JP2003191745A - 車輌用ヒーターコントロール装置 - Google Patents

車輌用ヒーターコントロール装置

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JP2003191745A JP2001396332A JP2001396332A JP2003191745A JP 2003191745 A JP2003191745 A JP 2003191745A JP 2001396332 A JP2001396332 A JP 2001396332A JP 2001396332 A JP2001396332 A JP 2001396332A JP 2003191745 A JP2003191745 A JP 2003191745A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒーターユニットがヒーターコントロール装
置の真後ろに近接して配置された場合であっても、操作
ノブに連動するレバーの動きをヒーターユニット側に伝
えるためのコントロールケーブルに大きな曲げ負荷がか
かることを防止できる車輌用ヒーターコントロール装置
を提供する。 【解決手段】 ベース体21には、操作ノブ22に連動
するレバー28と、コントロールケーブル40における
アウターケーブル41の一端を固定するクランプ部33
とを設ける。クランプ部33は、ヒーターユニット50
のインナーケーブル取付部51からクランプ部33まで
の距離が該インナーケーブル取付部51からレバー28
までの距離よりも大きくなるように、ベース体21上に
配置する。ベース体21には、一端がレバー28に連結
されたリンク部材31を、アウターケーブル41の一端
から引き出されるインナーケーブル42の引出し、引き
入れ方向に沿って摺動可能に設け、リンク部材31の他
端にインナーケーブル42の端部を連結した構成として
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌の空気調和状
態を制御するヒーターユニットを車室内で適宜に調節す
るためのヒーターコントロール装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車輌用空気調和状態を制御するヒ
ーターユニットを車室内で適宜に調節するためのヒータ
ーコントロール装置としては、回転式の操作ノブに連動
する回転ギアに連結されたケーブルによって、該ケーブ
ルの他端が連結されたヒーターユニットを制御すること
により、車室内の空気調和状態を調節するものが知られ
ている(実開平3−112409号参照)。
【0003】図7及び図8は従来の車輌用ヒーターコン
トロール装置の構成例を示したものである。この車輌用
のヒーターコントロール装置は、ベース体1の前面に送
風力切換用の回転式操作ノブ2、送風口切換用の回転式
操作ノブ3、温度切換用の回転式操作ノブ4、内外気切
換用の左右スライド式操作ノブ5等を備えており、これ
らの操作ノブ2〜5を車室内で操作できるようになって
いる。
【0004】これらの操作ノブのうち、送風口切換用の
回転式操作ノブ3は、コントロールケーブル10を介し
てヒータ−ユニット6を調節できるように構成されてい
る。すなわち、ベース体1の後面側には、操作ノブ3に
連動して回動するレバー7が設けられている。
【0005】一方、コントロールケーブル10は、アウ
ターケーブル11の一端がベース体1に設けられたクラ
ンプ部9に固定され、インナーケーブル12の一端がレ
バー7の先端部に連結されており、また、インナーケー
ブル12の他端はヒーターユニット6のケーブル取付部
8に連結されている。これにより、レバー7の回動に応
じてヒーターユニット6を調節するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図7に示すように、ヒ
ーターユニット6はレイアウト上、ヒーターコントロー
ル装置の真後ろに近接して設置されることが多い。この
ため、特にレバー7とヒーターユニット6のケーブル取
付部8との距離が短くなり、コントロールケーブル10
のアウターケーブル11を固定するクランプ部9がベー
ス体1の外枠周辺に設置される場合には、クランプ部9
で固定されたコントロールケーブル10を、クランプ部
9から小さな曲率半径でほば直角方向に撓ませる必要が
ある。
【0007】このことから、コントロールケーブル10
の座屈強度を上げる必要があることから、インナーケー
ブル12を強度の高いヨリ線とする必要があるが、反
面、コントロ−ルケ−ブル10の曲率半径を小さくする
程アウタ−ケ−ブル11に対するインナ―ブル12の摺
動摩擦抵抗が大きくなるため、その曲率半径を小さくす
ることには限度がある。
【0008】したがって、コントロールケーブル10を
所定の大きさに撓めた状態で使用することになるが、こ
のようにするとコントロ−ルケ−ブル10がヒ−タ−コ
ントロ−ル装置やヒ−タ−ユニット6の側方に張り出す
ため、他の装置部品の組付けの邪魔となるなどの問題が
あった。
【0009】したがって、本発明の目的は、ヒーターユ
ニットがヒーターコントロール装置の真後ろに近接して
配置された場合であっても、操作ノブに連動するレバー
の動きをヒーターユニット側に伝えるためのコントロー
ルケーブルが他の装置部品の組付けに邪魔とならず、か
つ、大きな曲げ負荷がかかることを防止できるようにし
た車輌用ヒーターコントロール装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ベース体に、車室内で操作可能な操作ノ
ブに連動するレバーと、インナーケーブル及びアウター
ケーブルを有するコントロールケーブルのアウターケー
ブルの一端を固定するクランプ部とを設け、レバーの動
きをコントロールケーブルのインナーケーブルを介して
ヒーターユニットに伝達するようにした車輌用ヒーター
コントロール装置において、ヒーターユニットのインナ
ーケーブル取付位置からクランプ部までの距離が該イン
ナーケーブル取付位置から前記レバーまでの距離よりも
大きくなるように、前記クランプ部を前記ベース体に設
け、さらに、ベース体には、一端を前記レバーに連結し
たリンク部材をアウターケーブルの一端から引き出され
るインナーケーブルの引出し引入れ方向に沿って摺動可
能に設けると共に、このリンク部材の他端にアウターケ
ーブルの一端から引き出されたインナーケーブルの端部
を連結して構成したことを特徴とする車輌用ヒーターコ
ントロール装置を提供する。
【0011】上記構成を有する車輌用ヒーターコントロ
ール装置においては、ヒーターユニットが車両用ヒータ
ーコントロール装置の真後ろに近接して設置される等に
より、レバーとヒーターユニットのケーブル取付位置と
の距離が短くなる場合であっても、コントロールケーブ
ルのアウターケーブルを固定するクランプ部とヒーター
ユニットのケーブル取付位置との距離を大きく保ちつ
つ、レバーの動きを支障なくコントロールケーブルのイ
ンナーケーブルに伝えることができる。
【0012】したがって、クランプ部とヒーターユニッ
トのケーブル取付位置との間でコントロールケーブルを
曲げる必要があっても、大きな曲率半径で曲げることが
できるので、コントロールケーブルに大きな曲げ負荷が
加わることを防止することができる。
【0013】また、コントロールケーブルに必要な座屈
強度を下げることができるとともに、コントロールケー
ブルのアウターケーブルとインナーケーブルとの間の摺
動摩擦抵抗が小さくなり、操作ノブを操作したときの操
作性が向上する。
【0014】さらに、ベース体から引き出された後のコ
ントロールケーブルの曲げ部分の張り出しを小さくする
ことができるので、他の装置部品の組付けなどを妨げる
ことがない。
【0015】上記構成の車輌用ヒーターコントロール装
置において、好ましくは、前記クランプ部に前記リンク
部材の片面側を摺動可能に案内する案内部を形成し、前
記ベース体には前記リンク部材の他面側を摺動可能に案
内する案内部を設けることによって、両案内部により前
記リンク部材を保持する構成とすることができる。
【0016】係る構成によれば、クランプ部に形成した
案内部とベース体に設けた案内部とによりリンク部材を
摺動可能に保持できるので、ベース体に設ける案内部を
小さくすることができ、ベース体及び車輌用ヒーターコ
ントロール装置全体を小型化することができる。
【0017】さらに、上記構成の車輌用ヒーターコント
ロール装置において、前記操作ノブが前記ベース体の前
後方向に延びる回転軸を中心として回転可能である場
合、前記レバーは、前記回転軸若しくは前記回転軸と平
行な軸を中心として回動可能に設け、これにより、前記
レバーの先端を前記ベース体の後面に沿って左右方向に
移動させるように構成することができる。
【0018】一方、前記レバーは、前記ベース体の上下
方向に延びる支軸を支点として略水平に回動可能に設
け、前記レバーの先端に前記操作ノブを取り付けていて
もよい。このように構成する場合、レバーの後端部をベ
ース体に軸支させ且つレバーの先端と後端との間にリン
ク部材を連結してもよいが、レバーの後端部にリンク部
材を連結し、レバーの先端と後端との間でレバーをベー
ス体に軸支させるようにする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態について説明する。図1から図5までは
本発明の一実施形態を示したものである。図1は本発明
の一実施形態を示す車輌用ヒーターコントロール装置と
ヒーターユニットの平面図であり、図2は図1に示す車
輌用ヒーターコントロール装置の正面図である。
【0020】また、図3は図1に示す車輌用ヒーターコ
ントロール装置の背面図であり、図4は図1に示す車輌
用ヒーターコントロール装置の図3中4−4線に沿った
拡大断面図である。図5(a)は図1に示す車輌用ヒー
ターコントロール装置の一部横断面要部平面図であり、
図5(b)は要部の組み付け方法を示す一部横断面分解
平面図である。
【0021】はじめに図1及び図2を参照すると、車輌
用のヒーターコントロール装置20は、車輌の計器盤に
嵌め込み可能なベース体21を有し、このベース体21
の前面左側には送風口切換用の回転式操作ノブ22が設
けられ、また、その前面右側には温度切換用の回転式操
作ノブ23が、その前面中央には送風力切換用の回転式
操作ノブ24が、その上部には内外気切換用の左右スラ
イド式操作ノブ25が各々設けられている。
【0022】さらに、ベース体21の前面下部には、エ
アーコントロールユニット(図示略)をオン・オフする
スイッチSW1と、窓の曇りを取り除くためのスイッチ
SW2がそれぞれ設けられている。
【0023】これらの操作ノブのうち、送風口切換用の
回転式操作ノブ22は、後述するコントロールケーブル
40を介してヒータ−ユニット50に連結されており、
操作ノブ22を回動操作することにより、ヒーターユニ
ット50を各種の送風モード(図示の例では、顔、足
元、顔と足元、足元と窓、窓の5種類)に調節できるよ
うになっている。ヒーターユニット50はヒーターコン
トロール装置20の真後ろに近接して設けられている。
【0024】さらに具体的に説明すると、図3及び図4
に示すように、ベース体21の後面側において、操作ノ
ブ22を回転可能に支持する操作ノブ支軸部26の後端
部にはギア27が設けられており、このギア27と噛み
合う外接ギア部29を有する略扇形のギアレバー28
が、操作ノブ支軸部26と平行な支軸30に回動可能に
取り付けられている。なお、支軸30はベース体21と
一体に設けられている。
【0025】ギアレバー28の外周端一端部には後述す
るリンク部材31の一端を連結するための連結支軸32
が設けられている。
【0026】一方、コントロールケーブル40は、アウ
ターケーブル41と、該アウターケーブル41に内挿さ
れたインナーケーブル42とを有し、また、ベース体2
1にはアウターケーブル41の一端を固定するためのク
ランプ部33が設けられている。
【0027】このクランプ部33は、ヒーターユニット
50のインナーケーブル取付部51からクランプ部33
までの距離が該インナーケーブル取付部51からギアレ
バー28までの距離よりも大きくなるように、ギアレバ
ー28に対し、ヒーターユニット50のインナ−ケーブ
ル取付部51の位置とは左右反対の位置でベース体21
上に設けられている。
【0028】すなわち、図1に示すように、インナ−ケ
ーブル取付部51がヒーターユニット50の左側面に配
置されており、且つ、操作ノブ22及びギアレバー28
が上記したようにベース体21の左端寄りに配置されて
いる場合、クランプ部33をギアレバー28よりも右側
に配置することにより、ヒーターユニット50のインナ
ーケーブル取付部51からクランプ部33までの距離を
大きく確保することが可能となる。
【0029】図3及び図5(a)、(b)に示すよう
に、クランプ部33はベース体21から後方に突出する
上下一対の支柱部34、34の頂部(後端部)に一体に
形成されている。すなわち、クランプ部33はアウタ−
ケーブル41のみが挿通可能なスリットを有しており、
コントロールケーブル40は、まず、このスリットを介
してアウタ−ケーブル41を上方よりクランプ部33に
嵌入する。
【0030】アウターケーブル41の一端部外周には切
欠き部43が形成されており、クランプ部33内に設け
られている爪部35を切欠き部43に係合させることに
より、アウターケーブル41の一端部をクランプ部33
内に保持し固定する構成としてある。
【0031】一方、リンク部材31は、ベース体21に
対し、アウターケーブル41の一端から引き出されるイ
ンナーケーブル42の引き出し、引き込み方向(図1に
おいて横方向)に沿って摺動可能に設けられている。
【0032】図5(a)及び図5(b)に示すように、
この実施形態においては、クランプ部33がベース体2
1の後面と向き合う案内面(案内部)36を有してお
り、また、クランプ部33の左右位置よりベ−ス体21
を突出させた案内突起(案内部)37、38が設けてあ
る。
【0033】リンク部材31は、図5(b)に示すよう
に、クランプ部33の右側から両案内突起37、38と
クランプ部33に設けられている案内面36との間に挿
入可能であり、リンク部材31を挿入したとき、クラン
プ部33に設けられている案内面36がリンク部材31
の片面側、すなわち、後面側を摺動可能に案内し、且
つ、両案内突起37、38がリンク部材31の他面側、
すなわち、前面側を摺動可能に案内する。そして、これ
ら両案内突起37、38とクランプ部33の案内面36
とにより、リンク部材31を摺動可能に3点支持するも
のとなっている。
【0034】リンク部材31の他端(図1において右
端、図3において左端)には、アウターケーブル41の
一端から引き出されたインナーケーブル42の端部を連
結するためのケーブル取付部39が設けられている。
【0035】リンク部材31を両案内突起37、38と
クランプ部33の案内面36との間に取り付けるととも
に、コントロールケーブル40のアウターケーブル41
をクランプ部33に取り付けた後、インナーケーブル4
2の端部をリンク部材31のケーブル取付部39に取り
付けることにより、組み付けが完了する。
【0036】なお、図3に示すように、リンク部材31
は、ギアレバー28が回動角度範囲θの中立位置にある
とき、リンク部材31の摺動方向が連結支軸32とギア
レバー28の回動中心とを結ぶ線とほぼ直交するように
配置することが望ましい。
【0037】また、ギアレバー28が回動するとき、連
結支軸32は円弧上に移動するので、リンク部材31の
一端に設ける係合孔31aは、リンク部材31の摺動方
向と直交する方向に延びる長孔としておくことが望まし
い。
【0038】或いは、リンク部材31がその長さ方向と
直交する方向(図3において上下方向)に若干変位し得
るように、例えば、クランプ部33を支持する上下一対
の支柱部34、34の間隔を、リンク部材31の幅サイ
ズよりも若干大きめに設定しておくことが望ましい。
【0039】上記構成を有するヒーターコントロール装
置20においては、送風口切換用の操作ノブ22を図2
中反時計方向に回わすと、この操作ノブ22に連動して
ギアレバー28が図3中時計方向に回動し、これによ
り、リンク部材31が図1中右方向に摺動し、インナー
ケーブル42の端部を図1中右方向に引き出す。
【0040】これにより、ヒーターユニット50のイン
ナ−ケーブル取付部51がインナーケーブル42の引張
力を受けて回動し、所要の切り換え動作を行う。なお、
図1及び図3は、インナーケーブル42を最大量引き出
した状態を示している。
【0041】上記したように、クランプ部33は、ヒー
ターユニット50のインナーケーブル取付部51の位置
からクランプ部33までの距離が該インナーケーブル取
付部51の位置からギアレバー28までの距離よりも大
きくなるように、ベース体21上に配置されているの
で、ヒーターユニット50がヒーターコントロール装置
20の真後ろに近接して設置される等により、ギアレバ
ー28とヒーターユニット50のケーブル取付部51と
の距離が短くなる場合であっても、コントロールケーブ
ル40のアウターケーブル41を固定するクランプ部3
3とヒーターユニット50のケーブル取付部51との距
離を大きく確保することができる。
【0042】したがって、クランプ部33とヒーターユ
ニット50のケーブル取付部51との間でコントロール
ケーブル40を曲げる必要があっても、大きな曲率半径
で曲げることができるので、コントロールケーブル40
に大きな曲げ負荷が加わることを防止することができ、
また、他の装置部品の取付けに邪魔とならない。
【0043】さらに、リンク部材31はその一端がギア
レバー28に連結されるとともに、アウターケーブル4
1の一端から引き出されるインナーケーブル42の引出
し引入れ方向に沿って摺動可能に設けられており、該リ
ンク部材31の他端にインナーケーブルの端部が連結さ
れているので、コントロールケーブル40に必要な座屈
強度を下げることができるとともに、コントロールケー
ブル40のアウターケーブル41とインナーケーブル4
2との間の摺動摩擦抵抗が小さくなり、操作ノブ22を
操作したときの操作性が良好となる。
【0044】一方、クランプ部33に形成した案内面3
6と、ベース体21に設けた案内部37、38とにより
リンク部材31を摺動可能に案内させているので、ベー
ス体21に設ける案内手段(案内突起)を小さくするこ
とができる。したがって、ベース体21及び車輌用ヒー
ターコントロール装置20全体を小型化することができ
る。
【0045】図6は本発明の他の実施形態を示したもの
である。同図において上記実施形態と同様の構成要素に
は同一の参照符号が付してある。この実施形態の車輌用
のヒーターコントロール装置20における送風口切換用
操作ノブ52は左右方向にスライドする形式のものであ
る。
【0046】すなわち、本実施形態においては、一端
(前端)及び他端(後端)を有するレバー53は、その
中間位置でベース体21に設けた支軸54を支点として
略水平に回動可能に設けられており、操作ノブ52はこ
のレバー53の一端に取り付けられている。
【0047】コントロールケーブル40のアウターケー
ブル41の一端を固定するためのクランプ部33は、上
記実施形態と同様に、上記のヒーターユニット50のケ
ーブル取付位置とは反対側となるベ−ス体21の位置に
設けられている。
【0048】そして、レバー53の他端(後端)にはリ
ンク部材31の一端が連結支軸55を介して連結されて
おり、リンク部材31は、ベース体21に対し、インナ
ーケーブル42の引出し方向に沿って摺動可能に設けら
れている。
【0049】なお、この実施形態においても、リンク部
材31は、レバー53が回動角度範囲の中立位置にある
とき、リンク部材31の摺動方向が連結支軸55とレバ
ー53の回動中心とを結ぶ線とほぼ直交するように配置
することが望ましい。
【0050】この実施形態においても、コントロールケ
ーブル40のアウターケーブル41を固定するクランプ
部33とヒーターユニット50のケーブル取付位置との
距離を大きく確保することができる。
【0051】したがって、クランプ部33とヒーターユ
ニット50のケーブル取付位置との間でコントロールケ
ーブル40を曲げる必要があっても、大きな曲率半径で
曲げることができるので、コントロールケーブル40に
大きな曲げ負荷が加わることを防止し、また、他の装置
部品の取付けに邪魔とならない。
【0052】以上、実施形態につき説明したが、本発明
は上記実施形態の態様のみに限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載した範囲内でその構成要素に種々
の変更を加えることができる。
【0053】例えば、本発明が適用されるレバーは、送
風口切換用操作ノブと連動するものに限られず、例え
ば、室内温度調節用操作ノブや、内外気切換用操作ノブ
と連動するものであってもよい。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ヒーターユニットが車輌用ヒーターコントロ
ール装置の真後ろに近接して設置される等により、操作
ノブに連動するレバーとヒーターユニットのケーブル取
付位置との距離が短くなる場合であっても、コントロー
ルケーブルのアウターケーブルを固定するクランプ部と
ヒーターユニットのケーブル取付位置との距離を大きく
保ちつつ、レバーの動きを支障なくコントロールケーブ
ルのインナーケーブルに伝えることができる。
【0055】これより、クランプ部とヒーターユニット
のケーブル取付位置との間でコントロールケーブルを曲
げる必要があっても、他の装置部品の取付けに支障をき
たしたりすることなく大きな曲率半径で曲げることがで
きるので、コントロールケーブルに大きな曲げ負荷が加
わることを防止することができる。
【0056】したがって、コントロールケーブルに必要
な座屈強度を下げることができるとともに、コントロー
ルケーブルのアウターケーブルとインナーケーブルとの
間の摺動摩擦抵抗も低減するため、操作ノブを操作した
ときの操作性を向上することができる。
【0057】また、ベース体から引き出された後のコン
トロールケーブルの曲げ部分の広がりを小さくすること
ができるので、ヒーターユニットとヒーターコントロー
ル装置のレイアウトを省スペースで構成することができ
る。
【0058】さらに、クランプ部にリンク部材の片面側
を摺動可能に案内する案内部を形成し、且つ、ベース体
にはリンク部材の他面側を摺動可能に案内する案内部を
設ける構成としたときは、クランプ部に形成した案内部
とベース体に設けた案内部とによりリンク部材を摺動可
能に保持できるので、ベース体に設ける案内部を小さく
することができ、ベース体及び車輌用ヒーターコントロ
ール装置全体を小型化することができる。したがって、
ヒーターコントロール装置自体を大型化することなく、
機能性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す車輌用のヒーターコ
ントロール装置とヒーターユニットの平面図である。
【図2】図1に示すヒーターコントロール装置の正面図
である。
【図3】図1に示すヒーターコントロール装置の背面図
である。
【図4】図1に示すヒーターコントロール装置の図3中
4−4線に沿った拡大断面図である。
【図5】図5(a)は図1に示すヒーターコントロール
装置の一部横断面要部平面図であり、図5(b)は要部
の組み付け方法を示す一部横断面分解平面図である。
【図6】本発明の他の実施形態を示す車輌用のヒーター
コントロール装置の平面図である。
【図7】従来の車輌用のヒーターコントロール装置とヒ
ーターユニットを示す平面図である。
【図8】図7に示す車輌用のヒーターコントロール装置
の概略背面図である。
【符号の説明】
20 車輌用ヒーターコントロール装置 21 ベース体 22 送風口切換用操作ノブ 28 ギアレバー(レバー) 31 リンク部材 32 連結支軸 33 クランプ部 34 支柱部 35 爪部 36 案内面(案内部) 37、38 案内突起 39 ケーブル取付部 40 コントロールケーブル 41 アウターケーブル 42 インナーケーブル 50 ヒーターユニット 51 ケーブル取付部 52 操作ノブ 53 レバー 54 支軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース体に、車室内で操作可能な操作ノ
    ブに連動するレバーと、インナーケーブル及びアウター
    ケーブルを有するコントロールケーブルのアウターケー
    ブルの一端を固定するクランプ部とを設け、レバーの動
    きをコントロールケーブルのインナーケーブルを介して
    ヒーターユニットに伝達するようにした車輌用ヒーター
    コントロール装置において、 ヒーターユニットのインナーケーブル取付位置からクラ
    ンプ部までの距離が該インナーケーブル取付位置から前
    記レバーまでの距離よりも大きくなるように、前記クラ
    ンプ部を前記ベース体に設け、 さらに、ベース体には、一端を前記レバーに連結したリ
    ンク部材をアウターケーブルの一端から引き出されるイ
    ンナーケーブルの引出し引入れ方向に沿って摺動可能に
    設けると共に、 このリンク部材の他端にアウターケーブルの一端から引
    き出されたインナーケーブルの端部を連結して構成した
    ことを特徴とする車輌用ヒーターコントロール装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車輌用ヒーターコントロ
    ール装置において、前記クランプ部に前記リンク部材の
    片面側を摺動可能に案内する案内部を形成し、前記ベー
    ス体に前記リンク部材の他面側を摺動可能に案内する案
    内部を設け、両案内部により前記リンク部材を保持した
    ことを特徴とする車輌用ヒーターコントロール装置。
JP2001396332A 2001-12-27 2001-12-27 車輌用ヒーターコントロール装置 Expired - Lifetime JP4062406B2 (ja)

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