JP2003198079A - プリント回路配線板 - Google Patents

プリント回路配線板

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康博 白木
Kengo Sugawara
賢悟 菅原
Yoshio Igawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子回路部品の有するすべての電源ピンに対
して、特定の周波数における給電ノイズおよび放射ノイ
ズを抑制することが可能なプリント回路配線板を得るこ
と。 【解決手段】 電源ライン10と内層グランドライン9
間に接続される高周波チョークコイル7および第一のバ
イパスコンデンサ45の直列回路と、複数の電源ピン2
1〜24を有する電子回路部品1と、電子回路部品1の
各電源ピン21〜24の近傍で各電源ピン21〜24と
接続されかつ第一のバイパスコンデンサ45に対し並列
に接続される複数の第二のバイパスコンデンサ41〜4
4とを備えるプリント回路配線板において、高周波チョ
ークコイル7と第一のバイパスコンデンサ45との接続
点である第一の電源パッド35から複数の第二のバイパ
スコンデンサ41〜44までを接続する複数の電源パタ
ーン配線101〜104の断面構造および長さを同じに
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ICなどの電子
回路部品から発生する放射ノイズおよび給電ノイズを低
減するための電源パターン配線を有するプリント回路配
線板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ICやLSIなどの電子回路部品が搭載
されて電子回路を構成するプリント回路配線板におい
て、ICやLSIの動作により発生する高周波の放射ノ
イズあるいは給電ノイズがプリント基板に配線された電
源パターン配線、信号パターン配線を伝播している。こ
のようなノイズは、他の電子回路部品の誤作動を生じる
原因となる。
【0003】例えば、この種の電子機器においては、電
子機器に搭載されるCPUのクロック周波数の高調波放
射ノイズが発生する。例えば、24MHZのクロック周
波数を用いる場合は、その倍周波数、24M、48M、
72M、96M、120M、144M、…の放射ノイズ
が発生する。
【0004】ここで、自動車のエンジンなどの車載機械
を制御するマイクロコンピュータなどの電子機器に関し
ては、車載ラジオの受信妨害となるFM帯域(76MH
Z〜110MHZ)の放射ノイズに対して特に厳しい抑
制制限が設けられている。上記の高調波のうち、FM帯
に対して、問題となるのは、96MHZである。
【0005】一般的な電子機器の場合、放射ノイズを3
0MHZ〜1GHZなどの広い周波数範囲で抑制する必
要があるが、車載電子機器の場合は、FM帯に発生する
放射ノイズを抑制することが特に重要となる。
【0006】このような放射ノイズを抑制するために、
従来より、プリント基板にノイズ除去用素子であるバイ
パスコンデンサを挿入する方法が一般に採用されてい
る。そのような、従来技術の一つに特開2000−18
3471号公報があり、図7にその構成を示す。
【0007】図7において、黒丸はベタ電源(Vcc)へ
の接続を示し、白丸がベタグランドへの接続を示してい
る。1はプリント回路基板B上に実装され複数の入出力
ピンを備える電子部品を、2は電子部品1を駆動する外
部発振器を、7は第一および第二のバイパスコンデンサ
41〜45と接続されてローパスフィルタを構成する高
周波チョークコイルを示している。41〜44は電子部
品1の電源ピンに接続され、電子部品1に電源電流を供
給するとともに、電子部品1の動作に伴うスイッチング
雑音を低減させるローパスフィルタ機能を有する第二の
バイパスコンデンサを、45は前記第二のバイパスコン
デンサ41〜44のいずれか一つの近傍に設けられた第
一のバイパスコンデンサを、47は発振器2に接続され
たバイパスコンデンサを、48はバイパスコンデンサ4
7に接続される高周波チョークコイルを、そして211
〜214はパターン配線をそれぞれ示している。
【0008】この従来技術においては、1つの高周波チ
ョークコイル7に直列に第一のバイパスコンデンサ45
を接続するとともに、パターン配線211〜214によ
って第一のバイパスコンデンサ45に並列に4つの第二
のバイパスコンデンサ41〜44を接続しており、高周
波チョークコイル7から各第二のバイパスコンデンサ4
1〜44へのパターン配線211〜214によって電源
ラインのインダクタンスを増加させることで、電源ライ
ンを流れる電流の高周波成分を効率よく平滑化するとと
もに、高周波チョークコイル7を1個にして部品点数を
削減している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来技術では、第二のバイパスコンデンサ41〜44と、
第一のバイパスコンデンサ45および高周波チョークコ
イル7で構成される直列回路との間の電源パターン配線
211〜214のそれぞれの長さが異なるため、電源パ
ターン配線211〜214に含まれるインダクタンス成
分も異なる。そして、電子部品1の各電源ピンからプリ
ント回路配線板の電源回路配線部分をみた場合の給電イ
ンピーダンス特性も、それぞれ異なった共振周波数を有
するものとなってしまう。
【0010】このため、この従来技術では、上述した車
載電子機器で要望されるような、狭い特定の周波数範囲
の給電インピーダンス特性を、電子部品1の全ての電源
ピンに関して、低くするような共振周波数を持たせるこ
とは困難である。
【0011】この発明は、上記に鑑みてなされたもの
で、すべての電源ピンに対して同じように特定の周波数
における給電ノイズおよび放射ノイズを抑制することが
可能なプリント回路配線板を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかるプリント回路配線板は、電源ライ
ンとグランドライン間に接続される高周波チョークコイ
ルおよび第一のバイパスコンデンサの直列回路と、複数
の電源ピンを有する電子回路部品と、該電子回路部品の
各電源ピンの近傍で前記各電源ピンと接続されかつ前記
第一のバイパスコンデンサに対し並列に接続される複数
の第二のバイパスコンデンサとを備えるプリント回路配
線板において、前記高周波チョークコイルと第一のバイ
パスコンデンサとの接続点から前記複数の第二のバイパ
スコンデンサまでを接続する複数の電源パターン配線の
断面構造および長さを同じにしたことを特徴とする。
【0013】この発明によれば、高周波チョークコイル
と第一のバイパスコンデンサとの接続点から前記複数の
第二のバイパスコンデンサまでを接続する複数の電源パ
ターン配線の断面構造および長さを同じにしている。
【0014】つぎの発明にかかるプリント回路配線板
は、上記の発明において、前記高周波チョークコイルと
第一のバイパスコンデンサとの接続点から前記複数の第
二のバイパスコンデンサまでを接続する複数の電源パタ
ーン配線を回転対称としたことを特徴とする。
【0015】この発明によれば、高周波チョークコイル
と第一のバイパスコンデンサとの接続点から前記複数の
第二のバイパスコンデンサまでを接続する複数の電源パ
ターン配線を回転対称とする。
【0016】つぎの発明にかかるプリント回路配線板
は、上記の発明において、前記高周波チョークコイルと
第一のバイパスコンデンサとの接続点から前記複数の第
二のバイパスコンデンサまでを接続する複数の電源パタ
ーン配線を複数層で接続する場合、各層での電源パター
ン配線を同じ断面構造および同じ長さとするとともに、
各層間を接続するスルーホールの断面構造および個数を
同じにしたことを特徴とする。
【0017】この発明によれば、高周波チョークコイル
と第一のバイパスコンデンサとの接続点から複数の第二
のバイパスコンデンサまでを接続する複数の電源パター
ン配線を複数層で接続する場合、各層での電源パターン
配線を同じ断面構造および同じ長さとするとともに、各
層間を接続するスルーホールの断面構造および個数を同
じにする。
【0018】つぎの発明にかかるプリント回路配線板
は、電源ラインとグランドライン間に接続される第一の
電源パターン配線および第一のバイパスコンデンサの直
列回路と、複数の電源ピンを有する電子回路部品と、該
電子回路部品の各電源ピンの近傍で前記各電源ピンと接
続されかつ前記第一のバイパスコンデンサに対し並列に
接続される複数の第二のバイパスコンデンサとを備える
プリント回路配線板において、前記第一の電源パターン
配線と第一のバイパスコンデンサとの接続点から前記複
数の第二のバイパスコンデンサまでを接続する複数の第
二の電源パターン配線の断面構造および長さを同じにし
たことを特徴とする。
【0019】この発明によれば、第一の電源パターン配
線と第一のバイパスコンデンサとの接続点から複数の第
二のバイパスコンデンサまでを接続する複数の第二の電
源パターン配線の断面構造および長さを同じにする。
【0020】つぎの発明にかかるプリント回路配線板
は、上記の発明において、前記第一の電源パターン配線
と第一のバイパスコンデンサとの接続点から前記複数の
第二のバイパスコンデンサまでを接続する複数の第二の
電源パターン配線を回転対称としたことを特徴とする。
【0021】この発明によれば、第一の電源パターン配
線と第一のバイパスコンデンサとの接続点から複数の第
二のバイパスコンデンサまでを接続する複数の第二の電
源パターン配線を回転対称としたことを特徴とする。
【0022】つぎの発明にかかるプリント回路配線板
は、上記の発明において、前記第一のパターン配線と第
一のバイパスコンデンサとの接続点から前記複数の第二
のバイパスコンデンサまでを接続する複数の第二の電源
パターン配線を複数層で接続する場合、各層での第二の
電源パターン配線を同じ断面構造および同じ長さとする
とともに、各層間を接続するスルーホールの断面構造お
よび個数を同じにしたことを特徴とする。
【0023】この発明によれば、第一のパターン配線と
第一のバイパスコンデンサとの接続点から複数の第二の
バイパスコンデンサまでを接続する複数の第二の電源パ
ターン配線を複数層で接続する場合、各層での第二の電
源パターン配線を同じ断面構造および同じ長さとすると
ともに、各層間を接続するスルーホールの断面構造およ
び個数を同じにする。
【0024】つぎの発明にかかるプリント回路配線板
は、電源ラインとグランドライン間に接続される高周波
チョークコイルと、複数の電源ピンを有する電子回路部
品と、該電子回路部品の各電源ピンの近傍で前記各電源
ピンと接続されかつ前記高周波チョークコイルとグラン
ドライン間に互いに並列に接続される複数のバイパスコ
ンデンサとを備えるプリント回路配線板において、前記
高周波チョークコイルから前記複数のバイパスコンデン
サまでを接続する複数の電源パターン配線の断面構造お
よび長さを同じにしたことを特徴とする。
【0025】この発明によれば、高周波チョークコイル
から前記複数のバイパスコンデンサまでを接続する複数
の電源パターン配線の断面構造および長さを同じにす
る。
【0026】つぎの発明にかかるプリント回路配線板
は、上記の発明において、前記複数の電源パターン配線
を回転対称としたことを特徴とする。
【0027】この発明によれば、高周波チョークコイル
から前記複数のバイパスコンデンサまでを接続する複数
の電源パターン配線を回転対称とする。
【0028】つぎの発明にかかるプリント回路配線板
は、上記の発明において、前記電源パターン配線を複数
層で接続する場合、各層での電源パターン配線を同じ断
面構造および同じ長さとするとともに、各層間を接続す
るスルーホールの断面構造および個数を同じにしたこと
を特徴とする。
【0029】この発明によれば、電源パターン配線を複
数層で接続する場合、各層での電源パターン配線を同じ
断面構造および同じ長さとするとともに、各層間を接続
するスルーホールの断面構造および個数を同じにする。
【0030】つぎの発明にかかるプリント回路配線板
は、電源ラインとグランドライン間に接続される高周波
チョークコイルおよび第一のバイパスコンデンサの直列
回路と、複数の電源ピンを有する電子回路部品と、該電
子回路部品の各電源ピンの近傍で前記各電源ピンと接続
されかつ前記第一のバイパスコンデンサに対し並列に接
続される複数の第二のバイパスコンデンサとを備えるプ
リント回路配線板において、前記高周波チョークコイル
と第一のバイパスコンデンサとの接続点から前記複数の
第二のバイパスコンデンサまでを接続する複数の電源パ
ターン配線の電気的特性を同じにしたことを特徴とす
る。
【0031】この発明によれば、高周波チョークコイル
と第一のバイパスコンデンサとの接続点から前記複数の
第二のバイパスコンデンサまでを接続する複数の電源パ
ターン配線の電気的特性を同じにする。
【0032】つぎの発明にかかるプリント回路配線板
は、電源ラインとグランドライン間に接続される第一の
電源パターン配線および第一のバイパスコンデンサの直
列回路と、複数の電源ピンを有する電子回路部品と、該
電子回路部品の各電源ピンの近傍で前記各電源ピンと接
続されかつ前記第一のバイパスコンデンサに対し並列に
接続される複数の第二のバイパスコンデンサとを備える
プリント回路配線板において、前記第一の電源パターン
配線と第一のバイパスコンデンサとの接続点から前記複
数の第二のバイパスコンデンサまでを接続する複数の第
二の電源パターン配線の電気的特性を同じにしたことを
特徴とする。
【0033】この発明によれば、第一の電源パターン配
線と第一のバイパスコンデンサとの接続点から前記複数
の第二のバイパスコンデンサまでを接続する複数の第二
の電源パターン配線の電気的特性を同じにする。
【0034】つぎの発明にかかるプリント回路配線板
は、上記の発明において、電源ラインとグランドライン
間に接続される高周波チョークコイルと、複数の電源ピ
ンを有する電子回路部品と、該電子回路部品の各電源ピ
ンの近傍で前記各電源ピンと接続されかつ前記高周波チ
ョークコイルとグランドライン間に互いに並列に接続さ
れる複数のバイパスコンデンサとを備えるプリント回路
配線板において、前記高周波チョークコイルから前記複
数のバイパスコンデンサまでを接続する複数の電源パタ
ーン配線の電気的特性を同じにしたことを特徴とする。
【0035】この発明によれば、高周波チョークコイル
から前記複数のバイパスコンデンサまでを接続する複数
の電源パターン配線の電気的特性を同じにする。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照して、こ
の発明にかかるプリント回路配線板の好適な実施の形態
を詳細に説明する。
【0037】以下の各実施の形態に示したプリント回路
配線板は、車のエンジンなどを制御する車載電子機器に
適用されるものである。
【0038】実施の形態1.図1〜3は、この発明にか
かるプリント回路配線板の実施の形態1を示す図であ
り、図1はプリント回路配線板の表面実装図を、図2は
プリント回路配線板の電源パターン配線図を、図3は図
1に示されるプリント回路配線板の概略等価回路図をそ
れぞれ示している。これらの図において、従来の技術で
説明したものと同じ構成要素については同一の符号を付
している。この実施の形態1の回路構成は、回路的に
は、先の図7に示した従来技術と同じである。
【0039】すなわち、図1〜3に示すように、内層電
源10に高周波チョークコイル7が直列接続され、この
高周波チョークコイル7に電源パターン配線105が接
続されている。電源パターン配線105とGNDスルー
ホール55間に第一のバイパスコンデンサ45が接続さ
れている。この第一のバイパスコンデンサ45は、特定
の周波数より低い周波数の給電インピーダンスを抑制
し、特定周波数より低い低周波数成分をカットするため
のものであり、後述する第二のバイパスコンデンサ41
〜44よりも大きなキャパシタを有している。
【0040】電源パターン配線105と第一のバイパス
コンデンサ45とを接続する第一の電源パッド35から
第二の電源パッド31〜34を接続する電源パターン配
線101〜104によって、第一のバイパスコンデンサ
45に対し並列に第二のバイパスコンデンサ41〜44
を接続している。第二のバイパスコンデンサ41〜44
のプラス側は、電子回路部品1の電源ピン21〜24に
接続され、第二のバイパスコンデンサ41〜44のマイ
ナス側は、グランドラインに接続されている。各第二の
バイパスコンデンサ41〜44の容量は、同じに設定し
ている。第二のバイパスコンデンサ41〜44は、前述
したFM周波数帯の特定の周波数成分をカットするべ
く、設けられている。コイルとして示した101〜10
5は、電源パターン配線101〜105のインダクタン
スを表している。
【0041】図1〜図3を用いてさらに詳細に説明す
る。図1〜図3に示すように、この実施の形態1では、
従来の技術で説明した場合と同じように、内層電源10
と内層グランド(GND)9とを有する多層の基板上
に、四個の電源ピン21〜24を有する電子回路部品
(以下ではICとする)1が配置され、該IC1の動作
に伴うスイッチング雑音等を低減するために、IC1と
電源との間に、ローパスフィルタとして機能する第一お
よび第二のバイパスコンデンサ41〜45と高周波チョ
ークコイル7とを備えている。
【0042】第二のバイパスコンデンサ41〜44の一
端は第二の電源パッド31〜34と接続され、さらにI
C1の四個の電源ピン21〜24と接続されている。こ
のとき、第二のバイパスコンデンサ41〜44の一端と
IC1の四個の電源ピン21〜24とは夫々最短の経路
で接続される。また、第二のバイパスコンデンサ41〜
44の他端はGNDスルーホール51〜54を経由して
プリント回路配線板の内層GND9と接続されている。
【0043】第一のバイパスコンデンサ45は、高周波
チョークコイル7の近傍に配置されており、その一端は
第一の電源パッド35と接続され、他端はGNDスルー
ホール55を経由してプリント回路配線板の内層GND
9と接続されている。また、高周波チョークコイル7の
一端には第三の電源パッド6が接続され、他端にはスル
ーホール8を経由してプリント回路配線板の内層電源1
0と接続されている。
【0044】ここで、第二のバイパスコンデンサ41〜
44の第二の電源パッド31〜34と第一のバイパスコ
ンデンサ45の第一の電源パッド35との間は、電源パ
ターン配線101〜104によって接続される。そし
て、各電源パターン配線101〜104は、同じ断面構
造(同じ断面積であって同じ断面形状)と同じ長さを有
するようにしており、これによって各電源パターン配線
101〜104のインダクタンスが実質的に同じになる
ようにしている。例えば、各パターン配線の断面形状が
ほぼ長方形とした場合、その幅および高さが同じとなる
ようにしている。また、第一のバイパスコンデンサ45
の第一の電源パッド35と高周波チョークコイル7の一
端に接続された第三の電源パッド6との間は、電源パタ
ーン配線105によって接続される。この電源パターン
配線105は、電源パターン配線101〜104とは別
工程で製造するようにしている。これは、電源パターン
配線101〜104の何れかを延長して電源パターン配
線105を製造することも可能であるが、そうすると、
電源パターン配線101〜104の各インダクタンスを
同じにすることが困難となるためである。
【0045】このように、同じ断面構造と同じ長さを有
する電源パターン配線101〜104で、第二のバイパ
スコンデンサ41〜45の第二の電源パッド31〜34
と第一のバイパスコンデンサ45の第一の電源パッド3
5との間を配線することによって、これら四つの配線は
電気的に同じインダクタンス成分を有するものとなる。
このため、IC1の各電源ピン21〜24から見た給電
インピーダンス特性を、全て同じ特性とすることができ
る。
【0046】給電インピーダンス特性は、一般的に、I
C1のインダクタンス成分と、コンデンサの容量成分お
よびインダクタンス成分と、電源パターン配線のインダ
クタンス成分によって決まる。そのため、特定の周波数
の給電インピーダンスを低くしたい場合には、その特定
の周波数の給電インピーダンスの容量成分とインダクタ
ンス成分の定数を決定し、該決定した定数に適合する第
二のバイパスコンデンサ41〜45と電源パターン配線
101〜104をプリント回路配線板上に実装すればよ
い。
【0047】なお、IC1の各電源ピン21〜24のイ
ンダクタンス値を正確に求めることができない場合は、
第二の電源パッド31〜34から見た給電インピーダン
ス特性を、全て同じ特性と設定するようにすればよい。
【0048】また、上述した説明においては、高周波チ
ョークコイル7の他端がスルーホール8を経由してプリ
ント回路配線板の内層電源10と接続する場合を示した
が、高周波チョークコイル7から電源パターン配線で直
接に電源供給元に接続してもよい。また、高周波チョー
クコイル7を削除して、この部分を電源パターン配線に
変更し、該電源パターン配線のインダクタンス成分を利
用して高周波電流を抑制するようにしてもよい。
【0049】この実施の形態1によれば、各電源パター
ン配線101〜104を同じ断面構造と同じ長さを有す
る配線として実装するように構成したので、これら四つ
の電源パターン配線101〜104は同じインダクタン
ス成分を持つようになり、IC1の各電源ピン21〜2
4からみた給電インピーダンス特性を等しくかつ低くす
ることができ、これらの共振周波数を同じにすることが
できる。したがって、ある特定の周波数における給電ノ
イズや放射ノイズを高精度に抑制することが可能とな
る。
【0050】実施の形態2.図4は、この発明にかかる
プリント回路配線板の実施の形態2を示す対称電源パタ
ーン配線図である。この図4に示されるプリント回路配
線板の表面部品実装図は図1と同じであり、電源パター
ン配線のみ異なる。実施の形態1と同一の構成要素に対
しては同一の符号を付して、その説明を省略している。
【0051】IC1の電源ピン21〜24に接続され、
また第二のバイパスコンデンサ41〜45の一端とも接
続されている第二の電源パッド31〜34から、プリン
ト回路配線板内の別層へと通じるスルーホール121〜
124までの間は、電源パターン配線111〜114に
よって接続される。ここで、電源パターン配線111〜
114は、同じ断面構造(同じ断面積であって同じ断面
形状)と同じ長さを有するようにしており、これによっ
て各電源パターン配線111〜114のインダクタンス
が実質的に同じになるようにしている。
【0052】これら電源パターン配線111〜114
は、スルーホール121〜124を経由して、プリント
回路配線板内の別層に接続される。各スルーホール12
1〜124は、同じ断面構造(同じ断面積であって同じ
断面形状)と同じ長さを有し、かつ同じ個数をもつよう
にする。
【0053】また、この別層では、スルーホール121
と123を結ぶ直線とスルーホール122と124とを
結ぶ直線との交点上に、第一のバイパスコンデンサ45
の第一の電源パッド35が配置されている。そして、こ
の別層では、この別層のスルーホール121〜124上
の点から、第一のバイパスコンデンサ45の第一の電源
パッド35までを電源パターン配線131〜134によ
って接続する。電源パターン配線131〜134は、同
じ断面構造(同じ断面積であって同じ断面形状)と同じ
長さを有するようにする。
【0054】また、この実施の形態2では、各第二の電
源パッド31〜34と第一の電源パッド35との間の接
続構造が対称となるように構成されている。すなわち、
第一の電源パッド35を通る紙面に垂直な軸に対して、
各第二の電源パターン配線111〜114、131〜1
34は対称構造を有するように構成されており、図4の
場合には、第一の電源パッド35を紙面に垂直に通る軸
が四回回転対称軸となるように構成されている。このよ
うに、第二の電源パッド31〜34と第一の電源パッド
35との間の接続構造を回転対称としているので、電源
パターンの配線曲がり部分の電気的な結合成分まで、同
じにすることができる。
【0055】この実施の形態2によれば、第二の電源パ
ッド31〜34と第一の電源パッド35との間の電源パ
ターン配線111〜114、131〜134およびスル
ーホール121〜124の断面構造および長さを同じに
し、各スルーホール121〜124の個数を同じにし、
さらに第二の電源パッド31〜34と第一の電源パッド
35との間の接続構造が、第一の電源パッド35を中心
としてそれぞれ対称となるように構成したので、IC1
の各電源ピン21〜24からみた給電インピーダンス特
性を、実施の形態1よりも高い精度で等しくすることが
でき、これによりある特定の周波数における給電ノイズ
や放射ノイズをより高精度に抑制することが可能とな
る。
【0056】実施の形態3.図5は、この発明にかかる
プリント回路配線板の実施の形態3を示す電源パターン
配線図である。この図5に示されるプリント回路配線板
の表面部品実装図は、特定の周波数より低い周波数の給
電インピーダンスを抑制する効果のある第一のバイパス
コンデンサ45とそれに関係する第一の電源パッド35
を、図1の構成から削除している。実施の形態1と同一
の構成要素に対しては同一の符号を付して、その説明を
省略している。
【0057】第二のバイパスコンデンサ41〜44の一
端に接続され、またIC1の四個の電源ピン21〜24
とも接続されている第二の電源パッド31〜34と、高
周波チョークコイル7の一端に接続されている第三の電
源パッド6との間は、電源パターン配線141〜144
によって接続される。これらの各電源パターン配線14
1〜144は、同じ断面構造と同じ長さを有する配線と
する。
【0058】この実施の形態3によれば、電源パターン
配線141〜144を同じ断面構造と同じ長さを有する
配線として実装するように構成したので、これら四つの
電源パターン配線141〜144は電気的に同じインダ
クタンス成分を有するように構成することができ、IC
1の電源ピン21〜24からみた給電インピーダンス特
性を等しくすることができ、ある特定の周波数における
給電ノイズや放射ノイズを高精度に抑制することが可能
となる。さらに、特定の周波数より低い周波数の給電イ
ンピーダンスを抑制する効果のある第一のバイパスコン
デンサ45を削除しているので、特定の周波数以外の給
電インピーダンスを制御する必要のない電子機器におい
て、部品点数を削減することができるという効果を有す
る。
【0059】実施の形態4.図6は、この発明にかかる
プリント回路配線板の実施の形態4を示す対称電源パタ
ーン配線図である。この図6に示されるプリント回路配
線板の表面部品実装図は、特定の周波数より低い周波数
の給電インピーダンスを抑制する効果のある第一のバイ
パスコンデンサ45とそれに関係する第一の電源パッド
35を図4に示した実施の形態2の構成から削除してい
る。実施の形態2と同一の構成要素に対しては同一の符
号を付して、その説明を省略している。
【0060】IC1の電源ピン21〜24に接続され、
また第二のバイパスコンデンサ41〜44の一端とも接
続されている第二の電源パッド31〜34から、プリン
ト回路配線板内の別層へと通じるスルーホール121〜
124までの間は、電源パターン配線111〜114に
よって接続される。ここで、電源パターン配線111〜
114は、実施の形態2と同様、同じ断面構造(同じ断
面積であって同じ断面形状)と同じ長さを有するように
しており、これによって各電源パターン配線111〜1
14のインダクタンスが実質的に同じになるようにして
いる。
【0061】これら電源パターン配線111〜114
は、スルーホール121〜124を経由して、プリント
回路配線板内の別層に接続される。各スルーホール12
1〜124は、同じ断面構造(同じ断面積であって同じ
断面形状)と同じ長さを有し、かつ同じ個数をもつよう
にする。
【0062】また、この別層では、スルーホール121
と123を結ぶ直線とスルーホール122と124とを
結ぶ直線との交点上に、高周波チョークコイル7の第三
の電源パッド6が配置されている。そして、この別層で
は、スルーホール121〜124上の点から、第三の電
源パッド6までを電源パターン配線151〜154によ
って接続する。電源パターン配線151〜154は、同
じ断面構造(同じ断面積であって同じ断面形状)と同じ
長さを有するようにする。
【0063】また、この実施の形態4では、各第二の電
源パッド31〜34と第三の電源パッド6との間の接続
構造が対称となるように構成されている。すなわち、第
三の電源パッド6を通る紙面に垂直な軸に対して、各電
源パターン配線111〜114、151〜154は回転
対称構造を有するように構成されている。このように、
第二の電源パッド31〜34と第三の電源パッド6との
間の接続構造を回転対称としているので、電源パターン
の配線曲がり部分の電気的な結合成分まで、同じにする
ことができる。
【0064】この実施の形態4によれば、第二の電源パ
ッド31〜34と第三の電源パッド6との間の電源パタ
ーン配線111〜114、151〜154およびスルー
ホール121〜124の断面構造および長さを同じに
し、各スルーホール121〜124の個数を同じにし、
さらに第二の電源パッド31〜34と第三の電源パッド
6との間の接続構造が、第三の電源パッド6を中心とし
てそれぞれ対称となるように構成したので、IC1の各
電源ピン21〜24からみた給電インピーダンス特性を
より高い精度で等しくすることができ、これによりある
特定の周波数における給電ノイズや放射ノイズをより高
精度に抑制することが可能となる。さらに、特定の周波
数より低い周波数の給電インピーダンスを抑制する効果
のある第一のバイパスコンデンサ45を削除しているの
で、特定の周波数以外の給電インピーダンスを制御する
必要のない電子機器において、部品点数を削減すること
ができるという効果を有する。
【0065】なお、上述した実施の形態1〜4では、I
Cなどの電子回路部品の電源ピンの数が四個の場合を例
示したが、四個以外の電源ピンを有するICなどの電子
回路部品であってもよい。
【0066】また、上記実施の形態では、IC1の各電
源ピン21〜24から第一の電源パッド35あるいは第
三の電源パッド6までの電源パターン配線を、スルーホ
ールを含めて、同じ断面構造および同じ長さを有するよ
うにしたが、IC1の各電源ピン21〜24から第一の
電源パッド35あるいは第三の電源パッド6までのイン
ダクタンスなどの電気的特性が実質的に同じとなるよう
に設定できるのであれば、これらの間の電源パターン配
線およびスルーホールの断面構造および長さを異ならせ
るようにしてもよい。すなわち、これら電源パターン配
線およびスルーホールの断面構造および長さを異ならせ
た場合でも、IC1のインダクタンス成分と、コンデン
サの容量成分およびインダクタンス成分と、電源パター
ン配線のインダクタンス成分とを適宜調整して、IC1
の各電源ピン21〜24から第一の電源パッド35ある
いは第三の電源パッド6までの電気的特性が実質的に同
じように設定する。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、高周波チョークコイルと第一のバイパスコンデンサ
との接続点から複数の第二のバイパスコンデンサまでを
接続する複数の電源パターン配線の断面構造および長さ
を同じにしているので、これら複数の電源パターン配線
は同じインダクタンス成分を持つようになり、電子回路
部品の各電源ピンからみた給電インピーダンス特性を等
しくかつ低くすることができ、これらの共振周波数を同
じにすることができる。したがって、ある特定の周波数
における給電ノイズや放射ノイズを高精度に抑制するこ
とが可能となる。
【0068】つぎの発明にかかるプリント回路配線板に
よれば、高周波チョークコイルと第一のバイパスコンデ
ンサとの接続点から複数の第二のバイパスコンデンサま
でを接続する複数の電源パターン配線を回転対称として
いるので、より高精度にある特定の周波数における給電
ノイズや放射ノイズを高精度に抑制することが可能とな
る。
【0069】つぎの発明にかかるプリント回路配線板に
よれば、高周波チョークコイルと第一のバイパスコンデ
ンサとの接続点から複数の第二のバイパスコンデンサま
でを接続する複数の電源パターン配線を複数層で接続す
る場合、各層での電源パターン配線を同じ断面構造およ
び同じ長さとするとともに、各層間を接続するスルーホ
ールの断面構造および個数を同じにしているので、多層
配線を行った場合でも、より高精度にある特定の周波数
における給電ノイズや放射ノイズを高精度に抑制するこ
とが可能となる。
【0070】つぎの発明にかかるプリント回路配線板に
よれば、第一の電源パターン配線と第一のバイパスコン
デンサとの接続点から複数の第二のバイパスコンデンサ
までを接続する複数の第二の電源パターン配線の断面構
造および長さを同じにしているので、複数の第二の電源
パターン配線は同じインダクタンス成分を持つようにな
り、電子回路部品の各電源ピンからみた給電インピーダ
ンス特性を等しくかつ低くすることができ、これらの共
振周波数を同じにすることができる。したがって、ある
特定の周波数における給電ノイズや放射ノイズを高精度
に抑制することが可能となる。
【0071】つぎの発明にかかるプリント回路配線板に
よれば、第一の電源パターン配線と第一のバイパスコン
デンサとの接続点から複数の第二のバイパスコンデンサ
までを接続する複数の第二の電源パターン配線を回転対
称としているので、より高精度にある特定の周波数にお
ける給電ノイズや放射ノイズを高精度に抑制することが
可能となる。
【0072】つぎの発明にかかるプリント回路配線板に
よれば、第一のパターン配線と第一のバイパスコンデン
サとの接続点から複数の第二のバイパスコンデンサまで
を接続する複数の第二の電源パターン配線を複数層で接
続する場合、各層での第二の電源パターン配線を同じ断
面構造および同じ長さとするとともに、各層間を接続す
るスルーホールの断面構造および個数を同じにしている
ので、多層配線を行った場合でも、より高精度にある特
定の周波数における給電ノイズや放射ノイズを高精度に
抑制することが可能となる。
【0073】つぎの発明にかかるプリント回路配線板に
よれば、高周波チョークコイルから複数のバイパスコン
デンサまでを接続する複数の電源パターン配線の断面構
造および長さを同じにし、さらに、特定の周波数より低
い周波数の給電インピーダンスを抑制する効果のある第
一のバイパスコンデンサを削除しているので、ある特定
の周波数における給電ノイズや放射ノイズを高精度に抑
制することが可能となるとともに、特定の周波数以外の
給電インピーダンスを制御する必要のない電子機器にお
いて、部品点数を削減することができるという効果を有
する。
【0074】つぎの発明にかかるプリント回路配線板に
よれば、高周波チョークコイルから前記複数のバイパス
コンデンサまでを接続する複数の電源パターン配線を回
転対称としているので、より高精度にある特定の周波数
における給電ノイズや放射ノイズを高精度に抑制するこ
とが可能となる。
【0075】つぎの発明にかかるプリント回路配線板に
よれば、電源パターン配線を複数層で接続する場合、各
層での電源パターン配線を同じ断面構造および同じ長さ
とするとともに、各層間を接続するスルーホールの断面
構造および個数を同じにしているので、多層配線を行っ
た場合でも、より高精度にある特定の周波数における給
電ノイズや放射ノイズを高精度に抑制することが可能と
なる。
【0076】つぎの発明にかかるプリント回路配線板に
よれば、高周波チョークコイルと第一のバイパスコンデ
ンサとの接続点から複数の第二のバイパスコンデンサま
でを接続する複数の電源パターン配線の電気的特性を同
じにしているので、ある特定の周波数における給電ノイ
ズや放射ノイズを高精度に抑制することが可能となる。
【0077】つぎの発明にかかるプリント回路配線板に
よれば、第一の電源パターン配線と第一のバイパスコン
デンサとの接続点から複数の第二のバイパスコンデンサ
までを接続する複数の第二の電源パターン配線の電気的
特性を同じにしているので、ある特定の周波数における
給電ノイズや放射ノイズを高精度に抑制することが可能
となる。
【0078】つぎの発明にかかるプリント回路配線板に
よれば、高周波チョークコイルから前記複数のバイパス
コンデンサまでを接続する複数の電源パターン配線の電
気的特性を同じにし、さらに、特定の周波数より低い周
波数の給電インピーダンスを抑制する効果のある第一の
バイパスコンデンサを削除しているので、ある特定の周
波数における給電ノイズや放射ノイズを高精度に抑制す
ることが可能となるとともに、特定の周波数以外の給電
インピーダンスを制御する必要のない電子機器におい
て、部品点数を削減することができるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示すプリント回路
配線板の表面実装図である。
【図2】 図1のプリント回路配線板の電源パターン配
線図である。
【図3】 図1のプリント回路配線板の概略等価回路図
である。
【図4】 この発明の実施の形態2を示すプリント回路
配線板の電源パターン配線図である。
【図5】 この発明の実施の形態3を示すプリント回路
配線板の電源パターン配線図である。
【図6】 この発明の実施の形態4を示すプリント回路
配線板の電源パターン配線図である。
【図7】 プリント回路配線板の従来例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 電子部品(IC)、6 第三の電源パッド、7 高
周波チョークコイル、9 内層GND、10 内層電
源、21〜24 電源ピン、31〜34 第二の電源パ
ッド、35 第一の電源パッド、41〜44 第二のバ
イパスコンデンサ、45 第一のバイパスコンデンサ、
51〜54 GNDスルーホール、101〜104,1
11〜114,131〜134,141〜144,15
1〜154電源パターン配線、105 電源パターン配
線、121〜124 スルーホール。
フロントページの続き (72)発明者 菅原 賢悟 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 井川 祥夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5E317 AA24 GG11 5E336 AA04 BB02 BB03 CC01 CC31 CC53 CC58 CC60 GG11 5E338 AA02 AA03 CC04 CC06 CD12 EE13 5E346 AA15 AA43 BB03 BB04 FF01 HH04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源ラインとグランドライン間に接続さ
    れる高周波チョークコイルおよび第一のバイパスコンデ
    ンサの直列回路と、複数の電源ピンを有する電子回路部
    品と、該電子回路部品の各電源ピンの近傍で前記各電源
    ピンと接続されかつ前記第一のバイパスコンデンサに対
    し並列に接続される複数の第二のバイパスコンデンサと
    を備えるプリント回路配線板において、 前記高周波チョークコイルと第一のバイパスコンデンサ
    との接続点から前記複数の第二のバイパスコンデンサま
    でを接続する複数の電源パターン配線の断面構造および
    長さを同じにしたことを特徴とするプリント回路配線
    板。
  2. 【請求項2】 前記高周波チョークコイルと第一のバイ
    パスコンデンサとの接続点から前記複数の第二のバイパ
    スコンデンサまでを接続する複数の電源パターン配線を
    回転対称としたことを特徴とする請求項1に記載のプリ
    ント回路配線板。
  3. 【請求項3】 前記高周波チョークコイルと第一のバイ
    パスコンデンサとの接続点から前記複数の第二のバイパ
    スコンデンサまでを接続する複数の電源パターン配線を
    複数層で接続する場合、各層での電源パターン配線を同
    じ断面構造および同じ長さとするとともに、各層間を接
    続するスルーホールの断面構造および個数を同じにした
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のプリント回
    路配線板。
  4. 【請求項4】 電源ラインとグランドライン間に接続さ
    れる第一の電源パターン配線および第一のバイパスコン
    デンサの直列回路と、複数の電源ピンを有する電子回路
    部品と、該電子回路部品の各電源ピンの近傍で前記各電
    源ピンと接続されかつ前記第一のバイパスコンデンサに
    対し並列に接続される複数の第二のバイパスコンデンサ
    とを備えるプリント回路配線板において、 前記第一の電源パターン配線と第一のバイパスコンデン
    サとの接続点から前記複数の第二のバイパスコンデンサ
    までを接続する複数の第二の電源パターン配線の断面構
    造および長さを同じにしたことを特徴とするプリント回
    路配線板。
  5. 【請求項5】 前記第一の電源パターン配線と第一のバ
    イパスコンデンサとの接続点から前記複数の第二のバイ
    パスコンデンサまでを接続する複数の第二の電源パター
    ン配線を回転対称としたことを特徴とする請求項4に記
    載のプリント回路配線板。
  6. 【請求項6】 前記第一のパターン配線と第一のバイパ
    スコンデンサとの接続点から前記複数の第二のバイパス
    コンデンサまでを接続する複数の第二の電源パターン配
    線を複数層で接続する場合、各層での第二の電源パター
    ン配線を同じ断面構造および同じ長さとするとともに、
    各層間を接続するスルーホールの断面構造および個数を
    同じにしたことを特徴とする請求項4または5に記載の
    プリント回路配線板。
  7. 【請求項7】 電源ラインとグランドライン間に接続さ
    れる高周波チョークコイルと、複数の電源ピンを有する
    電子回路部品と、該電子回路部品の各電源ピンの近傍で
    前記各電源ピンと接続されかつ前記高周波チョークコイ
    ルとグランドライン間に互いに並列に接続される複数の
    バイパスコンデンサとを備えるプリント回路配線板にお
    いて、 前記高周波チョークコイルから前記複数のバイパスコン
    デンサまでを接続する複数の電源パターン配線の断面構
    造および長さを同じにしたことを特徴とするプリント回
    路配線板。
  8. 【請求項8】 前記複数の電源パターン配線を回転対称
    としたことを特徴とする請求項7に記載のプリント回路
    配線板。
  9. 【請求項9】 前記電源パターン配線を複数層で接続す
    る場合、各層での電源パターン配線を同じ断面構造およ
    び同じ長さとするとともに、各層間を接続するスルーホ
    ールの断面構造および個数を同じにしたことを特徴とす
    る請求項7または8に記載のプリント回路配線板。
  10. 【請求項10】 電源ラインとグランドライン間に接続
    される高周波チョークコイルおよび第一のバイパスコン
    デンサの直列回路と、複数の電源ピンを有する電子回路
    部品と、該電子回路部品の各電源ピンの近傍で前記各電
    源ピンと接続されかつ前記第一のバイパスコンデンサに
    対し並列に接続される複数の第二のバイパスコンデンサ
    とを備えるプリント回路配線板において、 前記高周波チョークコイルと第一のバイパスコンデンサ
    との接続点から前記複数の第二のバイパスコンデンサま
    でを接続する複数の電源パターン配線の電気的特性を同
    じにしたことを特徴とするプリント回路配線板。
  11. 【請求項11】 電源ラインとグランドライン間に接続
    される第一の電源パターン配線および第一のバイパスコ
    ンデンサの直列回路と、複数の電源ピンを有する電子回
    路部品と、該電子回路部品の各電源ピンの近傍で前記各
    電源ピンと接続されかつ前記第一のバイパスコンデンサ
    に対し並列に接続される複数の第二のバイパスコンデン
    サとを備えるプリント回路配線板において、 前記第一の電源パターン配線と第一のバイパスコンデン
    サとの接続点から前記複数の第二のバイパスコンデンサ
    までを接続する複数の第二の電源パターン配線の電気的
    特性を同じにしたことを特徴とするプリント回路配線
    板。
  12. 【請求項12】 電源ラインとグランドライン間に接続
    される高周波チョークコイルと、複数の電源ピンを有す
    る電子回路部品と、該電子回路部品の各電源ピンの近傍
    で前記各電源ピンと接続されかつ前記高周波チョークコ
    イルとグランドライン間に互いに並列に接続される複数
    のバイパスコンデンサとを備えるプリント回路配線板に
    おいて、 前記高周波チョークコイルから前記複数のバイパスコン
    デンサまでを接続する複数の電源パターン配線の電気的
    特性を同じにしたことを特徴とするプリント回路配線
    板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006303725A (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Audio Technica Corp コンデンサーマイクロホン
WO2007099992A1 (ja) * 2006-03-01 2007-09-07 Daikin Industries, Ltd. 基板及び装置
JP2010114372A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Fujitsu Ltd プリント配線板および電子装置

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