JP2003032112A - アナログ−デジタル変換回路およびその直流バイアス電圧発生方法 - Google Patents

アナログ−デジタル変換回路およびその直流バイアス電圧発生方法

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JP2003032112A
JP2003032112A JP2001218164A JP2001218164A JP2003032112A JP 2003032112 A JP2003032112 A JP 2003032112A JP 2001218164 A JP2001218164 A JP 2001218164A JP 2001218164 A JP2001218164 A JP 2001218164A JP 2003032112 A JP2003032112 A JP 2003032112A
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Norihiro Nikai
教広 二改
Kenichi Kato
健一 加藤
Yasuyuki Kimura
安行 木村
Atsushi Wada
淳 和田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログ−デジタル変換器における各スイッ
チからスイッチングノイズが発生しても、直流バイアス
電圧およびアナログ入力信号に影響を与えることなく高
精度なアナログ−デジタル変換を行うことが可能なアナ
ログ−デジタル変換回路およびその直流バイアス電圧発
生方法を提供することである。 【解決手段】 各サブA/Dコンバータ9のリファレン
ス電圧を発生するn個の直列抵抗rとは独立に高電位側
リファレンス電圧VRTを受けるノードVRTinと低
電位側リファレンス電圧VRBを受けるノードVRBi
nとの間に直列抵抗R1,R2を直列に接続することに
より、外部アナログ入力信号VAの交流成分をバイアス
する直流バイアス電圧VRT1を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ−デジタ
ル変換回路およびその直流バイアス電圧発生方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオ信号のデジタル処理技術の
進歩に伴い、ビデオ信号処理用のアナログ−デジタル変
換回路(A/Dコンバータ)の需要が大きくなってい
る。ビデオ信号処理用のアナログ−デジタル変換回路に
は高速変換動作が要求されるため、従来、2ステップフ
ラッシュ(2ステップパラレル)方式が広く用いられて
いた。
【0003】しかし、変換ビット数の増大に伴い、2ス
テップフラッシュ方式では十分な変換精度が得られなく
なってきたため、多段パイプライン(ステップフラッシ
ュ)構成を有するアナログ−デジタル変換回路が開発さ
れた。
【0004】図3は従来のアナログ−デジタル変換回路
の構成を示すブロック図である。図3のアナログ−デジ
タル変換回路は、10ビット4段パイプライン構成を有
する。このアナログ−デジタル変換回路91は、LSI
(Large Scale Integrated circuit)チップchに構成
される。
【0005】図3において、アナログ−デジタル変換回
路91は、サンプルホールド回路92、1段目の回路9
3、2段目の回路94、3段目の回路95、4段目の回
路96、複数のラッチ回路97、出力回路98およびボ
ルテージホロワ回路102から構成されている。
【0006】1段目(初段)〜3段目の回路93〜95
は、アナログ−デジタル変換器(以下、サブA/Dコン
バータと呼ぶ)99、デジタル−アナログ変換器(以
下、サブD/Aコンバータと呼ぶ)100、および差分
増幅器101を備える。4段目(最終段)の回路96は
サブA/Dコンバータ99のみを備える。
【0007】1段目の回路93は4ビット構成、2〜4
段目の回路94〜96はそれぞれ2ビット構成である。
1〜3段目の回路93〜95において、サブA/Dコン
バータ99およびサブD/Aコンバータ100のビット
数(ビット構成)は同じに設定されている。
【0008】また、図3に示すように、アナログ−デジ
タル変換回路91には、サブA/Dコンバータ99から
直流バイアス電圧VRT1を取るための配線Lが設けら
れ、ボルテージホロワ回路102を介してノードVRT
1outに接続されている。ノードVRT1outは、
LSIチップchの外部にあるバイアス抵抗Rbias
を介してノードVAinに接続されている。
【0009】外部アナログ入力信号Vinは、直流成分
を阻止する直流阻止容量Cinを介してノードVAin
に入力される。外部アナログ入力信号Vinの直流成分
が直流阻止容量Cinにより阻止され、外部アナログ入
力信号Vinの交流成分がノードVAinに与えられ
る。
【0010】サブA/Dコンバータ99により生成され
た直流バイアス電圧VRT1は、ボルテージホロワ回路
102およびバイアス抵抗Rbiasを介して、外部ア
ナログ入力信号Vinの交流成分を直流バイアスする。
なお、ボルテージホロワ回路102は、直流バイアス電
圧VRT1が異常な値であった場合に入力側に異常を伝
えないためのバッファの役割を担っている。
【0011】このようにして、直流バイアス電圧VRT
1を中心に外部アナログ入力信号Vinの交流成分が重
ね合わされたアナログ入力信号VAがノードVAinを
介してアナログ−デジタル変換回路91に入力され、ア
ナログ−デジタル変換が行われる。
【0012】次に、アナログ−デジタル変換回路91の
動作を説明する。サンプルホールド回路92は、ノード
VAinを介して入力されたアナログ入力信号VAをサ
ンプリングして一定時間保持する。サンプルホールド回
路92から出力されたアナログ入力信号VAは、1段目
の回路93へ転送される。
【0013】1段目の回路93において、サブA/Dコ
ンバータ99はアナログ入力信号VAに対してアナログ
−デジタル変換を行う。サブA/Dコンバータ99のア
ナログ−デジタル変換結果である上位4ビットのデジタ
ル出力(29 ,28 ,27 ,26 )は、サブD/Aコン
バータ100へ転送されるとともに、4つのラッチ回路
97を介して出力回路98へ転送される。差分増幅器1
01は、サブD/Aコンバータ100のデジタル−アナ
ログ変換結果とアナログ入力信号VAとの差分を増幅す
る。その差分増幅器101の出力は2段目の回路94へ
転送される。
【0014】2段目の回路94においては、1段目の回
路93の差分増幅器101の出力に対して、1段目の回
路93と同様の動作が行われる。また、3段目の回路9
5においては、2段目の回路94の差分増幅器101の
出力に対して、1段目の回路93と同様の動作が行われ
る。そして、2段目の回路94から中上位2ビットのデ
ジタル出力(25 ,24 )が得られ、3段目の回路95
から中下位2ビットのデジタル出力(23 ,22 )が得
られる。
【0015】4段目の回路96においては、3段目の回
路95の差分増幅器101の出力に対して、サブA/D
コンバータ99がアナログ−デジタル変換を行い、下位
2ビットのデジタル出力(21 ,20 )が得られる。
【0016】1〜4段目の回路93〜96のデジタル出
力は各ラッチ回路97を経て同時に出力回路98に到達
する。すなわち、各ラッチ回路97は各回路93〜96
のデジタル出力の同期をとるために設けられている。
【0017】出力回路98はアナログ入力信号VAの1
0ビットのデジタル出力Doutを必要な場合はデジタ
ル補正処理後パラレル出力する。
【0018】このように、アナログ−デジタル変換回路
91においては、各段の回路93〜95において、アナ
ログ入力信号VAまたは前段の回路93,94の差分増
幅器101の出力と、その段の回路93〜95のデジタ
ル出力のデジタルーアナログ変換結果との差分が差分増
幅器101によって増幅される。
【0019】そのため、変換ビット数が増大してLSB
(Least Significant Bit)が小さくなっても、サブA
/Dコンバータ99を構成する各コンパレータの分解能
を実質的に向上させることが可能になり、十分な変換精
度が得られる。
【0020】図4は図3のアナログ−デジタル変換回路
におけるサブA/DコンバータおよびサブD/Aコンバ
ータの回路図である。図4のサブA/Dコンバータ99
は全並列比較(フラッシュ)方式アナログ−デジタル変
換器であり、サブD/Aコンバータ100は容量アレイ
方式デジタル−アナログ変換器である。
【0021】サブA/Dコンバータ99は、n個の直列
抵抗r、およびn個のコンパレータD0〜Dn−1から
構成される。すべての抵抗rは同じ抵抗値を有し、高電
位側リファレンス電圧VRTを受けるノードVRTin
と低電位側リファレンス電圧VRBを受けるノードVR
Binとの間に直列に接続されている。ここで、ノード
VRBinとノードVRTinとの間のn個の直列抵抗
r間の電圧をそれぞれΔVR(0)〜ΔVR(n−1)
とする。
【0022】各コンパレータD0〜Dn−1の正入力端
子にはアナログ入力信号VA(ノードVAinからのア
ナログ入力信号VAまたは前段の回路93〜95の差分
増幅器101の出力)が入力される。また、各コンパレ
ータD0〜Dn−1の負入力端子には、それぞれノード
VRBinとノードVRTinとの間のn個の直列抵抗
r間のリファレンス電圧ΔVR(0)〜ΔVR(n−
1)が印加される。
【0023】それにより、各コンパレータD0〜Dn−
1の出力は、それぞれアナログ入力信号VAがリファレ
ンス電圧ΔVR(0)〜ΔVR(n−1)よりも高い場
合には、ハイレベルとなり、それぞれアナログ入力信号
VAがリファレンス電圧ΔVR(0)〜ΔVR(n−
1)よりも低い場合には、ローレベルとなる。
【0024】サブD/Aコンバータ100は、アレイ状
に接続されたそれぞれn個のスイッチE0〜En−1,
F0〜Fn−1,G0〜Gn−1,H0〜Hn−1、n
個の正側コンデンサB0〜Bn−1、およびn個の負側
コンデンサC0〜Cn−1から構成される。
【0025】コンデンサB0〜Bn−1,C0〜Cn−
1はすべて同じ容量値cを有する。コンデンサB0〜B
n−1の一方の端子(以下、出力端子と呼ぶ)からは正
側差動出力電圧VDA(+)が生成され、コンデンサC
0〜Cn−1の一方の端子(以下、出力端子という)か
らは負側差動出力電圧VDA(−)が生成される。な
お、各コンデンサB0〜Bn−1,C0〜Cn−1の他
方の端子を入力端子と呼ぶ。
【0026】各スイッチE0〜En−1の一方の端子は
ノードVRTinに接続され、他方の端子はコンデンサ
B0〜Bn−1の入力端子に接続されている。各スイッ
チF0〜Fn−1の一方の端子はノードVRTinに接
続され、他方の端子はコンデンサC0〜Cn−1の入力
端子に接続されている。各スイッチG0〜Gn−1の一
方の端子はノードVRBinに接続され、他方の端子は
コンデンサB0〜Bn−1の入力端子に接続されてい
る。各スイッチH0〜Hn−1の一方の端子はノードV
RBinに接続され、他方の端子はコンデンサC0〜C
n−1の入力端子に接続されている。
【0027】各スイッチE0〜En−1,F0〜Fn−
1,G0〜Gn−1,H0〜Hn−1はそれぞれ同一番
号のスイッチで4連スイッチを構成する。例えば、スイ
ッチE0,F0,G0,H0は1連であり、スイッチE
n−1,Fn−1,Gn−1,Hn−1も1連である。
そして、各スイッチE0〜En−1,F0〜Fn−1,
G0〜Gn−1,H0〜Hn−1はそれぞれ各コンパレ
ータD0〜Dn−1の出力レベルに従ってオンオフ動作
する。例えば、コンパレータDn−1の出力がハイレベ
ルの場合、スイッチEn−1,Hn−1がオンし、スイ
ッチGn−1,Fn−1はオフする。逆に、コンパレー
タDn−1の出力がローレベルの場合、スイッチEn−
1,Hn−1がオフし、スイッチGn−1,Fn−1が
オンする。
【0028】次に、サブD/Aコンバータ100の動作
を説明する。初期条件では、各コンデンサB0〜Bn−
1の入力端子および出力端子の電圧が共に0Vであり、
各スイッチE0〜En−1,F0〜Fn−1,G0〜G
n−1,H0〜Hn−1はすべてオフしている。したが
って、初期条件では、すべてのコンデンサB0〜Bn−
1,C0〜Cn−1に蓄えられた電荷(電気量)Q1=
0である。
【0029】ここで、n個のコンパレータD0〜Dn−
1のうちm個の出力がハイレベルになった場合、各スイ
ッチE0〜En−1のうちm個がオンして(n−m)個
がオフし、各スイッチG0〜Gn−1のうち(n−m)
個がオンしてm個がオフする。この各スイッチE0〜E
n−1,G0〜Gn−1のオンオフ動作に従って、すべ
てのコンデンサB0〜Bn−1に蓄えられる電荷Q2は
次式(A1)で表される。
【0030】 Q2=m(VRT−VDA(+))c+(n−m)(VRB−VDA(+)) c…(A1) 電荷保存則より、Q1=Q2である。したがって、正側
差動出力電圧VDA(+)は次式(A2)で表される。
【0031】 VDA(+)=VRB+m(VRT−VRB)/n…(A2) 一方、n個のコンパレータD0〜Dn−1のうちm個の
出力がハイレベルになった場合、各スイッチH0〜Hn
−1のうちm個がオンして(n−m)個がオフし、各ス
イッチF0〜Fn−1のうち(n−m)個がオンしてm
個がオフする。この各スイッチH0〜Hn−1,F0〜
Fn−1のオンオフ動作に従って、すべてのコンデンサ
C0〜Cn−1に蓄えられる電荷Q3は次式(A3)で
表される。
【0032】 Q3=(n−m)(VRT−VDA(−))c+m(VRB−VDA(−)) c…(A3) 電荷保存則より、Q1=Q3である。したがって、負側
差動出力電圧VDA(−)は次式(A4)で表される。
【0033】 VDA(−)=VRT−m(VRT−VRB)/n…(A4) したがって、上式(A2),(A4)より、差分電圧Δ
VDAは式(A5)で表される。
【0034】 ΔVDA=VDA(+)−VDA(−) =VRB−VRT+2m(VRT−VRB)/n…(A5) これにより、差動出力の1LSBはmを変数とする式
(A5)の傾きとして次式(A6)で表される。
【0035】 1LSB=2(VRT−VRB)/n …(A6) ここで、ノードVRTinとノードVRBinとの間に
接続されるn個の直列抵抗r間のノードのうち任意のm
番目のノードN20の電圧を直流バイアス電圧VRT1
として設定する。この直流バイアス電圧VRT1は、配
線Lを介してボルテージホロワ回路102に与えられ
る。
【0036】このように、サブA/Dコンバータ99の
各リファレンス電圧ΔVR(i)(i=0〜n−1)生
成用のn個の直列抵抗rにより直流バイアス電圧VRT
1が生成される。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】上記のサブA/Dコン
バータ99のコンパレータD0〜Dn−1は、例えば特
開平11−112305号公報に示されるように、演算
増幅器、コンデンサおよびスイッチにより構成される。
また、上記のように、サブD/Aコンバータ100に
は、アレイ状のスイッチE0〜En−1,G0〜Gn−
1,F0〜Fn−1,H0〜Hn−1を含む。それによ
り、サブA/Dコンバータ99およびサブD/Aコンバ
ータ100にはスイッチングノイズが発生する。
【0038】以上に述べたようなパイプライン型アナロ
グ−デジタル変換回路91においては、サブA/Dコン
バータ99およびサブD/Aコンバータ100において
発生するスイッチングノイズがn個の直列抵抗rを通し
て直流バイアス電圧VRT1に混入することによりアナ
ログ入力信号VAが変動する結果となっていた。そのた
め、高精度なアナログ−デジタル変換を行うことが困難
であった。
【0039】本発明の目的は、アナログ−デジタル変換
器における各スイッチからスイッチングノイズが発生し
ても、直流バイアス電圧およびアナログ入力信号に影響
を与えることなく高精度なアナログ−デジタル変換を行
うことが可能なアナログ−デジタル変換回路およびその
直流バイアス電圧発生方法を提供することである。
【0040】
【課題を解決するための手段および発明の効果】(1)
第1の発明 第1の発明に係るアナログ−デジタル変換回路は、外部
からアナログ信号を受ける入力ノードと、第1の基準電
圧を受ける第1のノードと、第2の基準電圧を受ける第
2のノードとを有するとともに、複数段の回路からなる
多段パイプライン構成を有し、最終段の回路を除く各段
の回路は、アナログ−デジタル変換器、デジタル−アナ
ログ変換器および差分増幅器を含むアナログ−デジタル
変換回路であって、各段の回路のアナログ−デジタル変
換器に与える基準電圧を発生するための第1の抵抗回路
が第1のノードと第2のノードとの間に接続され、入力
ノードに与える直流バイアス電圧を発生するための第2
の抵抗回路が第1の抵抗回路とは独立に第1のノードと
第2のノードとの間に接続されたものである。
【0041】本発明に係るアナログ−デジタル変換回路
においては、多段パイプライン構成を有するアナログ−
デジタル変換回路の入力ノードに外部からのアナログ信
号が入力される。第1の基準電圧を受ける第1のノード
と第2の基準電圧を受ける第2のノードとの間に第1の
抵抗回路が設けられ、各段の回路のアナログ−デジタル
変換器に与える基準電圧を発生させる。さらに、第1の
基準電圧を受ける第1のノードと第2の基準電圧を受け
る第2のノードの間に第1の抵抗回路とは独立した第2
の抵抗回路が設けられ、第2の抵抗回路において発生し
た直流バイアス電圧が入力ノードに与えられる。それに
より、直流バイアス電圧にアナログ信号が重ね合わされ
る。
【0042】このようにして、直流バイアスされたアナ
ログ信号がアナログ−デジタル変換回路の各段の回路の
アナログ−デジタル変換器、デジタル−アナログ変換器
および差分増幅器によりアナログ−デジタル変換され
る。
【0043】このように、第1の基準電圧を受ける第1
のノードと第2の基準電圧を受ける第2のノードとの間
に第1の抵抗回路と第2の抵抗回路とがそれぞれ独立に
設けられており、第1の抵抗回路により各段の回路のア
ナログ−デジタル変換器に与える基準電圧を発生させ、
第2の抵抗回路により入力ノードに与える直流バイアス
電圧を発生させる。
【0044】これにより、各段の回路のアナログ−デジ
タル変換器においてスイッチングノイズが発生しても第
2の抵抗回路には影響を与えないため、入力ノードに与
える直流バイアス電圧の変動を抑えることができ、高精
度で安定したアナログ−デジタル変換を行うことができ
る。
【0045】(2)第2の発明 第2の発明に係るアナログ−デジタル変換回路は、外部
からアナログ信号を受ける入力ノードと、第1の基準電
圧を受ける第1のノードと、第2の基準電圧を受ける第
2のノードとを有するとともに、複数段の回路からなる
多段パイプライン構成を有し、最終段を除く各段の回路
は、入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する
アナログ−デジタル変換器と、アナログ−デジタル変換
器から出力されるデジタル信号をアナログ信号に変換す
るデジタル−アナログ変換器と、入力されたアナログ信
号とデジタル−アナログ変換器から出力されたアナログ
信号との差分を増幅する差分増幅器とを含み、各段の回
路のアナログ−デジタル変換器は、第1のノードと第2
のノードとの間に直列に接続された複数の抵抗からなり
かつ複数の基準電圧を発生するための第1の抵抗回路
と、第1の抵抗回路により発生される複数の基準電圧と
入力されたアナログ信号とをそれぞれ比較するための複
数の比較器とを含み、第1のノードと第2のノードとの
間に直列に接続された複数の抵抗からなりかつ入力ノー
ドに与える直流バイアス電圧を発生するための第2の抵
抗回路が各段のアナログ−デジタル変換器の第1の抵抗
回路とは独立に設けられたものである。
【0046】本発明に係るアナログ−デジタル変換回路
においては、多段パイプライン構成を有するアナログ−
デジタル変換回路の入力ノードに外部からのアナログ信
号が入力され、アナログ−デジタル変換回路の各段の回
路のアナログ−デジタル変換器によってアナログ−デジ
タル変換され出力される。
【0047】この場合、第1の基準電圧を受ける第1の
ノードと第2の基準電圧を受ける第2のノードとの間に
第1の抵抗回路が設けられ、入力されたアナログ信号と
第1の抵抗回路において発生した複数の基準電圧とがア
ナログ−デジタル変換器の複数の比較器によりそれぞれ
比較されることによってアナログ−デジタル変換され
る。また、次の段のためにデジタル−アナログ変換器に
よってデジタル−アナログ変換され、差分増幅器によ
り、入力されたアナログ信号とデジタル−アナログ変換
器から出力されたアナログ信号との差分が増幅される。
【0048】さらに、第1の基準電圧を受ける第1のノ
ードと第2の基準電圧を受ける第2のノードとの間に第
1の抵抗回路とは独立した第2の抵抗回路が設けられ、
第2の抵抗回路において発生した直流バイアス電圧が入
力ノードに与えられる。それにより、直流バイアス電圧
にアナログ信号が重ね合わされ、アナログ信号が直流バ
イアスされる。
【0049】このように、第1の基準電圧を受ける第1
のノードと第2の基準電圧を受ける第2のノードとの間
に第1の抵抗回路と第2の抵抗回路とがそれぞれ独立に
設けられており、第1の抵抗回路により各段の回路のア
ナログ−デジタル変換器に与える基準電圧を発生させ、
第2の抵抗回路により入力ノードに与える直流バイアス
電圧を発生させる。
【0050】これにより、各段の回路のアナログ−デジ
タル変換器の複数の比較器においてスイッチングノイズ
が発生しても第2の抵抗回路には影響を与えないため、
入力ノードに与える直流バイアス電圧の変動を抑えるこ
とができ、高精度で安定したアナログ−デジタル変換を
行うことができる。
【0051】(3)第3の発明 第3の発明に係るアナログ−デジタル変換回路は、第2
の発明に係るアナログ−デジタル変換回路の構成におい
て、最終段を除く各段の回路のデジタル−アナログ変換
器は、複数の容量からなる容量アレイと、第1のノード
と容量アレイの複数の容量の一端との間にそれぞれ接続
された複数の第1のスイッチと、第2のノードと容量ア
レイの複数の容量の一端との間にそれぞれ接続された複
数の第2のスイッチとを含み、容量アレイの複数の容量
の他端は、アナログ信号を出力する共通の出力ノードに
接続され、複数の第1のスイッチおよび複数の第2のス
イッチは、同じ段の回路のアナログ−デジタル変換器の
複数の比較器の出力信号によりオンオフするものであ
る。
【0052】この場合、最終段を除く各段の回路のデジ
タル−アナログ変換器において、同じ段の回路のアナロ
グ−デジタル変換器の複数の比較器の出力信号により複
数の第1および第2のスイッチがオンオフすることによ
り、容量アレイの複数の容量に第1の基準電圧または第
2の基準電圧により電荷が蓄積される。それにより、ア
ナログ−デジタル変換器により出力されるデジタル信号
に対応するアナログ信号が出力される。
【0053】上記のように、第1の基準電圧を受ける第
1のノードと第2の基準電圧を受ける第2のノードとの
間に第1の抵抗回路と第2の抵抗回路とがそれぞれ独立
に設けられている。したがって、最終段を除く各段の回
路のデジタル−アナログ変換器の複数の第1および第2
のスイッチにおいてスイッチングノイズが発生しても第
2の抵抗回路には影響を与えないため、入力ノードに与
える直流バイアス電圧の変動を抑えることができ、高精
度で安定したアナログ−デジタル変換を行うことができ
る。
【0054】(4)第4の発明 第4の発明に係るアナログ−デジタル変換回路は、第1
〜第3のいずれかの発明に係るアナログ−デジタル変換
回路の構成において、第2の抵抗回路が、複数段の回路
とともに共通の集積回路に内蔵されたものである。
【0055】この場合、1つの集積回路内で、第1の抵
抗回路により各段の回路のアナログ−デジタル変換器に
与える基準電圧を発生させるとともに、第2の抵抗回路
により入力ノードに与える直流バイアス電圧を発生させ
ることができるため、高精度で安定したアナログ−デジ
タル変換回路全体の面積を小さく抑えることができる。
【0056】(5)第5の発明 第5の発明に係るアナログ−デジタル変換回路は、第1
〜第4のいずれかの発明に係るアナログ−デジタル変換
回路の構成において、第2の抵抗回路の抵抗値が、複数
段の回路内の第1の抵抗回路の合成抵抗値より大きいも
のである。
【0057】この場合、第2の抵抗回路に流れる電流が
複数段の回路内にある複数の基準電圧を生成する第1の
抵抗回路に流れる電流の合計に比べて少ないので、第1
のノードと第2のノードとの間の消費電流の増加を抑制
し、効率よくアナログ−デジタル変換を行うことができ
る。
【0058】(6)第6の発明 第6の発明に係るアナログ−デジタル変換回路は、第1
〜第5のいずれかの発明に係るアナログ−デジタル変換
回路の構成において、第2の抵抗回路の抵抗値が、複数
段の回路内の第1の抵抗回路の合成抵抗値の2倍以上で
あるものである。
【0059】この場合、第2の抵抗回路に流れる電流が
複数段の回路内にある複数の基準電圧を生成する第1の
抵抗回路に流れる電流の合計に比べて十分に少ないの
で、第1のノードと第2のノードとの間の消費電流の増
加を抑制し、効率よくアナログ−デジタル変換を行うこ
とができる。
【0060】(7)第7の発明 第7の発明に係るアナログ−デジタル変換回路は、第1
〜第6のいずれかの発明に係るアナログ−デジタル変換
回路の構成において、アナログ−デジタル変換器および
デジタル−アナログ変換器の少なくとも一方がスイッチ
および容量を含むものである。
【0061】この場合、第1の基準電圧を受ける第1の
ノードと第2の基準電圧を受ける第2のノードとの間に
第1の抵抗回路と第2の抵抗回路とがそれぞれ独立に設
けられている。それにより、アナログ−デジタル変換器
およびデジタル−アナログ変換器の少なくとも一方にお
いてスイッチングノイズが発生しても第2の抵抗回路に
は影響を与えない。したがって、入力ノードに与える直
流バイアス電圧の変動を抑えることができ、高精度で安
定したアナログ−デジタル変換を行うことができる。
【0062】(8)第8の発明 第8の発明に係るアナログ−デジタル変換回路の直流バ
イアス電圧発生方法は、外部からアナログ信号を受ける
入力ノードと、第1の基準電圧を受ける第1のノード
と、第2の基準電圧を受ける第2のノードとを有すると
ともに、複数段の回路からなる多段パイプライン構成を
有し、最終段の回路を除く各段の回路は、アナログ−デ
ジタル変換器、デジタル−アナログ変換器および差分増
幅器を含むアナログ−デジタル変換回路における直流バ
イアス電圧発生方法であって、各段の回路のアナログ−
デジタル変換器に与える基準電圧を発生するために第1
のノードと第2のノードとの間に接続された第1の抵抗
回路とは独立に、第1のノードと第2のノードとの間に
接続された第2の抵抗回路を用いて入力ノードに印加す
る直流バイアス電圧を発生する方法である。
【0063】本発明に係るアナログ−デジタル変換回路
の直流バイアス電圧発生方法においては、多段パイプラ
イン構成を有するアナログ−デジタル変換回路の入力ノ
ードに外部からのアナログ信号が入力される。また、第
1の基準電圧を受ける第1のノードと第2の基準電圧を
受ける第2のノードとの間に設けられた第1の抵抗回路
により、各段の回路のアナログ−デジタル変換器に与え
る基準電圧を発生させる。さらに、第1の基準電圧を受
ける第1のノードと第2の基準電圧を受ける第2のノー
ドとの間に第1の抵抗回路とは独立に設けられた第2の
抵抗回路が、入力ノードに与えるための直流バイアス電
圧を発生させる。それにより、直流バイアス電圧にアナ
ログ信号が重ね合わされる。
【0064】このようにして、直流バイアスされたアナ
ログ信号がアナログ−デジタル変換回路の各段の回路の
アナログ−デジタル変換器、デジタル−アナログ変換
器、差分増幅器によりアナログ−デジタル変換される。
【0065】このように、第1の基準電圧を受ける第1
のノードと第2の基準電圧を受ける第2のノードとの間
にそれぞれ独立に第1の抵抗回路と第2の抵抗回路とが
設けられており、第1の抵抗回路により各段の回路のア
ナログ−デジタル変換器に与える基準電圧を発生させ、
第2の抵抗回路により入力ノードに与える直流バイアス
電圧を発生させる。
【0066】これにより、各段の回路のアナログ−デジ
タル変換器においてスイッチングノイズが発生しても第
2の抵抗回路には影響を与えないため、入力ノードに与
える直流バイアス電圧の変動を抑えることができる。
【0067】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態にお
ける10ビット4段パイプライン型アナログ−デジタル
変換回路の構成を表したブロック図である。
【0068】図1において、アナログ−デジタル変換回
路1は、サンプルホールド回路2、1段目の回路3、2
段目の回路4、3段目の回路5、4段目の回路6、複数
のラッチ回路7、出力回路8、直列抵抗R1,R2およ
びボルテージホロワ回路12から構成されている。この
アナログ−デジタル変換回路1は、LSI(Large Scal
e Integrated circuit)チップchに構成される。
【0069】1段目(初段)〜3段目の回路3〜5は、
サブA/Dコンバータ9、サブD/Aコンバータ10、
および差分増幅器11を備える。4段目(最終段)の回
路6はサブA/Dコンバータ9のみを備える。
【0070】1段目の回路3は4ビット構成、2〜4段
目の回路4〜6はそれぞれ2ビット構成である。1〜3
段目の回路3〜5において、サブA/Dコンバータ9お
よびサブD/Aコンバータ10のビット数(ビット構
成)は同じに設定されている。
【0071】また、図1に示すように、アナログ−デジ
タル変換回路1のLSIチップch内には、直列抵抗R
1,R2が高電位側リファレンス電圧VRTを受けるノ
ードVRTinと低電位側リファレンス電圧VRBを受
けるノードVRBinとの間に配線L1,L2を介して
直列に接続されている。さらに、直列抵抗R1,R2の
間の接続点であるノードN10がボルテージホロワ回路
12の入力端子に接続され、さらにボルテージホロワ回
路12の出力端子がノードVRT1outに接続されて
いる。直列抵抗R1,R2の抵抗値は、それぞれr1,
r2である。
【0072】ノードVRT1outは、LSIチップc
hの外部にあるバイアス抵抗Rbiasを介してノード
VAinに接続されている。外部アナログ入力信号Vi
nは、直流阻止容量Cinを介してノードVAinに与
えられる。直流阻止容量Cinにより外部アナログ入力
信号Vinの直流成分の通過が阻止され、外部アナログ
入力信号の交流成分がノードVAinに与えられる。
【0073】一方、ノードVRTinの高電位側リファ
レンス電圧VRTとノードVRBinの低電位側リファ
レンス電圧VRBとの間の電圧が直列抵抗R1,R2に
より分圧され、分圧された電圧が直流バイアス電圧VR
T1としてボルテージホロワ回路12から出力される。
この直流バイアス電圧VRT1が、バイアス抵抗Rbi
asを介してノードVAinに与えられる。それによ
り、外部アナログ入力信号Vinの交流成分が直流バイ
アス電圧VRT1により直流バイアスされる。なお、ボ
ルテージホロワ回路12は、直流バイアス電圧VRT1
が異常な値であった場合に入力側に異常を伝えないため
のバッファの役割を担っている。
【0074】このようにして、直流バイアス電圧VRT
1を中心に外部アナログ入力信号Vinの交流成分が重
ね合わされたアナログ入力信号VAがノードVAinを
介してアナログ−デジタル変換回路1に入力され、アナ
ログ−デジタル変換される。
【0075】次に、アナログ−デジタル変換回路1の動
作を説明する。サンプルホールド回路2は、ノードVA
inを介して入力されたアナログ入力信号VAをサンプ
リングして一定時間保持する。サンプルホールド回路2
から出力されたアナログ入力信号VAは、1段目の回路
3へ転送される。
【0076】1段目の回路3において、サブA/Dコン
バータ9はアナログ入力信号VAに対してアナログ−デ
ジタル変換を行う。サブA/Dコンバータ9のアナログ
−デジタル変換結果である上位4ビットのデジタル出力
(29 ,28 ,27 ,26 )は、サブD/Aコンバータ
10へ転送されるとともに、4つのラッチ回路7を介し
て出力回路8へ転送される。差分増幅器11は、サブD
/Aコンバータ10のデジタル−アナログ変換結果とア
ナログ入力信号VAとの差分を増幅する。その差分増幅
器11の出力は2段目の回路4へ転送される。
【0077】2段目の回路4においては、1段目の回路
3の差分増幅器11の出力に対して、1段目の回路3と
同様の動作が行われる。また、3段目の回路5において
は、2段目の回路4の差分増幅器11の出力に対して、
1段目の回路3と同様の動作が行われる。そして、2段
目の回路4から中上位2ビットのデジタル出力(25
4 )が得られ、3段目の回路5から中下位2ビットの
デジタル出力(23 ,22 )が得られる。
【0078】4段目の回路6においては、3段目の回路
5の差分増幅器11の出力に対して、サブA/Dコンバ
ータ9がアナログ−デジタル変換を行い、下位2ビット
のデジタル出力(21 ,20 )が得られる。
【0079】1〜4段目の回路3〜6のデジタル出力は
各ラッチ回路7を経て同時に出力回路8に到達する。す
なわち、各ラッチ回路7は各回路3〜6のデジタル出力
の同期をとるために設けられている。
【0080】出力回路8はアナログ入力信号VAの10
ビットのデジタル出力Doutを必要な場合はデジタル
補正処理後パラレル出力する。
【0081】このように、アナログ−デジタル変換回路
1においては、各段の回路3〜5において、アナログ入
力信号VAまたは前段の回路3,4の差分増幅器11の
出力と、その段の回路3〜5のデジタル出力のデジタル
ーアナログ変換結果との差分が差分増幅器11によって
増幅される。
【0082】そのため、変換ビット数が増大してLSB
(Least Significant Bit)が小さくなっても、サブA
/Dコンバータ9を構成する各コンパレータの分解能を
実質的に向上させることが可能になり、十分な変換精度
が得られる。
【0083】図2は図1のアナログ−デジタル変換回路
におけるサブA/DコンバータおよびサブD/Aコンバ
ータの回路図である。図2のサブA/Dコンバータ9は
全並列比較(フラッシュ)方式アナログ−デジタル変換
器であり、サブD/Aコンバータ10は容量アレイ方式
デジタル−アナログ変換器である。
【0084】サブA/Dコンバータ9は、n個の直列抵
抗r、n対のスイッチUa0,Ub0〜Uan−1,U
bn−1,n個のコンデンサV0〜Vn−1およびn個
のコンパレータD0〜Dn−1から構成される。スイッ
チUa0,Ub0〜Uan−1,Ubn−1はクロック
信号CKL11に応答してオンオフする。すべての抵抗
rは同じ抵抗値を有し、高電位側リファレンス電圧VR
Tを受けるノードVRTinと低電位側リファレンス電
圧VRBを受けるノードVRBinとの間に直列に接続
されている。ここで、ノードVRBinとノードVRT
inとの間のn個の直列抵抗r間の電圧をそれぞれΔV
R(0)〜ΔVR(n−1)とする。
【0085】各コンパレータD0〜Dn−1の正入力端
子にはアナログ入力信号VA(ノードVAinからのア
ナログ入力信号VAまたは前段の回路3〜5の差分増幅
器11の出力)が入力される。また、各コンパレータD
0〜Dn−1の負入力端子には、それぞれノードVRB
inとノードVRTinとの間のn個の直列抵抗r間の
リファレンス電圧ΔVR(0)〜ΔVR(n−1)が印
加される。クロック信号CKL11によりコンパレータ
D0〜Dn−1の比較タイミングが制御される。
【0086】それにより、各コンパレータD0〜Dn−
1の出力は、それぞれアナログ入力信号VAがリファレ
ンス電圧ΔVR(0)〜ΔVR(n−1)よりも高い場
合には、ハイレベルとなり、それぞれアナログ入力信号
VAがリファレンス電圧ΔVR(0)〜ΔVR(n−
1)よりも低い場合には、ローレベルとなる。
【0087】サブD/Aコンバータ10は、アレイ状に
接続されたそれぞれn個のスイッチE0〜En−1,F
0〜Fn−1,G0〜Gn−1,H0〜Hn−1、n個
の正側コンデンサB0〜Bn−1、およびn個の負側コ
ンデンサC0〜Cn−1から構成される。
【0088】コンデンサB0〜Bn−1,C0〜Cn−
1はすべて同じ容量値cを有する。コンデンサB0〜B
n−1の一方の端子(以下、出力端子と呼ぶ)からは正
側差動出力電圧VDA(+)が生成され、コンデンサC
0〜Cn−1の一方の端子(以下、出力端子という)か
らは負側差動出力電圧VDA(−)が生成される。な
お、各コンデンサB0〜Bn−1,C0〜Cn−1の他
方の端子を入力端子と呼ぶ。
【0089】各スイッチE0〜En−1の一方の端子は
ノードVRTinに接続され、他方の端子はコンデンサ
B0〜Bn−1の入力端子に接続されている。各スイッ
チF0〜Fn−1の一方の端子はノードVRTinに接
続され、他方の端子はコンデンサC0〜Cn−1の入力
端子に接続されている。各スイッチG0〜Gn−1の一
方の端子はノードVRBinに接続され、他方の端子は
コンデンサB0〜Bn−1の入力端子に接続されてい
る。各スイッチH0〜Hn−1の一方の端子はノードV
RBinに接続され、他方の端子はコンデンサC0〜C
n−1の入力端子に接続されている。
【0090】各スイッチE0〜En−1,F0〜Fn−
1,G0〜Gn−1,H0〜Hn−1はそれぞれ同一番
号のスイッチで4連スイッチを構成する。例えば、スイ
ッチE0,F0,G0,H0は1連であり、スイッチE
n−1,Fn−1,Gn−1,Hn−1も1連である。
そして、各スイッチE0〜En−1,F0〜Fn−1,
G0〜Gn−1,H0〜Hn−1はそれぞれ各コンパレ
ータD0〜Dn−1の出力レベルに従ってオンオフ動作
する。例えば、コンパレータDn−1の出力がハイレベ
ルの場合、スイッチEn−1,Hn−1がオンし、スイ
ッチGn−1,Fn−1はオフする。逆に、コンパレー
タDn−1の出力がローレベルの場合、スイッチEn−
1,Hn−1がオフし、スイッチGn−1,Fn−1が
オンする。
【0091】次に、サブD/Aコンバータ100の動作
を説明する。初期条件では、各コンデンサB0〜Bn−
1の入力端子および出力端子の電圧が共に0Vであり、
各スイッチE0〜En−1,F0〜Fn−1,G0〜G
n−1,H0〜Hn−1はすべてオフしている。したが
って、初期条件では、すべてのコンデンサB0〜Bn−
1,C0〜Cn−1に蓄えられた電荷(電気量)Q1=
0である。
【0092】ここで、n個のコンパレータD0〜Dn−
1のうちm個の出力がハイレベルになった場合、各スイ
ッチE0〜En−1のうちm個がオンして(n−m)個
がオフし、各スイッチG0〜Gn−1のうち(n−m)
個がオンしてm個がオフする。この各スイッチE0〜E
n−1,G0〜Gn−1のオンオフ動作に従って、すべ
てのコンデンサB0〜Bn−1に蓄えられる電荷Q2は
次式(A1)で表される。
【0093】 Q2=m(VRT−VDA(+))c+(n−m)(VRB−VDA(+)) c…(A1) 電荷保存則より、Q1=Q2である。したがって、正側
差動出力電圧VDA(+)は次式(A2)で表される。
【0094】 VDA(+)=VRB+m(VRT−VRB)/n…(A2) 一方、n個のコンパレータD0〜Dn−1のうちm個の
出力がハイレベルになった場合、各スイッチH0〜Hn
−1のうちm個がオンして(n−m)個がオフし、各ス
イッチF0〜Fn−1のうち(n−m)個がオンしてm
個がオフする。この各スイッチH0〜Hn−1,F0〜
Fn−1のオンオフ動作に従って、すべてのコンデンサ
C0〜Cn−1に蓄えられる電荷Q3は次式(A3)で
表される。
【0095】 Q3=(n−m)(VRT−VDA(−))c+m(VRB−VDA(−)) c…(A3) 電荷保存則より、Q1=Q3である。したがって、負側
差動出力電圧VDA(−)は次式(A4)で表される。
【0096】 VDA(−)=VRT−m(VRT−VRB)/n…(A4) したがって、上式(A2),(A4)より、差分電圧Δ
VDAは式(A5)で表される。
【0097】 ΔVDA=VDA(+)−VDA(−) =VRB−VRT+2m(VRT−VRB)/n…(A5) これにより、差動出力の1LSBはmを変数とする式
(A5)の傾きとして次式(A6)で表される。
【0098】 1LSB=2(VRT−VRB)/n …(A6) 前述したように、直列抵抗R1,R2およびn個の直列
抵抗rがともに高電位側リファレンス電圧VRTを受け
るノードVRTinと低電位側リファレンス電圧VRB
を受けるノードVRBinとの間に直列に接続されてい
るため、直列抵抗R1,R2とn個の直列抵抗rとは、
並列に接続されていることになる。
【0099】ここで、直流バイアス電圧VRT1の値を
n個の直列抵抗rをもとに設定することができる。例え
ば、低電位側リファレンス電圧VRBを受けるノードV
RBinからm番目のリファレンス電圧ΔVR(m)
(m=1〜n−1)を直流バイアス電圧VRT1に設定
するとき、直列抵抗R1,R2の抵抗比をR1:R2=
n−m:mに設定する。
【0100】このように、サブA/Dコンバータ9の各
リファレンス電圧ΔVR(i)(i=0〜n−1)生成
用のn個の直列抵抗rとは独立した直列抵抗R1,R2
により直流バイアス電圧VRT1が生成されることによ
り、サブA/Dコンバータ9およびサブD/Aコンバー
タ10において発生したスイッチングノイズが直流バイ
アス電圧およびアナログ入力信号VAに混入することが
防止され、高精度で安定したアナログ−デジタル変換回
路が実現できる。
【0101】この場合、直流バイアス電圧VRT1を生
成する直列抵抗R1,R2の抵抗値を直列抵抗R1,R
2に流れる電流が各リファレンス電圧ΔVR(i)(i
=0〜n−1)を生成するn個の直列抵抗rに流れる電
流に比べて無視できる程度に高い抵抗値とすることによ
り、ノードVRTinとノードVRBinとの間の消費
電流の増加を抑制し、効率よくアナログ−デジタル変換
を行うことが可能となる。
【0102】特に、直列抵抗R1,R2の抵抗値(r1
+r2)を少なくとも各段(4段)のn個の直列抵抗r
の合成抵抗値(n×r/4)よりも大きく設定すること
が好ましく、直列抵抗R1,R2の抵抗値(r1+r
2)を各段(4段)のn個の直列抵抗rの抵抗値(n×
r/4)の2倍以上に設定することがより好ましい。こ
れにより、直列抵抗R1,R2における消費電流を効果
的に抑制することができる。
【0103】例えば、直列抵抗R1,R2の抵抗値を各
段のn個の直列抵抗rの合成抵抗値の3倍に設定した場
合、直列抵抗R1,R2を流れる電流は、各段のn個の
直列抵抗rを流れる電流の合計の3分の1になる。つま
り、抵抗値の比が3:1に対して消費電流の比が1:3
となる。
【0104】なお、本実施の形態においては、ノードV
Ainが入力ノードに相当し、n個の直列抵抗rが第1
の抵抗回路に相当し、直列抵抗R1,R2が第2の抵抗
回路に相当し、高電位側リファレンス電圧VRTが第1
の基準電圧に相当し、低電位側リファレンス電圧VRB
が第2の基準電圧に相当し、ノードVRTinが第1の
ノードに相当し、ノードVRBinが第2のノードに相
当する。
【0105】また、直列抵抗R1,R2は、ノードVR
TinとノードVRBinとの間に直列接続するのであ
れば、上記実施の形態のように、アナログ−デジタル変
換回路1を構成するLSIチップch内部に設けてもよ
いし、外部に設けてもよい。
【0106】上記実施の形態においては、10ビット4
段パイプライン型アナログ−デジタル変換回路について
説明したが、本発明は他のビット構成や他の段数を有す
るパイプライン型アナログ−デジタル変換回路において
も適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における10ビット4段
パイプライン型アナログ−デジタル変換回路の構成を表
したブロック図である。
【図2】図1のアナログ−デジタル変換回路におけるサ
ブA/DコンバータおよびサブD/Aコンバータの回路
図である。
【図3】従来のアナログ−デジタル変換回路の構成を示
すブロック図である。
【図4】図3のアナログ−デジタル変換回路におけるサ
ブA/DコンバータおよびサブD/Aコンバータの回路
図である。
【符号の説明】
1 アナログ−デジタル変換回路 9 サブA/Dコンバータ 10 サブD/Aコンバータ 11 差分増幅器 r,R1,R2 直列抵抗 D0〜Dn−1 コンパレータ ch LSIチップ VAin,VRTin,VRBin ノード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 安行 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 和田 淳 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5J022 AA06 AA15 AB05 BA02 CB01 CB06 CD03 CE08 CF01 CF02 CG01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からアナログ信号を受ける入力ノー
    ドと、第1の基準電圧を受ける第1のノードと、第2の
    基準電圧を受ける第2のノードとを有するとともに、複
    数段の回路からなる多段パイプライン構成を有し、 最終段の回路を除く各段の回路は、アナログ−デジタル
    変換器、デジタル−アナログ変換器および差分増幅器を
    含むアナログ−デジタル変換回路であって、 各段の回路の前記アナログ−デジタル変換器に与える基
    準電圧を発生するための第1の抵抗回路が前記第1のノ
    ードと前記第2のノードとの間に接続され、 前記入力ノードに与える直流バイアス電圧を発生するた
    めの第2の抵抗回路が前記第1の抵抗回路とは独立に前
    記第1のノードと前記第2のノードとの間に接続された
    ことを特徴とするアナログ−デジタル変換回路。
  2. 【請求項2】 外部からアナログ信号を受ける入力ノー
    ドと、第1の基準電圧を受ける第1のノードと、第2の
    基準電圧を受ける第2のノードとを有するとともに、複
    数段の回路からなる多段パイプライン構成を有し、 最終段を除く各段の回路は、 入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するアナ
    ログ−デジタル変換器と、 前記アナログ−デジタル変換器から出力されるデジタル
    信号をアナログ信号に変換するデジタル−アナログ変換
    器と、 入力されたアナログ信号と前記デジタル−アナログ変換
    器から出力されたアナログ信号との差分を増幅する差分
    増幅器とを含み、 各段の回路のアナログ−デジタル変換器は、 前記第1のノードと前記第2のノードとの間に直列に接
    続された複数の抵抗からなりかつ複数の基準電圧を発生
    するための第1の抵抗回路と、 前記第1の抵抗回路により発生される複数の基準電圧と
    入力されたアナログ信号とをそれぞれ比較するための複
    数の比較器とを含み、 前記第1のノードと前記第2のノードとの間に直列に接
    続された複数の抵抗からなりかつ前記入力ノードに与え
    る直流バイアス電圧を発生するための第2の抵抗回路が
    各段のアナログ−デジタル変換器の前記第1の抵抗回路
    とは独立に設けられたことを特徴とするアナログ−デジ
    タル変換回路。
  3. 【請求項3】 最終段を除く各段の回路の前記デジタル
    −アナログ変換器は、 複数の容量からなる容量アレイと、 前記第1のノードと前記容量アレイの前記複数の容量の
    一端との間にそれぞれ接続された複数の第1のスイッチ
    と、 前記第2のノードと前記容量アレイの前記複数の容量の
    一端との間にそれぞれ接続された複数の第2のスイッチ
    とを含み、 前記容量アレイの前記複数の容量の他端は、アナログ信
    号を出力する共通の出力ノードに接続され、 前記複数の第1のスイッチおよび前記複数の第2のスイ
    ッチは、同じ段の回路の前記アナログ−デジタル変換器
    の前記複数の比較器の出力信号によりオンオフすること
    を特徴とする請求項2記載のアナログ−デジタル変換回
    路。
  4. 【請求項4】 前記第2の抵抗回路は、前記複数段の回
    路とともに共通の集積回路に内蔵されたことを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載のアナログ−デジタル
    変換回路。
  5. 【請求項5】 前記第2の抵抗回路の抵抗値は、前記複
    数段の回路内の前記第1の抵抗回路の合成抵抗値より大
    きいことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    アナログ−デジタル変換回路。
  6. 【請求項6】 前記第2の抵抗回路の抵抗値は、前記複
    数段の回路内の前記第1の抵抗回路の合成抵抗値の2倍
    以上であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
    記載のアナログ−デジタル変換回路。
  7. 【請求項7】 前記アナログ−デジタル変換器および前
    記デジタル−アナログ変換器の少なくとも一方がスイッ
    チおよび容量を含むことを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれかに記載のアナログ−デジタル変換回路。
  8. 【請求項8】 外部からアナログ信号を受ける入力ノー
    ドと、第1の基準電圧を受ける第1のノードと、第2の
    基準電圧を受ける第2のノードとを有するとともに、複
    数段の回路からなる多段パイプライン構成を有し、最終
    段の回路を除く各段の回路は、アナログ−デジタル変換
    器、デジタル−アナログ変換器および差分増幅器を含む
    アナログ−デジタル変換回路における直流バイアス電圧
    発生方法であって、 各段の回路の前記アナログ−デジタル変換器に与える基
    準電圧を発生するために前記第1のノードと前記第2の
    ノードとの間に接続された第1の抵抗回路とは独立に、
    前記第1のノードと前記第2のノードとの間に接続され
    た第2の抵抗回路を用いて前記入力ノードに印加する直
    流バイアス電圧を発生することを特徴とするアナログ−
    デジタル変換回路における直流バイアス電圧発生方法。
JP2001218164A 2001-07-18 2001-07-18 アナログ−デジタル変換回路およびその直流バイアス電圧発生方法 Pending JP2003032112A (ja)

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