JP2003197697A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2003197697A
JP2003197697A JP2001398832A JP2001398832A JP2003197697A JP 2003197697 A JP2003197697 A JP 2003197697A JP 2001398832 A JP2001398832 A JP 2001398832A JP 2001398832 A JP2001398832 A JP 2001398832A JP 2003197697 A JP2003197697 A JP 2003197697A
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chip
chips
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Hideyuki Aoki
英之 青木
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Hitachi Ltd
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    • Y10T156/10Methods of surface bonding and/or assembly therefor

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェハ1枚のテスト時間を最小限にすること
ができ、その結果、ウェハ1枚当たりのテスト時間の短
縮によってテストコストの低減、およびスループットの
向上を実現できるテスト工程を含む半導体装置の製造方
法を提供する。 【解決手段】 半導体装置のテスト工程に用いるテスト
システムであって、フラッシュメモリが形成された複数
のチップ1からなるウェハ2と、ウェハ2の全面にコン
タクトするウェハレベル全面コンタクト装置3と、ウェ
ハ2の電気的特性を測定するためのテスタ4と、テスタ
4とウェハレベル全面コンタクト装置3との間に介在さ
れ、チップ単位の制御回路を搭載したBOSTボード5
などから構成され、ウェハ2内の各チップ1のテスト時
間が異なる場合に、BOSTボード5にて、各チップ1
を並列して前のテストが終了した時点で次のテストに順
次移行して実行するように、各チップ1毎に各テスト項
目を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
技術に関し、特にフラッシュメモリなどのような半導体
装置のテスト工程において、半導体ウェハの状態、いわ
ゆるウェハレベルの全面コンタクトによる一括検査方法
に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者が検討したところによれば、半
導体装置のテスト技術については、以下のような技術が
考えられる。
【0003】たとえば、半導体装置の一例としてのフラ
ッシュメモリに対しては、単純には、メモリセルに
“0”レベルの書き込みないしは消去と“1”レベルの
書き込みを行い、それぞれのデータの読み出しによって
消去、書き込みが正常に行われたか否かをテストする方
法がとられる。このテスト方法では、セルスタック不良
のような比較的単純な良、不良の検出が可能とされる。
複雑なテストとしては、必要に応じて、マーチング、チ
ェッカー、ギャロッピングなどのテスト方法が考慮され
る。それらのテスト方法は、注目メモリセルと隣接メモ
リセルとのアクセスデータの組み合わせ、あるいは注目
アドレスと隣接アドレスとのアクセスデータの組み合わ
せなどによって不所望にもたらされるようなメモリセル
間の干渉、デコーダの多重選択などの不良を検出する場
合に有効である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような書き込み
・消去試験は、テストされるべき全てのメモリセル等が
比較的短い時間内で書き込み、消去を完了する望むべき
特性をもっているなら短時間で完了する。しかしなが
ら、フラッシュメモリのような半導体装置は、よく知られ
ているように、その書き込み特性、消去特性に比較的大き
いばらつきを許容せざるを得ない。書き込み特性、消去
特性の大きいばらつきの許容は、典型的には書き込み動
作時間、消去動作時間の大幅な変化を意味する。例え
ば、書き込み動作では、単位書き込み動作のような書き
込み動作とその後の読み出しないしは読み出しべリファ
イによるメモリセルの書き込みレベルの判定を意味する
判定動作とは、必ずしも1回で終了するのではなく、メ
モリセルの書き込みレベルが適当なレベルに達したと判
定されるまで、何回も繰り返される。同様に、消去動作
でも、単位消去動作のような消去動作とその後の消去レ
ベル確認が、必要に応じて複数回繰り返される。従って
テスト判定に比較的長時間を要する場合もある。加え
て、フラッシュメモリのような半導体装置では、その単
位書き込み動作や単位消去動作のために要する時間それ
自体も、公知のSRAM(スタティック・ランダム・ア
クセス・メモリ)やDRAM(ダイナミック・ランダム
・アクセス・メモリ)のようなメモリのそれに比べて著
しく長い。
【0005】SRAMやDRAMが、予め決められたよ
うな動作サイクルをもって比較的短時間に、かつほぼ一
定の時間を持ってテスト可能にされるのに対し、フラッ
シュメモリは、上のような事情によって、テスト時間が
比較的長いとともに、そのテスト時間長の変動が大き
く、高いテストスループットを期待することが困難とな
る。
【0006】半導体装置のテスト技術において、多数の
チップにかかわらずに、テスト時間を短縮する上で、一
般的とも言える多数個同時テスト方法を考慮することが
できる。しかしながら、前記のフラッシュメモリのよう
に比較的広い特性範囲ないしは動作期間を許容すべき半
導体装置(チップ)の場合には、比較的多数回の書き込
み・消去動作を繰り返すチップが存在するならそのチッ
プによって全体のテスト時間が長引くことになり、また
不良チップがあるなら、その不良チップが最終的に不良
と判定可能になるまでの時間でテスト時間が長引くこと
になる。すなわち、その種の半導体装置の場合、必ずし
もテスト時間が充分に短縮されるわけではない。
【0007】いわゆるウェハテストにおいて、半導体ウ
ェハ上に形成された複数の半導体チップとすべき構成
(かかる構成は、ウェハ分割によって半導体チップとさ
れるが、以下では、表現の複雑化を回避するため、便宜
的に半導体チップと称する)に対する多数個同時テスト
技術(以下、ウェハレベル一括テスト技術と称する)の
適用は、トータルテスト時間の短縮を期待可能にする。
しかしながら、上述のフラッシュメモリにおけるような
テスト時間についての問題は、ウェハレベル一括テスト
技術においても残る。
【0008】そこで、次に、フラッシュメモリのテスト
についての課題を、本発明者が、本発明の前提として検
討した技術の一例を図10及び図11の利用のもとで、
更に詳しく説明することとする。
【0009】図10はウェハレベル、すなわち、図示しな
い半導体チップに分割する前のウェハ状態での複数の半
導体チップへの複数同時コンタクトによる一括検査方法
の検査測定フローを示し、図11は図10の検査フロー
のテスト時間シーケンスの一例を示している。
【0010】フラッシュメモリに対するテストとして、
たとえば図10では、複数半導体チップの夫々に対し、
第1のテスト条件のもとでの所望のメモリ範囲のイレー
ズ(消去)(ステップS301)、ポストイレーズすな
わち消去したメモリセルの閾値電圧を所定の範囲に収斂
させるための弱いレベルの書き戻し(ステップS30
2)、複数のメモリセルに対しての第1書き込みパター
ンをもってのライト(ステップS303)、リード(ス
テップS304)および判定(ステップS305)から
なり、判定によって書き込みレベル不十分と判定された
場合再びステップS303〜S305を繰り返し実行さ
せる第1テストと、第1のテスト条件とは異なる第2の
テスト条件の下での第1テストと同様なステップを経由
する第2テスト(ステップS306〜S310)と、電
源トリミング、ヒューズ切断、電圧モニタおよび判定か
らなる第3テスト(ステップS311〜S314)と、
救済および判定からなる第4テスト(ステップS31
5,S316)などが設定されている。
【0011】図10のフローでは、まず、第1テストを
実行し、全てのチップについての第1テストが終了した
か否かのチェックを行う。第1テストの全体の終了は並
列同時テスト対象の全チップについての第1テストが終
了するまで待機される。全チップの第1テストが終了し
た時点で次の第2テストの実行に移行する。以降同様
に、第2テストを実行し、全チップの第2テストが終了
した時点で次の第3テストの実行に移行し、さらに第3
テストの終了後に第4テストの実行に移行し、この第4
テストにおいて、全チップのテストが終了することによ
り、全てのテスト項目でのテストが終了する。すなわ
ち、テスト完了となる(ステップS317)。
【0012】図11に示したテスト時間シーケンス例で
は、図示しないウェハ上の各チップ(#1),(#
2),(#3),・・・,(#N−1),(#N)に対
して、たとえば前記図10の第1、第2、第3、第4テ
ストを意味するようなテスト1、テスト2、テスト3、
テスト4のためのシーケンスが示されている。図11の
シーケンスは、図示しないウェハ上の全てのチップ(#
1)〜(#N)に対して同時に、テスト1、テスト2、
テスト3、テスト4の順にテストが開始されることを示
している。
【0013】フラッシュメモリの前述のような特徴に応
じて、各テストにおいては、各チップのテスト終了時間
は、夫々比較的大きく異なってしまう可能性を持つ。図
11のシーケンスの例示では、テスト1ではチップ(#
3)が最もテスト終了時間が遅い、いわゆるワーストチ
ップとなることを示している。同様に、テスト2ではチ
ップ(#N)が、テスト3ではチップ(#1)が、更に
テスト4ではチップ(#2)がそれぞれワーストチップ
となることを示している。
【0014】図11のシーケンス例からも明らかなよう
に、本発明の前提とするウェハレベルの複数同時コンタ
クトによる一括テスト方法においては、ウェハ上にある
一括テスト対象のチップの全数のテストが同時に開始さ
れても、テスト終了時間はまちまちである。これに応じ
て、複数チップに対して同時に開始されたテストの終了
は、ウェハ中の一括テスト対象のチップの内のワースト
チップによって決まることとなる。この場合、テスタそ
れ自体が複数の半導体チップのそれぞれを個別的にテス
ト動作させるような複雑な構成をとり難い、という事情
もあり、テストが早く終わったチップは、同時テスト開
始の他のチップのテストが終了するまで、次に進むべき
テスト動作へは移行されずに、待機状態に置かれること
となる。複数種のテストにおいては、同じチップがワー
ストチップとなるとは限らない。従って、上記のテスト
シーケンスでは、各テスト項目でのテスト終了時間がワ
ーストになるチップが異なる場合に、合計のテスト時間
は各ワーストチップのテスト時間の総合計となる。結果
としてテスト時間の長時間化の可能性をもたらす。この
ような、メモリセルのプロセスばらつきなどが要因とな
ってテスト時間が各チップで大幅に異なるフラッシュメ
モリなどにおいては、このテスト時間の短縮が望まれ
る。
【0015】そこで、本発明者は、ウェハレベルの半導
体チップの複数個への全面コンタクトによる一括測定方
法を採用しながら、各チップ毎に独立に各テストの実行
を制御することを考えた。すなわち、複数チップに対し
て同時にテスト動作を開始するが、テスタとの間に各チ
ップを制御する基板を挿入し、早くテストが終了したチ
ップは、他のチップのテストの終了を待つことなく、次
のテストを進めるような方法を採用することにより、各
テストによって異なるワーストチップに制約されずに、
各テストを完了することが可能となることに着目した。
【0016】そこで、本発明の目的は、ウェハ1枚のテ
スト時間を短くすることができ、それによって、ウェハ
1枚当たりのテスト時間の短縮によってテストコストの
低減、およびスループットの向上を実現することができ
るテスト工程を含む半導体装置の製造方法を提供するこ
とにある。
【0017】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0018】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0019】すなわち、本発明による半導体装置の製造
方法は、ウェハ上の複数チップにコンタクトして並列に
各チップの電気的特性を測定する工程を有し、この電気
的特性を測定する工程が、以下のような特徴を有するも
のである。
【0020】(1)テスタから、テスタとウェハとの間
に介在されたBOST(BuiltOut Self
Test)回路にテスト共通制御信号を送り、このBO
ST回路からウェハ上の各チップに対してテスト信号を
供給することによってチップ単位でテストを実行し、ウ
ェハ上の複数のチップに対して別のテストを同時に実行
する。
【0021】(2)テスタから、テスタとウェハとの間
に介在されたBOST回路にテスト共通制御信号を送
り、このBOST回路からウェハ上の第1集合の各チッ
プに対してテスト信号を供給してチップ単位でテストを
実行し、ウェハ上の上記第1集合のチップのうちの複数
チップに対して別のテストを同時に実行する。さらに、
第1集合のチップに対するテスト項目の実行が終了した
後、BOST回路から第1集合のチップ以外のチップに
対してテスト信号を供給し、順次、測定対象チップに対
するテスト項目の実行が終了した後に未測定チップに対
してテスト信号を供給してチップ単位でテスト項目を実
行する。
【0022】上記テスタは、複数チップのテスト結果を
上記BOST回路から受け、それに基づくデータの形成
等の必要な制御動作を行う。それ故に、上記テスタとB
OST回路との関係は、上記テスタが上位テスタをな
し、上記BOST回路が下位テスタを成すと捉えること
も、また上記テスタがテスト制御装置をなし、上記BO
ST回路がそれによって制御されるテスタを成すテス
タ、と捉えることもできる。
【0023】上述の本発明による半導体装置の製造方法
によれば、ウェハ上の各チップのテスト時間が異なって
も、BOST回路によって各チップ毎に各テスト項目を
制御するため、ウェハ1枚の総テスト時間を最小限にす
ることができる。この結果、テストコストの低減、スル
ープットの向上を実現することができる。
【0024】また、本発明による他の半導体装置の製造
方法は、比較的厚い厚さの状態でのウェハ上の複数チッ
プへのコンタクトによる複数チップの電気的特性の検査
と、その後のいわゆるバック・グラインディング技術に
よるようなウェハの裏面の研削による薄型化と、ダイシ
ング技術などによるウェハの各チップへの分割とによっ
て、電気的特性の測定結果が良好なチップを製品として
得る方法を含む。
【0025】比較的厚い厚さの半導体ウェハは、その厚
さと、比較的高い剛性によって、たわみや欠けが生じに
くくなり、その移送や半導体集積回路製造装置の適当な
ステージへの設定を好適にさせ、また上記のウェハレベ
ルの複数チップへのコンタクトを充分なものにする上で
必要となるようなコンタクタからの比較的大きい圧力な
いしは荷重に対しての変形を少なくすることを可能とす
る。これに対して薄い厚さの半導体チップは、それを使
用する電子装置の薄型化、小型化を図る上で、熱応力や
人為的に不所望に加わってしまう曲げ変形に強くする上
で、更にはデバイスの熱抵抗を低下させる上で、適当な
ものとされる。従って、上記のような比較的厚いウェハ
の使用とその後の研削による厚さ削減とは、適切な製造
方法をもたらす。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一機能を有するものには同一
の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0027】(実施の形態1)図1〜図8は本発明の実
施の形態1の半導体装置の製造方法を説明するための図
であり、この図1〜図8に基づいて本実施の形態1の半
導体装置の製造方法を詳細に説明する。
【0028】まず、図1により、本発明の実施の形態1
の半導体装置の製造方法の製造フローの一例を説明す
る。図1は本実施の形態の半導体装置の製造方法を示す
製造フロー図である。
【0029】(1)ウェハプロセス工程(ステップS1
01) このウェハプロセス工程は、それ自体は本発明と直接関
係が無いのでその詳細は説明しないけれども、用意され
た単結晶シリコンなどからなる半導体ウェハに対して、
酸化、ゲート電極材料等の被着、選択エッチング、導電
決定型不純の選択導入、絶縁層形成、配線層形成などの
ウェハ処理を繰り返して所望の集積回路を形成する。
【0030】(2)テスト工程(ステップS102) このテスト工程では、詳細には後述するが、ウェハ上の
複数チップ、望ましくは全チップに電気コンタクタをコ
ンタクトさせて並列に各チップの電気的特性をテストす
る。このテスト工程では、将来不良に到る可能性のある
半導体チップをスクリーニングするバーンインや、書き
込みおよび読み出し動作により所定のテストパターンを
用いてメモリ機能を試験し、所定の機能通りに動作する
か否かを確認する機能テスト、入出力端子間のオープン
/ショート検査、リーク電流検査、電源電流の測定など
のDCテスト、メモリ制御のACタイミングを試験する
ACテストなどがある。
【0031】半導体ウェハは、300〜400μm程度
の比較的厚い厚さとされる。半導体ウェハをこのように
比較的厚い厚さとするのは、前述のような事情による。
【0032】(3)バックグラインディング工程(ステ
ップS103) このバックグライディング工程では、ウェハの厚さを所
望の薄さとするよう、その裏面、すなわち、回路素子等
が形成された主面とは反対側の面を研削する。このバッ
クグラインディング工程は、前述のテスト工程までの工
程でウェハを比較的厚い厚さとしているので、これを製
品として望む厚さまで研削するために行われる。例示的
には、ウェハは、バックグラインディングによって、1
00〜150μmのような薄さにされる。
【0033】(4)ダイシング工程(ステップS10
4) このダイシング工程では、ウェハを各チップ毎に切断す
る。このダイシング工程により、ウェハ上の各チップは
個別に分離される。
【0034】(5)出荷工程(ステップS105) この出荷工程では、電気的特性の測定結果が良好なチッ
プを製品として出荷する。あるいは、この良品のチップ
を組立工程に搬送し、組立工程において、パッケージ構
造に組み立てた後に製品として出荷することも可能であ
る。
【0035】たとえば、パッケージ構造に組み立てる場
合には、チップをパッケージ基板上に搭載するダイボン
ディング工程、チップ上のパッド電極とパッケージ基板
上のパッド電極とをワイヤにより電気的に接続するワイ
ヤボンディング工程、チップとワイヤの部分を保護する
ためにレジンによりモールドするレジンモールド工程、
外部リードを成形・表面処理するリード成形工程などが
適用される。なお、チップ上のパッドと基板上のパッド
とをバンプにより接続するフリップチップボンディング
のパッケージ構造などにも適用可能であることは言うま
でもない。
【0036】次に、図2により、本実施の形態の半導体
装置の製造方法において、テストシステムの基本構成の
一例を説明する。図2は、その基本構成を示す概念図で
ある。
【0037】テストシステムは、たとえばフラッシュメ
モリを構成する複数のチップとすべき複数のチップ構成
部1(前述と同様に表現の複雑化を回避するため、以下
では、チップ構成部を単にチップと称する)が形成され
たウェハ2と、このウェハ2の全面、すなわち複数の半
導体チップのテストのために必要とされる全ての電極に
電気コンタクトするウェハレベル全面コンタクト装置3
と、ウェハ2上の各チップ1の電気的特性をテストする
ためのテスタ4と、このテスタ4とウェハレベル全面コ
ンタクト装置3との間に介在され、チップ単位の制御回
路を搭載した基板からなるBOST(Built Ou
t Self Test)回路を搭載したBOSTボー
ド5などから構成されている。
【0038】上記BOSTボード5には、詳細は後述す
るが、信号数の低減によるテスタ負荷削減、強制加速試
験の実施によりフラッシュメモリのE/W高速化、セル
フテスト、セルフリペア、セルフトリミング、MGM処
理などを可能とする機能が備えられている。また、ウェ
ハ2上の複数のチップ1のそれぞれには、各チップ当た
り6個ずつのような数のパッド(半導体チップの外部端
子)が設けられている。
【0039】次に、図3のテストフロー図により、実施
例のウェハレベルの全面コンタクトによる一括検査方法
の検査フローの一例を説明する。
【0040】特に制限されないが、テスト対象のフラッ
シュメモリは、夫々アドレス選択によって選択される複
数のフラッシュメモリセルを持つとともに、データ読み
出しでの読み出し判定レベルを最適化するためのヒュー
ズとそれによってトリミング条件が設定される電源回路
と、欠陥メモリセルに対応する救済アドレスのためのヒ
ューズとそれに対応する救済回路とを持つ。
【0041】実施例のフラッシュメモリのテストは、特
に制限されないが、第1のテスト条件の下でのイレー
ズ、ポストイレーズ、ライト、リードおよび判定からな
る複数の動作ステップをとる第1テストと、第1のテス
ト条件とは異なる第2のテスト条件の下での上記第1テ
ストと同様な複数のステップをとる第2テストと、電源
トリミング、ヒューズ切断、電圧モニタおよび判定から
なる第3テストと、救済および判定からなる第4テスト
を行うようにされる。
【0042】理解の容易化の上では、上記第1テスト
は、保証すべき動作電圧の下限に対応する電源電圧の下
でのテストであり、第2テストは、上限に対応する電源
電圧の下でのテストとして理解して良い。ただし、第1
のテストと第2のテストとのテスト条件の相違は、電源
電圧に関するものだけでなく、例えば夫々のライト動作
でのライトデータの値あるいはパターンの変更によっ
て、あるいは他の変更によって設定することができるこ
とを注意したい。
【0043】前記第1、第2テストにおいて、イレーズ
は、初期化のために各チップ1のメモリセルのしきい値
電圧を消去レベルにするための消去動作である。特に制
限されないが、フラッシュメモリをなすチップが、複数
メモリブロックを持つ場合、イレーズは、ブロック選択
の指示に応じてブロック単位で可能なようにされる。ポ
ストイレーズは、消去レベルのしきい値電圧の分布を狭
くするため弱い書き込みを行う書き戻し動作である。
【0044】ライトは、選択のメモリセルに、データ
“0”あるいは“1”に対応する電圧レベルの書き込み
を行い、そのしきい値電圧を“0”あるいは“1”対応
の書き込みレベルにするための書き込み動作である。チ
ップ内の夫々アドレス付けされた複数のフラッシュメモ
リセルへのテストデータのライトのためには、チップの
外部から所望のアドレス範囲に有る複数回にわたるアド
レス指示と、その時のアドレスを持つメモリセルのため
のライトデータの供給が行われる。特に制限されない
が、テストのためのライトは、一回のライトと一回のリ
ードとの組み合わせではなく、所望のアドレス範囲の順
次のアドレスに順次にライトをすることによって行われ
る。
【0045】リードは、ライト動作において書き込んだ
電圧レベルを読み出して、“0”あるいは“1”対応の
電圧レベルに到達したか否かを判定するための読み出し
動作である。リードは、所望にアドレス範囲の順次の読
み出しアドレス指定によって行われる。
【0046】この第1、第2テストでは、判定動作にお
いて、Noの場合は、再度、ライトからの動作が繰り返
され、テスト対象とされる全てのメモリセルが“0”あ
るいは“1”対応の電圧レベルに到達したと判定された
時点(Yes)で終了となる。
【0047】前記第3テストにおいて、電源トリミング
は、テスト結果に応じて、各チップ1の電源回路から発
生する電圧をずらしながらトリミングするための動作で
ある。ヒューズ切断は、トリミング電圧に対応したヒュ
ーズを切断するための動作である。電圧モニタは、ヒュ
ーズを切断した後に所望のトリミング電圧が発生してい
るか否かを監視するための動作である。この第3動作で
は、その判定動作において、Noの場合は電源トリミン
グからの動作が繰り返され、所望のトリミング電圧が発
生した時点(Yes)で終了となる。
【0048】前記第4テストにおいて、救済は、テスト
結果に応じて、各チップ1のフェイルビットを救済する
ための動作である。この救済動作では、各チップ1のフ
ェイルビットと判定されたメモリセルを冗長用のメモリ
セルに置換するために、フェイルビットに対応するヒュ
ーズを切断してフェイルビットを冗長ビットに置き換え
る。この第4動作では、判定動作において、Noの場合
は救済の動作が繰り返され、フェイルビットを冗長ビッ
トに置き換えた時点(Yes)で終了となる。
【0049】なお、テストには、オール“0”、オール
“1”などのライト/リードの他に、マーチング、チェ
ッカー、ギャロッピングなどの種々の方法を考慮するこ
とができる。すなわち、単純なセルスタック不良の場合
にはメモリセルに“0”と“1”を書き込み、そのデー
タを読み出すだけで不良検出ができるが、メモリセル間
の干渉、デコーダの多重選択などによってもたらされる
ような不良の場合、注目メモリセルと隣接メモリセルと
のアクセスデータの組み合わせ、あるいは注目アドレス
と隣接アドレスとのアクセスデータの組み合わせなどに
よらなければ不良検出ができないからである。そこで、
このような場合での不良検出率を向上するためには、様
々な不良モードに対応したテスト方法が用いられること
になる。
【0050】図3の実施例のテストフローは、複数チッ
プに対して、夫々実質的に独立にテスト進行が行われる
ことを示している。それを以下に順次に説明する。
【0051】(1)ウェハ2上のチップ1(#1)に対
して、イレーズ、ポストイレーズ、ライト、リードから
なる第1テストを実行し(ステップS201〜S20
4)、この第1テストが終了したか否かの判定を行い
(ステップS205)、この第1テストが終了した時点
で次の第2テストの実行に移行する。以下同様に、イレ
ーズ、ポストイレーズ、ライト、リードおよび判定から
なる第2テストを実行(ステップS206〜S210)
する。この第2テストが終了した時点で、次の電源トリ
ミング、ヒューズ切断、電圧モニタおよび判定からなる
第3テストの実行に移行し(ステップS211〜S21
4)、さらに第3テストの終了後に、救済および判定か
らなる第4テストの実行に移行し(ステップS215,
S216)、そしてこの第4テストにおいて救済動作が
終了することにより、チップ1(#1)に対する全ての
テスト項目でのテストが終了となる。
【0052】(2)ウェハ2上のチップ1(#2)〜
(#N)に対しても、チップ1(#1)と同様に、各チ
ップ1(#2)〜(#N)に並列して、イレーズ、ポス
トイレーズ、ライト、リードおよび判定からなる第1テ
スト、イレーズ、ポストイレーズ、ライト、リードおよ
び判定からなる第2テスト、電源トリミング、ヒューズ
切断、電圧モニタおよび判定からなる第3テスト、救済
および判定からなる第4テストを、前のテストが終了し
た時点で次のテストに順次移行して実行する(ステップ
S221〜S236)。そして、各チップ1(#2)〜
(#N)においてはそれぞれ、救済動作が終了すること
によって全てのテスト項目でのテストが終了となる。
【0053】(3)ウェハ2上のチップ1(#1)〜
(#N)において全てのテスト項目でのテストが終了し
た時点で、全てのチップ1(#1)〜(#N)に対する
全てのテストが終了する(ステップS241)。ウェハ
上の全てのチップのテスト終了によって、1枚のウェハ
2がテスト完了となる。
【0054】本実施の形態によるテストフローにおいて
は、ウェハレベルの全面コンタクトによる一括テストが
可能であることは本発明の前提として検討した技術(図
10)と同じであるが、各チップ1はチップ単位の制御
回路を搭載したBOSTボード5によって個別にテスト
制御されるため、先に検討の技術とは異なり、1つのテ
スト項目でのテストを1つのチップ1が終了したとき、
そのチップの次のテストへの移行を、他のチップ1が終
了するまで待機することはその必要がない。
【0055】このことは、図4のテスト時間シーケンス
の例によって更に良く理解されるであろう。
【0056】図4のテスト時間シーケンス例は、ウェハ
2上の各チップ1(#1),(#2),(#3),・・
・,(#N−1),(#N)に対して、たとえば前記図
3の第1、第2、第3、第4の各テストを行うためのテ
スト1、テスト2、テスト3、テスト4の各テスト項目
でのテストを実行する場合を表している。
【0057】ウェハ2上の各チップ1(#1)〜(#
N)に対しては、テスト項目をテスト1、テスト2、テ
スト3、テスト4の順に、前のテスト項目が終了した時
点で次のテスト項目に順次移行して実行する。
【0058】各テスト項目のテストにおいては、各チッ
プ1でテスト終了する時間はまちまちである。図示のシ
ーケンス例では、テスト1ではチップ1(#3)が最も
テスト終了時間が遅い、いわゆるワーストチップとな
る。同様に、テスト2ではチップ1(#N)、テスト3
ではチップ1(#1)、テスト4ではチップ1(#2)
がそれぞれワーストチップとなる。
【0059】本実施の形態による一括検査方法によるな
ら、図4のシーケンス例のように、ウェハ2上にあるチ
ップ1の全数が同時にテスト開始になるとともに、それ
以降は、1つ1つのチップ1は、あるテストが終了した
なら、他のチップのテストの終了にかかわり無く、次に
進むべきテストへ移行される。よって、各チップ1毎の
テスト時間が異なり、ワーストチップがそれぞれのテス
ト項目にて異なる場合でも、それぞれのチップ1のテス
トをBOST回路によって個別に制御しているため、各
チップ1にて待機時間がないので、合計のテスト時間
は、本発明の前提として検討した技術(図11)の場合
よりも短くなる。
【0060】次に、図5のテストシステムを示す構成図
を使用して、図4のようなテストシーケンスを可能とす
るテストシステムの構成および動作を更に詳しく説明す
る。
【0061】図示のテストシステムは、その主面に、そ
れぞれフラッシュメモリを成す複数のチップ1が形成さ
れたウェハ2と、このウェハ2の全面にコンタクトする
ウェハレベル全面コンタクト装置3と、ウェハ2上の各
チップ1の電気的特性をテストするためのテスタ4と、
このテスタ4とウェハレベル全面コンタクト装置3との
間に介在された複数のBOSTボード5などから構成さ
れている。
【0062】このテストシステムにおいては、たとえば
テスタ4として汎用メモリテスタを使用し、複数のBO
STボード5をウェハレベル全面コンタクト装置3の間
に入れ、ウェハ2上にある全てのチップ1を同時に測定
可能にする。BOSTボード5は、複数枚(Nb枚)設
定され、各BOSTボード5は、ウェハ2上のni個の
チップ1を制御可能とする。すなわち、ウェハ2上のN
個のチップ1をNb枚のBOSTボード5によって制御
する(Nb≦N)ようにされている。
【0063】ウェハレベル全面コンタクト装置3を介し
ての、Nb枚のBOSTボード5とウェハ2上のN個の
チップ1との対応は、例えば以下のようにされる。すな
わち、BOSTボード5(#1)がチップ1(#1)〜
(#ni)、同様にBOSTボード5(#2)がチップ
1(#ni+1)〜(#nj)、・・・、最後のBOS
Tボード5(#Nb)がチップ1(#nm+1)〜(#
N)にそれぞれ割り当てられる。
【0064】上記テスタ4は、各BOSTボード5に対
して、共通命令として、テスト開始信号、テスト項目指
示情報、アドレス範囲情報、データパターン、クロック
信号を供給するように構成される。上記テスタ4は、ま
た、各BOSTボード5からテスト終了信号、及びチッ
プカテゴリ情報のようなテスト結果情報を受けるように
構成される。言い換えるとテスタ4は、それ自体によっ
て各チップを直接テストするための各種テスト信号を形
成し、かつ各チップから出力される信号を期待値情報に
基づいてテストするような一般的テスタとして動作をす
るようにされるのではなく、各BOSTボードをテスト
制御し、各BOSTボードからの情報によってテスト結
果を得るものであるので、上位テスタ、ないしはテスト
制御装置を構成していると見なし得るものである。
【0065】各BOSTボード5は、テスタ4からの上
述の制御信号によって動作制御され、ウェハレベル全面
コンタクト装置3を介して各チップ1に対して、個別チ
ップ制御情報として、上記共通命令に対応する信号、電
圧トリミング情報、強制加速電圧信号を供給する。そし
て、各BOSTボード5は、ウェハレベル全面コンタク
ト装置3を介して各チップ1から、デバイス出力、デバ
イス認識信号を受ける。
【0066】各BOSTボード5は、各チップからの信
号の参照によって、テスト結果情報を形成し、テスト動
作が終了したなら、テスタ4に対して、テスト終了信
号、チップカテゴリ情報を送る。これによって、テスタ
4は、各チップ1のテスト結果が認識可能となる。
【0067】次に、上記のようにテスタ4からのテスト
動作制御により複数チップの同時独立的テストを可能と
するBOSTボード例について、図6の機能ブロック図
を用いて説明する。
【0068】各BOSTボード5は、それぞれ、図示の
ように、テスタ4との間の第1入出力回路(I/O回
路)11a、ウェハレベル全面コンタクト装置3との間
の第2I/O回路11bと、ウェハ2上の各チップ1の
テスト実行などを制御するCPU12と、各チップ1の
テスト情報、トリミング情報、救済情報などを記憶する
SRAM13と、各チップ1の電源回路をトリミングす
るトリミング電圧発生器14と、各チップ1のテスト結
果を比較判定する比較回路15と、各チップ1のフェイ
ルビットを救済する救済データのためのSRAM16お
よび救済情報発生回路17と、特定のテストを強制的に
加速させる強制加速電圧発生器18などから構成されて
いる。
【0069】第1、第2I/O回路11a、11bは、
テスタ4およびウェハレベル全面コンタクト装置3とB
OSTボード5内の内部回路との間をインターフェイス
するインターフェイス回路であり、BOSTボード5の
外部においてテスタ4およびウェハレベル全面コンタク
ト装置3と接続され、また内部においてCPU12、ト
リミング電圧発生器14、比較回路15、救済情報発生
回路17および強制加速電圧発生器18と接続されてい
る。
【0070】第1I/O回路11aは、テスタ4から、
共通命令としてテスト開始信号、テスト項目制御信号
(イレーズ、ライト、リードなど)、テストアドレス範
囲情報、データパターン(オール“0”、オール“1”
など)を受けて、各チップ1に対して、上記共通命令に
対応する信号(アドレス、データ、コントロール)、電
圧トリミング情報(フラッシュヒューズ書き込み情
報)、強制加速電圧信号、救済情報(アドレス)を供給
する。第1I/O回路11aは、またテスタ4に対し
て、テスト終了信号、チップカテゴリ情報(良/不良、
マット/ブロック不良など)を送る。
【0071】第2I/O回路11bは、各チップ1か
ら、デバイス出力、デバイス認識信号を受け、それをC
PU12、比較回路15等へ送る。
【0072】CPU12は、図示のように第1、第2I
/O回路11a、11b、SRAM13、トリミング電
圧発生器14、比較回路15、SRAM16、救済情報
発生回路17および強制加速電圧発生器18と接続され
ており、ウェハ2上の各チップ1のテストの進行状況を
把握し、テスト実行を指示する情報処理回路である。
【0073】このCPU12は、第1I/O回路11a
からテスト開始信号、テスト項目制御信号、テストアド
レス範囲情報、データパターンを受けて、各チップ1に
対して第2I/O回路11bを介して上記共通命令に対
応する信号、電圧トリミング情報、強制加速電圧信号、
救済情報を供給して各チップ1毎のテストを実行する。
また、CPU12は、トリミング情報をトリミング電圧
発生器14に送り、各チップ1に対して第2I/O回路
11bを介してトリミング電圧を供給し、各チップ1の
電源トリミング動作を行うように制御する。
【0074】さらに、CPU12は、各チップ1からの
第2I/O回路11bを介したテスト結果のデバイス認
識信号に基づいたデバイス出力に対して、比較回路15
において期待値と比較し、パス/フェイルビットを判定
する。フェイルビットについては、この情報をSRAM
16に記憶させ、この救済情報を救済情報発生回路17
に送り、各チップ1に対して第2I/O回路11bを介
して救済情報を供給し、フェイルビットの救済動作を行
うように制御する。また、特定のテストについては、強
制加速電圧発生器18を介して、加速電圧を各チップ1
に供給するように制御する。そして、CPU12は、テ
スタ4に対して第1I/O回路11aを介して、テスト
終了信号、チップカテゴリ情報を送る。
【0075】SRAM13は、ウェハ2上の各チップ1
のテスト結果およびトリミング電圧、フェイルビットア
ドレスなどを記憶させておく記憶回路であり、CPU1
2と接続されている。このSRAM13では、CPU1
2の制御によるテストの実行に基づいて、各チップ1の
情報を随時格納する。
【0076】トリミング電圧発生器14は、ウェハ2上
の各チップ1の電源回路をトリミングする電圧発生回路
であり、I/O回路11bおよびCPU12と接続され
ている。このトリミング電圧発生器14では、CPU1
2の制御によるテストの実行に基づいて、トリミング情
報をもとにトリミング電圧を発生する。
【0077】比較回路15は、ウェハ2上の各チップ1
のテスト結果を比較判定する回路であり、I/O回路1
1bおよびCPU12と接続されている。この比較回路
15では、CPU12の制御によるテストの実行に基づ
いて、各チップ1からのI/O回路11bを介したテス
ト結果のデバイス出力を期待値と比較し、パス/フェイ
ルビットを判定する。
【0078】SRAM16および救済情報発生回路17
は、ウェハ2上の各チップ1のフェイルビットを救済す
る救済回路であり、SRAM16はCPU12および救
済情報発生回路17と接続され、救済情報発生回路17
はCPU12、SRAM16およびI/O回路11と接
続されている。SRAM16では、フェイルビットに基
づいた救済情報を記憶する。救済情報発生回路17で
は、SRAM16に記憶された救済情報に基づいて、救
済情報発生回路17からの救済情報を各チップ1に対し
てI/O回路11bを介して供給し、フェイルビットの
救済処理を行う。
【0079】強制加速電圧発生器18は、特定のテスト
を強制的に加速させる加速電圧発生回路であり、CPU
12およびI/O回路11bと接続されている。この強
制加速電圧発生器18では、CPU12の制御によるテ
ストの実行に基づいて、特定のテストについて加速電圧
を発生し、この加速電圧を各チップ1に対してI/O回
路11bを介して供給する。
【0080】各BOSTボード5は上述から明らかなよ
うに、夫々の第2I/O回路11bが、同時テストされ
るべきチップの夫々の端子に対応されるような数の入出
力端子を持つことが要求される。近年の大口径ウェハ
化、多数チップ同時取得に向けられた一般的とも言える
半導体装置製造技術に従うなら、1つの半導体ウェハ上
に形成される複数の半導体チップによってテスト時に電
気的コンタクトが必要とされる端子数は、1万個程度あ
るいはそれ以上となることがしばしば生ずる。BOST
ボード5を複数から構成する構成は、各ボードでのI/
O回路11bの端子数の増大を回避し、しかも1つのC
PUによって制御すべきチップ数を制限することによっ
ての複数チップの同時独立的テストの容易化を図る上
で、適当な構成となる。言い換えると、BOSTボード
の形成を容易にする。
【0081】次に、前記図6のBOSTボードの動作シ
ーケンスの一例を、図7の動作シーケンスタイミング図
を用いて説明する。
【0082】BOSTボード5は、テスタ4からの入力
として、クロック信号CLKと、このクロック信号CL
Kに同期したテスト開始信号Test Startを受
け取り、このテスト開始信号Test Startを受
けて、CPU12の制御によってアドレス、データ、コ
ントロール信号を生成し、これらの信号を各チップ1に
対して出力する。
【0083】BOSTボード5は、各チップ1からの入
力として、アドレス、データ、コントロール信号に対す
るテスト結果のデバイス出力を受け取り、このデバイス
出力を受けて、CPU12の制御によってデバイス出力
を期待値と比較判定し、この比較判定結果をSRAM1
3に格納する。このSRAM13に格納された情報は、
トリミング電圧発生器14によりトリミング情報とし
て、また救済情報発生回路17により救済情報として使
用される。
【0084】BOSTボード5は、トリミングおよび救
済を行った後に、必要な場合は、再度、アドレス、デー
タ、コントロール信号を各チップ1に対して出力し、各
チップ1からのテスト結果のデバイス出力を受け取り、
CPU12によりテスト完了と判定された場合に、テス
ト結果およびテスト終了信号Test Endをテスタ
4に出力する。
【0085】図8はテストシステムのハードウェア構成
を示す概略図である。そこで、次に、図8により、テス
トシステムのハードウェア構成の一例を説明する。
【0086】テストシステムのハードウェア構成は、フ
ラッシュメモリの回路が形成された複数のチップ1から
なるウェハ2の全面にコンタクトするウェハレベル全面
コンタクト装置3と、ウェハ2上の各チップ1の電気的
特性を検査するための汎用メモリテスタからなるテスタ
4と、このテスタ4とウェハレベル全面コンタクト装置
3との間に接続された複数のBOSTボード5を組み入
れたBOSTボードラック21などから構成されてい
る。
【0087】BOSTボード5は、特に制限されない
が、前記図6に説明したところのI/O回路11a,1
1b、CPU12、SRAM13、トリミング電圧発生
器14、比較回路15、SRAM16、救済情報発生回
路17および強制加速電圧発生器18の機能をFPGA
などのASICおよびSRAMにて実現させ、それを、
ボードラック装着用端子付きの基板上に実装したものと
される。BOSTボードラック21は、挿入セット可能
な複数枚のBOSTボードを収納可能に構成されてい
る。テスタ4とBOSTボードラック21とは、図示の
ようなケーブルによって電気的に接続される。
【0088】BOSTボードラック21とウェハレベル
全面コンタクト装置3は、同様に、ケーブルによって結
合される。ウェハレベル全面コンタクト装置3は、図8
では1つのウェハレベルコンタクタ22によって1枚の
ウェハ2の全数のチップ1をコンタクトさせる方式を示
しているが、ウェハ2を1枚ずつパックしたものにおい
て、複数枚のウェハ2を一括して同時テスト測定する方
法も可能である。
【0089】テスト測定対象のウェハ2は、複数のチッ
プ1が形成されている。各チップ1にはそれぞれ入出力
用、コントロール用、電源用の6個のパッド(外部端
子)23を持つような構成とされている。各チップ1に
対しては、ウェハレベル全面コンタクト装置3に組み込
まれているウェハレベルコンタクタ22によって電気的
な接続が取られる。このウェハレベルコンタクタ22
は、テストされるべきウェハ上の全チップのパッドと対
応されるような著しく多い数のコンタクタを持つととも
に、各チップのパッドと対応可能なような微細サイズを
持つことが必要とされるものであり、たとえばテスト対
象のウェハと同様にシリコン基板24を使用し、そのシ
リコン基板24上に各チップ1の測定パッド23に接触
するようなプローブ突起25をウェハプロセスと同様の
処理により形成したものを用いることができるが、他の
材料により製造されたものでもよい。図示の例ではコン
タクタ22は、その一方の主面に金属材料からなるよう
なプローブ突起25、すなわちコンタクタを持つ。プロ
ーブ突起25に対しては、かかる一方の主面に延長され
る金属配線層がつながり、かかる配線層に対しては、基
板24の主面間を貫通する斜孔と基板24の他方の面に
延長される金属配線がつながる。プローブ突起25に対
するBOSTボードの電気接続は、基板24の他方の主
面側の金属配線層への配線接続によって行われる。基板
24の、他方の面は、プローブ突起25と対向する部分
が除去されている。これによって、基板24のプローブ
突起25の支持部分には若干のたわみ性が付与され、種
々要因によってもたらされるようなテストされるべきウ
ェハ表面とコンタクタ22との距離の若干のばらつき
(距離変化)にかかわらずに、良好なコンタクトができ
るようにされる。
【0090】ウェハレベル全面コンタクト装置3は、そ
の本体側に、良好な平面にされたテストステージを持
ち、そこに図示のようなテストされるべきウェハ2が乗
せられる。コンタクタ22は、装置本体側に開閉可能な
ように設定された支持体に支持されている。
【0091】テストにおいては、本体側のテストステー
ジにウェハ2が乗せられ、支持体の回転によってコンタ
クタ22が、ウェハ2のパッドに接触されるようにされ
る。コンタクタ22とウェハ2のパッドとの間のコンタ
クトを良好にされるための荷重は、支持体によってもし
くは図示しない荷重印加手段によって与えられる。
【0092】言うまでも無く、テストはウェハレベル全
面コンタクト装置周囲全体の温度、湿度を制御管理する
環境下で行われる。
【0093】従って、本実施の形態の半導体装置の製造
方法によれば、ウェハ2内の各チップ1のテスト時間が
異なるフラッシュメモリにおいて、ウェハ2とテスタ4
との間に挿入した制御回路を搭載したBOSTボード5
にて各チップ1毎に各テスト項目を制御するため、ウェ
ハ2の1枚の総テスト時間を最小限にすることができ
る。この結果、テスト時間の短縮により、テストコスト
の低減、スループットの向上が図れる。
【0094】(実施の形態2)図9は本発明の実施の形
態2の半導体装置の製造方法を説明するための図であ
り、この図9に基づいて本実施の形態2の半導体装置の
製造方法を詳細に説明する。
【0095】本実施の形態2の半導体装置の製造方法
は、前記実施の形態1と同様に、ウェハの全面にコンタ
クトするウェハレベル全面コンタクト装置を用いるが、
前記実施の形態1との相違点は、ウェハ上の全チップの
同時並列テストを回避すべき時の好適な構成をとる点に
ある。ウェハ上の全チップ同時テストを回避した方が良
いケースは、例えば、複数チップの夫々の信号線数が多
く、限られたBOSTボードでは全チップの並列テスト
が困難なような場合に生ずる。
【0096】図9では、フラッシュメモリを構成する複
数チップ1aが形成されたウェハ2aと、このウェハ2
aの全面にコンタクトするウェハレベル全面コンタクト
装置3と、ウェハ2a上の各チップ1aの電気的特性を
測定するためのテスタ4と、このテスタ4とウェハレベ
ル全面コンタクト装置3との間に介在され、チップ単位
の制御回路を搭載した基板からなるBOST手段である
BOSTボード5などから構成されている。
【0097】本実施の形態においては、テスト対象のウ
ェハ2a上の各チップ1aは、それぞれ、夫々20〜3
0個のような比較的多数のパッドを持つものが対象とさ
れる。
【0098】本実施の形態のテストシステムでは、ウェ
ハ2a上の各チップ1aのチップ当たりの信号線数が多
いなどにより、全信号をテスタ4へ送付しても処理しき
れない場合にも適用できるように、ウェハ2a上の全て
のチップ1aのうちの複数個の集合のチップ1aに対し
て、前記実施の形態1と同様に並列テストを行い、この
集合でのチップ1aに対するテスト項目でのテストの実
行が終了した後は、この集合のチップ以外の未テストの
チップ1aに対して順次、テスト信号を供給してチップ
単位でテストを実行する方法が採られる。
【0099】すなわち、ウェハ2a上のN個のチップ1
aのうち、テスタ4の能力が許す範囲内において複数の
同時測定を実施する。そのうち、早く終了したチップ1
aの情報をBOSTボード5が検知し、テスタ4に送信
する。すると、テスタ4ではその信号をもとに、即座に
別のチップ1aの測定を開始する。これにより、前記実
施の形態1で前記図4において示したテスト時間シーケ
ンスに近い効果が得られる。
【0100】従って、本実施の形態の半導体装置の製造
方法によれば、ウェハ2a上の各チップ1aのチップ当
たりのテスト信号数が多く、全信号をテスタ4へ送付し
ても処理しきれない場合でも、複数個の集合の中の終了
したチップ1aに代わって順次、未測定のチップ1aの
テスト項目を実行することにより、前記実施の形態1と
同様に、ウェハ2aの1枚の総テスト時間を最小限にす
ることができるので、テストコストの低減、およびスル
ープットの向上が図れる。
【0101】以上、本発明者によってなされた発明をそ
の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前
記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0102】たとえば、前記実施の形態においては、フ
ラッシュメモリを例に説明したが、EEPROMなどの
不揮発性メモリや、フラッシュメモリカード、フラッシ
ュメモリモジュールなどにも効果的であり、さらにフラ
ッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータなどにも応用す
ることができる。
【0103】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0104】(1)ウェハ内の各チップのテスト時間が
異なる半導体装置において、ウェハとテスタとの間に介
在したBOST手段により各チップ毎に各テスト項目を
制御することで、ウェハ1枚の総テスト時間を最小限に
することが可能となる。
【0105】(2)前記(1)により、ウェハ1枚当た
りのテスト時間の短縮によって、半導体装置のテストコ
ストの低減、およびスループットの向上を実現すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の半導体装置の製造方法
を示す製造フロー図である。
【図2】本発明の実施の形態1の半導体装置の製造方法
において、テストシステムの基本構成を示す概念図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態1の半導体装置の製造方法
において、ウェハレベルの全面コンタクトによる一括測
定方法を示す測定フロー図である。
【図4】本発明の実施の形態1の半導体装置の製造方法
において、図3の測定フローのテスト時間シーケンスを
示す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態1の半導体装置の製造方法
において、テストシステムを示す構成図である。
【図6】本発明の実施の形態1の半導体装置の製造方法
において、BOSTボードを示す機能ブロック図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態1の半導体装置の製造方法
において、図6のBOSTボードの動作シーケンスを示
すタイミング図である。
【図8】本発明の実施の形態1の半導体装置の製造方法
において、テストシステムのハードウェア構成を示す概
略図である。
【図9】本発明の実施の形態2の半導体装置の製造方法
において、テストシステムの基本構成を示す概念図であ
る。
【図10】本発明の前提として検討した半導体装置の製
造方法において、ウェハレベルの全面コンタクトによる
一括検査方法を示す検査フロー図である。
【図11】本発明の前提として検討した半導体装置の製
造方法において、図10の測定フローのテスト時間シー
ケンスを示す説明図である。
【符号の説明】
1,1a チップ 2,2a ウェハ 3 ウェハレベル全面コンタクト装置 4 テスタ 5 BOSTボード 11a,11b I/O回路 12 CPU 13 SRAM 14 トリミング電圧発生器 15 比較回路 16 SRAM 17 救済情報発生回路 18 強制加速電圧発生器 21 BOSTボードラック 22 ウェハレベルコンタクタ 23 測定パッド 24 シリコン基板 25 プローブ突起

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェハ上の複数チップに同時に電気的コ
    ンタクトをして複数チップの電気的特性を並列的に検査
    する工程を有し、 前記電気的特性を検査する工程は、テスト制御装置と前
    記ウェハとの間に介在されたテスト回路に前記テスト制
    御装置からテスト制御信号を送り、前記テスト制御信号
    により制御される前記テスト回路によって前記ウェハ上
    の各チップに対してチップ単位で独立的なテストを同時
    に実行することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 ウェハ上の複数チップに同時に電気的コ
    ンタクトをして複数チップの電気的特性を並列的に検査
    する工程を有し、 前記電気的特性を検査する工程は、テスト制御装置と前
    記ウェハとの間に介在されたテスト回路に前記テスト制
    御装置からテスト制御信号を送り、前記テスト制御信号
    により制御される前記テスト回路によって前記ウェハ上
    の集合となす各チップのうちの、第1チップと第2チッ
    プとで独立的なテストを同時に実行することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記テスト回路によって、テスト対象としたチップに対
    するテストの終了とともに未テストのチップに対してテ
    ストを実行するようにしてなることを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の半導体装置の製
    造方法において、 前記ウェハ上の各チップの同時のテストの開始後、前記
    第1チップは、第1テストの後に、前記第2チップの前
    記第1テストの終了を待たずに、前記第1テストと異な
    る第2テストの実行に移行せしめるようにしてなること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載の半導体装置の製
    造方法において、 前記電気的特性を検査する工程の後、前記ウェハの面を
    研削することによって前記ウェハの厚さを低減せしめる
    工程と、前記ウェハを各チップ毎に分割する工程と、前
    記電気的特性の検査を通ったチップを製品として得る工
    程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1または2記載の半導体装置の製
    造方法において、 前記テスト回路は、前記テスト制御装置および前記ウェ
    ハ上の複数チップに電気的コンタクトをするコンタクト
    装置との間のインターフェイス回路と、前記ウェハ上の
    各チップのテストの進行状況を管理し、テスト実行を指
    示するCPUと、前記各チップのテスト結果データおよ
    びトリミングデータ、フェイルビットアドレスを記憶す
    る記憶回路と、前記各チップの回路をトリミングする電
    圧発生回路と、前記各チップのフェイルビットを救済す
    る救済回路と、チップの電気的特性の変化を強制的に加
    速させる加速電圧発生回路とを含むことを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 ウェハ上の複数チップに電気的にコンタ
    クトして各チップの電気的特性を並列的に検査する第1
    工程と、 前記第1工程の終了後、前記ウェハを所定の厚さに研削
    する第2工程と、 前記第2工程の終了後、前記ウェハを各チップ毎に分割
    する第3工程と、 前記第3工程の終了後、前記第1工程による電気的特性
    のテストを通ったチップを製品として得る第4工程とを
    有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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