JPH055049Y2 - - Google Patents

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JPH055049Y2
JPH055049Y2 JP14362186U JP14362186U JPH055049Y2 JP H055049 Y2 JPH055049 Y2 JP H055049Y2 JP 14362186 U JP14362186 U JP 14362186U JP 14362186 U JP14362186 U JP 14362186U JP H055049 Y2 JPH055049 Y2 JP H055049Y2
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JP
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door
arm
operating
guide
inner wire
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車用空気調和装置における各種ド
アの作動用アーム構造に関するものである。
〔従来技術〕
一般に自動車用空気調和装置は内気および外気
をヒータユニツトに導くようにしている。
このヒータユニツト1は第4図ないし第7図に
示すように、ケース2内にヒータコア3が配設さ
れ、このヒータコア3の入口部にはエアミツクス
ドア4が回動自在に取り付けられている。このド
ア4の回転軸5にはドア作動用アーム6が基端が
固定され、このアーム6の揺動端には前記ケース
2の外壁にクランプ7を介して固定された入力伝
達用ケーブル8のインナワイヤ8aが連結されて
いる。
そして、ケーブル8のインナワイヤ8aに操作
入力が加わると、ドア作動用アーム6が揺動して
ドア4が回動するものである。
前記ドア作動用アーム6の作動状態は第8図
a,b,cより明らかである。
すなわち、第8図a,b,cに示す曲線3は
夫々ストロークに対する実質アーム長l3、ドア4
を動かすのに必要なトルクTおよびインナワイヤ
8aにかかる力F(=T/l3)を示す。
なお、このような従来技術に類似の技術は実開
昭61−64009号公報に開示されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の構造にあつて
は、ドア作動用アーム6を回転角θだけ動かす
と、その実質アーム長l3(l3=l0sinθ)は作動範囲
両端部で短くなり、しかも該両端ではドア4に働
く風圧が大きくなるため、トルクTは大きくな
る。
したがつて、ドア4を動かすために、インナワ
イヤ8aにかかる力Fは該両端部で大きく変動し
て操作力が重くなりその操作フイーリングが悪く
なるという問題点があつた。
本考案はこのような問題点に着目してなされた
もので、各種ドアの操作フイーリングを良好とし
た自動車用空気調和装置におけるドアの作動用ア
ーム構造を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はかかる目的を達成するため、自動車用
空気調和装置の各種ドアを作動するドア作動用ア
ームを前記ドアの回転方向に対する法線方向に向
けながら且つ、実質アーム長を略一定もしくは一
定としたままスライド可能とするとともに、その
スライド軌跡を定めるガイドを設けたものであ
る。
〔作用〕
ドア作動用アームに操作入力が加わると、該ア
ームが揺動するが、この際該アームはガイドによ
り規制されてそのアーム長が変化しても、その作
動トルクに影響する実質アーム長は略一定のた
め、作動範囲両端での操作力は、略一定を保てる
ようになるため、従来より軽減し、操作フイーリ
ングが良好となる。この場合アームはドアの回転
方向に対する法線方向に向いている。
〔実施例〕
以下図面を参照して本考案の一実施例を説明す
る。
なお、従来と同一の部品には同一の符号を付
す。
第1図および第2図において、エアミツクスド
ア4の回転軸5はドア作動用アーム6との結合端
が互いに平行する平面5a1,5a2を有する太鼓状
となつている。一方、前記ドア作動用アーム6の
基端には該アーム6の長手方向に延びる摺動用長
孔6aが形成されており、この長孔6aに前記ド
ア回転軸5の太鼓状結合端5a1,5a2が摺動自在
に係合している。もつて前記回転軸5に前記ドア
作動用アーム6がドア4の回転方向に対する法線
方向にスライド可能に結合されている。前記ドア
作動用アーム6の中途にはピン9が突設され、こ
のピン9に摺動自在に係合する前記ドア作動用ア
ーム6のスライド軌跡を定めるための直線状のガ
イド10Aが前記ケース2に固設されている。
このガイド10Aは揺動中心状態における前記
ドア作動用アーム6に対して略直交している。
なお、前記回転軸5の端部にはドア作動用アー
ム6の抜け止め用片11が固定されているが、こ
れに代えて前記ピン9とガイド10Aを摺動機能
を阻害しないように係止するようにしても良い。
かかる構成につき、図示しない操作レバーを操
作してケーブル8のインナワイヤ8aに入力が加
わると、ドア作動用アーム6が揺動し、これに結
合した回転軸5が回転してドア4が回動する。こ
の際ドア作動用アーム6はピン9を介してガイド
10Aによりその動きを規制されそのインナワイ
ヤ8aとの連結点12が第2図の如くガイド10
Aと平行する直線Bに近接する曲線Aを描くよう
に移動する。
この移動は長孔6aの作用により円滑に行われ
る。この場合、ストロークに対する実質アーム長
l、ドア4を動かすのに必要なトルクTおよびイ
ンナワイヤ8aにかかる力F(=T/l)は夫々
第3図a,b,cにおける二点鎖線1で示した通
りとなる。すなわち、実質アーム長lはピン9と
力F′の作動点12との距離差をl′とし、作動用ア
ーム6の回転角をθをすると、l1=l0−l′sinθ(但
しl0>>l′)となり、従来における実質アーム長l3
=l0sinθより充分長く、その変化代は逆に少ない
のでインナワイヤ8aにかかる力F′は第3図cに
示すように作動範囲両端において従来のものに比
し低減し、操作力が軽くなり、操作フイーリング
が良好となる訳である。
なお、前記ガイド10Aは前記実施例のよう
に、直線状でなく第2図において、実線で示すよ
うに、ドア作動用アーム6の作動両端で回転軸5
から遠ざかるような弯曲状10Bとしても良く、
この場合、アーム6の揺動ストロークに対する実
質アーム長l2はl2=l0と一定不変になりインナワ
イヤ8aにかかる力F′も一定不変となり夫々第3
図a,cにおける実線2で示すようになる。すな
わち、この場合、力F′は更に低減し、しかも第2
図B線上にて始終作用することになるので一定と
なり、操作フイーリングは一層良好となる訳であ
る。
なお、上記説明では、ドアとしてヒータユニツ
トのものについて説明したが、本考案においては
インテークユニツト等自動車用空気調和装置の他
の各種ドアにも適用できることは勿論である。
〔効果〕
以上説明してきたように、本考案によれば、各
種ドアの操作フイーリングを良好なものとするこ
とができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略説明用斜
視図、第2図は本考案の他の実施例を含む第1図
の要部平面図、第3図a,b,cは夫々本考案の
特性図、第4図は従来例を示すヒータユニツトの
説明用斜視図、第5図はその一部の断面図、第6
図は同じくその異なる一部の斜視図、第7図はそ
の平面図、第8図a,b,cは夫々その特性図で
ある。 4……エアミツクスドア、5……回転軸、6…
…ドア作動用アーム、6a……長孔、9……ピ
ン、10A,10B……ガイド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車用空気調和装置の各種ドアを作動するド
    ア作動用アームを前記ドアの回転方向に対する法
    線方向にスライド可能とするとともに、そのスラ
    イド軌跡を定めるガイドを設けたことを特徴とす
    る自動車用空気調和装置におけるドアの作動用ア
    ーム構造。
JP14362186U 1986-09-18 1986-09-18 Expired - Lifetime JPH055049Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14362186U JPH055049Y2 (ja) 1986-09-18 1986-09-18

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14362186U JPH055049Y2 (ja) 1986-09-18 1986-09-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6348612U JPS6348612U (ja) 1988-04-02
JPH055049Y2 true JPH055049Y2 (ja) 1993-02-09

Family

ID=31053476

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JP14362186U Expired - Lifetime JPH055049Y2 (ja) 1986-09-18 1986-09-18

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JPS6348612U (ja) 1988-04-02

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