JP2561998Y2 - 車両用空調機のドア開閉装置 - Google Patents

車両用空調機のドア開閉装置

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JP2561998Y2
JP2561998Y2 JP1992045310U JP4531092U JP2561998Y2 JP 2561998 Y2 JP2561998 Y2 JP 2561998Y2 JP 1992045310 U JP1992045310 U JP 1992045310U JP 4531092 U JP4531092 U JP 4531092U JP 2561998 Y2 JP2561998 Y2 JP 2561998Y2
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ring
cable
lever
pin
door
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JP1992045310U
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久生 奈雲
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Bosch Corp
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  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用空調機のドア開
閉レバーの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用空調機には、DEFモー
ド、FOOTモード、VENTモードなどのモードが設
けられ、この種の空調機にはそれぞれのモードを切り替
えるためのモード切り替えドアなどが設けられている。
このドアは、通常、シャフトに取り付けられており、こ
のシャフトにはドア開閉用のレバーが取り付けられる。
このレバーには、図8に示すように、ピン51が設けら
れ、このピン51には、図9に示すように、ケーブル5
3の先端のリング54がはめこまれている。そして、ケ
ーブル53を操作することにより、レバー55が揺動し
て、このレバー55に連結されたシャフト(図示せず)
を介してドアが開閉される構造である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、ケーブル53の操作時にリング54を通して
伝えられる開閉力がピン51に直接かかるという問題が
ある。
【0004】従来では、小型化をはかるために、レバー
55のピン51は径が細く、また樹脂でつくられたもの
もあり、このようなものでは開閉力が直接加わった場合
に、そのピン51が折れるなどのおそれがある。
【0005】そこで、本考案の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解決し、ケーブル操作時の開閉力
によってピンが折れたりすることのない自動車用空調機
のドア開閉装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、ユニットケースにドア開閉用のレバーを
設け、このレバーの係止ピンにケーブル先端のリングを
引掛けてケーブル操作によりドアを開閉するドア開閉装
置において、レバーの係止ピンの周囲にリング押え部材
を設け、ケーブル操作時におけるリングをリング押え部
材と係止ピンとの2点で保持するようにしたものであ
る。
【0007】
【作用】本考案によれば、ケーブル操作時に、リングは
ピンとリング押え部材との2点でささえられるので、ケ
ーブル操作時の開閉力は2ヶ所に分散されることにな
り、ピンに加わる力は従来のものと比べてほぼ半分に減
少する。したがって、例えばピンが樹脂で細く形成され
ていたとしても、ピンの折損はおこりにくい。
【0008】
【実施例】以下、本考案による車両用空調機のドア開閉
装置の一実施例を図1〜図4を参照して説明する。
【0009】図4において、1はプラスチック製のユニ
ットケースを示している。このユニットケース1の開口
部にはフランジ3が設けられ、このフランジ3の内側に
はケース1の通風路を閉塞自在にドア5が設けられてい
る。このドア5はケース1を貫通するドアシャフト7に
取り付けられ、このドアシャフト7の端部7aにはレバ
ー9が固定されている。このレバー9には操作ケーブル
27が連結され、この操作ケーブル27は図示を省略し
た制御器に連結されている。
【0010】図示されたドア5は、VENTモードで開
かれるドアであり、このVENTモードの選択は制御器
により行われる。即ち、制御器を操作すると、ケーブル
27及びレバー9を介してドア5も開閉される。なお、
このケース1にはFOOTモード、及びDEFモードで
開かれるドアも一緒に取り付けられている。
【0011】ところで、本実施例によれば、レバー9の
先端と操作ケーブル27の先端とを連結する構造に特徴
を有する。
【0012】図1において、ドア開閉用レバー9の先端
には係止ピン21が設けられ、この係止ピン21の周囲
にはリング状のリング押え部材23が設けられている。
このリング押え部材23は一部25が切り欠かれてお
り、この切り欠き部25には図2に示すように、操作ケ
ーブル27が通される。
【0013】このケーブル27の先端には接続用のリン
グ29が固着され、このリング29は係止ピン21とリ
ング押え部材23との間に嵌め込まれる。なお、リング
29はケーブル27の先端をコイルばね状に巻いて形成
してもよい。
【0014】これによれば、図2に示すように、ケーブ
ル27が矢印Xの方向に引張られる際に、リング29の
内周と係止ピン1の外周とが点P1 で接触すると共に、
リング29の外周とリング押え部材23の内周とが点P
2 で接触し、図3に示すように、ケーブル27が矢印Y
の方向に押し動かされる際に、リング29の内周と係止
ピン1の外周とが点P3 で接触すると共に、リング29
の外周とリング押え部材23の内周とが点P4 で接触す
る構成である。
【0015】次に図1を参照して、実施例の作用を説明
する。
【0016】ケーブル27に接続されるリング29を係
止ピン21とリング押え部材23との間に嵌め混み、ケ
ーブル27を操作することにより、レバー9が揺動して
レバー9に連結されたシャフト7を介してドア5が開閉
される。
【0017】このケーブル操作時には、リング29を通
して伝えられる開閉力は全てがピン21に直接かかるこ
とはなく、リング押え部材23と係止ピン21との2点
(例えばP1 、P2 、あるいはP3 、P4 )で保持され
る。したがって、開閉力がピン21のみに直接加わった
場合には、そのピン21が折れるなどのおそれがあった
が、開閉力が2点で保持されるために、極めて折れにく
いものとなる。
【0018】このことは、小型化により係止ピン21が
細くなった場合でも、開閉力が2点で保持されるためピ
ン21にかかる開閉力が1/2になるので、折れにく
く、性能のよい装置が提供できることを示す。
【0019】従って、本実施例によると、操作ケーブル
27がいずれの方向X,Yに操作されても、リング29
は、P1 またはP2 、P3 またはP4 、の必ず2点でさ
さえられるので、係止ピン21に作用する操作ケーブル
27の開閉力は半分になり、よって、係止ピン21の太
さを細くしても、またそれを樹脂製にしても強度的に耐
え得るものにすることができる。また、リング29を2
点でささえるので、いわゆる係合部間のガタつきが少な
くなるし、リング29を保持する力が増大するので、リ
ング29が抜けにくくなる。
【0020】操作ケーブル27がX,Y方向に操作され
る際には、レバー9は揺動するので、ケーブル27は係
止ピン21を中心にして所定の振れ幅をもって揺動する
ことになる。しかして、この振れ幅に相当する分だけ、
上記のリング押え部材23には切り欠き部25が設けら
れる。
【0021】しかしながら、この切り欠き部25は、図
5に示すように、リング押え部材23の高さを一部切り
欠いてつくってもよい。また、同様の考えで、図6に示
すように、所定の間隔をあけてリング押え部材31、3
3を設け、これらリング押え部材31,33に対向する
ようにリング押え部材35を設けてもよい。これによれ
ば、操作ケーブル27の操作時に、リング29がいずれ
かのリング押え部材31,33,35に当接するので、
上記の実施例と同様に、その開閉力を分散させることが
できる。
【0022】また、図7は他の実施例を示す。
【0023】これによると、レバー40には係止ピン4
1が設けられ、その先端にはスリット43が設けられ
る。そして、そこに操作ケーブル44のリング45を嵌
め込むに際しては、リング45を上方より押し込むと、
スリット43の分だけ係止ピン41先端の径が細くな
り、リング45が嵌め込まれた後には、係止ピン41の
先端は復元して元の太さになる構成である。
【0024】これによれば、ピン41の外周部41aに
よってリング45は抜け止めされるので、連結が外れる
ようなことはない。
【0025】
【考案の効果】本考案は、ケーブル操作時に、リングを
リング押え部材と係止ピンの2点で保持するようにした
ので、リングを通して伝えられる開閉力が、ピンに直接
かからず、2ヶ所に分散されるので、ピンに加わる力は
従来のものに比べてほぼ半分に減少し、ピン折損がおこ
りにくいという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による車両用空調機のドア開閉装置の一
実施例を示す斜視図である。
【図2】同じく、縦断面図である。
【図3】同じく、縦断面図である。
【図4】ユニットケースを示す斜視図である。
【図5】他の実施例を示すレバー先端の斜視図である。
【図6】他の実施例を示すレバー先端の平面図である。
【図7】他の実施例を示すレバー先端の平面図である。
【図8】従来のレバー先端を示す斜視図である。
【図9】同じく、縦断面図である。
【符号の説明】
1 ユニットケース 9 ドア開閉用レバー 21 係止ピン 23 リング押え部材 25 切り欠き部 27 操作ケーブル 29 リング P1 ,P2 ,P3 ,P4 接触点

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニットケースにドア開閉用のレバーを
    設け、このレバーの係止ピンにケーブル先端のリングを
    引っ掛けてケーブル操作によりドアを開閉するドア開閉
    装置において、前記レバーの係止ピンの周囲にリング押
    え部材を設け、ケーブル操作時における前記リングを前
    記リング押え部材と前記係止ピンとの2点で保持するよ
    うにしたことを特徴とする車両用空調機のドア開閉装
    置。
JP1992045310U 1992-06-05 1992-06-05 車両用空調機のドア開閉装置 Expired - Lifetime JP2561998Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992045310U JP2561998Y2 (ja) 1992-06-05 1992-06-05 車両用空調機のドア開閉装置

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JP1992045310U JP2561998Y2 (ja) 1992-06-05 1992-06-05 車両用空調機のドア開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06821U JPH06821U (ja) 1994-01-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6034625U (ja) * 1983-08-18 1985-03-09 カルソニックカンセイ株式会社 レバ−用リタ−ンスプリングの取付け装置
JPH0230711U (ja) * 1988-08-22 1990-02-27

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JPH06821U (ja) 1994-01-11

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