JP2010078472A - 半導体試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】瞬低が生じた場合に制御装置と処理装置との双方のハングアップを回避することができる半導体試験装置を提供する。
【解決手段】半導体試験装置1は、半導体試験装置1を統括制御するテスタコントローラ10と、半導体デバイスの試験結果を用いてリダンダンシ演算を行うリダンダンシシステム20と、バスBで生ずる瞬低を検出する瞬低検出装置30とを備える。テスタコントローラ10は、瞬低検出装置30から瞬低を検出した旨を示す割り込み信号IRが出力されると、瞬低が生じた旨を示すソフトウェア割り込みを、バスBを介してリダンダンシシステム20が備えるリダンダンシ制御装置40及びリダンダンシ演算装置50a〜50nの各々に対して行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体デバイスの試験を行う半導体試験装置に関する。
近年、半導体試験装置は、半導体デバイスの試験に要する時間を短縮するために、積極的に並列化が行われている。例えば、多数の半導体デバイスを短時間で試験するために半導体デバイスの並列試験が可能とされており、或いは半導体デバイスの試験結果を短時間で処理するために複数の処理装置による並列処理が可能とされている。
特に、半導体試験装置の一種であるメモリテスタでは、膨大な数の半導体デバイス(メモリ)を効率良く試験する必要があるため、数百を超えるメモリの並列試験が可能なものも開発されている。また、ウェハに形成されている状態のメモリを試験するメモリテスタでは、メモリセルに生じた不良の救済を行う上で必要なデータを作成するリダンダンシ演算をメモリ毎に行う必要がある。このリダンダンシ演算を効率良く行うため、複数のリダンダンシ演算装置により並列してリダンダンシ演算を行うメモリテスタも開発されている。
このような並列処理が可能な従来の半導体試験装置の詳細については、例えば以下の特許文献1を参照されたい。
特開2004−108841号公報
ところで、近年においては、被試験対象であるメモリの並列試験数が益々増大する傾向にあるとともに、被試験対象であるメモリの容量も増大傾向にあることから、上述したメモリテスタで行われるリダンダンシ演算の演算量が益々増大している。このため、より多くのリダンダンシ演算装置を搭載して個々のリダンダンシ演算装置の負荷を分散するとともに、リダンダンシ演算装置と半導体試験装置の動作を統括して制御する制御装置とを高速なバス(例えば、PCIExpress(登録商標))で接続してデータ転送効率を高めることにより試験効率を向上させる半導体試験装置の開発が進められている。
周知の通り、PCIExpress(登録商標)では、各種のデバイスがルート・コンプレックスからのツリー構造で接続される。上記の制御装置とリダンダンシ演算装置とをPCIExpress(登録商標)で接続する場合には、制御装置がルート・コンプレックスになり、リダンダンシ演算装置がエンドポイントになる。半導体試験装置の制御装置とリダンダンシ演算装置とをこのような接続形態で接続すると、半導体試験装置の動作中に電源電圧の瞬間的な低下(瞬低)が発生したときに、制御装置がバスを介してリダンダンシ演算装置を認識できなくなる事態が生ずる虞がある。かかる事態が生じてしまった場合に制御装置がリダンダンシ演算装置にアクセスすると、制御装置が正常に動作しなくなる現象(ハングアップ)が生じてしまう。このような現象は、リダンダンシ演算装置が制御装置にアクセスした場合にも同様に生じてしまう。
勿論、半導体試験装置は、瞬低が短時間(例えば、5msec以下)であれば上述した事態(制御装置又はリダンダンシ演算装置が互いを認識できなくなる事態)が生じないように設計されている。しかしながら、DMA(Direct Memory Access)方式によるデータ転送のようにバスアクセス開始から終了までの時間が長い場合(例えば、5msecよりも長い時間)には、上述したハングアップが生じてしまう。
ここで、半導体試験装置は、瞬低が発生した場合にハードウェアによる割り込み処理によってその旨を制御装置に通知する機能がある。このため、バスアクセス開始から終了までの時間が長い処理であっても、瞬低を示す割り込みがあったときに制御装置が直ちにリダンダンシ演算装置に対するアクセスを中断すれば、上述した制御装置のハングアップを回避することができる。
しかしながら、半導体試験装置は、瞬低が発生した旨をハードウェアによる割り込み処理によってリダンダンシ演算装置に通知する機能は備えていないため、リダンダンシ演算装置から制御装置へのアクセスがあると極めて高い確率でハングアップが生じてしまい、これを解消するためには半導体試験装置を再起動しなければならないという問題があった。かかる問題は、リダンダンシ演算装置を複数備えるメモリテスタの固有の問題ではなく、制御装置と所定の処理を行う処理装置とがバスで接続された接続形態の半導体試験装置で生ずる問題である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、瞬低が生じた場合に制御装置と処理装置との双方のハングアップを回避することができる半導体試験装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の半導体試験装置は、半導体デバイスの試験を行う上で必要となる所定の処理を行う処理装置(50a〜50n)を備える半導体試験装置(1)において、所定のバス(B)を介して前記処理装置に接続されており、瞬低が発生した旨を示すハードウェア割り込みがなされた場合に、当該ハードウェア割り込みに基づいて瞬低が発生した旨を示すソフトウェア割り込みを前記バスを介して前記処理装置に対して行う制御装置(10)を備えることを特徴としている。
この発明によると、瞬低が発生した旨を示すハードウェア割り込みがなされると、このハードウェア割り込みに基づいて瞬低が発生した旨を示すソフトウェア割り込みが制御装置からバスを介して処理装置に対して行われる。
また、本発明の半導体試験装置は、前記処理装置が、前記制御装置によって管理されるアドレス空間に一部の領域が割り当てられたメモリ(51a〜51n)を備えており、前記制御装置は、前記処理装置が備えるメモリの前記アドレス空間に割り当てられた領域に対して瞬低が発生した旨の書き込みを行ってから、前記処理装置に対して前記ソフトウェア割り込みを行うことを特徴としている。
また、本発明の半導体試験装置は、前記処理装置が、前記制御装置からの割り込みがあった場合に、前記メモリに瞬低が発生した旨が書き込まされているときには、前記バスに対するアクセス制限を示すフラグの設定を行うことを特徴としている。
また、本発明の半導体試験装置は、前記処理装置が、前記フラグの設定を行った場合には、前記バスに対するアクセス中の処理があれば、当該処理を停止させることを特徴としている。
また、本発明の半導体試験装置は、前記処理装置が、前記バスに複数接続されていることを特徴としている。
また、本発明の半導体試験装置は、前記処理装置が、前記半導体デバイスに生じた不良の救済を行う上で必要なデータを前記半導体デバイスの試験結果を用いて作成するリダンダンシ演算を、前記所定の処理として行うことを特徴としている。
本発明によれば、瞬低が発生した旨を示すハードウェア割り込みがなされた場合に、制御装置が、このハードウェア割り込みに基づいて瞬低が発生した旨を示すソフトウェア割り込みを、バスを介して処理装置に行っているため、、瞬低が生じた場合に制御装置と処理装置との双方のハングアップを回避することができるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態による半導体試験装置について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による半導体試験装置の要部構成を示すブロック図である。図1に示す通り、本実施形態の半導体試験装置1は、テスタコントローラ10(制御装置)、リダンダンシシステム20、及び瞬低検出装置30を備えており、ウェハに形成されている状態のメモリ(図示省略)に対する試験を行うとともに、その試験により得られた試験結果を用いてリダンダンシ演算を行う。この半導体試験装置1は、半導体メモリの試験を行う所謂メモリテスタである。
テスタコントローラ10は、半導体試験装置1を統括的に制御する。例えば、試験対象である不図示のメモリの試験時にはメモリの試験に用いる試験パターンや期待値パターンの発生制御、及び期待値パターンを用いたパス/フェイルの判定制御等を行い、リダンダンシ演算時にはリダンダンシシステム20にリダンダンシ演算を行わせるための制御信号を出力する。また、瞬低検出装置30から瞬低を検出した旨を示す割り込み信号IR(ハードウェア割り込み)が出力された場合には、バスBを介して瞬低が発生した旨を示すソフトウェア割り込みをリダンダンシシステム20に対して行う。
リダンダンシシステム20は、リダンダンシ制御装置40と複数のリダンダンシ演算装置50a〜50n(処理装置)とを備えており、テスタコントローラ10の制御の下でリダンダンシ演算を行う。ここで、リダンダンシシステム20が備えるリダンダンシ制御装置40及び複数のリダンダンシ演算装置50a〜50n並びに上述したテスタコントローラ10は、PCIExpress(登録商標)バス等のバスB(所定のバス)によって相互に接続されている。
リダンダンシシステム20は、機能の追加、削除、変更等に容易に対応するために、テスタコントローラ10で一元管理されて半導体試験装置1の電源投入時にバスBを介して転送されるオペレーティングシステム(OS)をリダンダンシ制御装置30及びリダンダンシ演算装置40a〜40nの各々で起動する仕組みになっている。このため、リダンダンシ制御装置40及びリダンダンシ演算装置50a〜50nには、ハードディスク装置等のデータ格納装置は設けられておらず、RAM及びROM等のメモリ41,51a〜51nがそれぞれ設けられている。
リダンダンシ制御装置40は、OSが起動されている状態で、テスタコントローラ10からバスBを介して送信されてくる制御信号に基づいてリダンダンシシステム20を制御する。例えば、テスタコントローラ10からリダンダンシ演算を開始すべき旨を示す制御信号が送信された場合には、バスBを介してリダンダンシ演算装置50a〜50nに対してリダンダンシ演算で用いる試験結果を特定してリダンダンシ演算を実行させる制御を行う。
リダンダンシ制御装置40が備えるメモリ41は、テスタコントローラ10から転送されるOSや、リダンダンシ制御装置40で起動されたOSによって用いられる各種変数を記憶する。このメモリ41には、テスタコントローラ10及びリダンダンシ演算装置50a〜50nから参照可能な公開領域R1と、テスタコントローラ10及びリダンダンシ演算装置50a〜50nから参照不可能であって、リダンダンシ制御装置40によってのみ用いられる非公開領域R2とが設けられている。
また、メモリ41の非公開領域R2には、テスタコントローラ10から瞬低が発生した旨を示すソフトウェア割り込みがなされた場合に、瞬低発生フラグが設定されるフラグ設定領域R3が設けられる。フラグ設定領域R3に瞬低発生フラグが設定された場合には、リダンダンシ制御装置40からバスBへのアクセスが制限(禁止)される。尚、フラグ設定領域R3に瞬低発生フラグが設定されいなければ、リダンダンシ制御装置40からバスBに対して自由にアクセスを行うことができる。
リダンダンシ演算装置50a〜50nは、OSが起動されている状態において、リダンダンシ制御装置40の制御の下で、試験対象である不図示のメモリの試験を行って得られた試験結果を用いてリダンダンシ演算(所定の処理)を実行する。尚、リダンダンシ演算装置50a〜50nの数は、必要とされるリダンダンシ演算の演算能力に応じて変化するが十数個〜百個程度である。リダンダンシ演算装置50a〜50nが備えるメモリ51a〜51nは、テスタコントローラ10から転送されるOSや、リダンダンシ演算装置50a〜50nで起動されたOSによって用いられる各種変数をそれぞれ記憶する。
このメモリ51a〜51nには、テスタコントローラ10、リダンダンシ制御装置40、及び他のリダンダンシ演算装置から参照可能な公開領域R11〜Rn1と、テスタコントローラ10、リダンダンシ制御装置40、及び他のリダンダンシ演算装置から参照不可能であって、リダンダンシ演算装置50a〜50nによってのみ用いられる非公開領域R12〜Rn2とがそれぞれ設けられている。
また、メモリ51a〜51nには、テスタコントローラ10から瞬低が発生した旨を示すソフトウェア割り込みがなされた場合に、瞬低発生フラグが設定されるフラグ設定領域R13〜Rn3が設けられる。フラグ設定領域R13〜Rn3の各々に瞬低発生フラグが設定された場合には、リダンダンシ演算装置51a〜51nバスBへのアクセスが制限(禁止)される。尚、フラグ設定領域R13〜Rn3に瞬低発生フラグが設定されいなければ、リダンダンシ制御装置50a〜50nからバスBに対して自由にアクセスを行うことができる。
図2は、テスタコントローラ10によって管理されるアドレス空間の一例を示す図である。図2に示す通り、テスタコントローラ10によって管理されるアドレス空間ASには、リダンダンシ制御装置40が備えるメモリ41の公開領域R1、リダンダンシ演算装置50a〜50nが備えるメモリ51a〜51nの公開領域R11〜Rn1がそれぞれ割り当てられている。尚、公開領域R1及び公開領域R11〜Rn1が割り当てられている部分以外の部分には、例えばテスタコントローラ10が備えるメモリ(図示省略)等のアドレスが割り当てられている。
公開領域R1及び公開領域R11〜Rn1の各々には、半導体試験装置1の内部で発生するイベントの種別を示す識別子(ID)を記憶するためのイベントIDバッファが設けられている。具体的には、公開領域R1及び公開領域R11〜Rn1の各々に設けられたイベントIDバッファには、図2に示す通り、「瞬低発生イベントID」、「テスタコントローラ用イベントID」、「リダンダンシ制御装置用イベントID」、及び「リダンダンシ演算装置用イベントID」が記憶される。
ここで、「瞬低発生イベントID」とは、瞬低の発生を示すイベント(瞬低発生イベント)に割り当てられたIDである。この「瞬低発生イベントID」は、公開領域R1及び公開領域R11〜Rn1の各々において、他のイベントIDよりも前(好ましくは公開領域R1及び公開領域R11〜Rn1の各々の先頭部分)に記憶されるのが望ましい。これにより、公開領域R1及び公開領域R11〜Rn1の各々において、他のイベントIDよりも先に瞬低発生イベントIDの有無を確認することができる。
また、「テスタコントローラ用イベントID」とは、テスタコントローラ10で発生する各種イベントに割り当てられたIDである。更に、「リダンダンシ制御装置用イベントID」とはリダンダンシ制御装置40で発生する各種イベントに割り当てられたIDであり、「リダンダンシ演算装置用イベントID」とはリダンダンシ演算装置50a〜50nで発生する各種イベントに割り当てられたIDである。
テスタコントローラ10は、自身が備える不図示のメモリに対するアクセスを行う場合と同様に、メモリ空間ASに割り当てられた公開領域R1を指定することで、瞬低発生イベントIDやテスタコントローラ10で発生するその他の各種イベントをリダンダンシ制御装置40に通知することができる。同様に、メモリ空間ASに割り当てられた公開領域R11〜Rn1を指定することで、瞬低発生イベントIDやテスタコントローラ10で発生するその他の各種イベントをリダンダンシ演算装置50a〜50nに通知することができる。
また、リダンダンシ制御装置40がメモリ空間ASに割り当てられた公開領域R11〜Rn1を指定してアクセスすることができ、リダンダンシ演算装置50a〜50nがメモリ空間ASに割り当てられた公開領域R1や他のリダンダンシ演算装置が備えるメモリの公開領域を指定してアクセスすることもできる。これにより、リダンダンシ制御装置40で発生するイベント又はリダンダンシ演算装置50a〜50nの各々で発生するイベントを、リダンダンシ制御装置40とリダンダンシ演算装置50a〜50nとの間で相互に通知することができる。
瞬低検出装置30は、バスBが備える電源線の電圧を常時監視しており、瞬低を検出した場合には瞬低を検出した旨を示す割り込み信号IRを出力する。尚、ここでは、説明を簡単にするために、瞬低検出装置30がバスBの電源線の電圧を検出する場合を例に挙げているが、バスBの電源線の電圧以外にも、半導体試験装置1が備える電源装置(図示省略)の出力電圧、テスタコントローラ10に供給される電源の電圧、リダンダンシシステム20に供給される電源の電圧等を検出しても良い。
次に、上記構成における半導体試験装置1の瞬低発生時の動作について説明する。図3は瞬低発生時におけるテスタコントローラの動作例を示すフローチャートであり、図4は瞬低発生時におけるリダンダンシ演算装置の動作例を示すフローチャートである。半導体試験装置1内において瞬低が発生し、瞬低検出装置30によって監視されているバスBの電源線の電圧が低下すると、瞬低検出装置30から瞬低を検出した旨を示す割り込み信号IRが出力されてテスタコントローラ10に入力される。これにより、図3に示すフローチャートが開始される。
瞬低検出装置30からの割り込み信号IRが入力されると、テスタコントローラ10は、メモリ空間ASに割り当てられた公開領域R1及び公開領域R11〜Rn1の何れか1つを指定し、指定した領域に設けられているイベントIDバッファに対して、瞬低発生イベントIDの書き込みを行う(ステップS11)。尚、ここでは説明を簡単にするために、メモリ空間ASに割り当てられた公開領域R1が指定され、リダンダンシ制御装置40が備えるメモリ41の公開領域R1に設けられているイベントIDバッファに対して瞬低発生イベントIDが書き込まれたとする。
以上の瞬低発生イベントIDの書き込みを行うと、テスタコントローラ10は、瞬低発生イベントIDの書き込みを行ったリダンダンシ制御装置40に対して、バスBを介したソフトウェア割り込みを行う(ステップS12)。リダンダンシ制御装置40に対するソフトウェア割り込みが終了すると、テスタコントローラ10は、リダンダンシシステム20が備えるリダンダンシ制御装置40及びリダンダンシ演算装置50a〜50nの全てに対する割り込み発生が完了したが否かを判断する(ステップS13)。
ステップS13の判断結果が「NO」である場合には、テスタコントローラ10は、次に割り込みを発生すべき装置が備えるメモリの公開領域を指定しが瞬低発生イベントIDの書き込みを行い(ステップS11)、バスBを介したソフトウェア割り込みをその装置に対して行う(ステップS12)。例えば、次に割り込みを発生すべき装置がリダンダンシ演算装置50aである場合には、メモリ空間ASに割り当てられた公開領域R11を指定してイベントIDの書き込みを行ってから、バスBを介したソフトウェア割り込みをリダンダンシ演算装置50aに対して行う。
ステップS13の判断結果が「NO」である間は、ステップS11,S12の処理が繰り返し行われる。これに対し、ステップS13の判断結果が「YES」になると、図3に示す一連の処理が終了し、テスタコントローラ10からリダンダンシ制御装置40及びリダンダンシ演算装置50a〜50nに対して瞬低発生を通知するソフトウェア割り込み処理が完了する。
一方、テスタコントローラ10からのソフトウェア割り込みがあると、図4に示すフローチャートが開始される。ここで、図3を用いて説明した通り、テスタコントローラ10からのソフトウェア割り込みは、リダンダンシ制御装置40及びリダンダンシ演算装置50a〜50nの全てについて順に行われる。このため、図4のフローチャートで示される処理も、リダンダンシ制御装置40及びリダンダンシ演算装置50a〜50nの各々で割り込みが行われた順に開始される。尚、ここでは、説明を簡単にするために、リダンダンシ演算装置50aに対する割り込みが行われた場合に、リダンダンシ演算装置50aで行われる処理を例に挙げて説明する。
テスタコントローラ10からバスBを介してソフトウェア割り込みがなされると、リダンダンシ演算装置50aは、まずメモリ51aの公開領域R11に設けられているイベントIDバッファに記憶されている内容の確認を行う(ステップS21)。ここで、イベントIDバッファを確認する場合には、瞬低発生イベントIDの有無の確認を最優先で行う。つまり、イベントIDバッファを確認する場合には、最初に瞬低発生イベントIDの有無の確認を行い、この確認後に他のイベントIDの確認を行う。
次に、リダンダンシ演算装置50aは、メモリ51aの公開領域R11に設けられているイベントIDバッファに瞬低発生イベントIDが有るか否かを判断する(ステップS22)。この判断結果が「YES」である場合には、リダンダンシ演算装置50は、メモリ51aの非公開領域R12に設けられたフラグ設定領域R13に対して瞬低発生フラグを設定する(ステップS23)。
この瞬低発生フラグが設定されると、リダンダンシ演算装置50aからバスBに対する新たなアクセスが制限(禁止)される。具体的には、リダンダンシ演算装置50aで起動されているOS上で実行される全てのプログラムは、バスBをアクセスする際に必ずフラグ設定領域R13に瞬低発生フラグが設定されているか否かを確認し、瞬低発生フラグが設定されていない場合にのみバスBに対するアクセスが可能になる仕組みになっている。このため、瞬低発生フラグが設定されると全てのプログラムからのバスBに対するアクセスが制限(禁止)されることになる。
瞬低発生フラグの設定が終了すると、リダンダンシ演算装置50aは瞬低発生フラグの設定前から実行されているバスBに対するアクセス(例えば、DMA転送等)が有るか否かを確認し、実行中にあるアクセスがあれば停止させ(ステップS24)、一連の処理が終了する。一方、メモリ51aの公開領域R11に設けられているイベントIDバッファに瞬低発生イベントIDが無いとリダンダンシ演算装置50aが判断した場合(判断結果が「NO」である場合)には、そのイベントIDバッファに記憶されたイベントIDに応じた処理を実行し(ステップS25)、一連の処理が終了する。
ここで、リダンダンシシステム20に設けられるリダンダンシ演算装置50a〜50nの総数が百台程度である場合には、リダンダンシシステム20に設けられたリダンダンシ制御装置40及びリダンダンシ演算装置50a〜50nの全てに対してソフトウェア割り込みを発生するのに要する時間は数百μsec程度である。また、テスタコントローラ10から最初のソフトウェア割り込みが発せられてから、このソフトウェア割り込みに基づくリダンダンシ制御装置40及びリダンダンシ演算装置50a〜50nの全ての処理が終了するまでの時間は数msec程度である。
このため、瞬低によってテスタコントローラ10、リダンダンシ制御装置40、及びリダンダンシ演算装置50a〜50nが互いを認識できなくなる事態が生ずるまで(例えば、瞬低が生じてから5msecが経過するまで)の間に、リダンダンシ制御装置40及びリダンダンシ演算装置50a〜50nに対する瞬低が通知されるとともに、リダンダンシ制御装置40及びリダンダンシ演算装置50a〜50nのバスBに対するアクセスが制限される。この結果、リダンダンシ制御装置40及びリダンダンシ演算装置50a〜50nが、テスタコントローラ10を認識できていない状態でテスタコントローラ10に対するアクセスを行うといった事態を防止することができ、ハングアップを回避することができる。
以上、本発明の一実施形態による半導体試験装置について説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されることなく、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上記実施形態では、OSが起動されている状態でリダンダンシ演算を行う複数のリダンダンシ演算装置50a〜50nを備えるリダンダンシシステム20におけるハングアップを回避する例について説明した。しかしながら、OSが起動されている状態で所定の処理を行う1つ又は複数の処理装置を備える任意のシステムに本発明を適用することができる。
例えば、被試験対象の半導体デバイスに対して試験信号を印加する試験信号発生装置や、半導体デバイスから出力される信号と所定の期待値とを比較してパス/フェイルを判定する判定装置がバスBに接続されている場合には、これら試験信号発生装置や判定装置を処理装置として本発明を適用することができる。また、判定装置から出力されるフェイル情報を記憶するフェイルメモリやフェイルメモリのフェイル情報を一時的に退避するバッファメモリがバスBに接続されている場合にも、これらを処理装置として本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、半導体試験装置1がメモリの試験を行うメモリテスタである場合を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明は、メモリテスタ以外に、半導体論理回路を試験するロジックテスタ、LCD(Liquid Crystal Display:液晶表示ディスプレイ)の駆動ドライバを試験するトライバテスタ等の各種の半導体試験装置に適用することも可能である。
本発明の一実施形態による半導体試験装置の要部構成を示すブロック図である。 テスタコントローラ10によって管理されるアドレス空間の一例を示す図である。 瞬低発生時におけるテスタコントローラの動作例を示すフローチャートである。 瞬低発生時におけるリダンダンシ演算装置の動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 半導体試験装置
10 テスタコントローラ
30 リダンダンシ制御装置
41 メモリ
50a〜50n リダンダンシ演算装置
51a〜51n メモリ
B バス

Claims (6)

  1. 半導体デバイスの試験を行う上で必要となる所定の処理を行う処理装置を備える半導体試験装置において、
    所定のバスを介して前記処理装置に接続されており、瞬低が発生した旨を示すハードウェア割り込みがなされた場合に、当該ハードウェア割り込みに基づいて瞬低が発生した旨を示すソフトウェア割り込みを前記バスを介して前記処理装置に対して行う制御装置を備えることを特徴とする半導体試験装置。
  2. 前記処理装置は、前記制御装置によって管理されるアドレス空間に一部の領域が割り当てられたメモリを備えており、
    前記制御装置は、前記処理装置が備えるメモリの前記アドレス空間に割り当てられた領域に対して瞬低が発生した旨の書き込みを行ってから、前記処理装置に対して前記ソフトウェア割り込みを行う
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体試験装置。
  3. 前記処理装置は、前記制御装置からの割り込みがあった場合に、前記メモリに瞬低が発生した旨が書き込まされているときには、前記バスに対するアクセス制限を示すフラグの設定を行うことを特徴とする請求項2記載の半導体試験装置。
  4. 前記処理装置は、前記フラグの設定を行った場合には、前記バスに対するアクセス中の処理があれば、当該処理を停止させることを特徴とする請求項3記載の半導体試験装置。
  5. 前記処理装置は、前記バスに複数接続されていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の半導体試験装置。
  6. 前記処理装置は、前記半導体デバイスに生じた不良の救済を行う上で必要なデータを前記半導体デバイスの試験結果を用いて作成するリダンダンシ演算を、前記所定の処理として行うことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の半導体試験装置。
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