JP2003192604A - タマネギの有効成分を製造する方法、その製法によるタマネギの有効成分及び糖尿病患者用保健食品 - Google Patents

タマネギの有効成分を製造する方法、その製法によるタマネギの有効成分及び糖尿病患者用保健食品

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タマネギの有効成分を多量に抽出することが
出来る方法、その製造方法により製造される多量のタマ
ネギの有効成分及びその製造方法により製造されるタマ
ネギの有効成分を主成分とする糖尿病患者用保健食品を
提供すること。 【解決手段】 タマネギの生鱗茎を収穫した後、水洗
し、剥皮し、所定の大きさに破砕することによりタマネ
ギからその有効成分を製造する方法において、(イ)当
該タマネギを圧搾、又は遠心分離により搾汁する工程
と,(ロ)当該(イ)の方法により作られたタマネギの
搾汁液と減圧濃縮により濃縮してタマネギの成分を得る
工程と,(ハ)当該減圧濃縮の際、留出してくる留分を
採取する工程と,(ニ)当該(ハ)の工程により採取さ
れた留分を、当該(ロ)の工程により得たタマネギの成
分に添加し、混合する工程と,から製造されること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タマネギの有効成
分を製造する方法、その製造方法により得られたタマネ
ギの有効成分及びタマネギの有効成分を主成分とする糖
尿病患者用保健食品に関する。
【0002】
【従来の技術】タマネギは、野菜として広く使用されて
いるが、その成分のなかには人体に有効な成分があるこ
とが知られている。たとえば血糖低下作用、脂質低下作
用、血小板凝集抑制作用、フィブリン溶解作用、抗アレ
ルギー作用及び骨粗鬆症抑制作用等の作用、効果がある
ことが知られている。
【0003】又、タマネギの成分が糖尿病による合併症
の予防及び治療に効果のあることも知られている(特開
平10−77232号)、この先行文献には低温低圧で
濃縮して得られたエキスが使用されている。
【0004】前記先行文献には、最近、糖尿病の合併症
(網膜症、神経障害、腎症)の原因として生体内の糖の
カルボニル基とアミノ酸及び蛋白のアミノ基とが反応す
るメーラード反応(アミノカルボニル反応)による生成
物(AGE,advanced glycated protein end-products,
以下AGE)のことが記載されている。このAGEについて以
下さらに詳しく説明する。
【0005】AGEは、血管内皮細胞に作用し、血管透過
性、血液凝固性を促進し、またマクロファージや網膜色
素上皮細胞に作用して、各種サイトカイン、増殖因子の
産生を増加させて、血管の新生を誘導して網膜症の進行
を促進させ、さらに、高血糖により神経構成蛋白にグリ
ケーションが生ずると、神経の軸索の萎縮、変性、脱髄
などを生起させ、またAGEは、内皮細胞のAGE受容体に結
合して活性酸素を生成する。そのため、神経障害を生じ
させるものである。
【0006】またマクロファージは、AGEを貪食し分解
するが、一方受容体を介して各種サイトカインや成長因
子を分泌して腎臓のメサンギウム細胞を増殖させ、さら
にメサンギウム細胞から各種の基質の分泌増加を促進さ
せるものである。しかも、メサンギウム細胞にも受容体
があるので、これを介してサイトカイン、増殖因子の産
生を促進させ、その結果、細胞外基質産生を増加させる
ものである。この基質にAGEが作用すると、基質の蛋白
間の結合異常が生じて糸球体に構造異常、機能異常が生
ずる。このように、AGEは、糖尿病及び糖尿病の合併症
に関与しているものであることが知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、タマネギ
の成分には血糖低下作用のみでなく、糖尿病の合併症に
有効なグリケーション抑制作用あるいはメーラード反応
抑制作用があることが知られている。又前記文献(特開
平10−77232号)のようにタマネギの成分を有効
成分とする糖尿病による合併症の予防及び治療薬が発明
されているが、前記文献に記載されているタマネギ成分
はタマネギ搾汁液を低温低圧で濃縮して得られた成分で
ある。又、現在一般に使用されているタマネギエキス食
品もすべて低温あるいは高温で減圧乾燥させて得られた
タマネギエキス粉末を使用している。ここで我々が提起
する課題は、単に減圧乾燥のみで得られたエキス粉末に
は糖尿病に有効な成分が十分含まれていないこと、つま
りその製造過程で有効な成分が水蒸気と共に気化し失わ
れてしまうため十分な効果を有する保健食品を得ること
ができない、という点である。
【0008】収穫したタマネギを切断・破砕して細胞を
破壊すると、細胞質に存在していた酵素C−Sリアーゼ
が放出し、その酵素反応によりタマネギに本来含まれて
いる成分であるS−アルキルシステイン スルフォキサ
イド(イソアリイン等)が100種以上の有機硫黄化合
物,つまりプロペニル スルフェン酸(催涙性因子)、
S−アルキルチオスルフィネート、アルキルジスルファ
イド、アルキルトリスルファイド等に変化する。これら
のうち比較的分子量の小さい有機硫黄化合物は揮発性に
富み、水溶液中で水和物となり、水蒸気蒸留すると水分
子と共に気化し留分中に移行し、エキス粉末から失われ
てしまう。我々は、この留分中に含まれる有機硫黄化合
物(オイル分画という)が、血糖低下作用と強力なメー
ラード反応抑制作用を有することを確認した(後述実施
例2)。特に、オイル分画のメーラード反応抑制作用を
発見したのは我々が最初である。
【0009】そこで、本発明は、タマネギの有効成分を
多量に抽出することが出来る方法、その製造方法により
製造される多量のタマネギの有効成分及びその製造方法
により製造されるタマネギの有効成分を主成分とする糖
尿病患者用保健食品を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明で使用されるタマ
ネギは、その種類、産地、収穫時期などに限定されな
い。本発明(請求項1〜4)においては、タマネギの生
鱗茎を収穫した後、水洗し、剥皮する。次に、適当な大
きさに破砕し、圧搾または遠心分離などにより搾汁す
る。得られたタマネギ搾汁を減圧濃縮により濃縮してタ
マネギの成分を得る。
【0011】タマネギ搾汁の減圧濃縮は、例えば40〜
95℃の加熱温度、及び10〜36mmHgの圧力で行われ
る。濃縮度は、特に限定されないが、濃縮したエキス中
の水溶性固形分が30〜75重量%の範囲が好ましい。
【0012】本発明では、この減圧濃縮の際、40〜8
0℃好ましくは60〜75℃の温度及び10〜36mmHg
好ましくは15〜29mmHgの圧力で留出してくる留分
(以下、初留分という)を採取する。採取に当たって
は、初留分をそのまま採取してもよいが、好ましくは活
性炭又は珪藻土などに吸着させ、有機溶媒例えばエタノ
ールなどで溶出し、溶出液から溶媒を除いて得る。初留
分の生成量は、生のタマネギの重量に基づいて0.01
〜0.02重量%である。そして、得られた初留分を、
減圧濃縮により得られた留分に添加し混合することによ
り、本発明のタマネギの有効成分が得られる。
【0013】又、本発明(請求項5及び6)において
は、タマネギの化学的成分は百種類以上あり、それらは
加工調理あるいはエキス抽出の過程で変化する。従って
タマネギの抗糖尿病有効成分を研究する方法として下記
の3つの分画を対象とし、これら分画の抗糖尿病作用を
検討した。
【0014】(1)タマネギを加熱処理せずそのまま粉
砕・搾汁し、その搾汁液を濃縮して得た分画(以下C分
画という)。 (2)タマネギを加熱処理し酵素(C−Sリアーゼ)を
失活させた後、粉砕・搾汁し、その搾汁液を濃縮して得
た分画(以下C’分画という)。 (3)前記C分画を減圧水蒸気蒸留で乾燥させた時、蒸
発した揮発性成分を捕集して得た分画(以下オイル分画
という)。
【0015】上記のC’分画はタマネギをまず加熱して
C−Sリアーゼを不活性化させておいてから搾汁・濃縮
・乾燥させて得た分画でイソアリイン(前述の化学反応
の前駆物質)などを多く含むものである。
【0016】C分画は加熱処理をしないためC−Sリア
ーゼによって前述の化学反応が生じ、イソアリインはプ
ロペニル スルフェン酸(催涙性因子)やS−アルキル
チオスルフィネート、アルキルジスルファイド、アルキ
ルトリスルファイドなどの多種類の硫黄化合物に変化
し、C分画搾汁液にはこれらがふくまれるものである。
【0017】又これを減圧水蒸気蒸留で乾燥するときそ
の過程で揮発性成分は水蒸気と共に蒸発してしまう。そ
こでこの蒸発した揮発性成分を捕集して得た分画がオイ
ル分画である。前記した有機硫黄化合物が糖尿病及び糖
尿病の合併症に有効なのであるが減圧水蒸気蒸留で乾燥
するとき、水分と一緒にこの有機硫黄化合物も蒸発し、
有効成分がなくなってしまうのでそれを捕集しなければ
ならないのである。
【0018】そこで、本発明(請求項5〜6)は、タマ
ネギを加熱処理せずそのまま粉砕・搾汁し、その搾汁液
を濃縮して得た成分(C分画)に、当該搾汁液を濃縮し
て得た成分を減圧水蒸気蒸留で乾燥させた時、蒸発した
揮発性成分を捕集して得た成分(オイル分画)を添加す
ることであり、さらにタマネギを加熱処理し酵素を失活
させた後、粉砕・搾汁し、その搾汁液を濃縮して得た成
分(C‘分画)に、前記タマネギを加熱処理せずそのま
ま粉砕・搾汁し、その搾汁液を濃縮して得た成分を減圧
水蒸気蒸留で乾燥させた時、蒸発した揮発性成分を捕集
して得た成分(オイル分画)を添加することにある。
【0019】このように、本発明はいずれも有機硫黄化
合物を多量に含むので糖尿病及びその合併症に効果を発
揮するものである。本発明(請求項7)は前記の製造方
法により製造されたタマネギの有効成分そのものも対象
とするものである。
【0020】本発明(請求項8)のタマネギの有効成分
を主成分とする糖尿病患者用保健食品は、例えば、粉
末、顆粒、細粒、錠剤、カプセルなどの従来の剤型にし
て使用することが出来る。これらの剤型の製造には、従
来行われている方法が用いられる。例えば、錠剤の製造
では、本発明のタマネギの有効成分に従来添加物として
使用されている物を加えて十分に混合する。
【0021】添加物としては、例えば、とうもろこし澱
粉、コムギ澱粉、馬鈴薯澱粉、乳糖、ブドウ糖、マンニ
トール、炭酸カルシウム、硫酸カルシウムなど;結合剤
例えば澱粉類、デキストリン、アラビアガム、トラガン
トガム、アルギン酸ナトリウム、ゼラチン、メチルセル
ロース、エチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポ
リビニルアルコール、など;崩壊剤例えば澱粉類、ポリ
ビニルピロリドン、結晶セルロースなど;滑沢剤例えば
ステアリン酸マグネシウム、タルクなど;着色剤、香料
などが挙げられる。得られた混合物を湿式または乾式で
顆粒とするかまたはすることなく、打錠機にかけて打錠
し、錠剤とする。錠剤中のタマネギの有効成分の量は、
任意でよい。
【0022】本発明のタマネギエキスは従来から食品と
して使用されてきており、毒性は殆ど認められない。
【0023】
【実施例】以下実施例について記述する。 実施例 1−1 オイル分画の作製 北海道産タマネギ11kgを水洗機で2回水洗した。次
に、川を剥き、フェザーミルで破砕し、得られた破砕物
を搾汁機により搾汁して、搾汁10.3kg(ブリック
ス:7.6)を得た。遠心薄膜式減圧濃縮機を用いて、
減圧濃縮した。60〜70℃の温度及び15〜29mmHg
の圧力で留出してくる成分を活性炭層を通して吸着させ
た。吸着物をエタノールで溶出させて、得られた溶液か
らエタノールを蒸発により除去し、残存する成分1.6
gを採取した。
【0024】実施例 1−2 C分画の作製 加熱温度92℃、蒸発温度42℃及び圧力15mmHgで減
圧濃縮を行い、C分画1.1kgを得た。
【0025】実施例 1−3 C‘分画の作製 北海道産タマネギ10kgを水洗機で2回水洗し直ちに
釜に入れ100℃で加熱し煮沸させた。得られた煮沸ず
みタマネギをフェザーミルで破砕し搾汁機で搾汁して、
搾汁液9.5kgを得た。遠心薄膜式減圧濃縮機を用い
て、加熱温度92℃、蒸発温度42℃及び圧力15mmHg
で減圧濃縮を行いC‘分画0.9kgを得た。
【0026】実施例 2 抗糖尿病作用の研究 試験1. メーラード反応抑制作用(グリケーション抑
制作用)
【緒言】3つのタマネギ抽出分画がin vitro でのメー
ラード反応に対し抑制効果を示すかどうかを2つの方法
で検討した。即ち、メーラード反応初期に生成する極微
弱化学発光〔参照文献:Monnier, V.M.(1989). The Mai
llard Reaction inAging, Diabetes and Nutrition (e
d.Baynes, J.W. and Monnier, V.M.,p.l, Alan R. Lis
s.)〕に対する影響と酵素免疫法による糖化アルブミン
の測定(サンドウイッチ法)である。(1)前者におい
ては、反応系としてメチルグリオキザール-メチルアミ
ン系とメチルグリオキザール-グリシン系を用いた。後
者においては、ラットアルブミンにグルコースをアミノ
カルボニル反応によって結合させて作製したラット糖化
アルブミン([0004]に詳述したAGEとして捉える
ことができる物質)のみと交差性のあるモノクロナール
抗体(クローン:A717)を用い、これをコーティングし
たアッセイチューブに試料を添加し抗原抗体反応を行わ
せた後チューブを十分洗浄して未反応物質を除去し抗ラ
ットアルブミンHRP活性により検量線を作成し試料中の
糖化アルブミン量を測定する方法である。しかし、この
方法ではグルコースとアルブミンによる糖化アルブミン
生成反応に時間がかかるため、これを短縮する目的でよ
り簡単なカルボニル化合物としてグリセルアルデヒドお
よびグリオキザールを用いた予備試験の結果、グリセル
アルデヒドでAGE活性が大きいことが確認されたのでこ
の方法を用いて検討した。
【0027】
【試験方法】メーラード反応初期に生成する極微弱化
学発光に対する影響:反応系としてメチルグリオキザー
ル-メチルアミン系とメチルグリオキザール-グリシン系
を選びそれらの当モル液を弱アルカリ性、定温にて反応
させ生成する発光を超高感度検出器(アロカBLR201ケミ
ルネッセンスリーダー)にて経時的に測定した。メチル
グリオキザール-メチルアミン系では反応開始後4−5
分、メチルグリオキザール-グリシン系では開始後数秒
でピークを示した。そこで、上記3分画について、Cお
よびC’分画は蒸留水で100倍希釈したもの、オイル
分画は50%エタノールで適宜希釈したものを試料とし
てそれぞれの反応系の発光がピークを示した時点におい
て反応液1000μlに試料液50μlを添加し、直後の
発光を測定した。 ラット糖化アルブミンを用いた生物学的反応系におけ
る影響:オイル分画添加時のAGEの測定を行った。ラッ
トアルブミン5mgをリン酸緩衝液25mlに溶解し5mgの
グリセルアルデヒドとオイル分画10μlを加え、室温
で攪拌した。オイル分画を加えない試料をコントロール
とし、これらの試料中のAGEを上記のサンドウイッチ法
で測定した。
【0028】
【試験結果】各分画の発光消失率を図1および図2に
示した。オイル分画とC分画に発光の抑制が認められ、
特にオイル分画には用量依存性の抑制がみられた。C’
分画は発光をむしろ増大させた。 AGEの吸光度(450nm)は、オイル分画添加試料では、
0.338(305.2μg/ml)、コントロールでは、0.895(808
μg/ml)であった。オイル分画に糖化抑制作用が認めら
れた。
【0029】
【考察】オイル分画とC分画にメーラード反応抑制作用
がみられ、C’分画にはむしろ増大させる作用が認めら
れた。このことはタマネギ抽出過程の酵素反応により生
成する物質に糖化抑制作用があることを示している。さ
らに、オイル分画に強力なメーラード反応抑制作用がみ
られたことから揮発性成分に強力な糖化抑制作用がある
ことを示唆している。オイル分画のこの作用はラット糖
化アルブミンを用いた生物学的反応系においても証明さ
れた。前述のようにメーラード反応の抑制は糖尿病合併
症の予防に関与する。また、オイル分画にメーラード反
応を強力に抑制する作用があることを証明した本実験結
果はこれまで報告されておらず我々の得た新しい知見で
ある。従って、オイル分画を添加した食品を製造すれば
糖尿病合併症の予防食が得られる。
【0030】試験2.正常ラットにおけるC’分画の血
糖低下作用
【緒言】タマネギ抽出物の血糖低下作用に関するこれま
での研究報告はC-Sリアーゼによる酵素反応を受けた後
の試料についてのみである。今回われわれは酵素反応を
受けていないC’分画について、単回投与と慢性投与に
よる血糖低下作用を検討した。
【0031】
【試験方法】単回投与試験:ウイスター系ラット12
匹を2群に分け(1群6匹)1群にブドウ糖負荷試験前
にC’分画0.5ml/ラット(生タマネギ1g/kgに相当)
を経口ゾンデで投与し、他群には同量の生理的食塩水を
投与した(対照群)。ネンブタール麻酔下ブドウ糖5ml
/kgを静脈注射してブドウ糖負荷後、血糖値と血中イン
スリンを測定した。 慢性投与試験:ウイスター系ラット12匹を2群に分
け(1群6匹)、1群にはC’分画0.5ml/rat/dayを
7日間経口ゾンデにて連続投与し、他の1群には同量の
生理的食塩水を投与した(対照群)。両群について血糖
値と血中インスリンを測定した。
【0032】
【試験結果】C’分画投与群の血糖値は対照群に比し
糖負荷後30分と45分において有意に低値(それぞれp<
0.01,p<0.05)を示した。血中インスリンは5分後にお
いて対照群に比し高い傾向がみられた。 C’分画7日間投与後の糖負荷試験後の血糖値と血中
インスリン値の推移を対照群と比較すると負荷30分後の
血糖値は有意に(p<0.05)低下したが、血中インスリン
は10分後において高い傾向はみられたが有意ではなかっ
た。
【0033】
【考察】今回の結果よりタマネギ抽出物のうち酵素反応
を受けていない分画であるC’分画にも血糖低下作用が
認められた。1995年Augustiら(参照文献:Kumud Kumar
i and Biju C Mathew, Antidiabetic and hypolipidemi
c effects of S-methyl cysteine sulfoxide isolated
from Allium cepa Linn, Indian Journal of Biochemis
try & Biophysics, Vol.32, February 1995, pp.49-5
4)は前駆物質であるS-methyl cysteine sulfoxide に
血糖低下作用のあることを報告しており、今回の結果は
これを支持するものである。
【0034】試験3.正常ラットにおけるオイル分画の
血糖低下作用
【緒言】試験1.の結果から強力な糖化抑制作用が認め
られたオイル分画について、抗糖尿病機能性食品素材と
して期待される血糖低下作用を検討した。
【0035】
【試験方法】生後10週齢のSD系雌ラットを2群に分
け、ブドウ糖負荷試験前に1/10希釈液および対照と
して生理食塩水を投与した群とした(各群6〜7匹)。
オイル分画(1/10希釈液)または生理食塩水0.25ml
/ratをブドウ糖負荷約1時間前に経口ゾンデで投与し
た。ネンブタール麻酔下でブドウ糖負荷後、血糖値と血
中インスリンを経時的に測定した。
【0036】
【試験結果】オイル分画(1/10希釈液)の影響:オ
イル分画(1/10希釈液)投与群と対照群の血糖値、
血中インスリンの経時的変化を、それぞれの平均値で比
較した(図3および図4)。血糖値は、両群ともブドウ
糖負荷5分後に上昇が見られ、その後は時間の経過とと
もに降下した。糖負荷前、5分後、30分後、45分後
のすべてにおいて両群間に有意差はみられなかった。血
中インスリンは、両群とも糖負荷5分後に上昇が見ら
れ、30分後にかけて降下し、45分後にはやや上昇を
示した。糖負荷5分後において、オイル分画(1/10
希釈液)投与群は対照群に比べて、有意に低値を示し
た。30分後、45分後においては、有意差は認められ
なかったものの、低値を示した。
【0037】
【考察】オイル分画(1/10希釈液)の影響 オイル分画(1/10希釈液)投与は血糖値の推移にお
いては対照群と差がなく、血中インスリンはむしろ低値
を示した。そこで、オイル分画(1/10希釈液)投与
群、対照群各々の、全血糖上昇面積に対する全インスリ
ン分泌面積(ΣIRI/ΣBS)を算出し、比較した結果オ
イル分画(1/10希釈液)投与群は0.0068で対照群の
0.012に比べて、有意差は認められなかったものの低値
を示しインスリン感受性の増加が示唆された。以上の基
礎実験の結果と従来からの報告をもとに3分画の生理活
性をまとめ、図5に示した。
【0038】実施例 3 糖尿病患者用タマネギ保健食
品の作製 糖尿病患者用タマネギ保健食品の処方 上記の試験結果からC分画あるいはC’分画にオイル分
画を添加して製造した食品は糖尿病患者に対して血糖低
下作用とインスリン感受性増強作用が期待されるが、さ
らに重要なことは糖化抑制作用によって糖尿病合併症が
予防されることである。このような観点からわれわれは
下記製造例に示す如くタマネギ抽出食品、即ち糖尿病患
者用保健食品を作製した。
【0039】製造例 タマネギ加熱処理搾汁液の乾燥物(C‘分画)2.2kg、
オイル分画1.4gに乳糖0.55kgを撹拌装置に投入し、
十分に攪拌し、均一な混合物とした。これを打錠機にて
1錠中のタマネギ加熱処理搾汁液の乾燥物が160mgおよ
びオイル分画が0.1mgになるように打錠した。約1万3
500錠の錠剤の形態をしたタマネギ抽出食品を得た。
【0040】実施例 4 糖尿病患者用タマネギ保健食
品の臨床効果の検討 実施例3で作製した糖尿病患者用保健食品(以下、本食
品という)の2型糖尿病患者に対する効果を検討するた
めに本試験を行った。22例の2型糖尿病患者(男10
例、女12例、年齢45〜76才、平均64.6歳)を
対象として選択した。本食品の摂取方法としては、1日
当り20錠を早朝空腹時に20錠1回、あるいは早朝空
腹時と夕食前の2回に分けて各10錠を摂取させた。摂
取前および摂取開始後4週毎に24週まで食後2時間血
糖値とA1c値(HbA1c)を測定した。食後2時間血糖値
の推移は、摂取前284±85mg/dlであったもの
が4週後には211±78mg/dlに低下し、これは
統計学的に優位な低下であった。その後4週毎に徐々に
低下し24週後の値は174±66mg/dlとなっ
た。HbA1cは、摂取前9.4±2.0%であったものが
4週後には7.7±1.7%になった。8週後には7.
5±1.5%、12週後には6.9±1.6%となりこ
の2時点では統計学的に有意な低下を示した。24週後
においては6.7±1.3%であった。この試験を通じ
て臨床的な副作用は見られず、また低血糖発作もなかっ
た。以上の結果から、本食品は2型糖尿病患者の食後高
血糖の抑制とこれによる血糖コントロール状態の改善が
認められる。特に、HbA1c値は血中のグルコースと蛋白
であるヘモグロビンが結合した糖化ヘモグロビンであ
り、これが低下(改善)することは血糖コントロール状
態の改善のみでなく本食品のグリケーション抑制作用
(あるいはメーラード反応抑制作用)を示しているもの
と考えられる。つまり、糖尿病合併症の予防あるいは進
展防止に本食品が有効であることを示唆するものと考え
られる。
【0041】本試験は、2型糖尿病患者についておこな
われたが、境界型糖尿病(糖負荷試験の結果が糖尿病と
正常人との間にある糖尿病予備群)の患者に対しても血
糖コントロールの改善効果とグリケーション防止効果が
期待できる。本食品は、糖尿病患者のみならず境界型糖
尿病患者用の保健食品である。
【図面の簡単な説明】
【図1】メチルグリオキザール−メチルアミン系におけ
るタマネギ抽出物の化学発光消失率を示す図である。
【図2】メチルグリオキザール−グリシン系におけるタ
マネギ抽出物の化学発光消失率を示す図である。
【図3】血糖値の推移を示す図である。
【図4】インスリン値の推移を示す図である。
【図5】3つの分画の生理活性を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 干夫 東京都杉並区阿佐ヶ谷南1−9−17 (72)発明者 斉藤 嘉美 東京都文京区向丘1−20−6−201 Fターム(参考) 4B016 LC07 LE05 LG05 LP01 LP02 LP13 4B018 LB10 LE05 MD53 ME03 MF01 MF06 4C088 AB87 AC13 BA07 CA02 CA11 CA12 CA15 NA14 ZC35

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タマネギの生鱗茎を収穫した後、水洗
    し、剥皮し、所定の大きさに破砕することによりタマネ
    ギからその有効成分を製造する方法において、(イ)当
    該タマネギを圧搾、又は遠心分離により搾汁する工程
    と,(ロ)当該(イ)の方法により作られたタマネギの
    搾汁液と減圧濃縮により濃縮してタマネギの成分を得る
    工程と,(ハ)当該減圧濃縮の際、留出してくる留分を
    採取する工程と,(ニ)当該(ハ)の工程により採取さ
    れた留分を、当該(ロ)の工程により得たタマネギの成
    分に添加し、混合する工程と,から製造されることを特
    徴とするタマネギの有効成分を製造する方法。
  2. 【請求項2】 タマネギの生鱗茎を収穫した後、水洗
    し、剥皮し、所定の大きさに破砕することによりタマネ
    ギからその有効成分を製造する方法において、(イ)当
    該タマネギを圧搾、又は遠心分離により搾汁する工程
    と,(ロ)当該(イ)の方法により作られたタマネギの
    搾汁液と減圧濃縮により濃縮してタマネギの成分を得る
    工程と,(ハ)当該減圧濃縮の際、留出してくる留分を
    活性炭または、珪藻土に吸着させ、有機溶媒で溶出し、
    溶出液から溶媒を除いて得た留分を採取する工程と,
    (ニ)当該(ハ)の工程により採取された留分を、当該
    (ロ)の工程により得たタマネギの成分に添加し、混合
    する工程と,から製造されることを特徴とするタマネギ
    の有効成分を製造する方法。
  3. 【請求項3】 前記減圧濃縮が40〜95℃の加熱温度
    及び10〜36mmHgの圧力で行われることを特徴とする
    請求項1又は2記載のタマネギの有効成分を製造する方
    法。
  4. 【請求項4】 前記有効溶媒がエタノールであることを
    特徴とする請求項1又は2記載のタマネギの有効成分を
    製造する方法。
  5. 【請求項5】 タマネギの生鱗茎を収穫した後、水洗
    し、剥皮し、所定の大きさに破砕することによりタマネ
    ギからその有効成分を製造する方法において、(イ)当
    該タマネギを加熱処理せず、そのまま粉砕・搾汁する工
    程と,(ロ)当該(イ)の方法により作られたタマネギ
    の搾汁液を濃縮する工程と,(ハ)当該搾汁液を濃縮し
    て得た成分を減圧水蒸気蒸留で乾燥させる工程と,
    (ニ)当該減圧水蒸気蒸留で乾燥させた際、蒸発した揮
    発性成分を採取する工程と,(ホ)当該(ロ)の工程に
    より抽出される成分に、当該(ニ)の工程により抽出さ
    れる成分を添加する工程と,から製造されることを特徴
    とするタマネギの有効成分を製造する方法。
  6. 【請求項6】 タマネギの生鱗茎を収穫した後、水洗
    し、剥皮し、所定の大きさに破砕することによりタマネ
    ギからその有効成分を製造する方法において、(イ)当
    該タマネギを加熱処理し酵素を失活させた後、粉砕・搾
    汁する工程と,(ロ)当該(イ)の方法により作られた
    タマネギの搾汁液を濃縮する工程と,(ハ)当該搾汁液
    を濃縮して得た成分を減圧水蒸気蒸留で乾燥させる工程
    と,(ニ)当該減圧水蒸気蒸留で乾燥させた際、蒸発し
    た揮発性成分を採取する工程と,(ホ)当該(ロ)の工
    程により抽出される成分に、当該(ニ)の工程により抽
    出される成分を添加する工程と,から製造されることを
    特徴とするタマネギの有効成分を製造する方法。
  7. 【請求項7】 前記請求項1〜6の製造方法により製造
    されることを特徴とするタマネギの有効成分。
  8. 【請求項8】 前記請求項1〜6の製造方法により製造
    されるタマネギの有効成分を主成分とすることを特徴と
    する糖尿病患者用保健食品。
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