JPS6345254A - アルデヒト官能基を有するカルバゾ−ルおよびその製造方法 - Google Patents

アルデヒト官能基を有するカルバゾ−ルおよびその製造方法

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JPS6345254A
JPS6345254A JP62045413A JP4541387A JPS6345254A JP S6345254 A JPS6345254 A JP S6345254A JP 62045413 A JP62045413 A JP 62045413A JP 4541387 A JP4541387 A JP 4541387A JP S6345254 A JPS6345254 A JP S6345254A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なアルデヒド基を有するカルバゾール化合
物およびその製造方法に関するものである。
本発明の化合物は次の一般式: (式中のR2は水素原子、低級アルキル基またはアルキ
ル置換基が低級アルキル基であるアルアルキル基、R3
は水素原子または−C83基を示す)で表される。
ここに「低級アルキル基」と称するのは、次式二〇、H
,,,。
(式中のXは1〜4の数を示す)で表される炭化水素基
、例えば、メチル基、エチル基、ブチル基またはプロピ
ル基を意味するものとする。
また、本発明は4位が置換されているフエニルジアゾニ
ウムクロリドを使用して式CI)で表される新規な化合
物を製造する方法に関するものである。
本発明の方法は次の反応式で表される一連の工程からな
る。
互     R−(OH8)2←R−HR−CHO 以下にこれらの各工程について説明する。
1上工丘 この工程では次式: (式中のR2は上述のものと同一のものを示す)で表す
れるフエニルジアゾニウムクロリド(4位が置換されて
いるもの)と、1位にアミン置換基を有するシクロヘキ
セン、例えば、次式:(式中のR3は上述ものと同一の
もの、すなわち、H原子またはCH3基を示す)で表さ
れる1−N−モルホリノーンクロヘキセンとを反応させ
る。
この反応に関しては、酸性媒質中で亜硝酸ナトリウムの
ような亜硝酸塩と4位を一0R2基で置換されたフェニ
ルアミンとを反応させることによりジアゾニウム塩をそ
の場で製造するのが有利である。
この反応は常温より低い温度、例えば、約0°Cで行う
。次いで同一反応媒質中で1位にアミン置換基を有する
シクロヘキセンと反応させることかできる。
1−N−モルホリノ−シクロヘキセン、IN−ピペリジ
ノ−シクロヘキセンまたは1位がアミン環で置換されて
いる他のシクロヘキセンを使用する。このようにして、
シクロヘキサン−1,2−ジオンのモノアリールヒドラ
ゾン(上述の反応式中の式1で表される化合物)を得る
星主工丘 この第2工程では、第1工程で得た次式:(式中のR2
およびR1は上述のものと同一のものを示す)で表され
るモノアリールヒドラゾンを強酸媒質中で加熱下のイン
ドール化により転化する。
反応温度は選定した媒質によって左右されるが、普通約
80〜200″Cである。溶媒媒質中で操作する場合に
は、溶媒の還流温度、例えば、エタノールの場合には約
80°C2あるいは水の場合には100″Cに近い温度
で操作することができる。
このようにして、1−オキ゛/’−1.2,3.4−テ
トラヒドロ−カルバゾール(上述の反応式中の弐2で表
される化合物)を得る。
この第3工程では、第2工程で得た次式:(式中のR2
およびR1は上述のものと同一のものを示す)で表され
る1−オキソ−L2,3.4−テトラヒドロ−カルバゾ
ールを強酸基の存在下にギ酸エチルによりアシル化して
1−オキ゛へ2−ヒドロキシメチレン−1,2,3,4
−テトラヒドロ−カルバゾール(上述の反応式中の式3
で表される化合物)を得る。
強塩基としては、水素化ナトリウム、ナトリウムエトキ
シドまたは有機化学反応に普通に使用される同様な強塩
基を使用することができる。反応温度は使用する塩基に
よって左右される。温度を上昇すると、反応速度が増大
する。
この第4工程では、次式: (式中のRtおよびR1は上述のものと同一のものを示
す)で表される1−オキソ−2−ヒドロキシメチレン−
1,2,3,4−テトラヒドロ−カルバゾールを適当な
ハロゲン化アルキル、好ましくは沃化イソプロピルによ
りエステル化する。この反応は塩基性媒質(例えば、炭
酸カリウム)中または非プロトン溶媒(例えば、ジメチ
ルホルムアミド)中で良好に進行する。この反応は冷温
下、例えば、約0〜5°Cで開始させ、次いで常温で終
了させることかできる。
このようにして、1−オキソ−2−アルコキシメチレン
−3,4−ジヒドロ−カルバゾール、特に1−オキソ−
2−イソプロポキシメチレン−3,4−ジヒドロ−カル
バゾール(上述の反応式中の弐4で表される化合物)を
得る。
この第5工程では、第4工程で得た次式:(式中のR2
およびR1は上述のものと同一のものを示す)で表され
る1−オキ゛へ2−イソプロポキシメチレン−3,4−
ジヒドロ−カルバゾールを4モル当量のメチルリチウム
で処理し、次いで酸加水分解およびアルカリ性加水分解
を順次に行う。後者は常温で行う。メチルリチウムとの
反応および酸加水分解は冷温、例えば、約0°Cで行う
のが最良である。このようにして、1−メチル−2−ホ
ルミル−3,4−ジヒドロ−カルバゾール(上述の反応
式中の式5で表される化合物)を得る。
この第6エ程では、第5工程で得た次式:(式中のR2
およびR3は上述のものと同一のものを示す)で表され
る1−メチル−2−ホルミル−3,4−ジヒドロ−カル
バゾールをパラジウム木炭または一層好ましくは二酸化
マンガンで処理して出発化合物の芳香族化を達成し、上
述の反応式中の弐6で表されるアルデヒドを得る。
この反応は溶媒媒質、例えば、ベンゼン溶媒中で約70
〜120 ”Cの温度で行う。ベンゼンの場合には還流
温度、すなわち、約80゛Cで操作することができる。
本発明の化合物は上述の反応式中の弐6で表されるアル
デヒド官能基を有するカルバゾールであって、この新規
な化合物は有機合成に価値ある生成物である。例えば、
かかるカルバゾールは、rlndian Journa
l of Chemistry J上p 247(19
63)に記載されている技術により種々のエリブチシン
誘導体を製造する際に使用することができる。更に、か
かるカルバゾールはrJ、Am、 Chem、 Soc
、 J(1962)  84 p 94に記載されてい
る技術によりオリバシン誘導体を製造する際に使用する
ことができる。
また、本発明の化合物は次の反応式で表される一連の工
程によって式10で表される1−クロル−5−メチル−
9−アルコキシ−ピリド(4,3−b)カルバゾールを
製造するに使用することができる。
H 旦           1 式10の化合物は次式: NH,−R。
〔式中のR2はY−(cHt) 、、−NR4R5基(
ただし、Yは単たは異なる基で、水素原子またはアルキ
ル基を示し、nは1〜10の数を示す)または で表されるアミンと反応させることにより、次の一般式
: (式中のRI+R2およびR3は上述のものと同一のも
のを示す)で表される新規なピリド(4,3−b)カル
バゾール(エリブチン)誘導体を生成する。かかる化合
物およびその薬剤として許容できる塩は抗腫瘍活性を有
し、白血病および腫瘍の治療に有効である。
本発明の化合物の代表的な例については後述する(化合
物5c、 6d R3=CH3の場合)。
後述の実施例では本発明のいくつかの代表的な化合物に
より本発明の製造方法を例示する。また後述の参考例で
は本発明の化合物から式■で表される化合物を製造する
方法を例示する。先ず、上述の反応式を参照して、種々
の実施例および参考例で行った反応を説明する。
4−メトキシ−フェニル−ジアゾニウムおよび4−ベン
ジルオキシ−フェニル−ジアゾニウムはそれぞれO″C
において1−N−モルホリノ−シクロヘキセンおよビ4
−メチルー1−N−モルホリノシクロヘキセンと反応し
て、シクロヘキサン−1,2−ジオンおよび4−メチル
−シクロヘキサン−1,2−ジオンのモノアリールヒド
ラゾン(化合物1a、 lb、 lc、 M)を生成す
る。
かかるアリールヒドラゾン〔化合物1(a=d))から
出発して、順次次の化合物を製造する。
1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−6−アル
コキシ−カルバゾール〔化合物2(a −d)) 、こ
の化合物はrJ、Proc、 Roy、 SOC,J 
66 p 516(1933)記載の技術によりフィッ
シャ法によってインドール化を行い、上述の化合物を転
化することにより生成する。
−1−オキソ−2−ヒドロキシメチレン−1,2,3,
4−テトラヒドロ−6−アルコキシ−カルバゾール(化
合’Th3)、この化合物はrJ、 Am、 Chem
、Soc、 J (1962)84 p 94記載の技
術により水素化ナトリウムの存在下に化合物2をギ酸エ
チルでアシル化することにより生成する。
−1−オキソ−2−イソプロポキシ−メチレン−1,2
,3,4−テトラヒドロ−6−アルコキシ−カルバゾー
ル(化合物4)、この化合物はrJ、 Am、 Che
m、 Soc、 J(1962)  84 p 94記
載の技術に類似した技術によりジメチルホルムアミド中
の炭酸カリウムの存在下に化合物3を沃化イソプロピル
でエステル化することにより生成する。
−1−メチル−2−ホルミル−3,4−ジヒドロ−6−
アルコキシ−カルバゾール(化合物5)、この化合物は
化合物4を4モル当量のメチルリチウムにより転化し、
次いで酸媒質中で加水分解することにより生成する。
−1−メチル−2−ホルミル−6−アルコキシ−カルバ
ゾール(化合物6)、この化合物は化合物5を二酸化マ
ンガンで芳香族化することにより生成する。
アルデヒド6からのピリド(4,:Lb〕カルバゾール
の環りの形成はrHelv、 Chem、 Acta、
 」(1969)52 p 1755記載の条件下に3
工程で行う。すなわち、マロン酸を化合物6(a−d)
と反応させてアクリル酸7(a−d)を生成し、このア
クリル酸を混合無水物法(11)により対応するアジ化
物8(a −d )に転化し、沸騰ジフェニルエーテル
(10)中でこの化合物から1,2−ジヒドロ−1−オ
キソ−ピリド(4,3−b)カルバゾール9(a−d)
を生成し、この化合物を沸騰オキシ塩化リンと反応させ
ることにより1−クロル−5−メチル−9−アルコキシ
−ピリド(4,3−b)カルバゾール10(a−d)を
容易に生成することができる。
1−クロル−5−メチル−9−アルコキシ−ピリド(4
,3−b)カルバゾール10(a−d)は第1または第
2アミンで置換されて誘導体11〜28を生成する。2
種のベンジルオキシル化誘導体10bおよび10dの置
換誘導体24および28は、パラジウム木炭上で水素化
することにより、化合物29および30に定量的にベン
ジル化される。
次の第1表に参考例の化合物におけるIll、、 R,
およびR1の意味をまとめた。
へ  へ ^  ロ ↑ 1I4111111なII+ 化合物21は式■の化合物の一般的な定義に入らない。
また薬理試験からこの化合物は細胞毒性(cy to 
tox ic)を示さないことが分った。
以下の実施例では、融点(未補正)をコフラー(Kof
ler)加熱ベンチで測定するか、あるいは加熱板顕微
鏡を使用して測定した。IRスペクトルはパーキンエル
マー(Perkin Elmer)ダブルビーム分光光
度計21型で記録した。特記しない限り、NMRスペク
トルは日立−パーキンエルマー装置を使用して60M)
Izで記録した。他のものは、テトラメチルシランを内
部標準(internal reference)とし
て使用し、(CD3) zsOに溶解した溶液中でパリ
アン(Varian)XL 100装置により記録した
。符号aを付けた化合物はR1=CH3および+?3=
Hに相当する。符号すを付けた化合物は1h=cH!−
φおよびR1=Hに相当する。符号Cを付けた化合物は
R2=R3=CH3に相当する。符号dを付けた化合物
はR,=CH2−φおよびR1=CH1に相当する。
本発明を次の実施例について説明する。
スJJL−上 、くA− および1c p−アニシジン(123g、 1モル)と濃塩酸(17
2戚。
2モル)とを混合し、p−アニシジンが完全に?6解す
るまでかきまぜ、次いで氷400gを添加した。この混
合物の温度を5°C以下に維持し、かきまぜをつづけ、
次いで亜硝酸ナトリウム(69g、  1モル)を最小
量の水に溶解した溶液を滴下した。3°C以下において
この全体のかきまぜを継続し、次いで化合物1aの場合
にはRz=CH:+およびR,=H、また化合物1cの
場合にはRz=CH,およびR3=CH3に相当する所
望のエナミン(1モル)を、それぞれ乾燥ジパーオキシ
ダイズド・ジオキサン(diperoxidizedd
ioxane) (400mjりに溶解して添加した。
かきまぜを1時間続けてこの混合物を常温に戻した。生
成した沈殿を濾別し、水洗し、次いでエタノールで洗浄
した。生成した赤色固形物を再び沸騰エタノール12に
溶解し、冷却後濾別し、乾燥して赤レンガ色の結晶を得
た。
(4−ベンジルオキシ−フェニル)ヒドラゾン:ヒ人微
粉末状(4−ベンジルオキシ−アニリン塩酸塩(235
,5g、 1モル)をN−塩酸500成中に懸濁した。
生成した混合物を0°Cに冷却し、次いで化合物1aお
よび1cを製造する場合と同様な条件下に亜硝酸ナトリ
ウムおよび所望のエナミン(1−N−モルホリノシクロ
ヘキセンまたは4−メチル−1−N−モルホリノ シク
ロヘキセン)で順次処理した。
化合物1a、 lb、 Lcおよび1dの特性を第2表
に示した。
スU3−−1 純硫酸d −1,84(196g、 2モル)を無水エ
タノール(2,542)に添加した。生成した溶液を撹
拌下に維持し、次いで実施例1で得たヒドラゾンの1種
(1モル)を1回に添加した。この全体を還流下に2〜
4時間、すなわちシリカゲル板上における出発化合物に
相当する着色が完全に消失するまで加熱し、次いで冷却
した。生成した沈殿を濾別し、母液を800戒に濃縮し
、水で21とし、かきまぜながら−夜装置して黒色の粘
稠な油状物のほかに付加的な少量の所望のケトンを得た
。固形物全体をエタノールで洗浄し、次いで第3表に示
す溶媒で再結晶した。また第3表には生成物の特性を示
した。
実13 冷却装置およびかきまぜ装置を取付けた41三ロフラス
コに実施例2で得た化合物2の1種(1モル)およびギ
酸エチル(1300d、大過剰)を導入し、次いで油中
の50%水素化ナトリウム(48g。
2モル)を緩徐に添加した。発熱反応が起り、この結果
ギ酸エチルが還流状態になった。30分間かきまぜた後
、再度水素化ナトリウム48gを添加し、反応を更に3
0分続けた。この反応混合物を冷却し、氷水2.52中
に注ぎ、生成した混合物を塩酸で酸性にした。生成した
沈殿を濾過、水洗および乾燥し、第4表に示す溶媒で再
結晶して黄色結晶を得た。生成物3の特性を第4表に示
した。
スW−1 4N三ロフラスコに実施例3で得たヒドロキシメチレン
誘導体の1種(1モル)、新たに精留したジメチルホル
ムアミド(960mf)および乾燥炭酸カリウム(49
8g、 3.5モル)を導入した。
この混合物を撹拌下に維持し、水浴で5°C以下に冷却
し、これに沃化イソプロピル(840g、 5モル)を
緩徐に添加した。添加終了時点で、約O″Cにおいてか
きまぜを6時間継続し、最後に常温に戻るにまかせた。
生成した沈殿を濾別し、アセトンで洗浄し、濾液を蒸発
させた。蒸発残留物および濾別した固形物を別個に再び
水中にとり、生成した沈殿を濾別し、−緒にして第5表
に示す溶媒で再結晶した。黄色のフレーク状または針状
の所望のイソプロピルエーテルが生成した。その特性を
第5表に示す。
ス淘」L−1 湿気から保護した三ロフラスコに実施例4で得たイソプ
ロピルエーテルの1種(0,175モル)をとり、これ
を無水エーテル(600d)に溶解した。この混合物を
水浴にて冷却し、撹拌下に維持し、これにメチルリチウ
ム(1,3Mエーテル?容?ff1538 d、すなわ
ち0.7モル)を緩徐に添加した。初期に認められた深
赤色は添加の終りに近ずくにつれて消失した。この反応
混合物を更に30分間かきまぜた後に、飽和塩化アンモ
ニウム溶液(22)中に注いだ。生成した混合物をエー
テルで数回抽出し、有機層を一緒にし、これを6N塩酸
200 mlの存在下に15分間かきまぜた。この結果
黒褐色沈殿が生成した。次いでアルカリFlpHになる
まで水酸化ナトリウム溶液を添加すると、沈殿は大きな
程変まで再溶解した。この全体をエーテルまたはクロロ
ホルムで抽出した。全有機層をN水酸化ナトリウム溶液
、次いで水で洗浄した。炭酸カリウム上で乾燥した後に
、溶媒を蒸発して残留固形物を得た。
誘導体5a、 5bおよび5cの場合には、この固形物
を最小量のベンゼンに溶解し、濾別し、次いで第6表に
示す溶媒で再結晶した。
誘導体5dに関しては、シリカゲルカラムおよび溶離液
であるメチレンクロリドを使用してクロマトグラフィー
を行い、クロマトグラフィーをプレート上に展開するこ
とにより精製した。はぼ純粋な所望のアルデヒドを含有
するフラクシヨンを蒸発した後に、残留物を再結晶した
。化合物5が黄色結晶の形態で生成した。その特性を第
6表に示した。
実[ 機械的撹拌装置および冷却装置を取付けた三ロフラスコ
に、実施例5で得たジヒドロカルバゾールの1種(0,
1モル)を乾燥ベンゼン(21)と共に導入し、沸騰し
て均一になるまで加熱した。次いで、活性化二酸化マン
ガン(15) (110g、 1.26モル)を−回に
添加し、かきまぜながら還流下に30分加熱し、次いで
フッド(hood)下に濾過した。二酸化マグネシウム
を洗浄除去した(アセトンまたはクロロホルムを使用し
、所要に応じて加熱した)。
全濾液を蒸発乾固し、残留物を再結晶して黄色の針状又
はプリズム状結晶を得た。化合物6の特性を第7表に示
した。
皇JJL−1 実施例6で得たアルデヒド6の1種を、ピペリジン(3
d)を含有する乾燥ピリジン(800d)に熔解し、全
体を還流状態になるまで加熱した。この混合物にマロン
酸(22,9g、 0.22モル)を添加し、ilする
まで加熱を15分間続けた。このマロン酸処理を再度2
回繰返した。従って全体で0.66モルのマロン酸を添
加した。溶媒を蒸発した後に、残留固形物を再度水に溶
解し、濾別、水洗、アセトン洗浄および乾燥を行い、次
いで再結晶または酢酸中で単に「熟成(digest)
 Jすることにより黄色微結晶を得た。化合物7の特性
を第8表に示す。
条3」[−1 3cm8d 参考例1で得たアクリル酸の1種(0,1モル)、トリ
エチルアミン(11,1g、 0.11モル)およびア
セトン(2601111)からなる混合物を氷−塩浴中
で0°Cに冷却した。クロルギ酸エチル(14,75g
、 0.136モル)をアセトン(90d)に溶解し、
次いで0°Cでかきまぜながらこの溶液を添加し、添加
終了1時間後に生成した不均一混合物をO″Cに維持し
、0°Cでアジ化ナトリウム(9,75g、 0.15
モル、最小量の水に溶解した)を滴下してこれと反応さ
せた。
添加終了1時間後に、冷却浴を取除き、混合物が常温に
戻った際に、これを水中に注ぎ、濾別、水洗および少量
のアセトンによる洗浄を行った。乾燥後に、このように
して得たアジ化物は微結晶の形態であり、これを更に精
製することな(次の反応に使用した。
皇[ 滴下漏斗、温度計および機械的かきまぜ機を取付けた三
ロフラスコにジフェニルエーテル(18M)およびトリ
ブチルアミン(4,1g、 22 ミリモル)を導入し
た。この混合物を240″Cに加熱し、この温度に一定
に維持した。この混合物を激しくかきまぜながら、50
”Cに加熱したジフェニル−エーテル中に参考例2で得
たアジ化物の1種(20ミリモル)を分散させた分散液
(50d)を緩徐に添加した。
添加終了時に全体を240〜250°Cに20分間維持
し、約半量のジフェニル−エーテルを減圧下に留出させ
、冷却し、ベンゼン(100d)添加後に生成した固形
物を濾別した。次いでピリド(4,3−b)カルバゾー
ル9を第9表に示す溶媒で再結晶した。しかし、化合物
9aの場合には、沸騰N水酸化カリウム溶液による従来
技術の処理により精製を容易に行うことができた。沸騰
N水酸化カリウム溶液により少量の酸7aを除去するこ
とができた。酸7aの存在は溶解度が小さいことから説
明される。使用した実験条件下では溶解度の小さいこと
が対応するアジ化物8aへの不完全な転化の原因である
。生成物9の特性を第9表に示した。
皇1−土 および10d 参考例3で得た1、2−ジヒドロ−1−オキソ−5−メ
チルピリド(4,3−b )カルバゾール9の1種(2
0ミリモル)をオキシ塩化リン(I I!、)中に懸濁
させ、全体をかきまぜながら還流状態になるまで加熱し
た。普通、溶液となり、次いで固形物が沈殿し、最後に
沈殿が再溶解した。第10表に示す還流時間の後に、過
剰のオキシ塩化リンを減圧下に除去し、固形残留物をク
ロロホルムの存在下に再度水に溶解した。
この混合物を常温において撹拌下に維持し、これにN水
酸化ナトリウム溶液をアルカリ性pHになるまで添加し
、赤色の消失および黄色の持続が認められるまでかきま
ぜた。生成した沈殿を濾別し、クロロホルム相を莫発さ
せ、この残留物を沈殿に加え、全体を第10表に示す溶
媒で再結晶した。化合物10の特性を第1O表に示した
会AjL」レニU :づ1 参考例10で得た塩素化化合物10の1種(500■)
に式: NHzl?+ (式中のR,は上述のものと同
一のものを示す)で表される所望のアミン9dまたは8
gを添加し、この混合物を第11表に示す温度および時
間で加熱した。所要に応じて15〜0.5 mm)Ig
の変動する真空下に過剰アミンを蒸発させた後に、残留
物を再度0.5N水酸化ナトリウム溶液100d中に溶
解し、生成した固形物を濾別、乾燥および再結晶した。
反応条件および生成した化合物の特性を第11表に示し
た。
化合物27のビマレエートは次の方法により製造した:
化合物27をアルコールに溶解した。別個の2個の等モ
ル量の10%過剰のマレイン酸をアルコールに溶解した
。この2個の溶液を混合した。しばらくした後に沸騰さ
せ、次いで冷却した。生成した化合物すなわち晶出した
化合物は化合物27のビマレエートで、その融点は約1
70°Cであった。
50〜55°Cに加熱した水浴中にエタノール100成
を保持し、このエタノールにベンジルオキシル化化合物
24または28(1ミリモル)を溶解し、この溶液に3
0%パラジウム木炭40■を添加し、常圧で水素雰囲気
下に4時間かきまぜた。触媒を濾過し、溶媒を蒸発させ
、残留物をキシレンで再結晶して淡黄色微結晶を得た(
第11表)。
〒続補正書3方”ゝ ;= 昭和62年 9月 7日 特許庁長官  小  川  邦  夫  殿1゜事件の
表示 昭和62年特許顕第 45413  号2、発明の名称 アルデヒド官能基を有するカルバゾールおよびその製造
方法3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 名 称  アジャンス・ナショナール・ド・バロリザシ
オン・ド・う・ルシエルシェ(アンパール) 4、代理人

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のR_2は水素原子、低級アルキル基またはアル
    キル置換基が低級アルキル基であるアルアルキル基、R
    _3は水素原子または−CH_3基を示す)で表される
    アルデヒト官能基を有するカルバゾール。 2、R_3が水素原子を示す特許請求の範囲第1項記載
    のカルバゾール。 3、次の一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のR_2は水素原子、低級アルキル基またはアル
    キル置換基が低級アルキル基であるアルアルキル基、R
    _3は水素原子または−CH_3基を示す)で表される
    アルデヒト官能基を有するカルバゾールを製造するに当
    たり、 (1)次式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のR_2は上述のものと同一のものを示す)で表
    されるフェニルジアゾニウムクロリド (4位が置換されているもの)と1位にアミン置換基を
    有するシクロヘキセンとを反応させ、 (2)第1工程で得た次式; ▲数式、化学式、表等があります▼ 1 (式中のR_2およびR_3は上述のものと同一のもの
    を示す)で表されるアリールヒドラゾンを強酸媒質中で
    加熱下のインドール化により転化し、 (3)第2工程で得た次式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 2 (式中のR_2およびR_3は上述のものと同一のもの
    を示す)で表される1−オキソ−1,2,3,4−テト
    ラヒドロ−カルバゾールを強塩基の存在下にギ酸エチル
    によりアシル化し、(4)生成した次式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 3 (式中のR_2およびR_3は上述のものと同一のもの
    を示す)で表される1−オキソ−2−ヒドロキシメチレ
    ン−1,2,3,4−テトラヒドロ−カルバゾールをハ
    ロゲン化アルキルによりエステル化し、 (5)第4工程で得た次式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 4 (式中のR_2およびR_3は上述のものと同一のもの
    を示す)で表される1−オキソ−2−アルコキシメチレ
    ン−3,4−ジヒドロ−カルバゾール、特に1−オキソ
    −2−イソプロポキシメチレン−3,4−ジヒドロ−カ
    ルバゾールを、4モル当量のメチルリチウムで処理し、
    次いで酸加水分解およびアルカリ性加水分解を順次行い
    、 (6)第5工程で得た次式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 5 (式中のR_2およびR_3は上述のものと同一のもの
    を示す)で表される1−メチル−2−ホルミル−3,4
    −ジヒドロ−カルバゾールをパラジウム木炭または二酸
    化マンガンで処理して出発化合物の芳香族化を連成する ことを特徴とするアルデヒド官能基を有するカルバゾー
    ルの製造方法。 4、1位に置換基を有する上記シクロヘキセンが次式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のR_3は上述ものと同一のものを示す)で表さ
    れる1−N−モルホリノ−シクロヘキセンである特許請
    求の範囲第3項記載の製造方法。 5、第4工程で使用するハロゲン化アルキルが沃素化イ
    ソプロピルである特許請求の範囲第3項記載の製造方法
JP62045413A 1978-09-21 1987-03-02 アルデヒト官能基を有するカルバゾ−ルおよびその製造方法 Granted JPS6345254A (ja)

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