JP2003198372A - アナログデジタル変換装置 - Google Patents

アナログデジタル変換装置

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JP2003198372A JP2001400672A JP2001400672A JP2003198372A JP 2003198372 A JP2003198372 A JP 2003198372A JP 2001400672 A JP2001400672 A JP 2001400672A JP 2001400672 A JP2001400672 A JP 2001400672A JP 2003198372 A JP2003198372 A JP 2003198372A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模を大きくすることなく、A/D変換
の速度向上および分解能向上の双方を達成できるように
する。 【解決手段】 4ビット単位の変換処理部1-1〜1-4
複数段接続し、各変換処理部1-1〜1-4においてアナロ
グ入力電圧に応じたクロック数をカウントして4ビット
のデジタル信号を求めるとともに、前段の変換処理部で
カウントされない非完全クロックの長さに比例した剰余
電圧を求めて次段の変換処理部に送るようにし、各変換
処理部1-1〜1-4で求めた4ビットのデジタル信号をシ
フトレジスタ3-1〜3-4を介して16ビットのデジタル
信号として出力するようにすることにより、個々の変換
処理部1-1〜1-4では4ビットの分解能を達成すれば良
く、カウンタ2-1〜2-4のクロック周波数を高くしなく
ても済むようにして、高分解能を達成しつつもA/D変
換精度を向上させることができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ信号をデ
ジタル信号に変換するアナログデジタル変換装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、LSI技術の進歩によって、通
信、計測、音声・画像信号処理、医療、地震学などの様
々な分野においてアナログ信号をデジタル的に処理する
手法が一般化している。アナログ信号をデジタル処理す
るためには、アナログ量をデジタル量に変換するA/D
変換装置が必須となる。
【0003】A/D変換装置の種類は多種多様であり、
使用目的に応じてその構成や原理が異なったものが使用
される。A/D変換装置は積分方式と比較方式に大別さ
れ、さらに積分方式はデュアルスロープ型と電荷並行型
に、比較方式は帰還比較型(逐次比較型)と無帰還比較
型(並列型又はフラッシュ型)に分類される。時間軸で
精度を出す積分方式は、低速であるが、高分解能に適し
ている。一方、素子によって精度を出す比較方式は、高
速ではあるが、低分解能(8〜12ビット)に適してい
る。
【0004】図10に、積分方式によるA/D変換装置
の構成および動作を示す。図10(a)に示す構成図に
おいて、105は積分器であり、演算増幅器108、コ
ンデンサ109およびスイッチ110を備えている。演
算増幅器108の非反転入力端子はアースに接続され、
反転入力端子と出力端子との間にコンデンサ109とス
イッチ110とが並列に接続されている。
【0005】この積分器105の入力端子(演算増幅器
108の反転入力端子)には、直列接続されたスイッチ
101と抵抗103とを介して入力アナログ信号の電圧
Vinが入力されるとともに、直列接続されたスイッチ1
02と抵抗104とを介して基準電圧Vrefが入力され
る。また、この積分器105の出力端子には、コンパレ
ータ106の反転入力端子が接続されている。コンパレ
ータ106の非反転入力端子はアースに接続され、出力
端子はカウンタ107に接続されている。
【0006】リセット期間は積分器105のスイッチ1
10がオンとなり、コンデンサ109の電荷を放電して
積分器105の出力がゼロとなるようにする。スイッチ
101,102は初期状態ではオフとなっており、A/
D変換動作が始まるとスイッチ101が一定時間t1
けオンになる。A/D変換動作が行われている間、スイ
ッチ110はオフである。これにより、入力アナログ電
圧Vinが積分器105によって時間t1だけ積分され、
その結果がコンデンサ109に蓄積される。
【0007】次に、スイッチ101がオフ、スイッチ1
02がオンに切り替えられる。このとき積分器105
は、コンデンサ109に蓄積された入力アナログ電圧V
inの積分結果と逆極性の基準電圧Vrefとを演算増幅器
108に入力し、積分器105の出力がゼロになること
をコンパレータ106で検知するまで、基準電圧Vref
で逆積分する。この基準電圧Vrefで逆積分する時間t2
をカウンタ107で測定することにより、アナログ入力
電圧Vinをデジタルデータに変換することができる。
【0008】図11に、比較方式によるA/D変換装置
の構成を示す。図11において、111は入力アナログ
信号の電圧Vinを保持するサンプルホールド回路、11
2は複数のコンパレータである。各コンパレータ112
の一方の入力端子にはサンプルホールド回路111の出
力が接続され、他方の入力端子には電圧VDDを等しく分
圧する複数の抵抗Rの出力タップがそれぞれ接続されて
いる。
【0009】各コンパレータ112は、サンプルホール
ド回路111から出力されるアナログ入力電圧Vinと、
複数の抵抗Rによって等分された電圧VDDの分圧とをそ
れぞれ比較し、その比較結果に応じて0または1の値を
エンコーダ113に出力する。このときエンコーダ11
3に入力されるデータは、アナログ入力電圧Vinの大き
さに応じて、何れかのコンパレータ112を境としてそ
の両側で0および1の値が連続するデータとなってい
る。エンコーダ113は、コンパレータ112の出力デ
ータをエンコードして所定ビットのデジタルデータと
し、レジスタ114を介して出力する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術に示す積分型A/D変換装置では、上述したよう
にA/D変換速度が遅いという問題があった。従来、変
換速度を上げるために縦続積分方式のA/D変換装置も
提案されている。この縦続積分方式の基本的な動作は、
基準電圧Vrefによる積分を2段階に分けて行う。すな
わち、変換ビットを上位ビットと下位ビットとに分け、
前半は時間を短くするために粗く急速に上位ビットの積
分を行い、後半は精度を出すために緩やかに下位ビット
の積分を行うことにより、精度を保ちながら全体で時間
の短縮を図っている。
【0011】しかし、従来の縦続積分方式では、基準電
圧Vrefを2種類用意する必要があり、そのため回路構
成が複雑になるという問題があった。また、後半の下位
ビットについては緩やかに積分を行う必要があるため、
変換速度の高速化が十分に図れないという問題もあっ
た。
【0012】また、A/D変換の分解能を向上させるた
めには、カウンタのクロック周波数を上げる必要がある
が、クロック周波数を無限に高くすることは種々の制約
からできず、容易に分解能を向上させることができない
という問題もあった。例えば、オーディオでは16ビッ
トの分解能が要求されるが、サンプリング周波数が4
4.1KHzのオーディオ信号をA/D変換する場合、
16ビットの精度を出すのに必要なクロック周波数は約
3GHzにもなる。しかし、このように非常に高いクロ
ック周波数を実現するのは容易でない。また、クロック
パルスの波形そのものが保たれなくなるため、変換精度
が上がらないという問題があった。
【0013】一方、比較型A/D変換装置では、A/D
変換速度は速くできるものの、入力アナログ電圧と基準
電圧とを比較するコンパレータや分圧抵抗等が変換分解
能に相当する数(例えば、16ビットのA/D変換装置
であれば65536個)だけ必要となる。また、そのコ
ンパレータの数に比例してエンコーダの回路規模も膨大
になり、チップサイズの大型化やコスト上昇の大きな要
因となるという問題があった。
【0014】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、回路規模を大きくすることな
く、A/D変換の速度向上および分解能向上の双方を達
成できるようにすることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のアナログデジタ
ル変換装置は、アナログ信号を所定ビット単位でデジタ
ル信号に変換するアナログデジタル変換装置であって、
所定の基準電圧から一定の割合で変化するランプ電圧を
発生するランプ電圧発生回路と、上記ランプ電圧とアナ
ログ入力電圧とが一致するまでの間に含まれる完全クロ
ック数をカウントし、上記アナログ入力電圧に比例した
所定ビット数のデジタル信号を出力するカウンタ回路
と、上記ランプ電圧と上記アナログ入力電圧とが一致す
るまでの間に含まれる上記完全クロック以外の非完全ク
ロックを検出し、上記非完全クロックの時間に比例した
電圧を剰余電圧として出力する剰余検出回路とを備え、
最初は上記ランプ電圧が上記アナログ信号の入力電圧に
一致するまでの間に含まれる完全クロック数をカウント
して上記所定ビット数のデジタル信号を出力し、以降は
上記ランプ電圧が上記剰余電圧に一致するまでの間に含
まれる完全クロック数をカウントして上記所定ビット数
のデジタル信号を出力するようにしたことを特徴とす
る。
【0016】本発明の他の態様では、上記剰余検出回路
は、分解能に応じて数倍した値の剰余電圧を出力するこ
とを特徴とする。例えば、上記剰余検出回路は、上記ラ
ンプ電圧と上記アナログ入力電圧とが一致してから次の
クロックが始まるまでの時間に比例した電圧を上記分解
能に応じて数倍した電圧値を、上記ランプ電圧の最大値
から引くことによって、上記分解能に応じて数倍した値
の剰余電圧を求める。
【0017】本発明のその他の態様では、アナログ信号
を所定ビット単位でデジタル信号に変換する変換処理部
を複数段接続し、それぞれの変換処理部が上記ランプ電
圧発生回路、上記カウンタ回路および上記剰余検出回路
を備え、前段の変換処理部から出力された上記剰余電圧
を後段の変換処理部に上記アナログ入力電圧として入力
するように成し、上記複数段の変換処理部を並列動作さ
せるようにしたことを特徴とする。
【0018】本発明のその他の態様では、所定ビット単
位でアナログ信号をデジタル信号に変換する変換処理部
を複数段接続し、各変換処理部においてアナログ入力電
圧に応じたクロック数をカウントして所定ビットのデジ
タル信号を求めるとともに、上記各変換処理部でカウン
トされない非完全クロックの長さに比例した剰余電圧を
求めて次段の変換処理部に送り、当該次段の変換処理部
が上記剰余電圧を上記アナログ入力電圧として処理する
ようにし、上記各変換処理部において求めた所定ビット
のデジタル信号を全体として所望分解能のデジタル信号
として出力するようにしたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるA/D
変換装置の概略構成を示す図である。ここでは、16ビ
ットの変換分解能を有するA/D変換装置を例に挙げて
説明する。図1に示すように、本実施形態のA/D変換
装置は、4ビット単位でA/D変換を行う複数の変換処
理部1-1〜1-4を多段接続して構成されている。
【0020】各変換処理部1-1〜1-4は積分型A/D変
換の構成を基本としており、変換ビット数を小さくして
後述する剰余計算機能を工夫することにより多段構成を
可能とし、全体として大きな分解能を実現している。初
段の変換処理部1-1は、A/D変換の対象となるアナロ
グ信号の入力処理部、2段目以降の変換処理部1-2〜1
-4は、前段から送られてくる剰余信号の処理部となって
いる。
【0021】各変換処理部1-1〜1-4は、アナログ処理
部と、タイムシェアリング動作する4層のデジタル処理
部とから構成される。アナログ処理部は、所定の基準電
圧Vref1から電圧Vref2まで一定の割合で上昇するラン
プ電圧と、サンプルホールドしたアナログ入力電圧との
一致点を検出する回路を含んでいる。1段目から3段目
の変換処理部1-1〜1-3が備えるアナログ処理部は、上
述の剰余信号を検出して次段に出力する回路を含んでい
る。
【0022】また、デジタル処理部の各層は、上記ラン
プ電圧とアナログ入力電圧とが一致するまでの間に含ま
れるクロック数をカウントし、アナログ入力電圧に比例
した4ビットのデジタル信号を出力するカウンタ2-1
-4と、各カウンタ2-1〜2 -4より出力される4ビット
のデジタル信号を保持するとともに、シフト動作により
これらをまとめて16ビットのデジタル信号として出力
するシフトレジスタ3 -1〜3-4とを備えている。このデ
ジタル処理部による並直列変換によって、各変換処理部
-1〜1-4の出力結果を高速データとして出力する。
【0023】図2は、各変換処理部1-1〜1-4が備える
アナログ処理部の構成を示す回路図である。また、図3
は、この図2に示すアナログ処理部の動作を説明するた
めの波形図である。以下、この図2および図3を用いて
説明する。
【0024】図2において、アナログ入力電圧INPU
T(初段の変換処理部1-1の場合はA/D変換の対象と
なるアナログ信号の電圧、2段目以降の変換処理部1-2
〜1 -4の場合は前段から送られてくる剰余信号の電圧)
は、サンプルホールド回路11によってサンプルホール
ドされた後、コンパレータ13の一方の入力端子に入力
される(図3の(3)、(6))。コンパレータ13の他方の
入力端子には、ランプジェネレータ12により発生され
るランプ電圧が入力される。
【0025】このランプジェネレータ12は、一定の電
流値Irefを出力する定電流源Irefと、この定電流源I
refと基準電圧Vref1との間に直列接続された2つのM
OSスイッチQ1,Q2と、ランプジェネレータ12の
出力端子と基準電圧Vref1との間に接続されたコンデン
サC1とを備えて構成されている。一方のMOSスイッ
チQ1のゲートには、メインクロックCK1(図3の
(1))の16クロック期間(4ビット分)に相当するパ
ルス幅を持つクロックCK16(図3の(4))が入力さ
れる。また、他方のMOSスイッチQ2のゲートには、
リセットパルスRST(図3の(2))が入力される。
【0026】ランプジェネレータ12の動作は以下の通
りである。まずリセットパルスRSTの印加によってM
OSスイッチQ2がオンとなり、コンデンサC1が基準
電圧Vref1にリセットされる。この基準電圧Vref1は、
A/D変換の対象となるアナログ信号の入力電圧の最小
値よりも所定のマージン分だけ小さい値である。その
後、クロックCK16の印加によってMOSスイッチQ
1がオンとなり、そのパルス期間中にコンデンサC1の
充電が行われる。その結果、基準電圧Vref1から電圧V
ref2まで一定の割合で徐々に上昇するランプ電圧(図3
の(5))が得られる。
【0027】基準電圧Vref1は内部生成されるものであ
るのに対して、ランプ電圧の最大値Vref2は、基準電圧
Vref1と定電流源IrefとコンデンサC1の容量とによ
って一意に定まるものである。ランプ電圧の最大値Vre
f2はサンプルホールド回路14に与えられ、その内部の
MOSスイッチQ3に次のリセットパルスRSTが印加
されるまでコンデンサC2に保持される。そして、この
電圧Vref2が後述する剰余計算の際の基準電位として利
用される。
【0028】コンパレータ13は、サンプルホールド回
路11から入力されるアナログ入力電圧S/Hout(図
3の(6))と、ランプジェネレータ12から入力される
ランプ電圧(図3の(5))とを大小比較し、その比較結
果に応じたパルスを出力する。すなわち、基準電圧Vre
f1から徐々に大きくなるランプ電圧がアナログ入力電圧
S/Houtに一致するまでの期間中に値が1となり、ラ
ンプ電圧がアナログ入力電圧S/Houtを超えた後は値
が0となるパルスCOMPout(図3の(7))を出力す
る。これにより、コンパレータ13の出力信号COMP
outは、アナログ入力電圧S/Houtの大きさに比例した
パルス幅を持つことになる。
【0029】コンパレータ13の出力信号COMPout
は、ANDゲート15の一方の入力端子と負出力モノマ
ルチバイブレータ16とに入力される。ANDゲート1
5の他方の入力端子にはメインクロックCK1が入力さ
れる。これにより、ANDゲート15の出力信号DD1
は図3の(8)のようになる。この信号DD1は、コンパ
レータ13の出力信号COMPoutのハイ期間中(ラン
プ電圧がアナログ入力電圧S/Houtに一致するまでの
間)に含まれるメインクロックCK1の数を表してい
る。したがって、このクロックCK1の数を数えれば、
アナログ入力電圧S/Houtを4ビットのデジタル信号
に変換することが可能である。
【0030】ただし、図3に示すように、信号COMP
outのハイ期間中には、メインクロックCK1の1クロ
ック幅に満たない非完全な余り部分(以下、非完全クロ
ックと呼ぶことにする)が含まれている。この非完全ク
ロックもカウントしてしまうと、デジタル信号の値は1
だけ大きくなってしまう。したがって、このANDゲー
ト15の出力信号DD1をそのままカウンタに出力する
ことはできない。そこで、負出力モノマルチバイブレー
タ16を利用して、信号COMPoutのハイ期間中に含
まれるメインクロックCK1の数を1つ削減した信号D
D2(図3の(9))を生成し、これをカウンタに出力す
るようにしている。
【0031】すなわち、負出力モノマルチバイブレータ
16は、信号COMPoutの立ち上がり(これはメイン
クロックCK1の立ち上がりと同期している)に同期し
て出力がロウになり、そのロウ期間がメインクロックC
K1の1/2クロック期間よりもやや長くなるように設
定した負の単一パルスを出力する。この負出力モノマル
チバイブレータ16の出力信号と、ANDゲート15の
出力信号DD1とがANDゲート17に入力される。こ
のANDゲート17によって2入力のANDをとること
により、カウンタへの出力信号DD2(図3の(9))を
生成している。
【0032】一方、非完全クロックに関しては、当該非
完全クロックの時間に比例した剰余電圧を剰余検出回路
18によって生成し、これを次段の変換処理部に出力す
る。次段の変換処理部では、前段から送られてきた剰余
電圧をアナログ入力電圧INPUTとして入力し、以上
と同様の変換動作を行うことによって、当該剰余電圧を
前段から見て下位に当たる4ビットのデジタル信号に変
換する。
【0033】剰余検出回路18の入力段には、遅延回路
としてのインバータ、ORゲート、RSフリップフロッ
プから成る論理回路が設けられており、コンパレータ1
3の出力信号COMPoutとメインクロックCK1とに
基づいて、図3の(11)のような信号DDoutを生成す
る。この信号DDoutは、コンパレータ13の出力信号
COMPoutの立ち下り(アナログ入力電圧S/Houtと
ランプ電圧とが一致した時点)で1となり、その後のメ
インクロックCK1の立ち上がりで0となるパルス信号
である。このパルス信号DDoutは、MOSスイッチQ
4のゲートに入力される。
【0034】MOSスイッチQ4は、そのソースとドレ
インがコンデンサC2および定電流源Iref*16に接続さ
れている。定電流源Iref*16は、ランプジェネレータ1
2が備えている定電流源Irefの16倍の電流を出力す
るものであり、その一端は接地されている。上述したよ
うに、コンデンサC2には、ランプ電圧の最大値Vref2
が蓄積されている。これにより、パルス信号DDoutの
ハイ期間中にMOSスイッチQ4がオンになると、ラン
プ電圧の最大値Vref2を起点として、図3の(5)に示す
ランプ電圧の16倍の傾斜で電圧が降下する(図3の(1
0))。
【0035】非完全クロックは、メインクロックCK1
の1クロック期間から図3の(11)に示すパルス信号DD
outの期間を差し引いたものである。よって、非完全ク
ロックの時間に比例した剰余電圧とは、このメインクロ
ックCK1の1クロック分とパルス信号DDoutとの差
分に比例した電圧のことを言う。したがって、メインク
ロックCK1の16クロック分に相当する電圧Vref2か
ら、パルス信号DDoutの16倍に相当する電圧を差し
引くといった上述の動作を行うことにより、本来の剰余
電圧を16倍した電圧がDC余りとして得られる。この
計算は、定電流源Iref*16およびコンデンサC2の精度
以外はメインクロックCK1が基準となるので、精度の
高い結果が得られる。
【0036】図4は、各変換処理部1-1〜1-4が備える
デジタル処理部の構成を1つにまとめて示したイメージ
図である。また、図5は、図4に示すデジタル処理部の
動作を説明するための波形図である。図4において、4
ビットカウンタが図の横方向に4個並んでいるのは、そ
れぞれが4つの変換処理部1-1〜1-4の内部に備えられ
ているものであることを表す。また、4ビットカウンタ
が図の縦方向に4個並んでいるのは、変換処理部1-1
-4のそれぞれがタイムシェアリング動作の4層により
構成されていることを表す。例えば、一番左側にある縦
4つの4ビットカウンタは、初段の変換処理部1-1が備
える4層のカウンタである。
【0037】また、20ビットシフトレジスタは、各変
換処理部1-1〜1-4のデジタル処理部が備えるシフトレ
ジスタを全てまとめて示したものである(左端の4ビッ
トの値は0に固定)。この20ビットシフトレジスタが
図の縦方向に4個並んでいるのは、変換処理部1-1〜1
-4のそれぞれがタイムシェアリング動作の4層により構
成されていることを表す。
【0038】図5に示すように、4つの変換処理部1-1
〜1-4のデジタル処理部が備える4層の4ビットカウン
タ(合計16個のカウンタ)および4層の20ビットシ
フトレジスタは、制御パルスCP1〜CP4のハイ期間
中に動作する。これらの制御パルスCP1〜CP4は、
44.1KHzのサンプルクロックCKsの1クロック
期間に相当するパルス幅を持っている。図4および図5
では、各カウンタおよび各シフトレジスタの動作タイミ
ングをハッチングの種類で区別して示した。
【0039】例えば制御パルスCP1のハイ期間中は、
1段目の変換処理部1-1の第1層の4ビットカウンタ、
2段目の変換処理部1-2の第4層の4ビットカウンタ、
3段目の変換処理部1-3の第3層の4ビットカウンタ、
4段目の変換処理部1-4の第2層の4ビットカウンタが
動作し、第1層の20ビットシフトレジスタから4ビッ
ト分の0に続いて16ビットのデジタル信号が出力され
る。このように、4つの変換処理部1-1〜1-4が備える
4層のデジタル処理部が並直列変換動作をすることによ
り、A/D変換速度の向上を図っている。
【0040】図6〜図9は、各変換処理部1-1〜1-4
内部構成をアナログ処理部とデジタル処理部とを合わせ
て示した回路図である。これらの図において、図2に示
した符号と同一の符号を付したものは互いに同一の機能
を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略
する。また、図6〜図9はほぼ同様の構成を有している
ので、これらのうち何れかを代表として説明する。
【0041】例えば図6について説明すると、4つの4
ビットカウンタ21-1〜21-4によって図1に示したカ
ウンタ2-1が構成され、4つの8ビットシフトレジスタ
(MSBから4ビットは0に固定)22-1〜22-4によ
って図1に示したシフトレジスタ3-1が構成される。C
LR1〜CLR4は4ビットカウンタ21-1〜21-4
クリアするためのタイミングクロック、LD1〜LD4
は4ビットカウンタ21-1〜21-4から8ビットシフト
レジスタ22-1〜22-4へのデータロードを制御するた
めのタイミングクロック、CK0は8ビットシフトレジ
スタ22-1〜22-4のシフト動作を制御するためのタイ
ミングクロックである。
【0042】1組のANDゲート23-1〜23-4は、メ
インクロックCK1と、ANDゲート17の出力信号D
D2と、制御パルスCP1〜CP4とのANDを演算す
る。4ビットカウンタ21-1〜21-4は、ANDゲート
23-1〜23-4より出力されるクロック数をカウントす
る。もう1組のANDゲート24-1〜24-4は、シフト
クロックCK0と、ANDゲート17の出力信号DD2
と、制御パルスCP1〜CP4とのANDを演算する。
8ビットシフトレジスタ22-1〜22-4は、これらのA
NDゲート24-1〜24-4より出力されるクロックに同
期してシフト動作を実行する。
【0043】すなわち、ロードクロックLD1〜LD4
によって8ビットシフトレジスタ22-1〜22-4に保持
されたカウント値(4ビットのデジタル信号)は、シフ
トクロックCK0の印加に応じて、2段目の変換処理部
-2が備える4ビットシフトレジスタ32-1〜32
-4(図7)に送られる。このとき、2段目の4ビットシ
フトレジスタ32-1〜32-4に保持されていた4ビット
のデジタル信号は、同じシフトクロックCK0の印加タ
イミングで3段目の4ビットシフトレジスタ42-1〜4
-4(図8)に送られ、3段目の4ビットシフトレジス
タ42-1〜42-4に保持されていた4ビットのデジタル
信号は4段目の4ビットシフトレジスタ52 -1〜52-4
(図9)に送られる。
【0044】最終段の変換処理部1-4では、図9に示す
ように、4ビットシフトレジスタ52-1〜52-4の出力
側に接続された出力バッファ回路55-1〜55-4を介し
てデジタル信号が出力される。すなわち、各変換処理部
-1〜1-4のシフトレジスタ22-1〜22-4,32-1
32-4,42-1〜42-4,52-1〜52-4(図1のシフ
トレジスタ3-1〜3-4に相当)により構成される20ビ
ットシフトレジスタに保持されている16ビットのデジ
タル信号が、シフトクロックCK0が印加されている期
間中に出力バッファ回路55-1〜55-4を介して全て出
力される。なお、最終段の変換処理部1-4には、アナロ
グ処理部において剰余電圧を検出するための回路は不要
であり、実際そのような回路は備えられていない。
【0045】以上詳しく説明したように、本実施形態に
よれば、4ビット単位の変換処理部を多段接続し、各変
換処理部においてアナログ入力電圧に応じたクロック数
をカウントして4ビットのデジタル信号を求めるととも
に、前段の変換処理部で求めた剰余電圧を次段の変換処
理部に送ってA/D変換を行うようにしたので、全体と
して16ビットの高分解能を実現することができる。ま
た、個々の変換処理部では4ビットの分解能を達成すれ
ば良く、カウンタのクロック周波数を高くしなくても済
む。これにより、クロックパルスの波形歪みなどの誤差
原因となる要素を少なくすることができ、高分解能を達
成しつつもA/D変換精度を向上させることができる。
【0046】また、本実施形態によれば、ある変換処理
部で求めた剰余電圧を16倍(変換処理部の分解能に応
じた倍率で、今の例の場合は24倍)して次段の変換処
理部に送るようにしたので、小さい剰余電圧そのものを
用いてクロック数をカウント可能とするためにクロック
周波数を上げる必要がなく、次段の変換処理部でも前段
と同じクロック周波数に基づいて動作することが可能と
なる。しかも、DCで16倍しているので、S/Nが劣
化することもなく、高いA/D変換精度を保つことがで
きる。
【0047】また、本実施形態によれば、ランプ電圧の
最大値Vref2を利用して剰余電圧の検出のし方を工夫し
たことにより、ある変換処理部で求めたDC余りを次段
の変換処理部にダイレクトに送ることができる。上位ビ
ットの変換処理部でA/D変換をした結果をD/A変換
することによってアナログ量に戻し、これと入力アナロ
グ信号との差分をとってその差信号を下位ビットの変換
処理部に送るといった方式も考えられるが、これに比べ
て処理を大幅に簡素化することができる。
【0048】しかも、上述したように本実施形態では、
ある変換処理部で求めた剰余電圧を16倍して次段の変
換処理部に送るようにしているので、2段目以降の変換
処理部においても、1段目と全く同じクロック周波数の
タイミングでA/D変換を行うことができ、精度を出す
ために緩やかに積分を行う必要もない。したがって、A
/D変換の精度を保ちながら変換速度の高速化を十分に
図ることができる。
【0049】さらに、本実施形態では、複数の変換処理
部が備えるデジタル処理部をそれぞれ4層の構成とし、
これらによってA/D変換を並直列動作させるようにし
たので、A/D変換の速度を更に高速化することができ
る。
【0050】また、積分(ランプ電圧の生成)を行うた
めに必要な基準電圧Vrefは1種類で良いため、そのた
めの回路構成が複雑になることがない。また、上述した
差信号を得るためにD/A変換装置を設けたり、A/D
変換速度を速くするためにコンパレータを数多く設けた
りする必要などもないので、回路規模の大型化やコスト
上昇等の問題も回避することができる。さらに、多段接
続される複数の変換処理部はほぼ共通の構成なので、半
導体チップへの集積化が非常に容易である。
【0051】なお、上記実施形態では、16ビット分解
能のA/D変換装置を4ビット単位の変換処理部に4分
割して構成する例について説明したが、この分解能およ
び分割数は単なる例であって、これに限定されるもので
はない。
【0052】また、上記実施形態では、全ての変換処理
部がアナログ処理部とデジタル処理部とをそれぞれ備え
る例について説明したが、回路規模の縮小を重視する場
合等には、例えばアナログ処理部については全体で1つ
のみ設け、これを各変換処理部が共通に使用するように
しても良い。この場合、アナログ処理部の信号入力段に
スイッチ回路を設け、そのスイッチ回路に、A/D変換
の対象となるアナログ信号と、アナログ処理部から出力
されるDC余りとを入力し、何れかを選択して処理する
ようにすれば良い(最初はアナログ信号を選択し、それ
以降はDC余りを選択する)。
【0053】また、上記実施形態では、各変換処理部で
4ビットのカウント値を得る際に、メインクロックCK
1の数を1つ減らした信号DD2を得るために負出力モ
ノマルチバイブレータ16を用いる例について説明した
が、これに限定されるものではない。例えば、パルス信
号CK16よりもメインクロックCK1の1クロック分
だけ遅く立ち上がってパルスCK16と同じタイミング
で立ち下がるパルス信号CK15を生成し、これを更に
ANDゲート15の入力に加えるようにしても良い。こ
の場合、負出力モノマルチバイブレータ16とANDゲ
ート17は不要となり、ANDゲート15の出力信号が
そのままDD2となる。
【0054】また、上記実施形態では、基準電圧Vref1
(A/D変換対象となるアナログ電圧の最小値よりもや
や小さい値)から徐々に上昇するランプ電圧を用いてク
ロック数のカウントを行うようにしたが、逆に、A/D
変換対象となるアナログ電圧の最大値よりもやや大きい
基準電圧から徐々に下降する電圧を用いてクロック数の
カウントを行うようにしても良い。
【0055】その他、以上に説明した実施形態は、本発
明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに
過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解
釈されてはならないものである。すなわち、本発明はそ
の精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、
様々な形で実施することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
路規模を大きくすることなく、A/D変換の速度向上お
よび分解能向上の双方を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態によるA/D変換装置の概略構成を
示す図である。
【図2】各変換処理部が備えるアナログ処理部の構成を
示す回路図である。
【図3】図2に示したアナログ処理部の動作を説明する
ための波形図である。
【図4】各変換処理部が備えるデジタル処理部の構成を
1つにまとめて示すイメージ図である。
【図5】図4に示したデジタル処理部の動作を説明する
ための波形図である。
【図6】1段目の変換処理部の内部構成をアナログ処理
部とデジタル処理部とを合わせて示した回路図である。
【図7】2段目の変換処理部の内部構成をアナログ処理
部とデジタル処理部とを合わせて示した回路図である。
【図8】3段目の変換処理部の内部構成をアナログ処理
部とデジタル処理部とを合わせて示した回路図である。
【図9】4段目の変換処理部の内部構成をアナログ処理
部とデジタル処理部とを合わせて示した回路図である。
【図10】従来の積分型A/D変換装置の構成および動
作を示す図である。
【図11】従来の比較型A/D変換装置の構成を示す図
である。
【符号の説明】 1-1〜1-4 変換処理部 2-1〜2-4 カウンタ 3-1〜3-4 シフトレジスタ 11 サンプルホールド回路 12 ランプジェネレータ 13 コンパレータ 14 サンプルホールド回路 15 ANDゲート 16 負出力モノマルチバイブレータ 17 ANDゲート 18 剰余検出回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ信号を所定ビット単位でデジタ
    ル信号に変換するアナログデジタル変換装置であって、 所定の基準電圧から一定の割合で変化するランプ電圧を
    発生するランプ電圧発生回路と、 上記ランプ電圧とアナログ入力電圧とが一致するまでの
    間に含まれる完全クロック数をカウントし、上記アナロ
    グ入力電圧に比例した所定ビット数のデジタル信号を出
    力するカウンタ回路と、 上記ランプ電圧と上記アナログ入力電圧とが一致するま
    での間に含まれる上記完全クロック以外の非完全クロッ
    クを検出し、上記非完全クロックの時間に比例した電圧
    を剰余電圧として出力する剰余検出回路とを備え、 最初は上記ランプ電圧が上記アナログ信号の入力電圧に
    一致するまでの間に含まれる完全クロック数をカウント
    して上記所定ビット数のデジタル信号を出力し、以降は
    上記ランプ電圧が上記剰余電圧に一致するまでの間に含
    まれる完全クロック数をカウントして上記所定ビット数
    のデジタル信号を出力するようにしたことを特徴とする
    アナログデジタル変換装置。
  2. 【請求項2】 上記剰余検出回路は、分解能に応じて数
    倍した値の剰余電圧を出力することを特徴とする請求項
    1に記載のアナログデジタル変換装置。
  3. 【請求項3】 上記剰余検出回路は、上記ランプ電圧と
    上記アナログ入力電圧とが一致してから次のクロックが
    始まるまでの時間に比例した電圧を上記分解能に応じて
    数倍した電圧値を、上記ランプ電圧の最大値から引くこ
    とによって、上記分解能に応じて数倍した値の剰余電圧
    を求めることを特徴とする請求項2に記載のアナログデ
    ジタル変換装置。
  4. 【請求項4】 アナログ信号を所定ビット単位でデジタ
    ル信号に変換する変換処理部を複数段接続し、それぞれ
    の変換処理部が上記ランプ電圧発生回路、上記カウンタ
    回路および上記剰余検出回路を備え、前段の変換処理部
    から出力された上記剰余電圧を後段の変換処理部に上記
    アナログ入力電圧として入力するように成し、上記複数
    段の変換処理部を並列動作させるようにしたことを特徴
    とする請求項1〜3の何れか1項に記載のアナログデジ
    タル変換装置。
  5. 【請求項5】 所定ビット単位でアナログ信号をデジタ
    ル信号に変換する変換処理部を複数段接続し、各変換処
    理部においてアナログ入力電圧に応じたクロック数をカ
    ウントして所定ビットのデジタル信号を求めるととも
    に、上記各変換処理部でカウントされない非完全クロッ
    クの長さに比例した剰余電圧を求めて次段の変換処理部
    に送り、当該次段の変換処理部が上記剰余電圧を上記ア
    ナログ入力電圧として処理するようにし、上記各変換処
    理部において求めた所定ビットのデジタル信号を全体と
    して所望分解能のデジタル信号として出力するようにし
    たことを特徴とするアナログデジタル変換装置。
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