JP2003199728A - 生活障害関連身体情報判定装置 - Google Patents

生活障害関連身体情報判定装置

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JP2003199728A JP2002065109A JP2002065109A JP2003199728A JP 2003199728 A JP2003199728 A JP 2003199728A JP 2002065109 A JP2002065109 A JP 2002065109A JP 2002065109 A JP2002065109 A JP 2002065109A JP 2003199728 A JP2003199728 A JP 2003199728A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生活障害の体力関連の側面に関する身体情報の
判定を手軽に行える生活障害関連身体情報判定装置を提
供する。 【解決手段】身体組成に関する値、基礎体力に関する
値、動作能力に関する値といった身体状態に関する値を
取得手段手段101で取得し、これに基づき特定手段1
03において記憶手段102に記憶される高齢者を対象
とした基礎体力に関する値、動作能力に関する値、生活
障害に関する値といった生活障害の体力関連の側面に関
する身体情報を特定し、出力手段104において出力す
る。これにより、自動的に生活障害の体力関連の側面に
関する身体情報の判定が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体状態に基づい
て生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を判定す
る生活障害関連身体情報判定装置に関する。また、この
身体状態に基づいて生活障害の体力関連の側面に関する
身体情報を判定するものの一つとして、複数の異なる種
類の身体状態から活動に対しての障害の発生度合いを判
定する生活障害関連身体情報判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の研究では、特に高齢者において、
加齢に伴って体力や運動能力等が低下することが原因と
なり、日常生活の中で転倒して骨折する等といった障害
が発生することが明らかにされてきた。そして、日常生
活の中での活動動作に対しての障害の発生度合いを知る
には、医者等の専門家の指導のもとに、体力・運動能力
等を測定し、体力・運動能力等と活動動作に対しての障
害の発生度合いとの関係を示すデータを参照し、測定し
た体力・運動能力等に対応する活動動作に対しての障害
の発生度合いを認識するといった方法により行われてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た活動動作に対しての障害の発生度合いを知る方法は、
体力や運動能力等の身体に比較的大きな負荷を必要とす
る測定をしなければならなかった。また、医者等の専門
家に指導を受けたり、体力・運動能力等と活動動作に対
しての障害の発生度合いとの関係を示すデータを参照し
たりしなければならなかった。これらのことはいずれも
実施に際して面倒であり、簡便な方法ではなかった。
【0004】そこで、本発明は、上記のような従来の問
題点を解決することを目的とするもので、生活障害の体
力関連の側面に関する身体情報の判定を手軽に行える生
活障害関連身体情報判定装置を提供することを課題とす
る。また、本発明は、生活障害の体力関連の側面に関す
る身体情報の判定として、活動動作に対しての障害の発
生度合いの判定を手軽に行える生活障害関連身体情報判
定装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の一つの観点によれば、生活障害関連身体情
報判定装置は、複数の異なる種類の身体状態に関する値
を取得する取得手段と、前記取得手段で取得される複数
の異なる種類の身体状態に関する値に応じて関連付けら
れた活動動作障害レベルを記憶する記憶手段と、前記取
得手段で取得された複数の異なる種類の身体状態に関す
る値に基づいて前記記憶手段に記憶された活動動作障害
レベルを特定する特定手段と、前記特定手段で特定され
た活動動作障害レベルを出力する出力手段とを備えるこ
とを特徴とする。これによると、取得手段で取得された
複数の異なる種類の身体状態に関する値に基づいて、記
憶手段に記憶された活動動作障害レベルが特定手段によ
り特定されるので、自動的に活動動作障害レベルの判定
が可能となる。
【0006】本発明の一つの実施の形態によれば、前記
取得手段は、入力手段もしくは測定手段の少なくとも一
方であることを特徴とする。これによると、身体状態に
関する値を入力や測定により、容易に取得することがで
きる。
【0007】本発明の別の実施の形態によれば、前記記
憶手段は、前記活動動作障害レベルに応じて関連付けら
れた第1アドバイス情報を更に記憶し、前記特定手段
は、先に特定した活動動作障害レベルに基づいて前記記
憶手段に記憶された第1アドバイス情報を更に特定し、
前記出力手段は、前記特定手段で特定された第1アドバ
イス情報を出力することを特徴とする。これによると、
特定手段で取得された活動動作障害レベルに基づいて、
記憶手段に記憶された第1アドバイス情報が特定手段に
よって特定されるので、活動動作障害レベルについての
第1アドバイス情報を自動的に受けることが可能とな
る。
【0008】本発明の更に別の実施の形態によれば、前
記記憶手段は、前記複数の異なる種類の身体状態に関す
る値のうちの個々の身体状態に関する値に応じて関連付
けられた第2アドバイス情報を更に記憶し、前記特定手
段は、前記取得手段で取得された複数の異なる種類の身
体状態のうちの個々の身体状態に関する値に基づいて前
記記憶手段に記憶された第2アドバイス情報を更に特定
し、前記出力手段は、前記特定手段で特定された第2ア
ドバイス情報を出力することを特徴とする。これによる
と、取得手段で取得された複数の異なる種類の身体状態
のうちの個々の身体状態に関する値に基づいて、記憶手
段に記憶された第2アドバイス情報が特定手段によって
特定されるので、個々の身体状態に関する値についての
第2アドバイス情報を自動的に受けることが可能とな
る。
【0009】本発明の更に別の実施の形態によれば、前
記活動動作障害レベルは、少なくとも一つの種類の身体
状態に関する値が他の種類の身体状態に関する値を重み
づけすることから成る前記複数の異なる種類の身体状態
に関する値に応じて関連付けられていることを特徴とす
る。これによると、活動動作障害レベルに対する個々の
身体状態に関する値の寄与の程度が重みづけの操作によ
り変わるので、より推定確度が高いものとなる。
【0010】本発明の更に別の実施の形態によれば、前
記活動動作障害レベルは、高齢者を対象としたものであ
ることを特徴とする。これによると、特に高齢者に発生
率の高い活動動作障害を対象とすることで利用価値が高
くなる。
【0011】本発明の更に別の実施の形態によれば、前
記出力手段は、前記特定手段で特定された結果を表示す
る表示手段であることを特徴とする。これによると、表
示手段で結果が表示されるので、視覚的に認識できる。
【0012】本発明の更に別の実施の形態によれば、前
記表示手段は、前記活動動作障害レベルをグラフ表示す
ることを特徴とする。これによると、活動動作障害レベ
ルはグラフで表示されるので、結果をイメージ化し、更
に認識しやすくなる。
【0013】本発明の更に別の実施の形態によれば、前
記表示手段は、前記取得手段で取得された複数の異なる
種類の身体状態に関する値のうちの個々の身体状態に関
する値に関するグラフ軸に関連付けて前記活動動作障害
レベルをグラフ表示することを特徴とする。これによる
と、複数の異なる種類の身体状態に関する値のうちの個
々の身体状態に関する値と活動動作障害レベルとの関連
が容易に把握できる。
【0014】本発明の更に別の実施の形態によれば、前
記複数の異なる種類の身体状態に関する値は、筋肉、体
脂肪、除脂肪、下肢除脂肪、重心動揺、細胞内液、細胞
外液及び座位・立位差分脈拍に関する値のうちの少なく
とも2つであることを特徴とする。これによると、特に
筋肉、体脂肪、除脂肪、下肢除脂肪、重心動揺、細胞内
液、細胞外液及び座位・立位差分脈拍は、活動動作障害
レベルとの関連において良好であるので、確度の高い結
果を得ることができる。また、筋肉、体脂肪、下肢除脂
肪、重心動揺、細胞内液、細胞外液及び座位・立位差分
脈拍に関する値は、特に身体に対して小さな負荷で簡単
に測定できる。
【0015】本発明の別の観点によれば、生活障害関連
身体情報判定装置は、身体状態に関する値を取得する取
得手段と、前記身体状態に関する値に応じて関連付けら
れた生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を記憶
する記憶手段と、前記取得手段で取得された身体状態に
関する値に基づいて前記記憶手段に記憶された生活障害
の体力関連の側面に関する身体情報を特定する特定手段
と、前記特定手段で特定された生活障害の体力関連の側
面に関する身体情報を出力する出力手段とを備えること
を特徴とする。これによると、取得手段で取得された身
体状態に関する値に基づいて、記憶手段に記憶された生
活障害の体力関連の側面に関する身体情報が特定手段に
より特定されるので、自動的に生活障害の体力関連の側
面に関する身体情報の判定が可能となる。
【0016】本発明の一つの実施の形態によれば、前記
記憶手段は、先の生活障害の体力関連の側面に関する身
体情報に応じて関連付けられた別の生活障害の体力関連
の側面に関する身体情報を更に記憶し、前記特定手段
は、先に特定した生活障害の体力関連の側面に関する身
体情報に基づいて前記記憶手段に記憶された別の生活障
害の体力関連の側面に関する身体情報を更に特定するこ
とを特徴とする。これによると、特定手段で先に特定さ
れた生活障害の体力関連の側面に関する身体情報に基づ
いて、記憶手段に記憶された別の生活障害の体力関連の
側面に関する身体情報が更に特定手段により特定される
ので、自動的に多種にわたる生活障害の体力関連の側面
に関する身体情報の判定が可能となる。
【0017】本発明の別の実施の形態によれば、前記取
得手段は、入力手段もしくは測定手段の少なくとも一方
であることを特徴とする。これによると、身体状態に関
する値を入力や測定により、容易に取得することができ
る。
【0018】本発明の更に別の実施の形態によれば、前
記出力手段は、前記特定手段で特定された結果を表示す
る表示手段であることを特徴とする。これによると、表
示手段で結果が表示されるので、視覚的に認識できる。
【0019】本発明の更に別の実施の形態によれば、前
記表示手段は、前記生活障害の体力関連の側面に関する
身体情報をグラフ表示することを特徴とする。これによ
ると、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報はグ
ラフで表示されるので、結果をイメージ化し、更に認識
しやすくなる。
【0020】本発明の更に別の実施の形態によれば、前
記生活障害の体力関連の側面に関する身体情報は、高齢
者を対象としたものであることを特徴とする。これによ
ると、特に生活障害の発生率の高い高齢者を対象とした
生活障害の体力関連の側面に関する身体情報とすること
で利用価値が高くなる。
【0021】本発明の更に別の実施の形態によれば、前
記身体状態に関する値は、身体組成に関する値、基礎体
力に関する値及び動作能力に関する値のうちの少なくと
も1つであり、前記生活障害の体力関連の側面に関する
身体情報は、基礎体力に関する値、動作能力に関する値
及び生活障害に関する値のうちの少なくとも1つである
ことを特徴とする。これによると、特に身体状態に関す
る値としての身体組成に関する値、基礎体力に関する
値、動作能力に関する値は、生活障害の体力関連の側面
に関する身体情報としての基礎体力に関する値、動作能
力に関する値、生活障害に関する値との関連において良
好であるので、確度の高い結果を得ることができる。
【0022】本発明の更に別の実施の形態によれば、前
記身体組成に関する値は、除脂肪量、筋肉量及びBCM
のうちの少なくとも1つであり、前記基礎体力に関する
値は、筋力及び平衡性のうちの少なくとも1つであり、
前記動作能力に関する値は、歩行能力であり、前記生活
障害に関する値は、転倒障害レベル、骨折障害レベル、
骨粗鬆症障害レベル、高脂血症障害レベル及び活動動作
障害レベルのうちの少なくとも1つであることを特徴と
する。これによると、特に身体状態に関する値としての
除脂肪量、筋肉量、BCM、筋力、平衡性、歩行能力
は、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報として
の筋力、平衡性、歩行能力、転倒障害レベル、骨折障害
レベル、骨粗鬆症障害レベル、高脂血症障害レベル、活
動動作障害レベルとの関連において特に良好であるの
で、特に確度の高い結果を得ることができる。
【0023】本発明の更に別の観点によれば、生活障害
関連身体情報判定装置は、身体状態に関する値及び副次
的身体情報を取得する取得手段と、前記身体状態に関す
る値及び前記副次的身体情報に応じて関連付けられた生
活障害の体力関連の側面に関する身体情報を記憶する記
憶手段と、前記取得手段で取得された身体状態に関する
値及び副次的身体情報に基づいて前記記憶手段に記憶さ
れた生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を特定
する特定手段と、前記特定手段で特定された生活障害の
体力関連の側面に関する身体情報を出力する出力手段と
を備えることを特徴とする。これによると、取得手段で
取得された身体状態に関する値及び副次的身体情報に基
づいて、記憶手段に記憶された生活障害の体力関連の側
面に関する身体情報が特定手段により特定されるので、
自動的に生活障害の体力関連の側面に関する身体情報の
判定が可能となると共に、身体状態に関する値のみなら
ず副次的身体情報を加味して判定されるので、確度の高
い結果を得ることが可能となる。
【0024】本発明の一つの実施の形態によれば、前記
記憶手段は、先の生活障害の体力関連の側面に関する身
体情報及び前記副次的身体情報に応じて関連付けられた
別の生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を更に
記憶し、前記特定手段は、先に特定した生活障害の体力
関連の側面に関する身体情報及び前記取得手段で取得さ
れた副次的身体情報に基づいて前記記憶手段に記憶され
た別の生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を更
に特定することを特徴とする。これによると、特定手段
で先に特定された生活障害の体力関連の側面に関する身
体情報及び前記取得手段で取得された副次的身体情報に
基づいて、記憶手段に記憶された別の生活障害の体力関
連の側面に関する身体情報が更に特定手段により特定さ
れるので、自動的に確度の高い多種にわたる生活障害の
体力関連の側面に関する身体情報の判定が可能となると
共に、身体状態に関する値のみならず副次的身体情報を
加味して判定されるので、確度の高い結果を得ることが
可能となる。
【0025】本発明の別の実施の形態によれば、前記取
得手段は、入力手段もしくは測定手段の少なくとも一方
であることを特徴とする。これによると、身体状態に関
する値及び副次的身体情報を入力や測定により、容易に
取得することができる。
【0026】本発明の更に別の実施の形態によれば、前
記出力手段は、前記特定手段で特定された結果を表示す
る表示手段であることを特徴とする。これによると、表
示手段で結果が表示されるので、視覚的に認識できる。
【0027】本発明の更に別の実施の形態によれば、前
記表示手段は、前記生活障害の体力関連の側面に関する
身体情報をグラフ表示することを特徴とする。これによ
ると、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報がグ
ラフで表示されるので、結果をイメージ化し、更に認識
しやすくなる。
【0028】本発明の更に別の実施の形態によれば、前
記生活障害の体力関連の側面に関する身体情報は、高齢
者を対象としたものであることを特徴とする。これによ
ると、特に生活障害の発生率の高い高齢者を対象とした
生活障害の体力関連の側面に関する身体情報とすること
で利用価値が高くなる。
【0029】本発明の更に別の実施の形態によれば、前
記身体状態に関する値は、身体組成に関する値、基礎体
力に関する値及び動作能力に関する値のうちの少なくと
も1つであり、前記生活障害の体力関連の側面に関する
身体情報は、基礎体力に関する値、動作能力に関する値
及び生活障害に関する値のうちの少なくとも1つである
ことを特徴とする。これによると、特に身体状態に関す
る値としての身体組成に関する値、基礎体力に関する
値、動作能力に関する値は、生活障害の体力関連の側面
に関する身体情報としての基礎体力に関する値、動作能
力に関する値、生活障害に関する値との関連において良
好であるので、非常に確度の高い結果を得ることができ
る。
【0030】本発明の更に別の実施の形態によれば、前
記身体組成に関する値は、除脂肪量、筋肉量及びBCM
のうちの少なくとも1つであり、前記基礎体力に関する
値は、筋力及び平衡性のうちの少なくとも1つであり、
前記動作能力に関する値は、歩行能力であり、生活障害
に関する値は、転倒障害レベル、骨折障害レベル、骨粗
鬆症障害レベル、高脂血症障害レベル及び活動動作障害
レベルのうちの少なくとも1つであり、前記副次的身体
情報は、年齢、性別、身長及び体重のうちの少なくとも
1つであることを特徴とする。これによると、特に身体
状態に関する値としての除脂肪量、筋肉量、BCM、筋
力、平衡性、歩行能力と、副次的身体情報としての年
齢、性別、身長、体重とは、生活障害の体力関連の側面
に関する身体情報としての筋力、平衡性、歩行能力、転
倒障害レベル、骨折障害レベル、骨粗鬆症障害レベル、
高脂血症障害レベル、活動動作障害レベルとの関連にお
いて特に良好であるので、特に非常に確度の高い結果を
得ることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の生活障害関連身体情報判
定装置は、身体状態に関する値を基本に、生活障害の体
力関連の側面に関する身体情報を判定する装置である。
以下に、この本発明に係わる実施の形態について図面を
用いて説明する。
【0032】第1に、第1の実施の形態として、生活障
害関連身体情報判定装置の一種であり、複数の異なる種
類の身体状態に関する値を元に、生活障害の体力関連の
側面に関する身体情報として活動動作障害レベルを判定
する態様の活動動作障害判定装置について詳述する。
【0033】まず、図1に本発明に係わる活動動作障害
判定装置の構成をブロック図に、図2にその外観図を示
す。本発明の第1の実施の形態の活動動作障害判定装置
は、取得手段1と記憶手段2と特定手段3と出力手段4
とから構成する。
【0034】取得手段1では、複数の異なる種類の身体
状態に関する値を取得する。例えば、取得手段1は、体
脂肪率、除脂肪量、下肢除脂肪量、細胞内液量、細胞外
液量、重心動揺距離及び座位・立位差分脈拍数といった
複数の異なる種類の身体状態に関する値を測定データと
して測定する複数の公知の測定手段から成る。そして、
その外観は、例えば、第1測定本体部11と第2測定本
体部21とから成る。なお、身体状態に関する値は、体
脂肪率、除脂肪量、下肢除脂肪量、細胞内液量及び細胞
外液量の属する身体組成に関する値と、重心動揺距離及
び座位・立位差分脈拍数の属する身体調整能力に関する
値とに分類される。
【0035】第1測定本体部11は、生体インピーダン
スを検出するための電極15と立位姿勢時の脈拍を検出
する第1脈拍センサ12と、第1測定本体部11及び第
2測定本体部21に電力を投入するための第1電源スイ
ッチ13と、第2通信部37との間でデータの通信をす
る第1通信部14とが体重計16の外部に配設されて成
る。生体インピーダンスを検出するための電極15は、
通電用電極15aと測定用電極15bとから成る。そし
て、通電用電極15aは、被測定者が体重計16に乗っ
た際に足のつま先側となる部位に配置され、測定用電極
15bは、被測定者が体重計16に乗った際に足の踵側
となる部位に配置される。また、第1脈拍センサ12
は、発光ダイオードとフォトトランジスタとから成り、
体重計16に乗った際に片方の足の親指となる部位に配
置される。更に、第1通信部14は、発光ダイオードと
フォトトランジスタとから成り、体重計16に乗った際
に前方となる部位に配置される。
【0036】また、体重計16の内部には、複数の重量
センサをはじめとする体重や重心動揺を検出するための
公知の構造部品と、体重、重心動揺、生体インピーダン
ス及び脈拍を測定し、体脂肪率、除脂肪量、下肢除脂肪
量、細胞内液量、細胞外液量、重心動揺距離及び座位・
立位差分脈拍数を求めるにあたって必要な増幅、A/D
変換、演算、制御、記憶等の測定制御処理を役目とする
公知の電子部品を実装する電子回路基板ユニットとが配
設される。そして、電極15と第1脈拍センサ12とが
電子回路基板ユニットに接続されている。
【0037】第2測定本体部21は、座位姿勢時の脈拍
を検出する第2脈拍センサ22が椅子25に配設されて
成る。この第2脈拍センサ22は、発光ダイオードとフ
ォトトランジスタとから成り、椅子25のひじ掛け23
に手を掛けた際に片方の手の人差し指が略置かれる部位
に配置され、第1測定本体部11の電子回路基板ユニッ
トにコード24により接続されている。
【0038】記憶手段2では、第1に、上述した取得手
段1で取得される複数の異なる種類の身体状態に関する
値に関連付けられた活動動作障害レベルを記憶する。こ
の活動動作障害レベルとは、活動動作に対しての障害の
発生度合いを示すものである。
【0039】例えば、この記憶手段2に記憶される複数
の異なる種類の身体状態に関する値に関連付けられた活
動動作障害レベルは、自立した生活が送れる度合いを示
す日常生活動作(ADL: Activities of daily livin
g )の質問とその際の複数の異なる種類の身体状態の値
との関連性を高齢者を対象として分析して求めたもので
あり、(1)式で表される。
【0040】 Y=(a×X+b×X×U+c×X+z)×U ・・・(1) ここで、UとUは次のように求められる。 U={(X/X)−1.35}/1.35 ・・・(2) X≦10、もしくは、100≦Xのとき、U=2 ・・・(3) 10<X<100のとき、U=1 ・・・(4) ちなみに、上記の各記号の意味するところを次に示す。 Y:活動動作障害レベル X:体脂肪率 X:下肢除脂肪量もしくは除脂肪量 X:重心動揺距離 X:細胞外液量 X:細胞内液量 X:座位・立位差分脈拍数 U:細胞外液量/細胞内液量から求められた重みづけ
係数 U:座位・立位差分脈拍数から求められた重みづけ係
a、b、c、z:係数
【0041】上述した式における変数は、取得手段1で
取得される複数の異なる種類の身体状態に関する値であ
る体脂肪率、下肢除脂肪量(もしくは除脂肪量)、細胞
内液量、細胞外液量、重心動揺距離及び座位・立位差分
脈拍数とした。これらの変数は、多くの研究から高齢者
を対象とするADLと体力との関連性が見出されている
ことに鑑みて、高齢者の体力に影響を与える身体組成に
関する値や身体調整能力に関する値として良好なものと
して選定されたものである。ちなみに、体脂肪率と除脂
肪量と下肢除脂肪量とは筋力、細胞内液量と細胞外液量
とは筋肉の質、重心動揺距離と座位・立位差分脈拍数と
は自律神経の働きに係わることから体力への影響に係わ
るものである。なお、細胞内液量、細胞外液量及び座位
・立位差分脈拍数については、その他の身体状態に関す
る値に重みづけをするための係数を求めるための変数と
した。また、(1)式では、Xを下肢除脂肪量もしく
は除脂肪量としたが、特にADLへ影響を及ぼす脚の筋
力との関連性の強い下肢除脂肪量を用いた方が正確さが
向上するので好ましい。
【0042】記憶手段2では、第2に、この活動動作障
害レベルに応じて関連付けられた第1アドバイス情報を
記憶する。この記憶手段2に記憶されるこの活動動作障
害レベルに応じて関連付けられた第1アドバイス情報と
は、活動動作障害レベルの結果に対する注意、喚起、助
言、忠告、勧告等のアドバイスとして被測定者に対して
示す情報である。例えば、図3に示されるような活動動
作障害レベルに対応づけられた第1アドバイス情報が記
憶される。
【0043】記憶手段2では、第3に、上述した取得手
段1で取得される複数の異なる種類の身体状態のうちの
個々の身体状態に関する値に応じて関連付けられた第2
アドバイス情報を記憶する。この記憶手段2に記憶され
る個々の身体状態に関する値に応じて関連付けられた第
2アドバイス情報とは、個々の身体状態に関する値に対
する注意、喚起、助言、忠告、勧告等のアドバイスとし
て被測定者に対して示す情報である。例えば、図4に示
されるような個々の身体状態に関する値に対応づけられ
た第2アドバイス情報が記憶される。
【0044】なお、記憶手段2は、例えば、記憶を役目
とする公知の電子部品として電子回路基板上に実装され
た電子回路基板ユニットとして、ケース38の内部に配
設される。
【0045】特定手段3では、第1に、記憶手段2に記
憶された活動動作障害レベルを取得手段1で取得された
複数の異なる種類の身体状態に関する値に基づいて特定
する。例えば、取得手段1で取得された座位・立位差分
脈拍数と細胞内液量と細胞外液量とに基づいて重みづけ
係数を(2)式から(4)式までを用いて求め、この求
められた重みづけ係数と体脂肪率と下肢除脂肪量(もし
くは除脂肪量)と重心動揺距離とを(1)式にあてはめ
て活動動作障害レベルを求めることにより特定する。
【0046】特定手段3では、第2に、記憶手段2に記
憶された第1アドバイス情報を先に(第1で)特定した
活動動作障害レベルに基づいて更に特定する。より詳述
すると、記憶手段2に記憶されている図3に示すような
活動動作障害レベルに対応づけられた第1アドバイス情
報から、先に(第1で)特定した活動動作障害レベルに
該当する第1アドバイス情報を選定することにより特定
する。例えば、活動動作障害レベルYが1.5であった
場合には、第1アドバイス情報として「良好です。現状
を維持しましょう。」が特定される。
【0047】特定手段3では、第3に、記憶手段2に記
憶された第2アドバイス情報を取得手段1で取得された
複数の異なる種類の身体状態のうちの個々の身体状態に
関する値に基づいて更に特定する。より詳述すると、記
憶手段2に記憶されている図4に示すような個々の身体
状態に関する値に対応づけられた第2アドバイス情報か
ら、取得手段1で取得された体脂肪率、下肢除脂肪量
(もしくは除脂肪量)及び重心動揺距離に該当する第2
アドバイス情報を選定することにより特定する。例え
ば、体脂肪率XがS2を超えS1未満であった場合に
は、「全身の脂肪率は適正です。現状を維持しましょ
う。」、下肢除脂肪量(もしくは除脂肪量)X がS3
以上であった場合には、「脚の筋肉量は十分に多いで
す。現状を維持しましょう。」、重心動揺距離がX
S6以下であった場合には、「身体バランスが非常に良
いです。現状を維持しましょう。」の第2アドバイス情
報が特定される。
【0048】なお、特定手段3は、例えば、演算や制御
を役目とする公知の電子部品として電子回路基板上に実
装された電子回路基板ユニットとして、ケース38の内
部に配設される。
【0049】出力手段4では、特定手段3で特定された
活動動作障害レベルを出力する。例えば、出力手段4
は、体脂肪率、下肢除脂肪量(もしくは除脂肪量)及び
重心動揺距離の複数の異なる種類の身体状態に関する値
の結果の表示や体脂肪率、下肢除脂肪量(もしくは除脂
肪量)及び重心動揺距離の複数の異なる種類の身体状態
に関する値を軸として活動動作障害レベルをグラフ表示
する表示手段32である。
【0050】なお、出力手段4は、結果の出力を役目と
する公知の電子部品として、ケース38に配設される。
例えば、ケース38の正面に表示手段32が配置され、
ケース38の内部の電子回路基板ユニットに接続され
る。
【0051】表示ケース部31は、電子回路基板ユニッ
トや表示手段32が配設された上述のケース38に、電
力を投入するための第2電源スイッチ33、各種の入力
事項の設定をする設定スイッチ34、各種の入力事項の
選択をする選択スイッチ35、各種の入力事項の切替え
をする切替スイッチ36が配設されて成る。また、第1
通信部14との間でデータの通信をする第2通信部37
が下部位に配置される。
【0052】次に、図5及び図6に本発明に係わる活動
動作障害判定装置の使用手順及び動作についてフローチ
ャートに示す。なお、説明は、測定本体部11、21と
表示ケース部31とに分けずに行う。まず初めに、被測
定者は、第1測定本体部11と表示ケース部31に配設
されるそれぞれの電源スイッチ13、33を押す(ステ
ップ1)。これにより、活動動作障害判定装置は動作可
能状態となり、表示ケース部31の表示手段32には前
回判定結果を表示するかの問合せ画面が表示される(ス
テップ2)。
【0053】続いて、被測定者は、前回判定結果を表示
しない場合(ステップ3でNO)には、この問合せ画面
に表示される「いいえ」に選択スイッチ35を押すこと
でカーソルを合わせ、設定スイッチ34を押すことで設
定することにより切替える(ステップ4)。これによ
り、表示ケース部31の表示手段32には今回判定結果
画面が表示される(ステップ8)。
【0054】また、被測定者は、前回判定結果を表示す
る場合(ステップ3でYES)には、この問合せ画面に
表示される「はい」に選択スイッチ35を押すことでカ
ーソルを合わせ、設定スイッチ34を押すことで設定す
ることにより切替える(ステップ5)。これにより、表
示ケース部31の表示手段32には前回判定結果画面が
表示される(ステップ6)。次いで、この前回判定結果
画面の表示から今回判定結果画面の表示に切替える場合
には、切替スイッチ36を押すことで行う(ステップ
7)。
【0055】続いて、今回判定結果画面には、個人番
号、性別、年齢、身長の個人特定情報と、体脂肪率、下
肢除脂肪量(もしくは除脂肪量)、細胞内液量、細胞外
液量、重心動揺距離及び座位・立位差分脈拍数の身体状
態に関する値と、活動動作障害レベルとが表示される。
また、切替スイッチ36を押すことで活動動作障害レベ
ルがグラフ表示される(ステップ8)。ただし、ステッ
プ8における今回判定結果画面は判定前であるので、身
体状態に関する値と活動動作障害レベルの表示やこれら
のグラフ表示は0を示す。
【0056】このステップ8における今回判定結果画面
において個人特定情報が設定されていない場合(ステッ
プ9でNO)には、被測定者は個人特定情報を設定する
(ステップ10)。個人特定情報の設定は、設定スイッ
チ34を押す度に個人番号、性別、年齢、身長の欄へと
カーソルが切替わるので、個人番号の欄に切替える。そ
して、選択スイッチ35を押すことで未登録の個人番号
を選択し、再度設定スイッチ34を押すことで設定す
る。次いで、性別の欄へとカーソルが切替わるので、選
択スイッチ35を押すことで性別を選択し、設定スイッ
チ34を押すことで設定する。次いで、年齢の欄へとカ
ーソルが切替わるので、選択スイッチ35を押すことで
年齢を選択し、設定スイッチ34を押すことで設定す
る。次いで、身長の欄へとカーソルが切替わるので、選
択スイッチ35を押すことで身長を選択し、設定スイッ
チ34を押すことで設定する。
【0057】続いて、ステップ8における今回判定結果
画面において個人特定情報が設定されている場合(ステ
ップ9でYES)あるいはステップ10の後には、被測
定者は第2測定本体部21(椅子25)の座26に腰掛
けて、第2脈拍センサ22が配置されている部位に片方
の手の人差し指を合わせながらひじ掛け23に手を掛
け、目を閉じながら姿勢を保つ(ステップ11)。
【0058】続いて、第2脈拍センサ22により座位姿
勢時における脈拍が検出され、この検出されたデータか
ら第1測定本体部11の電子回路基板ユニットで座位脈
拍数が求められて記憶される(ステップ12)。
【0059】続いて、被測定者は、第1脈拍センサ12
が配置されている部位に片方の足の親指を合わせなが
ら、それぞれの足の裏が通電用電極15aと測定用電極
15bとに跨って接触するように第1測定本体部11に
立ち乗り、目を開きながら姿勢を保つ(ステップ1
3)。
【0060】続いて、第1脈拍センサ12により立位姿
勢時における脈拍が検出され、この検出されたデータか
ら第1測定本体部11の電子回路基板ユニットで立位脈
拍数が求められ(ステップ14)、更に先に記憶される
座位脈拍数との差を表す座位・立位差分脈拍数Xが求
められて記憶される(ステップ15)。
【0061】続いて、重量センサにより体重と重心動揺
が検出され、この検出されたデータから第1測定本体部
11の電子回路基板ユニットで体重値、重心動揺距離X
が求められて記憶される。次いで、電極15により第
1、第2及び第3の周波数のそれぞれに対する生体イン
ピーダンスが検出され、これらの生体インピーダンスに
先に記憶される体重値と個人特定情報(年齢、身長)が
加味され、第1測定本体部11の電子回路基板ユニット
により細胞外液量X、細胞内液量X、体脂肪率
、下肢除脂肪量(もしくし除脂肪量)Xが求めら
れ記憶される。なお、例えば、体脂肪率Xは(5)
式、下肢除脂肪量(もしくは除脂肪量)Xは(6)式
により求められる。 X=m×H/W×Z+n×1/Z+y ・・・(5) X=p×H/Z+q×Z+r×A+t ・・・(6) ここで、各記号の意味するところを次に示す。 X:体脂肪率 X:下肢除脂肪量(もしくは除脂肪量) H:身長 W:体重 Z:生体インピーダンス A:年齢 m、n、y、p、q、r、t:係数 また、細胞外液量、細胞内液量は、特開2001−70
273に開示されているような手段により求められる
(ステップ16)。
【0062】続いて、ステップ15、ステップ16にお
いて求められた座位・立位差分脈拍数、重心動揺距離、
細胞外液量、細胞内液量、体脂肪率、下肢除脂肪量(も
しくは除脂肪量)の各測定データ、は、第1測定本体部
11の第1通信部14から表示ボックス部の第2通信部
37に送信され、表示ケース部31の電子回路基板ユニ
ットに記憶される。そして、表示ケース部31の電子回
路基板ユニットでは、(1)、(2)、(3)、(4)
式に基づいて、活動動作障害レベルを求めて記憶する
(ステップ17)。
【0063】続いて、表示手段32には、上述した測定
データの結果を伴った今回判定結果画面が図7に示すよ
うに表示される。また、切替スイッチ36を押すこと
で、図8に示すようなグラフとそのアドバイスをする表
示に切替わる(ステップ18)。
【0064】このグラフ表示は、体脂肪率、下肢除脂肪
量(もしくは除脂肪量)及び重心動揺距離を表すグラフ
軸のそれぞれの測定データに該当する軸上のポイントを
線で結び、その結んだ線を図9に示すような活動動作障
害レベルに応じた色で描かれる。
【0065】また、アドバイス表示は、第2測定本体部
21の電子回路基板ユニットに記憶される図3に示すよ
うな活動動作障害レベルに対応づけられた第1アドバイ
ス情報から、測定データとして特定された活動動作障害
レベルに該当する第1アドバイス情報として選定された
ものと、図4に示されるような個々の身体状態に関する
値に対応づけられた第2アドバイス情報から、測定デー
タとして取得された体脂肪率、下肢除脂肪量(もしくは
除脂肪量)及び重心動揺距離に該当する第2アドバイス
情報が選定されたものとによって表示される。なお、図
8は、求められた活動動作障害レベルYが1以上2未
満、体脂肪率XがS2を超えS1未満、下肢除脂肪量
がS3以上、重心動揺距離XがS6以下であった
場合に特定されたアドバイス情報の表示例である。
【0066】続いて、ステップ18の後、それぞれの電
源スイッチ13、33がオフされることで一連の手順が
終了する(ステップ19)。
【0067】上述したように、本発明の第1の実施の形
態の生活障害関連身体情報判定装置の一種である活動動
作障害判定装置は、体脂肪率、除脂肪量、下肢除脂肪
量、細胞内液量、細胞外液量、重心動揺距離及び座位・
立位差分脈拍数といった複数の異なる種類の身体状態に
関する値を測定手段で測定し、これに基づき特定手段3
において記憶手段2に記憶される高齢者を対象とした活
動動作障害レベル、第1アドバイス情報及び第2アドバ
イス情報を特定し、表示手段32において表示するの
で、自動的に活動動作障害レベルの判定やアドバイス情
報を受けることでき、しかも利用価値が高く、結果が認
識し易いものとなる。
【0068】なお、上述した第1の実施の形態では、取
得手段1を測定手段としたが、複数の異なる種類の身体
状態に関する値を入力する入力手段から取得するものと
しても実施可能である。例えば、体脂肪率、除脂肪量、
下肢除脂肪量、重心動揺距離、細胞内液量、細胞外液量
及び座位・立位差分脈拍数を入力するためのスイッチを
表示ケース部31に備え、別の測定装置で予め知った体
脂肪率、除脂肪量、下肢除脂肪量、重心動揺距離、細胞
内液量、細胞外液量及び座位・立位差分脈拍数をこのス
イッチから入力すればよい。
【0069】また、複数の異なる種類の身体状態に関す
る値を体脂肪率、除脂肪量、下肢除脂肪量、重心動揺距
離、細胞内液量、細胞外液量及び座位・立位差分脈拍数
としたが、体脂肪、除脂肪、下肢除脂肪、重心動揺、細
胞内液、細胞外液及び座位・立位差分脈拍に関する値で
あれば同様に実施可能である。例えば、体脂肪率は体脂
肪量、除脂肪量は除脂肪率、下肢除脂肪量は下肢除脂肪
率、重心動揺距離は重心動揺面積であってもよい。ま
た、これらのうちの少なくとも2つあれば同様に実施可
能である。なお、これらの身体状態に関する値は、身体
に対して小さな負荷で簡単に測定できるものである。ま
た、これらに限らず、筋力・瞬発力・筋持久力・全身持
久力・平衡性・敏捷性・柔軟性等の体力に影響を与える
身体組成に関する値や身体調整能力に関する値であって
も同様な実施が可能である。例えば、身体組成に関する
値は、全身筋肉量や全身筋肉率や下肢筋肉量や下肢筋肉
率等の筋肉に関する値であってもよい。また、上述した
実施の形態の説明では、脚の衰えの原因となるものを身
体状態に関する値としたが、腕除脂肪量や腕筋肉量のよ
うに手の衰えの原因となるものを身体状態に関する値に
用いてもよい。
【0070】更に、活動動作障害レベルはADLについ
ての障害レベルを示すものであったが、活動動作に対し
ての障害の発生度合いを示すものであれば他の障害レベ
ルを示すものでもよい。また、高齢者を対象としたが、
他の年代層を対象としたり、全体の年代を対象とした
り、女性もしくは男性のいずれか一方を対象とするもの
であってもよい。
【0071】更に、記憶手段2において(1)式を記憶
し、特定手段3において複数の異なる種類の身体状態に
関する値を(1)式に代入して演算することで活動動作
障害レベルを特定したが、図10に示すような活動動作
障害レベルと複数の異なる種類の身体状態に関する値と
の対応関係表を記憶手段2に記憶し、特定手段3におい
て取得手段1で取得した複数の異なる種類の身体状態に
関する値に対応する活動動作障害レベルを選び出すこと
で特定してもよい。例えば、体脂肪率が26、下肢除脂
肪量(もしくは除脂肪量)が5、重心動揺距離が25で
あった場合には、活動動作障害レベルはY3が特定され
る。
【0072】更に、表示手段32では、体脂肪率、下肢
除脂肪量(もしくは除脂肪量)及び重心動揺距離を表す
3つのグラフ軸上のそれぞれの測定データに該当するポ
イントを線で結び、活動動作障害レベルに応じた色で活
動動作障害レベルをグラフ表示したが、図11に示すよ
うな体脂肪率、下肢除脂肪量(もしくは除脂肪量)を表
す2つのグラフ軸上のそれぞれの測定データに該当する
ポイントから垂直に交わる箇所に活動動作障害レベルに
応じた色で活動動作障害レベルをグラフ表示するもので
あってもよい。また、活動動作障害レベルに応じて破線
で区切られた範囲に活動動作障害レベルをグラフ表示す
るものであってもよい。これらのように、複数の異なる
種類の身体状態に関する値のうちの個々の身体状態に関
する値に関するグラフ軸に関連付けて活動動作障害レベ
ルをグラフ表示することにより、複数の異なる種類の身
体状態に関する値のうちの個々の身体状態に関する値と
活動動作障害レベルとの関連が容易に把握できる。
【0073】第2に、第2の実施の形態として、身体状
態に関する値及び副次的身体情報を元に、生活障害の体
力関連の側面に関する身体情報を段階的に判定する態様
の生活障害関連身体情報判定装置について詳述する。
【0074】まず、図12に本発明に係わる生活障害関
連身体情報判定装置の構成をブロック図に、図13にそ
の外観図を、図14にその具体的な構造における構成を
詳細ブロック図に、図15に表示ケース部の正面図を示
す。本発明の第2の実施の形態の生活障害関連身体情報
判定装置は、取得手段101と記憶手段102と特定手
段103と出力手段104とから構成する。
【0075】取得手段101では、身体状態に関する値
及び副次的身体情報を取得する。例えば、取得手段10
1は、身体状態に関する値としての全身及び身体の各部
位の筋肉量と副次的身体情報としての体重とを測定する
測定本体部111と、副次的身体情報としての身長、年
齢、性別を入力するための入力手段132とから成る。
なお、筋肉量は、身体状態に関する値のうちの身体組成
に関する値に分類されるものである。
【0076】そして、測定本体部111は、L型基台1
12と測定用台113と測定用手摺114とで大略外形
を構成し、これらに、生体インピーダンスを検出するた
めの電極115と、これらの電極115の接続を切替え
る電極切替装置116と、これらの電極115のうちで
被測定者に通電のための通電用電極115aに電流を供
給する電流供給装置117と、これらの電極115のう
ちで被測定者に生じる電位差検出のための測定用電極1
15bから生体インピーダンスを測定する電圧測定装置
118と、重量信号を検出するための重量センサー11
9と、この重量センサー119で検出された重量信号か
ら重量を測定する重量測定装置120と、本装置の各部
へ電力を供給する電源装置121と、身体状態に関する
値を求めるにあたっての演算式や各種処理の際のデータ
等を記憶する記憶装置122と、身体状態に関する値等
の各種の演算や本装置の各部の制御処理をする制御装置
123とが配設される。
【0077】なお、通電用電極115aは、被測定者が
測定用台113に乗った際に足のつま先側となる部位と
測定用台113乗って測定用手摺114を握った際に手
のひら(親指側)が接触する部位とに配置される。ま
た、測定用電極115bは、被測定者が測定用台113
に乗った際に足の踵側となる部位と、測定用台113に
乗って測定用手摺114を握った際に手のひら(小指
側)が接触する部位とに配置される。また、電極115
を除く重量センサー119等の各部は、測定用台113
の内部に配置される。
【0078】また、入力手段132は、入出力制御装置
134と入力装置133とで構成され、表示ケース部1
31に配設される。なお、この入力装置133には、電
源スイッチ135、テンキー136、コンマキー13
7、クリアキー138、確認スイッチ139a、139
b及び選択スイッチ140が用いられる。そして、制御
装置123と入出力制御装置134との間は、コード1
43によって接続される。
【0079】記憶手段102では、第1に、上述した取
得手段101で取得される身体状態に関する値及び副次
的身体情報に応じて関連付けられた生活障害の体力関連
の側面に関する身体情報を記憶する。例えば、記憶手段
102は、高齢者を対象にした生活障害の体力関連の側
面に関する身体情報としての下肢筋力、平衡性(例え
ば、重心動揺距離や重心動揺面積等で示される。)、転
倒障害レベル(転倒による障害の発生度合いを示す。)
の各々が、身体状態に関する値としての下肢筋肉量と身
長、体重、年齢、性別とに関連付けられた下記の(7)
乃至(9)式と、高齢者を対象とした生活障害の体力関
連の側面に関する身体情報としての骨折障害レベル(骨
折による障害の発生度合いを示す。)、骨粗鬆症障害レ
ベル(骨粗鬆症による障害の発生度合いを示す。)、高
脂血症障害レベル(高脂血症による障害の発生度合いを
示す。)の各々が、身体状態に関する値としての全身筋
肉量と身長、体重、年齢、性別とに関連付けられた下記
の(10)乃至(12)式とを記憶する記憶装置122
から成る。なお、記憶手段102としての記憶装置12
2は、取得手段101としての記憶装置122と共用さ
れる。また、下肢筋力や平衡性は、生活障害の体力関連
の側面に関する身体情報のうちの基礎体力に関する値
に、転倒障害レベルや骨折障害レベルや骨粗鬆症障害レ
ベルや高脂血症障害レベルは、生活障害に関する値に分
類されるものである。
【0080】(7)乃至(12)式は、次のように表さ
れる。 L=k×X11+s×H+u×W +v×A+w×S+d ・・・(7) L=k×X11+s×H+u×W +v×A+w×S+d ・・・(8) L=k×X11+s×H+u×W +v×A+w×S+d ・・・(9) L=k×X12+s×H+u×W +v×A+w×S+d ・・・(10) L=k×X12+s×H+u×W +v×A+w×S+d ・・・(11) L=k×X12+s×H+u×W +v×A+w×S+d ・・・(12) ちなみに、上記の各記号の意味するところを次に示す。 L:下肢筋力 L:平衡性 L:転倒障害レベル L:骨折障害レベル L:骨粗鬆症障害レベル L:高脂血症障害レベル X11:下肢筋肉量 X12:全身筋肉量 H:身長 W:体重 A:年齢 S:性別 k〜k、s〜s、u〜u、v〜v、w
〜w、d〜d:係数
【0081】なお、上記の式は、多くの研究から関連性
の特に強い変数の組合わせによって表されるものであ
る。
【0082】また、記憶手段102では、第2に、先の
生活障害の体力関連の側面に関する身体情報及び副次的
身体情報に応じて関連付けられた別の生活障害の体力関
連の側面に関する身体情報を更に記憶する。例えば、記
憶装置122は、前述した記憶に加え、高齢者を対象に
した別の生活障害の体力関連の側面に関する身体情報と
して歩行能力(例えば、最大歩行速度、自由(通常)歩
行速度、歩幅、歩幅のばらつき等で示される。)と活動
動作障害レベル(活動動作に対しての障害の発生度合い
を示す。)との各々が、先の生活障害の体力関連の側面
に関する身体情報としての下肢筋力と平衡性とに関連付
けられた下記の(13)、(14)式を更に記憶する。
なお、歩行能力は、生活障害の体力関連の側面に関する
身体情報のうちの動作能力に関する値に分類され、活動
動作障害レベルは、生活障害の体力関連の側面に関する
身体情報のうちの生活障害に関する値に分類されるもの
である。
【0083】(13)、(14)式は、次のように表さ
れる。 L=x×L+e×L+s×H +u×W+v×A+w×S+d ・・・(13) L=x×L+e×L+s×H +u×W+v×A+w×S+d ・・・(14) ちなみに、上記の各記号の意味するところを次に示す。 L:歩行能力 L:活動動作障害レベル L:下肢筋力 L:平衡性 H:身長 W:体重 A:年齢 S:性別 x、x、e、e、s、s、u、u、v
、v、w、w、d、d:係数
【0084】なお、上記の式は、先に求められた下肢筋
力と平衡性との関連性が特に強い変数の組合わせによっ
て表されるものである。
【0085】特定手段103では、第1に、上述した取
得手段101で取得された身体状態に関する値及び副次
的身体情報に基づいて記憶手段102に記憶された生活
障害の体力関連の側面に関する身体情報を特定する。例
えば、測定本体部111で測定された全身筋肉量、身体
の各部位の筋肉量のうちの下肢筋肉量及び体重と、入力
手段132で入力された身長、年齢及び性別とを(7)
乃至(12)式にあてはめて下肢筋力、平衡性、転倒障
害レベル、骨折障害レベル、骨粗鬆症障害レベル及び高
脂血症障害レベルを求めることにより特定する制御装置
123から成る。
【0086】また、特定手段103では、第2に、先に
特定した生活障害の体力関連の側面に関する身体情報及
び取得手段で取得された副次的身体情報に基づいて記憶
手段102に記憶されたこの特定される生活障害の体力
関連の側面に関する身体情報及び前記取得手段で取得さ
れた副次的身体情報に応じて関連付けられた別の生活障
害の体力関連の側面に関する身体情報を特定する。例え
ば、制御装置123は、(7)、(8)式にあてはめて
特定した下肢筋力と平衡性と、測定本体部111で測定
された体重と、入力手段132で入力された身長、年齢
及び性別とを(13)、(14)式にあてはめて歩行能
力、活動動作障害レベルを求めることにより特定する。
なお、特定手段103としての制御装置123は、取得
手段101としての制御装置123と共用される。
【0087】出力手段104では、特定手段103で特
定された生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を
出力する。なお、この出力手段104は、取得手段10
1で取得された身体組成に関する値や副次的身体情報も
出力する。例えば、副次的身体情報として性別、年齢、
身長及び体重を、身体組成に関する値として身体の各部
位の筋肉量及び全身筋肉量を、生活障害の体力関連の側
面に関する身体情報として下肢筋力、平衡性、転倒障害
レベル、骨折障害レベル、骨粗鬆症障害レベル、高脂血
症障害レベル、歩行能力及び活動動作障害レベルの結果
を文字、グラフ等により表示するための表示手段141
から成る。この表示手段141は、入出力制御装置13
4と表示装置142とで構成され、表示ケース部131
に配設される。そして、表示装置142には、図15乃
至図18に示されるような結果が表示される。
【0088】ここで、図16乃至図18のグラフ表示に
ついて説明する。図16は、身体の各部位の筋肉量を放
射状に軸を成し、その軸に年齢、性別、体型(身長、体
重)を同じくする者たちの身体の各部位(上肢、下肢、
左腕、右腕、左脚、右脚)の筋肉量の平均を100パー
センテージとして、適度な目盛を刻み、被測定者自身の
該当する軸上のポイントを結んでグラフ表示するもので
ある。図17は、棒グラフを成し、その変化方向の軸に
年齢、性別、体型(身長、体重)を同じくする者たちの
下肢筋力、平衡性、歩行能力の平均を100パーセンテ
ージとして、適度な目盛を刻んでグラフ表示するもので
ある。これら図16及び図17によると、年齢、性別、
体型(身長、体重)を同じくする者たちとの差異が一目
瞭然に比較することができる。図18は、棒グラフを成
し、その変化方向の軸に転倒、骨折、骨粗鬆症、高脂血
症、活動動作の障害の発生度合いを示す障害レベルを目
盛として刻んでグラフ表示するものである。
【0089】次に、図19及び図20に本発明に係わる
生活障害関連身体情報判定装置の使用手順及び動作につ
いてフローチャートに示す。なお、説明は、測定本体部
111と表示ケース部131とに分けずに行う。まず初
めに、被測定者は、表示ケース部131に配設される電
源スイッチ135を押す(ステップ101)。これによ
り、生活障害関連身体情報判定装置は動作可能状態とな
り、表示装置142には前回判定結果を表示するかの問
合せ画面が表示される(ステップ102)。
【0090】続いて、被測定者は、前回判定結果を表示
しない場合(ステップ103でNO)には、「いいえ」
を表す確認スイッチ139bを押すことにより切替える
(ステップ104)。これにより、表示装置142には
今回判定結果画面が表示される(ステップ108)。
【0091】また、被測定者は、前回判定結果を表示す
る場合(ステップ103でYES)には、「はい」を表
す確認スイッチ139aを押すことにより切替える(ス
テップ105)。これにより、表示装置142には前回
判定結果画面が表示される(ステップ106)。次い
で、この前回判定結果画面の表示から今回判定結果画面
の表示に切替える場合には、「はい」を表す確認スイッ
チ139aを押すことで行う(ステップ107)。
【0092】続いて、今回判定結果画面には、図15に
示すように、個人番号、性別、年齢、身長及び体重の個
人特定情報と、下肢筋肉量、上肢筋肉量、右腕筋肉量、
左腕筋肉量、右脚筋肉量、左脚筋肉量、全身筋肉量、下
肢筋力、平衡性、歩行能力、転倒障害レベル、骨折障害
レベル、骨粗鬆症障害レベル、高脂血症障害レベル及び
活動動作障害レベルの結果が表示される。(ステップ1
08)。ただし、ステップ108における今回判定結果
画面は判定前であるので、これらの値は0を示す。
【0093】このステップ108における今回判定結果
画面において、個人番号、性別、年齢及び身長の個人特
定情報が設定されていない場合(ステップ109でN
O)には、被測定者は個人特定情報を設定する(ステッ
プ110)。個人番号、性別、年齢及び身長の設定は、
選択スイッチ140を押す度に個人番号、性別、年齢、
身長の欄へとカーソルが切替わるので、まず、個人番号
の欄に切替える。そして、テンキー136により未登録
の個人番号を入力し、「はい」を表す確認スイッチ13
9aを押すことで設定する。次いで、性別の欄へとカー
ソルが切替わるので、テンキー136により該当する性
別の番号を入力し、「はい」を表す確認スイッチ139
aを押すことで設定する。次いで、年齢の欄へとカーソ
ルが切替わるので、テンキー136により年齢を入力
し、「はい」を表す確認スイッチ139aを押すことで
設定する。次いで、テンキー136により身長を入力
し、「はい」を表す確認スイッチ139aを押すことで
設定する。なお、テンキー136の入力を間違えた場合
には、クリアキー138を押すことによって入力中の欄
の数値がリセットされるので、再度テンキー136によ
り入力をすることにより設定する。
【0094】続いて、ステップ108における今回判定
結果画面において、個人番号、性別、年齢及び身長の個
人特定情報が設定されている場合(ステップ109でY
ES)あるいはステップ110の後には、被測定者は、
それぞれの足の裏が通電用電極115aと測定用電極1
15bとに跨って接触するように測定用台113に立ち
乗る。そして、その際の重量信号が、重量センサー11
9、重量測定装置120を経て制御装置123で体重値
が求められ、コード143、入出力制御装置134を経
て表示装置142にその体重値が個人特定情報として表
示される(ステップ111)。
【0095】続いて、被測定者は、それぞれの手のひら
が通電用電極115aと測定用電極115bとに跨って
接触するように測定用手摺114を握りながら姿勢を保
つ。次いで、特開2001−178696公報に開示さ
れているように生体(身体)の各部位の生体インピーダ
ンスが測定される(ステップ112)。次いで、その各
部位の生体インピーダンスと、先に測定及び入力された
副次的身体情報(体重、身長、性別、年齢)とを用い
て、身体組成に関する値(全身筋肉量、身体の各部位の
筋肉量)が演算式に基づいて制御装置123で求めら
れ、その求められた身体組成に関する値が記憶装置12
2で記憶され、コード143、入出力制御装置134を
経て表示装置142に表示される(ステップ113)。
【0096】続いて、記憶装置122に記憶されたその
身体組成に関する値と、先に測定及び入力された副次的
身体情報とを用いて、基礎体力に関する値(下肢筋力、
平衡性)と生活障害に関する値(転倒障害レベル、骨折
障害レベル、骨粗鬆症レベル、高脂血症障害レベル)と
が(7)乃至(12)式に基づいて制御装置123で求
められ、その求められた各種の結果が記憶装置122に
記憶されると共に、コード143、入出力制御装置13
4を経て表示装置142に表示される(ステップ11
4)。
【0097】続いて、記憶装置122に記憶されたその
基礎体力に関する値と、先に測定及び入力された副次的
身体情報とを用いて、動作能力に関する値(歩行能力)
と生活障害に関する値(活動動作障害レベル)とが(1
3)式及び(14)式に基づいて制御装置123で求め
られ、その求められた結果が記憶装置122で記憶さ
れ、コード143、入出力制御装置134を経て表示装
置142に表示される(ステップ115)。
【0098】続いて、表示装置142の表示をグラフ表
示に切替えない場合(ステップ116でNO)には、電
源スイッチ135が押されることにより一連の手順が終
了する(ステップ118)。一方、表示装置142の表
示を切替える場合(ステップ116でYES)には、選
択スイッチ140を押すことにより図16乃至図18に
示すよなグラフが表示さる(ステップ117)。そし
て、電源スイッチ135が押されることにより一連の手
順が終了する(ステップ118)。
【0099】上述したように、本発明の第2の実施の形
態の生活障害関連身体情報判定装置は、取得手段101
によって下肢筋肉量、全身筋肉量の身体状態に関する値
と、性別、年齢、身長、体重の副次的身体情報とを取得
する。次いで、これに基づき特定手段103によって記
憶手段102に記憶される高齢者を対象とした下肢筋
力、平衡性、転倒障害レベル、骨折障害レベル、骨粗鬆
症レベル、高脂血症障害レベルの生活障害の体力関連の
側面に関する身体情報を特定する。更に、特定手段10
3によって記憶手段102に記憶される高齢者を対象と
した歩行能力、活動動作障害レベルの生活障害の体力関
連の側面に関する身体情報を特定する。そして、出力手
段104によって特定された結果を出力するので、自動
的に生活障害の体力関連の側面に関する身体情報の確度
の高い判定が可能となる。
【0100】なお、上述した第2の実施の形態では、身
体組成に関する値として、筋肉量(全身、身体の各部
位)を用いた例示をしながら説明したが、除脂肪量(全
身、身体の各部位)やBCM((Body Cell Mass:エネ
ルギーを得るために酸化を行っている細胞の総量をい
う。)全身、身体の各部位)のように生活障害に関わる
体力に影響を与えるものであればよい。また、基礎体力
に関する値として、下肢筋力や平衡性を用いた例示をし
ながら説明したが、全身筋力やその他の身体の各部位の
ように生活障害を引き起こす体力要素となるものであれ
ばよい。更に、動作能力に関する値として、歩行能力を
用いた例示をしながら説明したが、手さばき能力のよう
に生活障害を引き起こす複数の体力要素が相互に関わり
あって動作する能力となるものであればよい。更に、生
活障害に関する値として、転倒障害レベルや骨折障害レ
ベルや骨粗鬆症障害レベルや高脂血症障害レベルや活動
動作障害レベルを用いた例示をしながら説明したが、体
力と関連しながら生活に影響する障害の発生度合いを示
すものであればよい。更に、副次的身体情報として、体
重や身長や年齢や性別を用いた例示をしながら説明した
が、身体状態に関する値を助成する身体に関わる情報と
なるものであればよい。
【0101】また、身体状態に関する値として、身体組
成に関する値を用いた例示をしながら説明したが、基礎
体力に関する値、動作能力に関する値等であってもよ
い。
【0102】また、生活障害の体力関連の側面に関する
身体情報として、基礎体力に関する値、動作能力に関す
る値、生活障害に関する値を用いた例示をしながら説明
したが、体力が起因して発生する生活障害や生活障害を
引き起こす要因となる体力についての一面を有する身体
に係わる情報となるものであればよい。
【0103】また、身体状態に関する値を複数を用いて
も実施可能である。例えば、取得手段101によって身
体組成に関する値としての下肢筋肉量と副次的身体情報
としての体重とを測定し、基礎体力に関する値としての
下肢筋力及び平衡性と副次的身体情報としての身長、年
齢及び性別とを入力することで取得し、特定手段103
によって記憶手段102に記憶する下記の(15)式を
用いて、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報と
しての歩行能力を求めて特定すればよい。このように、
生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を求めるに
あたって、身体状態に関する値等の主たる関連性のある
パラメーターを複数用いることにより、より確度の高い
推定をすることができる。
【0104】(15)式は、次のように表される。 L=k×X11+x×L+e×L+s×H +u×W+v×A+w×S+d ・・・(15) ちなみに、上記の各記号の意味するところを次に示す。 L:歩行能力 X11:下肢筋肉量 L:下肢筋力 L:平衡性 H:身長 W:体重 A:年齢 S:性別 k、x、e、s、u、v、w、d:係
【0105】また、特定手段103は、身体状態に関す
る値及び副次的身体情報に応じて関連付けられた生活障
害の体力関連の側面に関する身体情報を特定し、更に、
この特定された生活障害の体力関連の側面に関する身体
情報及び副次的身体情報に応じて関連付けられた別の生
活障害の体力関連の側面に関する身体情報を特定するも
のとして例示をしながら説明したが、更に、この特定さ
れた別の生活障害の体力関連の側面に関する身体情報及
び副次的身体情報に応じて関連付けられた更に別の生活
障害の体力関連の側面に関する身体情報を特定すること
も実施可能である。例えば、(13)式で求められた歩
行能力と、すでに取得されている副次的身体情報として
の年齢、性別、体重から(16)式を用いて、転倒障害
レベルを求めることにより特定してもよい。
【0106】(16)式は、次のように表される。 L=x×L+u10×W +v10×A+w10×S+d10 ・・・(16) ちなみに、上記の各記号の意味するところを次に示す。 L:転倒障害レベル L:歩行能力 W:体重 A:年齢 S:性別 x、u10、v10、w10、d10:係数
【0107】また、生活障害の体力関連の側面に関する
身体情報を求めるにあたって、主たる要因となる身体状
態に関する値と、副たる要因となる副次的身体情報とを
用いた例示をしながら説明したが、主たる要因となる身
体状態に関する値だけに基づいて行うことも実施可能で
ある。例えば、取得手段101によって、基礎体力に関
する値として下肢筋力と平衡性とを入力することで取得
し、特定手段103によって記憶手段102に記憶する
下記の(17)式を用いて、生活障害の体力関連の側面
に関する身体情報としての歩行能力を求めて特定すれば
よい。 L=x×L+e×L+d11 ・・・(17) ちなみに、上記の各記号の意味するところを次に示す。 L:歩行能力 L:下肢筋力 L:平衡性 x、e4、11:係数
【0108】また、出力手段104には、表示手段14
1を用いた例示をしながら説明したが、パーソナルコン
ピューター等の他の機器に出力する端子を備えるような
ものとしても実施可能である。
【0109】また、生活障害の体力関連の側面に関する
身体情報として下肢筋力だけを求める例示として説明し
たが、制御装置123によって記憶装置122に記憶す
る同様な演算式を用いて、他の身体の各部位の筋力を求
め、図16と同様に身体の各部位の筋力を結果として表
示装置142に表示することも実施可能である。
【0110】また、歩行能力、活動動作障害レベルを求
めるにあたって、(13)式、(14)式のような重回
帰式を用いた例示にて説明したが、下記の(18)式、
(19)式に示すようなロジスティック回帰モデルを用
いてもよい。
【0111】(18)、(19)式は、次のように表さ
れる。 log{P/(1−P)}=x12×L+e12×L+s12×H +u12×W+v12×A+w12×S+d12 ・・・(18) log{P/(1−P)}=x13×L+e13×L+s13×H +u13×W+v13×A+w13×S+d13 ・・・(19) ちなみに、上記の各記号の意味するところを次に示す。 P:歩行能力 P:活動動作障害レベル L:下肢筋力 L:平衡性 H:身長 W:体重 A:年齢 S:性別 x12、x13、e12、e13、s12、s13、u
12、u13、v12、v13、w12、w13、d
12、d13:係数
【0112】また、特定手段103では、記憶手段10
2に記憶された生活障害の体力関連の側面に関する身体
情報を求めるための演算式用いて、生活障害の体力関連
の側面に関する身体情報を演算することにより求めた
が、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を求め
るための対応関係表を記憶手段102に記憶し、特定手
段103で生活障害の体力関連の側面に関する身体情報
を選び出すことで特定しても実施可能である。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、一つの観点による
本発明の生活障害関連身体情報判定装置は、取得手段で
取得された複数の異なる種類の身体状態に関する値に基
づいて、記憶手段に記憶された活動動作障害レベルを特
定手段で特定するので、活動動作障害レベルの判定を自
動的に行い手軽なものとすることができる。
【0114】また、身体状態に関する値を取得するのに
容易な入力手段や測定手段を取得手段として用いるの
で、より手軽なものとすることができる。
【0115】また、特定手段で取得された活動動作障害
レベルに基づいて、記憶手段に記憶された第1アドバイ
ス情報を特定手段で特定するので、活動動作障害レベル
についての第1アドバイス情報を自動的に受けることが
可能となる。
【0116】また、取得手段で取得された複数の異なる
種類の身体状態のうちの個々の身体状態に関する値に基
づいて、記憶手段に記憶された第2アドバイス情報を特
定手段で特定するので、個々の身体状態に関する値につ
いての第2アドバイス情報を自動的に受けることが可能
となる。
【0117】また、重みづけさて成る複数の異なる種類
の身体状態に関する値に応じて関連付けられた活動動作
障害レベルであるので、より推定確度が高いものとな
る。
【0118】また、高齢者を対象とした活動動作障害レ
ベルを用いるので、利用価値が高い。
【0119】また、出力手段に表示手段を用い、複数の
異なる種類の身体状態に関する値のうちの個々の身体状
態に関する値に関するグラフ軸に関連付けて活動動作障
害レベルをグラフ表示するので、複数の異なる種類の身
体状態に関する値のうちの個々の身体状態に関する値と
活動動作障害レベルとの関連が容易に視覚的に把握でき
る。
【0120】また、筋肉、体脂肪、除脂肪、下肢除脂
肪、重心動揺、細胞内液、細胞外液及び座位・立位差分
脈拍に関する値を複数の異なる種類の身体状態に関する
値とすることは、活動動作障害レベルとの関連において
良好であるので、確度の高い結果を得ることができ、特
に身体に対して小さな負荷で簡単に測定できる。
【0121】別の観点による本発明の生活障害関連身体
情報判定装置は、取得手段で取得された身体状態に関す
る値に基づいて、記憶手段に記憶された生活障害の体力
関連の側面に関する身体情報を特定手段で特定するの
で、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報の判定
を自動的に行い手軽なものとすることができる。
【0122】また、特定手段で先に特定された生活障害
の体力関連の側面に関する身体情報に基づいて、記憶手
段に記憶された別の生活障害の体力関連の側面に関する
身体情報を更に特定手段で特定するので、多種にわたる
生活障害の体力関連の側面に関する身体情報の判定を一
度に自動的に行い手軽なものとすることができる。
【0123】また、身体状態に関する値を取得するのに
容易な入力手段や測定手段を取得手段として用いるの
で、より手軽なものとすることができる。
【0124】また、表示手段で結果が表示されるので、
視覚的に認識できる。
【0125】また、生活障害の体力関連の側面に関する
身体情報がグラフで表示されるので、結果をイメージ化
し、更に認識しやすいものとすることができる。
【0126】また、高齢者を対象とした生活障害の体力
関連の側面に関する身体情報を用いるので、利用価値が
高い。
【0127】また、特に身体状態に関する値として、身
体組成に関する値、基礎体力に関する値、動作能力に関
する値を用い、生活障害の体力関連の側面に関する身体
情報として、基礎体力に関する値、動作能力に関する
値、生活障害に関する値を用いることは、これらの関連
が良好であるので、確度の高い結果を得ることができ
る。
【0128】また、特に身体状態に関する値として、除
脂肪量、筋肉量、BCM、筋力、平衡性、歩行能力を用
い、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報とし
て、筋力、平衡性、歩行能力、転倒障害レベル、骨折障
害レベル、骨粗鬆症障害レベル、高脂血症障害レベル、
活動動作障害レベルを用いることは、これらの関連が特
に良好であるので、特に確度の高い結果を得ることがで
きる。
【0129】更に別の観点による本発明の生活障害関連
身体情報判定装置は、取得手段で取得された身体状態に
関する値及び副次的身体情報に基づいて、記憶手段に記
憶された生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を
特定手段で特定するので、生活障害の体力関連の側面に
関する身体情報の判定を自動的に行い手軽なものとする
ことができる。また、身体状態に関する値のみならず副
次的身体情報を加味した判定をするので、確度の高い結
果を得ることができる。
【0130】また、特定手段で先に特定された生活障害
の体力関連の側面に関する身体情報及び前記取得手段で
取得された副次的身体情報に基づいて、記憶手段に記憶
された別の生活障害の体力関連の側面に関する身体情報
を更に特定手段で特定するので、確度の高い多種にわた
る生活障害の体力関連の側面に関する身体情報の判定を
一度に自動的に行い手軽なものとすることができる。
【0131】また、身体状態に関する値及び副次的身体
情報を取得するのに容易な入力手段や測定手段を取得手
段として用いるので、より手軽なものとすることができ
る。
【0132】また、表示手段で結果が表示されるので、
視覚的に認識できる。
【0133】また、生活障害の体力関連の側面に関する
身体情報がグラフで表示されるので、結果をイメージ化
し、更に認識しやすいものとすることができる。
【0134】また、高齢者を対象とした生活障害の体力
関連の側面に関する身体情報を用いるので、利用価値が
高い。
【0135】また、特に身体状態に関する値として、身
体組成に関する値、基礎体力に関する値、動作能力に関
する値を用い、生活障害の体力関連の側面に関する身体
情報として、基礎体力に関する値、動作能力に関する
値、生活障害に関する値を用いることは、これらの関連
が良好であるので、非常に確度の高い結果を得ることが
できる。
【0136】また、特に身体状態に関する値として、除
脂肪量、筋肉量、BCM、筋力、平衡性、歩行能力を用
い、副次的身体情報として、年齢、性別、身長、体重を
用い、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報とし
て、筋力、平衡性、歩行能力、転倒障害レベル、骨折障
害レベル、骨粗鬆症障害レベル、高脂血症障害レベル、
活動動作障害レベルを用いることは、これらの関連が特
に良好であるので、特に非常に確度の高い結果を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明(第1の実施の形態)に係わる活動動作
障害判定装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明(第1の実施の形態)に係わる活動動作
障害判定装置の外観図である。
【図3】活動動作障害レベルに対応づけられた第1アド
バイス情報の一例を示す図である。
【図4】個々の身体状態に関する値に対応づけられた第
2アドバイス情報の一例を示す図である。
【図5】本発明(第1の実施の形態)に係わる活動動作
障害判定装置の使用手順及び動作(前半)について示す
フローチャートである。
【図6】本発明(第1の実施の形態)に係わる活動動作
障害判定装置の使用手順及び動作(後半)について示す
フローチャートである。
【図7】今回判定結果画面の表示の一例を示す図であ
る。
【図8】今回判定結果画面の表示(グラフ、アドバイ
ス)の一例を示す図である。
【図9】活動動作障害レベルに対応づけられた色の一例
を示す図である。
【図10】活動動作障害レベルと複数の異なる種類の身
体状態に関する値との対応関係表である。
【図11】今回判定結果画面の表示(グラフ)の一例を
示す図である。
【図12】本発明(第2の実施の形態)に係わる生活障
害関連身体情報判定装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図13】本発明に係わる生活障害関連身体情報判定装
置の外観図である。
【図14】本発明(第2の実施の形態)に係わる生活障
害関連身体情報判定装置の具体的な構造においての構成
を示す詳細ブロック図である。
【図15】本発明(第2の実施の形態)に係わる生活障
害関連身体情報判定装置の表示ケース部の正面図であ
る。
【図16】グラフ表示の一例を示す図である。
【図17】グラフ表示の一例を示す図である。
【図18】グラフ表示の一例を示す図である。
【図19】本発明(第2の実施の形態)に係わる生活障
害関連身体情報判定装置の使用手順及び動作(前半)に
ついて示すフローチャートである。
【図20】本発明(第2の実施の形態)に係わる生活障
害関連身体情報判定装置の使用手順及び動作(後半)に
ついて示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、101 取得手段 2、102 記憶手段 3、103 特定手段 4、104 出力手段 11 第1測定本体部 12 第1脈拍センサ 13 第1電源スイッチ 14 第1通信部 15、115 電極 15a、115a 通電用電極 15b、115b 測定用電極 16 体重計 21 第2測定本体部 22 第2脈拍センサ 23 ひじ掛け 24、143 コード 25 椅子 26 座 31、131 表示ケース部 32、141 表示手段 33 第2電源スイッチ 34 設定スイッチ 35、140 選択スイッチ 36 切替スイッチ 37 第2通信部 38 ケース 111 測定本体部 112 L型基台 113 測定用台 114 測定用手摺 116 電極切替装置 117 電流供給装置 118 電圧測定装置 119 重量センサー 120 重量測定装置 121 電源装置 122 記憶装置 123 制御装置 132 入力手段 133 入力装置 134 入出力制御装置 135 電源スイッチ 136 テンキー 137 コンマキー 138 クリアキー 139a、139b 確認スイッチ 142 表示装置

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の異なる種類の身体状態に関する値
    を取得する取得手段と、前記取得手段で取得される複数
    の異なる種類の身体状態に関する値に応じて関連付けら
    れた活動動作障害レベルを記憶する記憶手段と、前記取
    得手段で取得された複数の異なる種類の身体状態に関す
    る値に基づいて前記記憶手段に記憶された活動動作障害
    レベルを特定する特定手段と、前記特定手段で特定され
    た活動動作障害レベルを出力する出力手段とを備えるこ
    とを特徴とする生活障害関連身体情報判定装置。
  2. 【請求項2】 前記取得手段は、入力手段もしくは測定
    手段の少なくとも一方であることを特徴とする請求項1
    記載の生活障害関連身体情報判定装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、前記活動動作障害レベ
    ルに応じて関連付けられた第1アドバイス情報を更に記
    憶し、前記特定手段は、先に特定した活動動作障害レベ
    ルに基づいて前記記憶手段に記憶された第1アドバイス
    情報を更に特定し、前記出力手段は、前記特定手段で特
    定された第1アドバイス情報を出力することを特徴とす
    る請求項1又は2記載の生活障害関連身体情報判定装
    置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段は、前記複数の異なる種類
    の身体状態に関する値のうちの個々の身体状態に関する
    値に応じて関連付けられた第2アドバイス情報を更に記
    憶し、前記特定手段は、前記取得手段で取得された複数
    の異なる種類の身体状態のうちの個々の身体状態に関す
    る値に基づいて前記記憶手段に記憶された第2アドバイ
    ス情報を更に特定し、前記出力手段は、前記特定手段で
    特定された第2アドバイス情報を出力することを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の生活障害関
    連身体情報判定装置。
  5. 【請求項5】 前記活動動作障害レベルは、少なくとも
    一つの種類の身体状態に関する値が他の種類の身体状態
    に関する値を重みづけすることから成る前記複数の異な
    る種類の身体状態に関する値に応じて関連付けられてい
    ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記
    載の生活障害関連身体情報判定装置。
  6. 【請求項6】 前記活動動作障害レベルは、高齢者を対
    象としたものであることを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれか1項に記載の生活障害関連身体情報判定装置。
  7. 【請求項7】 前記出力手段は、前記特定手段で特定さ
    れた結果を表示する表示手段であることを特徴とする請
    求項1乃至6のいずれか1項に記載の生活障害関連身体
    情報判定装置。
  8. 【請求項8】 前記表示手段は、前記活動動作障害レベ
    ルをグラフ表示することを特徴とする請求項7記載の生
    活障害関連身体情報判定装置。
  9. 【請求項9】 前記表示手段は、前記取得手段で取得さ
    れた複数の異なる種類の身体状態に関する値のうちの個
    々の身体状態に関する値に関するグラフ軸に関連付けて
    前記活動動作障害レベルをグラフ表示することを特徴と
    する請求項8記載の生活障害関連身体情報判定装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の異なる種類の身体状態に関
    する値は、筋肉、体脂肪、除脂肪、下肢除脂肪、重心動
    揺、細胞内液、細胞外液及び座位・立位差分脈拍に関す
    る値のうちの少なくとも2つであることを特徴とする請
    求項1乃至9に記載のいずれか1項に記載の生活障害関
    連身体情報判定装置。
  11. 【請求項11】 身体状態に関する値を取得する取得手
    段と、前記身体状態に関する値に応じて関連付けられた
    生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を記憶する
    記憶手段と、前記取得手段で取得された身体状態に関す
    る値に基づいて前記記憶手段に記憶された生活障害の体
    力関連の側面に関する身体情報を特定する特定手段と、
    前記特定手段で特定された生活障害の体力関連の側面に
    関する身体情報を出力する出力手段とを備えることを特
    徴とする生活障害関連身体情報判定装置。
  12. 【請求項12】 前記記憶手段は、先の生活障害の体力
    関連の側面に関する身体情報に応じて関連付けられた別
    の生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を更に記
    憶し、前記特定手段は、先に特定した生活障害の体力関
    連の側面に関する身体情報に基づいて前記記憶手段に記
    憶された別の生活障害の体力関連の側面に関する身体情
    報を更に特定することを特徴とする請求項11記載の生
    活障害関連身体情報判定装置。
  13. 【請求項13】 前記取得手段は、入力手段もしくは測
    定手段の少なくとも一方であることを特徴とする請求項
    11又は12記載の生活障害関連身体情報判定装置。
  14. 【請求項14】 前記出力手段は、前記特定手段で特定
    された結果を表示する表示手段であることを特徴とする
    請求項11乃至13のいずれか1項に記載の生活障害関
    連身体情報判定装置。
  15. 【請求項15】 前記表示手段は、前記生活障害の体力
    関連の側面に関する身体情報をグラフ表示することを特
    徴とする請求項14記載の生活障害関連身体情報判定装
    置。
  16. 【請求項16】 前記生活障害の体力関連の側面に関す
    る身体情報は、高齢者を対象としたものであることを特
    徴とする請求項11乃至15のいずれか1項に記載の生
    活障害関連身体情報判定装置。
  17. 【請求項17】 前記身体状態に関する値は、身体組成
    に関する値、基礎体力に関する値及び動作能力に関する
    値のうちの少なくとも1つであり、前記生活障害の体力
    関連の側面に関する身体情報は、基礎体力に関する値、
    動作能力に関する値及び生活障害に関する値のうちの少
    なくとも1つであることを特徴とする請求項11乃至1
    6のいずれか1項に記載の生活障害関連身体情報判定装
    置。
  18. 【請求項18】 前記身体組成に関する値は、除脂肪
    量、筋肉量及びBCMのうちの少なくとも1つであり、
    前記基礎体力に関する値は、筋力及び平衡性のうちの少
    なくとも1つであり、前記動作能力に関する値は、歩行
    能力であり、前記生活障害に関する値は、転倒障害レベ
    ル、骨折障害レベル、骨粗鬆症障害レベル、高脂血症障
    害レベル及び活動動作障害レベルのうちの少なくとも1
    つであることを特徴とする請求項17記載の生活障害関
    連身体情報判定装置。
  19. 【請求項19】 身体状態に関する値及び副次的身体情
    報を取得する取得手段と、前記身体状態に関する値及び
    前記副次的身体情報に応じて関連付けられた生活障害の
    体力関連の側面に関する身体情報を記憶する記憶手段
    と、前記取得手段で取得された身体状態に関する値及び
    副次的身体情報に基づいて前記記憶手段に記憶された生
    活障害の体力関連の側面に関する身体情報を特定する特
    定手段と、前記特定手段で特定された生活障害の体力関
    連の側面に関する身体情報を出力する出力手段とを備え
    ることを特徴とする生活障害関連身体情報判定装置。
  20. 【請求項20】 前記記憶手段は、先の生活障害の体力
    関連の側面に関する身体情報及び前記副次的身体情報に
    応じて関連付けられた別の生活障害の体力関連の側面に
    関する身体情報を更に記憶し、前記特定手段は、先に特
    定した生活障害の体力関連の側面に関する身体情報及び
    前記取得手段で取得された副次的身体情報に基づいて前
    記記憶手段に記憶された別の生活障害の体力関連の側面
    に関する身体情報を更に特定することを特徴とする請求
    項19記載の生活障害関連身体情報判定装置。
  21. 【請求項21】 前記取得手段は、入力手段もしくは測
    定手段の少なくとも一方であることを特徴とする請求項
    19又は20記載の生活障害関連身体情報判定装置。
  22. 【請求項22】 前記出力手段は、前記特定手段で特定
    された結果を表示する表示手段であることを特徴とする
    請求項19乃至21のいずれか1項に記載の生活障害関
    連身体情報判定装置。
  23. 【請求項23】 前記表示手段は、前記生活障害の体力
    関連の側面に関する身体情報をグラフ表示することを特
    徴とする請求項22記載の生活障害関連身体情報判定装
    置。
  24. 【請求項24】 前記生活障害の体力関連の側面に関す
    る身体情報は、高齢者を対象としたものであることを特
    徴とする請求項19乃至23のいずれか1項に記載の生
    活障害関連身体情報判定装置。
  25. 【請求項25】 前記身体状態に関する値は、身体組成
    に関する値、基礎体力に関する値及び動作能力に関する
    値のうちの少なくとも1つであり、前記生活障害の体力
    関連の側面に関する身体情報は、基礎体力に関する値、
    動作能力に関する値及び生活障害に関する値のうちの少
    なくとも1つであることを特徴とする請求項19乃至2
    4のいずれか1項に記載の生活障害関連身体情報判定装
    置。
  26. 【請求項26】 前記身体組成に関する値は、除脂肪
    量、筋肉量及びBCMのうちの少なくとも1つであり、
    前記基礎体力に関する値は、筋力及び平衡性のうちの少
    なくとも1つであり、前記動作能力に関する値は、歩行
    能力であり、生活障害に関する値は、転倒障害レベル、
    骨折障害レベル、骨粗鬆症障害レベル、高脂血症障害レ
    ベル及び活動動作障害レベルのうちの少なくとも1つで
    あり、前記副次的身体情報は、年齢、性別、身長及び体
    重のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求
    項25記載の生活障害関連身体情報判定装置。
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