えることができ、機械的な強度を得や
すく、堅牢で小型ものをコスト安に提供することがで
き、また、撹拌棒としても使用できるガラス電極を製作
することもできる。
【0036】請求項4に記載の発明では、電極応答部の
底部を側面部よりも厚肉としたので、他物と当たりやす
い底部の強度が向上し、より一層破損しにくくなる。
【0037】請求項5に記載の発明では、二重管の内管
の一部を電極応答部とするので、その内管および外管は
種々の径および長さで製作が可能であり、ガラス電極の
設計の自由度を高く得ることができ、微量用からプラン
ト用まで幅広い要求仕様に柔軟に対処することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチューブ状のガラス電極の一実施形態
を示す斜視図である。
【図2】同ガラス電極の異なる実施形態を示す要部断面
図である。
【図3】同電極応答部の底部を側面部よりも厚肉とした
別の実施形態を示す要部拡大図である。
【図4】同ガラス電極の別の実施形態を示す外形および
要部断面を示す図面である。
【図5】従来の流通型pH電極の一例を示す断面図であ
る。
【図6】従来の浸漬型pH電極の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…ガラス電極、2…内管、3…外管、4…二重ガラス
管、5…電極応答部、6…内部電極、7…内部液、8…
比較電極、9…比較電極内部液。
フロントページの続き Fターム(参考) 4G015 BA05 4G062 AA18 BB01 DA05 DB01 DC01 DD01 DE01 DF01 EA04 EB01 EC01 ED01 EE01 EF01 EG03 FA01 FB01 FC01 FC02 FC03 FD01 FE01 FF01 FG01 FH04 FJ01 FK04 FL01 GA01 GB01 GC01 GD01 GE01 HH02 HH03 HH05 HH07 HH09 HH11 HH13 HH15 HH17 JJ01 JJ03 JJ05 JJ07 JJ10 KK01 KK03 KK05 KK07 KK10 MM17 NN34

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも電極応答部が、SiO2 ,L
    2 O,La2 3を主成分とし、Cs2 O,BaO,
    Ta2 5 ,ZrO2 を微量添加した成分組成よりなる
    ガラスで形成されたことを特徴とするガラス電極。
  2. 【請求項2】 金型成形されたガラス管または溶融ガラ
    スを球状にブローさせたものをリドロー加工もしくは手
    作業で引き伸ばしてチューブ状となし、そのチューブ状
    ガラス管を電極応答部としてなることを特徴とするガラ
    ス電極。
  3. 【請求項3】 内管と外管とよりなる二重ガラス管の端
    部同士を焼き丸めて、厚肉かつ有底チューブ状の電極応
    答部を形成してなることを特徴とするガラス電極。
  4. 【請求項4】 前記電極応答部となる底部をその側面部
    よりも厚肉に形成してなることを特徴とする請求項3に
    記載のガラス電極。
  5. 【請求項5】 内管の外側に外管を被嵌させてその外管
    の一端部を前記内管と一体化させ、前記内管内に流体試
    料の流路を形成すると共に、その内管の前記外管で覆わ
    れた部分にチューブ状の電極応答部を形成する一方、前
    記内管と外管との間における前記電極応答部と対応する
    位置に内部電極を設けると共に、その内部電極を内部液
    中に浸漬させてなることを特徴とするガラス電極。
  6. 【請求項6】 少なくとも電極応答部が、SiO2 ,L
    2 O,La2 3を主成分とし、Cs2 O,BaO,
    Ta2 5 ,ZrO2 を微量添加した成分組成よりなる
    請求項2ないし請求項5のいずれかに記載のガラス電
    極。
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