JP2003192649A - カリックスアレーン誘導体およびその製造方法 - Google Patents

カリックスアレーン誘導体およびその製造方法

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JP2003192649A JP2001397522A JP2001397522A JP2003192649A JP 2003192649 A JP2003192649 A JP 2003192649A JP 2001397522 A JP2001397522 A JP 2001397522A JP 2001397522 A JP2001397522 A JP 2001397522A JP 2003192649 A JP2003192649 A JP 2003192649A
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Eiji Oshima
栄治 大島
Junji Takenaka
潤治 竹中
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Tokuyama Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な溶媒に溶解し、フィルム形成時に結晶
化の起こらない新規カリックスアレーン誘導体を提供す
る。 【解決手段】 一般式(1) 【化1】 (式中、好ましくは、nは4または6であり、Rはメ
チル基またはプロピル基であり、RおよびRは、そ
れぞれ独立してメチル基、エチル基、プロピル基、ヒド
ロキシエチル基、ヒドロキシブチル基、クロロエチル
基、クロロブチル基、;プロペニル基、または、これら
が結合して形成する環がピペリジノ環である。)で示さ
れるカリックスアレーン誘導体を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規なカリックスア
レーン誘導体に関する。さらに詳しくは、ネガ型電子線
レジストとして有用な新規なカリックスアレーン誘導体
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造において、近年、
加工パターンの超微細化に対応できるレジストが必要と
されている。なかでもカリックスアレーン誘導体をレジ
ストモノマーとして用いると、解像度が約10nmとい
う高レベルの微細パターンを形成できることが特公平7
−23340号公報に記載されている。ここで使用され
たレジストモノマーは、下記式(3)
【0003】
【化3】
【0004】で示されるカリックスアレーンのアセチル
化物(5,11,17,23,29,35−ヘキサメチ
ル−37,38,39,40,41,42−ヘキサアセ
トキシカリックス[6]アレーン)である。しかし、こ
の化合物を用いたレジストの電子線に対する感度は約1
000μC/cmであり、まだ十分に満足できるもの
ではない。
【0005】一方、特開平9−236919号には、下
記式(4)
【0006】
【化4】
【0007】で示されるクロロメチル化カリックスアレ
ーン(5,11,17,23,29,35−ヘキサクロ
ロメチル−37,38,39,40,41,42−ヘキ
サメトキシカリックス[6]アレーン)を電子線レジス
トとして使用することが記載されている。この化合物は
クロロメチル化により、感度が約600μC/cm
で向上したことが記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カリックスアレーン誘導体は、溶解できる溶媒が限られ
ており、クロロホルム、クロロベンゼンといった、環境
保護の観点から使用が懸念される溶媒や、テトラヒドロ
フラン、N、N’−ジメチルホルムアミドなどの特殊な
溶媒などにしか溶解しないものが多かった。また、従来
のカリックスアレーン誘導体は、結晶性が高く、製膜時
に結晶化が起こり、レジストとして好適な平坦なフィル
ムが得られ難いという欠点があるなど、改良の余地があ
った。
【0009】したがって、本発明の目的は、多種の溶媒
に溶解し、結晶化の少ない平坦なフィルムを形成できる
カリックスアレーン誘導体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決すべく鋭意研究を行ってきた。その結果、特定の
置換アミノ基を有するカリックスアレーン誘導体が、多
種の溶媒に溶解し、さらにこの溶液を基板上に塗布する
と、結晶化の起こらないフィルムを形成できることを見
出し、本発明を完成するに至った。
【0011】即ち、本発明は、下記一般式(1)
【0012】
【化5】
【0013】(式中、nは4〜10の整数であり、R
はアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アラ
ルキル基、アリール基、メタクリロイル基またはアクリ
ロイル基であり、RおよびRは、それぞれ独立して
水素原子または置換若しくは非置換のアルキル基、アル
ケニル基若しくはアリール基であり、少なくとも一方は
水素原子ではなく、RとRとが結合して環を形成し
てもよい。)で示されるカリックスアレーン誘導体であ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】前記一般式(1)において、nは
4〜10の整数である。カリックスアレーン誘導体の分
子量が大きくなると、レジストとして使用した場合、解
像度が減少し、また形成したフィルムの耐熱性が減少す
るので、nは4〜8の整数であることが好ましく、さら
に、原料のカリックスアレーンが収率よく得られるとい
った点から、nは4、6または8であることがより好ま
しい。
【0015】前記一般式(1)において、Rはアルキ
ル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アラルキル
基、アリール基、メタクリロイル基またはアクリロイル
基である。上記のアルキル基としては、炭素数1〜8の
アルキル基がより望ましく、具体的にはメチル基、エチ
ル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、t−ブ
チル基、n−オクチル基、t−オクチル基などが挙げら
れる。
【0016】シクロアルキル基としては、炭素数3〜8
のものが好ましく、具体的には、シクロプロピル基、シ
クロブチル基、シクロヘキシル基、シクロオクチル基な
どが挙げられる。
【0017】アルケニル基としては、炭素数2〜8のも
のが好ましく、具体的には、ビニル基、プロペニル基、
イソプロペニル基などが挙げられる。
【0018】アラルキル基としては、炭素数7〜12の
ものが好ましく、具体的にはベンジル基、フェネチル
基、ジメチルベンジル基、ナフチルメチル基などが挙げ
られる。
【0019】アリール基としては、フェニル基、トリル
基、ナフチル基などが挙げられる。
【0020】前記一般式(1)中、RおよびRは、
それぞれ独立して水素原子または置換若しくは非置換の
アルキル基、アルケニル基若しくはアリール基であり、
少なくとも一方は水素原子ではなく、RとRとが結
合して環を形成してもよい。上記のアルキル基、アルケ
ニル基、アリール基としては、Rで説明した基と同じ
ものを挙げることができる。
【0021】上記アルキル基、アルケニル基若しくはア
リール基は、置換されていても良く、その置換基として
は以下のような基を挙げることができる。例えば、フッ
素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン
原子;ヒドロキシル基;メトキシ基、エトキシ基、プロ
ポキシ基、ブトキシ基等の炭素数1〜8のアルコキシ
基、アセチル基、アミノ基等を挙げることができる。
【0022】これらの置換基を有するアルキル基、アル
ケニル基若しくはアリール基を具体的に例示すると、例
えば、置換されたアルキル基としては、ヒドロキシメチ
ル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、ヒ
ドロキシブチル基、メトキシメチル基、メトキシエチル
基、メトキシプロピル基、メトキシブチル基、アセチル
メチル基、アセチルエチル基、アセチルプロピル基、ア
セチルブチル基、クロロメチル基、クロロエチル基、ク
ロロプロピル基、クロロブチル基などが挙げられる。
【0023】置換されたアルケニル基としては、クロロ
ビニル基、クロロプロペニル基、アセチルプロペニル
基、ヒドロキシプロペニル基、メトキシプロペニル基な
どが挙げられる。
【0024】置換されたアリール基としては、ヒドロキ
シフェニル基、アセチルフェニル基、アミノフェニル
基、クロロフェニル基などが挙げられる。
【0025】上記したRおよびRの内、少なくとも
一方は水素原子ではない。
【0026】また、RおよびRが結合して環を形成
したものとしては、RおよびRが結合した窒素原子
を含めて、ピペリジノ基、ピロリジノ基、モルホリノ基
などを挙げることができる。
【0027】上記したカリックスアレーン誘導体の中で
も、より多くの種類の溶媒に対する溶解性が高いといっ
た理由により下記一般式(1)
【0028】
【化6】
【0029】(式中、nは4または6であり、Rはメ
チル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基であり、
およびRは、それぞれ独立してメチル基、エチル
基、プロピル基等のアルキル基;ヒドロキシエチル基、
ヒドロキシブチル基、クロロエチル基、クロロブチル基
等のヒドロキシ基置換またはハロゲン原子置換のアルキ
ル基;プロペニル基等のアルケニル基であり、または、
これらが結合して形成する環がピペリジノ環である。)
で示されるカリックスアレーン誘導体が、本発明におい
て好ましい化合物である。
【0030】本発明のカリックスアレーン誘導体の製造
方法は特に限定されないが、下記に説明する方法が好適
である。即ち、下記の一般式(2)
【0031】
【化7】
【0032】(式中、nは4〜10の整数であり、R
はアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アラ
ルキル基、アリール基、メタクリロイル基またはアクリ
ロイル基である。)に示すクロロメチル化カリックスア
レーンとアミンとを反応させることにより製造すること
ができる。
【0033】上記一般式(2)中、nおよびRは一般
式(1)に同じである。原料のカリックスアレーンの合
成法については、「テトラヘドロン」、第45巻、19
89年、2177〜2181頁に記載の方法によって合
成することができる。
【0034】本発明のカリックスアレーン誘導体の製造
方法を以下に具体的に説明する。原料のクロロメチル化
カリックスアレーンを溶媒に溶解し、アミンを添加し
て、適当な温度で攪拌することにより反応を行なうこと
ができる。
【0035】添加するアミンの量は、原料のクロロメチ
ル化カリックスアレーンのクロロメチル基に対して1〜
100倍モルがよく、反応を十分に進行させ、かつ精製
を簡略化する点から2〜10倍モルがより望ましい。
【0036】アミンとしては、1級アミン、2級アミンの
どちらでもよいが、副反応を抑え、高収率で合成できる
点から、2級アミンが好ましい。この2級アミンの具体例
としては、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピ
ルアミン、ジブチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、
ジフェニルアミン、ジエタノールアミン、ジブタノール
アミン、1−メチルアミノ−2−エタノール、1−エチ
ルアミノ−4−ブタノール、ジアリルアミン、ピペリジ
ン、モルホリンなどを挙げることができる。
【0037】反応温度は特に制限はないが、適当な反応
速度が得られ、操作が容易であることから15℃〜60
℃が望ましい。
【0038】反応溶媒は、原料と反応せず、かつ原料を
溶解するものであれば特に制限はないが、原料のクロロ
メチル化カリックスアレーンの溶解性が高いことから、
ジクロロメタン、クロロホルムなどの塩素化炭化水素が
望ましい。
【0039】反応時間は0.5〜50時間がよく、反応
が完全に終了し、尚、副反応を起こさない点から1〜5
時間がより望ましい。
【0040】反応終了後は、溶媒および過剰のアミンを
除けば、本発明のカリックスアレーン誘導体を得ること
ができる。溶媒およびアミンは減圧留去で除くことがで
き、沸点の高いアミンの場合は溶媒を留去せず、水を加
えて洗浄を繰り返すことで除くことができる。
【0041】本発明のカリックスアレーン誘導体中、R
およびRで示される基がハロゲン原子で置換された
基である化合物は、次の方法により製造することができ
る。アミンとしてジエタノールアミンなどのアルコール
アミンを用いることにより、カリックスアレーン誘導体
に水酸基を導入し、次いでこの水酸基をハロゲン原子に
変換することにより得ることができる。ハロゲン原子へ
の変換は、水酸基を有するカリックスアレーン誘導体を
過剰な塩化チオニル等のハロゲン化チオニル中に溶解
し、またはジメチルホルムアミド等の溶媒に溶解した
後、過剰のハロゲン化チオニルを加えて加熱攪拌するこ
とにより行なうことができる。
【0042】以上のようにして得られるカリックスアレ
ーン誘導体(1)は、様々な溶媒に溶解する。また、こ
の溶液をガラス板またはシリコン基盤上にスピンコート
法によって塗布すると、結晶化の全くない平坦なフィル
ムを得ることができる。このようにして得られたカリッ
クスアレーン誘導体のフィルムは、レジストのみなら
ず、層間絶縁膜や表面被覆剤などに利用することができ
る。
【0043】本発明のカリックスアレーン誘導体を溶解
し得る溶媒を挙げると次のとおりである。例えば、ベン
ゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;ジエ
チルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル等のエーテル類;酢酸エチル、乳酸エチル、プロピオ
ン酸エチル、酢酸−n−ブチル、プロピレングリコール
モノメチルエーテルアセテートなどのエステル類;塩化
メチレン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素類;メ
タノール、エタノール、イソプロパノールなどのアルコ
ール類;アセトン、メチルエチルケトン、2−ヘプタノ
ンなどのケトン類などが挙げられる。
【0044】これらの溶媒のうちでも、環境負荷の低減
や、溶解性の高さの観点から、エーテル類、エステル
類、ケトン類が望ましい。
【0045】平坦なフィルムを得るためには、上記溶媒
に溶解したカリックスアレーン誘導体の濃度は0.01
〜20重量%であることが好ましく、結晶化を抑えてレ
ジスト用途として適当な膜厚を得るためには0.5〜5
重量%であることがより好ましい。
【0046】
【実施例】以下、実施例により本発明をより具体的に説
明するが、本発明はこれら実施例に制限されるものでは
ない。
【0047】実施例1 <カリックスアレーン誘導体:CA1の合成>温度計を
取付けた50mlの3つ口丸底フラスコに、5,11,
17,23,29,35−ヘキサクロロメチル−37,
38,39,40,41,42−ヘキサメトキシカリッ
クス[6]アレーン500mg(0.494mmol)
を入れ、クロロホルム30mlに溶解した。この溶液に
ジエチルアミン1.8g(2.47mmol)を加え、
50℃で3時間攪拌した。反応終了後、水30mlを加
えて洗浄した。さらに水で洗浄し(30ml×5回)有
機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去し、
表1に示すカリックスアレーン誘導体(CA1)452
mg(収率74%)を白色固体として得た。分子量分析
(LC−Mass)により、M+を確認し、核磁気共鳴
スペクトル(H−NMR)測定により、化合物の構造
を確認した。結果を表1に示した。
【0048】実施例2〜18 <カリックスアレーン誘導体:CA2〜CA18の合成
>表1に示した原料を用いた他は実施例1と同様な方法
でCA2〜CA18を合成した。結果を表1〜9に示し
た。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】
【表3】
【0052】
【表4】
【0053】
【表5】
【0054】
【表6】
【0055】
【表7】
【0056】
【表8】
【0057】
【表9】
【0058】実施例19 実施例16で得られたカリックスアレーン誘導体(CA
16)500mg(0.40mmol)をN、N’−ジ
メチルホルムアミド50mlに溶解し、0℃に冷却し
た。この溶液に塩化チオニル571mg(4.8mmo
l)を滴下し、徐々に室温に戻した後、50℃に加熱し
て1時間攪拌した。反応終了後、1N水酸化ナトリウム
水溶液50mlを加え、クロロホルム100mlを加え
て抽出した。さらにクロロホルム相を水で洗浄(100
ml×2)した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒
を留去した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開溶媒、酢酸エチル:n−ヘキサン=
1:2)により精製し、表10に示すカリックスアレー
ン誘導体(CA19)353mg(収率65%)を白色
固体として得た。分子量分析(LC−Mass)によ
り、M+を確認し、核磁気共鳴スペクトル(H−NM
R)測定により、化合物の構造を確認した。結果を表1
0に示した。
【0059】実施例20〜21 <カリックスアレーン誘導体:CA20〜CA21の合
成>表10〜表11に示した原料を用いた他は実施例1
9と同様な方法でCA20〜CA21を合成した。結果
を表10〜表11に示した。
【0060】
【表10】
【0061】
【表11】
【0062】実施例22および比較例1 実施例1〜21で得られたカリックスアレーン誘導体
(CA1〜CA21)を攪拌しながら種々の溶媒に2重
量%になるよう溶解した。この時、完全に溶解するまで
の時間により溶解度を評価した。比較のために、下記式
【0063】
【化8】
【0064】
【化9】
【0065】に示すアセチル化カリックスアレーン
(3)およびクロロメチル化カリックスアレーン(4)
を同様に各種の溶媒に溶解させた。その結果を表12に
示した。
【0066】
【表12】
【0067】実施例23および比較例2 実施例1〜21で得られたカリックスアレーン誘導体を
プロピレングリコールモノメチルエーテルに2重量%と
なるよう溶解し、スピンコート法によりガラス板状に塗
布し、80℃で乾燥してフィルムを形成した。このフィ
ルムを顕微鏡で観察すると、結晶が全く確認されない平
坦膜であることを確認した。
【0068】比較のために比較例1で用いたアセチル化
カリックスアレーン(3)およびクロロメチル化カリッ
クスアレーン(4)を2重量%となるようにクロロホル
ムに溶解し、同様にフィルムを形成した。このフィルム
の顕微鏡観察を行ったところ多くの結晶が観察された。
【0069】
【発明の効果】本発明により、従来のカリックスアレー
ン誘導体より多種の溶媒に溶解し、また結晶化の起こら
ない平坦なフィルムを形成できるカリックスアレーン誘
導体を得ることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、nは4〜10の整数であり、Rはアルキル
    基、シクロアルキル基、アルケニル基、アラルキル基、
    アリール基、メタクリロイル基またはアクリロイル基で
    あり、RおよびRは、それぞれ独立して水素原子ま
    たは置換若しくは非置換のアルキル基、アルケニル基若
    しくはアリール基であり、少なくとも一方は水素原子で
    はなく、RとRとが結合して環を形成してもよ
    い。)で示されるカリックスアレーン誘導体。
  2. 【請求項2】 下記一般式(2) 【化2】 (式中、nは4〜10の整数であり、Rはアルキル
    基、シクロアルキル基、アルケニル基、アラルキル基、
    アリール基、メタクリロイル基またはアクリロイル基で
    ある。)で示されるクロロメチル化カリックスアレーン
    とアミンとを反応させることを特徴とする請求項1に記
    載のカリックスアレーン誘導体の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のカリックスアレーン誘
    導体を含むフィルム。
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