JP3734452B2 - 生活障害関連身体情報判定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、身体状態に基づいて生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を判定する生活障害関連身体情報判定装置に関する。また、この身体状態に基づいて生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を判定するものの一つとして、複数の異なる種類の身体状態から活動に対しての障害の発生度合いを判定する生活障害関連身体情報判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の研究では、特に高齢者において、加齢に伴って体力や運動能力等が低下することが原因となり、日常生活の中で転倒して骨折する等といった障害が発生することが明らかにされてきた。そして、日常生活の中での活動動作に対しての障害の発生度合いを知るには、医者等の専門家の指導のもとに、体力・運動能力等を測定し、体力・運動能力等と活動動作に対しての障害の発生度合いとの関係を示すデータを参照し、測定した体力・運動能力等に対応する活動動作に対しての障害の発生度合いを認識するといった方法により行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した活動動作に対しての障害の発生度合いを知る方法は、体力や運動能力等の身体に比較的大きな負荷を必要とする測定をしなければならなかった。また、医者等の専門家に指導を受けたり、体力・運動能力等と活動動作に対しての障害の発生度合いとの関係を示すデータを参照したりしなければならなかった。これらのことはいずれも実施に際して面倒であり、簡便な方法ではなかった。
【0004】
そこで、本発明は、上記のような従来の問題点を解決することを目的とするもので、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報の判定を手軽に行える生活障害関連身体情報判定装置を提供することを課題とする。また、本発明は、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報の判定として、活動動作に対しての障害の発生度合いの判定を手軽に行える生活障害関連身体情報判定装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の一つの観点によれば、生活障害関連身体情報判定装置は、複数の異なる種類の身体状態に関する値を取得する取得手段と、前記取得手段で取得される複数の異なる種類の身体状態に関する値に応じて関連付けられた活動動作障害レベルを記憶する記憶手段と、前記取得手段で取得された複数の異なる種類の身体状態に関する値に基づいて前記記憶手段に記憶された活動動作障害レベルを特定する特定手段と、前記特定手段で特定された活動動作障害レベルを出力する出力手段とを備えることを特徴とする。これによると、取得手段で取得された複数の異なる種類の身体状態に関する値に基づいて、記憶手段に記憶された活動動作障害レベルが特定手段により特定されるので、自動的に活動動作障害レベルの判定が可能となる。
【0006】
本発明の一つの実施の形態によれば、前記取得手段は、入力手段もしくは測定手段の少なくとも一方であることを特徴とする。これによると、身体状態に関する値を入力や測定により、容易に取得することができる。
【0007】
本発明の別の実施の形態によれば、前記記憶手段は、前記活動動作障害レベルに応じて関連付けられた第1アドバイス情報を更に記憶し、前記特定手段は、先に特定した活動動作障害レベルに基づいて前記記憶手段に記憶された第1アドバイス情報を更に特定し、前記出力手段は、前記特定手段で特定された第1アドバイス情報を出力することを特徴とする。これによると、特定手段で取得された活動動作障害レベルに基づいて、記憶手段に記憶された第1アドバイス情報が特定手段によって特定されるので、活動動作障害レベルについての第1アドバイス情報を自動的に受けることが可能となる。
【0008】
本発明の更に別の実施の形態によれば、前記記憶手段は、前記複数の異なる種類の身体状態に関する値のうちの個々の身体状態に関する値に応じて関連付けられた第2アドバイス情報を更に記憶し、前記特定手段は、前記取得手段で取得された複数の異なる種類の身体状態のうちの個々の身体状態に関する値に基づいて前記記憶手段に記憶された第2アドバイス情報を更に特定し、前記出力手段は、前記特定手段で特定された第2アドバイス情報を出力することを特徴とする。これによると、取得手段で取得された複数の異なる種類の身体状態のうちの個々の身体状態に関する値に基づいて、記憶手段に記憶された第2アドバイス情報が特定手段によって特定されるので、個々の身体状態に関する値についての第2アドバイス情報を自動的に受けることが可能となる。
【0009】
本発明の更に別の実施の形態によれば、前記活動動作障害レベルは、少なくとも一つの種類の身体状態に関する値が他の種類の身体状態に関する値を重みづけすることから成る前記複数の異なる種類の身体状態に関する値に応じて関連付けられていることを特徴とする。これによると、活動動作障害レベルに対する個々の身体状態に関する値の寄与の程度が重みづけの操作により変わるので、より推定確度が高いものとなる。
【0010】
本発明の更に別の実施の形態によれば、前記活動動作障害レベルは、高齢者を対象としたものであることを特徴とする。これによると、特に高齢者に発生率の高い活動動作障害を対象とすることで利用価値が高くなる。
【0011】
本発明の更に別の実施の形態によれば、前記出力手段は、前記特定手段で特定された結果を表示する表示手段であることを特徴とする。これによると、表示手段で結果が表示されるので、視覚的に認識できる。
【0012】
本発明の更に別の実施の形態によれば、前記表示手段は、前記活動動作障害レベルをグラフ表示することを特徴とする。これによると、活動動作障害レベルはグラフで表示されるので、結果をイメージ化し、更に認識しやすくなる。
【0013】
本発明の更に別の実施の形態によれば、前記表示手段は、前記取得手段で取得された複数の異なる種類の身体状態に関する値のうちの個々の身体状態に関する値に関するグラフ軸に関連付けて前記活動動作障害レベルをグラフ表示することを特徴とする。これによると、複数の異なる種類の身体状態に関する値のうちの個々の身体状態に関する値と活動動作障害レベルとの関連が容易に把握できる。
【0014】
本発明の更に別の実施の形態によれば、前記複数の異なる種類の身体状態に関する値は、筋肉、体脂肪、除脂肪、下肢除脂肪、重心動揺、細胞内液、細胞外液及び座位・立位差分脈拍に関する値のうちの少なくとも2つであることを特徴とする。これによると、特に筋肉、体脂肪、除脂肪、下肢除脂肪、重心動揺、細胞内液、細胞外液及び座位・立位差分脈拍は、活動動作障害レベルとの関連において良好であるので、確度の高い結果を得ることができる。また、筋肉、体脂肪、下肢除脂肪、重心動揺、細胞内液、細胞外液及び座位・立位差分脈拍に関する値は、特に身体に対して小さな負荷で簡単に測定できる。
【0015】
本発明の別の観点によれば、生活障害関連身体情報判定装置は、身体状態に関する値を取得する取得手段と、前記身体状態に関する値に応じて関連付けられた生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を記憶する記憶手段と、前記取得手段で取得された身体状態に関する値に基づいて前記記憶手段に記憶された生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を特定する特定手段と、前記特定手段で特定された生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を出力する出力手段とを備えることを特徴とする。これによると、取得手段で取得された身体状態に関する値に基づいて、記憶手段に記憶された生活障害の体力関連の側面に関する身体情報が特定手段により特定されるので、自動的に生活障害の体力関連の側面に関する身体情報の判定が可能となる。
【0016】
本発明の一つの実施の形態によれば、前記記憶手段は、先の生活障害の体力関連の側面に関する身体情報に応じて関連付けられた別の生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を更に記憶し、前記特定手段は、先に特定した生活障害の体力関連の側面に関する身体情報に基づいて前記記憶手段に記憶された別の生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を更に特定することを特徴とする。これによると、特定手段で先に特定された生活障害の体力関連の側面に関する身体情報に基づいて、記憶手段に記憶された別の生活障害の体力関連の側面に関する身体情報が更に特定手段により特定されるので、自動的に多種にわたる生活障害の体力関連の側面に関する身体情報の判定が可能となる。
【0017】
本発明の別の実施の形態によれば、前記取得手段は、入力手段もしくは測定手段の少なくとも一方であることを特徴とする。これによると、身体状態に関する値を入力や測定により、容易に取得することができる。
【0018】
本発明の更に別の実施の形態によれば、前記出力手段は、前記特定手段で特定された結果を表示する表示手段であることを特徴とする。これによると、表示手段で結果が表示されるので、視覚的に認識できる。
【0019】
本発明の更に別の実施の形態によれば、前記表示手段は、前記生活障害の体力関連の側面に関する身体情報をグラフ表示することを特徴とする。これによると、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報はグラフで表示されるので、結果をイメージ化し、更に認識しやすくなる。
【0020】
本発明の更に別の実施の形態によれば、前記生活障害の体力関連の側面に関する身体情報は、高齢者を対象としたものであることを特徴とする。これによると、特に生活障害の発生率の高い高齢者を対象とした生活障害の体力関連の側面に関する身体情報とすることで利用価値が高くなる。
【0021】
本発明の更に別の実施の形態によれば、前記身体状態に関する値は、身体組成に関する値、基礎体力に関する値及び動作能力に関する値のうちの少なくとも1つであり、前記生活障害の体力関連の側面に関する身体情報は、基礎体力に関する値、動作能力に関する値及び生活障害に関する値のうちの少なくとも1つであることを特徴とする。これによると、特に身体状態に関する値としての身体組成に関する値、基礎体力に関する値、動作能力に関する値は、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報としての基礎体力に関する値、動作能力に関する値、生活障害に関する値との関連において良好であるので、確度の高い結果を得ることができる。
【0022】
本発明の更に別の実施の形態によれば、前記身体組成に関する値は、除脂肪量、筋肉量及びBCMのうちの少なくとも1つであり、前記基礎体力に関する値は、筋力及び平衡性のうちの少なくとも1つであり、前記動作能力に関する値は、歩行能力であり、前記生活障害に関する値は、転倒障害レベル、骨折障害レベル、骨粗鬆症障害レベル、高脂血症障害レベル及び活動動作障害レベルのうちの少なくとも1つであることを特徴とする。これによると、特に身体状態に関する値としての除脂肪量、筋肉量、BCM、筋力、平衡性、歩行能力は、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報としての筋力、平衡性、歩行能力、転倒障害レベル、骨折障害レベル、骨粗鬆症障害レベル、高脂血症障害レベル、活動動作障害レベルとの関連において特に良好であるので、特に確度の高い結果を得ることができる。
【0023】
本発明の更に別の観点によれば、生活障害関連身体情報判定装置は、身体状態に関する値及び副次的身体情報を取得する取得手段と、前記身体状態に関する値及び前記副次的身体情報に応じて関連付けられた生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を記憶する記憶手段と、前記取得手段で取得された身体状態に関する値及び副次的身体情報に基づいて前記記憶手段に記憶された生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を特定する特定手段と、前記特定手段で特定された生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を出力する出力手段とを備えることを特徴とする。これによると、取得手段で取得された身体状態に関する値及び副次的身体情報に基づいて、記憶手段に記憶された生活障害の体力関連の側面に関する身体情報が特定手段により特定されるので、自動的に生活障害の体力関連の側面に関する身体情報の判定が可能となると共に、身体状態に関する値のみならず副次的身体情報を加味して判定されるので、確度の高い結果を得ることが可能となる。
【0024】
本発明の一つの実施の形態によれば、前記記憶手段は、先の生活障害の体力関連の側面に関する身体情報及び前記副次的身体情報に応じて関連付けられた別の生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を更に記憶し、前記特定手段は、先に特定した生活障害の体力関連の側面に関する身体情報及び前記取得手段で取得された副次的身体情報に基づいて前記記憶手段に記憶された別の生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を更に特定することを特徴とする。これによると、特定手段で先に特定された生活障害の体力関連の側面に関する身体情報及び前記取得手段で取得された副次的身体情報に基づいて、記憶手段に記憶された別の生活障害の体力関連の側面に関する身体情報が更に特定手段により特定されるので、自動的に確度の高い多種にわたる生活障害の体力関連の側面に関する身体情報の判定が可能となると共に、身体状態に関する値のみならず副次的身体情報を加味して判定されるので、確度の高い結果を得ることが可能となる。
【0025】
本発明の別の実施の形態によれば、前記取得手段は、入力手段もしくは測定手段の少なくとも一方であることを特徴とする。これによると、身体状態に関する値及び副次的身体情報を入力や測定により、容易に取得することができる。
【0026】
本発明の更に別の実施の形態によれば、前記出力手段は、前記特定手段で特定された結果を表示する表示手段であることを特徴とする。これによると、表示手段で結果が表示されるので、視覚的に認識できる。
【0027】
本発明の更に別の実施の形態によれば、前記表示手段は、前記生活障害の体力関連の側面に関する身体情報をグラフ表示することを特徴とする。これによると、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報がグラフで表示されるので、結果をイメージ化し、更に認識しやすくなる。
【0028】
本発明の更に別の実施の形態によれば、前記生活障害の体力関連の側面に関する身体情報は、高齢者を対象としたものであることを特徴とする。これによると、特に生活障害の発生率の高い高齢者を対象とした生活障害の体力関連の側面に関する身体情報とすることで利用価値が高くなる。
【0029】
本発明の更に別の実施の形態によれば、前記身体状態に関する値は、身体組成に関する値、基礎体力に関する値及び動作能力に関する値のうちの少なくとも1つであり、前記生活障害の体力関連の側面に関する身体情報は、基礎体力に関する値、動作能力に関する値及び生活障害に関する値のうちの少なくとも1つであることを特徴とする。これによると、特に身体状態に関する値としての身体組成に関する値、基礎体力に関する値、動作能力に関する値は、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報としての基礎体力に関する値、動作能力に関する値、生活障害に関する値との関連において良好であるので、非常に確度の高い結果を得ることができる。
【0030】
本発明の更に別の実施の形態によれば、前記身体組成に関する値は、除脂肪量、筋肉量及びBCMのうちの少なくとも1つであり、前記基礎体力に関する値は、筋力及び平衡性のうちの少なくとも1つであり、前記動作能力に関する値は、歩行能力であり、生活障害に関する値は、転倒障害レベル、骨折障害レベル、骨粗鬆症障害レベル、高脂血症障害レベル及び活動動作障害レベルのうちの少なくとも1つであり、前記副次的身体情報は、年齢、性別、身長及び体重のうちの少なくとも1つであることを特徴とする。これによると、特に身体状態に関する値としての除脂肪量、筋肉量、BCM、筋力、平衡性、歩行能力と、副次的身体情報としての年齢、性別、身長、体重とは、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報としての筋力、平衡性、歩行能力、転倒障害レベル、骨折障害レベル、骨粗鬆症障害レベル、高脂血症障害レベル、活動動作障害レベルとの関連において特に良好であるので、特に非常に確度の高い結果を得ることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明の生活障害関連身体情報判定装置は、身体状態に関する値を基本に、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を判定する装置である。以下に、この本発明に係わる実施の形態について図面を用いて説明する。
【0032】
第1に、第1の実施の形態として、生活障害関連身体情報判定装置の一種であり、複数の異なる種類の身体状態に関する値を元に、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報として活動動作障害レベルを判定する態様の活動動作障害判定装置について詳述する。
【0033】
まず、図1に本発明に係わる活動動作障害判定装置の構成をブロック図に、図2にその外観図を示す。本発明の第1の実施の形態の活動動作障害判定装置は、取得手段1と記憶手段2と特定手段3と出力手段4とから構成する。
【0034】
取得手段1では、複数の異なる種類の身体状態に関する値を取得する。例えば、取得手段1は、体脂肪率、除脂肪量、下肢除脂肪量、細胞内液量、細胞外液量、重心動揺距離及び座位・立位差分脈拍数といった複数の異なる種類の身体状態に関する値を測定データとして測定する複数の公知の測定手段から成る。そして、その外観は、例えば、第1測定本体部11と第2測定本体部21とから成る。なお、身体状態に関する値は、体脂肪率、除脂肪量、下肢除脂肪量、細胞内液量及び細胞外液量の属する身体組成に関する値と、重心動揺距離及び座位・立位差分脈拍数の属する身体調整能力に関する値とに分類される。
【0035】
第1測定本体部11は、生体インピーダンスを検出するための電極15と立位姿勢時の脈拍を検出する第1脈拍センサ12と、第1測定本体部11及び第2測定本体部21に電力を投入するための第1電源スイッチ13と、第2通信部37との間でデータの通信をする第1通信部14とが体重計16の外部に配設されて成る。生体インピーダンスを検出するための電極15は、通電用電極15aと測定用電極15bとから成る。そして、通電用電極15aは、被測定者が体重計16に乗った際に足のつま先側となる部位に配置され、測定用電極15bは、被測定者が体重計16に乗った際に足の踵側となる部位に配置される。また、第1脈拍センサ12は、発光ダイオードとフォトトランジスタとから成り、体重計16に乗った際に片方の足の親指となる部位に配置される。更に、第1通信部14は、発光ダイオードとフォトトランジスタとから成り、体重計16に乗った際に前方となる部位に配置される。
【0036】
また、体重計16の内部には、複数の重量センサをはじめとする体重や重心動揺を検出するための公知の構造部品と、体重、重心動揺、生体インピーダンス及び脈拍を測定し、体脂肪率、除脂肪量、下肢除脂肪量、細胞内液量、細胞外液量、重心動揺距離及び座位・立位差分脈拍数を求めるにあたって必要な増幅、A/D変換、演算、制御、記憶等の測定制御処理を役目とする公知の電子部品を実装する電子回路基板ユニットとが配設される。そして、電極15と第1脈拍センサ12とが電子回路基板ユニットに接続されている。
【0037】
第2測定本体部21は、座位姿勢時の脈拍を検出する第2脈拍センサ22が椅子25に配設されて成る。この第2脈拍センサ22は、発光ダイオードとフォトトランジスタとから成り、椅子25のひじ掛け23に手を掛けた際に片方の手の人差し指が略置かれる部位に配置され、第1測定本体部11の電子回路基板ユニットにコード24により接続されている。
【0038】
記憶手段2では、第1に、上述した取得手段1で取得される複数の異なる種類の身体状態に関する値に関連付けられた活動動作障害レベルを記憶する。この活動動作障害レベルとは、活動動作に対しての障害の発生度合いを示すものである。
【0039】
例えば、この記憶手段2に記憶される複数の異なる種類の身体状態に関する値に関連付けられた活動動作障害レベルは、自立した生活が送れる度合いを示す日常生活動作(ADL: Activities of daily living )の質問とその際の複数の異なる種類の身体状態の値との関連性を高齢者を対象として分析して求めたものであり、(1)式で表される。
【0040】
Y=(a×X+b×X×U+c×X+z)×U ・・・(1)
ここで、UとUは次のように求められる。
={(X/X)−1.35}/1.35 ・・・(2)
≦10、もしくは、100≦Xのとき、U=2 ・・・(3)
10<X<100のとき、U=1 ・・・(4)
ちなみに、上記の各記号の意味するところを次に示す。
Y:活動動作障害レベル
:体脂肪率
:下肢除脂肪量もしくは除脂肪量
:重心動揺距離
:細胞外液量
:細胞内液量
:座位・立位差分脈拍数
:細胞外液量/細胞内液量から求められた重みづけ係数
:座位・立位差分脈拍数から求められた重みづけ係数
a、b、c、z:係数
【0041】
上述した式における変数は、取得手段1で取得される複数の異なる種類の身体状態に関する値である体脂肪率、下肢除脂肪量(もしくは除脂肪量)、細胞内液量、細胞外液量、重心動揺距離及び座位・立位差分脈拍数とした。これらの変数は、多くの研究から高齢者を対象とするADLと体力との関連性が見出されていることに鑑みて、高齢者の体力に影響を与える身体組成に関する値や身体調整能力に関する値として良好なものとして選定されたものである。ちなみに、体脂肪率と除脂肪量と下肢除脂肪量とは筋力、細胞内液量と細胞外液量とは筋肉の質、重心動揺距離と座位・立位差分脈拍数とは自律神経の働きに係わることから体力への影響に係わるものである。なお、細胞内液量、細胞外液量及び座位・立位差分脈拍数については、その他の身体状態に関する値に重みづけをするための係数を求めるための変数とした。また、(1)式では、Xを下肢除脂肪量もしくは除脂肪量としたが、特にADLへ影響を及ぼす脚の筋力との関連性の強い下肢除脂肪量を用いた方が正確さが向上するので好ましい。
【0042】
記憶手段2では、第2に、この活動動作障害レベルに応じて関連付けられた第1アドバイス情報を記憶する。この記憶手段2に記憶されるこの活動動作障害レベルに応じて関連付けられた第1アドバイス情報とは、活動動作障害レベルの結果に対する注意、喚起、助言、忠告、勧告等のアドバイスとして被測定者に対して示す情報である。例えば、図3に示されるような活動動作障害レベルに対応づけられた第1アドバイス情報が記憶される。
【0043】
記憶手段2では、第3に、上述した取得手段1で取得される複数の異なる種類の身体状態のうちの個々の身体状態に関する値に応じて関連付けられた第2アドバイス情報を記憶する。この記憶手段2に記憶される個々の身体状態に関する値に応じて関連付けられた第2アドバイス情報とは、個々の身体状態に関する値に対する注意、喚起、助言、忠告、勧告等のアドバイスとして被測定者に対して示す情報である。例えば、図4に示されるような個々の身体状態に関する値に対応づけられた第2アドバイス情報が記憶される。
【0044】
なお、記憶手段2は、例えば、記憶を役目とする公知の電子部品として電子回路基板上に実装された電子回路基板ユニットとして、ケース38の内部に配設される。
【0045】
特定手段3では、第1に、記憶手段2に記憶された活動動作障害レベルを取得手段1で取得された複数の異なる種類の身体状態に関する値に基づいて特定する。例えば、取得手段1で取得された座位・立位差分脈拍数と細胞内液量と細胞外液量とに基づいて重みづけ係数を(2)式から(4)式までを用いて求め、この求められた重みづけ係数と体脂肪率と下肢除脂肪量(もしくは除脂肪量)と重心動揺距離とを(1)式にあてはめて活動動作障害レベルを求めることにより特定する。
【0046】
特定手段3では、第2に、記憶手段2に記憶された第1アドバイス情報を先に(第1で)特定した活動動作障害レベルに基づいて更に特定する。より詳述すると、記憶手段2に記憶されている図3に示すような活動動作障害レベルに対応づけられた第1アドバイス情報から、先に(第1で)特定した活動動作障害レベルに該当する第1アドバイス情報を選定することにより特定する。例えば、活動動作障害レベルYが1.5であった場合には、第1アドバイス情報として「良好です。現状を維持しましょう。」が特定される。
【0047】
特定手段3では、第3に、記憶手段2に記憶された第2アドバイス情報を取得手段1で取得された複数の異なる種類の身体状態のうちの個々の身体状態に関する値に基づいて更に特定する。より詳述すると、記憶手段2に記憶されている図4に示すような個々の身体状態に関する値に対応づけられた第2アドバイス情報から、取得手段1で取得された体脂肪率、下肢除脂肪量(もしくは除脂肪量)及び重心動揺距離に該当する第2アドバイス情報を選定することにより特定する。例えば、体脂肪率XがS2を超えS1未満であった場合には、「全身の脂肪率は適正です。現状を維持しましょう。」、下肢除脂肪量(もしくは除脂肪量)XがS3以上であった場合には、「脚の筋肉量は十分に多いです。現状を維持しましょう。」、重心動揺距離がXがS6以下であった場合には、「身体バランスが非常に良いです。現状を維持しましょう。」の第2アドバイス情報が特定される。
【0048】
なお、特定手段3は、例えば、演算や制御を役目とする公知の電子部品として電子回路基板上に実装された電子回路基板ユニットとして、ケース38の内部に配設される。
【0049】
出力手段4では、特定手段3で特定された活動動作障害レベルを出力する。例えば、出力手段4は、体脂肪率、下肢除脂肪量(もしくは除脂肪量)及び重心動揺距離の複数の異なる種類の身体状態に関する値の結果の表示や体脂肪率、下肢除脂肪量(もしくは除脂肪量)及び重心動揺距離の複数の異なる種類の身体状態に関する値を軸として活動動作障害レベルをグラフ表示する表示手段32である。
【0050】
なお、出力手段4は、結果の出力を役目とする公知の電子部品として、ケース38に配設される。例えば、ケース38の正面に表示手段32が配置され、ケース38の内部の電子回路基板ユニットに接続される。
【0051】
表示ケース部31は、電子回路基板ユニットや表示手段32が配設された上述のケース38に、電力を投入するための第2電源スイッチ33、各種の入力事項の設定をする設定スイッチ34、各種の入力事項の選択をする選択スイッチ35、各種の入力事項の切替えをする切替スイッチ36が配設されて成る。また、第1通信部14との間でデータの通信をする第2通信部37が下部位に配置される。
【0052】
次に、図5及び図6に本発明に係わる活動動作障害判定装置の使用手順及び動作についてフローチャートに示す。なお、説明は、測定本体部11、21と表示ケース部31とに分けずに行う。まず初めに、被測定者は、第1測定本体部11と表示ケース部31に配設されるそれぞれの電源スイッチ13、33を押す(ステップ1)。これにより、活動動作障害判定装置は動作可能状態となり、表示ケース部31の表示手段32には前回判定結果を表示するかの問合せ画面が表示される(ステップ2)。
【0053】
続いて、被測定者は、前回判定結果を表示しない場合(ステップ3でNO)には、この問合せ画面に表示される「いいえ」に選択スイッチ35を押すことでカーソルを合わせ、設定スイッチ34を押すことで設定することにより切替える(ステップ4)。これにより、表示ケース部31の表示手段32には今回判定結果画面が表示される(ステップ8)。
【0054】
また、被測定者は、前回判定結果を表示する場合(ステップ3でYES)には、この問合せ画面に表示される「はい」に選択スイッチ35を押すことでカーソルを合わせ、設定スイッチ34を押すことで設定することにより切替える(ステップ5)。これにより、表示ケース部31の表示手段32には前回判定結果画面が表示される(ステップ6)。次いで、この前回判定結果画面の表示から今回判定結果画面の表示に切替える場合には、切替スイッチ36を押すことで行う(ステップ7)。
【0055】
続いて、今回判定結果画面には、個人番号、性別、年齢、身長の個人特定情報と、体脂肪率、下肢除脂肪量(もしくは除脂肪量)、細胞内液量、細胞外液量、重心動揺距離及び座位・立位差分脈拍数の身体状態に関する値と、活動動作障害レベルとが表示される。また、切替スイッチ36を押すことで活動動作障害レベルがグラフ表示される(ステップ8)。ただし、ステップ8における今回判定結果画面は判定前であるので、身体状態に関する値と活動動作障害レベルの表示やこれらのグラフ表示は0を示す。
【0056】
このステップ8における今回判定結果画面において個人特定情報が設定されていない場合(ステップ9でNO)には、被測定者は個人特定情報を設定する(ステップ10)。個人特定情報の設定は、設定スイッチ34を押す度に個人番号、性別、年齢、身長の欄へとカーソルが切替わるので、個人番号の欄に切替える。そして、選択スイッチ35を押すことで未登録の個人番号を選択し、再度設定スイッチ34を押すことで設定する。次いで、性別の欄へとカーソルが切替わるので、選択スイッチ35を押すことで性別を選択し、設定スイッチ34を押すことで設定する。次いで、年齢の欄へとカーソルが切替わるので、選択スイッチ35を押すことで年齢を選択し、設定スイッチ34を押すことで設定する。次いで、身長の欄へとカーソルが切替わるので、選択スイッチ35を押すことで身長を選択し、設定スイッチ34を押すことで設定する。
【0057】
続いて、ステップ8における今回判定結果画面において個人特定情報が設定されている場合(ステップ9でYES)あるいはステップ10の後には、被測定者は第2測定本体部21(椅子25)の座26に腰掛けて、第2脈拍センサ22が配置されている部位に片方の手の人差し指を合わせながらひじ掛け23に手を掛け、目を閉じながら姿勢を保つ(ステップ11)。
【0058】
続いて、第2脈拍センサ22により座位姿勢時における脈拍が検出され、この検出されたデータから第1測定本体部11の電子回路基板ユニットで座位脈拍数が求められて記憶される(ステップ12)。
【0059】
続いて、被測定者は、第1脈拍センサ12が配置されている部位に片方の足の親指を合わせながら、それぞれの足の裏が通電用電極15aと測定用電極15bとに跨って接触するように第1測定本体部11に立ち乗り、目を開きながら姿勢を保つ(ステップ13)。
【0060】
続いて、第1脈拍センサ12により立位姿勢時における脈拍が検出され、この検出されたデータから第1測定本体部11の電子回路基板ユニットで立位脈拍数が求められ(ステップ14)、更に先に記憶される座位脈拍数との差を表す座位・立位差分脈拍数Xが求められて記憶される(ステップ15)。
【0061】
続いて、重量センサにより体重と重心動揺が検出され、この検出されたデータから第1測定本体部11の電子回路基板ユニットで体重値、重心動揺距離Xが求められて記憶される。次いで、電極15により第1、第2及び第3の周波数のそれぞれに対する生体インピーダンスが検出され、これらの生体インピーダンスに先に記憶される体重値と個人特定情報(年齢、身長)が加味され、第1測定本体部11の電子回路基板ユニットにより細胞外液量X、細胞内液量X、体脂肪率X、下肢除脂肪量(もしくし除脂肪量)Xが求められ記憶される。なお、例えば、体脂肪率Xは(5)式、下肢除脂肪量(もしくは除脂肪量)Xは(6)式により求められる。
=m×H/W×Z+n×1/Z+y ・・・(5)
=p×H/Z+q×Z+r×A+t ・・・(6)
ここで、各記号の意味するところを次に示す。
:体脂肪率
:下肢除脂肪量(もしくは除脂肪量)
H:身長
W:体重
Z:生体インピーダンス
A:年齢
m、n、y、p、q、r、t:係数
また、細胞外液量、細胞内液量は、特開2001−70273に開示されているような手段により求められる(ステップ16)。
【0062】
続いて、ステップ15、ステップ16において求められた座位・立位差分脈拍数、重心動揺距離、細胞外液量、細胞内液量、体脂肪率、下肢除脂肪量(もしくは除脂肪量)の各測定データ、は、第1測定本体部11の第1通信部14から表示ボックス部の第2通信部37に送信され、表示ケース部31の電子回路基板ユニットに記憶される。そして、表示ケース部31の電子回路基板ユニットでは、(1)、(2)、(3)、(4)式に基づいて、活動動作障害レベルを求めて記憶する(ステップ17)。
【0063】
続いて、表示手段32には、上述した測定データの結果を伴った今回判定結果画面が図7に示すように表示される。また、切替スイッチ36を押すことで、図8に示すようなグラフとそのアドバイスをする表示に切替わる(ステップ18)。
【0064】
このグラフ表示は、体脂肪率、下肢除脂肪量(もしくは除脂肪量)及び重心動揺距離を表すグラフ軸のそれぞれの測定データに該当する軸上のポイントを線で結び、その結んだ線を図9に示すような活動動作障害レベルに応じた色で描かれる。
【0065】
また、アドバイス表示は、第2測定本体部21の電子回路基板ユニットに記憶される図3に示すような活動動作障害レベルに対応づけられた第1アドバイス情報から、測定データとして特定された活動動作障害レベルに該当する第1アドバイス情報として選定されたものと、図4に示されるような個々の身体状態に関する値に対応づけられた第2アドバイス情報から、測定データとして取得された体脂肪率、下肢除脂肪量(もしくは除脂肪量)及び重心動揺距離に該当する第2アドバイス情報が選定されたものとによって表示される。なお、図8は、求められた活動動作障害レベルYが1以上2未満、体脂肪率XがS2を超えS1未満、下肢除脂肪量XがS3以上、重心動揺距離XがS6以下であった場合に特定されたアドバイス情報の表示例である。
【0066】
続いて、ステップ18の後、それぞれの電源スイッチ13、33がオフされることで一連の手順が終了する(ステップ19)。
【0067】
上述したように、本発明の第1の実施の形態の生活障害関連身体情報判定装置の一種である活動動作障害判定装置は、体脂肪率、除脂肪量、下肢除脂肪量、細胞内液量、細胞外液量、重心動揺距離及び座位・立位差分脈拍数といった複数の異なる種類の身体状態に関する値を測定手段で測定し、これに基づき特定手段3において記憶手段2に記憶される高齢者を対象とした活動動作障害レベル、第1アドバイス情報及び第2アドバイス情報を特定し、表示手段32において表示するので、自動的に活動動作障害レベルの判定やアドバイス情報を受けることでき、しかも利用価値が高く、結果が認識し易いものとなる。
【0068】
なお、上述した第1の実施の形態では、取得手段1を測定手段としたが、複数の異なる種類の身体状態に関する値を入力する入力手段から取得するものとしても実施可能である。例えば、体脂肪率、除脂肪量、下肢除脂肪量、重心動揺距離、細胞内液量、細胞外液量及び座位・立位差分脈拍数を入力するためのスイッチを表示ケース部31に備え、別の測定装置で予め知った体脂肪率、除脂肪量、下肢除脂肪量、重心動揺距離、細胞内液量、細胞外液量及び座位・立位差分脈拍数をこのスイッチから入力すればよい。
【0069】
また、複数の異なる種類の身体状態に関する値を体脂肪率、除脂肪量、下肢除脂肪量、重心動揺距離、細胞内液量、細胞外液量及び座位・立位差分脈拍数としたが、体脂肪、除脂肪、下肢除脂肪、重心動揺、細胞内液、細胞外液及び座位・立位差分脈拍に関する値であれば同様に実施可能である。例えば、体脂肪率は体脂肪量、除脂肪量は除脂肪率、下肢除脂肪量は下肢除脂肪率、重心動揺距離は重心動揺面積であってもよい。また、これらのうちの少なくとも2つあれば同様に実施可能である。なお、これらの身体状態に関する値は、身体に対して小さな負荷で簡単に測定できるものである。また、これらに限らず、筋力・瞬発力・筋持久力・全身持久力・平衡性・敏捷性・柔軟性等の体力に影響を与える身体組成に関する値や身体調整能力に関する値であっても同様な実施が可能である。例えば、身体組成に関する値は、全身筋肉量や全身筋肉率や下肢筋肉量や下肢筋肉率等の筋肉に関する値であってもよい。また、上述した実施の形態の説明では、脚の衰えの原因となるものを身体状態に関する値としたが、腕除脂肪量や腕筋肉量のように手の衰えの原因となるものを身体状態に関する値に用いてもよい。
【0070】
更に、活動動作障害レベルはADLについての障害レベルを示すものであったが、活動動作に対しての障害の発生度合いを示すものであれば他の障害レベルを示すものでもよい。また、高齢者を対象としたが、他の年代層を対象としたり、全体の年代を対象としたり、女性もしくは男性のいずれか一方を対象とするものであってもよい。
【0071】
更に、記憶手段2において(1)式を記憶し、特定手段3において複数の異なる種類の身体状態に関する値を(1)式に代入して演算することで活動動作障害レベルを特定したが、図10に示すような活動動作障害レベルと複数の異なる種類の身体状態に関する値との対応関係表を記憶手段2に記憶し、特定手段3において取得手段1で取得した複数の異なる種類の身体状態に関する値に対応する活動動作障害レベルを選び出すことで特定してもよい。例えば、体脂肪率が26、下肢除脂肪量(もしくは除脂肪量)が5、重心動揺距離が25であった場合には、活動動作障害レベルはY3が特定される。
【0072】
更に、表示手段32では、体脂肪率、下肢除脂肪量(もしくは除脂肪量)及び重心動揺距離を表す3つのグラフ軸上のそれぞれの測定データに該当するポイントを線で結び、活動動作障害レベルに応じた色で活動動作障害レベルをグラフ表示したが、図11に示すような体脂肪率、下肢除脂肪量(もしくは除脂肪量)を表す2つのグラフ軸上のそれぞれの測定データに該当するポイントから垂直に交わる箇所に活動動作障害レベルに応じた色で活動動作障害レベルをグラフ表示するものであってもよい。また、活動動作障害レベルに応じて破線で区切られた範囲に活動動作障害レベルをグラフ表示するものであってもよい。これらのように、複数の異なる種類の身体状態に関する値のうちの個々の身体状態に関する値に関するグラフ軸に関連付けて活動動作障害レベルをグラフ表示することにより、複数の異なる種類の身体状態に関する値のうちの個々の身体状態に関する値と活動動作障害レベルとの関連が容易に把握できる。
【0073】
第2に、第2の実施の形態として、身体状態に関する値及び副次的身体情報を元に、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を段階的に判定する態様の生活障害関連身体情報判定装置について詳述する。
【0074】
まず、図12に本発明に係わる生活障害関連身体情報判定装置の構成をブロック図に、図13にその外観図を、図14にその具体的な構造における構成を詳細ブロック図に、図15に表示ケース部の正面図を示す。本発明の第2の実施の形態の生活障害関連身体情報判定装置は、取得手段101と記憶手段102と特定手段103と出力手段104とから構成する。
【0075】
取得手段101では、身体状態に関する値及び副次的身体情報を取得する。例えば、取得手段101は、身体状態に関する値としての全身及び身体の各部位の筋肉量と副次的身体情報としての体重とを測定する測定本体部111と、副次的身体情報としての身長、年齢、性別を入力するための入力手段132とから成る。なお、筋肉量は、身体状態に関する値のうちの身体組成に関する値に分類されるものである。
【0076】
そして、測定本体部111は、L型基台112と測定用台113と測定用手摺114とで大略外形を構成し、これらに、生体インピーダンスを検出するための電極115と、これらの電極115の接続を切替える電極切替装置116と、これらの電極115のうちで被測定者に通電のための通電用電極115aに電流を供給する電流供給装置117と、これらの電極115のうちで被測定者に生じる電位差検出のための測定用電極115bから生体インピーダンスを測定する電圧測定装置118と、重量信号を検出するための重量センサー119と、この重量センサー119で検出された重量信号から重量を測定する重量測定装置120と、本装置の各部へ電力を供給する電源装置121と、身体状態に関する値を求めるにあたっての演算式や各種処理の際のデータ等を記憶する記憶装置122と、身体状態に関する値等の各種の演算や本装置の各部の制御処理をする制御装置123とが配設される。
【0077】
なお、通電用電極115aは、被測定者が測定用台113に乗った際に足のつま先側となる部位と測定用台113乗って測定用手摺114を握った際に手のひら(親指側)が接触する部位とに配置される。また、測定用電極115bは、被測定者が測定用台113に乗った際に足の踵側となる部位と、測定用台113に乗って測定用手摺114を握った際に手のひら(小指側)が接触する部位とに配置される。また、電極115を除く重量センサー119等の各部は、測定用台113の内部に配置される。
【0078】
また、入力手段132は、入出力制御装置134と入力装置133とで構成され、表示ケース部131に配設される。なお、この入力装置133には、電源スイッチ135、テンキー136、コンマキー137、クリアキー138、確認スイッチ139a、139b及び選択スイッチ140が用いられる。そして、制御装置123と入出力制御装置134との間は、コード143によって接続される。
【0079】
記憶手段102では、第1に、上述した取得手段101で取得される身体状態に関する値及び副次的身体情報に応じて関連付けられた生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を記憶する。例えば、記憶手段102は、高齢者を対象にした生活障害の体力関連の側面に関する身体情報としての下肢筋力、平衡性(例えば、重心動揺距離や重心動揺面積等で示される。)、転倒障害レベル(転倒による障害の発生度合いを示す。)の各々が、身体状態に関する値としての下肢筋肉量と身長、体重、年齢、性別とに関連付けられた下記の(7)乃至(9)式と、高齢者を対象とした生活障害の体力関連の側面に関する身体情報としての骨折障害レベル(骨折による障害の発生度合いを示す。)、骨粗鬆症障害レベル(骨粗鬆症による障害の発生度合いを示す。)、高脂血症障害レベル(高脂血症による障害の発生度合いを示す。)の各々が、身体状態に関する値としての全身筋肉量と身長、体重、年齢、性別とに関連付けられた下記の(10)乃至(12)式とを記憶する記憶装置122から成る。なお、記憶手段102としての記憶装置122は、取得手段101としての記憶装置122と共用される。また、下肢筋力や平衡性は、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報のうちの基礎体力に関する値に、転倒障害レベルや骨折障害レベルや骨粗鬆症障害レベルや高脂血症障害レベルは、生活障害に関する値に分類されるものである。
【0080】
(7)乃至(12)式は、次のように表される。
=k×X11+s×H+u×W
+v×A+w×S+d ・・・(7)
=k×X11+s×H+u×W
+v×A+w×S+d ・・・(8)
=k×X11 ×H+u×W
+v×A+w×S+d ・・・(9)
=k×X12 ×H+u×W
+v×A+w×S+d ・・・(10)
=k×X12 ×H+u×W
+v×A+w×S+d ・・・(11)
=k×X12 ×H+u×W
+v×A+w×S+d ・・・(12)
ちなみに、上記の各記号の意味するところを次に示す。
:下肢筋力
:平衡性
:転倒障害レベル
:骨折障害レベル
:骨粗鬆症障害レベル
:高脂血症障害レベル
11:下肢筋肉量
12:全身筋肉量
H:身長
W:体重
A:年齢
S:性別
〜k、s〜s、u〜u
〜v、w〜w、d〜d:係数
【0081】
なお、上記の式は、多くの研究から関連性の特に強い変数の組合わせによって表されるものである。
【0082】
また、記憶手段102では、第2に、先の生活障害の体力関連の側面に関する身体情報及び副次的身体情報に応じて関連付けられた別の生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を更に記憶する。例えば、記憶装置122は、前述した記憶に加え、高齢者を対象にした別の生活障害の体力関連の側面に関する身体情報として歩行能力(例えば、最大歩行速度、自由(通常)歩行速度、歩幅、歩幅のばらつき等で示される。)と活動動作障害レベル(活動動作に対しての障害の発生度合いを示す。)との各々が、先の生活障害の体力関連の側面に関する身体情報としての下肢筋力と平衡性とに関連付けられた下記の(13)、(14)式を更に記憶する。なお、歩行能力は、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報のうちの動作能力に関する値に分類され、活動動作障害レベルは、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報のうちの生活障害に関する値に分類されるものである。
【0083】
(13)、(14)式は、次のように表される。
Figure 0003734452
ちなみに、上記の各記号の意味するところを次に示す。
:歩行能力
:活動動作障害レベル
:下肢筋力
:平衡性
H:身長
W:体重
A:年齢
S:性別
、x、e、e、s、s、u、u、v、v、w、w、d、d:係数
【0084】
なお、上記の式は、先に求められた下肢筋力と平衡性との関連性が特に強い変数の組合わせによって表されるものである。
【0085】
特定手段103では、第1に、上述した取得手段101で取得された身体状態に関する値及び副次的身体情報に基づいて記憶手段102に記憶された生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を特定する。例えば、測定本体部111で測定された全身筋肉量、身体の各部位の筋肉量のうちの下肢筋肉量及び体重と、入力手段132で入力された身長、年齢及び性別とを(7)乃至(12)式にあてはめて下肢筋力、平衡性、転倒障害レベル、骨折障害レベル、骨粗鬆症障害レベル及び高脂血症障害レベルを求めることにより特定する制御装置123から成る。
【0086】
また、特定手段103では、第2に、先に特定した生活障害の体力関連の側面に関する身体情報及び取得手段で取得された副次的身体情報に基づいて記憶手段102に記憶されたこの特定される生活障害の体力関連の側面に関する身体情報及び前記取得手段で取得された副次的身体情報に応じて関連付けられた別の生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を特定する。例えば、制御装置123は、(7)、(8)式にあてはめて特定した下肢筋力と平衡性と、測定本体部111で測定された体重と、入力手段132で入力された身長、年齢及び性別とを(13)、(14)式にあてはめて歩行能力、活動動作障害レベルを求めることにより特定する。なお、特定手段103としての制御装置123は、取得手段101としての制御装置123と共用される。
【0087】
出力手段104では、特定手段103で特定された生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を出力する。なお、この出力手段104は、取得手段101で取得された身体組成に関する値や副次的身体情報も出力する。例えば、副次的身体情報として性別、年齢、身長及び体重を、身体組成に関する値として身体の各部位の筋肉量及び全身筋肉量を、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報として下肢筋力、平衡性、転倒障害レベル、骨折障害レベル、骨粗鬆症障害レベル、高脂血症障害レベル、歩行能力及び活動動作障害レベルの結果を文字、グラフ等により表示するための表示手段141から成る。この表示手段141は、入出力制御装置134と表示装置142とで構成され、表示ケース部131に配設される。そして、表示装置142には、図15乃至図18に示されるような結果が表示される。
【0088】
ここで、図16乃至図18のグラフ表示について説明する。図16は、身体の各部位の筋肉量を放射状に軸を成し、その軸に年齢、性別、体型(身長、体重)を同じくする者たちの身体の各部位(上肢、下肢、左腕、右腕、左脚、右脚)の筋肉量の平均を100パーセンテージとして、適度な目盛を刻み、被測定者自身の該当する軸上のポイントを結んでグラフ表示するものである。図17は、棒グラフを成し、その変化方向の軸に年齢、性別、体型(身長、体重)を同じくする者たちの下肢筋力、平衡性、歩行能力の平均を100パーセンテージとして、適度な目盛を刻んでグラフ表示するものである。これら図16及び図17によると、年齢、性別、体型(身長、体重)を同じくする者たちとの差異が一目瞭然に比較することができる。図18は、棒グラフを成し、その変化方向の軸に転倒、骨折、骨粗鬆症、高脂血症、活動動作の障害の発生度合いを示す障害レベルを目盛として刻んでグラフ表示するものである。
【0089】
次に、図19及び図20に本発明に係わる生活障害関連身体情報判定装置の使用手順及び動作についてフローチャートに示す。なお、説明は、測定本体部111と表示ケース部131とに分けずに行う。まず初めに、被測定者は、表示ケース部131に配設される電源スイッチ135を押す(ステップ101)。これにより、生活障害関連身体情報判定装置は動作可能状態となり、表示装置142には前回判定結果を表示するかの問合せ画面が表示される(ステップ102)。
【0090】
続いて、被測定者は、前回判定結果を表示しない場合(ステップ103でNO)には、「いいえ」を表す確認スイッチ139bを押すことにより切替える(ステップ104)。これにより、表示装置142には今回判定結果画面が表示される(ステップ108)。
【0091】
また、被測定者は、前回判定結果を表示する場合(ステップ103でYES)には、「はい」を表す確認スイッチ139aを押すことにより切替える(ステップ105)。これにより、表示装置142には前回判定結果画面が表示される(ステップ106)。次いで、この前回判定結果画面の表示から今回判定結果画面の表示に切替える場合には、「はい」を表す確認スイッチ139aを押すことで行う(ステップ107)。
【0092】
続いて、今回判定結果画面には、図15に示すように、個人番号、性別、年齢、身長及び体重の個人特定情報と、下肢筋肉量、上肢筋肉量、右腕筋肉量、左腕筋肉量、右脚筋肉量、左脚筋肉量、全身筋肉量、下肢筋力、平衡性、歩行能力、転倒障害レベル、骨折障害レベル、骨粗鬆症障害レベル、高脂血症障害レベル及び活動動作障害レベルの結果が表示される。(ステップ108)。ただし、ステップ108における今回判定結果画面は判定前であるので、これらの値は0を示す。
【0093】
このステップ108における今回判定結果画面において、個人番号、性別、年齢及び身長の個人特定情報が設定されていない場合(ステップ109でNO)には、被測定者は個人特定情報を設定する(ステップ110)。個人番号、性別、年齢及び身長の設定は、選択スイッチ140を押す度に個人番号、性別、年齢、身長の欄へとカーソルが切替わるので、まず、個人番号の欄に切替える。そして、テンキー136により未登録の個人番号を入力し、「はい」を表す確認スイッチ139aを押すことで設定する。次いで、性別の欄へとカーソルが切替わるので、テンキー136により該当する性別の番号を入力し、「はい」を表す確認スイッチ139aを押すことで設定する。次いで、年齢の欄へとカーソルが切替わるので、テンキー136により年齢を入力し、「はい」を表す確認スイッチ139aを押すことで設定する。次いで、テンキー136により身長を入力し、「はい」を表す確認スイッチ139aを押すことで設定する。なお、テンキー136の入力を間違えた場合には、クリアキー138を押すことによって入力中の欄の数値がリセットされるので、再度テンキー136により入力をすることにより設定する。
【0094】
続いて、ステップ108における今回判定結果画面において、個人番号、性別、年齢及び身長の個人特定情報が設定されている場合(ステップ109でYES)あるいはステップ110の後には、被測定者は、それぞれの足の裏が通電用電極115aと測定用電極115bとに跨って接触するように測定用台113に立ち乗る。そして、その際の重量信号が、重量センサー119、重量測定装置120を経て制御装置123で体重値が求められ、コード143、入出力制御装置134を経て表示装置142にその体重値が個人特定情報として表示される(ステップ111)。
【0095】
続いて、被測定者は、それぞれの手のひらが通電用電極115aと測定用電極115bとに跨って接触するように測定用手摺114を握りながら姿勢を保つ。次いで、特開2001−178696公報に開示されているように生体(身体)の各部位の生体インピーダンスが測定される(ステップ112)。次いで、その各部位の生体インピーダンスと、先に測定及び入力された副次的身体情報(体重、身長、性別、年齢)とを用いて、身体組成に関する値(全身筋肉量、身体の各部位の筋肉量)が演算式に基づいて制御装置123で求められ、その求められた身体組成に関する値が記憶装置122で記憶され、コード143、入出力制御装置134を経て表示装置142に表示される(ステップ113)。
【0096】
続いて、記憶装置122に記憶されたその身体組成に関する値と、先に測定及び入力された副次的身体情報とを用いて、基礎体力に関する値(下肢筋力、平衡性)と生活障害に関する値(転倒障害レベル、骨折障害レベル、骨粗鬆症レベル、高脂血症障害レベル)とが(7)乃至(12)式に基づいて制御装置123で求められ、その求められた各種の結果が記憶装置122に記憶されると共に、コード143、入出力制御装置134を経て表示装置142に表示される(ステップ114)。
【0097】
続いて、記憶装置122に記憶されたその基礎体力に関する値と、先に測定及び入力された副次的身体情報とを用いて、動作能力に関する値(歩行能力)と生活障害に関する値(活動動作障害レベル)とが(13)式及び(14)式に基づいて制御装置123で求められ、その求められた結果が記憶装置122で記憶され、コード143、入出力制御装置134を経て表示装置142に表示される(ステップ115)。
【0098】
続いて、表示装置142の表示をグラフ表示に切替えない場合(ステップ116でNO)には、電源スイッチ135が押されることにより一連の手順が終了する(ステップ118)。一方、表示装置142の表示を切替える場合(ステップ116でYES)には、選択スイッチ140を押すことにより図16乃至図18に示すよなグラフが表示さる(ステップ117)。そして、電源スイッチ135が押されることにより一連の手順が終了する(ステップ118)。
【0099】
上述したように、本発明の第2の実施の形態の生活障害関連身体情報判定装置は、取得手段101によって下肢筋肉量、全身筋肉量の身体状態に関する値と、性別、年齢、身長、体重の副次的身体情報とを取得する。次いで、これに基づき特定手段103によって記憶手段102に記憶される高齢者を対象とした下肢筋力、平衡性、転倒障害レベル、骨折障害レベル、骨粗鬆症レベル、高脂血症障害レベルの生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を特定する。更に、特定手段103によって記憶手段102に記憶される高齢者を対象とした歩行能力、活動動作障害レベルの生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を特定する。そして、出力手段104によって特定された結果を出力するので、自動的に生活障害の体力関連の側面に関する身体情報の確度の高い判定が可能となる。
【0100】
なお、上述した第2の実施の形態では、身体組成に関する値として、筋肉量(全身、身体の各部位)を用いた例示をしながら説明したが、除脂肪量(全身、身体の各部位)やBCM((Body Cell Mass:エネルギーを得るために酸化を行っている細胞の総量をいう。)全身、身体の各部位)のように生活障害に関わる体力に影響を与えるものであればよい。また、基礎体力に関する値として、下肢筋力や平衡性を用いた例示をしながら説明したが、全身筋力やその他の身体の各部位のように生活障害を引き起こす体力要素となるものであればよい。更に、動作能力に関する値として、歩行能力を用いた例示をしながら説明したが、手さばき能力のように生活障害を引き起こす複数の体力要素が相互に関わりあって動作する能力となるものであればよい。更に、生活障害に関する値として、転倒障害レベルや骨折障害レベルや骨粗鬆症障害レベルや高脂血症障害レベルや活動動作障害レベルを用いた例示をしながら説明したが、体力と関連しながら生活に影響する障害の発生度合いを示すものであればよい。更に、副次的身体情報として、体重や身長や年齢や性別を用いた例示をしながら説明したが、身体状態に関する値を助成する身体に関わる情報となるものであればよい。
【0101】
また、身体状態に関する値として、身体組成に関する値を用いた例示をしながら説明したが、基礎体力に関する値、動作能力に関する値等であってもよい。
【0102】
また、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報として、基礎体力に関する値、動作能力に関する値、生活障害に関する値を用いた例示をしながら説明したが、体力が起因して発生する生活障害や生活障害を引き起こす要因となる体力についての一面を有する身体に係わる情報となるものであればよい。
【0103】
また、身体状態に関する値を複数を用いても実施可能である。例えば、取得手段101によって身体組成に関する値としての下肢筋肉量と副次的身体情報としての体重とを測定し、基礎体力に関する値としての下肢筋力及び平衡性と副次的身体情報としての身長、年齢及び性別とを入力することで取得し、特定手段103によって記憶手段102に記憶する下記の(15)式を用いて、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報としての歩行能力を求めて特定すればよい。このように、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を求めるにあたって、身体状態に関する値等の主たる関連性のあるパラメーターを複数用いることにより、より確度の高い推定をすることができる。
【0104】
(15)式は、次のように表される。
=k×X11+x×L+e×L+s×H+u×W+v×A+w×S+d ・・・(15)
ちなみに、上記の各記号の意味するところを次に示す。
:歩行能力
11:下肢筋肉量
:下肢筋力
:平衡性
H:身長
W:体重
A:年齢
S:性別
、x、e、s、u、v、w、d:係数
【0105】
また、特定手段103は、身体状態に関する値及び副次的身体情報に応じて関連付けられた生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を特定し、更に、この特定された生活障害の体力関連の側面に関する身体情報及び副次的身体情報に応じて関連付けられた別の生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を特定するものとして例示をしながら説明したが、更に、この特定された別の生活障害の体力関連の側面に関する身体情報及び副次的身体情報に応じて関連付けられた更に別の生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を特定することも実施可能である。例えば、(13)式で求められた歩行能力と、すでに取得されている副次的身体情報としての年齢、性別、体重から(16)式を用いて、転倒障害レベルを求めることにより特定してもよい。
【0106】
(16)式は、次のように表される。
=x×L+u10×W+v10×A+w10×S+d10 ・・・(16)
ちなみに、上記の各記号の意味するところを次に示す。
:転倒障害レベル
:歩行能力
W:体重
A:年齢
S:性別
、u10、v10、w10、d10:係数
【0107】
また、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を求めるにあたって、主たる要因となる身体状態に関する値と、副たる要因となる副次的身体情報とを用いた例示をしながら説明したが、主たる要因となる身体状態に関する値だけに基づいて行うことも実施可能である。例えば、取得手段101によって、基礎体力に関する値として下肢筋力と平衡性とを入力することで取得し、特定手段103によって記憶手段102に記憶する下記の(17)式を用いて、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報としての歩行能力を求めて特定すればよい。
=x×L+e×L+d11 ・・・(17)
ちなみに、上記の各記号の意味するところを次に示す。
:歩行能力
:下肢筋力
:平衡性
、e4、11:係数
【0108】
また、出力手段104には、表示手段141を用いた例示をしながら説明したが、パーソナルコンピューター等の他の機器に出力する端子を備えるようなものとしても実施可能である。
【0109】
また、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報として下肢筋力だけを求める例示として説明したが、制御装置123によって記憶装置122に記憶する同様な演算式を用いて、他の身体の各部位の筋力を求め、図16と同様に身体の各部位の筋力を結果として表示装置142に表示することも実施可能である。
【0110】
また、歩行能力、活動動作障害レベルを求めるにあたって、(13)式、(14)式のような重回帰式を用いた例示にて説明したが、下記の(18)式、(19)式に示すようなロジスティック回帰モデルを用いてもよい。
【0111】
(18)、(19)式は、次のように表される。
log{P/(1−P)}=x12×L+e12×L+s12×H+u12×W+v12×A+w12×S+d12 ・・・(18)
log{P/(1−P)}=x13×L+e13×L+s13×H+u13×W+v13×A+w13×S+d13 ・・・(19)
ちなみに、上記の各記号の意味するところを次に示す。
:歩行能力
:活動動作障害レベル
:下肢筋力
:平衡性
H:身長
W:体重
A:年齢
S:性別
12、x13、e12、e13、s12、s13、u12、u13、v12、v13、w12、w13、d12、d13:係数
【0112】
また、特定手段103では、記憶手段102に記憶された生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を求めるための演算式用いて、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を演算することにより求めたが、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を求めるための対応関係表を記憶手段102に記憶し、特定手段103で生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を選び出すことで特定しても実施可能である。
【0113】
【発明の効果】
以上説明したように、一つの観点による本発明の生活障害関連身体情報判定装置は、取得手段で取得された複数の異なる種類の身体状態に関する値に基づいて、記憶手段に記憶された活動動作障害レベルを特定手段で特定するので、活動動作障害レベルの判定を自動的に行い手軽なものとすることができる。
【0114】
また、身体状態に関する値を取得するのに容易な入力手段や測定手段を取得手段として用いるので、より手軽なものとすることができる。
【0115】
また、特定手段で取得された活動動作障害レベルに基づいて、記憶手段に記憶された第1アドバイス情報を特定手段で特定するので、活動動作障害レベルについての第1アドバイス情報を自動的に受けることが可能となる。
【0116】
また、取得手段で取得された複数の異なる種類の身体状態のうちの個々の身体状態に関する値に基づいて、記憶手段に記憶された第2アドバイス情報を特定手段で特定するので、個々の身体状態に関する値についての第2アドバイス情報を自動的に受けることが可能となる。
【0117】
また、重みづけさて成る複数の異なる種類の身体状態に関する値に応じて関連付けられた活動動作障害レベルであるので、より推定確度が高いものとなる。
【0118】
また、高齢者を対象とした活動動作障害レベルを用いるので、利用価値が高い。
【0119】
また、出力手段に表示手段を用い、複数の異なる種類の身体状態に関する値のうちの個々の身体状態に関する値に関するグラフ軸に関連付けて活動動作障害レベルをグラフ表示するので、複数の異なる種類の身体状態に関する値のうちの個々の身体状態に関する値と活動動作障害レベルとの関連が容易に視覚的に把握できる。
【0120】
また、筋肉、体脂肪、除脂肪、下肢除脂肪、重心動揺、細胞内液、細胞外液及び座位・立位差分脈拍に関する値を複数の異なる種類の身体状態に関する値とすることは、活動動作障害レベルとの関連において良好であるので、確度の高い結果を得ることができ、特に身体に対して小さな負荷で簡単に測定できる。
【0121】
別の観点による本発明の生活障害関連身体情報判定装置は、取得手段で取得された身体状態に関する値に基づいて、記憶手段に記憶された生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を特定手段で特定するので、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報の判定を自動的に行い手軽なものとすることができる。
【0122】
また、特定手段で先に特定された生活障害の体力関連の側面に関する身体情報に基づいて、記憶手段に記憶された別の生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を更に特定手段で特定するので、多種にわたる生活障害の体力関連の側面に関する身体情報の判定を一度に自動的に行い手軽なものとすることができる。
【0123】
また、身体状態に関する値を取得するのに容易な入力手段や測定手段を取得手段として用いるので、より手軽なものとすることができる。
【0124】
また、表示手段で結果が表示されるので、視覚的に認識できる。
【0125】
また、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報がグラフで表示されるので、結果をイメージ化し、更に認識しやすいものとすることができる。
【0126】
また、高齢者を対象とした生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を用いるので、利用価値が高い。
【0127】
また、特に身体状態に関する値として、身体組成に関する値、基礎体力に関する値、動作能力に関する値を用い、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報として、基礎体力に関する値、動作能力に関する値、生活障害に関する値を用いることは、これらの関連が良好であるので、確度の高い結果を得ることができる。
【0128】
また、特に身体状態に関する値として、除脂肪量、筋肉量、BCM、筋力、平衡性、歩行能力を用い、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報として、筋力、平衡性、歩行能力、転倒障害レベル、骨折障害レベル、骨粗鬆症障害レベル、高脂血症障害レベル、活動動作障害レベルを用いることは、これらの関連が特に良好であるので、特に確度の高い結果を得ることができる。
【0129】
更に別の観点による本発明の生活障害関連身体情報判定装置は、取得手段で取得された身体状態に関する値及び副次的身体情報に基づいて、記憶手段に記憶された生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を特定手段で特定するので、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報の判定を自動的に行い手軽なものとすることができる。また、身体状態に関する値のみならず副次的身体情報を加味した判定をするので、確度の高い結果を得ることができる。
【0130】
また、特定手段で先に特定された生活障害の体力関連の側面に関する身体情報及び前記取得手段で取得された副次的身体情報に基づいて、記憶手段に記憶された別の生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を更に特定手段で特定するので、確度の高い多種にわたる生活障害の体力関連の側面に関する身体情報の判定を一度に自動的に行い手軽なものとすることができる。
【0131】
また、身体状態に関する値及び副次的身体情報を取得するのに容易な入力手段や測定手段を取得手段として用いるので、より手軽なものとすることができる。
【0132】
また、表示手段で結果が表示されるので、視覚的に認識できる。
【0133】
また、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報がグラフで表示されるので、結果をイメージ化し、更に認識しやすいものとすることができる。
【0134】
また、高齢者を対象とした生活障害の体力関連の側面に関する身体情報を用いるので、利用価値が高い。
【0135】
また、特に身体状態に関する値として、身体組成に関する値、基礎体力に関する値、動作能力に関する値を用い、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報として、基礎体力に関する値、動作能力に関する値、生活障害に関する値を用いることは、これらの関連が良好であるので、非常に確度の高い結果を得ることができる。
【0136】
また、特に身体状態に関する値として、除脂肪量、筋肉量、BCM、筋力、平衡性、歩行能力を用い、副次的身体情報として、年齢、性別、身長、体重を用い、生活障害の体力関連の側面に関する身体情報として、筋力、平衡性、歩行能力、転倒障害レベル、骨折障害レベル、骨粗鬆症障害レベル、高脂血症障害レベル、活動動作障害レベルを用いることは、これらの関連が特に良好であるので、特に非常に確度の高い結果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明(第1の実施の形態)に係わる活動動作障害判定装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明(第1の実施の形態)に係わる活動動作障害判定装置の外観図である。
【図3】活動動作障害レベルに対応づけられた第1アドバイス情報の一例を示す図である。
【図4】個々の身体状態に関する値に対応づけられた第2アドバイス情報の一例を示す図である。
【図5】本発明(第1の実施の形態)に係わる活動動作障害判定装置の使用手順及び動作(前半)について示すフローチャートである。
【図6】本発明(第1の実施の形態)に係わる活動動作障害判定装置の使用手順及び動作(後半)について示すフローチャートである。
【図7】今回判定結果画面の表示の一例を示す図である。
【図8】今回判定結果画面の表示(グラフ、アドバイス)の一例を示す図である。
【図9】活動動作障害レベルに対応づけられた色の一例を示す図である。
【図10】活動動作障害レベルと複数の異なる種類の身体状態に関する値との対応関係表である。
【図11】今回判定結果画面の表示(グラフ)の一例を示す図である。
【図12】本発明(第2の実施の形態)に係わる生活障害関連身体情報判定装置の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明に係わる生活障害関連身体情報判定装置の外観図である。
【図14】本発明(第2の実施の形態)に係わる生活障害関連身体情報判定装置の具体的な構造においての構成を示す詳細ブロック図である。
【図15】本発明(第2の実施の形態)に係わる生活障害関連身体情報判定装置の表示ケース部の正面図である。
【図16】グラフ表示の一例を示す図である。
【図17】グラフ表示の一例を示す図である。
【図18】グラフ表示の一例を示す図である。
【図19】本発明(第2の実施の形態)に係わる生活障害関連身体情報判定装置の使用手順及び動作(前半)について示すフローチャートである。
【図20】本発明(第2の実施の形態)に係わる生活障害関連身体情報判定装置の使用手順及び動作(後半)について示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、101 取得手段
2、102 記憶手段
3、103 特定手段
4、104 出力手段
11 第1測定本体部
12 第1脈拍センサ
13 第1電源スイッチ
14 第1通信部
15、115 電極
15a、115a 通電用電極
15b、115b 測定用電極
16 体重計
21 第2測定本体部
22 第2脈拍センサ
23 ひじ掛け
24、143 コード
25 椅子
26 座
31、131 表示ケース部
32、141 表示手段
33 第2電源スイッチ
34 設定スイッチ
35、140 選択スイッチ
36 切替スイッチ
37 第2通信部
38 ケース
111 測定本体部
112 L型基台
113 測定用台
114 測定用手摺
116 電極切替装置
117 電流供給装置
118 電圧測定装置
119 重量センサー
120 重量測定装置
121 電源装置
122 記憶装置
123 制御装置
132 入力手段
133 入力装置
134 入出力制御装置
135 電源スイッチ
136 テンキー
137 コンマキー
138 クリアキー
139a、139b 確認スイッチ
142 表示装置

Claims (7)

  1. 体脂肪率、体脂肪量のいずれかと、除脂肪量、除脂肪率、下肢除脂肪量、下肢除脂肪率のいずれかと、重心動揺距離、重心動揺面積のいずれかと、細胞外液量と、細胞内液量と、座位・立位差分脈拍数とを取得する取得手段と、
    細胞外液量をX、細胞内液量をX、重みづけ係数をUとして表される次のU式、
    ={(X/X)−1.35}/1.35
    と、
    座位・立位差分脈拍数をX、重みづけ係数をUとして対応づけられる次のU式、
    ≦10もしくは100≦Xのとき、U=2、
    10<X<100のとき、U=1
    と、
    体脂肪率、体脂肪量のいずれかをX、除脂肪量、除脂肪率、下肢除脂肪量、下肢除脂肪率のいずれかをX、重心動揺距離、重心動揺面積のいずれかをX、係数をa、b、c、z、活動動作に対しての障害の発生度合いを示す活動動作障害レベルをYとして表される次のY式、
    Y=(a×X+b×X×U+c×X+z)×U
    とを記憶する記憶手段と、
    前記取得手段により取得された細胞外液量と細胞内液量と座位・立位差分脈拍数とを、前記記憶手段により記憶されたU式とU式とにあてはめて重みづけ係数を求め、これらの重みづけ係数と、前記取得手段により取得された体脂肪率、体脂肪量のいずれかと、除脂肪量、除脂肪率、下肢除脂肪量、下肢除脂肪率のいずれかと、重心動揺距離、重心動揺面積のいずれかとを、前記記憶手段により記憶されたY式にあてはめて活動動作に対しての障害の発生度合いを示す活動動作障害レベルを求める特定手段と、
    前記特定手段で特定された活動動作に対しての障害の発生度合いを示す活動動作障害レベルを出力する出力手段と、
    を備える生活障害関連身体情報判定装置。
  2. 下肢筋肉量と、身長と、体重と、年齢と、性別とを取得する取得手段と、
    下肢筋肉量をX11、身長をH、体重をW、年齢をA、性別をS、係数をk〜k、s〜s、u〜u、v〜v、w〜w、d〜d、下肢筋力をL、平衡性をL、転倒による障害の発生度合いを示す転倒障害レベルをLとして表される次のL式、L式、L式、
    =k×X11+s×H+u×W+v×A+w×S+d
    =k×X11+s×H+u×W+v×A+w×S+d
    =k×X11+s×H+u×W+v×A+w×S+d
    のうちの少なくとも1つを記憶する記憶手段と、
    前記取得手段により取得された下肢筋肉量と身長と体重と年齢と性別とを、前記記憶手段により記憶されたL式、L式、L式のうちの少なくとも1つにあてはめて下肢筋力、平衡性、転倒による障害の発生度合いを示す転倒障害レベルのうちの少なくとも1つを求める特定手段と、
    前記特定手段で特定された少なくとも1つを出力する出力手段と、
    を備える生活障害関連身体情報判定装置。
  3. 全身筋肉量と、身長と、体重と、年齢と、性別とを取得する取得手段と、
    全身筋肉量をX12、身長をH、体重をW、年齢をA、性別をS、係数をk〜k、s〜s、u〜u、v〜v、w〜w、d〜d、骨折による障害の発生度合いを示す骨折障害レベルをL、骨粗鬆症による障害の発生度合いを示す骨粗鬆症障害レベルをL、高脂血症による障害の発生度合いを示す高脂血症障害レベルをLとして表される次のL式、L式、L式、
    =k×X12+s×H+u×W+v×A+w×S+d
    =k×X12+s×H+u×W+v×A+w×S+d
    =k×X12+s×H+u×W+v×A+w×S+d
    のうちの少なくとも1つを記憶する記憶手段と、
    前記取得手段により取得された全身筋肉量と身長と体重と年齢と性別とを、前記記憶手段により記憶されたL式、L式、L式のうちの少なくとも1つにあてはめて骨折による障害の発生度合いを示す骨折障害レベル、骨粗鬆症による障害の発生度合いを示す骨粗鬆症障害レベル、高脂血症による障害の発生度合いを示す高脂血症障害レベルのうちの少なくとも1つを求める特定手段と、
    前記特定手段で特定された少なくとも1つを出力する出力手段と、
    を備える生活障害関連身体情報判定装置。
  4. 下肢筋肉量と、下肢筋力と、平衡性と、身長と、体重と、年齢と、性別とを取得する取得手段と、
    下肢筋肉量をX11、下肢筋力をL、平衡性をL、身長をH、体重をW、年齢をA、性別をS、係数をk、x、e、s、u、v、w、d、歩行能力をLとして表される次のL式、
    =k×X11+x×L+e×L+s×H+u×W+v×A+w×S+d
    を記憶する記憶手段と、
    前記取得手段により取得された下肢筋肉量と下肢筋力と平衡性と身長と体重と年齢と性別とを、前記記憶手段により記憶されたL式にあてはめて歩行能力を求める特定手段と、
    前記特定手段で特定された少なくとも1つを出力する出力手段と、
    を備える生活障害関連身体情報判定装置。
  5. 前記記憶手段は、下肢筋力をL、平衡性をL、身長をH、体重をW、年齢をA、性別をS、係数をx、x、e、e、s、s、u、u、v、v、w、w、d、d、歩行能力をL、活動動作に対しての障害の発生度合いを示す活動動作障害レベルをLとして表される次のL式、L式、
    =x×L+e×L+s×H+u×W+v×A+w×S+d
    =x×L+e×L+s×H+u×W+v×A+w×S+d
    のうちの少なくとも1つを更に記憶し、
    前記特定手段は、先に特定された下肢筋力、平衡性と前記取得手段により取得された身長と体重と年齢と性別とを、前記記憶手段により記憶されたL式、L式のうちの少なくとも1つにあてはめて歩行能力、活動動作に対しての障害の発生度合いを示す活動動作障害レベルのうちの少なくとも1つを更に求めることを特徴とする請求項2記載の生活障害関連身体情報判定装置。
  6. 前記記憶手段は、歩行能力をL、体重をW、年齢をA、性別をS、係数をx、u10、v10、w10、d10、転倒による障害の発生度合いを示す転倒障害レベルをLとして表される次のL式、
    =x×L+u10×W+v10×A+w10×S+d10
    を更に記憶し、
    前記特定手段は、先に特定された歩行能力と前記取得手段により取得された体重と年齢と性別とを、前記記憶手段により記憶されたL式にあてはめて転倒による障害の発生度合いを示す転倒障害レベルを更に求めることを特徴とする請求項5記載の生活障害関連身体情報判定装置。
  7. 前記記憶手段は、下肢筋力をL、平衡性をL、身長をH、体重をW、年齢をA、性別をS、係数をx12、x13、e12、e13、s12、s13、u12、u13、v12、v13、w12、w13、d12、d13、歩行能力をP、活動動作に対しての障害の発生度合いを示す活動動作障害レベルをPとして表される次のlog{P/(1−P)}式、log{P/(1−P)}式、
    log{P/(1−P)}=x12×L+e12×L+s12×H
    +u12×W+v12×A+w12×S+d12
    log{P/(1−P)}=x13×L+e13×L+s13×H
    +u13×W+v13×A+w13×S+d13
    のうちの少なくとも1つを更に記憶し、
    前記特定手段は、先に特定された下肢筋力、平衡性と前記取得手段により取得された身長と体重と年齢と性別とを、前記記憶手段により記憶されたlog{P/(1−P)}式、log{P/(1−P)}式のうちの少なくとも1つにあてはめて歩行能力、活動動作に対しての障害の発生度合いを示す活動動作障害レベルのうちの少なくとも1つを更に求めることを特徴とする請求項2記載の生活障害関連身体情報判定装置。
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