JP2002181893A - 半導体装置の検査方法および検査装置 - Google Patents

半導体装置の検査方法および検査装置

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JP2002181893A
JP2002181893A JP2000375980A JP2000375980A JP2002181893A JP 2002181893 A JP2002181893 A JP 2002181893A JP 2000375980 A JP2000375980 A JP 2000375980A JP 2000375980 A JP2000375980 A JP 2000375980A JP 2002181893 A JP2002181893 A JP 2002181893A
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Kazufumi Sugiura
和史 杉浦
Katsuya Furue
勝也 古江
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Mitsubishi Electric Corp
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Renesas Semiconductor Engineering Corp
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内蔵試験機能を有する半導体装置の内蔵試験
機能自体の不良による過剰な不良判定を防止する。 【解決手段】 内蔵試験機能を有する半導体素子の検査
機能部の自己診断及び検査機能部による本体回路部の試
験を行っていずれかの結果が不良の場合に不良と判定す
る良否判定を行い記憶する第1の工程39と、第1の工
程39で不良と判定された全半導体素子について外部か
らの試験信号に基づき本体回路部の試験を行い良否判定
する第2の工程41と、第1の工程39で不良と判定さ
れた半導体素子のうち第2の工程41において本体回路
部が良と判定された半導体素子を良と判定する第3の工
程43とを含む検査方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置の検
査方法及び検査装置に関するもので、特に内蔵検査機能
を備えた半導体装置の歩留まり低下を防止するための検
査方法と検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の論理集積回路が大規模化されるに
伴って、本体回路を試験するための内蔵試験機能(Buil
t in Self Test, 以下“BIST”という)を有する半
導体集積装置(IC)が量産されてきた。従来この半導
体装置の試験にはVLSIテスタなど通常の半導体試験
装置(Automatic Test Equipment, 以下“ATE”とい
う)を標準機として使用して試験を行い、良・不良を判
定し、選別してきた(以下において、良を“GO”、不
良を“NG”で表記する)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような標準のAT
Eを使用して試験機能内蔵ICを試験する場合、本来の
テスト対象である本体回路のほかに、BISTの回路を
有するためにこのBISTの回路自体に不良が存在して
いる可能性がある。もしBISTの回路自体が不良であ
ればBISTを用いた試験結果が信用できないので、B
ISTの回路の良・不良を確認するために最初にBIS
Tの診断が行われる。
【0004】図12は従来の試験機能内蔵ICを試験す
る場合の工程を示すフロー図である。図12において、
まずウエハの一つの半導体素子が選定され、内蔵試験モ
ードに設定し、BISTの自己診断を行い、BISTの
自己診断結果がGOであればBISTによる本体回路試
験を行い、BISTによる本体回路試験結果がGOであ
ればBISTを使用しない本体回路のテスト、例えばメ
モリ部のテスト−Aを行い、このテスト−Aの結果がG
Oであれば、本体回路の例えばロジック部のテスト−B
を行い、このテスト−Bの結果がGOであれば試験機能
内蔵ICが良品と判定される。もしBISTの自己診断
結果、BISTによる本体回路試験結果、テスト−Aの
結果、テスト−Bの結果のいずれかがNGであれば、そ
の時点で不良品と判定され、試験機能内蔵ICの試験が
終了され、次の半導体素子に移動する。
【0005】しかしながら、BISTの回路が不良であ
った場合に、試験機能内蔵ICを不良として判定し、選
別されると、本来のテスト対象である本体回路が良品で
あったとしても、不良品として選別されることになる。
従ってBIST自体の良品率が100パーセントを保証
できない限り、生産における歩留まり低下を発生させて
しまう。この故にBIST方式が敬遠されたり、BIS
Tによる試験の適用が困難になったりするために、量産
においてBISTの効果が十分発揮できないといった問
題点があった。
【0006】この発明はこのような問題点を解消するた
めになされたもので、この発明の第1の目的は、内蔵試
験機能自体の不良による半導体装置の不良判定を防ぐ半
導体装置の検査方法を提供することであり、第2の目的
は内蔵試験機能自体の不良による半導体装置の不良判定
を防ぐ半導体装置の検査装置を提供することである。な
お、特開2000−131394号公報に、バウンダリ
スキャンテスト制御回路とBIST方式のためのスキャ
ンパスを利用して、ユーザモードで内部論理回路内の任
意のフリップフロップに保持されているデータを読み出
せるようにした技術例が記載されている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
置の検査方法は、ウエハに複数配設され本体回路部とこ
の本体回路部を検査する検査機能部と外部信号により本
体回路部または検査機能部へ試験信号を切り替える切替
え回路部とを有する半導体素子の切替え回路部を介して
試験信号を検査機能部に印加するとともに、この試験信
号に基づき検査機能部の自己診断及び検査機能部による
本体回路部の試験を行い、この検査機能部の自己診断及
び検査機能部による本体回路部の試験結果のいずれか一
方の検査結果が不良であれば不良と判定する良否判定を
行い、この良否判定結果を記憶する第1の工程と、第1
の工程において不良と判定された半導体素子の切替え回
路部を介して本体回路部に試験信号を印加するととも
に、この試験信号に基づき本体回路部の試験を行い良否
判定を行う第2の工程と、第2の工程において本体回路
部が良と判定された半導体素子を良と総合判定する第3
の工程と、を含むもので半導体装置に内蔵された検査機
能部の自己診断結果が不良で本体回路部が良である半導
体装置が不良品と判定されることを防止することができ
る。
【0008】さらに、ウエハに複数配設された半導体素
子の一部の組を検査装置の接触子に対応して選定しこの
組の素子個々に同時に検査装置の接触子を接触させ、個
々の半導体素子について第1の工程を実行し、これを順
次異なる半導体素子に繰り返して、全半導体素子に第1
の工程を実行するとともに、第1の工程で不良と判定さ
れた半導体素子がある場合には、第1の工程で不良と判
定された上記組の半導体素子に上記接触子を接触させ、
不良と判定された半導体素子について第2の工程を実行
し、これを順次第1の工程で不良と判定された異なる半
導体素子に繰り返して、第1の工程で不良と判定された
全半導体素子に第2の工程を実行するもので、ウエハに
配置された全半導体素子について、簡便に検査を行うこ
とができる。
【0009】またさらに、ウエハに複数配設された半導
体素子の一部の組を選定しこの組の素子個々に同時に検
査装置の接触子を接触させ、個々の半導体素子について
第1の工程を実行し、第1の工程で不良と判定された半
導体素子がある場合には、接触子をそのままにして第2
の工程を実行し、順次異なる半導体素子の組に繰り返し
て、全半導体素子に第1の工程と第2の工程とを実施す
るもので、検査装置の接触子を移動する時間が削減でき
るとともにチップへの接触回数を削減できパッドの損傷
を少なくすることができる。
【0010】またさらに、ウエハに複数配設された半導
体素子の全てを選定し、素子個々に接続された所定の接
触端子に検査装置の接触子を接触させ一括して第1の工
程を実行し、第1の工程で不良と判定された半導体素子
がある場合には、第1の工程で不良と判定された個々の
半導体素子に上記接触子を接触させ第2の工程を実行
し、順次異なる半導体素子に繰り返して、第1の工程で
不良と判定された全半導体素子に第2の工程を実施する
もので、検査時間を削減することができる。
【0011】またこの発明に係る半導体装置の検査装置
は、本体回路部とこの本体回路部を検査する検査機能部
と外部信号により本体回路部または検査機能部へ試験信
号を切り替える切替え回路部とを有する半導体素子が複
数配設されたウエハを搭載し、このウエハの半導体素子
を所定の位置に移動する駆動部と、この駆動部に搭載さ
れたウエハの所定の半導体素子に信号を伝達する信号伝
達部と、この信号伝達部を経由し駆動部により所定の位
置に移動された半導体素子の切替え回路部を介して検査
機能部に試験信号を印加し、この試験信号に基づいて実
行された検査機能部の自己診断及び検査機能部による本
体回路部の試験結果を受け、検査機能部の自己診断及び
検査機能部による本体回路部試験結果のいずれか一方の
検査結果が不良であれば不良と第1の良否判定を行い、
この第1の良否判定結果を記憶するとともに、第1の良
否判定結果において不良と判定された半導体素子の位置
に駆動部を移動させ、信号伝達部を経由しこの不良と判
定された半導体素子の切替え回路部を介して本体回路部
に試験信号を印加しこの試験信号に基づき実行された本
体回路部の試験の第2の良否判定が良と判定された半導
体素子を良と総合判定する中央処理部と、を備えたもの
で、検査機能部を内蔵する半導体装置の選別に際して、
検査機能部の自己診断結果が不良で本体回路部が良であ
る半導体装置が不良品と判定されない。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この実施の形態1
は、半導体素子の一部の組を検査装置の接触子に対応し
て選定し、検査機能部の自己診断及び検査機能部による
本体回路部の試験を行っていずれかの結果が不良の場合
に不良と判定する良否判定を行い、この良否判定結果を
記憶する第1の工程を、全半導体素子について行った
後、第1の工程で不良と判定された全半導体素子につい
て外部からの試験信号に基づき本体回路部の試験を行い
良否判定する第2の工程を行い、第2の工程において本
体回路部が良と判定された半導体素子を良と総合判定す
るものである。
【0013】図1はこの実施の形態1に係る半導体装置
の検査装置のブロック図である。図1において、10は
ATE、12はATE10のテスタ、12aはテストヘ
ッド、12bはテスタ12の通信機能部で、例えばGP
IBのインタフェースである。12cはテスタ12のコ
ントローラで、例えばCPUである。14はATE10
のプローバ、14aはウエハステージで、被測定ウエハ
を載置する台、14bは駆動機構で、ウエハステージ1
4aに載置された被測定ウエハを、ウエハステージ14
aの所定の番地に移動するための機構である。14cは
プローバ14の通信機能部で、例えばGPIBのインタ
フェースである。通信機能部14cはテスタ12の通信
機能部12bと情報の送受を行う。14dはプローバ1
4のコントローラで、例えばCPUである。16はテス
トヘッド12aに装着されて使用される試験に使用され
る治具で、例えばプローブカードやDUTボードであ
る。
【0014】この構成では、テスタ12のコントローラ
12cとプローバ14のコントローラ14dとを別に記
載しているが、一体的に構成してもよい。なお、鎖線で
囲まれた18は駆動部で、ウエハステージ14aと駆動
機構14bとを有し、鎖線で囲まれた20は信号伝達部
でテストヘッド12aと治具16とを有し、鎖線で囲ま
れた22は中央処理部で通信機能部12bとコントロー
ラ12cと通信機能部14cとコントローラ14dと
を、それぞれ有している。
【0015】つぎにATE10の動作について説明す
る。ウエハステージ14aに被測定ウエハを載置し、通
信機能部12b、14cを介して情報のやり取りをし、
これに基づきコントローラ14dの指示によって、駆動
機構14bが駆動され、ウエハステージを所定の番地に
移動する。複数個を同時に試験するときは所定の座標を
有する半導体素子の一組を、テストヘッド12aに装着
された治具16の接触子(図示せず)の位置に移動す
る。移動が完了すると、治具16の接触子を半導体素子
の接触端子、例えば電極パッドに接触させる。これが完
了したことを受けて、コントローラ12cは所定の試験
信号をウエハステージ14a上の半導体素子に送り、こ
の試験信号により半導体素子の試験を行い、その結果が
コントローラ12cに送り返され、コントローラ12c
に記憶されるとともに半導体素子の良否判定が行われ、
選別が行われる。
【0016】図2は内蔵検査機能付き半導体装置の信号
の切替えを示す模式図である。図2において、30はB
ISTを備えた半導体素子、32は本体回路部で、32
aは本体回路部32を構成するメモリ、32bは本体回
路部を構成するロジック、34は検査機能部としてのB
IST回路、36は切替え回路部としての、例えばセレ
クタ回路、38は信号ピンである。ATE10からの信
号により、切替え回路36で信号経路がBIST回路3
4の方に切り替えられ、BIST回路34に試験信号が
送られる。このBIST回路34に試験信号が印加され
ると、BIST回路34の自己診断とBIST回路34
による本体回路32の試験が行われ、BIST回路34
の自己診断結果とBIST回路34による本体回路32
の試験結果がATE10に送られる。これを示すのが図
2(a)である。
【0017】なおBIST回路34の自己診断およびB
IST回路34による本体回路32の試験を併せてBI
ST回路に関わる試験モードを、仮に「BIST試験モ
ード」と名付ける。また、ATE10からの信号によ
り、切替え回路36で信号経路が本体回路32の方に切
り替えられ、ATE10からの試験信号が本体回路32
の方に切り替えられ、本体回路32の試験が実行され
る。そしてこの本体回路32の試験結果がATE10に
送られる。これを示すのが図2(b)である。なおBI
ST回路34を用いないで外部の試験信号を本体回路部
32に送って行う試験モードを「外部信号試験モード」
と名付ける。
【0018】次にこの発明に係る半導体装置の検査方法
を説明する。図3はこの実施の形態1の半導体装置の検
査方法を示すフロー図である。また図4は検査方法の段
階における良否判定を示すウエハの模式図である。図3
において、まずウエハをウエハステージ14aに載置
し、プローバ14を所定の番地に移動する。この実施の
形態1においては、テストヘッド12aに装着された治
具16の接触子(図示せず)、例えば触針、の数に対応
した半導体素子30を単位とする一組、例えばここでは
4個が選定され、触針が半導体素子30の所定の接触端
子(図示せず)に接触される。
【0019】つぎにATE10から試験される半導体素
子30のセレクタ回路36に信号を送り、信号経路をB
IST回路34に換え、BIST回路34に信号を送っ
て半導体素子30のBIST回路34の自己診断を行
う。BIST回路34が良好である場合はBIST回路
34による本体回路32の試験が行われる。BIST試
験モードによる試験結果はATE10に出力され、良否
判断され記憶される。BIST回路34がNGの場合は
BIST回路34による本体回路32の試験を行わずそ
の結果がATE10に出力される。
【0020】このBIST試験モードの良否判定では、
BIST回路34の自己診断またはBIST回路34に
よる本体回路32の試験の結果のいずれかが不良であれ
ば、このBIST試験モードの良否判定は不良と判定さ
れる。図3における39は第1の工程としてのBIST
試験モード工程である。このBIST試験モードの良否
判定を示すウエハの模式図が図4(a)である。図4
(a)において40はウエハ、42はBIST試験モー
ドで良と判定された半導体素子で、44はBIST試験
モードで不良と判定された半導体素子である。
【0021】このBIST試験モードの良否判定がウエ
ハ40上の全ての半導体素子30について行われ、BI
STモードの良否判定で不良と判定された半導体素子3
0が無ければ、テストは終了し、次のウエハの試験に移
る。BIST試験モードの良否判定で不良と判定された
半導体素子44があると半導体素子44を含む番地にウ
エハステージ14aの移動を行う。ウエハステージ14
aは、4個の半導体素子30を一つの選定された単位と
して接触子と接触するように移動する。このプローバの
選定位置を示すのが図4(b)である。図4(b)にお
いて、破線で囲まれた部分46は触針が接触する選定位
置である。
【0022】次にATE10からBIST試験モードで
不良と判定された半導体素子44のセレクタ回路36に
信号を送り、信号経路を本体回路部32に換え、外部信
号試験モードで本体回路32、すなわち、メモリ32
a、ロジック32bを試験する。この外部信号試験モー
ドの本体回路試験結果をATE10に送る。これをBI
ST試験モードで不良と判定された半導体素子44全て
について行う。図3における41は第2の工程としての
外部信号試験モード工程である。次にBIST試験モー
ドの試験結果に外部信号試験モードの本体回路試験結果
を加味して総合判定する。すなわちBIST試験モード
で不良と判定された半導体素子44のうち、外部試験信
号モードで本体回路試験結果が良と判定された半導体装
置を総合判定として良と判定する。図3において43は
第3の工程としての総合判定工程である。
【0023】この総合判定を示すウエハの模式図が図4
(c)である。44aは総合判定で良と判定された半導
体素子、48は総合判定で不良となった半導体素子を示
す。まとめると次のような判定基準で判定する。 (1)BIST回路の自己診断結果がNGの場合、BI
ST回路による本体回路32の試験は実施なし。このと
き、外部試験信号モードによる本体回路試験結果がGO
であれば、総合判定としてGOと判定する。 (2)BIST回路の自己診断結果がNGの場合、BI
ST回路による本体回路32の試験は実施なし。このと
き、外部試験信号モードによる本体回路試験結果がNG
であれば、総合判定としてNGと判定する。 (3)BIST回路の自己診断結果がGOの場合で、B
IST回路による本体回路32の試験結果がGOであれ
ば、外部試験信号モードによる本体回路試験は実施せ
ず、総合判定としてGOと判定する。 (4)BIST回路の自己診断結果がGOの場合で、B
IST回路による本体回路32の試験結果がNGであれ
ば、外部試験信号モードによる本体回路試験は実施せ
ず、総合判定としてNGと判定する。
【0024】なお図5は半導体装置の検査方法を示すフ
ロー図である。図5は図3より少し詳細に記載されてい
るが、基本的には同様の手順である。図5において、テ
スト−Aとあるのは、実施の形態1では本体回路部32
のうちメモリ32aのテストであり、テスト−Bとある
のは、実施の形態1では本体回路部32のうちロジック
32bのテストである。テスト−A、テスト−Bは、こ
れに限らず、テスト−Aをメモリ1のテスト、テスト−
Bをメモリ2のテストとしてもよく、またテスト−Aを
メモリのテスト、テスト−Bをアナログ回路のテストと
してもよい。
【0025】まず、最初に選定された半導体素子30の
セレクタ回路36に信号を送り、信号経路をBIST回
路34に換え(内蔵試験機能をエントリ)、BISTの
自己診断を行い、BISTにより本体回路の試験を実行
し、BISTの自己診断及びBISTにより本体回路の
試験(BIST試験モード)結果を出力、BIST試験
モードの試験結果に基づき良否判定を行い、BIST試
験モードの試験結果に基づく判定結果を待避記憶する。
これを全てのチップについて行う。プローバ14につい
て云えばウエハステージ14aを全ての番地に移動して
行う。つぎにBIST試験モードの試験結果で不良チッ
プがなければ、総合判定をGOと判定する。
【0026】BIST試験モードの試験結果で不良チッ
プがあった場合、プローバ14へ移動を指示し、プロー
バ14はBIST試験モードの不良チップを含む番地へ
ウエハステージ14aを移動する。この後BISTによ
らない本体回路テスト(外部信号試験モード)、すなわ
ちテスト−A、テスト−Bを行い良否判定を行う。これ
をBIST試験モードの試験結果が不良と判定された最
後の不良チップを含む番地までウエハステージ14aの
移動を繰り返す。次に待避記憶されたBIST試験モー
ドのテスト結果と外部信号試験モードのテスト結果とに
より総合判定を行う。
【0027】また図6は検査装置内のテスタとプローバ
との間の通信の送受を示すフロー図である。図6は、図
3、図5に示された検査手順の際に、テスタ12とプロ
ーバ14との間において、テストヘッド12aと駆動機
構16との間の協調動作に関する通信の送受に限って詳
細にそのフローを記載したものである。まずウエハのロ
ード、アライメントを実行し、最初のチップに触針を接
触させ準備が完了する。プローバ14はテスタ12にテ
スト・レディ信号を発信する。テスタ12はテスト・レ
ディ信号を受信し、BISTテスト開始信号をプローバ
14に発信し、BIST試験モードの試験を実行し、こ
れが完了すればBIST試験モードの試験の完了信号を
プローバ14に発信する。BIST試験モードの試験の
完了信号を受信したプローバ14は次のチップへ移動
し、テスタ12にテスト・レディ信号を発信する。これ
を全てのチップが完了するまで行う。
【0028】ウエハ最後のチップについて、BIST試
験モードの試験が完了すると、プローバ14は最終番地
信号をテスタ12に発信する。最終番地信号を受信した
テスタ12はBIST試験モードのテスト結果を判断
し、BIST試験モードのテスト不良チップの座標への
移動信号をプローバ14に発信する。座標移動信号を受
信したプローバ14は、ウエハステージ14aをBIS
T試験モードのテスト不良チップを含む番地への移動
し、テストレディ信号をテスタ12に発信する。テスト
レディ信号を受信したテスタ12は内蔵試験機能を使用
しない本体回路テスト(外部信号試験モードでの本体回
路テスト)開始信号をプローバ14に発信し、外部信号
試験モードでの本体回路テストを実行し、これを完了し
たら、外部信号試験モードでの本体回路テストの完了信
号をプローバ14に発信し、プローバ14は外部信号試
験モードでの本体回路テストの完了信号を受信する。テ
スタ12はBIST試験モードでテスト不良と判定され
た次のチップの座標への移動信号をプローバ14に発信
する。これを最後の不良チップまで繰り返す。
【0029】以上のように、この実施の形態1における
検査方法によれば、半導体素子の一部の組を検査装置の
接触子に対応して選定し、検査機能部の自己診断及び検
査機能部による本体回路部の試験を行って良否判定を行
い、この良否判定結果を記憶する第1の工程を、全半導
体素子について行った後、外部からの試験信号に基づき
本体回路部の試験を行い良否判定を行う第2の工程を、
第1の工程で不良と判定された全半導体素子について行
い、第2の工程において本体回路部が良と判定された半
導体素子を良と総合判定するという簡単な方法により、
たとえ本体回路に不具合が無くても内蔵の試験機能が不
良になったために不良品と判定されるという不具合が無
くなる。
【0030】このために試験機能内蔵半導体装置の過剰
な不良判定を防ぐことができ、結果的に歩留まりを向上
することができる。また、この実施の形態1における検
査に使用した検査装置においては、試験機能内蔵半導体
装置の過剰な不良判定を行わず、適切な良・不良判定を
行うことができる。延いては、この発明に係る検査方法
・検査装置によって安価な試験機能内蔵半導体装置を提
供することができる。
【0031】実施の形態2.この実施の形態2は、半導
体素子の一部の組を検査装置の接触子に対応して選定
し、検査機能部の自己診断及び検査機能部による本体回
路部の試験を行ない、いずれかの結果が不良の場合に不
良と判定する良否判定を行い、この良否判定結果を記憶
するとともに、先の良否判定で不良と判定された半導体
素子については接触子をそのままにして、外部からの試
験信号に基づき本体回路部の試験を行い外部からの試験
信号に基づく試験で本体回路部が良と判定された半導体
素子を良と総合判定するという工程を全半導体素子につ
いて実行するものである。
【0032】図7は実施の形態2係る半導体装置の検査
方法を示すフロー図である。図7において、まずウエハ
をウエハステージ14aに載置し、プローバ14の移動
を行う。この実施の形態2においては、実施の形態1と
同様にテストヘッド12aに装着された治具16の接触
子(図示せず)、例えば触針、の数に対応した半導体素
子30を単位とする一組、例えばここでは4個として、
触針が半導体素子30所定の接触端子(図示せず)に接
触される。
【0033】つぎにATE10から試験される半導体素
子30のセレクタ回路36に信号を送り、信号経路をB
IST回路34に換える(内蔵試験機能のエントリ)。
つぎにBIST回路34に信号を送って、半導体素子3
0のBIST回路34の自己診断を行い、BIST回路
34が良好である場合はBIST回路34による本体回
路32の試験が行われる。実施の形態1と同様にBIS
T回路34の自己診断およびBIST回路34による本
体回路32の試験を併せてBIST回路に関わる試験モ
ードを「BIST試験モード」と名付ける。
【0034】つぎにBIST試験モードによる試験結果
がATE10に出力され、ATE10で記憶される。こ
のBIST試験モードの良否判定では、BIST回路3
4の自己診断またはBIST回路34による本体回路3
2の試験の結果のいずれかが不良であれば、このBIS
T試験モードの良否判定は不良と判定される。BIST
試験モードの良否判定で半導体素子30が良と判定され
たならば、テストは終了し次の半導体素子に試験は移る
が、BIST試験モードの良否判定で不良と判定された
半導体素子44があると、触針はそのままの状態で、A
TE10からBIST試験モードで不良と判定された半
導体素子44のセレクタ回路36に信号を送り、信号経
路を本体回路部32に換え、外部信号試験モードで本体
回路32、すなわち、メモリ32a、ロジック32bを
試験する。この外部信号試験モードの本体回路試験結果
をATE10に送る。
【0035】BIST試験モード及びBIST試験モー
ドで不良判定された半導体素子がある場合には触針はそ
のままの状態で外部信号試験モードで本体回路32を連
続して行うという試験工程を、ウエハステージが移動す
る番地の全ての番地について行われ、BIST試験モー
ドの結果と外部信号試験モードの結果とで総合判定され
る。総合判定の判定基準は実施の形態1と同様である。
【0036】この実施の形態2においては、実施の形態
1の効果に加えて、プローバ14がウエハステージ14
aを移動する回数が削減され、ウエハ一枚あたりの総処
理時間を短縮することができる。またチップへのコンタ
クト回数が削減できるので、接触端子への損傷を少なく
することができる。延いては、安価で信頼性の高い試験
機能内蔵半導体装置を短い工程で製造することができ
る。
【0037】実施の形態3.この実施の形態3は、ウエ
ハの半導体素子の全てを選定し、個々の半導体素子につ
いて検査機能部の自己診断及び検査機能部による本体回
路部の試験を行っていずれかの結果が不良の場合に不良
と判定する良否判定を行い、この良否判定結果を記憶す
る第1の工程を、全半導体素子について行った後、先の
工程で不良と判定された半導体素子を個別に選定して外
部からの試験信号に基づく本体回路部の試験を行い良否
判定する第2の工程を、第1の工程で不良と判定された
全半導体素子について行い、第2の工程において本体回
路部が良と判定された半導体素子を良と総合判定するも
のである。
【0038】図8はこの実施の形態3の検査方法に係る
検査用治具の一部破断模式図である。図8において、5
0は第1コンタクトシートで、この第1コンタクトシー
ト50には全ての半導体素子30のパッドに対応してコ
ンタクトバンプ52(52a,52b,52c,52
d,52e)が形成されている。このコンタクトバンプ
52は各半導体素子30のパッドとコンタクトするよう
に形成されている。この第1コンタクトシート50の上
には、第2コンタクトシート54が配設されている。図
8において第2コンタクトシート54が一部破断で示さ
れている。
【0039】56(56a,56b,56c,56d,
56e)は第2コンタクトシート54に形成された共通
コンタクトで、第2コンタクトシート54の共通コンタ
クト56の56a,56b,56c,56d,56e
は、第2コンタクトシート54に設けられた配線(図示
せず)により、全ての第1コンタクトシート50のコン
タクトバンプ52の56a,56b,56c,56d,
56eとそれぞれ接続されている。なお図8の58は触
針である。
【0040】図9はこの実施の形態3の半導体装置の検
査方法を示すフロー図である。また図10は検査方法の
段階における良否判定を示すウエハの模式図である。図
9において、まずウエハをウエハステージ14aに載置
し、コントローラ14dの指令で所定のウエハステージ
の番地に移動する。このウエハには1カ所のパッドのコ
ンタクトで全チップがテスト可能なように試験治具とし
て第1コンタクトシート50および第2コンタクトシー
ト54が使用されている。
【0041】次に第2コンタクトシート54の共通コン
タクト56にテストヘッド12aに装着された治具16
の触針58が接触される。つぎにATE10から全半導
体素子30のセレクタ回路36に信号を送り、信号経路
をBIST回路34に換え、BIST回路34に信号を
送って一括して半導体素子30のBIST回路34の自
己診断を行う。BIST回路34が良好である場合はB
IST回路34による本体回路32の試験が行われる。
BIST試験モードによる試験結果は全ての半導体素子
30から順次ATE10に出力され、記憶される。
【0042】BIST回路34がNGの場合はBIST
回路34による本体回路32の試験を行わずその結果が
ATE10に出力される。このBIST試験モードの良
否判定では、BIST回路34の自己診断またはBIS
T回路34による本体回路32の試験の結果のいずれか
が不良であれば、このBIST試験モードの良否判定は
不良と判定される。このBIST試験モードの良否判定
を示すウエハの模式図が図10(a)である。図10
(a)において破線で囲まれた範囲が一括でBIST試
験モードによる試験が行われる範囲を示す。
【0043】BIST試験モードで不良品の判定がなけ
ればテスト終了となり、試験は次のウエハに移る。BI
ST試験モードの良否判定で不良と判定された半導体素
子44があると、半導体素子44に触針58が接触する
ように、ウエハステージ14aの番地を定め移動を行
う。このプローバの選定位置を示すのが図10(b)で
ある。図10(b)において、破線で囲まれた部分46
は触針が接触する選定位置である。
【0044】また図11は試験用治具と触針の接触を示
す模式図である。図11において、60はBIST試験
モードの良否判定で不良と判定された半導体素子44と
接触しているコンタクトバンプを示している。このとき
第2コンタクトシート54は取り除かれ触針58が個別
にコンタクトバンプ60と接触する。
【0045】次にATE10からBIST試験モードで
不良と判定された半導体素子44のセレクタ回路36に
信号を送り、信号経路を本体回路部32に換え、外部信
号試験モードで本体回路32、すなわち、メモリ32
a、ロジック32bを試験する。そしてこの外部信号試
験モードの本体回路試験結果をATE10に送る。これ
をBIST試験モードで不良と判定された半導体素子4
4全てについて行い、BIST試験モードの試験結果に
外部信号試験モードの本体回路試験結果を加味して総合
判定する。すなわちBIST試験モードで不良と判定さ
れた半導体素子44のうち、外部試験信号モードで本体
回路試験結果が良と判定された半導体装置を総合判定と
して良と判定する。
【0046】この総合判定を示すのウエハの模式図が図
10(c)である。総合判定の判定基準は実施の形態1
と同様である。以上のようにこの実施の形態3に係る試
験方法においては、実施の形態1の効果に加えてウエハ
上のチップ全てを一括で内蔵の試験機能でテストを行う
ことができ、テスト時間を短縮でき生産性が向上する。
また内蔵の試験機能がNGであった半導体素子に対して
も個別にテスト対象回路のみの試験が行えることから、
真にNGであるかの判定が可能で、歩留まり低下を防ぐ
ことができる。
【0047】
【発明の効果】この発明に係る半導体装置の検査方法は
以上に説明したような工程を含み、またこの発明に係る
半導体装置の検査装置は以上に説明したような構成を備
えているので、以下のような効果を有する。この発明に
係る半導体装置の検査方法によれば、ウエハに複数配設
され本体回路部とこの本体回路部を検査する検査機能部
と外部信号により本体回路部または検査機能部へ試験信
号を切り替える切替え回路部とを有する半導体素子の切
替え回路部を介して試験信号を検査機能部に印加すると
ともに、この試験信号に基づき検査機能部の自己診断及
び検査機能部による本体回路部の試験を行い、この検査
機能部の自己診断及び検査機能部による本体回路部の試
験結果のいずれか一方の検査結果が不良であれば不良と
判定する良否判定を行い、この良否判定結果を記憶する
第1の工程と、第1の工程において不良と判定された半
導体素子の切替え回路部を介して本体回路部に試験信号
を印加するとともに、この試験信号に基づき本体回路部
の試験を行い良否判定を行う第2の工程と、第2の工程
において本体回路部が良と判定された半導体素子を良と
総合判定する第3の工程と、を含むもので、半導体装置
に内蔵された検査機能部の自己診断結果が不良で本体回
路部が良である半導体装置が不良品と判定されることを
防止することができる。このために試験機能内蔵半導体
装置の過剰な不良判定を防ぐことができ、結果的に歩留
まりを向上することができる。延いては、安価で信頼性
の高い試験機能内蔵半導体装置を提供することができ
る。
【0048】さらに、ウエハに複数配設された半導体素
子の一部の組を検査装置の接触子に対応して選定しこの
組の素子個々に同時に検査装置の接触子を接触させ、個
々の半導体素子について第1の工程を実行し、これを順
次異なる半導体素子に繰り返して、全半導体素子に第1
の工程を実行するとともに、第1の工程で不良と判定さ
れた半導体素子がある場合には、第1の工程で不良と判
定された上記組の半導体素子に上記接触子を接触させ、
不良と判定された半導体素子について第2の工程を実行
し、これを順次第1の工程で不良と判定された異なる半
導体素子に繰り返して、不良判定された全素子に第2の
工程を実行するもので、特別の治具類を必要とせず、比
較的容易にこの検査を取り入れることができる。延いて
は安価に信頼性の高い試験機能内蔵半導体装置を提供す
ることができる。
【0049】またさらに、ウエハに複数配設された半導
体素子の一部の組を選定しこの組の素子個々に同時に検
査装置の接触子を接触させ、個々の半導体素子について
第1の工程を実行し、第1の工程で不良と判定された半
導体素子がある場合には、接触子をそのままにして第2
の工程を実行し、順次異なる半導体素子の組に繰り返し
て、全半導体素子に第1の工程と第2の工程とを実施す
るもので、検査装置の接触子を移動する時間が削減でき
るとともにチップへの接触回数を削減できパッドの損傷
を少なくすることができる。延いては、安価で信頼性の
高い試験機能内蔵半導体装置を短い工程で製造すること
ができる。
【0050】またさらに、ウエハに複数配設された半導
体素子の全てを選定し、素子個々に接続された所定の接
触端子に検査装置の接触子を接触させ一括して第1の工
程を実行し、第1の工程で不良と判定された半導体素子
がある場合には、第1の工程で不良と判定された個々の
半導体素子に上記接触子を接触させ第2の工程を実行
し、順次異なる半導体素子に繰り返して、第1の工程で
不良と判定された全半導体素子に第2の工程を実施する
もので、検査時間を削減することができる。延いては生
産性が向上し、安価で信頼性の高い試験機能内蔵半導体
装置を提供することができる。
【0051】またこの発明に係る半導体装置の検査装置
によれば、本体回路部とこの本体回路部を検査する検査
機能部と外部信号により本体回路部または検査機能部へ
試験信号を切り替える切替え回路部とを有する半導体素
子が複数配設されたウエハを搭載し、このウエハの半導
体素子を所定の位置に移動する駆動部と、この駆動部に
搭載されたウエハの所定の半導体素子に信号を伝達する
信号伝達部と、この信号伝達部を経由し駆動部により所
定の位置に移動された半導体素子の切替え回路部を介し
て検査機能部に試験信号を印加し、この試験信号に基づ
いて実行された検査機能部の自己診断及び検査機能部に
よる本体回路部の試験結果を受け、検査機能部の自己診
断及び検査機能部による本体回路部試験結果のいずれか
一方の検査結果が不良であれば不良と第1の良否判定を
行い、この第1の良否判定結果を記憶するとともに、第
1の良否判定結果において不良と判定された半導体素子
の位置に駆動部を移動させ、信号伝達部を経由しこの不
良と判定された半導体素子の切替え回路部を介して本体
回路部に試験信号を印加しこの試験信号に基づき実行さ
れた本体回路部の試験の第2の良否判定が良と判定され
た半導体素子を良と総合判定する中央処理部と、を備え
たもので、検査機能部を内蔵する半導体装置の選別に際
して、検査機能部の自己診断結果が不良で本体回路部が
良である半導体装置が不良品と判定されない。従って試
験機能内蔵半導体装置の過剰な不良判定を行わず、適切
な良・不良判定を行うことができる。延いては、安価で
信頼性の高い試験機能内蔵半導体装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る半導体装置の検査装置のブロ
ック図である。
【図2】 内蔵検査機能付きの半導体装置の模式図であ
る。
【図3】 この発明に係る半導体装置の検査方法を示す
フロー図である。
【図4】 この発明に係る検査方法の段階における良否
判定を示すウエハの模式図である。
【図5】 この発明に係る半導体装置の検査方法を示す
フロー図である。
【図6】 この発明に係る検査装置内のテスタとプロー
バとの間の通信の送受を示すフロー図である。
【図7】 この発明に係る半導体装置の検査方法を示す
フロー図である。
【図8】 この発明に係る検査用治具の一部破断模式図
である。
【図9】 この発明に係る半導体装置の検査方法を示す
フロー図である。
【図10】 この発明に係る検査方法の段階における良
否判定を示すウエハの模式図である。
【図11】 この発明に係る検査用治具と触針の接触を
示す模式図である。
【図12】 従来の試験機能内蔵半導体装置の検査方法
を示すフロー図である。
【符号の説明】
39 BIST試験モード工程、 41 外部信号試
験モード工程、 43 総合判定工程、 18 駆
動部、 20 信号伝達部、 22 中央処理部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月9日(2001.3.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】56(56a,56b,56C,56d,
56e)は第2コンタクトシート54に形成された共通
コンタクトで、第2コンタクトシート54の共通コンタ
クト56の56a,56b,56C,56d,56e
は、第2コンタクトシート54に設けられた配線(図示
せず)により、全ての第1コンタクトシート50のコン
タクトバンプ52の52a,52b,52C,52d,
52eとそれぞれ接続されている。なお、図8の58は
触針である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/822 (72)発明者 古江 勝也 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2G032 AC10 AE07 AE10 AK11 AK14 AK19 AL00 4M106 AA01 AA08 AC02 AC08 AC09 BA01 BA14 CA01 DJ11 DJ38 5F038 DF05 DT02 DT08 DT15 DT17 DT18 DT19 EZ20 5L106 DD21 DD22 DD25 EE00 EE05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハに複数配設され本体回路部とこの
    本体回路部を検査する検査機能部と外部信号により前記
    本体回路部または検査機能部へ試験信号を切り替える切
    替え回路部とを有する半導体素子の前記切替え回路部を
    介して試験信号を検査機能部に印加するとともに、この
    試験信号に基づき検査機能部の自己診断及び検査機能部
    による本体回路部の試験を行い、この検査機能部の自己
    診断及び検査機能部による本体回路部の試験結果のいず
    れか一方の検査結果が不良であれば不良と判定する良否
    判定を行い、この良否判定結果を記憶する第1の工程
    と、 第1の工程において不良と判定された半導体素子の切替
    え回路部を介して本体回路部に試験信号を印加するとと
    もに、この試験信号に基づき本体回路部の試験を行い良
    否判定を行う第2の工程と、 第2の工程において本体回路部が良と判定された半導体
    素子を良と総合判定する第3の工程と、を含む半導体装
    置の検査方法。
  2. 【請求項2】 ウエハに複数配設された半導体素子の一
    部の組を検査装置の接触子に対応して選定しこの組の半
    導体素子個々に同時に検査装置の接触子を接触させ、個
    々の半導体素子について第1の工程を実行し、これを順
    次異なる半導体素子に繰り返して、全半導体素子に第1
    の工程を実行するとともに、第1の工程で不良と判定さ
    れた半導体素子がある場合には、第1の工程で不良と判
    定された上記組の半導体素子に上記接触子を接触させ、
    不良と判定された半導体素子について第2の工程を実行
    し、これを順次第1の工程で不良と判定された異なる半
    導体素子に繰り返して、第1の工程で不良と判定された
    全半導体素子に第2の工程を実行することを特徴とする
    請求項1記載の半導体装置の検査方法。
  3. 【請求項3】 ウエハに複数配設された半導体素子の一
    部の組を選定しこの組の素子個々に同時に検査装置の接
    触子を接触させ、個々の半導体素子について第1の工程
    を実行し、第1の工程で不良と判定された半導体素子が
    ある場合には、接触子をそのままにして第2の工程を実
    行し、順次異なる半導体素子の組に繰り返して、全半導
    体素子に第1の工程と第2の工程とを実施することを特
    徴とする請求項1記載の半導体装置の検査方法。
  4. 【請求項4】 ウエハに複数配設された半導体素子の全
    てを選定し、半導体素子個々に接続された所定の接触端
    子に検査装置の接触子を接触させ一括して第1の工程を
    実行し、第1の工程で不良と判定された半導体素子があ
    る場合には、第1の工程で不良と判定された個々の半導
    体素子に上記接触子を接触させ第2の工程を実行し、順
    次異なる半導体素子に繰り返して、第1の工程で不良と
    判定された全半導体素子に第2の工程を実施することを
    特徴とする請求項1記載の半導体装置の検査方法。
  5. 【請求項5】 本体回路部とこの本体回路部を検査する
    検査機能部と外部信号により前記本体回路部または検査
    機能部へ試験信号を切り替える切替え回路部とを有する
    半導体素子が複数配設されたウエハを搭載し、このウエ
    ハの半導体素子を所定の位置に移動する駆動部と、 この駆動部に搭載されたウエハの所定の半導体素子に信
    号を伝達する信号伝達部と、 この信号伝達部を経由し上記駆動部により所定の位置に
    移動された半導体素子の上記切替え回路部を介して上記
    検査機能部に試験信号を印加し、この試験信号に基づい
    て実行された検査機能部の自己診断及び検査機能部によ
    る上記本体回路部の試験結果を受け、検査機能部の自己
    診断及び検査機能部による本体回路部試験結果のいずれ
    か一方の検査結果が不良であれば不良と第1の良否判定
    を行い、この第1の良否判定結果を記憶するとともに、
    第1の良否判定結果において不良と判定された半導体素
    子の位置に上記駆動部を移動させ、上記信号伝達部を経
    由しこの不良と判定された半導体素子の切替え回路部を
    介して本体回路部に試験信号を印加しこの試験信号に基
    づき実行された本体回路部の試験の第2の良否判定が良
    と判定された半導体素子を良と総合判定する中央処理部
    と、を備えた半導体装置の検査装置。
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