JPH0545886Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0545886Y2 JPH0545886Y2 JP5140487U JP5140487U JPH0545886Y2 JP H0545886 Y2 JPH0545886 Y2 JP H0545886Y2 JP 5140487 U JP5140487 U JP 5140487U JP 5140487 U JP5140487 U JP 5140487U JP H0545886 Y2 JPH0545886 Y2 JP H0545886Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crank
- lever
- cam groove
- collar
- pin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims description 15
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 8
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 4
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 4
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、レバーとクランクを有する操作力伝
達装置に関するもので、例えば自動車用空調装置
のダンパ開閉操作を行なうために使用される操作
力伝達装置に関するものである。
達装置に関するもので、例えば自動車用空調装置
のダンパ開閉操作を行なうために使用される操作
力伝達装置に関するものである。
従来の技術
ダンパ開閉操作を行なうために使用される従来
の操作力伝達装置について、添付図面を参考に説
明する。
の操作力伝達装置について、添付図面を参考に説
明する。
第5図において21は支点22を中心に円弧運
動をするレバー、23は前記レバー21の一端に
固設されたピン、24はダンパ25に開閉動作を
行なわせるために回転運動を行なうダンパ軸、2
6は前記ダンパ軸24を連結している金属製クラ
ンクであり、前記クランク26には前記ピン23
が挿入するカム溝27が形成されている。さらに
前記ピン23には前記クランク26の運動を滑ら
かに行なうために、樹脂製カラー28が装着され
ている。
動をするレバー、23は前記レバー21の一端に
固設されたピン、24はダンパ25に開閉動作を
行なわせるために回転運動を行なうダンパ軸、2
6は前記ダンパ軸24を連結している金属製クラ
ンクであり、前記クランク26には前記ピン23
が挿入するカム溝27が形成されている。さらに
前記ピン23には前記クランク26の運動を滑ら
かに行なうために、樹脂製カラー28が装着され
ている。
上記構成において、レバー21が支点22を中
心に円弧運動を行なうと、レバー21に固設され
たピン23も円弧運動を行なう。この時、ピン2
3の動きはカム溝27を介して、クランク26に
伝達され、クランク26も円弧運動を行なう。す
るとクランク26に連結されたダンパ軸24が回
転運動を行ない、ダンパ25が開閉動作を行なう
こととなる。
心に円弧運動を行なうと、レバー21に固設され
たピン23も円弧運動を行なう。この時、ピン2
3の動きはカム溝27を介して、クランク26に
伝達され、クランク26も円弧運動を行なう。す
るとクランク26に連結されたダンパ軸24が回
転運動を行ない、ダンパ25が開閉動作を行なう
こととなる。
考案が解決しようとする問題点
しかしながら上記のような構成では、例えばレ
バー21が第5図Aの状態にあるとき、カム溝2
7とカラー28の間に隙間29があると、風圧や
ダンパ25の自重によるダンパ25の振れ、およ
び本操作力伝達装置の装着されている機器(例え
ば自動車用空調装置の操作力伝達装置において
は、自動車用空調装置または自動車)の振動等に
より、クランク26が振れ、カム溝27がカラー
28を叩き、音が発生し、使用者に不快感を与え
るという問題点を有していた。
バー21が第5図Aの状態にあるとき、カム溝2
7とカラー28の間に隙間29があると、風圧や
ダンパ25の自重によるダンパ25の振れ、およ
び本操作力伝達装置の装着されている機器(例え
ば自動車用空調装置の操作力伝達装置において
は、自動車用空調装置または自動車)の振動等に
より、クランク26が振れ、カム溝27がカラー
28を叩き、音が発生し、使用者に不快感を与え
るという問題点を有していた。
そこで、上記隙間29を無くすることが必要で
あるが、カム溝27およびカラー28の製作上、
寸法公差は必要であり、隙間29を0とすること
は不可能である。
あるが、カム溝27およびカラー28の製作上、
寸法公差は必要であり、隙間29を0とすること
は不可能である。
逆に、カラー28の外径をカム溝27の内径よ
り大きくして締り嵌め状態にすると、ピン23の
動きが重く、クランク26の運動が滑らかでなく
なり、レバー21の操作力が増加するという不具
合が発生することとなる。
り大きくして締り嵌め状態にすると、ピン23の
動きが重く、クランク26の運動が滑らかでなく
なり、レバー21の操作力が増加するという不具
合が発生することとなる。
本考案は上記点に鑑み、カム溝とカラーの間の
隙間を無くし、カム溝のカラー叩きによる音の発
生を防ぎかつクランクが滑らかに連動し、レバー
の操作力が増加しない製作可能な操作力伝達装置
を提供するものである。
隙間を無くし、カム溝のカラー叩きによる音の発
生を防ぎかつクランクが滑らかに連動し、レバー
の操作力が増加しない製作可能な操作力伝達装置
を提供するものである。
問題点を解決するための手段
上記問題点を解決するために本考案の操作力伝
達装置は、円弧運動をするレバーと、このレバー
の運動に応じた円弧運動をする金属製クランク
と、このクランクの運動に応じ前記クランクと連
結されたダンパ軸が回転運動を行ない、前記ダン
パ軸の回転運動により開閉動作を行なうダンパを
備え、前記レバーの一端には樹脂製カラーを装着
したピンが固設されており、前記クランクには前
記ピンが挿入するカム溝が形成されており、前記
カラーには外径が前記カム溝の内径より大きい部
分が複数個所スリツト状に形成されているという
構成を備えたものである。
達装置は、円弧運動をするレバーと、このレバー
の運動に応じた円弧運動をする金属製クランク
と、このクランクの運動に応じ前記クランクと連
結されたダンパ軸が回転運動を行ない、前記ダン
パ軸の回転運動により開閉動作を行なうダンパを
備え、前記レバーの一端には樹脂製カラーを装着
したピンが固設されており、前記クランクには前
記ピンが挿入するカム溝が形成されており、前記
カラーには外径が前記カム溝の内径より大きい部
分が複数個所スリツト状に形成されているという
構成を備えたものである。
作 用
本考案は上記したように、カラーには外径がカ
ム溝の内径より大きい部分があるので、カラーと
カム溝の間には隙間が無く、カム溝がカラーを叩
き、音を発生することが無くなり、またカラーの
外径がカム溝の内径より大きい部分はスリツト状
に形成さているため、クランクは滑らかに運動
し、レバーの操作力も増加しないこととなる。
ム溝の内径より大きい部分があるので、カラーと
カム溝の間には隙間が無く、カム溝がカラーを叩
き、音を発生することが無くなり、またカラーの
外径がカム溝の内径より大きい部分はスリツト状
に形成さているため、クランクは滑らかに運動
し、レバーの操作力も増加しないこととなる。
実施例
以下、本考案の一実施例を添付図面を参考に説
明する。
明する。
第1図は本考案の自動車用空調装置への使用例
を示すもので、コントロールケーブル1は車室内
の空調制御パネルの切換レバー(図示せず)によ
り操作されるものであり、その芯線2はレバー3
の一端に連結されている。このレバー3は支点4
を中心に円弧運動するもので、その他端に固設し
たピン5には樹脂製カラー6が装着されており、
さらに金属製クランク7のカム溝8に挿入されク
ランク7と連結されている。また前記クランク7
には、ダンパ9に開閉動作を行なわせるために回
転運動を行なうダンパ軸10が連結されている。
なお、前記カラー6には外径が前記カム溝8の内
径より若干(製作上の寸法公差を考慮し)大きい
部分11が、複数個所スリツト状に形成されてい
る。
を示すもので、コントロールケーブル1は車室内
の空調制御パネルの切換レバー(図示せず)によ
り操作されるものであり、その芯線2はレバー3
の一端に連結されている。このレバー3は支点4
を中心に円弧運動するもので、その他端に固設し
たピン5には樹脂製カラー6が装着されており、
さらに金属製クランク7のカム溝8に挿入されク
ランク7と連結されている。また前記クランク7
には、ダンパ9に開閉動作を行なわせるために回
転運動を行なうダンパ軸10が連結されている。
なお、前記カラー6には外径が前記カム溝8の内
径より若干(製作上の寸法公差を考慮し)大きい
部分11が、複数個所スリツト状に形成されてい
る。
以上のように構成された操作力伝達装置につい
て、その動作を説明する。
て、その動作を説明する。
車室内の空調制御パネルの切換レバー(図示せ
ず)を操作すると、コントロールケーブル1の芯
線2の先端2aが移動し、レバー3が支点4を中
心に円弧運動を行ない、レバー3に固設されたピ
ン5も円弧運動を行なう。この時、ピン5の動き
はカム溝8を介して、クランク7に伝達され、ク
ランク7も円弧運動を行なう。するとクランク7
に連結されたダンパ軸10が回転運動を行ない、
ダンパ9が開閉動作を行なうこととなる。
ず)を操作すると、コントロールケーブル1の芯
線2の先端2aが移動し、レバー3が支点4を中
心に円弧運動を行ない、レバー3に固設されたピ
ン5も円弧運動を行なう。この時、ピン5の動き
はカム溝8を介して、クランク7に伝達され、ク
ランク7も円弧運動を行なう。するとクランク7
に連結されたダンパ軸10が回転運動を行ない、
ダンパ9が開閉動作を行なうこととなる。
上記動作において、ピン5に装着されたカラー
6には外径がカム溝8の内径より若干大きい部分
11が、複数個スリツト状に形成されているの
で、カラー6とカム溝8の間には隙間は存在せ
ず、カム溝8がカラー6を叩き、音を発生し、使
用者に不快感を与えることは無い。また、カラー
6の外径がカム溝8の内径より大きい部分11
は、若干寸法(製作上の寸法公差により隙間が存
在することのない程度)である上に、スリツト状
になつているために、そのクランク7へ与える力
は弱く、ピン5の動きが重く、クランク7の運動
が滑らかでなくなり、レバー3の操作力が増加す
るという不具合も発生しない。
6には外径がカム溝8の内径より若干大きい部分
11が、複数個スリツト状に形成されているの
で、カラー6とカム溝8の間には隙間は存在せ
ず、カム溝8がカラー6を叩き、音を発生し、使
用者に不快感を与えることは無い。また、カラー
6の外径がカム溝8の内径より大きい部分11
は、若干寸法(製作上の寸法公差により隙間が存
在することのない程度)である上に、スリツト状
になつているために、そのクランク7へ与える力
は弱く、ピン5の動きが重く、クランク7の運動
が滑らかでなくなり、レバー3の操作力が増加す
るという不具合も発生しない。
なお、ピン5とカラー6の関係においても、上
記と同様の問題が存在しうるが、その場合には、
カラー6に内径がピン5の外径より若干小さい部
分をスリツト状に複数個所形状すればよく、カム
溝8とカラー6の間の隙間およびカラー6とピン
5の間の隙間を同時に無くすることも可能であ
る。
記と同様の問題が存在しうるが、その場合には、
カラー6に内径がピン5の外径より若干小さい部
分をスリツト状に複数個所形状すればよく、カム
溝8とカラー6の間の隙間およびカラー6とピン
5の間の隙間を同時に無くすることも可能であ
る。
また、上記実施例では本考案の好適な使用例を
示すものであるが、本考案はこれに限定されるこ
となく、種々な形式のレバー機構、種々な用途に
広く適用できることはもちろんである。
示すものであるが、本考案はこれに限定されるこ
となく、種々な形式のレバー機構、種々な用途に
広く適用できることはもちろんである。
考案の効果
以上のように本考案は操作力伝達装置のカラー
に、外径がカム溝の内径より大きい部分を複数個
所スリツト状に設けることにより、カム溝のカラ
ー叩きによる音の発生を防ぎ、かつクランクを滑
らかに運動させ、レバーの操作力を増加させるこ
となく、容易に製作、提供することができる。
に、外径がカム溝の内径より大きい部分を複数個
所スリツト状に設けることにより、カム溝のカラ
ー叩きによる音の発生を防ぎ、かつクランクを滑
らかに運動させ、レバーの操作力を増加させるこ
となく、容易に製作、提供することができる。
第1図は本考案の一実施例による操作力伝達装
置の平面図、第2図は第1図B−B線断面図、第
3図は第2図のC矢視図、第4図は同装置による
カラーの斜視図、第5図は従来の操作力伝達装置
の平面図、第6図は第5図のD−D線断面図、第
7図は従来例のカラー斜視図である。 3……レバー、5……ピン、6……カラー、7
……クランク、8……カム溝、9……ダンパ、1
0……ダンパ軸、11……カム溝内径より大きい
部分。
置の平面図、第2図は第1図B−B線断面図、第
3図は第2図のC矢視図、第4図は同装置による
カラーの斜視図、第5図は従来の操作力伝達装置
の平面図、第6図は第5図のD−D線断面図、第
7図は従来例のカラー斜視図である。 3……レバー、5……ピン、6……カラー、7
……クランク、8……カム溝、9……ダンパ、1
0……ダンパ軸、11……カム溝内径より大きい
部分。
Claims (1)
- 円弧運動をするレバーと、このレバーの運動に
応じた円弧運動をする金属製クランクと、このク
ランクの運動に応じ前記クランクと連結されたダ
ンパ軸が回転運動を行ない、前記ダンパ軸の回転
運動により開閉動作を行なうダンパを備え、前記
レバーの一端には樹脂製カラーを装着したピンが
固設されており、前記クランクには前記ピンが挿
入するカム溝が形成されており、前記カラーには
外径が前記カム溝の内径より大きい部分が複数個
所スリツト状に形成されている操作力伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5140487U JPH0545886Y2 (ja) | 1987-04-03 | 1987-04-03 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5140487U JPH0545886Y2 (ja) | 1987-04-03 | 1987-04-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63158647U JPS63158647U (ja) | 1988-10-18 |
JPH0545886Y2 true JPH0545886Y2 (ja) | 1993-11-29 |
Family
ID=30875630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5140487U Expired - Lifetime JPH0545886Y2 (ja) | 1987-04-03 | 1987-04-03 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0545886Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007193767A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-08-02 | Denso Corp | 操作レバー装置 |
-
1987
- 1987-04-03 JP JP5140487U patent/JPH0545886Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63158647U (ja) | 1988-10-18 |
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