JP2001176294A - メモリチップのテスト方法、製造方法およびテスト装置、メモリモジュールのテスト方法、製造方法およびテスト装置、ならびにコンピュータの製造方法 - Google Patents

メモリチップのテスト方法、製造方法およびテスト装置、メモリモジュールのテスト方法、製造方法およびテスト装置、ならびにコンピュータの製造方法

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JP2001176294A
JP2001176294A JP35830599A JP35830599A JP2001176294A JP 2001176294 A JP2001176294 A JP 2001176294A JP 35830599 A JP35830599 A JP 35830599A JP 35830599 A JP35830599 A JP 35830599A JP 2001176294 A JP2001176294 A JP 2001176294A
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signal
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Hideyuki Aoki
英之 青木
Takeshi Wada
武史 和田
Masaaki Nanba
正昭 難波
Noboru Uchida
昇 内田
Shigeki Katsumi
茂樹 勝見
Yuji Wada
勇二 和田
Masaaki Mochizuki
正明 望月
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Hitachi Ltd
Hitachi High Tech Corp
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Hitachi Ltd
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/56External testing equipment for static stores, e.g. automatic test equipment [ATE]; Interfaces therefor

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  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パーソナルコンピュータなどを利用して、よ
り実使用状態に近い条件にて測定対象製品を試験するこ
とができ、また測定対象製品を安価に高精度で選別する
ことができるメモリテストシステムを提供する。 【解決手段】 PCテスタであって、基準となるメモリ
モジュールが搭載された測定PCユニット1と、この測
定PCから取り出された信号を分配する信号分配ユニッ
ト2と、この分配された信号を用いて多数個同時測定さ
れる測定対象製品が実装される複数のPFB3と、試験
の実施状況などを表示する表示パネル4と、システムの
動作電圧を発生する電源5と、試験条件の選択、解析な
どの制御を行う制御PC6などから構成され、測定PC
ユニット1内のPCマザーボード上におけるチップセッ
トLSIからのメモリモジュール上のメモリ単体、また
はメモリモジュールへの信号を取り出して実使用条件と
同一の試験を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリチップ、メ
モリモジュールのテストおよび製造技術に関し、特にパ
ーソナルコンピュータなどを利用して、より実使用状態
に近い条件にて測定対象製品を試験することが可能なメ
モリテストシステムに適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者が検討した技術として、メモリ
チップ、メモリモジュールのテスト技術においては、以
下のようなことが考えられる。たとえば、半導体メモリ
のテスト技術では、メモリの大容量化、多ビット化、高
速化などに伴い、それに対応できるメモリテストシステ
ムが必要になっている。特に、メモリ容量の大容量化は
テスト時間の増加につながり、またデータビット幅の多
ビット化は同時測定数の低下を伴い、さらに速度性能の
向上に対しては周波数の高速化や精度・品質の高精度化
が要求される。
【0003】このような半導体メモリのメモリテストシ
ステムとしては、主に半導体メモリの単体製品を対象に
した解析、試験を共用可能な汎用メモリテスタや、メモ
リモジュールのみを対象にした簡単な試験を実施するモ
ジュールテスタなどがあり、測定対象製品に適したテス
ト装置が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な汎用メモリテスタやモジュールテスタなどのテスト装
置について、本発明者が検討した結果、以下のようなこ
とが明らかとなった。たとえば、汎用メモリテスタは、
高機能であるが価格が高く、また機能の制限より年々変
わる実使用状態に近い条件をハードウェア的にもソフト
ウェア的にも実現させることは困難である。一方、モジ
ュールテスタは、安価ではあるが、テスト条件、パター
ンが固定しており、使い勝手が良くないものとなってい
る。
【0005】また、メモリテスタやモジュールテスタで
良品選別されたメモリチップ、メモリモジュールなどを
用いる、たとえばパーソナルコンピュータなどのメーカ
ーにおいては、メモリチップ、メモリモジュールの製造
メーカーや形式、種類などの違いにより、たとえばメモ
リ空間をCPUによる制御回路の制御に基づいてランダ
ム的にアクセスするような時、リード/ライトが正しく
動作しないなどの不具合が発生する場合などもあり、テ
スタによる良品選別の限界とともに、より実装製品の実
使用状態に近い条件での検査が望まれている。
【0006】そこで、本発明の目的は、メモリチップ、
メモリモジュールのテストあるいは製造技術において、
安価で高精度に試験あるいは選別することができる技術
を提供するものである。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0009】本発明によるメモリチップのテスト方法
は、メモリチップが実装されたデータ処理装置を有し、
上記メモリチップへ供給されるべき信号を被テストメモ
リチップへ供給する工程と、上記メモリチップから出力
される出力信号と上記被テストメモリチップから出力さ
れる出力信号との間の関係を調べる工程と、を有するこ
とを特徴とするものである。
【0010】上記メモリチップのテスト方法おいて、上
記被テストメモリチップは複数であり、上記メモリチッ
プへ供給される信号は上記複数の被テストメモリチップ
へ並列に供給されることを特徴とするものである。上記
データ処理装置は、上記メモリチップに結合され、上記
メモリチップの動作を制御する制御回路を有することを
特徴とするものである。上記調べる工程においては、一
致/不一致が判定されることを特徴とするものである。
上記メモリチップへ供給されるべき信号は、アドレス信
号、データ信号、クロック信号および制御信号であるこ
とを特徴とするものである。
【0011】本発明によるメモリチップの製造方法は、
メモリを半導体チップに形成する工程と、第1のメモリ
が実装されたデータ処理装置から、該第1のメモリへ供
給される信号を上記形成工程で半導体チップに形成され
たメモリへ供給し、上記第1のメモリから出力される信
号と上記形成工程で半導体チップに形成されたメモリか
ら出力される信号との関係を調べる工程と、を有するこ
とを特徴とするものである。
【0012】上記メモリチップの製造方法において、上
記形成工程で半導体チップに形成されたメモリは複数で
あり、上記第1のメモリへ供給される信号は上記形成工
程で半導体チップに形成された複数のメモリへ並列に供
給されることを特徴とするものである。上記データ処理
装置は、上記第1のメモリに結合され、上記第1のメモ
リの動作を制御する制御回路を有することを特徴とする
ものである。上記調べる工程においては、一致/不一致
が判定されることを特徴とするものである。上記第1の
メモリへ供給される信号は、アドレス信号、データ信
号、クロック信号および制御信号であることを特徴とす
るものである。
【0013】本発明によるメモリチップのテスト装置
は、被テストメモリチップが実装されるべきソケット
と、メモリが実装されたデータ処理装置から、該メモリ
へ供給されるべき信号と該メモリから出力される出力信
号とが供給される端子と、上記メモリへ供給されるべき
信号を上記ソケットへ供給し、上記ソケットから出力さ
れる出力信号と上記メモリから出力される信号との関係
を判定する制御部と、を有することを特徴とするもので
ある。
【0014】上記メモリチップのテスト装置において、
上記被テストメモリチップは複数であり、上記メモリへ
供給されるべき信号は上記複数の被テストメモリチップ
へ並列に供給されることを特徴とするものである。上記
データ処理装置は、上記メモリに結合され、上記メモリ
の動作を制御する制御回路を有することを特徴とするも
のである。上記制御部においては、一致/不一致が判定
されることを特徴とするものである。上記メモリへ供給
されるべき信号は、アドレス信号、データ信号、クロッ
ク信号および制御信号であることを特徴とするものであ
る。上記データ処理装置に実装されたメモリから信号を
取り出して、上記端子へ供給するための基板を有するこ
とを特徴とするものである。
【0015】本発明によるメモリモジュールのテスト方
法は、複数のメモリチップが実装されたところのメモリ
モジュールを実装したデータ処理装置を有し、上記メモ
リモジュールへ供給されるべき信号を被テストメモリチ
ップへ供給する工程と、上記メモリモジュールから出力
される出力信号と上記被テストメモリチップから出力さ
れる出力信号との間の関係を調べる工程と、を有するこ
とを特徴とするものである。
【0016】上記メモリモジュールのテスト方法におい
て、上記メモリモジュールへ供給されるべき信号は、上
記複数のメモリチップの内の第1のメモリチップへ供給
される信号であり、上記メモリモジュールから出力され
る信号は上記複数のメモリチップの内の第2のメモリチ
ップから出力される出力信号であることを特徴とするも
のであり、さらに上記第1のメモリチップと上記第2の
メモリチップとは同じメモリチップであることを特徴と
するものである。
【0017】また、上記メモリモジュールのテスト方法
において、上記被テストメモリチップは複数であり、上
記メモリモジュールへ供給される信号は上記複数の被テ
ストメモリチップへ並列に供給されることを特徴とする
ものである。上記データ処理装置は、上記メモリモジュ
ールに結合され、上記メモリモジュールの動作を制御す
る制御回路を有することを特徴とするものである。上記
調べる工程においては、一致/不一致が判定されること
を特徴とするものである。上記メモリモジュールへ供給
されるべき信号は、アドレス信号、データ信号、クロッ
ク信号および制御信号であることを特徴とするものであ
る。上記被テストメモリチップは、複数のメモリチップ
が実装されたメモリモジュールにおける1つのメモリチ
ップであることを特徴とするものである。
【0018】本発明によるメモリモジュールの製造方法
は、メモリチップを準備する工程と、第1のメモリが実
装されたデータ処理装置から、該第1のメモリへ供給さ
れるべき信号を上記メモリチップへ供給し、上記第1の
メモリから出力される信号と上記メモリチップから出力
される信号との関係を調べる工程と、所定の関係が上記
工程で調べられたメモリチップを、基板に実装すること
によりメモリモジュールを形成する工程と、を有するこ
とを特徴とするものである。
【0019】上記メモリモジュールの製造方法におい
て、上記メモリチップは複数であり、上記第1のメモリ
へ供給される信号は上記複数のメモリチップへ並列に供
給されることを特徴とするものである。上記データ処理
装置は、上記第1のメモリに結合され、上記第1のメモ
リの動作を制御する制御回路を有することを特徴とする
ものである。上記調べる工程においては、一致/不一致
が判定されることを特徴とするものである。上記第1の
メモリへ供給されるべき信号は、アドレス信号、データ
信号、クロック信号および制御信号であることを特徴と
するものである。
【0020】本発明によるメモリモジュールのテスト装
置は、複数のメモリチップが実装されたメモリモジュー
ルが装着されるべきボードと、メモリモジュールが実装
されたデータ処理装置から、該メモリモジュールへ供給
されるべき信号と該メモリモジュールから出力される出
力信号とが供給される端子と、上記メモリモジュールへ
供給されるべき信号を上記ボードへ供給し、上記ボード
から出力される出力信号と上記メモリモジュールから出
力される信号との関係を判定する制御部と、を有するこ
とを特徴とするものである。
【0021】上記メモリモジュールのテスト装置におい
て、上記メモリモジュールへ供給されるべき信号は、上
記複数のメモリチップの内の第1のメモリチップへ供給
される信号であり、上記メモリモジュールから出力され
る信号は上記複数のメモリチップの内の第2のメモリチ
ップから出力される出力信号であることを特徴とするも
のであり、さらに上記第1のメモリチップと上記第2の
メモリチップとは同じメモリチップであることを特徴と
するものである。
【0022】また、上記メモリモジュールのテスト装置
において、上記メモリモジュールへ供給される信号は上
記複数のメモリチップへ並列に供給されることを特徴と
するものである。上記データ処理装置は、上記メモリモ
ジュールに結合され、上記メモリモジュールの動作を制
御する制御回路を有することを特徴とするものである。
上記制御部においては、一致/不一致が判定されること
を特徴とするものである。上記メモリモジュールへ供給
されるべき信号は、アドレス信号、データ信号、クロッ
ク信号および制御信号であることを特徴とするものであ
る。上記ボードにおけるテストの単位を規定することを
特徴とするものであり、さらに上記ボードに装着される
メモリモジュールに実装された複数のメモリチップの内
の1つのメモリチップがテストされることを特徴とする
ものである。
【0023】本発明によるコンピュータの製造方法は、
CPUと、メモリモジュールが装着されるべきソケット
と、上記CPUと上記ソケットとに接続された制御回路
とを有するマザーボードを準備する工程と、複数のメモ
リチップが実装されたメモリモジュールを準備する工程
と、上記メモリモジュールを上記ソケットに装着する工
程とを有し、上記メモリモジュールにおけるメモリチッ
プは、テスト工程で所定の関係を満足し、上記テスト工
程は、第1のメモリが実装されたデータ処理装置から、
該第1のメモリへ供給されるべき信号が上記メモリチッ
プへ供給され、上記第1のメモリから出力される信号と
上記メモリチップから出力される信号との関係を調べる
ことを特徴とするものである。
【0024】上記コンピュータの製造方法において、上
記第1のメモリへ供給される信号は上記複数のメモリチ
ップへ並列に供給されることを特徴とするものである。
上記データ処理装置は、上記第1のメモリに結合され、
上記第1のメモリの動作を制御する制御回路を有するこ
とを特徴とするものである。上記テスト工程において
は、一致/不一致が判定されることを特徴とするもので
ある。上記第1のメモリへ供給されるべき信号は、アド
レス信号、データ信号、クロック信号および制御信号で
あることを特徴とするものである。
【0025】よって、上記メモリチップのテスト方法、
製造方法およびテスト装置、メモリモジュールのテスト
方法、製造方法およびテスト装置、ならびにコンピュー
タの製造方法によれば、メモリチップ、メモリモジュー
ルを実使用状態に近づけて試験を行うことができる。ま
た、データ処理装置を含むパーソナルコンピュータなど
を利用した安価で高性能な試験装置を実現することがで
きる。さらに、メモリチップ、メモリモジュールの両方
を試験することができる。また、製品サイクルの短いパ
ーソナルコンピュータなどの機種変更に対して、測定用
パーソナルコンピュータの交換のみで対応することがで
きる。さらに、パーソナルコンピュータなどへの実装時
に問題となる周辺回路の特性やプログラム処理による影
響を含めて試験をすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一部材には同一の符号を付
し、その繰り返しの説明は省略する。
【0027】図1は本発明の一実施の形態のメモリテス
トシステムの全体を示す概略外観図、図2〜図8は本実
施の形態のメモリテストシステムにおいて、各装置の構
成を示す説明図、図9〜図11はメモリ単品試験時を示
す説明図、図12〜図16は各基板を示すブロック図、
図17はリード/ライト切替・判定方法を示す説明図、
図18および図19はモジュール試験時を示す説明図、
図20はテスト工程を示すフロー図、図21はモジュー
ル実装および製品実装工程を示すフロー図である。
【0028】まず、図1により、本実施の形態のメモリ
テストシステムの構成の一例を説明する。(a)はシス
テム筐体の正面図、(b)はその側面図、(c)は別装
置をそれぞれ示す。本実施の形態のメモリテストシステ
ムは、たとえばPC(Personal Comput
er)を利用したPCテスタとされ、動作信頼性が確認
された基準となるメモリモジュールが搭載された測定P
Cユニット1と、この測定PCユニット1の測定PCか
ら取り出された信号を分配する信号分配ユニット2と、
この信号分配ユニット2により分配された信号を用いて
多数個同時測定される測定対象製品が実装される複数
(ここでは16枚)のPFB(PerFormance
Board)3と、試験の実施状況などを表示する表
示パネル4と、システムの動作電圧を発生する電源5
と、試験条件の選択、解析などの制御を行う制御PC6
などから構成されている。
【0029】このPCテスタにおいて、測定PCユニッ
ト1、信号分配ユニット2、PFB3、表示パネル4、
および電源5は同じ筐体内に収納され、制御PC6のみ
が別装置となっている。この筐体内において、PFB3
は温度などの実使用状態を作るための恒温槽7の内部に
収納されて正面から見て左側に配置され、右側には表示
パネル4が上側に、測定PCユニット1が下側にそれぞ
れ配置されている。また、表示パネル4の後側には信号
分配ユニット2が、測定PCユニット1の後側には電源
5がそれぞれ配置されている。
【0030】測定PCユニット1は、基準となるメモリ
モジュールが搭載されたデータ処理装置を含むPCであ
る測定PC8を内部に持ち、たとえば図2に一例を示す
ように、PCマザーボード11の主面上に、CPU12
と、メモリモジュール13が装着されるべきメモリスロ
ット14と、CPU12とメモリスロット14とに接続
された制御回路であるチップセットLSI15と、イン
タフェース用のPCIスロット16と、2次キャッシュ
メモリ17と、電源18などが搭載されている。このメ
モリモジュール13は、CPU12との信号のやり取り
をチップセットLSI15と呼ばれるメモリコントロー
ラLSIを介して制御される。実行的にメモリモジュー
ル13を制御しているのはチップセットLSI15であ
り、アドレス割り付けやデータ読み書きを行っている。
よって、このチップセットLSI15からのメモリモジ
ュール13上のメモリ単体への信号を取り出せば実使用
条件と同一の試験が可能となる。
【0031】このPCマザーボード11においては、た
とえば図3に一例を示すように、チップセットLSI1
5は、ホストバスを介してCPU12と接続され、専用
バスにてメモリモジュール13へ接続されている。ま
た、チップセットLSI15は、PCIバスを介してP
CIスロット16と接続される。一般的な動作として、
CPU12からのデータ読み出しの命令をチップセット
LSI15が受け、メモリモジュール13にアクセス可
能なようにアドレスをデコードし、メモリモジュール1
3に送付する。読み出されたデータは、メモリモジュー
ル13より、チップセットLSI15を通してCPU1
2へ送付される。一方、PCIスロット16に接続され
ている外部装置よりのデータは、PCIバスを通してチ
ップセットLSI15に送付され、メモリモジュール1
3のアドレスにデコードされ書き込まれる。
【0032】信号分配ユニット2は、測定PCユニット
1内の基準となるメモリモジュール13が搭載された測
定PC8から取り出された信号を受け、各PFB3への
信号の分配を行うための手段であり、メモリモジュール
13より取り出された信号は信号引出基板にてバッファ
リングされ、分配基板を通して各PFB3へ送付され
る。
【0033】PFB3は、測定PCユニット1内の基準
となるメモリモジュールと同一の実使用条件で動作さ
せ、測定対象製品であるメモリの多数個同時測定を可能
とするDUT(Device Under Test)
ボードであり、たとえば図4〜図7に一例を示す。図4
および図5はTSOP(Thin Small Out
−line Package)を、図6および図7はT
CP(Tape Carrier Package)を
それぞれ測定対象のメモリICとするPFB3であり、
図4、図6は全体の平面図(a)と側面図(b)を、図
5、図7はソケットボードの平面図(a)と側面図
(b)をそれぞれ示す。
【0034】図4および図5に示すように、TSOP
(メモリIC)を測定対象とするPFB3は、それぞれ
TSOPを実装する複数(ここでは8個)のICソケッ
ト21を主面側に搭載した複数(ここでは8枚)のソケ
ットボード22と、信号分配、比較判定する複数(ここ
では36個)のASIC(Application S
pecific Integrated Circui
t)23を主面側に搭載したマザーボード24との2種
類のボードより構成され、8枚のソケットボード22と
1枚のマザーボード24はそれぞれ裏面側に設けられた
コネクタ25を介して接続されている。また、1枚が図
4のように構成されたPFB3は他のPFB3とコネク
タ26を通して接続され、最大で16枚のPFB3が恒
温槽7内に収納されて、最大で(8個×8枚×16枚)
=1024個のTSOPの同時測定が可能となってい
る。
【0035】図6および図7に示すように、TCP(メ
モリIC)を測定対象とするPFB3も同様に、それぞ
れTCPを実装する複数(ここでは6個)のICソケッ
ト31を主面側に搭載した複数(ここでは8枚)のソケ
ットボード32と、信号分配、比較判定する複数(ここ
では28個)のASIC33を主面側に搭載したマザー
ボード34との2種類のボードより構成され、8枚のソ
ケットボード32と1枚のマザーボード24はそれぞれ
裏面側に設けられたコネクタ35を介して接続されてい
る。また、1枚が図6のように構成されるPFB3は他
のPFB3とコネクタ36を通して接続され、最大で1
6枚のPFB3が恒温槽7内に収納されて、最大で(6
個×8枚×16枚)=768個のTCPの同時測定が可
能となっている。
【0036】表示パネル4は、試験の実施状況や測定P
Cユニット1の動作条件などを表示するための手段であ
り、この表示パネル4に試験者が目視認識可能に試験の
条件、試験中の状況などが表示される。
【0037】電源5は、PCテスタを動作する電圧を発
生するための手段であり、この電源5によりPCテスタ
のそれぞれの内部装置を動作させるために必要な電圧が
発生される。また、電源より発生される電圧を変化させ
ることにより、異なる数種類の試験を行うことも可能で
ある。
【0038】制御PC6は、試験条件の選択、解析など
の制御を行うための制御基板を内部に持ち、この制御基
板にて試験の開始、終了などの制御が行われる。
【0039】次に、図8により、以上のように構成され
るPCテスタにおける信号系統の一例を説明する。図8
に示すように、PCテスタにおける信号系統は、測定P
Cユニット1内の測定PC8に搭載されているメモリモ
ジュール13より信号を取り出してバッファリングする
信号引出基板41と、試験の開始、終了などの制御信号
を出力する制御PC6内の制御基板42と、信号引出基
板41にてバッファリングされた信号を分配する信号分
配ユニット2内の2段構造(1段目1枚、2段目3枚)
からなる分配基板43と、分配基板43にて分配された
信号が送付される複数(16枚)のPFB3などの各種
基板を介して構成される。なお、電源5からは動作のた
めに必要な電圧が各PFB3へ供給される。
【0040】実際に、図9により、PCテスタを用いた
テスト時の信号系統の一例を説明する。図9に示すよう
に、測定PCユニット1内のPCマザーボード11に搭
載されているメモリモジュール13より信号引出基板4
1にて信号を取り出してバッファリングする。このバッ
ファリングされた信号を、パイプラインデータ転送用の
フリップフロップ回路(F/F)51や分配回路52な
どを有する1段目、2段目の分配基板43により分配す
る。この分配された信号を、パイプラインデータ転送用
のフリップフロップ回路(F/F)53やコマンド解析
・印加制御(R/W)回路54、判定回路55、判定結
果出力用のレジスタ(P/F:pass/fail)5
6などを有するPFB3へ送付し、このPFB3上のI
Cソケット21,31に搭載されるTSOP、TCPな
どの測定メモリ57の測定を行う。この測定メモリ57
に対しては、PFB3よりアドレス、クロック、コント
ロールなどの信号が印加され、またPFB3との間でデ
ータなどの信号が入出力可能となっており、そしてPF
B3のレジスタ56から測定結果としてpass/fa
il信号が取り出される。
【0041】この際に、データ転送はパイプライン方式
による高速動作が可能である。このパイプライン方式と
は、回路間でフリップフロップ回路51,53でデータ
をラッチさせながら信号間の同期を取り、高速信号伝送
する方式である。この場合、フリップフロップ回路5
1,53間のクロック信号の周波数は伝送する速度以上
の速度が必要である。このクロック信号は基準となるメ
モリモジュール13、たとえばDIMM(Dual I
n−line Memory Module)のSD−
RAM(Synchronous Dynamic R
andom Access Memory)のクロック
信号を使用する。このために、パイプラインのためのフ
リップフロップ回路は、各基板の入力段と出力段に設け
られ、信号伝送間のバラツキを吸収可能とする。
【0042】このパイプライン方式では、たとえば図1
0(図9に付した(1)〜(4)におけるタイミング)
に示すように、DIMMの動作における信号nは、1段
目の分配基板43からの出力で2サイクル遅延され、2
段目の分配基板43からの出力で2サイクル遅延され、
さらに測定メモリ57に対して2サイクル遅延され、D
IMMの動作から測定メモリ57への印加までは6サイ
クル遅延されて伝送される。なお、1段目の測定メモリ
57までは6サイクルの遅延ですむが、2段目以降の測
定メモリ57に対してはさらに遅延されて供給される。
これは、ピーク時の消費電力を低減する目的などによる
ものである。よって、パイプライン動作方式により、測
定時はDIMM動作時に対してサイクルをシフトして動
作させて判定する。このように、実際の基準となるDI
MMの動作サイクルと測定メモリ57を動作させるサイ
クルはパイプライン段数分遅れたタイミングにて試験さ
れるが、基準となるDIMMと同条件の動作速度と動作
パターンが維持可能である。
【0043】このテスト時には、たとえば図11に示す
ように、PCマザーボード11に搭載されているメモリ
モジュール13であるDIMM61より信号が取り出さ
れる。図11はメモリ単体試験時の一例であり、実使用
条件と同一の試験を行うために、チップセットLSI1
5からのDIMM61上のメモリICであるSD−RA
M62への信号を取り出す方法が用いられ、複数の基準
となるSD−RAM62から1個が任意に選択されて信
号が取り出される。図11に示すように、選択された1
個のSD−RAM62より、たとえばSD−RAM62
に対応するリムに半田付けにより配線を接続し、この配
線を介して直接信号を引き出し、直ぐに信号引出基板4
1にてバッファリングする。この信号取り出し方法によ
り、波形劣化および元のSD−RAM62への反射など
の影響を極力抑えることができる。
【0044】次に、図12〜図16により、前記図8お
よび図9に示したPCテスタの信号系統を構成する各基
板の機能ブロックを具体的に説明する。図12は信号引
出基板41、図13は制御基板42、図14は分配基板
43、図15および図16はPFB3をそれぞれ示す機
能ブロック図である。また、図15はPFB3の分配部
を、図16はソケット部(2ソケット分)をそれぞれ示
す。
【0045】図12に示すように、信号引出基板41に
は、測定PC8のPCマザーボード11に搭載されてい
る基準となるDIMM61上の任意の基準となるSD−
RAM62より引き出された信号が入力端子から入力さ
れ、この入力された信号のうち、たとえばアドレス信号
Add、制御信号Cont、データ信号Dataは信号
ブロック1〜nで処理され、クロック信号Clkはクロ
ック信号ブロックで処理され、それぞれ出力端子から出
力される。
【0046】アドレス信号Add、制御信号Cont、
データ信号Dataの信号ブロック1〜nはそれぞれ、
入力段と出力段に配置されるパイプラインデータ転送用
のフリップフロップ回路FF111〜FFn11,FF
112〜FFn12と、差動ドライバDD111〜DD
n11などから構成され、入力されたアドレス信号Ad
d、制御信号Cont、データ信号Dataの各信号は
フリップフロップ回路FF111〜FFn11,FF1
12〜FFn12において基準クロック信号に同期して
一旦ラッチされ、信号ブロック間のバラツキが補正さ
れ、同期が取られて差動ドライバDD111〜DDn1
1を通じて正転/反転の各信号として出力される。
【0047】クロック信号Clkのクロック信号ブロッ
クは、波形整形するクロック生成回路と、タイミングを
調整するタイミング調整回路と、差動ドライバDD11
などから構成され、入力されたクロック信号Clkはク
ロック生成回路において一旦波形整形され、前記信号ブ
ロック1〜nにおけるフリップフロップ回路FF111
〜FFn11,FF112〜FFn12の基準クロック
信号となり、この時点にて基準となるDIMM61とは
数周期遅延することとなる。また、クロック信号Clk
はタイミング調整回路においてタイミングが調整され、
前記信号ブロック1〜nと同期が取られて差動ドライバ
DD11を通じて正転/反転のクロック信号として出力
される。
【0048】また、この信号引出基板41には、低速B
US(バス)信号を入力とする差動レシーバDR11、
低速BUS制御回路、制御レジスタなどが設けられてお
り、制御PC6より分配基板43を介して低速BUS信
号が入力されると、この低速BUS信号を差動レシーバ
DR11が受け、低速BUS制御回路、制御レジスタを
介して前記クロック信号ブロックのクロック生成回路、
タイミング調整回路における基準クロック信号のタイミ
ング調整が実施される。なお、低速BUS制御回路には
基板番号が供給されている。
【0049】図13に示すように、制御基板42は、制
御PC6のAT(Asynchronous Tran
sfer)BUSに接続され、ATBUS−I/F(I
nterFace)・アドレスデコード・I/O(In
put/Output)アドレスデコード回路、フラグ
回路(I/Oアドレス)、アドレス制御回路、データメ
モリ、低速BUS制御回路、電源制御回路、差動ドライ
バDD21、差動レシーバDR21などから構成され、
ATBUS−I/F・アドレスデコード・I/Oアドレ
スデコード回路にATBUSから信号が入力され、フラ
グ回路、アドレス制御回路はATBUSと入出力可能と
なっている。
【0050】ATBUS−I/F・アドレスデコード・
I/Oアドレスデコード回路に入力されたアドレス信号
はデコードされ、このデコードされたアドレス信号に基
づいてアドレス制御回路は制御し、データメモリに対す
るリード/ライトなどを実行する。また、低速BUS制
御回路は、信号引出基板41、分配基板43などにおけ
る基準クロック信号のタイミング調整のために低速BU
S信号を差動ドライバDD21を通じて出力するととも
に、PFB3より測定結果の判定信号を含む低速BUS
信号が差動レシーバDR21を通じて入力され、測定メ
モリ57のPass/failが判定される。この低速
BUS信号は、自己診断時、デバッグ時などにおいて、
解析機能の制御などに割り込み信号として用いられる。
さらに、電源制御回路から電源に対して電源ON/OF
Fの信号が出力されている。
【0051】図14に示すように、分配基板43には、
信号引出基板41よりアドレス信号Add、制御信号C
ont、データ信号Data、クロック信号Clkなど
が入力端子から入力され、また制御基板42より低速B
US信号などが入力端子から入力され、アドレス信号A
dd、制御信号Cont、データ信号Dataは信号ブ
ロック1〜nで、クロック信号Clkはクロック信号ブ
ロックで、低速BUS信号は低速BUS信号ブロックで
それぞれ処理され、それぞれ出力端子から出力される。
【0052】アドレス信号Add、制御信号Cont、
データ信号Dataの信号ブロック1〜nはそれぞれ、
入力段の差動レシーバDR131〜DRn31と、入力
段に配置されるパイプラインデータ転送用のフリップフ
ロップ回路FF131〜FFn31と、通常の測定動作
と低速BUS信号による動作とを切り換えるマルチプレ
クサMUX131〜MUXn31と、出力段に配置され
るパイプラインデータ転送用と分配用とを兼ね備えた複
数(ここでは6個)のフリップフロップ回路FF132
〜FFn32と、出力段の複数(ここでは6個)の差動
ドライバDD131〜DDn31などから構成され、入
力されたアドレス信号Add、制御信号Cont、デー
タ信号Dataの各信号を差動レシーバDR131〜D
Rn31で受けると、入力段のフリップフロップ回路F
F131〜FFn31において基準クロック信号に同期
して一旦ラッチされ、さらにマルチプレクサMUX13
1〜MUXn31で選択され、そして出力段の各フリッ
プフロップ回路FF132〜FFn32において基準ク
ロック信号に同期して一旦ラッチされ、信号ブロック
間、さらに各信号ブロック内の分配間のバラツキが補正
され、同期が取られて各差動ドライバDD131〜DD
n31を通じて6分配された正転/反転の各信号として
出力される。
【0053】クロック信号Clkのクロック信号ブロッ
クは、入力段の差動レシーバDR31と、波形整形する
クロック生成回路と、タイミングを調整するタイミング
調整回路と、出力段の複数(ここでは6個)の差動ドラ
イバDD31などから構成され、入力されたクロック信
号Clkを差動レシーバDR31で受けると、クロック
生成回路において一旦波形整形され、前記信号ブロック
1〜nにおけるフリップフロップ回路FF131〜FF
n31,FF132〜FFn32の基準クロック信号と
なり、またクロック信号Clkはタイミング調整回路に
おいてタイミングが調整され、前記信号ブロック1〜n
と同期が取られて各差動ドライバDD31を通じて6分
配された正転/反転のクロック信号として出力される。
【0054】低速BUS信号の低速BUS信号ブロック
は、入力段の差動レシーバDR32と、出力段の複数
(ここでは6個)の差動ドライバDD32と、信号引出
基板41への出力用の差動ドライバDD33などから構
成され、入力された低速BUS信号を差動レシーバDR
32で受けると、各差動ドライバDD32を通じて6分
配された正転/反転の低速BUS信号として出力され
る。また、差動ドライバDD33を介して、信号引出基
板41へも正転/反転の低速BUS信号が出力される。
【0055】また、この分配基板43には、低速BUS
信号を入力とする低速BUS制御回路、2系統の制御レ
ジスタなどが設けられており、制御基板42より低速B
US信号が入力されると、この低速BUS信号を低速B
US制御回路から、一方の制御レジスタを介して前記ク
ロック信号ブロックのクロック生成回路における基準ク
ロック信号のタイミング調整が実施され、他方の制御レ
ジスタを介してタイミング調整回路におけるタイミング
調整が実施される。また、低速BUS制御回路を介し
て、前記信号ブロック1〜nのマルチプレクサMUX1
31〜MUXn31を通常の測定動作から低速BUS信
号による動作に切り換えることも可能である。なお、低
速BUS制御回路には基板番号が供給されている。
【0056】以上のように構成される分配基板43は、
1段目と2段目で同様な回路構成となっており、1段目
で基準となるDIMM61より信号引出基板41を介し
て引き出した信号を6分配し、さらに2段目の2枚で各
6分配、1枚で4分配し、最大で16分配して次段に位
置するPFB3に動作速度や動作パターンを変えること
なく、パイプライン方式にて高速伝送を可能としてい
る。また、分配基板43内には分配回路内の信号Pas
sを試験するための制御回路も有する。
【0057】図15および図16のうち、図15に示す
ように、PFB3の分配部には、2段目の分配基板43
よりアドレス信号Add、制御信号Cont、データ信
号Data、クロック信号Clkなどが入力端子から入
力され、アドレス信号Add、制御信号Cont、デー
タ信号Dataは信号ブロック1〜nで処理され、クロ
ック信号Clkはクロック信号ブロックで処理され、そ
れぞれPFB3のソケット部へ出力される。
【0058】アドレス信号Add、制御信号Cont、
データ信号Dataの信号ブロック1〜nはそれぞれ、
入力段の差動レシーバDR141〜DRn41と、入力
段に配置されるパイプラインデータ転送用のフリップフ
ロップ回路FF141〜FFn41と、分配用の複数
(ここでは4個)のドライバD141〜Dn41などか
ら構成され、入力されたアドレス信号Add、制御信号
Cont、データ信号Dataの各信号を差動レシーバ
DR141〜DRn41で受けると、入力段のフリップ
フロップ回路FF141〜FFn41において基準クロ
ック信号に同期して一旦ラッチされ、各ドライバD14
1〜Dn41を通じて4分配された各信号として出力さ
れる。
【0059】クロック信号Clkのクロック信号ブロッ
クは、入力段の差動レシーバDR41と、波形整形する
クロック生成回路と、分配用の複数(ここでは4個)の
ドライバD41などから構成され、入力されたクロック
信号Clkを差動レシーバDR41で受けると、クロッ
ク生成回路において一旦波形整形され、前記信号ブロッ
ク1〜nにおけるフリップフロップ回路FF141〜F
Fn41の基準クロック信号となり、また各ドライバD
41を通じて4分配されたクロック信号として出力され
る。
【0060】また、このPFB3の分配部には、制御信
号Cont、基準クロック信号を入力とするコマンド解
析・判定・I/O制御回路、I/O制御信号を分配する
複数(ここでは4個)のドライバD42、判定信号を分
配する複数(ここでは4個)のドライバD43などが設
けられており、コマンド解析・判定・I/O制御回路に
おいて制御信号Contに基づいたコマンドの解析が実
施されて、リード/ライトのI/O制御信号、判定開始
の判定信号が発生され、I/O制御信号は各ドライバD
42を通じて4分配されて出力され、判定信号も各ドラ
イバD43を通じて4分配されて出力される。
【0061】以上のPFB3の分配部より出力されたア
ドレス信号Add、制御信号Cont、データ信号Da
ta、クロック信号Clk、I/O制御信号、判定信号
の各信号は、以下において図16を用いて説明するPF
B3のソケット部(2ソケット分)への入力信号とな
る。なお、図15の出力段、図16の入力段にそれぞれ
付した数字〜は同じ信号系統として接続されること
を示す。
【0062】図16に示すように、PFB3のソケット
部(2ソケット分)には、PFB3の分配部よりアドレ
ス信号Add、制御信号Cont、データ信号Dat
a、クロック信号Clk、I/O制御信号、判定信号な
どが入力され、また2段目の分配基板43より低速BU
S信号などが入力端子から入力され、アドレス信号Ad
d、制御信号Contは入力系2分配ブロックで、デー
タ信号Dataはデータ系3分配ブロックで、クロック
信号Clkはクロック信号ブロックで、I/O制御信号
はIO制御ブロックで、判定信号は判定ブロックで、低
速BUS信号は低速BUSブロックでそれぞれ処理さ
れ、それぞれ出力端子から出力される。
【0063】アドレス信号Add、制御信号Contの
入力系2分配ブロックは、出力段に配置されるパイプラ
インデータ転送用と分配用とを兼ね備えた複数(ここで
は2個)のフリップフロップ回路FF51と、出力段の
複数(ここでは2個)のドライバD51などから構成さ
れ、入力されたアドレス信号Add、制御信号Cont
の各信号はフリップフロップ回路FF51において基準
クロック信号に同期して一旦ラッチされ、入力系2分配
ブロック間、さらに入力系2分配ブロック内の分配間の
バラツキが補正され、同期が取られて各ドライバD51
を通じて2分配される。この2分配されたアドレス信号
Add、制御信号Contは、一方が2つの各ICソケ
ット21に搭載された各測定メモリ(DUT1,DUT
2)57に、他方が次段のASIC23,33にそれぞ
れ供給される。
【0064】データ信号Dataのデータ系3分配ブロ
ックは、出力段に配置されるパイプラインデータ転送用
と分配用とを兼ね備えた複数(ここでは3個)のフリッ
プフロップ回路FF52と、出力段の複数(ここでは3
個)のドライバD52と、入力段の複数(ここでは2
個)のレシーバR51と、ドライバD52の出力を切り
離す複数(ここでは3個)のスイッチS51と、期待値
と測定値(読み出しデータ)とを比較判定するための、
複数(ここでは5個)のフリップフロップ回路FF53
〜FF55、複数(ここでは2個)の排他的論理和ゲー
トEXOR51、複数(ここでは2個)の論理和ゲート
OR51などからなる論理回路と、期待値遅延回路など
から構成されている。
【0065】ライト時には、入力された各データ信号D
ataは各フリップフロップ回路FF52において基準
クロック信号に同期して一旦ラッチされ、データ系3分
配ブロック間、さらにデータ系3分配ブロック内の分配
間のバラツキが補正され、同期が取られて各ドライバD
52を通じて3分配される。この3分配されたデータ信
号Dataは、2つの各ICソケット21に搭載された
各測定メモリ57と、次段のASIC23,33にそれ
ぞれ供給され、データ信号Dataは各測定メモリ57
に書き込みデータとして書き込まれる。
【0066】リード時には、2つの各ICソケット21
に搭載された各測定メモリ57から読み出された読み出
しデータとなる各データ信号は各レシーバR51で受
け、各フリップフロップ回路FF53において基準クロ
ック信号に同期して一旦ラッチされ、同時に入力された
期待値となるデータ信号Dataは期待値遅延回路を介
して遅延した後にフリップフロップ回路FF55におい
て基準クロック信号に同期して一旦ラッチされ、各読み
出しデータと期待値とは各排他的論理和ゲートEXOR
51において比較判定される。この比較判定された各結
果信号は、各論理和ゲートOR51において各フリップ
フロップ回路FF54を介して出力された各帰還信号と
随時、論理和演算され、最終的に各フリップフロップ回
路FF54に一致/不一致の信号(一致:Low、不一
致:High)がラッチされ、低速BUSブロックに出
力される。
【0067】クロック信号Clkのクロック信号ブロッ
クは、波形整形するクロックタイミング生成回路と、分
配用の複数(ここでは3個)のドライバD53などから
構成され、入力されたクロック信号Clkはクロックタ
イミング生成回路において一旦波形整形され、前記およ
び後述するフリップフロップ回路FF51,FF52,
FF54,FF56,FF57、後述するストローブ監
視回路の基準クロック信号となり、また各ドライバD5
3を通じて3分配される。この3分配されたクロック信
号Clkは、2つの各ICソケット21に搭載された各
測定メモリ57と、次段のASIC23,33にそれぞ
れ供給される。
【0068】I/O制御信号のI/O制御ブロックは、
出力段に配置されるパイプラインデータ転送用と分配用
とを兼ね備えた複数(ここでは2個)のフリップフロッ
プ回路FF56と、出力段のドライバD54などから構
成され、入力されたI/O制御信号はフリップフロップ
回路FF56において基準クロック信号に同期して一旦
ラッチされ、一方のフリップフロップ回路FF56の出
力によりスイッチS51をライト時に接続、リード時に
切断するように制御し、他方のフリップフロップ回路F
F56の出力はドライバD54を通じて次段のASIC
23,33に供給される。
【0069】判定信号の判定ブロックは、出力段に配置
されるパイプラインデータ転送用と分配用とを兼ね備え
た複数(ここでは2個)のフリップフロップ回路FF5
7と、出力段のドライバD55と、誤判定防止用のスト
ローブ監視回路などから構成され、入力された判定信号
はフリップフロップ回路FF57において基準クロック
信号に同期して一旦ラッチされ、一方のフリップフロッ
プ回路FF57の出力は期待値と測定値とを比較判定す
る前記フリップフロップ回路FF53,FF55の基準
クロック信号となり、またストローブ監視回路により判
定信号を監視し、他方のフリップフロップ回路FF57
の出力はドライバD55を通じて次段のASIC23,
33に供給される。また、ストローブ監視回路の監視に
よる判定開始の状態信号は低速BUSブロックに出力さ
れる。
【0070】低速BUS信号の低速BUSブロックは、
低速BUS制御回路と、ドライバD56などから構成さ
れ、入力された低速BUS信号は低速BUS制御回路を
介し、ドライバD56を通じて次段のASIC23,3
3に供給される。また、低速BUS制御回路には、デー
タ系3分配ブロックの各フリップフロップ回路FF54
より一致/不一致の信号が入力され、また判定ブロック
のストローブ監視回路より判定開始の状態信号が入力さ
れ、リード状態においては一致/不一致(良/不良:p
ass/fail)の信号の信頼性が確認される。
【0071】以上のように、分配部とソケット部からな
るPFB3では、分配基板43からの基準となるDIM
M61と同等信号を4分配し、被測定メモリ57に供給
する回路と、その分配された信号内の制御信号からSD
−RAM62の動作状況であるコマンドを解析する回路
とを有し、リード/ライトの判断をし、SD−RAM6
2がライト時は入出力信号を被測定メモリ57の印加信
号とし、リード時は逆に入出力信号を判定のための期待
値信号とさせ、制御をハードウェアにて行う。さらに、
判定回路にて被測定メモリ57からの出力信号をその期
待値と論理比較する回路を有し、pass/failの
判定を行う回路を有する。これらの回路は2dut単位
にASIC23,33を回路構成し、チェーン方式によ
り次段のASIC23,33の2dutにも信号伝送さ
れ、1チェーンにて16dutがまかなわれる。よっ
て、16dut×4分配にて1PFB当たり64dut
の同時測定が可能となる。
【0072】次に、図17により、前述したリード/ラ
イト時の切替・判定方法を整理して説明する。図17に
示すように、アドレスBit(ビット)制御回路、コン
トロールBit制御回路、コントロールBit解析回
路、データBit制御回路、印加・判定・切替回路、判
定制御回路などの各機能を有する印加制御・判定ハード
ウェアが前述した各基板上の回路により構成される。前
述のようなDIMM61上のSD−RAM62はアドレ
ス、入出力データ、コントロール信号にて制御され、デ
ータの入出力はコントロール信号にて制御される。
【0073】よって、この制御を解析する回路を搭載
し、まずアドレス信号はアドレスBit制御回路を介し
て、コントロール信号はコントロールBit制御回路を
介してそれぞれ測定メモリ57に対して供給し、同時に
(1)基準となるDIMM61上のSD−RAM62か
ら送られるコントロール信号をコントロールBit解析
回路においてコマンド解析し、データの入出力を把握す
る。さらに、(2)データの入出力に合わせて測定メモ
リ57に対してデータ印加・出力を印加・判定・切替回
路により切り替える。そして、基準となるSD−RAM
62から伝送されるデータを測定メモリ57に対し、ラ
イトモード時はそのまま被測定メモリ57に対して、デ
ータBit制御回路から印加・判定・切替回路を介して
印加データの書き込み制御を行い、逆に(3)リードモ
ード時はSD−RAM62の信号をデータBit制御回
路から期待値として入力し、被測定メモリ57の読み出
しデータを印加・判定・切替回路を介し、判定制御回路
において比較判定し、基準となるDIMM61と同等の
動作にて正しい出力をしているかの判定を行う。
【0074】次に、前述した図9に示すようなメモリ単
体試験時に代えて、図18により、メモリモジュール試
験時の信号系統の一例を説明する。図18に示すよう
に、測定PCユニット1内のPCマザーボード11に搭
載されているDIMM61より信号引出基板41にて信
号を取り出してバッファリングする。このバッファリン
グされた信号を、パイプラインデータ転送用のフリップ
フロップ回路や分配回路などを有する分配基板43によ
り分配する。この分配された信号を、パイプラインデー
タ転送用のフリップフロップ回路やコマンド解析・信号
制御・データ比較判定回路などを有するPFB3へ送付
し、このPFB3上のDIMMなどの測定メモリモジュ
ール71の測定を行う。この測定メモリモジュール71
に対しては、PFB3よりアドレス、クロックなどの信
号が印加され、またPFB3との間でデータなどの信号
が入出力可能となっており、PFB3から測定結果が制
御I/F・pass/fail読み出し回路により制御
PC6へ取り出される。
【0075】このテスト時には、たとえば図19に示す
ように、PCマザーボード11に搭載されているDIM
M61より信号が取り出される。メモリ単体試験時と同
様に、実使用条件と同一の試験を行うために、チップセ
ットLSI15からのDIMM61への信号を取り出す
方法が用いられる。図19に示すように、DIMM61
の全信号を配線を介して直接引き出し、直ぐに信号引出
基板41にてバッファリングする。この信号取り出し方
法により、波形劣化および元のDIMM61への反射な
どの影響を極力抑えることができる。
【0076】以上のように、被試験対象製品をメモリ単
体からメモリモジュールに変更した場合には、基準とす
るメモリを1dutにとらわれず、モジュール単位に入
出力される全信号を同等の方式により制御し、測定を実
施する方式となる。pass/failの単位がメモリ
単位からモジュール単位となるがその制御手法やハード
ウェアは同等な構成にて可能となる。また、基準となる
DIMM61の動作条件を制御し、メモリモジュール内
の各メモリをメモリ単位(I/O割り付け)で管理し、
特定メモリに集中した試験を行うことにより、メモリモ
ジュール内のメモリ不良の特定も可能である。
【0077】次に、図20により、メモリチップ、単品
(パッケージ構造)、メモリモジュールのテストフロー
の概要を説明する。このテスト工程において、前述のよ
うなTSOPやTCPなどの測定メモリ57の単品を被
テストメモリとする場合は前述したPFB3のICソケ
ット21に搭載され、また前述のようなDIMMなどの
測定メモリモジュール71を被テストメモリモジュール
とする場合にはモジュール用のソケットが設けられたP
FBが用いられる。
【0078】まず、チップ単位で複数のメモリ回路が形
成されたウェハを用意し、このウェハ上に形成された各
メモリ回路の電気的特性を試験するためのプローブ検査
(P検)を行い、このプローブ検査の結果、不良チップ
については冗長用のメモリセル、信号線に置き換えて救
済処理を施す(S101〜S103)。
【0079】さらに、ウェハをダイシングしてチップ毎
に切り離した状態の各チップをパッケージ構造の単品に
組み立てた後に、バーンイン(B/I)工程において、
単品の各被テストメモリを所定の温度条件において、定
格もしくはそれを越える電源電圧を印加し、各メモリ回
路などに実動作に近い信号を印加しながらスクリーニン
グを行う(S104)。
【0080】続いて、本実施の形態のPCテスタを使用
して、単品の各被テストメモリのテスト工程を実行する
(S105,S106)。このテスト工程には、通常の
周波数より長い周波数でメモリ回路などをディスターブ
試験するロングテストと、メモリ回路に対して前述した
リード/ライト動作により所定のテストパターンを用い
てメモリ機能を試験し、所定の機能通りに動作するか否
かを確認するためのファンクションテストなどがある。
【0081】その後、通常のメモリテスタを使用して、
まずDCテスト工程において、入出力端子間のオープン
/ショート検査、リーク電流検査や、電源電流(動作
時、スタンバイ時)の測定などを行い、さらにタイミン
グテスト工程において、チップセットLSI15との信
号のやり取りにおけるセットアップ、ホールドなどのA
Cタイミングを試験する(S107,S108)。この
テスト工程の終了後に、良品と判定されたパッケージ構
造の単品を製品として出荷することができる(S10
9)。
【0082】なお、以上においては、パッケージ構造の
単品をテストして出荷する場合について説明したが、た
とえばウェハをダイシングしてチップ毎に切り離したメ
モリチップの状態で、このメモリチップを被テストメモ
リチップとする場合、またはダイシング前のウェハの状
態を被テストメモリチップとする場合にも同様に、前述
のテスト工程を実行して良品のメモリチップを製品とし
て出荷することが可能である。この際に、メモリチップ
の状態でテストを行う場合には、前記バーンイン工程の
前のパッケージ構造への組み立て工程が不要となり、ま
たウェハの状態でテストを行う場合には、ウェハの状態
でバーンイン工程からの処理を行い、タイミングテスト
の後にウェハをダイシングしてチップ毎に切り離してメ
モリチップとする。
【0083】さらに、前記良品として出荷された単品を
複数個単位でモジュール基板上に搭載し、DIMMなど
のメモリモジュールとして組み立てた後、良品/不良品
を簡易選別によって選別し、良品のメモリモジュールを
製品として出荷することができる(S110〜S11
2)。なお、メモリモジュールにおいても、複数個のメ
モリチップをメモリモジュールとして組み立てて製品と
して出荷することも可能である。
【0084】以上のテストフローにより、現状ではバー
ンイン後に、メモリテスタを使用してロングテスト、D
Cテスト、ファンクションテスト、タイミングテストを
実施してメモリモジュールの組み立てに入り、この組み
立て後はPCなどを使用した実機選別を行って出荷して
いるのに対して、本実施の形態ではロングテストおよび
ファンクションテストをPCテスタにて実施し、DCテ
スト、タイミングテストを従来と同じメモリテスタにて
行う点が異なっている。よって、本実施の形態によれ
ば、メモリテスタでの試験時間が半減される。また、P
Cテスタでの試験は、従来の64個同時測定から数k個
同時測定になるため、合計の試験時間は桁違いに改善さ
れる。
【0085】次に、図21により、メモリモジュールの
PCへの実装工程までのフローの概要を説明する。ま
ず、単品製造メーカーにおいて、前述のようにPCテス
タを使用したテスト、メモリテスタを使用したテストな
どにより、パッケージ構造の単品、あるいはメモリチッ
プの選別を行い、良品の単品、あるいはメモリチップを
製品として出荷することができる(S201,S20
2)。この単品製造メーカーでは、選別工程において本
実施の形態のPCテスタが利用される。
【0086】続いて、モジュール組立メーカーにおい
て、単品製造メーカーから出荷された単品、あるいはメ
モリチップの受入試験を行い(S203)、所定の組立
工程に入る。まず、モジュール基板のパターン上にクリ
ーム状の半田を印刷し、メモリチップ、あるいは単品や
他の実装部品などをマウントした後、リフローによる熱
処理によりモジュール基板と部品とを電気的に接続する
(S204〜S206)。さらに、メモリモジュールの
外観検査を行い、マークを付した後、選別によって良品
/不良品を区別し、良品のメモリモジュールを製品とし
て出荷することができる(S207〜S210)。この
モジュール組立メーカーでは、単品受入試験工程、ある
いは選別工程において本実施の形態のPCテスタが利用
される。
【0087】そして、PCメーカーにおいて、モジュー
ル組立メーカーから出荷されたメモリモジュールの受入
検査を行い、このメモリモジュールを実際に搭載する製
品のPCに実装する(S211,S212)。さらに、
PCへのメモリモジュールの実装状態において、実機試
験を行い、合格すれはPCを製品として出荷することが
できる(S213,SS214)。このPCメーカーで
は、受入検査工程において本実施の形態のPCテスタが
利用される。
【0088】従って、本実施の形態によれば、基準とな
るメモリモジュールが搭載された測定PCユニット1、
この測定PC8から取り出された信号を分配する信号分
配ユニット2、この分配された信号を用いて多数個同時
測定される測定対象製品が実装される複数のPFB3、
試験条件の選択、解析などの制御を行う制御PC6など
から構成されるPCテスタを用いることで、以下のよう
な効果を得ることができる。
【0089】(1)メモリチップ、このメモリチップを
パッケージ構造にしたTSOP、TCPなどの単品、こ
の単品をDIMMなどのモジュール構造にしたメモリモ
ジュール、メモリチップをモジュール構造にしたメモリ
モジュールや、さらにメモリモジュールを実装したPC
などの被テスト対象製品を実使用状態に近づけて試験を
行うことができる。
【0090】(2)基準となるDIMM61などのメモ
リモジュールが搭載された測定PCユニット1などを利
用することにより、安価で高性能なPCテスタとするこ
とができる。
【0091】(3)メモリチップ、単品、メモリモジュ
ール、PCなどを同じPCテスタで試験することができ
る。
【0092】(4)製品サイクルの短いPCの機種変更
に対しても、測定PCユニット1内の測定PC8の交換
のみで対応することができる。
【0093】(5)実機となるPCへの実装時に問題と
なる周辺回路の特性やプログラム処理による影響を含め
て試験をすることができる。
【0094】(6)複数のPFB3を用いて多数個を同
時に測定することができる。
【0095】(7)PCテスタを、メモリチップ、単
品、メモリモジュールなどの選別工程や、メモリチッ
プ、単品などの受入試験工程、メモリモジュールなどの
受入検査工程などに適用することにより、高速テスタで
の試験項目を置き換えることが可能となり、投資を抑制
することができる。
【0096】(8)被テスト対象製品を、より実使用状
態に近い条件にて選別可能であるため、メモリチップ、
単品、メモリモジュール、さらにPCなどの製品の品質
を向上させることができる。
【0097】以上、本発明者によってなされた発明をそ
の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前
記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0098】たとえば、前記実施の形態においては、T
SOP、TCPなどのパッケージ構造による単品、DI
MMなどのメモリモジュールを例に説明したが、これに
限定されるものではなく、TQFP(Thin Qua
d Flat Package)などの各種パッケージ
構造による単品や、SIMM(Single In−l
ine Memory Module)などの各種モジ
ュール構造によるメモリモジュールなどにも広く適用す
ることができる。
【0099】上述した実施の形態においては、制御回路
がASICで構成されているように説明したが、フィー
ルドプログラマブルなIC、たとえばいわゆるFPGA
で構成してもよい。フィールドプログラマブルICは、
ASICに含まれると理解されたい。
【0100】また、SD−RAMに限らず、DRAM、
フラッシュなどのメモリ製品に効果的であり、さらにマ
イクロコンピュータ、ASIC(FPGAを含む)など
のロジック製品にも応用することができる。
【0101】また、分配基板、PFBなどの数量は、前
述した数に限られるものではなく、同時測定を実現する
ための試験対象製品の数に応じて適宜変更可能であるこ
とはいうまでもない。
【0102】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその属する技術分野であるPCに適用
した場合について説明したが、これに限定されるもので
はなく、たとえば他のコンピュータや、CPU、メモリ
および制御回路を搭載し、制御回路によりCPUとメモ
リ間を制御するようなマザーボードなどを使用する情報
処理装置、情報家電製品などにも適用することができ
る。
【0103】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0104】(1)基準となるメモリチップ、メモリモ
ジュールから出力される出力信号と被テストメモリチッ
プから出力される出力信号との間の関係を調べること
で、メモリチップ、単品、メモリモジュール、パーソナ
ルコンピュータなどを実使用状態に限りなく近づけて試
験を行うことが可能となる。
【0105】(2)基準となるメモリチップ、メモリモ
ジュールの動作を制御する制御回路などからなるデータ
処理装置を有し、このデータ処理装置を含むパーソナル
コンピュータなどを利用することで、安価で高性能な試
験装置を実現することが可能となる。
【0106】(3)被テストメモリが実装されるべきソ
ケット、メモリモジュールが装着されるべきボードなど
を有し、切り替えて使用することで、同一の試験装置で
メモリチップ、単品、メモリモジュール、パーソナルコ
ンピュータなどを試験することが可能となる。
【0107】(4)製品サイクルの短いパーソナルコン
ピュータなどの機種変更に対しても、基準となるメモリ
チップ、メモリモジュールが実装されたデータ処理装置
を含む測定用パーソナルコンピュータの交換のみで対応
することが可能となる。
【0108】(5)メモリチップ、単品、メモリモジュ
ール、パーソナルコンピュータなどを実使用状態に限り
なく近づけて試験を行うことで、パーソナルコンピュー
タなどへの実装時に問題となる周辺回路の特性やプログ
ラム処理による影響を含めて試験をすることが可能とな
る。
【0109】(6)基準となるメモリチップ、メモリモ
ジュールへ供給される信号は複数の被テストメモリチッ
プへ並列に供給されることで、メモリチップ、単品、メ
モリモジュール、パーソナルコンピュータなどの多数個
同時測定を実現することが可能となる。
【0110】(7)基準となるメモリチップ、メモリモ
ジュールから出力される出力信号との一致/不一致の判
定によるテスト方法をメモリチップ、単品、メモリモジ
ュールなどの選別工程、メモリチップ、単品などの受入
試験工程、メモリモジュールなどの受入検査工程に適用
することで、高速テスタでの試験項目を置き換えること
ができるため、試験・検査・製造設備などへの投資を抑
制することが可能となる。
【0111】(8)基準となるメモリチップ、メモリモ
ジュールから出力される出力信号との一致/不一致の判
定で良品/不良品を選別することで、より実使用状態に
近い条件にてメモリチップ、単品、メモリモジュールな
どが選別できるため、メモリチップ、単品、メモリモジ
ュール、さらにパーソナルコンピュータなどの品質を向
上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b),(c)は本発明の一実施の形
態のメモリテストシステムの全体を示す概略外観図であ
る。
【図2】本発明の一実施の形態のメモリテストシステム
において、PCマザーボードを示す概略斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態のメモリテストシステム
において、PCマザーボードを示す機能ブロック図であ
る。
【図4】(a),(b)は本発明の一実施の形態のメモ
リテストシステムにおいて、PFB(TSOP用)を示
す平面図と側面図である。
【図5】(a),(b)は本発明の一実施の形態のメモ
リテストシステムにおいて、PFB(TSOP用)のソ
ケットボードを示す平面図と側面図である。
【図6】(a),(b)は本発明の一実施の形態のメモ
リテストシステムにおいて、PFB(TCP用)を示す
平面図と側面図である。
【図7】(a),(b)は本発明の一実施の形態のメモ
リテストシステムにおいて、PFB(TCP用)のソケ
ットボードを示す平面図と側面図である。
【図8】本発明の一実施の形態のメモリテストシステム
において、信号系統を示す構成図である。
【図9】本発明の一実施の形態のメモリテストシステム
において、メモリ単体試験時の信号系統を示す構成図で
ある。
【図10】本発明の一実施の形態のメモリテストシステ
ムにおいて、パイプライン方式を示すタイミング図であ
る。
【図11】本発明の一実施の形態のメモリテストシステ
ムにおいて、メモリ単体試験時の信号取り出し方法を示
す説明図である。
【図12】本発明の一実施の形態のメモリテストシステ
ムにおいて、信号引出基板を示す機能ブロック図であ
る。
【図13】本発明の一実施の形態のメモリテストシステ
ムにおいて、制御基板を示す機能ブロック図である。
【図14】本発明の一実施の形態のメモリテストシステ
ムにおいて、分配基板を示す機能ブロック図である。
【図15】本発明の一実施の形態のメモリテストシステ
ムにおいて、PFB(分配部)を示す機能ブロック図で
ある。
【図16】本発明の一実施の形態のメモリテストシステ
ムにおいて、PFB(ソケット部)を示す機能ブロック
図である。
【図17】本発明の一実施の形態のメモリテストシステ
ムにおいて、リード/ライト切替・判定方法を示す説明
図である。
【図18】本発明の一実施の形態のメモリテストシステ
ムにおいて、モジュール試験時の信号系統を示す構成図
である。
【図19】本発明の一実施の形態のメモリテストシステ
ムにおいて、モジュール試験時の信号取り出し方法を示
す説明図である。
【図20】本発明の一実施の形態のメモリテストシステ
ムにおいて、テスト工程を示すフロー図である。
【図21】本発明の一実施の形態のメモリテストシステ
ムにおいて、モジュール実装および製品実装工程を示す
フロー図である。
【符号の説明】
1 測定PCユニット 2 信号分配ユニット 3 PFB 4 表示パネル 5 電源 6 制御PC 7 恒温槽 8 測定PC 11 PCマザーボード 12 CPU 13 メモリモジュール 14 メモリスロット 15 チップセットLSI 16 PCIスロット 17 2次キャッシュメモリ 18 電源 21,31 ICソケット 22,32 ソケットボード 23,33 ASIC 24,34 マザーボード 25,26,35,36 コネクタ 41 信号引出基板 42 制御基板 43 分配基板 51,53 フリップフロップ回路 52 分配回路 54 コマンド解析・印加制御(R/W)回路 55 判定回路 56 レジスタ 57 測定メモリ 61 DIMM 62 SD−RAM 71 測定メモリモジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 武史 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 (72)発明者 難波 正昭 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 (72)発明者 内田 昇 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 (72)発明者 勝見 茂樹 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 和田 勇二 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 望月 正明 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2G032 AA07 AB02 AB13 AD06 AE06 AE08 AE09 AE10 AE12 AE14 AG02 AG07 AH04 AK03 AL11 5B018 GA03 HA01 QA13 5L106 DD21

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリチップが実装されたデータ処理装
    置を有し、 上記メモリチップへ供給されるべき信号を被テストメモ
    リチップへ供給する工程と、 上記メモリチップから出力される出力信号と上記被テス
    トメモリチップから出力される出力信号との間の関係を
    調べる工程と、を有することを特徴とするメモリチップ
    のテスト方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のメモリチップのテスト方
    法において、上記被テストメモリチップは複数であり、
    上記メモリチップへ供給される信号は上記複数の被テス
    トメモリチップへ並列に供給されることを特徴とするメ
    モリチップのテスト方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のメモリチップのテスト方
    法において、上記データ処理装置は、上記メモリチップ
    に結合され、上記メモリチップの動作を制御する制御回
    路を有することを特徴とするメモリチップのテスト方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のメモリチップのテスト方
    法において、上記調べる工程においては、一致/不一致
    が判定されることを特徴とするメモリチップのテスト方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のメモリチップのテスト方
    法において、上記メモリチップへ供給されるべき信号
    は、アドレス信号、データ信号、クロック信号および制
    御信号であることを特徴とするメモリチップのテスト方
    法。
  6. 【請求項6】 メモリを半導体チップに形成する工程
    と、 第1のメモリが実装されたデータ処理装置から、該第1
    のメモリへ供給される信号を上記形成工程で半導体チッ
    プに形成されたメモリへ供給し、上記第1のメモリから
    出力される信号と上記形成工程で半導体チップに形成さ
    れたメモリから出力される信号との関係を調べる工程
    と、を有することを特徴とするメモリチップの製造方
    法。
  7. 【請求項7】 被テストメモリチップが実装されるべき
    ソケットと、 メモリが実装されたデータ処理装置から、該メモリへ供
    給されるべき信号と該メモリから出力される出力信号と
    が供給される端子と、 上記メモリへ供給されるべき信号を上記ソケットへ供給
    し、上記ソケットから出力される出力信号と上記メモリ
    から出力される信号との関係を判定する制御部と、を有
    することを特徴とするメモリチップのテスト装置。
  8. 【請求項8】 複数のメモリチップが実装されたところ
    のメモリモジュールを実装したデータ処理装置を有し、 上記メモリモジュールへ供給されるべき信号を被テスト
    メモリチップへ供給する工程と、 上記メモリモジュールから出力される出力信号と上記被
    テストメモリチップから出力される出力信号との間の関
    係を調べる工程と、を有することを特徴とするメモリモ
    ジュールのテスト方法。
  9. 【請求項9】 メモリチップを準備する工程と、 第1のメモリが実装されたデータ処理装置から、該第1
    のメモリへ供給されるべき信号を上記メモリチップへ供
    給し、上記第1のメモリから出力される信号と上記メモ
    リチップから出力される信号との関係を調べる工程と、 所定の関係が上記工程で調べられたメモリチップを、基
    板に実装することによりメモリモジュールを形成する工
    程と、を有することを特徴とするメモリモジュールの製
    造方法。
  10. 【請求項10】 複数のメモリチップが実装されたメモ
    リモジュールが装着されるべきボードと、 メモリモジュールが実装されたデータ処理装置から、該
    メモリモジュールへ供給されるべき信号と該メモリモジ
    ュールから出力される出力信号とが供給される端子と、 上記メモリモジュールへ供給されるべき信号を上記ボー
    ドへ供給し、上記ボードから出力される出力信号と上記
    メモリモジュールから出力される信号との関係を判定す
    る制御部と、を有することを特徴とするメモリモジュー
    ルのテスト装置。
  11. 【請求項11】 CPUと、メモリモジュールが装着さ
    れるべきソケットと、上記CPUと上記ソケットとに接
    続された制御回路とを有するマザーボードを準備する工
    程と、 複数のメモリチップが実装されたメモリモジュールを準
    備する工程と、 上記メモリモジュールを上記ソケットに装着する工程と
    を有し、 上記メモリモジュールにおけるメモリチップは、テスト
    工程で所定の関係を満足し、上記テスト工程は、第1の
    メモリが実装されたデータ処理装置から、該第1のメモ
    リへ供給されるべき信号が上記メモリチップへ供給さ
    れ、上記第1のメモリから出力される信号と上記メモリ
    チップから出力される信号との関係を調べることを特徴
    とするコンピュータの製造方法。
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