JP2006303725A - コンデンサーマイクロホン - Google Patents

コンデンサーマイクロホン Download PDF

Info

Publication number
JP2006303725A
JP2006303725A JP2005120140A JP2005120140A JP2006303725A JP 2006303725 A JP2006303725 A JP 2006303725A JP 2005120140 A JP2005120140 A JP 2005120140A JP 2005120140 A JP2005120140 A JP 2005120140A JP 2006303725 A JP2006303725 A JP 2006303725A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power module
frequency noise
microphone
screw terminal
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005120140A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4911914B2 (ja
Inventor
Yutaka Akino
裕 秋野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Audio Technica KK
Original Assignee
Audio Technica KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Audio Technica KK filed Critical Audio Technica KK
Priority to JP2005120140A priority Critical patent/JP4911914B2/ja
Priority to US11/385,719 priority patent/US7787644B2/en
Publication of JP2006303725A publication Critical patent/JP2006303725A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4911914B2 publication Critical patent/JP4911914B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/08Mouthpieces; Microphones; Attachments therefor
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R19/00Electrostatic transducers
    • H04R19/04Microphones
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2499/00Aspects covered by H04R or H04S not otherwise provided for in their subgroups
    • H04R2499/10General applications
    • H04R2499/11Transducers incorporated or for use in hand-held devices, e.g. mobile phones, PDA's, camera's

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)

Abstract

【課題】マイクロホンユニット部とパワーモジュール部とを分離してこの間を専用のケーブルで接続する形式のコンデンサーマイクロホンであって、パワーモジュール部において専用のケーブルを接続するねじターミナルを備えたものにおいて、ねじターミナル部から電磁波が侵入することを効果的に阻止し、音声信号に雑音が混入することを防止する。
【解決手段】パワーモジュール部20は、基板21とこの基板に固定されてケーブルを接続するねじターミナル部22とパワーモジュール部20を覆うシールドケース30を有し、基板21は、パワーモジュール部20の回路とねじターミナル部22の間を接続する配線パターン26およびこの配線パターンに接続された高周波雑音対策部品27を有し、ねじターミナル部22は、高周波雑音対策部品27を覆って基板21に固定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンデンサーマイクロホンに関するもので、特に、マイクロホンユニット部にインピーダンス変換器を内蔵し、ローカット回路、出力回路などが内蔵された回路収納部と上記マイクロホンユニット部を専用ケーブルで接続する形式のコンデンサーマイクロホンに有効なものである。
コンデンサーマイクロホンは、マイクロホンユニットのインピーダンスが高いため、FET(電界効果型トランジスタ)を主体とするインピーダンス変換器が用いられる。また、マイクロホンとしての性能を高めるために、ローカット回路、出力回路などがマイクロホンに内蔵される。
マイクロホンは、用途によって各種形態のものが作られている。マイクロホンの存在が何の違和感もない用途では、マイクロホンがある程度大きくなっても差支えがないから、上記インピーダンス変換器およびローカット回路、出力回路などの回路部がマイクロホンケースに内蔵される。しかし、会議用マイクロホン、教会の聖歌隊用マイクロホン、タイピン型マイクロホンなどは、マイクロホン本体が目立たないように、マイクロホンを小型化する必要があり、マイクロホンケース内に上記全ての回路部品を内蔵することはできない。そこで、これら会議用マイクロホン、教会の聖歌隊用マイクロホン、タイピン型マイクロホンなど(以下、これらを「小型化マイクロホン」という)においては、マイクロホンユニット部にインピーダンス変換器を内蔵し、ローカット回路、出力回路などが内蔵された回路収納部と上記マイクロホンユニット部を専用ケーブルで接続する形式がとられている。マイクロホンの音声信号は、上記回路収納部に内蔵された出力回路から出力される。上記マイクロホンユニットとインピーダンス変換器を含む部分を「マイクロホンユニット部」と称し、上記ローカット回路、出力回路を内蔵する回路収納部を「パワーモジュール部」と称しているので、以下、この明細書でも「マイクロホンユニット部」、「パワーモジュール部」の文言を用いることにする。
上記マイクロホンユニット部とパワーモジュール部を接続する専用ケーブルは、2芯の信号線とこれらの信号線を覆ってシールドするシールド線からなる。より具体的には、電源をマイクロホンユニット部に供給する電源線と、インピーダンス変換器から出力される音声信号をパワーモジュール部に伝送する信号線と、これら電源線と信号線を静電遮蔽し接地するシールド線からなる。この専用ケーブルの部分では、音声信号を不平衡で伝送するため、外部からの雑音に弱い。専用ケーブルの部分に外部から電磁波が侵入すると、マイクロホンユニット部およびパワーモジュール部の内部に電磁波が入り込み、これらユニット部およびモジュール部に使用されている半導体で検波され、雑音を発生する。
近年、携帯電話が普及し、マイクロホンの近傍で携帯電話が使用される機会が多くなり、携帯電話で使用される高周波の電磁波の影響でマイクロホンに雑音を発生することが大きな問題となってきている。特に、前記小型化マイクロホン、とりわけ、聖歌隊用のマイクロホンでは、マイクロホンユニット部は教会などの天井から吊るされ、天井には外観を損なわないように天井板の上側にパワーモジュール部が取り付けられていて、電磁波による雑音が問題になりつつある。図3は、このような吊り下げ型のマイクロホンの例を示す。図3において、教会などの天井板7にはパワーモジュール部2を取り付けるための孔が開けられ、この孔に、パワーモジュール部2がその外周をシールドカバー3で覆った形で埋め込まれている。上記天井板の孔はパネル4で塞がれている。パネル4は、パワーモジュール部2が装着されていることを目立たなくすることと、パワーモジュール部2をシールドする役割を持っている。パネル4を貫いてフレキシブルパイプ5が垂れ下がり、フレキシブルパイプ5の下端にはマイクロホンユニット部1が取り付けられている。マイクロホンユニット部1には、前述のように専用ケーブルが接続されていて、専用ケーブルはフレキシブルパイプ5の中を通り、専用ケーブルを構成する各線がパワーモジュール部2の所定の端子に接続されている。パワーモジュール部2からは天井板7の上側においてコード6が引き出され、音声信号が外部の回路に入力されるようになっている。
上記パワーモジュール部2の従来例を図4、図5に示す。図4、図5において、パワーモジュール部2は、基板10と、シールドケース10と、入力側ねじターミナル11と、出力側ねじターミナル12を主体としてなる。基板10には、前述のように、ローカット回路、出力回路を含む回路部が形成されていて、マイクロホンユニット部からの音声信号が、ねじターミナル11と、このねじターミナル11の各端子に電気的につながる複数の配線パターン13を介して上記回路部に入力されるようになっている。配線パターン13には、コンデンサなどからなる外部からの高周波雑音対策部品14が接続されている。上記回路部の出力側の構成も入力側の構成と略同じで、音声信号を出力する複数の配線パターン15が出力側ねじターミナル12の各端子に電気的に接続されている。配線パターン15には、コンデンサなどからなる高周波雑音対策部品16が接続されている。入力側の高周波雑音対策部品14は、ねじターミナル11と干渉しないように、出力側の高周波雑音対策部品16は、ねじターミナル12と干渉しないように、ねじターミナル11およびねじターミナル12の側方に配置され、これに対応して配線パターン13,15のうちの一部は、ねじターミナル11、12と上記回路部との間を遠回りして形成されている。
パワーモジュール部2にねじターミナルが用いられる理由、特に入力側ねじターミナル11が用いられる理由は、マイクロホンユニット部とパワーモジュール部2をつなぐ専用ケーブルの長さを調節する必要があることによる。すなわち、上記専用ケーブルの長さはマイクロホンが設置される建物の天井の高さなど各種条件によって異なり、条件に適合した長さに切断して使用している。そのため、専用ケーブルの端部をパワーモジュール部2の回路基板10に半田付けなどによって直接接続するのでは、配線工事が面倒であることから、ねじ止めによって配線することができるねじターミナルが使用されている。かかる事情はパワーモジュール部2の出力側でも同じであることから、出力側にもねじターミナル12が用いられている。
上記ねじターミナル11、12は、マイクコードを機械的なねじ締めによって接続するため、寸法が大きくなる。これとともに、シールドケース3によって静電シールドされた回路部とねじターミナル11、12との間に、静電シールドされることなく露出した複数の配線パターン13、15が存在している。この露出した複数の配線パターン11、12のうちの一部は前述のように遠回りして形成され手長くなっており、外部からの電磁波に対しては無防備であるため、ここから高周波電流が入り込みやすくなっている。また、入出力部のねじターミナル11,12には、入出力マイクロホンコードのシールド線から露出した芯線部分がねじ止めされるため、このシールド線から露出した芯線部分も外部からの電磁波に対しては無防備であり、このシールド線から露出した芯線あるいは上記配線パターン13、15から電磁波が侵入しやすい構造になっている。露出した芯線あるいは上記配線パターン13、15から電磁波が侵入すると、パワーモジュール部2のシールドケース3内に電磁波が入り込み、音声信号に雑音が混入することになる。ねじターミナル11、12の部分には高周波雑音対策部品16が接続されているが、芯線あるいは配線パターン13、15から一旦電磁波が侵入すると、これが雑音になることを避けることはできなかった。
ちなみに、従来の環境では、従来のパワーモジュール部2の構成でノイズの問題は起こらなかった。外部から電磁波が侵入することは考えられなかったからである。ところが、近年のように、一人ひとりが携帯電話を持ち歩く環境になってくると、あらゆるところに電磁波が存在することになり、この電磁波がマイクロホンに及ぼす影響を無視することができない状況にある。図3に示す形態のコンデンサーマイクロホンにおいて、図4、図5に示すパワーモジュール部2を使用するものにおいても、マイクロホンユニット1とパワーモジュール部2をつなぐケーブルから侵入した電磁波が上記配線パターン13、15シールドケース3内に入り込み、雑音を発生することがわかった。そこで、マイクロホンユニット部とパワーモジュール部とを分離してこの間をケーブルで接続する形式のコンデンサーマイクロホンにおいて、電磁波による雑音対策が望まれている。
ところで、コンデンサーマイクロホンにおける電磁波による雑音対策は従来各種の試みが提案されている。例えば、コンデンサーマイクロホン本体と基板との電気的な接触を安定させるとともに、高周波ノイズレベルを低減させるために、コンデンサーマイクロホン本体と、コンデンサーマイクロホン本体の音声信号を外部に出力するばね端子と、ばね端子を取り付けてばね端子の一端をコンデンサーマイクロホン本体の基板の接点に接触させるインシュレータとを備え、ばね端子の他端を螺旋形状にしたコンデンサーマイクロホンが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、カプセルの前端壁の内面を帯電処理し、この前端壁と対向する位置に振動膜を配置して電気音響変換部を構成し、カプセルの後端部に基板を嵌め込んでカプセルを閉塞すると共に、基板に対して振動膜の音響振動を電気信号に変換するFETを備え、このFETの出力端子とグランド端子との間にコンデンサとバリスタとを並列に備えてなるエレクトレットコンデンサーマイクロホンが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−7156号公報 特開2003−230195号公報
上記特許文献1および特許文献2記載の発明はいずれも、例えば携帯電話に組み込むタイプのマイクロホンに関するもので、高周波雑音対策部品を付加するという着想のものである。加えて、特許文献2記載の発明は、マイクロホンユニット部をカプセルに収納してシールドしたものである。特許文献1および特許文献2記載の発明のいずれも、マイクロホンユニット部とパワーモジュール部とを分離してこの間を専用のケーブルで接続する形式のコンデンサーマイクロホンにおける高周波雑音対策に関するものではない。
本発明は、マイクロホンユニット部とパワーモジュール部とを分離してこの間を専用のケーブルで接続する形式のコンデンサーマイクロホンであって、パワーモジュール部において専用のケーブルを接続するねじターミナルを備えたものにおいて、ねじターミナル部から電磁波が侵入することを効果的に阻止し、音声信号に雑音が混入することを防止することができるコンデンサーマイクロホンを提供することを目的とする。
本発明は、マイクロホンユニット部とパワーモジュール部とを分離してこの間をケーブルで接続する形式のコンデンサーマイクロホンであって、パワーモジュール部は、基板とこの基板に固定されて上記ケーブルを接続するねじターミナル部とパワーモジュール部を覆うシールドケースを有し、上記基板は、パワーモジュール部の回路とねじターミナル部の間を接続する配線パターンおよびこの配線パターンに接続された高周波雑音対策部品を有し、上記ねじターミナル部は、上記高周波雑音対策部品を覆って上記基板に固定されていることを最も主要な特徴とする。
ねじターミナル部は、高周波雑音対策部品を覆って基板に固定されるため、高周波雑音対策部品を接続し、かつ、ねじターミナル部の各端子と接続する配線パターンは、パワーモジュール部の回路から最短距離で形成することが可能となり、配線パターンの露出部分を極めて少なくすることができる。したがって、配線パターンからパワーモジュール部のシールドケース内の回路に侵入しようとする電磁波を大幅に低減することができ、電磁波を原因とする雑音を大幅に低減することができる。
以下、本発明にかかるコンデンサーマイクロホンの実施例を、図を用いて説明する。
図1、図2において、符号20はパワーモジュール部を示しており、このパワーモジュール部20は、例えば、図3に示すような天井吊り下げ型のコンデンサーマイクロホンにおけるパワーモジュール部として、建物の天井に埋め込んで使用することができる。パワーモジュール部20は、基板21と、シールドケース30と、入力側ねじターミナル部22と、出力側ねじターミナル部23を主体としてなる。
基板21には、ローカット回路、出力回路を含む回路部が形成されていて、マイクロホンユニット部からの音声信号が、ねじターミナル部22と、このねじターミナル部22の各端子に電気的につながる複数の電極パターン24および配線パターン26を介して上記回路部に入力されるようになっている。この入力側のねじターミナル部22は、シールドケース30を挟んで基板21の一端側(図1、図2において左端側)に配置されている。上記各電極パターン24、配線パターン26およびアースパターン35には、コンデンサなどからなる外部からの高周波雑音対策部品27が接続されている。上記回路部の出力側の構成も入力側の構成と略同じで、音声信号を出力する複数の配線パターン28が出力側ねじターミナル部23の各電極パターン25に電気的に接続されている。配線パターン28、電極パターン25およびアースパターン35には、コンデンサなどからなる高周波雑音対策部品29が接続されている。アースパターン35は、入出力側の各配線パターン、電極パターン、およびシールドケース30で覆われている回路部を取り囲んで形成されている。出力側のねじターミナル部23は、シールドケース30を挟んで基板21の他端側(図1、図2において右端側)に配置されている。
入力側の高周波雑音対策部品27は入力側ねじターミナル部22を構成するターミナル部品31で覆われるように、換言すれば、高周波雑音対策部品27に重ねてターミナル部品31が固定されている。ただし、回路基板21とターミナル部品31との間にはスペーサ33が介在してスペーサ33の高さ寸法に見合う隙間が形成され、この隙間の範囲内に高周波雑音対策部品27が収納されている。上記ターミナル部品31は、マイクロホンユニット部からの音声信号を伝達する電線、電源を供給する電線およびシールド線をねじ締めによって接続するための電線接続部を有するとともに、これら電線接続部と電気的に一体の電極を有し、各電極は上記電極パターン24に電気的に接続されている。ターミナル部品31の材質は特に限定されないが、一般的には絶縁材であるプラスチックの一体成形とすれば製作が容易である。スペーサ33の材質も任意であり、絶縁材料であっても、導電材料であってもよい。パワーモジュール部20の回路とねじターミナル部22の間を接続する配線パターン26および高周波雑音対策部品27は、パワーモジュール部20を覆うシールドケース30側を除き三方がスペーサ33で囲まれている。
出力側のねじターミナル部23も、以下のように入力側のねじターミナル部22と同様に構成されている。出力側の高周波雑音対策部品29は出力側ねじターミナル部23を構成するターミナル部品32で覆われるように、換言すれば、高周波雑音対策部品29に重ねてターミナル部品32が固定されている。ただし、回路基板21とターミナル部品32との間にはスペーサ34が介在してスペーサ34の高さ寸法に見合う隙間が形成され、この隙間の範囲内に高周波雑音対策部品29が収納されている。上記ターミナル部品32は、音声信号を外部回路に伝達する電線およびシールド線をねじ締めによって接続するための電線接続部を有するとともに、これら電線接続部と電気的に一体の電極を有し、各電極は前記電極パターン25に電気的に接続されている。ターミナル部品32の材質は任意で、絶縁材であるプラスチックの一体成形とすれば製作が容易である。スペーサ34の材質も任意であり、絶縁材料であっても、導電材料であってもよい。パワーモジュール部20の回路とねじターミナル部23の間を接続する配線パターン28および高周波雑音対策部品29は、パワーモジュール部20を覆うシールドケース30側を除き三方がスペーサ34で囲まれている。
以上説明した実施例によれば、入力側および出力側のターミナル部22、23を、高周波雑音対策部品27、29に重ねて基板21に固定している。換言すれば、入力側および出力側のターミナル部22、23と基板21との間に高周波雑音対策部品27、29が入っている。高周波雑音対策部品27、29が入るスペースを入力側および出力側のターミナル部22、23と基板21との間に確保するために、スペーサ33、34を上記ターミナル部22、23と基板21との間に介在させている。このような構成にしたことにより、パワーモジュール部20が有するローカット回路、出力回路などの回路部とターミナル部22、23とを接続する配線パターン26,28が、ターミナル部品31,32の側方に遠回りして形成されることなく、最短距離を通って形成される。したがって、配線パターン26,28によって外部の電磁波を拾うことがなく、電磁波を原因とする高周波雑音を大幅に低減することができる。
本発明は、特に、マイクロホンユニット部とパワーモジュール部とを分離してこの間をケーブルで接続する形式のコンデンサーマイクロホンにおける高周波雑音対策として有効である。すなわち、上記ケーブルは周囲の電磁波を拾いやすく、このケーブルを電磁波が伝ってパワーモジュール部に侵入しやすい構造になっている。しかし、上記実施例によれば、上記ケーブルを伝ってパワーモジュール部20に侵入しようとする電磁波は、ケーブルのシールド線からアースパターン35およびシールドケース30に逃がされる。図4、図5に示すような従来のパワーモジュール部の構成によれば、一端アースに逃げた電磁波が、露出している配線パターンから侵入するという問題があったが、本願発明の上記実施例によれば、配線パターンがねじターミナル部で覆われているため、ケーブルを伝ってパワーモジュール部20に侵入しようとする電磁波が、上記配線パターンに導かれることなく、シールドケース30に逃げていき、電磁波を原因とする高周波雑音を効果的に低減することができる。
ねじターミナル部は、パワーモジュール部20の音声信号入力側と音声信号出力側の両方に設けられていて、入力側と出力側の両方において上記のような高周波雑音対策に有効な構成が採用されているため、高周波雑音をより一層効果的に低減することができる。
パワーモジュール部20の回路とねじターミナル部の間を接続する配線パターンおよび高周波雑音対策部品は、入力側と出力側の両方において、パワーモジュール部20を覆うシールドケース30側を除き三方がスペーサ33,34で囲まれているため、ねじターミナル部からの電磁波の侵入をより効果的に阻止することができる。
本発明にかかるコンデンサーマイクロホンは、マイクロホンユニット部とパワーモジュール部とを分離してこの間をケーブルで接続する形式のコンデンサーマイクロホン一般に適用可能である。したがって、教会の聖歌隊用マイクロホンなどのように、天井から吊り下げる形式のマイクロホン、会議用のマイクロホンのような、小型のコンデンサーマイクロホンに好適である。
本発明にかかるコンデンサーマイクロホンのパワーモジュール部の構成例を、一部の部品を省略して示す平面図である。 上記パワーモジュール部の正面図である。 本発明にかかるコンデンサーマイクロホンの適用例を示す一部断面正面図である。 従来のコンデンサーマイクロホンのパワーモジュール部の構成例を、一部の部品を省略して示す平面図である。 上記従来のパワーモジュール部の正面図である。
符号の説明
20 パワーモジュール部
21 基板
22 ねじターミナル部
23 ねじターミナル部
26 配線パターン
27 高周波雑音対策部品
28 配線パターン
29 高周波雑音対策部品
30 シールドケース
33 スペーサ
34 スペーサ

Claims (4)

  1. マイクロホンユニット部とパワーモジュール部とを分離してこの間をケーブルで接続する形式のコンデンサーマイクロホンであって、
    パワーモジュール部は、基板とこの基板に固定されて上記ケーブルを接続するねじターミナル部とパワーモジュール部を覆うシールドケースを有し、
    上記基板は、パワーモジュール部の回路とねじターミナル部の間を接続する配線パターンおよびこの配線パターンに接続された高周波雑音対策部品を有し、
    上記ねじターミナル部は、上記高周波雑音対策部品を覆って上記基板に固定されていることを特徴とするコンデンサーマイクロホン。
  2. ねじターミナル部は、パワーモジュール部の音声信号入力側と音声信号出力側の両方に設けられている請求項1記載のコンデンサーマイクロホン。
  3. 基板とねじターミナル部の間にスペーサが介在し、このスペーサの高さの範囲内に高周波雑音対策部品が収納されている請求項1記載のコンデンサーマイクロホン。
  4. パワーモジュール部の回路とねじターミナル部の間を接続する配線パターンおよび高周波雑音対策部品は、パワーモジュール部を覆うシールドケース側を除き三方がスペーサで囲まれている請求項3記載のコンデンサーマイクロホン。
JP2005120140A 2005-04-18 2005-04-18 コンデンサーマイクロホン Expired - Fee Related JP4911914B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005120140A JP4911914B2 (ja) 2005-04-18 2005-04-18 コンデンサーマイクロホン
US11/385,719 US7787644B2 (en) 2005-04-18 2006-03-22 Condenser microphone

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005120140A JP4911914B2 (ja) 2005-04-18 2005-04-18 コンデンサーマイクロホン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006303725A true JP2006303725A (ja) 2006-11-02
JP4911914B2 JP4911914B2 (ja) 2012-04-04

Family

ID=37108505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005120140A Expired - Fee Related JP4911914B2 (ja) 2005-04-18 2005-04-18 コンデンサーマイクロホン

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7787644B2 (ja)
JP (1) JP4911914B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007300159A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Sharp Corp 回路ユニット、電源バイアス回路、lnb、およびトランスミッタ

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56155545A (en) * 1980-05-02 1981-12-01 Nec Corp Semiconductor device
JPS62108594A (ja) * 1985-11-06 1987-05-19 株式会社日立製作所 混成集積回路
JPS62193714A (ja) * 1986-02-21 1987-08-25 Nitto Giken Kk 電磁ベ−スで工作物に固定可能な穿孔機の制御装置
JPH07142880A (ja) * 1993-11-15 1995-06-02 Canon Inc 電子機器の筐体
JPH08162735A (ja) * 1994-11-30 1996-06-21 Idec Izumi Corp プリント配線基板
JPH10326993A (ja) * 1997-05-23 1998-12-08 Mitsubishi Electric Corp 電子回路シールド装置
JP2001078297A (ja) * 1999-07-08 2001-03-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd コンデンサマイク装置およびその中継装置
JP2002232099A (ja) * 2001-01-31 2002-08-16 Kyocera Corp セラミック回路基板
JP2003198079A (ja) * 2001-12-25 2003-07-11 Mitsubishi Electric Corp プリント回路配線板

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5139561Y2 (ja) * 1973-11-15 1976-09-28
JP2003230195A (ja) 2002-02-06 2003-08-15 Hosiden Corp エレクトレットコンデンサマイクロホン
JP2004007156A (ja) 2002-05-31 2004-01-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd コンデンサマイクロホン
US20050182504A1 (en) * 2004-02-18 2005-08-18 Bailey James L. Apparatus to produce karaoke accompaniment

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56155545A (en) * 1980-05-02 1981-12-01 Nec Corp Semiconductor device
JPS62108594A (ja) * 1985-11-06 1987-05-19 株式会社日立製作所 混成集積回路
JPS62193714A (ja) * 1986-02-21 1987-08-25 Nitto Giken Kk 電磁ベ−スで工作物に固定可能な穿孔機の制御装置
JPH07142880A (ja) * 1993-11-15 1995-06-02 Canon Inc 電子機器の筐体
JPH08162735A (ja) * 1994-11-30 1996-06-21 Idec Izumi Corp プリント配線基板
JPH10326993A (ja) * 1997-05-23 1998-12-08 Mitsubishi Electric Corp 電子回路シールド装置
JP2001078297A (ja) * 1999-07-08 2001-03-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd コンデンサマイク装置およびその中継装置
JP2002232099A (ja) * 2001-01-31 2002-08-16 Kyocera Corp セラミック回路基板
JP2003198079A (ja) * 2001-12-25 2003-07-11 Mitsubishi Electric Corp プリント回路配線板

Also Published As

Publication number Publication date
US20060233399A1 (en) 2006-10-19
JP4911914B2 (ja) 2012-04-04
US7787644B2 (en) 2010-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8428285B2 (en) Microphone screen with common mode interference reduction
JP5409430B2 (ja) グースネック型コンデンサマイクロホン
US7729500B2 (en) Microphone array with electromagnetic interference shielding means
US7526097B2 (en) Condenser microphone
JP5404220B2 (ja) コンデンサマイクロホン
JP5492036B2 (ja) グースネック型マイクロホン
JP2008187581A (ja) バウンダリーマイクロホン
US7447326B2 (en) Condenser microphone
US7599505B2 (en) Condenser microphone
US20060046538A1 (en) Microphone and microphone shield
JP2006067455A (ja) マイクロホンコネクタ
US8408941B2 (en) Condenser microphone and its output connector
JP4911914B2 (ja) コンデンサーマイクロホン
US20060110000A1 (en) Condenser microphone
JP4310234B2 (ja) コンデンサマイクロホン
JP2016086298A (ja) マイクロホン装置
JP2009278166A (ja) ノイズキャンセル型ヘッドホン
JP2006174310A (ja) コンデンサーマイクロホン
CN110856065A (zh) 一种多传感器的麦克风封装结构
US20110158451A1 (en) Close-Talking Capacitor Microphone
JP5453001B2 (ja) 単一指向性コンデンサマイクロホン
JP2011135481A (ja) 単一指向性コンデンサマイクロホンユニットおよび接話型コンデンサマイクロホン
JP2006238404A (ja) コンデンサマイクロホン
JP5227698B2 (ja) 単一指向性コンデンサマイクロホン
JP5122395B2 (ja) スピーカ用筐体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100629

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110527

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150127

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees