JP2567789Y2 - コントロールケーブルの接続構造 - Google Patents
コントロールケーブルの接続構造Info
- Publication number
- JP2567789Y2 JP2567789Y2 JP1990112832U JP11283290U JP2567789Y2 JP 2567789 Y2 JP2567789 Y2 JP 2567789Y2 JP 1990112832 U JP1990112832 U JP 1990112832U JP 11283290 U JP11283290 U JP 11283290U JP 2567789 Y2 JP2567789 Y2 JP 2567789Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control cable
- inner wire
- guide member
- outer casing
- operation lever
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案はコントロールケーブルの接続構造に関する。
b.従来の技術 自動車のインストルメントパネルには、第６図に示す
ような空調コントローラａが取付けてある。このコント
ローラａでは、操作レバーｂはコントロールケーブルを
介してダンパーに連係してある。操作レバーｂにコント
ロールケーブルを接続する場合、第５図に示すような構
造を採用するのが一般的である。すなわち、空調コント
ローラ本体にコントロールケーブルｃのアウタケーシン
グC1を固定し、このアウタケーシングC1からインナワイ
ヤC2を引き出してその先端を操作レバーｂの一端に接続
してある。そして操作レバーｂは軸b1で回動できるよう
に保持し、そのノブb2をつまんで矢印方向に操作するよ
うになっている。
ような空調コントローラａが取付けてある。このコント
ローラａでは、操作レバーｂはコントロールケーブルを
介してダンパーに連係してある。操作レバーｂにコント
ロールケーブルを接続する場合、第５図に示すような構
造を採用するのが一般的である。すなわち、空調コント
ローラ本体にコントロールケーブルｃのアウタケーシン
グC1を固定し、このアウタケーシングC1からインナワイ
ヤC2を引き出してその先端を操作レバーｂの一端に接続
してある。そして操作レバーｂは軸b1で回動できるよう
に保持し、そのノブb2をつまんで矢印方向に操作するよ
うになっている。
c.考案が解決しようとする課題 しかし、このような構造にすると、操作レバーｂの回
動にともなって、コントロールケーブルｃのインナワイ
ヤC2が第５図に示すような範囲で揺動することから、イ
ンナワイヤC2を鎖線で示す位置に押し込む際に座屈が生
じ易いという問題があった。
動にともなって、コントロールケーブルｃのインナワイ
ヤC2が第５図に示すような範囲で揺動することから、イ
ンナワイヤC2を鎖線で示す位置に押し込む際に座屈が生
じ易いという問題があった。
また、インナワイヤC2に座屈が生じにくくするために
は、インナワイヤC2の揺動範囲が出来るだけ小さくなる
ような位置でコントロールケーブルｃのアウタケーシン
グC1を固定しなければならず、設計上の自由度が低いと
いう欠点もあった。
は、インナワイヤC2の揺動範囲が出来るだけ小さくなる
ような位置でコントロールケーブルｃのアウタケーシン
グC1を固定しなければならず、設計上の自由度が低いと
いう欠点もあった。
d.課題を解決するための手段 本考案はこうした課題を解決することを目的とするも
ので、アウタケーシングに対し引出し押込め可能なイン
ナワイヤを有するコントロールケーブルを、固定部材に
枢支結合した操作レバーに接続するコントロールケーブ
ルの接続構造において、先端寄り位置に直線状の長孔を
有し上記固定部材に回動自在に支持したガイド部材と、
該ガイド部材を上記操作レバーに連結するとともに上記
長孔に沿って移動自在な連結部材とを設け、該長孔と平
行に配置して上記コントロールケーブルのアウタケーシ
ング端部を上記ガイド部材に固定し、上記連結部材に上
記コントロールケーブルのインナワイヤを接続し、上記
操作レバーの回動操作に伴い上記アウタケーシングに対
し引出され押し込められる上記インナワイヤを上記長孔
に常時平行状態に保持したことを特徴とする。
ので、アウタケーシングに対し引出し押込め可能なイン
ナワイヤを有するコントロールケーブルを、固定部材に
枢支結合した操作レバーに接続するコントロールケーブ
ルの接続構造において、先端寄り位置に直線状の長孔を
有し上記固定部材に回動自在に支持したガイド部材と、
該ガイド部材を上記操作レバーに連結するとともに上記
長孔に沿って移動自在な連結部材とを設け、該長孔と平
行に配置して上記コントロールケーブルのアウタケーシ
ング端部を上記ガイド部材に固定し、上記連結部材に上
記コントロールケーブルのインナワイヤを接続し、上記
操作レバーの回動操作に伴い上記アウタケーシングに対
し引出され押し込められる上記インナワイヤを上記長孔
に常時平行状態に保持したことを特徴とする。
以下、本考案の実施例について添付図面を参照しなが
ら詳細に説明する。
ら詳細に説明する。
第１図ないし第３図において、１はピン２で固定部材
３に枢支結合した操作レバー、４は連結部材としてのボ
ルト５を用いて操作レバー１に連結したガイド部材であ
る。該ガイド部材４は一端寄り位置に直線状の長孔６を
備えており、該長孔６に上記ボルト５を挿通してある。
また、ガイド部材４はボルト７によって固定部材３に回
動自在に支持してある。８はコントロールケーブルで、
そのアウタケーシング8aの端部はガイド部材４の長孔６
と平行に配置してガイド部材４に固定してある。一方、
コントロールケーブル８のインナワイヤ8bは操作レバー
１にガイド部材４を連結するボルト５に接続してある。
３に枢支結合した操作レバー、４は連結部材としてのボ
ルト５を用いて操作レバー１に連結したガイド部材であ
る。該ガイド部材４は一端寄り位置に直線状の長孔６を
備えており、該長孔６に上記ボルト５を挿通してある。
また、ガイド部材４はボルト７によって固定部材３に回
動自在に支持してある。８はコントロールケーブルで、
そのアウタケーシング8aの端部はガイド部材４の長孔６
と平行に配置してガイド部材４に固定してある。一方、
コントロールケーブル８のインナワイヤ8bは操作レバー
１にガイド部材４を連結するボルト５に接続してある。
本実施例はこのように構成してあるので、第１図に示
すように操作レバー１を左側に倒したときには、ボルト
５はガイド部材４の長孔６の一端に位置し、コントロー
ルケーブル８のインナワイヤ8bをアウタケーシング8a内
に押込んだ状態になっている。いま、操作レバー１をこ
こから反時計方向（図中矢印Ａ方向）に回転させると、
ボルト５はガイド部材４の長孔６内を移動してインナワ
イヤ8bをアウタケーシング8aから徐々に引出していく。
それと同時に、ガイド部材４もボルト７を支点として同
じ方向に回転していく。そして、操作レバー１が第２図
に示す位置まで達したところで、ボルト５がガイド部材
４の長孔６の他端まで移動してインナワイヤ8bをフルス
トローク分だけ引出すことになる。
すように操作レバー１を左側に倒したときには、ボルト
５はガイド部材４の長孔６の一端に位置し、コントロー
ルケーブル８のインナワイヤ8bをアウタケーシング8a内
に押込んだ状態になっている。いま、操作レバー１をこ
こから反時計方向（図中矢印Ａ方向）に回転させると、
ボルト５はガイド部材４の長孔６内を移動してインナワ
イヤ8bをアウタケーシング8aから徐々に引出していく。
それと同時に、ガイド部材４もボルト７を支点として同
じ方向に回転していく。そして、操作レバー１が第２図
に示す位置まで達したところで、ボルト５がガイド部材
４の長孔６の他端まで移動してインナワイヤ8bをフルス
トローク分だけ引出すことになる。
ところで、このような構造にすると、コントロールケ
ーブル８のインナワイヤ8bの端部は操作レバー１の回動
にともなって常に直線状に移動するようになるので、コ
ントロールケーブル８を第４図に示すような方向に配置
しても、インナワイヤ8aが座屈を起こすことはない。
ーブル８のインナワイヤ8bの端部は操作レバー１の回動
にともなって常に直線状に移動するようになるので、コ
ントロールケーブル８を第４図に示すような方向に配置
しても、インナワイヤ8aが座屈を起こすことはない。
e.考案の効果 本考案によれば、コントロールケーブルのインナワイ
ヤが操作レバーの回動にともなってガイド部材の長孔に
沿って直線状にアウタケーシングから引出されるように
なるので、インナワイヤに座屈が生じる虞れは全くな
い。
ヤが操作レバーの回動にともなってガイド部材の長孔に
沿って直線状にアウタケーシングから引出されるように
なるので、インナワイヤに座屈が生じる虞れは全くな
い。
また、コントロールケーブルのアウタケーシングの固
定位置が従来のように厳しい制約を受けることはないか
ら、設計上の自由度が大幅に向上する。
定位置が従来のように厳しい制約を受けることはないか
ら、設計上の自由度が大幅に向上する。
第１図は本考案に係る構造の平面図、第２図は第１図の
操作レバーを反対側の死点まで回転させた場合の図、第
３図は第２図に示したＡ−Ａ線による断面図、第４図は
第１図のコントロールケーブルの配置を変えた場合の
図、第５図は従来例の平面図、第６図は空調コントロー
ラの正面図である。 １……操作レバー、２……ピン、３……固定部材、４…
…ガイド部材、５……ボルト（連結部材）、６……長
孔、７……ボルト、８……コントロールケーブル、8a…
…アウタケーシング、8b……インナワイヤ。
操作レバーを反対側の死点まで回転させた場合の図、第
３図は第２図に示したＡ−Ａ線による断面図、第４図は
第１図のコントロールケーブルの配置を変えた場合の
図、第５図は従来例の平面図、第６図は空調コントロー
ラの正面図である。 １……操作レバー、２……ピン、３……固定部材、４…
…ガイド部材、５……ボルト（連結部材）、６……長
孔、７……ボルト、８……コントロールケーブル、8a…
…アウタケーシング、8b……インナワイヤ。
Claims (1)
- 【請求項１】アウタケーシングに対し引出し押込め可能
なインナワイヤを有するコントロールケーブルを、固定
部材に枢支結合した操作レバーに接続するコントロール
ケーブルの接続構造において、先端寄り位置に直線状の
長孔を有し上記固定部材に回動自在に支持したガイド部
材と、該ガイド部材を上記操作レバーに連結するととも
に上記長孔に沿って移動自在な連結部材とを設け、該長
孔と平行に配置して上記コントロールケーブルのアウタ
ケーシング端部を上記ガイド部材に固定し、上記連結部
材に上記コントロールケーブルのインナワイヤを接続
し、上記操作レバーの回動操作に伴い上記アウタケーシ
ングに対し引出され押し込められる上記インナワイヤを
上記長孔に常時平行状態に保持したことを特徴とするコ
ントロールケーブルの接続構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990112832U JP2567789Y2 (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | コントロールケーブルの接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990112832U JP2567789Y2 (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | コントロールケーブルの接続構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0471811U JPH0471811U (ja) | 1992-06-25 |
| JP2567789Y2 true JP2567789Y2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=31860356
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990112832U Expired - Lifetime JP2567789Y2 (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | コントロールケーブルの接続構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2567789Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101206965B1 (ko) | 2009-09-01 | 2012-12-03 | 한라공조주식회사 | 차량 공조장치용 컨트롤러 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6444628B2 (ja) * | 2014-06-23 | 2018-12-26 | 株式会社ケーヒン | 車両用空調装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5666516A (en) * | 1979-11-05 | 1981-06-05 | Kayaba Ind Co Ltd | Motive power transmission device |
| JPS6123687U (ja) * | 1984-07-17 | 1986-02-12 | 壽工業株式会社 | 熱風式乾燥・加熱処理機 |
-
1990
- 1990-10-26 JP JP1990112832U patent/JP2567789Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101206965B1 (ko) | 2009-09-01 | 2012-12-03 | 한라공조주식회사 | 차량 공조장치용 컨트롤러 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0471811U (ja) | 1992-06-25 |
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