JP3360223B2 - 船外機の操舵ハンドル - Google Patents

船外機の操舵ハンドル

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JP3360223B2
JP3360223B2 JP22466493A JP22466493A JP3360223B2 JP 3360223 B2 JP3360223 B2 JP 3360223B2 JP 22466493 A JP22466493 A JP 22466493A JP 22466493 A JP22466493 A JP 22466493A JP 3360223 B2 JP3360223 B2 JP 3360223B2
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throttle
shift
cable
shaft
outboard motor
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弘之 恒川
晃志 阿部
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三信工業株式会社
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    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H20/00Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
    • B63H20/14Transmission between propulsion power unit and propulsion element
    • B63H20/20Transmission between propulsion power unit and propulsion element with provision for reverse drive

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船外機の操舵やスロッ
トル操作を行なうための操舵ハンドルに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の操舵ハンドルは、船体に操舵可
能に支持された船外機本体に取り付けられ、これによれ
ば操舵及びスロットル操作を片手で行なうことができ
る。
【0003】ところで、近年、船外機の運転操作性の向
上を図るため、従来の操舵及びスロットル操作以外に、
前・後進のシフト操作や各種の電動部品スイッチ等の操
作の機能が付加されている。
【0004】従って、近年の操舵ハンドルには、スロッ
トル機構の他、シフト機構や各種スイッチ類が設けられ
ているが、スロットル機構はスロットルグリップの回動
を方向変換機構を介してスロットルケーブルの直線運動
に変換してスロットル操作を行なう機構であり、シフト
機構はシフトハンドルの回動をシフトケーブルの直線運
動に変換して前後進のシフト操作を行なうための機構で
ある。
【0005】ところで、シフト位置がニュートラルにあ
るとき、つまり、エンジンが無負荷状態にあるときにス
ロットルグリップを操作してスロットル開度を大きくす
ると、エンジン回転数が極端に高くなって種々の不具合
が生じるため、これを避けるためにスロットル開度規制
機構も設けられている。このスロットル開度規制機構
は、シフトハンドルに連動して回動する係合部材とスロ
ットルグリップに連動して回動するストッパとで構成さ
れ、シフトハンドルを操作してシフト位置がニュートラ
ルにあるときには、ストッパが係合部材に係合してスロ
ットル開度を大きくする方向へのスロットル操作を規制
するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の操舵
ハンドルにおいては、シフトケーブルのストロークを確
保する関係上、シフト機構のシフトレバー比を大きく取
る必要があり、そのためにハウジングの上下寸法が大き
くなり、重量増加を招く原因となっていた。
【0007】又、スロットル開度規制機構を備える従来
の操舵ハンドルにおいては、緊急時にスロットルを全閉
にしなければシフト操作ができないという不具合があっ
た。
【0008】その他、スロットル機構にはスロットルグ
リップの回動方向を変えるための方向変換機構が設けら
れ、この方向変換機構をベベルギヤで構成した場合、互
いに噛合するベベルギヤの取付精度が悪いと、スロット
ル操作に大きな力を要し、操作フィーリングも悪いとい
う問題があった。
【0009】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、シフト機構の設置に伴う大型
化、高重量化、コストアップ、組立性悪化等を防ぐこと
ができるとともに、小スロットル開度におけるシフト操
作が可能であり、スロットル操作性の向上を図ることが
できる船外機の操舵ハンドルを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、船体に操舵可能に支持された船外機本体に取り
付けられ、シフトハンドルの回動をシフトケーブルの直
線運動に変換してシフト操作を行なうためのシフト機構
と、スロットルグリップの回動を方向変換機構を介して
スロットルケーブルの直線運動に変換してスロットル操
作を行なうためのスロットル機構と、前記シフトハンド
ルに連動して回動する係合部材と前記スロットルグリッ
プに連動して回動するストッパとで構成されるスロット
ル開度規制機構をハウジング内に組み込んで成る船外機
の操舵ハンドルにおいて、前記スロットルグリップに一
端が結着されたスロットルシャフトの中途部に前記スト
ッパを結着し、前記スロットルシャフトに略直交する方
向に配された回動軸を前記シフトハンドルに結着し、該
回動軸にカムプレートを結着し、該カムプレートに前記
係合部材を取り付けるとともに、リンク機構を介して前
記シフトケーブルを接続し、前記ハウジングを2分割構
造とし、2分割された一方のハウジングに前記スロット
ルシャフトと前記回動軸とを軸支し、前記スロットルケ
ーブルと前記シフトケーブルの各一端部を前記スロット
ルシャフトの軸に略沿って近接配置するとともに、スロ
ットルケーブルの前記一端部を前記方向変換機構に連結
したことを特徴とする。
【0011】又、本発明は、前記スロットル開度規制機
構のストッパを丸形状としたことを特徴とする。
【0012】
【0013】
【作用】本発明によれば、シフト機構にリンク機構が設
けられるため、シフトケーブルのストロークを確保した
上でシフト機構の高さ寸法を縮小することができ、操舵
ハンドルの小型化、軽量化、コストダウン等を図ること
ができる。又、リンクの形状によってスロットルケーブ
ルの取付位置を任意に設定することができるため、当該
操舵ハンドルの組立性及びサービス性が高められる。
【0014】更に、スロットル開度規制機構のストッパ
を丸形状としたため、小スロットル開度時においては、
シフト操作に連動してストッパが押し戻され、これによ
ってシフト操作が可能となると同時に、スロットルが自
動的に全閉側に閉じて無負荷時のエンジン回転数の上昇
が防がれる。尚、中以上のスロットル開度においては、
従来通りスロットルを全閉側に閉じる操作を行なった後
でなければシフト操作が不可能である。
【0015】又、シフト機構とスロットル機構が共通の
ハウジングに取り付けられるため、これらの機構をハウ
ジングに取り付ける以前にそのサブ組立が可能となり、
組立性及びサービス性の向上が図られる。尚、スロット
ル機構の方向変換機構に設けられるベベルギヤが同一部
材に取り付けられるため、該ベベルギヤの取付精度が高
められ、スロットル操作に要する力が軽減されるととも
に、操作フィーリングも改善される。
【0016】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0017】先ず、図11及び図12に基づいて船外機
の概略構成を説明する。尚、図11船外機の側面図、図
12は同船外機の平面図である。
【0018】図示の船外機1は推進ユニット2を有し、
該推進ユニット2の上部には不図示のエンジンが搭載さ
れ、下部にはエンジンによって回転駆動されるプロペラ
3が設けられている。
【0019】而して、船外機1は船体4の後端部に取り
付けられるが、船体4の後尾板4aにはクランプブラケ
ット5が固定され、該クランプブラケット5にはスイベ
ルブラケット6がチルト軸7によって回動自在に枢着さ
れている。そして、スイベルブラケット6には前記推進
ユニット2が操舵軸8回りに回動可能に枢着されてい
る。
【0020】ところで、推進ユニット2には本発明に係
る操舵ハンドル10が取り付けられている。即ち、推進
ユニット2の上部にはブラケット11が結着されてお
り、該ブラケット11には操舵ハンドル10の一端が軸
12にて上下に回動自在に枢着されている。
【0021】ここで、本発明に係る操舵ハンドル10の
構成の詳細を図1乃至図9に基づいて説明する。尚、図
1は操舵ハンドルの側断面図、図2は同平断面図、図3
は同操舵ハンドル要部(シフト機構部とスロットル機構
部)の側断面図、図4は同平断面図、図5は図2のA−
A線拡大断面図、図6は図2のB−B線拡大断面図、図
7は図2のC−C線拡大断面図、図8はシフトハンドル
の結合構造を示す斜視図、図9はスロットル開度規制機
構部の斜視図である。
【0022】図1に示すように、本発明に係る操舵ハン
ドル10は上下に2分割されたハウジング13A,13
Bを有しており、本実施例では上側のハウジング13A
にシフト機構とスロットル機構が取り付けられている。
【0023】上記シフト機構は、ハウジング13Aの内
側壁に回動自在に支承されカムプレート14を有してお
り、該カムプレート14の軸部14aには、図4及び図
5に示すように、シフトハンドル15が結着されてい
る。尚、図4において、40はカムプレート14の回動
に節度感を付与するためのクリック機構である。
【0024】ここで、上記シフトハンドル15の結合構
造を図8に従って説明すると、該シフトハンドル15の
内端面には円柱状の凸部15aが突設されており、該凸
部15aには四角柱状の凹部15bが形成されており、
該凹部15bの中央にはボルト16が挿通される。
【0025】一方、図5に示すように、カムプレート1
4の前記軸部14aには四角柱状の凸部14bが形成さ
れている。
【0026】而して、シフトハンドル15は、その凸部
15aに形成された凹部15bにカムプレート14側の
凸部14bを嵌合させた後、ボルト16を締め付けるこ
とによって、カムプレート14に結着される。
【0027】ところで、カムプレート14にはリンク機
構17を介してシフトケーブル18が接続されており、
シフトケーブル18は前記推進ユニット2に内蔵された
不図示のシフト装置に接続されている。
【0028】上記リンク機構17は、「く」の字状に折
り曲げられたシフトロッドレバー19とリンク20で構
成されており、シフトロッドレバー19の中間部は、図
6に示すように、ブラケット21に突設されたピン22
にて回動自在に枢着されている。尚、図6に示すよう
に、ブラケット21はボルト23によって上方のハウジ
ング13Aに結着されている。
【0029】そして、シフトロッドレバー19の一端は
前記リンク20を介して前記カムプレート14に連結さ
れており、同シフトロッドレバー19の他端には前記シ
フトケーブル18の一端が連結されている。尚、リンク
20は板金構造とされ、その両連結点はカシメられてお
り、これによって操舵ハンドル10の幅方向の寸法が縮
小されている。
【0030】一方、図1及び図2に示すように、前記ス
ロットル機構は、上方のハウジング13A内に長さ方向
に沿って回動自在に配されたスロットルシャフト24を
有している。即ち、スロットルシャフト24は、その両
端部をハウジング13Aと一体の軸受部材26によって
回転自在に支承されており、そのハウジング13A外へ
延出する一端にはスロットルグリップ27が結着されて
おり、ハウジング13A内へ臨む他端にはベベルギヤ2
8が結着されている。尚、図2において、25はスロッ
トルシャフト24の回転にフリクションを与えるための
スロットルフリクション部材である。
【0031】又、前記軸受部材26には前記ベベルギヤ
28に噛合する左右一対のベベルギヤ29が回転自在に
支承されており、各ベベルギヤ29からはスロットルレ
バー30が一体に延設されている。そして、各スロット
ルレバー30にはスロットルケーブル31の一端が連結
されており、各スロットルケーブル31の他端には前記
推進ユニット2に設けられた不図示のキャブレタのスロ
ットルバルブに連結されている。尚、ベベルギヤ28,
29はスロットルシャフト24の回転の方向を変換して
各スロットルレバー30に伝達する方向変換機構を構成
している。
【0032】ところで、スロットルレバー30と前記シ
フトロッドレバー19とは平行な別平面に配されている
ため、これらのオーバーラップが可能となって操舵ハン
ドル10が小型化されるとともに、シフトケーブル18
とスロットルケーブル31の保持が操舵ハンドル10の
内寄りとなる結果、これらシフトケーブル18とスロッ
トルケーブル31は曲がりに対して有利となる。
【0033】又、図1及び図2に示すように、シフトケ
ーブル18とスロットルケーブル31がハウジング13
(13A,13B)から導出する部位には蛇腹ゴム部材
32が設けられており、該蛇腹ゴム部材32によって操
舵ハンドル10内への水の浸入が防がれるとともに、操
舵ハンドル10が上下方向に回転するときのシフトケー
ブル18とスロットルケーブル31の急激な曲がりが防
がれ、これらシフトケーブル18とスロットルケーブル
31の耐久性向上が図られる。
【0034】一方、操舵ハンドル10には、シフト位置
がニュートラルにあるときにスロットル操作を規制する
ためのスロットル開度規制機構が設けられている。この
スロットル開度規制機構は、図5及び図9に示すよう
に、前記カムプレート14に突設された係合部材である
係合ピン33と、前記スロットルシャフト24に結着さ
れたストッパ34で構成されている。
【0035】上記係合ピン33は「く」の字状に折曲さ
れており、その先端部の一部には平坦面33aが形成さ
れている。
【0036】又、前記ストッパ34の先端部は丸形状に
成形されており、同先端部にはスプリング35によって
一方向に付勢されたビス36が螺着されている。
【0037】尚、本実施例に係る操舵ハンドル10に
は、図1に示すように、不図示の油圧チルト装置を操作
するためのPT/Tスイッチ37がスロットルグリップ
27の近傍(つまり、スロットルグリップ27を握った
状態で片手で操作し得る位置)に設置されている。
【0038】次に、本操舵ハンドル10の作用を説明す
る。
【0039】先ず、シフト操作について説明すると、シ
フトハンドル15は図3に示すニュートラル「N」と前
進「F」及び後進「R」の位置を取り得、これがニュー
トラル「N」位置にあるときには推進ユニット6のエン
ジンからの動力はプロペラ3に伝達されない。
【0040】又、シフトハンドル15をニュートラル
「N」位置から前進「F」又は後進「R」位置まで回す
と、カムプレート14も同方向に回動し、このカムプレ
ート14の回動はリンク機構17によって増幅されて
フトロッドレバー19に伝達され、該シフトロッドレバ
ー19の回動によってシフトケーブル18が所定のスト
ローク量だけ直線移動せしめられ、これによって推進ユ
ニット2内に設けられた不図示のシフト装置が切り換え
られてプロペラ3が正転又は逆転せしめられる。
【0041】次に、スロットル操作について説明する。
【0042】スロットルグリップ27を操作してスロッ
トルシャフト24を回動させれば、ベベルギヤ28も一
体に回転し、該ベベルギヤ28に噛合する左右一対のベ
ベルギヤ29が互いに逆方向に回転せしめられ、これに
一体に延設された左右一対のスロットルレバー30が互
いに逆方向に回動せしめられる。すると、スロットルレ
バー30に連結されたスロットルケーブル31が直線移
動せしめられ、これによって推進ユニット2内のキャブ
レタに設けられたスロットルバルブが開閉されてエンジ
ン回転数が調整される。
【0043】ここで、スロットル開度規制機構の作用を
説明する。
【0044】シフト位置がニュートラル「N」にあると
き、カムプレート14に突設された係合ピン33は、図
5及び図9に示すように、ストッパ34の真下に位置す
るため、スロットルグリップ27を回してスロットル操
作しようとしても、スロットルシャフト24と共に回動
するストッパ34のビス36が係合ピン33の平坦面3
3aに当接してスロットルシャフト24の回動が阻止さ
れ、これによってスロットル操作が規制される。この結
果、無負荷時のスロットル開度が規制され、エンジン回
転数の極端な上昇が防がれる。
【0045】尚、シフト位置が前進「F」又は後進
「R」にあるときには、係合ピン33はストッパ34と
干渉しない位置に退避しているため、スロットル操作は
何らの制約を受けることなく自由にできる。
【0046】次に、小開度スロットル時の作用を図10
(a)〜(g)に基づいて説明する。尚、図10(a)
〜(g)は係合ピン33とストッパ34との関係を示す
説明図である。
【0047】図10(a)に示すようにシフト位置が前
進「F」にあって、係合ピン33が同じく「F」位置に
あるためにスロットルが全閉状態にあるときから、スロ
ットル操作を行なって図10(b)に示すように小スロ
ットル開度状態が維持されているものとする。このと
き、緊急事態が発生したためにドライバーがシフト位置
を前進「F」からニュートラル「N」に切り換えるシフ
ト操作を行なった場合、図10(c)〜(f)に示すよ
うに、係合ピン33がストッパ34の先端部の丸形状部
分に係合して該ストッパ34を押し戻すため、スロット
ルシャフト24がスロットルの閉じ側に回動し、図10
(g)に示すようにシフト位置がニュートラル「N」に
達して係合ピン33がストッパ34の真下に位置したと
きには、スロットルは全閉近くまで閉じられる。従っ
て、小スロットル開度時においては、従来のようにスロ
ットルを全閉側に戻さなくてもシフト操作が可能となる
と同時に、スロットルが自動的に全閉側に閉じて無負荷
時のエンジン回転数の急激な上昇が防がれる。尚、以上
は前進「F」からニュートラル「N」への切り換え操作
について述べたが、後進「R」からニュートラル「N」
への切り換え操作時にも前記と同様な作用がなされる。
【0048】一方、中以上のスロットル開度において
フト操作を試みても、係合ピン33がストッパ34の側
面に係合してシフトハンドル15の回動を阻止するた
め、シフト操作が不可能となり、シフト操作を行なう以
前にスロットルを全閉側に戻す操作が必要である。
【0049】以上において、本実施例では、シフト機構
にリンク機構17が設けられるため、シフトケーブル1
8のストロークを確保した上でシフト機構の高さ寸法を
縮小することができ、操舵ハンドル10の小型化、軽量
化、コストダウン等を図ることができる。
【0050】又、リンク機構17を構成するシフトロッ
ドレバー19及びリンク20の形状によってスロットル
ケーブル31の取付位置を任意に設定することができる
ため、当該操舵ハンドル10の組立性及びサービス性が
高められる。
【0051】更に、スロットル開度規制機構のストッパ
34の先部を丸形状としたため、小スロットル開度時に
おいては、シフト操作に連動してストッパ34が押し戻
され、これによってシフト操作が可能となると同時に、
スロットルが自動的に全閉側に閉じて無負荷時のエンジ
ン回転数の上昇が防がれる。
【0052】更に又、シフト機構とスロットル機構が共
通のハウジング13Aに取り付けられるため、これらの
機構をハウジング13Aに取り付ける以前にそのサブ組
立が可能となり、組立性及びサービス性の向上が図られ
る。そして、スロットル機構の方向変換機構を構成する
ベベルギヤ28,29が同一部材に取り付けられるた
め、該ベベルギヤ28,29の取付精度が高められ、ス
ロットル操作に要する力が軽減されるとともに、操作フ
ィーリングも改善される。
【0053】以上の説明で明らかな如く、本発明によれ
ば、船体に操舵可能に支持された船外機本体に取り付け
られ、シフトハンドルの回動をシフトケーブルの直線運
動に変換してシフト操作を行なうためのシフト機構と、
スロットルグリップの回動を方向変換機構を介してスロ
ットルケーブルの直線運動に変換してスロットル操作を
行なうためのスロットル機構と、前記シフトハンドルに
連動して回動する係合部材と前記スロットルグリップに
連動して回動するストッパとで構成されるスロットル開
度規制機構をハウジング内に組み込んで成る船外機の操
舵ハンドルにおいて、前記スロットルグリップに一端が
結着されたスロットルシャフトの中途部に前記ストッパ
を結着し、前記スロットルシャフトに略直交する方向に
配された回動軸を前記シフトハンドルに結着し、該回動
軸にカムプレートを結着し、該カムプレートに前記係合
部材を取り付けるとともに、リンク機構を介して前記シ
フトケーブルを接続し、前記ハウジングを2分割構造と
し、2分割された一方のハウジングに前記スロットルシ
ャフトと前記回動軸とを軸支し、前記スロットルケーブ
ルと前記シフトケーブルの各一端部を前記スロットルシ
ャフトの軸に略沿って近接配置するとともに、スロット
ルケーブルの前記一端部を前記方向変換機構に連結した
ため、シフト機構の設置に伴う当該操舵ハンドルの大型
化、高重量化、コストアップ、組立性悪化等を防ぐこと
ができるとともに、小スロットル開度におけるシフト操
作が可能となり、スロットル操作性の向上を図ることが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る操舵ハンドルの側断面図である。
【図2】本発明に係る操舵ハンドルの平断面図である。
【図3】本発明に係る操舵ハンドル要部(シフト機構部
とスロットル機構部)の側断面図である。
【図4】本発明に係る操舵ハンドル操舵ハンドル要部
(シフト機構部とスロットル機構部)の平断面図であ
る。
【図5】図2のA−A線拡大断面図である。
【図6】図2のB−B線拡大断面図である。
【図7】図2のC−C線拡大断面図である。
【図8】シフトハンドルの結合構造を示す斜視図であ
る。
【図9】スロットル開度規制機構部の斜視図である。
【図10】(a)〜(g)は係合ピンとストッパとの関
係を示す説明図である。
【図11】本発明に係る操舵ハンドルを備える船外機の
側面図である。
【図12】本発明に係る操舵ハンドルを備える船外機の
平面図である。
【符号の説明】
1 船外機 10 操舵ハンドル 13A,13B ハウジング 15 シフトハンドル 17 リンク機構 18 シフトケーブル 24 スロットルシャフト 27 スロットルグリップ 31 スロットルケーブル 33 係合ピン(係合部材) 34 ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B63H 25/10 B63H 20/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体に操舵可能に支持された船外機本体
    に取り付けられ、シフトハンドルの回動をシフトケーブ
    ルの直線運動に変換してシフト操作を行なうためのシフ
    ト機構と、スロットルグリップの回動を方向変換機構を
    介してスロットルケーブルの直線運動に変換してスロッ
    トル操作を行なうためのスロットル機構と、前記シフト
    ハンドルに連動して回動する係合部材と前記スロットル
    グリップに連動して回動するストッパとで構成されるス
    ロットル開度規制機構をハウジング内に組み込んで成る
    船外機の操舵ハンドルにおいて、前記スロットルグリップに一端が結着されたスロットル
    シャフトの中途部に前記ストッパを結着し、前記スロッ
    トルシャフトに略直交する方向に配された回動軸を前記
    シフトハンドルに結着し、該回動軸にカムプレートを結
    着し、該カムプレートに前記係合部材を取り付けるとと
    もに、リンク機構を介して前記シフトケーブルを接続
    し、前記ハウジングを2分割構造とし、2分割された一
    方のハウジングに前記スロットルシャフトと前記回動軸
    とを軸支し、前記スロットルケーブルと前記シフトケー
    ブルの各一端部を前記スロットルシャフトの軸に略沿っ
    て近接配置するとともに、スロットルケーブルの前記一
    端部を前記方向変換機構に連結した ことを特徴とする船
    外機の操舵ハンドル。
  2. 【請求項2】 前記スロットル開度規制機構のストッパ
    を丸形状としたことを特徴とする請求項1記載の船外機
    の操舵ハンドル。
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